JPH062012Y2 - パネル用クリップ - Google Patents

パネル用クリップ

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JPH062012Y2
JPH062012Y2 JP7416287U JP7416287U JPH062012Y2 JP H062012 Y2 JPH062012 Y2 JP H062012Y2 JP 7416287 U JP7416287 U JP 7416287U JP 7416287 U JP7416287 U JP 7416287U JP H062012 Y2 JPH062012 Y2 JP H062012Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
component
shaft portion
clip
hole
Prior art date
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JP7416287U
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JPS63182315U (ja
Inventor
隆 大津
剛 明間
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Subaru Corp
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、溝付スタッドを固着した車体等のパネルに断
熱板やマット等の別のパネルを連結するクリップに関す
る。
産業上の利用分野 車体等のパネルに螺旋溝を形成したねじ付スタッドを固
着し、このスタッドを介して断熱板やマット等の別のパ
ネルを連結するクリップは、実開昭59−72307号
公報に示されるように、既に知られている。このクリッ
プはスタッドに押し込むだけでパネルを連結できるので
便利なものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のクリップでは車体に対して断熱板
等を片方の手で押さえて位置決めしながら他方の手でク
リップを押し込むという多少厄介な作業を必要とした。
従って、本考案の目的は、取付け作業を容易にするパネ
ル用クリップを提供することにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案によれば、溝付スタ
ッドを固着したパネルに、穴が設けられた別のパネルを
連結するクリップにおいて、前記別のパネルに対して表
面と裏面の両側から挟持する一対の部品で成り、各部品
は、パネル穴に挿入する軸部と、パネル面に接するパネ
ル押さえ手段とを備え、前記別のパネルの表面から挿入
する第1部品の軸部には前記溝付スタッドを受入れる軸
方向穴が形成され且つ該軸方向穴の内側には溝付スタッ
ドの溝に係止する爪が形成されており、前記別のパネル
を裏面から押さえる第2部品の軸部は前記第1部品の軸
部より短く且つ大きい外径に形成され、該軸部には第1
部品の軸部を受入れる軸方向穴が形成され且つ該軸方向
穴の内壁には第1部品の軸部の外周に形成された係止肩
に係止する係止爪が形成され、第2部品のパネル押さえ
手段は、外方に張り出して弾性的に撓む張り出し片であ
ることを特徴とするクリップが提供される。
実施例 以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。本考案によるパネル用クリップは、第1図(a)
〜(f)に示す第1部品10と、第2図(a)〜(e)に示す第
2部品20とから成る。これらの部品はそれぞれプラス
チックの一体成形品でなるのが好ましい。第3図に示す
ように、本考案のパネル用クリップ1は、マット等のパ
ネル2を表面と裏面との両側から挟持する(矢印3及び
4の方向に移動)ように、パネル2の穴5を通して第1
部品10と第2部品20との2部品が組み付けられる。
組み付けの後、クリップ付のパネル2が、第4図に示す
ように、ねじ付スタッド等の溝付スタッド6を固着した
車体等のパネル7に対して押さえ付けられ、クリップ1
がスタッド7に係止してマット等のパネル2を車体等の
パネル7に連結する。なお、本考案によるクリップ1の
第2部品20は、後述のように、その軸部が短く形成さ
れているので、マット等のパネル2を介して、更に別の
パネルとしての断熱板8も車体等のパネル7に連結する
ことができる(第4図参照)。第5図は、本考案による
クリップ1が挟持するパネルの厚さが変わっても、ある
いはパネルの枚数が増えても挟持できる様子を示してい
る。
先ず、第1部品10について第1図(a)〜(f)を参照しな
がら詳細に説明する。第1部品10は取付け用のパネル
2の穴5に挿入される軸部11と、パネル2の表面に当
接する大径のフランジ12とから成る。軸部11には溝
付スタッド6を受入れる軸方向穴13が形成されてい
る。この穴13はフランジ12の部分で閉じているのが
好ましく、これにより、溝付スタッド6の先端部を覆っ
て該先端部の危険性をなくするだけでなく、パネル2に
対してフランジ12が密着すると、パネル2の裏面から
の熱や音を遮断することができる。軸方向穴13には、
軸部11の下端から上方で且つ内方に延びる一対の係止
爪14、14が形成されている。この係止爪14が溝付
スタッド6の溝に嵌まり込み係止する。各係止爪14の
