JP2772429B2 - バンパの取付構造 - Google Patents

バンパの取付構造

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【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、バンパの取付構造に関するもので、詳しく
はバンパのボディパネルへの仮止め構造に関するもので
ある。
b. 従来の技術 自動車のバンパは、まずバンパをボディパネルに仮止
めし、次いで適宜個所をネジ止めしてボディパネルに組
付けている。
第4図(a),(b)は、そのようなバンパの一般的
な取付構造を2例示したものである。
第4図(a)に示した例では、バンパサイドaの内面
にボスbを立設し、そのボスbにホルダcをネジdによ
って固定するとともに、ボディパネルeの側面に孔fを
形成し、この孔fにホルダcの先端を押込むことによっ
てバンパをボディパネルeに仮止めしている。
また、第4図(b)に示した例では、バンパサイドa
の内面に立設したボスbに、フランジ状部gを備えたホ
ルダcをネジdによって固定するとともに、ボディパネ
ルeの側面にブラケットhをネジdによって固定し、該
ブラケットhにホルダcのフランジ状部gを嵌合させる
ことによってバンパをボディパネルeに仮止めしてい
る。
c. 発明が解決しようとする課題 このように、従来採用されているバンパの取付構造で
は、バンパにホルダcを固着しなければならず、その作
業が煩雑となるばかりでなく、ホルダcを固着するため
のボスbをバンパの内面に立設するため、バンパの表面
にひけiを生じ、外観を損う虞れがある。
そこで、本発明の目的は、ホルダをバンパに固着する
必要がなく、したがってバンパの取付作業が容易にな
り、かつ部品点数の減少が図れるバンパの取付構造を提
供することにある。
d. 課題を解決するための手段 本発明のバンパの取付構造では、フロントバンパの前
面部の裏面側に、車両後方に向けて爪を複数設け、該爪
の後端部を屈曲させて係止部を形成し、上記フロントバ
ンパの爪の近傍にスライド型用孔を設ける一方、ボディ
パネルに、上記爪が挿入可能で、その曲げフランジが車
両後方に向いた第1バーリング孔を複数設けてなり、該
第1バーリング孔に上記爪を挿入し、その係止部を上記
曲げフランジに係止させることによって、上記フロント
バンパをボディパネルに支持させるとともに、これら爪
とスライド型用孔と第1バーリング孔とをフロントフー
ドで覆っている。また、リヤバンパの後面部の裏面側
に、車両前方に向けて爪を複数設け、該爪の先端部を屈
曲させて係止部を形成し、上記リヤバンパの爪の近傍に
スライド型用孔を設ける一方、ボディパネルに、上記爪
が挿入可能で、その曲げフランジが車両前方に向いた第
2バーリング孔を複数設けてなり、該第2バーリング孔
に上記爪を挿入し、その係止部を上記曲げフランジに係
止させることによって、上記リヤバンパをボディパネル
に支持させるとともに、これら爪とスライド型用孔と第
2バーリング孔とをライセンスプレートで覆っている。
e. 作用 第1図乃至第3図は、本発明に係るバンパの取付構造
を示している。
図示したフロントバンパ10は、合成樹脂によって形成
されている。このバンパ10は、バンパ前面部Aの上縁お
よび下縁に舌片11,11,12,13が形成され、バンパサイド
Bの裏面に舌片14,14が形成されている。そして、それ
らの舌片11,12,13,14およびバンパ前面部Aの両端部に
は、ボルト挿通孔15,16,17,18,19が形成されている。さ
らに、上記舌片11は、その裏面に爪20を有している。
また、リヤバンパ30も合成樹脂によって形成されてい
る。このバンパ30は、バンパ後面部Cの上縁およびバン
パサイドDの裏面に舌片31,32,32がそれぞれ形成されて
いる。そして、それらの舌片31,32とバンパ後面部Cの
両端部およびライセンスプレート取付部C′には、ボル
ト挿通孔33,34,35,36が形成されている。さらに、この
リヤバンパ30では、ライセンスプレート取付部C′の裏
面に爪37が形成されている。
なお、上記フロントバンパ10およびリヤバンパ30の爪
