JPH06199627A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH06199627A JPH06199627A JP4358214A JP35821492A JPH06199627A JP H06199627 A JPH06199627 A JP H06199627A JP 4358214 A JP4358214 A JP 4358214A JP 35821492 A JP35821492 A JP 35821492A JP H06199627 A JPH06199627 A JP H06199627A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】優れた美肌効果と、保存安定性を合わせ持ち、
透明な外観を示し、さらには生体適合性の高い可溶化型
化粧料を提供する。 【構成】スフィンゴミエリンとリゾホスファチジルコリ
ンを組成比１：８〜２：１で含有する事を特徴とする化
粧料。
透明な外観を示し、さらには生体適合性の高い可溶化型
化粧料を提供する。 【構成】スフィンゴミエリンとリゾホスファチジルコリ
ンを組成比１：８〜２：１で含有する事を特徴とする化
粧料。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、保存安定性、肌や毛髪
の保湿性に優れるだけでなく、老人性乾皮症の改善効果
を有し使用感にも優れ、なおかつ外観の良好（清澄、透
明）な化粧料に関する。
の保湿性に優れるだけでなく、老人性乾皮症の改善効果
を有し使用感にも優れ、なおかつ外観の良好（清澄、透
明）な化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近の天然物嗜好は、化粧品分野でも浸
透し、種々の天然物由来の物質が化粧料に添加されてい
る。その中でセラミド等のスフィンゴシン誘導体が皮膚
柔軟剤として、あるいは保湿剤として着目され、美肌効
果をねらって乳液などに添加されている。例えば、天然
由来のスフィンゴシン誘導体の中で、セレブロシド、ス
ルファチドなどのスフィンゴ糖脂質を主成分とした、牛
脳抽出物を添加した皮膚化粧料、卵黄スフィンゴ脂質を
含有した化粧料が開示されている（特開昭６４−１６７
０８、特開平１−２８３２０７）。また、乳化剤、可溶
化剤としてリゾホスファチジルコリンを添加した化粧料
が開示されている（特開昭６１−２９１５１４）。さら
に、スフィンゴミエリンとリゾホスファチジルコリンを
同時に含む物として大豆または卵黄由来のリゾレシチン
を化粧料に応用する技術が知られている。
透し、種々の天然物由来の物質が化粧料に添加されてい
る。その中でセラミド等のスフィンゴシン誘導体が皮膚
柔軟剤として、あるいは保湿剤として着目され、美肌効
果をねらって乳液などに添加されている。例えば、天然
由来のスフィンゴシン誘導体の中で、セレブロシド、ス
ルファチドなどのスフィンゴ糖脂質を主成分とした、牛
脳抽出物を添加した皮膚化粧料、卵黄スフィンゴ脂質を
含有した化粧料が開示されている（特開昭６４−１６７
０８、特開平１−２８３２０７）。また、乳化剤、可溶
化剤としてリゾホスファチジルコリンを添加した化粧料
が開示されている（特開昭６１−２９１５１４）。さら
に、スフィンゴミエリンとリゾホスファチジルコリンを
同時に含む物として大豆または卵黄由来のリゾレシチン
を化粧料に応用する技術が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スフィ
ンゴシン誘導体、とくにセラミド、グルコシルセラミド
は美肌効果に優れている反面、それらの化学構造からも
わかるように、界面活性能（可溶化能、界面張力低下能
等）を有していない為に、乳化剤、可溶化剤として作用
しない。それ故、セラミドやグルコシルセラミドを配合
した乳化剤、可溶化型化粧料を調製するに際しては、合
成乳化剤、合成可溶化剤（非イオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤等）の使用を余儀なくされる。また、セレ
ブロシド、スルファチド等のスフィンゴ糖脂質を主成分
