JP3240049U - まな板シート及び箱入りまな板シート - Google Patents

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Abstract

【課題】適度の剛性があり、容易に折り畳むことができ、食材等の被処理物を載せて片手で確実に保持することができ、使用する際に切断等の面倒な準備操作が不要であり、使用後の処理が容易である、比較的安価なまな板シートを提供する。【解決手段】まな板シート1は、パルプを基材とし、耐油性及び耐水性並びに防刃性及び耐熱性を有する厚紙2と、この厚紙2に形成した、該厚紙2を巻三つ折りするための折り筋3とからなる。【選択図】図1

Description

本考案は、野営をする場合、家庭での調理の場面等に好適なまな板シート及び該まな板シート複数枚を包装箱に収容してなる箱入りまな板シートに関する。
従来においては、特許文献1に開示されているように、牛乳パック等を切り開き、その牛乳パックをまな板シートとして利用することが知られている。
また特許文献2に開示されているように、抗菌、防水材を施した厚紙からなるまな板シートをロール状に巻いて箱の中に収容しておき、使用時にまな板シートを必要な長さだけ箱から引き出して切断するようにした箱入りまな板シートもある。
更に、特許文献3に開示されているように、表面に耐水耐油処理を施した矩形の板紙からなり、板紙の各辺の近くに突条又は段差を巡らせたまな板シートも知られている。
特開2015-208667号公報 実用新案登録第3033996号公報 実用新案登録第3075487号公報
ところが、牛乳パックをまな板シートとして野外で使用する場合、パックを切り開き洗浄して乾かしてから携帯する必要があり、キャンプ等に持って行って使用するには不便である。また牛乳パックは、耐油性が不十分であるため、屋内であるか野外であるかを問わず、牛乳パックをまな板シートとして例えば家庭で使用する場合においても、油物を調理するには不向きであった。
また、ロール状に巻いた厚紙からなるまな板シートは、使用時に所要長さに切断する必要があり面倒である。そして扁平なものを得ることができないため、かさ張ったものとなり、携帯するのに不便である。そして厚さが大きいものは、高価になり、しかも巻き癖が付くため、この巻き癖を直すが面倒である。更に薄くて剛性が小さいものは容易に撓むため、食材等をまな板シート上に載せたまま移動する際には、食材等をこぼさないよう、両手でまな板シートの縁を持つ必要がある。このようにまな板シートを両手で持って移動するのは不便であり、特に野外のような足場の悪い場所では転倒等の原因にもなるので望ましくない。
また、板紙の各辺の近くに突条又は段差を巡らせたまな板シートは、突条や段差が板紙を補強する働きをするため小さく折り畳み難く、携帯するのに不便である。また突条や段差によりまな板シートが補強されるとしても、食材等を載せたまな板シートを片手で持つことができる程度には補強されないので、食材等を載せたまな板シートを、食材等をこぼさないよう移動させる際には、そのまな板シートを両手で持つ必要がある。
本考案は、従来のこのような問題点に鑑みてなされたものである。本考案の主な目的は、適度の剛性があり、容易に折り畳むことができ、食材等の被処理物を載せて片手で確実に保持することができ、使用する際に切断等の面倒な準備操作が不要であり、使用後の処理が容易である、比較的安価なまな板シートを提供することにある。
また本考案の他の目的は、複数のまな板シートをかさ張らないよう一纏めにして持ち運ぶことができ、販売時や携帯時にまな板シートが損傷しにくく、使用後の処理が容易である、野営や家庭等での使用にも好適な箱入りまな板シートを提供することにある。
課題を解決するための手段及び考案の効果
本考案の第1の側面に係るまな板シートによれば、パルプを基材とし、耐油性及び耐水性並びに防刃性及び耐熱性を有する厚紙と、前記厚紙に形成した、該厚紙を巻三つ折りするための二つの折り筋とから構成できる。
