JPH0620226U - 切歯付カートン - Google Patents

切歯付カートン

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Publication number
JPH0620226U
JPH0620226U JP045163U JP4516392U JPH0620226U JP H0620226 U JPH0620226 U JP H0620226U JP 045163 U JP045163 U JP 045163U JP 4516392 U JP4516392 U JP 4516392U JP H0620226 U JPH0620226 U JP H0620226U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carton
incisors
film
tooth
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP045163U
Other languages
English (en)
Inventor
充洋 佐野
弘明 三鴨
三郎 西松
信行 遠山
Original Assignee
本州製紙株式会社
東洋ファイバー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 本州製紙株式会社, 東洋ファイバー株式会社 filed Critical 本州製紙株式会社
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Publication of JPH0620226U publication Critical patent/JPH0620226U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム、ホイルなどの収納物の切断が容易
で安全性が高く、しかもフィルムを被包装物に被せなが
ら切断することが可能で、かつフィルムの端が裂けた
り、シワがよったり、重なったりしない切歯付カートン
を提供することにある。 【構成】 一枚の台紙により底板、前面板、背面板及び
妻板とからなる本体と、本体の開口を覆う蓋体とを一体
に形成してなるカートンの蓋体に、バルカナイズドファ
イバーまたはその加工品からなる切歯を取付けた切歯付
カートンにおいて、前記切歯は鋸歯状の普通歯と、普通
歯より刃高が高く少なくとも3山以上の錐刃から構成さ
れる錐刃群とを有し、しかも前記錐刃群は切歯の長さ方
向に少なくとも3つ以上配設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、合成樹脂フィルム、紙、金属箔または加工紙等のシートをロール状 に巻回して収納し、シートの端部を所定の長さに引き出して切断することの出来 る切歯付カートンに関する。
【0002】
【従来技術】
家庭などで食品等の包装に使用される合成樹脂製フィルムやアルミホイルは、 周知のように紙管にロール状に巻回し厚紙製のカートンに収納されている。そし て必要に応じフィルムやアルミホイルの端部を引き出して、カートンの前面ある いは蓋体の先端側に設けた切歯で切断するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで前記カートンに設けた切歯は鋸歯状歯を一直線に配設したものや、歯 の中央部に突出歯を形成したものが多く見受けられるが、これらの切歯付容器で は使用にあたって以下のような問題点がある。 すなわち従来形の容器は必要量だけフィルムを引出したのち、フィルムの端と 容器とを両手で保持し、フィルムを上向きに回動させたり、容器を下向きに回動 させたりしてフィルムを切断するようにしている。しかしながらこの方法ではフ ィルムを被包装物に被せながら切断するのが困難であり、しかもフィルムが切歯 に沿って一直線に切断されず、端が裂けたり、シワがよったり、重なったりして しまうという難点がある。
【0004】 本考案は前記従来形の切歯付カートンの難点を排除するためになされたもので その目的とするところはフィルム、ホイルなどの収納物の切断が容易で安全性が 高く、しかもフィルムを被包装物に被せながら切断することが可能で、かつフィ ルムの端が裂けたり、シワがよったり、重なったりしない切歯付カートンを提供 することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本考案は、一枚の台紙により底板、前面板、背面板及 び妻板とからなる本体と、本体の開口を覆う蓋体とを一体に形成してなるカート ンの蓋体に、バルカナイズドファイバーまたはその加工品からなる切歯を取付け た切歯付カートンにおいて、前記切歯は鋸歯状の普通歯と、普通歯より刃高が高 く少なくとも3山以上の錐刃から構成される錐刃群とを有し、しかも前記錐刃群 は切歯の長さ方向に少なくとも3つ以上配設したものである。 なお、本考案にいうバルカナイズドファイバーまたはその加工品とは、バルカ ナイズドファイバー及び耐水、防湿処理を施したり、またサイズ剤をコーティン グしたバルカナイズドファイバーなどをいう。