20,37は、いずれも一体成形されたもので、舌片11およ
びライセンスプレート取付部C′に爪20,37のアンダカ
ット部を形成するためのスライド型用孔21,38が形成さ
れている。
これらのスライド型用孔21,38は、バンパの成形時
に、爪20,37の先端部から下方に延出した係止部20a,37a
を一体成形するために、製造技術上必要とされる孔であ
る。例えば、フロントバンパ10を割型を用いた射出成形
で製造する場合、上記係止部20aの車両前側にスライド
型を配置させた状態でフロントバンパ10を成形したの
ち、スライド型を前方に移動させる。次いで、上記割型
を前後方向に開いてフロントバンパ10を取り出す。この
ため、フロントバンパ10の前面部Aのうち、上記係止部
20aの車両前側にはスライド型用孔21が穿設される。
そして、上記フロントバンパ10は、第2図に示したよ
うに、フロントボディパネル1aに形成した第1バーリン
グ孔2に爪20を係止して、フロントボディパネル1aに仮
止めされ、その後ボルト挿通孔15,16,17,18,19に挿通さ
せた図示しないボルトによってフロントボディパネル1a
に固定される。また、上記リヤバンパ30は、第3図に示
したように、リヤボディパネル1bに形成した第2バーリ
ング孔3に爪37を係止して、リヤボディパネル1bに仮止
めされ、その後ボルト挿通孔33,34,35,36に挿通させた
図示しないボルトによって、リヤボディパネル1bに固定
される。
ここで、上記第1バーリング孔2には、車両後方に向
けて曲げフランジ2aが立設し、第2バーリング孔3に
は、車両前方に向けて曲げフランジ3aが立設している。
このようにして、車体1に設置されたフロントバンパ
10は、該フロントバンパ10の上部を覆うフロントフード
4によって、爪20を形成するために開けられたスライド
型用孔21が外部から隠され、またリヤバンパ30は、該リ
ヤバンパ30に取付けられるライセンスプレート5によっ
て、爪37を形成するために開けられたスライド型用孔38
が外部から隠される。
なお、上記実施例では、爪20,37を形成するためにバ
ンパ10,30に孔21,38を形成している。したがって、上記
バンパ10,30では、該バンパ10,30が車体1に設置された
状態で、孔21,38が外部から隠れるような位置に爪21,38
を形成する必要がある。しかし、孔21,38を使用するこ
となく爪20,37を形成するならば、爪20,37の位置は上記
個所に限定する必要はない。
また、上記実施例では、爪20,37をバンパ10,30に形成
し、該爪20,37が係合する孔2,3をボディパネル1a,1bに
形成しているが、爪をボディパネル1a,1bに形成し、孔
をバンパ10,30に形成してもよい。
f. 発明の効果 上記したように、本発明に係るバンパの取付構造で
は、フロントバンパの前面部の裏面側に、車両後方に向
けて爪を複数設け、該爪の後端部を屈曲させて係止部を
形成し、上記フロントバンパの爪の近傍にスライド型用
孔を設ける一方、ボディパネルに、上記爪が挿入可能
で、その曲げフランジが車両後方に向いた第1バーリン
グ孔を複数設けてなり、該第1バーリング孔に上記爪を
挿入し、その係止部を上記曲げフランジに係止させるこ
とによって、上記フロントバンパをボディパネルに支持
させるとともに、これら爪とスライド型用孔と第1バー
リング孔とをフロントフードで覆っているので、フロン
トバンパの爪をボディパネルの第1バーリング孔に挿入
するだけで、その係止部が曲げフランジに係止されてフ
ロントバンパの仮止めができる。この状態では、作業者
が手を離してもフロントバンパが落下しないので、作業
者がボルト等を用いてフロントバンパをボディパネルに
固定することができ、フロントバンパの取付作業性が向
上する。また、ボディパネルに穿設された孔は、曲げフ
ランジを有するバーリング孔であるため、この第1バー
リング孔の周辺におけるボディパネルの剛性、強度が向
上し、フロントバンパを係止させてバンパの重量負担が
かかっても、上記ボディパネルが変形することがない。
さらに、フロントバンパの爪とボディパネルの第1バー
リング孔とスライド型用孔とがフロントフードで覆われ