上記構成により、適度の剛性があると共に野営や家庭等での使用に支障をきたさない程度の防刃性があり、容易に折り畳むことができ、使用前に従来のように箱を切り開いたり所要の大きさに切断したりする等の面倒な操作が不要であり、使用後の処理が容易である、比較的安価なまな板シートを提供することができる。そして従来のように耐油性や耐水性を得るために合成樹脂フィルムをラミネートしていないので、「脱プラスチック」に貢献することができる。また、まな板シートは、巻三つ折りすることで、小さくコンパクトにでき、しかも軽いため、使用時においてスペースを確保したいときには、他に僅かなスペースがあれば折り畳んでそこに収納したり、広げたシートのまま、食材や調理器具等の何かの物の上に重ね置きしたりすることもできる。さらに、使用を終えて収納する際にも場所を取らず、不要となった場合には、一般の可燃ごみとして廃棄できる。
本考案の第2の側面に係るまな板シートによれば、前記厚紙の表側に食材等の被処理物を載せることとし、前記折り筋は、前記厚紙の裏側に凹部を有すると共に表側に凸部を有しているよう構成できる。
前記構成により、まな板シートを折り筋で折り曲げて、その中央部分に対して左右の部分を起立させたとき、その左右の部分が平坦状に比較的復元しにくいので、まな板シート上で処理した食材等を、そのまな板トートに載せたまま運ぶのに都合が良い。
本考案の第3の側面に係るまな板シートによれば、前記厚紙の形状は長方形であり、前記折り筋は前記厚紙の長手方向に直交しているよう構成できる。なお、ここでの長方形は、完全な長方形だけでなく、それを基本形状として部分的な切欠き或いは付加部分を設けたものを含むものとする。
前記構成により、まな板シートの形状が非常に簡素となり、製造コストの低減を図ることができる。
本考案の第4の側面に係る箱入りまな板シートによれば、本考案に係るまな板シートを巻三つ折りにして折畳みまな板シートとし、該折畳みまな板シートを複数枚重ね合わせてまな板シート束とするとき、前記まな板シート束と、該まな板シート束を収容した直方体状の紙製の包装箱とから構成できる。
前記構成により、販売時や携帯時にまな板シートや、それを包装する包装箱を損傷しにくく、かさ張らず持ち運びに便利かつ衛生的であり、使用後の処理が容易である、野営や家庭等での使用にも好適な箱入りまな板シートを提供することができる。また、複数の折畳みまな板シートがコンパクトな包装箱に収容されているため、販売時における販売スペースや保管時の収納スペースを削減することができる。
本考案の第5の側面に係る箱入りまな板シートによれば、前記包装箱は、前記まな板シート束の長手方向の軸線の周りを囲む前後左右の各側板からなる筒体部と、前記まな板シート束の収容口となる前記筒体部の上端の開口を塞ぐ上蓋部と、前記筒体部の下端の開口を塞ぐ底蓋部と、前記筒体部の上部と前記上蓋部とで構成される揺動開閉可能な下向きに開口した筒状蓋を得るための、前記前後左右の各側板のうちの一つに形成された、前記筒状蓋のヒンジ部分となる折り筋、及び、該折り筋が形成された側板以外の側板の上部と下部とを分離可能にする切れ目群とを備えるよう構成できる。
前記構成により、切れ目群によって筒体部の折り筋以外の箇所を容易に破断することができ、それによって筒状蓋が形成される。そして筒状蓋は、折り筋を回動中心として傾けることによりワンタッチで開閉可能であるので、使用時にまな板シートを容易に短時間で包装箱から取出すことができるようになる。
本考案の第6の側面に係る箱入りまな板シートによれば、前記上蓋部は、前記後側板に連なる内蓋と、該内蓋を覆うための、前記前側板に連なる外蓋とを備え、前記外蓋は、前記前側板に連なるヘッダーを形成するための弱め線を有するよう構成できる。