とする牛脳抽出物は美肌効果に優れ、界面活性能を有す
るが十分ではない。さらに、スフンゴミエリンは水への
溶解性や、油性物質の水への可溶化能力に乏しい上に分
散して白濁し、長期保存時に変質したり、悪臭、異臭が
発生しやすい等の欠点がある。また、リゾホスファチジ
ルコリンは優れた乳化能、可溶化能を有してはいるが、
スフィンゴシン誘導体の様な皮膚柔軟効果、保湿効果に
乏しいという欠点を有する。また、卵黄リゾレシチン中
にはリゾホスファチジルコリンとスフィンゴミエリンの
両者が含まれているが、スフィンゴミエリン、リゾホス
ファチジルコリンとの組成比が１：８０〜３：８０程度
であるため、スフィンゴミエリンの有する優れた美肌効
果が得られてないのが現状である。さらに、美肌効果が
得られる濃度を使用した場合、最終的に製造される化粧
料の化粧特性を損ない実用性の無い物になる。すなわ
ち、本発明の目的は、優れた保存安定性、肌や毛髪に対
する保湿性、老人性乾皮症改善効果、等を合わせ持ち、
使用感と外観が良好な化粧料を提供する事にある。
ンゴシン誘導体、とくにセラミド、グルコシルセラミド
は美肌効果に優れている反面、それらの化学構造からも
わかるように、界面活性能（可溶化能、界面張力低下能
等）を有していない為に、乳化剤、可溶化剤として作用
しない。それ故、セラミドやグルコシルセラミドを配合
した乳化剤、可溶化型化粧料を調製するに際しては、合
成乳化剤、合成可溶化剤（非イオン界面活性剤、アニオ
ン界面活性剤等）の使用を余儀なくされる。また、セレ
ブロシド、スルファチド等のスフィンゴ糖脂質を主成分
とする牛脳抽出物は美肌効果に優れ、界面活性能を有す
るが十分ではない。さらに、スフンゴミエリンは水への
溶解性や、油性物質の水への可溶化能力に乏しい上に分
散して白濁し、長期保存時に変質したり、悪臭、異臭が
発生しやすい等の欠点がある。また、リゾホスファチジ
ルコリンは優れた乳化能、可溶化能を有してはいるが、
スフィンゴシン誘導体の様な皮膚柔軟効果、保湿効果に
乏しいという欠点を有する。また、卵黄リゾレシチン中
にはリゾホスファチジルコリンとスフィンゴミエリンの
両者が含まれているが、スフィンゴミエリン、リゾホス
ファチジルコリンとの組成比が１：８０〜３：８０程度
であるため、スフィンゴミエリンの有する優れた美肌効
果が得られてないのが現状である。さらに、美肌効果が
得られる濃度を使用した場合、最終的に製造される化粧
料の化粧特性を損ない実用性の無い物になる。すなわ
ち、本発明の目的は、優れた保存安定性、肌や毛髪に対
する保湿性、老人性乾皮症改善効果、等を合わせ持ち、
使用感と外観が良好な化粧料を提供する事にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の欠
点を克服すべく、セラミドに代表されるスフィンゴシン
誘導体の有する美肌効果と、優れた保存安定性を合わせ
持ち、さらには生体適合性が高く、使用感の優れた化粧
料を提供する事を目的として鋭意研究した結果、スフィ
ンゴミエリン（以下ＳＭと略す）とリゾホスファチジル
コリン（以下ＬＰＣと略す）が組成比１：８〜１：２で
含まれる化粧料が該目的に合致する効果を有する事を見
いだし、本発明を完成するに至った。本発明におけるＳ
Ｍとは、スフィンゴシン骨格とリン酸エステルを同時に
分子内に有するスフィンゴリン脂質の一種で、卵黄や牛
脳、豚脳、血球膜等に存在し、それらの内どの原料から
得られた物でも差し支えなく使用する事ができるが、常
温での分散性をより良好な物とするために、卵黄由来の
物を使用する事が望ましい。本発明におけるＬＰＣと
は、グリセロリン脂質の１位もしくは２位の位置の脂肪
酸エステルが酵素などにより加水分解されたグリセロリ
ゾリン脂質の一種で、一般的に卵黄リゾレシチンや大豆
リゾレシチンに主要成分として高濃度に含有されてお
り、それらの内どちらの原料から得られた物でも差し支
えなく使用する事ができるが、大豆由来の物は、構成脂
肪酸に不飽和度の高い物が多いため、やや安定性に欠け
るので、卵黄由来の物を使用する事が望ましい。本発明
において、ＳＭ−ＬＰＣ組成物は卵黄から溶剤分画やク
ロマトグラフィーによって調製する事ができる。ＳＭ、
