JPH0310404Y2 - - Google Patents

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JPH0310404Y2
JPH0310404Y2 JP1985118995U JP11899585U JPH0310404Y2 JP H0310404 Y2 JPH0310404 Y2 JP H0310404Y2 JP 1985118995 U JP1985118995 U JP 1985118995U JP 11899585 U JP11899585 U JP 11899585U JP H0310404 Y2 JPH0310404 Y2 JP H0310404Y2
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stud
locking
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wire harness
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Priority to FR8604720A priority patent/FR2579693B1/fr
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車体等のパネルに固着されたスタツ
ドにクリツプを係止させることによつてワイヤハ
ーネス等の長尺部材をパネルに取付ける長尺部材
の取付け構造に関する。
従来の技術 ワイヤハーネスを車体に取付けるクリツプの代
表的なものとして、ワイヤハーネスを固定するア
ーム部と錨脚形の車体取付部とを一体に成形した
プラスチツククリツプがある。このクリツプは、
アーム部をワイヤハーネスにテープ巻き等で固定
させ、そのまま車体の所定孔に取付部を押込め
ば、ワイヤハーネスが車体に取付けられ、取付作
業が簡単になる利点がある。しかし、車体には孔
を設けねばならず、その穿孔作業を必要とする外
に、その孔から水の音の漏れを生じて好ましくな
い。また、ワイヤハーネスが望ましくない方向に
回転してしまう不利もあつた。
考案が解決しようとする問題点 従つて車体に孔を穿けずにワイヤハーネス等の
長尺部材を簡単に車体に取付けることのできるク
リツプの出現が望まれている。そこで、車体にス
タツドを所定の個所に溶植し、このスタツドに、
ワイヤハーネスを固定したクリツプを取付けるよ
う試みた。しかし取付けたクリツプはスタツドの
回りで回転してしまい、ワイヤハーネスが望まし
くない方向に曲つてしまう不利を解決できなかつ
た。このため、狭い空間において他の部品と干渉
したり、また内部の電線の断線を招いた。
上記した従来のスタツドは、その断面が円形で
クリツプに対してその回転を止める機能がないた
め、上記のようなワイヤハーネスの好ましくない
曲りを生じていた。そこで、本考案者等はクリツ
プの回転を阻止することのできるスタツドとし
て、横断面が矩形に形成されて角柱状にされ、側
面にクリツプの係止部を設けたスタツドを提案し
た。
従つて、本考案の目的は、上記した回転止め機
能を持つスタツドに適合したクリツプを用い、こ
れによりワイヤハーネス等の長尺部材を孔を設け
ることなく所定の正しい向きに取付けるようにす
ることにある。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するため、本考案によれば、
車体等のパネルに固着されたスタツドにクリツプ
を係止させることによつてワイヤハーネス等の長
尺部材をパネルに取付ける長尺部材の取付け構造
であつて、前記スタツドは、横断面が矩形の角柱
に形成されてその短辺側の両側面にはそれぞれ係
止爪が形成され且つ長辺側の側面には係止孔が形
成されており、前記クリツプは、長尺部材が固定
できるアーム部と、前記スタツドを受入れるよう
に矩形の横断面の空間が形成されたスタツドへの
取付部とを備え、このスタツド取付部の短辺側の
内壁にはスタツドの係止爪に係合する係止部が形
成され、長辺側の内壁には内側に弾性的に突出す
る、スタツドの係止孔に係合する係止突起が形成
されていることを特徴とする長尺部材の取付け構
造が提供される。
実施例 第1図に本考案によるクリツプの第1実施例を
示す。クリツプ1はスタツド取付部2とワイヤハ
ーネス3等の長尺取付部材をテープ4等で固定す
るアーム部5とが一体成形されて成り、成形の容
易さからプラスチツク材料で成るのが好ましい。
クリツプ1は矢印6で示すように独特の形状で
成るスタツド7に取付けられる。このスタツド7
は車体等のパネル8に所定の向きで溶接して固定
されている。クリツプ1の詳細な説明の前に、ス
タツド7について説明する。
本考案に用いるスタツド7は横断面が矩形(図
示の例では長方形)に形成されて角柱状に延びて
おり、その高さは任意に定めうる。側面には、ク
リツプ1の係止部としての孔9が設けられ、この
孔9のない面(短辺側面)にもクリツプ1の係止
部としての係止爪19が設けられている。また、
孔9は、クリツプ1の係止のためのものであり、
孔の替りに凹部としてもよい。このスタツドは適
当な厚さの軟質鋼板等の平板材の打抜きによつて
簡単に得られる利点がある。また、上記のよう
に、スタツド7は角柱状に形成されているので取
付けたクリツプの回転を阻止することができる。
本考案によるクリツプ1について第2図a〜d
も参照しながら説明する。スタツド取付部2は、
スタツド7の横断面に適合した横断面のスタツド
受入孔12が中央に形成されている。スタツド7