前記構成により、外蓋を弱め線にそって破断させることにより、ヘッダーが形成されるので、例えば箱入りまな板シートを店頭に展示して販売するときに、ヘッダーをフックに引っ掛けて吊下げて並べるか或いは棚に載せて並べるかの選択をすることができる。また包装箱の前側板を手前に向けて展示したときヘッダーの表面も手前に向くので、非印刷面が手前に向かないようにするために、ヘッダーの裏側に印刷を施したり、ヘッダーを二重折り構造にしたりする必要がなくなり、製造コストの低減を図るのに都合がよい。
本考案の一実施形態に係るまな板シートの平面図である。 図1に示すまな板シートの折り筋の部分を拡大して示した正面図である。 まな板シートを折り筋に沿って折り曲げた状態を示す正面図である。 本考案の一実施形態に係る箱入りまな板シートの斜視図である。 収容箱の展開状態を示す外側から見た展開図である。 収容箱の筒状蓋を開いた状態を示す斜視図である。 収容箱のヘッダーを起立させた状態を示す斜視図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本考案の技術思想を具体化するためのまな板シート及び箱入りまな板シートを例示するものであって、本考案はそれらを以下のものに特定しない。また、本明細書は実用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本考案を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
(まな板シート)
図1に示すように、まな板シート1は、パルプを基材とし、耐油性及び耐水性並びに防刃性及び耐熱性を有し、かつ目付が1平方メートル当たり250グラム以上350グラム以下である厚紙2と、この厚紙2に形成した、該厚紙2を巻三つ折りするための一点鎖線で示し折り筋3とからなる。
厚紙2は、例えば冷凍食品用の紙パックの材料となる公知の厚紙と同様のものであり、電子レンジによる加熱に耐え得る耐熱性、及び、刃物で食材等を何度も切断したり刻んだりしても耐え得る防刃性を有するものである。図1に示す厚紙2の背面、つまり厚紙2の裏側の表面には、耐水性及び耐油性を得るための耐水剤及び耐油剤が塗工されている。なお、厚紙2は、耐油性を得るための耐油剤を塗工せず、パルプの繊維を緻密にしたものであってもよい。
厚紙2において、耐水剤及び耐油剤が塗工された面は、ざらついた感触となり、ざらつきのない、耐水剤及び耐油剤が塗工されていない面と区別できるようになる。耐水剤及び耐油剤が塗工されていない面は、水に濡れると接着性が高まり、まな板シート1を載置面にしっかりと固定できるようになる。また、使用者がまな板シート1のどちらの面を上向きに載置するか迷わないように、耐水剤及び耐油剤が塗工された面には「表」の文字が刻印されている。なお、この刻印は、原紙を打ちぬくと同時に形成されるようになっている。
厚紙2の目付が1平方メートル当たり250グラムを下回ると、薄くなり過ぎて適正な合成を得ることができず、1平方メートル当たり350グラムを超えると、厚くなり過ぎて必要な剛性等に対して原料代が割高になり、製造コスト等の面で不都合が生じる。
この実施形態では、厚紙2は、縦の長さが約25センチメートル、横の長さが30センチメールの長方形に、広い原紙を打ち抜くことで形成されている。折り筋3は、厚紙2の長手方向に直交しており、原紙を打ちぬくと同時に形成されるようになっている。また折り筋3は、図2に示すように厚紙2を裏側から表側に向けて押圧することで形成されており、厚紙2の裏側に凹部3aを有すると共に表側に凸部3bを有している。図2において二点鎖線は、厚紙2を折り筋3で折り曲げたときの状態を模式的に示している。なお、折り筋3は、厚紙2を長手方向に正確に三等分する位置ではなく、最初に折り畳まれる片の端辺と続いて折り畳まれる片の折り筋3との間に約3mmの間隔が形成されるように設けられている。こうすることで、巻三つ折りにして折畳みまな板シート5とし、該折畳みまな板シート5を複数枚重ね合わせてまな板シート束6を形成した際、まな板シート束6の中央部や縁部が膨らむことを防止できる。