ているので、外観上も見栄えが良好である。
次いで、本発明に係るバンパの取付構造の別の態様で
は、リヤバンパのライセンスプレート取付部の裏面側
に、車両前方に向けて爪を複数設け、該爪の先端部を屈
曲させて係止部を形成し、上記リヤバンパの爪の近傍に
スライド型用孔を設ける一方、ボディパネルに、上記爪
が挿入可能で、その曲げフランジが車両前方に向いた第
2バーリング孔を複数設けてなり、該第2バーリング孔
に上記爪を挿入し、その係止部を上記曲げフランジに係
止させることによって、上記リヤバンパをボディパネル
に支持させるとともに、これら爪とスライド型用孔と第
2バーリング孔とをライセンスプレートで覆っているの
で、リヤバンパの爪をボディパネルの第2バーリング孔
に挿入するだけで、その係止部が曲げフランジに係止さ
れてリヤバンパの仮止めができる。この状態では、作業
者が手を離してもリヤバンパが落下しないので、作業者
がボルト等を用いてリヤバンパをボディパネルに固定す
ることができ、リヤバンパの取付作業性が向上する。ま
た、ボディパネルに穿設された孔は、曲げフランジを有
するバーリング孔であるため、この第2バーリング孔の
周辺におけるボディパネルの剛性、強度が向上し、リヤ
バンパを係止させてバンパの重量負担がかかっても、上
記ボディパネルが変形することがない。さらに、リヤバ
ンパの爪とボディパネルの第2バーリング孔とスライド
型用孔とがライセンスプレートで覆われているので、外
観上も向栄えが良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係るバンパの取付構造を示
したもので、第1図はフロントバンパおよびリヤバンパ
を概念的に示した斜視図、第2図はフロントバンパの仮
止め状態を示した断面側面図、第3図はリヤバンパの仮
止め状態を示した断面側面図、第4図(a),(b)は
従来のバンパの仮止め状態をそれぞれ示した断面平面図
および断面正面図である。 1……車体、 1a……フロントボディパネル、 1b……リヤボディパネル、 2……第1バーリング孔、 2a……曲げフランジ 3……第2バーリング孔 3a……曲げフランジ 4……フロントフード、 5……ライセンスプレート、 10……フロントバンパ、 11,12,13,14……舌片、 15,16,17,18,19……ボルト挿通孔、 20……爪、 20a……係止部 30……リヤバンパ、 31,32……舌片、 33,34,35,36……孔、 37……爪 37a……係止部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントバンパの前面部の裏面側に、車両
    後方に向けて爪を複数設け、該爪の後端部を屈曲させて
    係止部を形成し、上記フロントバンパの爪の近傍にスラ
    イド型用孔を設ける一方、ボディパネルに、上記爪が挿
    入可能で、その曲げフランジが車両後方に向いた第1バ
    ーリング孔を複数設けてなり、該第1バーリング孔に上
    記爪を挿入し、その係止部を上記曲げフランジに係止さ
    せることによって、上記フロントバンパをボディパネル
    に支持させるとともに、これら爪とスライド型用孔と第
    1バーリング孔とをフロントフードで覆ったことを特徴
    とするバンパの取付構造。
  2. 【請求項2】リヤバンパのライセンスプレート取付部の
    裏面側に、車両前方に向けて爪を複数設け、該爪の先端
    部を屈曲させて係止部を形成し、上記リヤバンパの爪の
    近傍にスライド型用孔を設ける一方、ボディパネルに、
    上記爪が挿入可能で、その曲げフランジが車両前方に向
    いた第2バーリング孔を複数設けてなり、該第2バーリ
    ング孔に上記爪を挿入し、その係止部を上記曲げフラン
    ジに係止させることによって、上記リヤバンパをボディ
    パネルに支持させるとともに、これら爪とスライド型用
    孔と第2バーリング孔とをライセンスプレートで覆った
    ことを特徴とするバンパの取付構造。
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