の係止爪10に対応して短辺側の内面に2段の係
止肩13が形成されている。この係止肩13は係
止力が十分であれば1段でもよく、係止強度に応
じて3段以上の多段にしてもよい。また、長辺側
の側面には係止肩13に弾性をもたせるようスリ
ツト14が形成されスタツド7に対して挿入する
とき肩13が外方へ撓む。
更にクリツプ1の長辺側の側面には、スタツド
7の係止孔9に対応した位置に係止突起16が形
成され、この突起16に弾性を与えるU字状のス
リツト17が形成されている。なお、クリツプ1
のスタツド受入孔12の入口18は挿入容易なよ
うにテーパしている。
従つて、クリツプ1にワイヤハーネス3を固定
した後、第1図の矢印6の方向に挿入するだけで
取付部材であるワイヤハーネス3がクリツプ1を
介してパネル8に固着される。この場合、スタツ
ド7が角柱状であり、クリツプ1の空所としての
孔12はそれに適合しているのでワイヤハーネス
3は回転することがない。
第3図は、本考案によるクリツプの第2の実施
例を示しており、このクリツプ20を用いてワイ
ヤハーネス3をスタツド7に固定する様子を示し
ている。このクリツプ20は矢印21に示すよう
にスタツド7に介して側方から係止させるように
なつている。このため、クリツプ20は第4図a
〜dに示すように、スタツド取付部22とアーム
部23とを備え、アーム23にワイヤハーネス3
がテープ4等で固定される。スタツド取付部22
はスタツド7を側方から挾持するように1つの側
面を開放したU字状に形成されてその中に空所が
形成され、スタツド7の係止爪10に係止する係
止肩24が形成され、また孔4に係止する突起2
5が形成されている。従つて、ワイヤハーネス3
をアーム23に取付けた後クリツプ20をスタツ
ド7に対して矢印21の方向に挿入すればクリツ
プ20がスタツドに固定され、ひいてはワイヤハ
ーネス3がパネル8に固定される。
この第2の実施例のクリツプは、第1図のクリ
ツプ1とは異なり、開放した側面26をこじあ
け、係止突起25を外側へ撓めれば、スタツド7
から取外すことができる利点がある。
第5図に、本考案によるクリツプの第3の実施
例を示す。また、このクリツプの詳細を第6図a
〜fに示す。このクリツプ30はスタツド7に対
して上方から矢印31に示すように係止させるよ
うになつている。クリツプ30は、第6図a〜f
にも示すように、スタツド取付部32とアーム部
33とを備え、アーム部33にはテープ4により
ワイヤハーネス3が固定される。スタツド取付部
32は、スタツド7の横断面に適合したスタツド
受入孔34が中央に形成され、スタツド7を包囲
するようになつている。
このスタツド受入孔34の内面には、スタツド
7の係止爪10に対応する位置において、スタツ
ド7の側面に当接して変形する薄肉片35が真上
下に長く形成されている。この薄肉片35は、ク
リツプ30をスタツド7を押込んだとき、スタツ
ド7に対してクリツプ30がガタつきのないよう
にするもので、押込みに必要な力を大きく増加さ
せない程度に設けるのが好ましい。スタツド7の
係止孔9に対応する位置には、スタツド受入孔3
4に突出する係止突起36が形成されている。第
1の実施例と同様に、係止突起36が外方に撓み
うるようにU字状のスリツト37がスタツド取付
部32の長辺側の側面に形成されている。従つて
本例においては、スタツドへの係止部は係止突起
9のみが機能する。また、この係止突起36に
は、外側に突出する外方延長部38が設けられて
おり、これを押すと突起36全体が外側へ撓んで
スタツド7の係止孔9から外れ、クリツプ30を
スタツド7から外すことができるようになつてい
る。
なお、本例においては、スタツド取付部32は
その下部において末広がりに形成されており、こ
れによりスタツドへの押込みを容易にするととも
に、取付後の姿勢を安定させている。このような
形状を他の実施例に適用することも可能であるこ
とは言うまでもない。
本例におけるクリツプ30は、第2の実施例に
示すクリツプ20よりも更に取外しできる利点を
有する。
考案の効果 本考案によれば、ワイヤハーネス等の長尺部材
を車体等のパネルに取付けるに当つて、パネルに
孔を穿ける必要がなくなり、更に、取付部材に加
わる望ましくない曲げ力に対してクリツプがその
回転を阻止するので、部材が望ましくない方向に
曲がることがなくなる。また部材の取付作業は押
し込みだけの簡単な作業であるので作業効率も向
上する。更に、本考案によれば、スタツドは剛性
の高い角柱で形成され、この剛性角柱にクリツプ
が取付けられるので、クリツプひいてはワイヤハ
ーネス等の長尺部材がスタツドひいては車体等の
パネルに強く固定され、また、スタツドの係止孔
にクリツプの係止突起が係合するだけでなく、ス
タツドの係止爪へクリツプの係止部が係合するの
で、クリツプのスタツドへの固着力を極めて強固
である。特に、連結後においてクリツプをスタツ
ドに対して上下左右に動かしてもその連結が外れ
ることがなくなり、組付けや修理の際に手等でワ
イヤハーネスを動かしても連結が緩むことがなく
なり、車体から外れる事故もなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例のクリツプを介し
てワイヤハーネスをパネルに取付ける様子を示す
説明図、第2図a〜dは第1図のクリツプを示し
ており、同図aはクリツプの正面図、同図bは第
1図のb−b線断面図、同図cは第2図aのc−
c線断面図、第2図dはスタツドとの関係を示す
同図cと同様の図、第3図は第2の実施例のクリ