両側にはスリット15、15が形成され、また係止爪1
4の上部の軸部側面は開放しており、係止爪14に弾性
が与えられている。また、係止爪14の上部の軸部側面
は開放部分16は、クリップ全体の軽量化や材料の節約
になることは勿論のことであるが、軸部11に穴13を
成形する際に型成形の点でも有利になる。
軸部11の所定の高さ位置の部分は小径に形成され、こ
こに係止肩17が形成されている。この係止肩17は、
第2部品20の軸部の係止爪が係止するもので、これに
より両部品は相互に連結される。なお、この係止肩17
は、図示の例では、軸部11の外周に渡って同一の高さ
に形成されているが、螺旋状に、あるいは段違いに成形
してもよく、これにより、第2部品の取り外しの際に第
1部品に対して回転させれば連結が外れる。軸部11の
根元部18は先端部の直径に等しく成形され、これによ
り、フランジ12との一体化が強固になり、第2部品2
0の軸部に入って、第2部品20との連結のぐらつきを
なくする。
フランジ12は、図示のように、大径の円形に形成され
ている。フランジ12の上面には、ねじ回し等の工具の
先端部やコイン等が入る長溝19が形成されている。こ
の長溝19によって、第1部品10をスタッド6に対し
て回転させることができ、スタッド6の溝が螺旋溝すな
わちねじである場合、パネル2のパネル7に対する連結
を強固にしたり、パネル2をパネル7から取り外すこと
ができる。なお、この溝19は図示の形状に限らず、例
えば十字溝にしてもよい。フランジ12の下面はパネル
2の表面を押圧するように当接しており、パネル2を押
さえるとともに、パネル穴5を塞ぐように作用する。
次に、第2図(a)〜(e)を参照して、第2部品20につい
て詳細に説明する。第2部品20は、パネル2の穴5に
挿入される軸部21と、パネル2の裏面を押圧するた
め、外方に張り出した張り出し片22とから成る。この
第2部品20の軸部21は、第1部品10の軸部11よ
り短く且つ大きい外径に形成され、該軸部21には第1
部品10の軸部11を受入れる軸方向穴23が形成され
ていて、該軸部21は筒状体に形成されている。そし
て、軸方向穴23の内壁には、第1部品10の軸部11
の外周に形成された係止肩17に係止する係止爪24が
形成されている。この係止爪24は図示のように、複数
(図示の例では3個)設けるのが好ましく、また、既述
のように、係止肩17が螺旋状あるいは段違いに形成さ
れている場合には、各係止爪24の位置を螺旋肩等のピ
ッチに合わせて、各係止爪24の位置をずらすのが好ま
しい。
張り出し片22は、第2部品20のパネル押さえ手段と
して作用するものである。すなわち、本考案によるクリ
ップ1の第2部品20の張り出し片22は、外方に張り
出して弾性的に撓むよう形成されており、第1部品10
のフランジ12と同様の機能を果たす。なお、張り出し
片22の数は図示の例では、3つであるが、パネル2の
裏面に当接して保持することができる限り、任意の数に
することができる。また、各張り出し片22には適当に
弾性が与えられており、これにより、第1部品10のフ
ランジ12との間の距離すなわちパネル2の厚さの変化
や枚数の増加に対して、対応することができる。
第3図は、第1部品10と第2部品20とで成る本考案
によるクリップ1を用いて、パネル2を挟持する様子を
示している。すなわち、第1部品10は、パネル2の表
面からパネル穴5に向けて矢印3の方向に挿入され、第
2部品20は、パネル2の裏面からパネル穴5に向けて
矢印4の方向に挿入される。この挿入は、第1部品10
の軸部11が、第2部品20の軸部21に受入れられる
ように行われ、第2部品20の係止爪24が第1部品1
0の軸部11の係止肩17に係止されるまで行われる。
この係止によって、パネル2にはクリップ1が固定され
る。なお、第2部品20の軸部21は、第1部品10の
軸部11より短く形成されているので、第4図に示すよ
うに、第1部品10の軸部11が、第2部品20より下
方に突出する。
第4図は、本考案によるクリップ1をパネル2に組み付
けた後、ねじ付スタッド等の溝付スタッド6を固着した
車体等のパネル7に対して押さえ付けられ、クリップ1
がスタッド7に係止してマット等のパネル2を車体等の
パネル7に連結した様子を示している。上記のように、
本考案によるクリップ1の第1部品10の軸部11は、
第2部品20の軸部21より下方に突出しているので、
マット等のパネル2だけでなく、更に別のパネルとして
の断熱板8も車体等のパネル7に連結することができ
る。
第5図は、本考案によるクリップ1が挟持するパネルが
パネル2とパネル2′との2枚になった場合でも、第2
部品20の押さえ手段としての張り出し片22の弾性に
よって両パネル2、2′を保持することができることを
示している。この第5図に示した例では、パネル枚数が
増えた場合でも保持できることをしめすが、例えば、パ
ネル2の厚さが変わっても、同様に、挟持できる。
なお、パネル2を車体等のパネル7から取り外すには、
第1部品10のフランジ12の上面の長溝19に、ねじ
回しやコイン等を位置させ、該第1部品10を回転させ
ればよく、これにより、第1部品10の係止爪14が、
螺旋溝付スタッド6の溝に沿って上昇し、クリップ1が
パネル2とともにスタッド6から外れる。また、第1部
品10の係止肩17を螺旋等に形成した場合には、第1
部品10と第2部品20との連結も外すことができる。
考案の効果 本考案によれば、各々が、パネル穴に挿入する軸部と、