【0006】
【実施例】
以下図示の実施例に基づき本考案を具体的に説明する。 図1は本考案の第1実施例を示す斜視図、図2は展開図で図中符号1が切歯付カ ートンであって、板紙製の箱体2とこれに取付ける切歯3とから構成される。
【0007】 箱体2は、図2の展開図に示すような板紙Pから構成される。すなわち板紙P に矩形状の底板4を区画し、この相対する長辺側には折線5,6を介して同形の 前面板7、背面板8をそれぞれ連設すると共に、これらの両端側には折線9,1 0を介して接着片11,12を延設する、一方底板4の相対する短辺側には妻板 14を折線15を介して連設する。また背面板8の長辺側には折線16を介して 蓋体17を連設すると共に、この蓋体17には折線18を介して接合片19が連 設されている。この接合片19は折線18と平行な破断線20によって切歯保持 片21と接着片22とに区画されている。なお図2において符号23、24は蓋 体17及び切歯保持片21に設けた接着用フラップ、25は前面板7に連設した 折返片である。
【0008】 つぎに箱体2に取付ける切歯3について説明する。この切歯3はバルカナイズ ドファイバー製で、本実施例では厚さ約0.35ミリメートル、幅約8ミリメー トル、長さは底板4の長辺より僅かに短く形成されており、長辺側の一方には鋸 歯状の普通歯3aとこの普通歯3aより刃高の高い錐歯群3bが形成されている (図3)。普通歯3aは本実施例においては頂角60度、刃高1,4mm、ピッ チ1,7mm、錐歯群3bは頂角50度、刃高2,2mm、ピッチ2mmの歯を 5山連続させたもので、切歯3の長さ方向に等ピッチ(本実施例では42,5m m間隔)で5組配設されている。この切歯3はバルカナイズドファイバー製のプ レートをプレス機等により打抜くことで容易に得ることができる。なおバルカナ イズドファイバーは耐水性に劣るので、切歯用には耐水、防湿処理を施したバル カナイズドファイバーを用い、または打抜いた切歯にサイズ剤などをコーティン グしておくことが好ましい。
【0009】 上記構成の本実施例のカートンの組立てに当たっては、まず接合片19を構成 する切歯保持片21に切歯3を取付ける。すなわち接着片22を破断線20部分 から開破したとき切歯3先端が突出する状態でホットメルト接着剤Hを用いて取 付けるものである。ついで底板4を中心にして前面板7、背面板8、妻板14を それぞれ折線5,6,15によって垂直に立ち上げ、接着片11,12を妻板1 4の内側に位置させて接着し、折返片25を前面板7の内側に折り重ねる。次に 合成樹脂フィルムのようなロール巻きされた商品Fをカートン内に収納し、接合 片19に設けた接着フラップ24を蓋体17のフラップ23の内側に接着した上 で開口面を覆い、接合片19を前面板7に重ね合わせ、接合片19に区画した接 着片22を接着剤Hを用いて前面板7に接着する。
【0010】 前記構成のバルカナイズドファイバー歯付きカートンの開封および商品の取り だしに当たっては、まず図4に示すように接合片19に区画した接着片22の端 部を摘んで外側に引っ張ると、接着片22は破断線20に沿って引裂かれ、かつ 前面板7から剥離されて開封される。ついでロール状に巻かれたフィルムの端部 を摘んで所望の長さだけを引き出し、前面板7の上縁から前面板7に沿って垂下 させたのち、蓋体17で開口を覆い、フィルムFを前面板17と切歯保持片21 で挟持させる。つぎに引出したフィルムFを図5に示すように被包装物Gに被せ て、カートン1を持った手の親指で切歯保持片21の中央部を押さえ、フィルム Fを持った手とカートン1を持った手を離反方向に引っ張ることにより、切歯3 で切断する。すなわちフィルムFの切断部を切歯3に直角に当接させて離反方向 に引っ張れば、まず錐歯群3bの刃高が普通歯3aより高いために切歯3に所定 間隔で配設した錐歯群3bによってフィルムFに孔が穿たれ、さらにこれを引っ 張ることにより、前記孔は普通歯3aによってフィルムの幅方向に拡げられ、切 断するものである。なお使用後は開口部を蓋体17で閉塞しておく。
【0011】 本実施例のカートンは前記の構成であるからフィルム切断時に従来形のように カートン、フィルムを上下に回動させる必要がなく、単に左右に引っ張るだけで フィルムを切断することができ、回動時に生じるフィルム端部のシワ、重なりを 防止することができる。
