JPH0621216U - 絶縁ケース及び磁心 - Google Patents

絶縁ケース及び磁心

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JPH0621216U
JPH0621216U JP1406392U JP1406392U JPH0621216U JP H0621216 U JPH0621216 U JP H0621216U JP 1406392 U JP1406392 U JP 1406392U JP 1406392 U JP1406392 U JP 1406392U JP H0621216 U JPH0621216 U JP H0621216U
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JP
Japan
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magnetic core
insulating case
outer cylinder
cylinder
inner cylinder
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Pending
Application number
JP1406392U
Other languages
English (en)
Inventor
裕彦 三木
Original Assignee
日立フェライト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型コアに用いて寸法精度が良く、作業性の
良い絶縁ケース及びそれを用いた磁心を提供する。 【構成】 外筒は内筒より高く形成され、磁性コア挿入
後前記外筒の前記内筒より突出した部分を折り曲げる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回路部品として使用されるフェライト磁心、アモルファス磁性合金 巻磁心、超微結晶磁性合金巻磁心等の磁性コアを保護する絶縁ケース、及びこれ を使用した磁心に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、回路部品として使用される磁性コアは、一部のNi―Znフェライ ト磁心を除き、活電部との短絡、酸化などの汚染、外力による破損から保護絶縁 のためにコーティング又はケース封入等の保護対策が行われている。 一般に大型、中型コア(内径6mm程度まで)では、コーティング又はケース 封入共に比較的容易に行われている。しかし、小型コアでは、主に比抵抗の高い Ni―Znフェライト磁心を用いていたため、コーティング又はケース封入共に 無しで使用されていた。 一方近年普及してきたアモルファス磁性合金又は超微結晶磁性合金等金属磁性 材料ではコアが脆弱であり、鋼材の比抵抗が低い等の理由により、使用に際して はコーティング又はケース封入による保護、絶縁処理が必要となっている。 このフェライト、金属磁性材料を用いた小型コアでは、保護、絶縁処理が必要 な場合主にコーティングにより保護、絶縁されていた。これは、小型コアをケー ス封入する場合、大量処理が困難で、作業性が悪く、コスト高となるからである 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の小型コアをコーティングする場合、主にエポキシ樹脂コーティングが行 われていた。このエポキシ樹脂コーティングでは、大量に処理することが可能と なるが、小型コアでは、内径が小さくなり過ぎるとか、寸法精度が悪いという問 題点があった。特にアモルファス磁性合金、超微結晶磁性合金の巻磁心では、リ ボン状に形成された合金を巻いて構成されるため、リボン層間に空気を含んでい る。そのため、コーティング表面に気泡、ピンホールが発生し易く、歩留り低下 を招いていた。またケース封入であれば、上記の歩留り低下の問題を解消できる が、小型コアでは、蓋部材が小さな部品となるため、取り扱い及び取り付けが困 難となり、作業性が悪く、コスト上昇につながる等実用的でなかった。 本考案は、上記の事を鑑みて、小型コアにおいて、寸法精度が良く、作業性の 良い絶縁ケース及び磁心を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、磁性コアを短絡、汚染、破損等から保護する絶縁ケースにおいて、 前記絶縁ケースは内筒と外筒とそれらを連結する底部とからなり、前記内筒、外 筒及び底部で囲まれる凹部にリング状磁性コアが挿入される絶縁ケースであり、 前記外筒は前記内筒より高く形成され、磁性コア挿入後前記外筒の前記内筒より 突出する部分を折り曲げて蓋とするものである。 また本考案は、円筒と、該円筒より高く形成された外筒と、それらを連結する 底部とからなる絶縁ケースと、アモルファス磁性合金又は超微結晶軟磁性合金か らなる巻磁心とからなり、前記外筒の前記内筒より突出する部分が、前記巻磁心 が挿入された後、熱及び圧力により折り曲げられて蓋とされている磁心である。 本考案では、絶縁ケースが1部品からなり、従来の絶縁ケースと異なり、別途 成形された蓋を用いないため、取り扱い及び作業性が良い。
【0005】 また本考案では、熱可塑性樹脂からなる絶縁ケースを用い、ケース側壁を予め 封入するコアよりも高く成形し、そのケース側壁を熱及び圧力を加えて折り曲げ 整形して蓋とすることにより、容易に磁心のケース封入が可能である。この本考 案に用いる熱可塑性樹脂としては、PBT、PPO、PP、ナイロン等が挙げら れるが、本考案はこれらの例に限定されるものではない。又、ケース側壁を整形 する整形具としては、市販の熱かしめ具、先端部にすり鉢状の窪みを形成し窪み 部分にテフロン加工を施した半田ごて等が挙げられる。
【0006】
【実施例】 本考案に係る一実施例の絶縁ケースの断面図を図1に示す。この実施例は、P BT樹脂(フィラー無し)で成型した絶縁ケースであり、内筒1と外筒2とそれ らを連結する底部3とから構成され、外筒2が内筒1よりも高く形成されている 。この実施例の絶縁ケースに磁心を封入した断面図を図2に示す。図2は、アモ ルファス磁性合金の巻磁心4を絶縁ケースの内筒1と外筒2と底部3とから囲ま れる凹部に挿入し、外筒2の突出する部分2aを熱及び圧力により折り曲げて、 蓋を構成したものである。この蓋を構成する様子を図3、図4に示す。まず、図 3に示すように磁心4を絶縁ケースに挿入する。次いで、上方より整形具5を降 下させる。この整形具5は、円すいの先端を切り取ったようなテーパー状の窪み 6を有している。この整形具5を約160℃に加熱して、図4に示すように絶縁 ケースに押し当てる。それにより、外筒2の突出した部分2aが折り曲げられて 蓋となる。この窪み6の角度θを例えば45度程度から順次180度に近いもの に替えながら、段階的に成型を行っても良い。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、一体物の絶縁ケースを用い、この絶縁ケースに磁心を挿入し 、整形具にてその絶縁ケースを整形し、蓋をして磁心のケース封入が可能であり 、作業性が良く、寸法精度も良い。特に小型コアに有効であり、更にアモルファ ス磁性合金又は超微結晶磁性合金の巻磁心として有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例の絶縁ケースの断面図で
ある。
【図2】本考案に係る一実施例の磁心の断面図である。
【図3】本考案に係る一実施例の製造工程の断面図であ
る。
【図4】本考案に係る一実施例の製造工程の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 底部 4 磁心 5 整形具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性コアを短絡、汚染、破損等から保護
    する絶縁ケースにおいて、前記絶縁ケースは円筒と外筒
    とそれらを連結する底部とからなり、前記内筒、外筒及
    び底部で囲まれる凹部にリング状磁性コアが挿入される
    絶縁ケースであり、前記外筒は前記内筒より高く形成さ
    れ、磁性コア挿入後前記外筒より突出する部分を折り曲
    げて蓋となるように構成されていることを特徴とする絶
    縁ケース。
  2. 【請求項2】 内筒と、該内筒より高く形成された外筒
    と、それらを連結する底部とからなる絶縁ケースと、ア
    モルファス磁性合金又は超微結晶軟磁性合金からなる巻
    磁心とからなり、前記外筒の前記内筒より突出する部分
    が、前記巻磁心が挿入された後、熱及び圧力により折り
    曲げられて蓋とされていることを特徴とする磁心。
JP1406392U 1992-02-13 1992-02-13 絶縁ケース及び磁心 Pending JPH0621216U (ja)

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