JPH0621744U - 電気加熱触媒担体 - Google Patents
電気加熱触媒担体Info
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- JPH0621744U JPH0621744U JP3552191U JP3552191U JPH0621744U JP H0621744 U JPH0621744 U JP H0621744U JP 3552191 U JP3552191 U JP 3552191U JP 3552191 U JP3552191 U JP 3552191U JP H0621744 U JPH0621744 U JP H0621744U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、自動車,産業用車両等に、排気ガ
スを浄化するために搭載される触媒担体に係わり、特
に、電気により触媒担持体を加熱するようにした電気加
熱触媒担体に関し、簡易な構造により触媒担持体を均一
に加熱することを目的とする。 【構成】 触媒担持体35を、一方の電極31に一端を
接続される一側触媒担持体37と、他方の電極33に一
端を接続される他側触媒担持体39とから構成し、一側
触媒担持体37と他側触媒担持体39とを複数箇所にお
いて接触させ、この接触部を接合して構成する。
スを浄化するために搭載される触媒担体に係わり、特
に、電気により触媒担持体を加熱するようにした電気加
熱触媒担体に関し、簡易な構造により触媒担持体を均一
に加熱することを目的とする。 【構成】 触媒担持体35を、一方の電極31に一端を
接続される一側触媒担持体37と、他方の電極33に一
端を接続される他側触媒担持体39とから構成し、一側
触媒担持体37と他側触媒担持体39とを複数箇所にお
いて接触させ、この接触部を接合して構成する。
Description
【0001】
本考案は、自動車,産業用車両等に、排気ガスを浄化するために搭載される触 媒担体に係わり、特に、電気により触媒担持体を加熱するようにした電気加熱触 媒担体に関する。
【0002】
一般に、自動車の排気系には、排気ガスを浄化するため、触媒コンバータが配 置されているが、このような触媒コンバータでは、触媒担体の温度が低いと触媒 が活性化されないため、エンジン等の始動時には、排気ガスの充分な浄化が困難 になるという問題があった。
【0003】 そこで、例えば、特開平2−223622号公報に開示されるように、触媒担 体の温度が低い、エンジン等の始動時に、電気により触媒担持体を加熱するよう にした電気加熱触媒担体が開発されている。 図6は、この種の電気加熱触媒担体を示すもので、この電気加熱触媒担体では 、中央に一側の電極11が配置され、この電極11を囲繞して他側の電極13が 配置されている。
【0004】 そして、一側の電極11と他側の電極13との間に、導電性金属からなる板状 の触媒担持体15が配置され、触媒担持体15の一端および他端が、溶接17に より一側の電極11および他側の電極13に接続されている。 このような電気加熱触媒担体では、一側の電極11と他側の電極13との間に 電圧を印加すると、触媒担持体15に通電され、触媒担持体15の電気抵抗によ り触媒担持体15が発熱される。
【0005】
しかしながら、このような電気加熱触媒担体では、触媒担持体15の電極11 ,13への溶接17部の抵抗が、触媒担持体15の抵抗より大きくなるため、触 媒担持体15の溶接17部の近傍の温度が異常に上昇し、触媒担持体15を均一 に加熱することが困難になるという問題があった。
【0006】 本考案は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、簡易な構造に より触媒担持体を均一に加熱することができる電気加熱触媒担体を提供すること を目的とする。
【0007】
本考案に係わる電気加熱触媒担体は、一対の電極の間に、導電性金属からなる 触媒担持体を配置し、前記電極により、前記触媒担持体に通電し、触媒担持体を 発熱させる電気加熱触媒担体において、前記触媒担持体を、前記一方の電極に一 端を接続される一側触媒担持体と、前記他方の電極に一端を接続される他側触媒 担持体とから構成し、前記一側触媒担持体と他側触媒担持体とを複数箇所におい て接触させ、この接触部を接合してなるものである。
【0008】
本考案の電気加熱触媒担体では、一側触媒担持体と他側触媒担持体との接合部 での電気抵抗が大きく、接合部で発熱する。
【0009】
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明する。 図1および図2は、本考案の電気加熱触媒担体の一実施例を示しており、図に おいて、符号31,33は、所定間隔を置いて配置される一側電極および他側電 極を示している。