図3は、食材等の被処理物Fを、まな板シート1上に載せて刃物で切断したり刻んだりして処理した後に、まな板シート1に載せたまま運ぶときのまな板シート1の状態の一例を示している。このまな板シート1では、被処理物Fを処理するとき、そのまな板シート1を、折り曲げずに平坦にした状態で厚紙2の表側を上に向け、上面が平らな台等の上に置いて使用する。まな板シート1上での被処理物Fの処理終了後に、その被処理物Fをまな板シート1に載せたまま別の場所に運ぶには、図3に示すように、折り筋3、3で厚紙2を谷折りして左右の部分2b、2cを起立させると共に、被処理物Fを厚紙2の中央部分2aに寄せ、そのまな板シート1を手で保持して移動する。このように、厚紙2の中央部分2aに対して左右の部分2b、2cを起立させることで、まな板シート1が紙製であっても、その剛性が大幅に増大する。そして、例えば、厚紙2の中央部分2aを片手の掌の上に載せ、親指と他の指で、起立した厚紙2の左右の部分2b、2cの下部を掴んだり、厚紙2の中央部分の片方の縁付近を親指と中指及び薬指で摘まみ、人差し指と小指を厚紙2の左右の部分2b、2cの下部に添えたり、厚紙2の左右の部分2b、2cの上部を親指と人差し指、中指と薬指で摘まんだりすることで、まな板シート1を片手で保持することができる。
(箱入りまな板シート)
図4に示すように、箱入りまな板シート4は、図1に示すまな板シート1を巻三つ折りにして折畳みまな板シート5とし、この折畳みまな板シート5を複数枚重ね合わせてまな板シート束6とするとき、このまな板シート束6と、このまな板シート束6を収容した直方体状の紙製の包装箱7とからなる。
(包装箱)
包装箱7は、まな板シート束6の長手方向の軸線の周りを囲む筒体部8と、まな板シート束6の収容口となる筒体部8の上端の開口を塞ぐ上蓋部9と、筒体部8の上部と上蓋部9とで構成される揺動開閉可能な下向きに開口した筒状蓋10を得るための切れ目群11とを備えている。
また、包装箱7は、厚みが0.4~0.5ミリメートル程度の板紙でできており、図5に示すように、筒体部8の後側板8bに形成された、筒状蓋10のヒンジ部分となる折り筋12を備えている。図5において一点鎖線で示す部分は、折り筋が形成された部分である。
筒体部8は、前後左右の側板8a、8b、8c、8dからなり、後側板8bは糊しろ8eを有している。
上蓋部9は、後側板8bに連なる内蓋13と、内蓋13を覆うための、前側板8aに連なる外蓋14とを備え、外蓋14は、前側板8aに連なるヘッダー15を形成するための、破断を容易にするための複数の切れ目からなる弱め線16と上下幅が約3mmのほぼ矩形状にくり抜かれた矩形穴17を有している。
更に、上蓋部9は、右側板8cの上端に形成した天フラップ18と、左側板8dの上端に形成した天フラップ19とを備えている。また、内蓋13はタック13aを有しており、外蓋14は、タック14aを有している。そして後側板8bの上端にはタック14aを差し込む穴となる切れ目13dが形成されており、この切れ目13dは、内蓋13の基部に後方への凸部13eが生じるように形成されている。
切れ目群11は、左右の側板8d、8cに形成され、折り筋12から斜め下方へ向かって前側板8a付近まで伸びた左右一対の斜めの切れ目11aと、左右の側板8d、8cに夫々形成された、斜めの切れ目11aの下端から下方に一定長さだけ伸びた左右一対の縦の切れ目11bと、斜めの切れ目11aの下端同志を結ぶ弱め線11cと、左右一対の縦の切れ目11bの下端同志を結ぶ弱め線11dとからなる。
更に、包装箱7は、筒体部8の下端の開口を塞ぐ底蓋部20を備えている。この底蓋部20は、前側板8aに連なる底蓋21と、後側板8bに連なる底蓋22と、右側板8cに連なる底フラップ23と、左側板8dに連なる底フラップ24とを備えている。
(まな板シートの包装箱への収容)
まな板シート束6を包装箱7に収容するには、先ず、筒体部8と底蓋部20の組立が完了し、かつ上蓋部9が筒体部8の上端の開口を塞いでない状態の包装箱7を準備する。次に、その準備した包装箱7の筒体部8の上端の開口を通じてまな板シート束6を筒体部8の内部に収容する。その後、上蓋部9によって筒体部8の上端の開口を塞ぐ。これで箱入りまな板シート4が出来上がる。
