JPH06101406B2 - 電磁石におけるコイルアツセンブリの製造方法 - Google Patents

電磁石におけるコイルアツセンブリの製造方法

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JPH06101406B2
JPH06101406B2 JP26311586A JP26311586A JPH06101406B2 JP H06101406 B2 JPH06101406 B2 JP H06101406B2 JP 26311586 A JP26311586 A JP 26311586A JP 26311586 A JP26311586 A JP 26311586A JP H06101406 B2 JPH06101406 B2 JP H06101406B2
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JP
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electromagnet
resin
coil assembly
coil
case
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JP26311586A
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鋭郎 横井
直樹 船戸
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三明電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 本願発明は次に述べる問題点の解決を目的とする。
(産業上の利用分野) この発明は電磁石におけるコイ
ルアッセンブリの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来の電磁石におけるコイルアッセン
ブリの製造方法にあって、チューブアッセンブリ挿通用
の透孔が形成されているケースを用い、その中にコイル
等を存置させ、しかる後注型樹脂を注入する方法は、前
段取として注型用の治具を上記ケースの透孔に対して貫
通させた状態でねじ締め固定し、更には樹脂漏れを防ぐ
為にシリコングリス等で目張りをしておかねばならず、
その前段取作業に非常に手間のかかる問題点があった。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は上記従
来の問題点を除き、作業を手間少なく行い得るようにし
た電磁石におけるコイルアッセンブリの製造方法を提供
しようとするものである。
本願発明の構成は次の通りである。
(問題点を解決する為の手段) 本願発明は前記請求の
範囲記載の通りの手段を講じたものであってその作用は
次の通りである。
(作用) チューブアッセンブリの挿通予定部が仮蓋で
塞がれているケース内に、注型用の治具及びコイルを存
置させる。然る後注型樹脂をケース内に注入する。そし
て樹脂が硬化した後上記治具及び仮蓋を除去することを
特徴とする電磁石におけるコイルアッセンブリの製造方
法。
(実施例) 以下本願の実施例を示す図面について説明
する。電磁石の断面構造が示される第1図において、電
磁石1はコイルアッセンブリ2とチューブアッセンブリ
3と両者を一体に固定する締具4から成る。コイルアッ
センブリ2は第8図に示されるように上記チューブアッ
センブリ3を挿入する為の挿入空間2aを有している。こ
のコイルアッセンブリ2において、5はケース本体で、
アルミニウム等の金属材料或いはナイロン等の合成樹脂
でもって、平面形状が第3図の如き丸形の他に角形に形
成される。このケース本体5としては、自形を保てる程
度の腰を有するものであれば、硬質或いは軟質材料で形
成したものを用いることができる。6はケース本体5に
おける円筒部、7は係合用の凹凸部で、第3図に明示さ
れるよう多数が環状に並設されている。8はケース本体
5内に備えさせたコイル装置を示す。これにおいて、9
はボビン、10はコイル巻線、11はコイル巻線10に接続し
た電気素子で、例えばサージ吸収素子或いは整流素子等
が用いられる。12はコイル巻線10に接続したリード線、
13はリード線12に接続した電気接続ピンを夫々示す。1
4,15,16は周知のヨークで、外部磁気回路を形成するも
のであり、表面が絶縁処理された鉄板や珪素鋼板等の高
透磁率材料を一枚板で或いは多数枚を積み重ねることに
よって形成されてい。17は蓋で、樹脂又はアルミ等の材
料で形成され注型孔18を有している。19はケース本体5
とコイル装置8やヨーク14,15,16との間に充填した注型
樹脂を示す。この樹脂としては絶縁性が良好でかつコイ
ル装置8やヨーク14,15,16の相対移動を阻止する程度の
硬さをもったものが用いられる。その一例としてはエポ
キシ系の液状樹脂が用いられるがその他ポリエステル系
等の任意の樹脂材料を用いることもできる。
次にチューブアッセンブリ3において、21は固定鉄心
で、耐蝕軟磁性材料、電磁ステンレス、珪素鉄等の磁性
材料で形成され、バルブ装置に対する連結部22を有す
る。23は中空筒で、非磁性ステンレス等の極低透磁率材
料で形成され、一端が固定鉄心21に溶接してある。24は
閉鎖体で、中空筒23の他端に溶接してある。25は閉鎖体
24の外周面に形成された螺合用の雄ねじ部、26は閉鎖体
の軸心部に進退自在に備えた周知のプッシュピン、27は
気密性保持用のOリングを示す。28は中空筒23内に備え
させた可動鉄心で、第1図において上下方向への進退が