【0010】 これ等の電極31,33の間には、例えば、ステンレス等の導電性金属からな る複数の板状の触媒担持体35が配置されている。 これ等の触媒担持体35は、一側電極31に一端を接続される一側触媒担持体 37と、他側電極33に一端を接続される他側触媒担持体39とから構成されて おり、一側触媒担持体37と他側触媒担持体39とが交互に配置されている。
【0011】 一側触媒担持体37は、波状に形成され、他側触媒担持体39は平板状に形成 されている。 そして、一側触媒担持体37の波の頂部41が隣接する他側触媒担持体39に 、複数箇所において接触され、この接触部が接合され、接合部43が形成されて いる。
【0012】 なお、一側触媒担持体37の頂部41と、他側触媒担持体39との接合は、一 側触媒担持体37の頂部41と、他側触媒担持体39とを接触させた状態で、こ れ等を高温雰囲気中に収容し、拡散接合することにより行われる。 図3は、一側電極31および他側電極33の詳細を示すもので、符号45は、 例えば、銅からなる円柱状の棒状部材を示している。
【0013】 この棒状部材45には、一端側から軸長方向にスリット部47が形成されてい る。 このスリット部47には、例えば、数枚から10枚程度の一側触媒担持体37 または他側触媒担持体39の一端が挿入される。 棒状部材45の一端側には、螺子部49が形成され、この螺子部49には、ナ ット部材51が螺合されている。
【0014】 この螺子部49は、先端先細りのテーパ螺子からなり、ナット部材51を螺合 することにより、スリット部47の間隔が狭められるようになっている。 そして、螺子部49にナット部材51を螺合することにより、一側触媒担持体 37または他側触媒担持体39の一端が押圧状態で挟持されている。 なお、この実施例では、棒状部材45の両端には、後述する端板に、この棒状 部材45を固定するための取付部53が一体形成されている。
【0015】 また、この実施例では、同一のスリット部47に挿入される複数枚の一側触媒 担持体37および他側触媒担持体39の一端は、相互に溶接接合され、また、棒 状部材45に、溶接により接合されている。 図4および図5は、以上のように構成された電気加熱触媒担体を複数個使用し て構成される金属触媒コンバータを示している。
【0016】 これ等の図において符号55は、矩形筒状の筒状容器を示している。 この筒状容器55の一側および他側には、絶縁体からなる端板57,59が配 置され、一側の端板57には、排気ガス流入口61が形成され、他側の端板59 には、排気ガス流出口63が形成されている。 この筒状容器55内には、前述した電気加熱触媒担体65が、上下方向に所定 間隔を置いて3個配置されている。
【0017】 そして、端板57,59には、上下方向に所定の間隔を置いて貫通孔67が形 成されており、この貫通孔67には、棒状部材45の取付部53が挿入されてい る。 棒状部材45の取付部53には、リード線69が接続されており、下側の棒状 部材45には、バッテリー等の電源71が接続されている。
【0018】 しかして、以上のように構成された電気加熱触媒担体では、触媒担持体35を 、一方の電極31に一端を接続される一側触媒担持体37と、他方の電極33に 一端を接続される他側触媒担持体39とから構成し、一側触媒担持体37と他側 触媒担持体39とを複数箇所において接触させ、この接触部を接合したので、簡 易な構造により触媒担持体35を均一に加熱することが容易に可能となる。
【0019】 すなわち、以上のように構成された電気加熱触媒担体では、一側電極31と他 側電極33との間に電圧を印加すると、一側触媒担持体37と他側触媒担持体3 9とが接合部43において接続されているため、一側触媒担持体37,接合部4 3を通り、他側触媒担持体39に電気が通電されるが、一側触媒担持体37と他 側触媒担持体39との接合部43において電気抵抗が大きくなり、接合部43で 発熱するため、従来のように、触媒担持体の電極への溶接部の近傍の温度のみが 異常に上昇することがなくなり、簡易な構造により触媒担持体35を均一に加熱 することが容易に可能になる。
【0020】 また、以上のように構成された電気加熱触媒担体では、棒状部材45のスリッ ト部47に一側触媒担持体37または他側触媒担持体39の一端を挿入した状態 で、螺子部49にナット部材51を螺合すると、スリット部47の間隔が狭めら れ、一側触媒担持体37または他側触媒担持体39の一端が押圧状態で棒状部材 45に固定されるため、触媒担持体35を、電極31,33に、確実,強固に固 着することが容易に可能となる。