(包装箱からのまな板シートの取出し)
箱入りまな板シート4の包装箱7から折畳みまな板シート5を最初に取出すときは、包装箱7の切れ目群11の弱め線11cと弱め線11dの間にある除去部25の右端を摘まんで左方へ引っ張ることにより、除去部25を破り取る。これで筒状蓋10が形成される。次いで、筒状蓋10を、図6に示すように折り筋12を中心に傾動させることで開く。その後、折畳みまな板シート5を上方へ引き上げて取出す。通常、折畳みまな板シート5の取出しが終わると筒状蓋10を元に戻して閉じておく。そして除去部25を破り取った後に折畳みまな板シート5を包装箱7から取出すときは、その都度、筒状蓋10を開いて取出す。
(筒体部と底蓋部の組立)
包装箱7を組み立てるには、まず、筒体部8を筒状にするために、折り筋8f、8g、8h、8iにおいて前後左右の側板8a、8b、8c、8dが互いに直角になるよう山折りし、表側に接着剤を付けた糊しろ8eを、前側板8aの裏側の、図5に二点鎖線で示す位置に重ね合わせて前側板8aの裏側に接着する。
次いで、底蓋部20で筒体部8の下端の開口を塞ぐために、底フラップ23、24を折り筋23a、24aに沿って山折りした後、底蓋21、22を折り筋21a、22aに沿って山折りし、底蓋21の接着部21bの裏側を底フラップ23表側に重ねて接着部21bと底フラップ23とを接着し、底蓋22の接着部22bの裏側を底フラップ24の表側に重ねて、接着部22bと底フラップ24とを接着すると共に、底蓋21の係合部21dの表側が底蓋22の裏側に重なり、底蓋22の係合部22dの表側が底蓋21の裏側に重なるように、底蓋21と底蓋22とを係合させる。
底蓋部20の組立が終わった包装箱7は、折り筋21cと折り筋23cとが重なり、折り筋22cと折り筋24cとが重なった状態になっており、筒体部8の長手軸線に直交する断面が長方形から、折り筋8fと折り筋8hとにおける山折り角度が0度に次第に近づくと共に、折り筋8gと折り筋8iとにおける山折り角度が180度に次第に近づくように筒体部8を変形させると、底蓋部20の底蓋21と底フラップ23が折り筋21c、23cに沿って谷折りされると共に、底蓋22と底フラップ24が折り筋22c、24cに沿って谷折りされ、包装箱7は平らな状態になり、筒体部8を元の直方体状に戻すと、底蓋部20も、元の平らな状態に自動的に戻る。そのため、この包装箱7は、かさ張らないよう平らな状態で、まな板シート束6の箱詰め場所まで効率よく運ぶことができ、まな板シート束6の収容時には、直方体状となる本来の形に簡単に戻すことができるので、箱入りまな板シート4を製造するのに都合がよい。
(上蓋部の組立)
上蓋部9によって筒体部8の上端の開口を塞ぐには、先ず、天フラップ18、19を折り筋18a、19aに沿って山折りする。次いで、内蓋13を折り筋13bに沿って山折りすると共に、タック13aを折り筋13cに沿って山折りして、タック13aを前側板8aの内側に差し込む。次いで外蓋14を折り筋14cに沿って山折りすると共にタック14aを折り筋14dに沿って山折りして、後側板8bに形成された切れ目13dに差し込む。
タック14aを折り筋14dに沿って山折りしたとき、タック14aの基部に、矩形穴17の上部によって凹部14eが生じる。そして、タック14aを切れ目13dに差し込んだとき、タック14aの基部に生じた凹部14eに、内蓋13の基部にある凸部13eが係合してタック14aが抜けにくくなる。そのため、外蓋14を、閉じた状態で確実に保持することができ、箱入りまな板シート4の移送工程等で、まな板シート束6の重み等に起因して上蓋部9が開くのを防ぐことができる。
(ヘッダーの取扱い)