ツプを用いてワイヤハーネスをパネルに取付ける
様子を示す説明図、第4図a〜dは第3図のクリ
ツプ正面図、平面図、側面図、及び第4図aのd
−d線断面図、第5図は第3の実施例のクリツプ
を用いてワイヤハーネスをパネルに取付ける様子
を示す説明図、第6図a〜fは第5図のクリツプ
を示しており、同図aは正面図、同図bは平面
図、同図cは底面図、同図dは右側面図、同図e
は同図aのe−e線断面図、同図fは同図bのf
−f線断面図である。 1,20,30……クリツプ、2,22,32
……スタツド取付部、3……ワイヤハーネス、
5,23,33……アーム部、7……スタツド、
8……パネル、9……係止孔、10……係止爪、
12,34……スタツド受入孔、3,24……係
止肩、16,25,36……係止突起、38……
外方延長部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体等のパネルに固着されたスタツドにクリ
    ツプを係止させることによつてワイヤハーネス
    等の長尺部材をパネルに取付ける長尺部材の取
    付け構造において、前記スタツドは、横断面が
    矩形の角柱に形成されてその短辺側の両側面に
    はそれぞれ係止爪が形成され且つ長辺側の側面
    には係止孔が形成されており、前記クリツプ
    は、長尺部材が固定できるアーム部と、前記ス
    タツドを受入れるように矩形の横断面の空間が
    形成されたスタツドへの取付部とを備え、この
    スタツド取付部の短辺側の内壁にはスタツドの
    係止爪に係合する係止部が形成され、長辺側の
    内壁には内側に弾性的に突出する、スタツドの
    係止孔に係合する係止突起が形成されているこ
    とを特徴とする長尺部材の取付け構造。 (2) クリツプのスタツド取付部の係止部は、スタ
    ツドの側面の係止爪に係合する係止肩である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の取付け構
    造。 (3) クリツプのスタツド取付部の係止部は、スタ
    ツド側面の係止爪に当接して変形する薄肉片で
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の取付
    け構造。 (4) 係止突起はU字形スリツトによつて取付部本
    体から外方へ撓むように形成され、該係止突起
    の外面は取付部本体から外方へ突出している実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の取付け構
    造。 (5) スタツド取付部はスタツドの上端から押込む
    ことのできるように角筒状に形成されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の取付け構
    造。 (6) スタツド取付部は、スタツドに対して側方か
    ら押込むことのできるように1つの側面が開放
    した把持体として形成されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の取付け構造。
JP1985118995U 1985-04-02 1985-08-02 Expired JPH0310404Y2 (ja)

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JP1985118995U JPH0310404Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02
GB08607836A GB2173250A (en) 1985-04-02 1986-03-27 Weld stud and means for co- operating therewith
IT8619888A IT1204848B (it) 1985-04-02 1986-03-27 Sistema di fissaggio di articoli su superfici metalliche con colonnetta saldata e fermaglio montabile su di essa
ES1986293586U ES293586Y (es) 1985-04-02 1986-03-27 Conjunto para el anclaje de elementos a un panel
DE19863610999 DE3610999A1 (de) 1985-04-02 1986-04-02 Befestigungsanordnung mit schweissbolzen und clip
FR8604720A FR2579693B1 (fr) 1985-04-02 1986-04-02 Goujon a souder et agrafe se montant sur ce goujon

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JP4609858B2 (ja) * 2006-07-10 2011-01-12 古河電気工業株式会社 プロテクタ

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JPS6086607U (ja) * 1983-11-19 1985-06-14 トヨタ自動車株式会社 電線結束用留め具

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