パネル面に接するパネル押さえ手段とを備えた一対の部
品で成り、パネルの表面から挿入する第1部品の軸部に
は溝付スタッドを受入れる軸方向穴が形成され且つ該穴
の内側にはスタッドの溝に係止する爪が形成され、パネ
ルを裏面から押さえる第2部品の軸部は第1部品の軸部
より短く且つ大きい外径に形成されて第1部品の軸部を
受入れる軸方向穴が形成され、該軸方向穴の内壁には第
1部品の軸部の外周に形成された係止肩に係止する係止
爪が形成されて、第2部品のパネル押さえ手段は、外方
に張り出して弾性的に撓む張り出し片であることを特徴
とするクリップが提供されるので、クリップをパネルに
取付けた状態で、パネルを両手でもったまま、クリップ
をスタッドに押し当て強く押し込とそのまま固定するこ
とができ、従来のクリップに見られたパネルの位置決め
の手間がなくなる。
そして、クリップのパネルへの取付けは、自動車の艤装
ラインとは別の場所で行うことができ、これにより、パ
ネルメーカでクリップを先付けして自動車メーカ等に納
入することができる。従って、艤装ラインでの取付け作
業が容易になるだけでなく、ラインでの取付け作業の高
速化を図ることができる。
また、第1部品の軸部は第2部品より下方に突出してい
るため、断熱板等の厚いパネル部材も一緒に連結するこ
とができ、更に、第2部品の張り出し片も弾性を有する
ので、パネルの厚さの変化や枚数の増減にも対応でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)は本考案によるクリップの第1部品の詳
細を示しており、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、
同図(c)は底面図、同図(d)は側面図、同図(e)は同図(b)
のe−e線断面図及び同図(f)は同図(b)のf−f線断面
図である。 第2図(a)〜(e)は本考案によるクリップの第2部品の詳
細を示しており、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、
同図(c)は底面図、同図(d)は左側面図及び同図(e)は同
図(a)のe−e線断面図である。 第3図は第1部品と第2部品とで成るクリップをパネル
に取付ける様子を示す説明図である。 第4図はクリップ付のパネルを車体等に取付けた様子を
示す断面図である。 第5図はパネルの厚さが変わってもあるいはパネルの枚
数が増えても本考案によるクリップがパネルを挟持でき
る様子を示す断面図である。 符号の説明 1……クリップ穴、2……パネル 5……パネル穴、6……溝付スタッド 7……車体等のパネル、8……断熱板 10……第1部品、11……軸部 12……フランジ、13……軸方向穴 14……係止爪、17……係止肩 20……第2部品、21……軸部 22……張り出し片、23……軸方向穴 24……係止爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溝付スタッドを固着したパネルに、穴が設
    けられた別のパネルを連結するためのクリップにおい
    て、前記別のパネルに対して表面と裏面の両側から挟持
    する一対の部品で成り、各部品は、パネル穴に挿入する
    軸部と、パネル面に接するパネル押さえ手段とを備え、
    前記別のパネルの表面から挿入する第1部品の軸部には
    前記溝付スタッドを受入れる軸方向穴が形成され且つ該
    軸方向穴の内側には溝付スタッドの溝に係止する爪が形
    成されており、前記別のパネルを裏面から押さえる第2
    部品の軸部は前記第1部品の軸部より短く且つ大きい外
    径に形成され、該軸部には第1部品の軸部を受入れる軸
    方向穴が形成され且つ該軸方向穴の内壁には第1部品の
    軸部の外周に形成された係止肩に係止する係止爪が形成
    され、第2部品のパネル押さえ手段は、外方に張り出し
    て弾性的に撓む張り出し片であることを特徴とするクリ
    ップ。
JP7416287U 1987-05-18 1987-05-18 パネル用クリップ Expired - Lifetime JPH062012Y2 (ja)

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JP7416287U JPH062012Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18 パネル用クリップ

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JP7416287U JPH062012Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18 パネル用クリップ

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JPS63182315U JPS63182315U (ja) 1988-11-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5088082B2 (ja) * 2007-10-15 2012-12-05 ポップリベット・ファスナー株式会社 空力性能向上用空力カバーの取付構造

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