【0012】 なお前記実施例においては、切歯3を普通歯3aと錐歯群3bとから構成し、 錐歯群3bは普通歯3aの刃高より刃を5山連続して構成したが、これに限定さ れるものではなく普通歯3aより刃高の高い刃が3山以上連続しておればよく、 またこの錐歯群3bは切歯の長さ方向に3群以上配設されておればよい。
【0013】 また錐歯群3bの刃の高さは同高である必要はなく、図6及び図7に示すよう なものでもよい。図6に示すものは錐歯群30の刃は高さの異なる7山の刃を山 形に連続させ、普通歯31と交互に配設したものである。また図7に示すものは 前記錐歯群30を普通歯31一歯おきにほぼ連続的に配設したものである。
【0014】 さらに本考案は前記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を変更しな い限度において種々の修正、設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0015】
【考案の効果】
本考案は前記の構成であるから以下のような特有の効果を奏する。 フィルム切断時に従来形のようにカートン、フィルムを上下に回動させる必要 がなく、単に左右に引っ張るだけでフィルムを切断することができ、回動時に生 じるフィルム端部のシワ、重なりを防止することができる。また従来形のように 端切りも勿論可能である。 フィルムを被包装物に被せながら切断することができる。 材料費が安価である。 金型製作費が安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のー実施例を示す切歯付カートンの使用
状態を示す斜視図である。
【図2】切歯付カートンの展開図である。
【図3】切歯を示す一部拡大した平面図である。
【図4】カートンの開破状態を示す斜視図である。
【図5】切断状態を示す断面図である。
【図6】切歯の変形例を示す一部拡大図である。
【図7】切歯の変形例を示す一部拡大図である。
【符号の説明】
1 切歯付カートン 2 箱体 3 切歯 3a、31 普通歯 3b、30、 錐歯群 4 底板 5、6、9、10、15、16、18 折線 7 前面板 8 背面板 11、12 接着片 14 妻板 17 蓋体 19 接合片 20 破断線 21 切歯保持片 22 接着片 23、24 接着用フラップ 25 折返片
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図5】
【図4】
【図6】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西松 三郎 静岡県沼津市大塚888東洋ファイバー株式 会社内 (72)考案者 遠山 信行 静岡県沼津市大塚888東洋ファイバー株式 会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の台紙により底板、前面板、背面板
    及び妻板とからなる本体と、本体の開口を覆う蓋体とを
    一体に形成してなるカートンの蓋体に、バルカナイズド
    ファイバーまたはその加工品からなる切歯を取付けた切
    歯付カートンにおいて、前記切歯は鋸歯状の普通歯と、
    普通歯より刃高が高く少なくとも3山以上の錐刃から構
    成される錐刃群とを有し、しかも前記錐刃群は切歯の長
    さ方向に少なくとも3つ以上配設されている切歯付カー
    トン。
JP045163U 1992-06-08 1992-06-08 切歯付カートン Pending JPH0620226U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290458A (ja) * 2005-03-17 2006-10-26 Dainippon Printing Co Ltd ラップフィルム用カートン
JP2011116442A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Dainippon Printing Co Ltd ラップフィルム用カートン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01294429A (ja) * 1988-05-09 1989-11-28 Isao Nakamura 鋸歯状縁を有する繊維性シートおよびこれからなる箱並びにこれを生産する刃物

Patent Citations (1)

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