【0021】 なお、以上述べた実施例では、一側触媒担持体37を波形状にし、波形の頂部 41を他側触媒担持体39に接合した例について説明したが、本考案はかかる実 施例に限定されるものではなく、例えば、一側触媒担持体に適当な間隔で突起を 形成し、この突起を他側触媒担持体に接合しても良いことは勿論である。 また、以上述べた実施例では、他側触媒担持体39を平板状にした例について 説明したが、本考案はかかる実施例に限定されるものではなく、例えば、一側触 媒担持体の波形より小さい振幅の波形が形成される小波状にしても良いことは勿 論である。
【0022】
以上述べたように、本考案の電気加熱触媒担体では、触媒担持体を、一方の電 極に一端を接続される一側触媒担持体と、他方の電極に一端を接続される他側触 媒担持体とから構成し、一側触媒担持体と他側触媒担持体とを複数箇所において 接触させ、この接触部を接合したので、簡易な構造により触媒担持体を均一に加 熱することが容易に可能になるという利点がある。
【図1】本考案の電気加熱触媒担体の一実施例を示す正
面図である。
面図である。
【図2】図1の電気加熱触媒担体を示す上面図である。
【図3】図1の電極の棒状部材の詳細を示す側面図であ
る。
る。
【図4】図1の電気加熱触媒担体を複数用いて構成され
る金属触媒コンバータを示す斜視図である。
る金属触媒コンバータを示す斜視図である。
【図5】図4において上部の電気加熱触媒担体の上方位
置で水平方向に切断した断面図である。
置で水平方向に切断した断面図である。
【図6】従来の電気加熱触媒担体の一例を示す説明図で
ある。
ある。
31 一側電極 33 他側電極 35 触媒担持体 37 一側触媒担持体 39 他側触媒担持体 43 接合部
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の電極(31,33)の間に、導電
性金属からなる触媒担持体(35)を配置し、前記電極
(31,33)により、前記触媒担持体(35)に通電
し、触媒担持体(35)を発熱させる電気加熱触媒担体
において、前記触媒担持体(35)を、前記一方の電極
(31)に一端を接続される一側触媒担持体(37)
と、前記他方の電極(33)に一端を接続される他側触
媒担持体(39)とから構成し、前記一側触媒担持体
(37)と他側触媒担持体(39)とを複数箇所におい
て接触させ、この接触部を接合してなることを特徴とす
る電気加熱触媒担体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3552191U JP2524605Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 電気加熱触媒担体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3552191U JP2524605Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 電気加熱触媒担体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621744U true JPH0621744U (ja) | 1994-03-22 |
JP2524605Y2 JP2524605Y2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=12444057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3552191U Expired - Lifetime JP2524605Y2 (ja) | 1991-05-20 | 1991-05-20 | 電気加熱触媒担体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524605Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022504563A (ja) * | 2018-10-09 | 2022-01-13 | ヴィテスコ テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー | 電気的に加熱可能な加熱ディスク |
-
1991
- 1991-05-20 JP JP3552191U patent/JP2524605Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022504563A (ja) * | 2018-10-09 | 2022-01-13 | ヴィテスコ テクノロジーズ ゲー・エム・ベー・ハー | 電気的に加熱可能な加熱ディスク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2524605Y2 (ja) | 1997-02-05 |
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