箱入りまな板シート4を販売のために店頭に展示するとき、見栄えや展示空間の大きさ等の関係で、陳列棚等の上に置いたり、フック棒に掛けて吊下げたりすることがあるが、吊下げる場合には、図7に示すようにヘッダー15を起こす。ヘッダー15を起こすには、例えば外蓋14の矩形穴17に指先を入れヘッダー15の先端部を摘まんで引っ張り上げる。それによってヘッダー15は、弱め線16に沿いに破断して、折り筋14cの部分以外が外蓋14から分離される。
通常、包装箱7には、展開されている原紙の状態で原紙の表面全体に、前側板8aの表面に購買意欲を誘う文字や絵等が配置されるように印刷を施すが、包装箱7の前側板8aの表面を手前に向けたとき、ヘッダー15の表面も手前に向くため、ヘッダー15の裏側に印刷がされていなくても支障がない。
1…まな板シート
2…厚紙;2a…中央部分;2b…左部分;2c…右部分
3…折り筋;3a…凹部;3b…凸部
4…箱入りまな板シート
5…折畳みまな板シート
6…まな板シート束
7…包装箱
8…筒体部;8a…前側板;8b…後側板;8c…右側板;8d…左側板;8e…糊しろ;8f…折り筋;8g…折り筋;8h…折り筋;8i…折り筋
9…上蓋部
10…筒状蓋
11…切れ目群;11a…斜めの切れ目;11b…縦の切れ目;11c…弱め線;11d…弱め線
12…折り筋(筒状蓋のヒンジ部分)
13…内蓋;13a…タック;13b…折り筋;13c…折り筋;13d…切れ目;13e…凸部
14…外蓋;14a…タック;14b…切れ目;14c…折り筋;14d…折り筋;14e…凹部
15…ヘッダー;15a…穴
16…弱め線
17…矩形穴
18…天フラップ
19…天フラップ
20…底蓋部
21…底蓋;21a…折り筋;21b…接着部;21c…折り筋;21d…係合部
22…底蓋;22a…折り筋;22b…接着部;22c…折り筋;22d…係合部
23…底フラップ;23a…折り筋;23c…折り筋
24…底フラップ;24a…折り筋;24c…折り筋
25…除去部
F…被処理物

Claims (6)

  1. パルプを基材とし、耐油性及び耐水性並びに防刃性及び耐熱性を有する厚紙と、
    前記厚紙に形成した、該厚紙を巻三つ折りするための折り筋とからなるまな板シート。
  2. 請求項1に記載のまな板シートであって、
    前記厚紙の表側に食材等の被処理物を載せることとし、
    前記折り筋は、前記厚紙の裏側に凹部を有すると共に表側に凸部を有しているまな板シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のまな板シートであって、
    前記厚紙の形状は長方形であり、前記折り筋は前記厚紙の長手方向に直交しているまな板シート。
  4. 請求項1に記載のまな板シートを巻三つ折りにして折畳みまな板シートとし、該折畳みまな板シートを複数枚重ね合わせてまな板シート束とするとき、前記まな板シート束と、該まな板シート束を収容した直方体状の紙製の包装箱とからなる箱入りまな板シート。
  5. 請求項4に記載の箱入りまな板シートであって、
    前記包装箱は、
    前記まな板シート束の長手方向の軸線の周りを囲む前後左右の各側板からなる筒体部と、
    前記まな板シート束の収容口となる前記筒体部の上端の開口を塞ぐ上蓋部と、
    前記筒体部の下端の開口を塞ぐ底蓋部と、
    前記筒体部の上部と前記上蓋部とで構成される揺動開閉可能な下向きに開口した筒状蓋を得るための、前記前後左右の各側板のうちの一つに形成された、前記筒状蓋のヒンジ部分となる折り筋、及び、該折り筋が形成された側板以外の側板の上部と下部とを分離可能にする切れ目群とを備えることを特徴とする箱入りまな板シート。
  6. 請求項5に記載の箱入りまな板シートであって、
    前記上蓋部は、
    前記後側板に連なる内蓋と、該内蓋を覆うための、前記前側板に連なる外蓋とを備え、
    前記外蓋は、前記前側板に連なるヘッダーを形成するための弱め線を有することを特徴とする箱入りまな板シート。
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