自在となっている。29はロッドで、可動鉄心28の動きを
バルブ装置に伝える為のものであり、高マンガン鋼や窒
素入ステンレス鋼のように加工硬化させても磁化されな
い材料で形成される。
次に締具4において、31は雌ねじ部、32は係合部で、前
記凹凸部7と係合可能に構成してある。
次に上記構成の電磁石1の製造手順について説明する。
コイルアッセンブリ2とチューブアッセンブリ3とを夫
々別工程で製造する。コイルアッセンブリ2の製造は以
下のようにして行う。先ず第2図に示されるようなケー
ス34を周知の成形手段でもって形成する。このケース34
において、35は仮蓋で、ケース本体5におけるチューブ
アッセンブリの挿通予定部(筒部6の内側)を塞ぐもの
である。36は本体5と仮蓋35との連結部を示す。その構
造を詳細に示す第7図において、37は環状溝で、断面V
字状に形成されている。尚第7図において符号A〜Dで
示される部分の寸法の一例はAが1.5mm、Bが1〜1.5m
m、Cが0.5〜0.8mm、Dが0.2mm程度である。尚上記環状
溝37は仮蓋35の内面側(第7図において下面)に備えさ
せても良い。次に第4図に示す好くケース34内にヨーク
14,15、コイル装置8、ヨーク16、蓋17の順に装着した
後注型用の治具38を挿入し、その先端をケース本体5に
おける円筒部6の内側に位置させる。上記治具38の外径
はチューブアッセンブリ3の外径と同寸又は0.1mm程大
きくすると良い。この状態においては治具38により円筒
部6と、ヨーク14,16及びコイルボビン9の円筒孔部、
更には蓋17におけるチューブアッセンブリ挿通用の孔17
aは全て同軸状態となる。次に第5図に示す如く注入ノ
ズル39から注型孔18を通してケース34内に注型樹脂19を
蓋17に達するまで注入する。この注入作業は細部への樹
脂の浸透性を良くする為に一般には真空容器内において
真空状態で行われるが、大気中で行っても良い。上記の
ようにして樹脂19の注入を終えたならば常温で放置又は
加熱することにより上記樹脂19を硬化させる。
上記樹脂19が完全硬化又はほぼ硬化したならば、次に第
6図に示される如く仮蓋35や治具38がついたままのコイ
ルアッセンブリ2を受け治具40の上に置き、打抜工具41
を仮蓋35の上から下方へ向けて押込み又は打込む。この
作業はプレス装置で行っても或いはハンマー等を用いて
手作業で行っても良い。上記のような打抜工具41の押込
み又は打込みにより仮蓋35は第7図において符号42で示
されるように、溝底37aを始点とする破断面でケース本
体5から破断され、治具38と共に下方へ向けて押し出さ
れる。これにより第8図に示される如く挿入空間2aを有
するコイルアッセンブリ2が完成する。
次に上記のようにして出来上がったコイルアッセンブリ
2の挿入空間2aに対しチューブアッセンブリ3を第8図
の下方から上方へ向けて挿入し、締具4の雌ねじ部31を
チューブアッセンブリ3における雄ねじ部25に螺合さ
せ、係合部32が係合用凹凸部7に圧接する状態に上記締
具4を締める。これにより第1図の如き電磁石1が完成
する。
(発明の効果) 以上のように本発明にあっては、有底
のケース34を用いる為樹脂19を注入する場合、その樹脂
19の洩れの心配がない。従って従来の如き前段取の目張
り作業が不用となり作業性が非常に向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は電磁石の縦
断面図、第2図はケースの縦断面図、第3図は第2図に
おけるIII矢視図、第4図乃至第6図はコイルアッセン
ブリの製造工程を説明する縦断面図、第7図は第6図に
おけるVII部分の拡大図、第8図は完成したコイルアッ
センブリの縦断面図。 5……ケース本体、34……ケース、35……仮蓋、38……
治具、19……注型樹脂、8……コイル装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブアッセンブリの挿通予定部が仮蓋
    で塞がれているケース内に、注型用の治具及びコイルを
    存置させ、然る後注型樹脂をケース内に注入し、樹脂が
    硬化した後上記治具及び仮蓋を除去することを特徴とす
    る電磁石におけるコイルアッセンブリの製造方法。
JP26311586A 1986-11-05 1986-11-05 電磁石におけるコイルアツセンブリの製造方法 Expired - Lifetime JPH06101406B2 (ja)

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JPS63116408A JPS63116408A (ja) 1988-05-20
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JP2634087B2 (ja) * 1990-02-23 1997-07-23 松下電工株式会社 ラッチング型のソレノイド装置
JP3406685B2 (ja) * 1994-06-03 2003-05-12 株式会社東海理化電機製作所 電磁ソレノイド
JP6249629B2 (ja) * 2013-04-25 2017-12-20 株式会社不二工機 ステータユニット
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JP6385037B2 (ja) * 2013-09-13 2018-09-05 株式会社不二工機 ステータユニット
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