特に卵黄ＳＭは、卵黄レシチン中に２〜３％しか含まれ
ていないので、効率的に抽出もしくは分画される事が望
ましい。従って、経済的な面からもＳＭとＬＰＣの単品
それぞれを配合するよりも、両物質を同時に含有する素
材から、選択的に抽出、濃縮してＳＭとＬＰＣを組成比
１：８〜１：２、好ましくは１：７〜１：３で含む組成
物を得る事が好ましい。さらに、ＳＭを濃縮する手法と
して、例えばエーテルやアセトン等を用いた溶剤分画や
カラムクロマトを行う事により、容易に目的組成比の組
成物を得る事ができる。
点を克服すべく、セラミドに代表されるスフィンゴシン
誘導体の有する美肌効果と、優れた保存安定性を合わせ
持ち、さらには生体適合性が高く、使用感の優れた化粧
料を提供する事を目的として鋭意研究した結果、スフィ
ンゴミエリン（以下ＳＭと略す）とリゾホスファチジル
コリン（以下ＬＰＣと略す）が組成比１：８〜１：２で
含まれる化粧料が該目的に合致する効果を有する事を見
いだし、本発明を完成するに至った。本発明におけるＳ
Ｍとは、スフィンゴシン骨格とリン酸エステルを同時に
分子内に有するスフィンゴリン脂質の一種で、卵黄や牛
脳、豚脳、血球膜等に存在し、それらの内どの原料から
得られた物でも差し支えなく使用する事ができるが、常
温での分散性をより良好な物とするために、卵黄由来の
物を使用する事が望ましい。本発明におけるＬＰＣと
は、グリセロリン脂質の１位もしくは２位の位置の脂肪
酸エステルが酵素などにより加水分解されたグリセロリ
ゾリン脂質の一種で、一般的に卵黄リゾレシチンや大豆
リゾレシチンに主要成分として高濃度に含有されてお
り、それらの内どちらの原料から得られた物でも差し支
えなく使用する事ができるが、大豆由来の物は、構成脂
肪酸に不飽和度の高い物が多いため、やや安定性に欠け
るので、卵黄由来の物を使用する事が望ましい。本発明
において、ＳＭ−ＬＰＣ組成物は卵黄から溶剤分画やク
ロマトグラフィーによって調製する事ができる。ＳＭ、
特に卵黄ＳＭは、卵黄レシチン中に２〜３％しか含まれ
ていないので、効率的に抽出もしくは分画される事が望
ましい。従って、経済的な面からもＳＭとＬＰＣの単品
それぞれを配合するよりも、両物質を同時に含有する素
材から、選択的に抽出、濃縮してＳＭとＬＰＣを組成比
１：８〜１：２、好ましくは１：７〜１：３で含む組成
物を得る事が好ましい。さらに、ＳＭを濃縮する手法と
して、例えばエーテルやアセトン等を用いた溶剤分画や
カラムクロマトを行う事により、容易に目的組成比の組
成物を得る事ができる。
【０００５】本発明において化粧料とは、例えば、整肌
化粧水、拭き取り化粧水、柔軟化粧水、アクネトリート
メントローション、アフターシェーブローション、二層
型コンディショニングローション、クレンジングローシ
ョン、ヘアートニック等であるが特に限定しない。本発
明の化粧料において、ＳＭとＬＰＣを組成比１：８〜
１：２の割合で含有する組成物の化粧料に対する配合量
は、ＳＭとして０．５％〜８％であり、好ましくは１％
〜６％（化粧料最終製品中の重量％）である。配合量が
多すぎると、得られる化粧料の化粧特性が損なわれる傾
向にあり、一方、少なすぎると、美肌効果や老人性乾皮
症改善効果が得られない。本発明の化粧料は美肌効果の
みならず、牛脳抽出物や卵黄スフィンゴ脂質、またはＬ
ＰＣのみを含有する化粧料では得られない使用感（湿潤
性、柔軟性、弾力性、艶）の向上効果を示し、さらには
非常に優れた保存安定性を示す。これらの原理について
は明かではないが、ＳＭとＬＰＣが組成比として１：８
〜１：２、好ましくは１：７〜１：３の割合で含有する
場合にＳＭとグリセロリゾリン脂質であるＬＰＣが、相
乗的に作用するものと思われる。ＳＭの含有割合が組成
比１：８より少なくなると、ＳＭそのものが有する美肌
効果が顕著に現れなくなり、１：２より多くなると、化
粧料の良好な外観が得られない。以下に、実施例をもっ
て本発明を詳細に説明する。
化粧水、拭き取り化粧水、柔軟化粧水、アクネトリート
メントローション、アフターシェーブローション、二層
型コンディショニングローション、クレンジングローシ
ョン、ヘアートニック等であるが特に限定しない。本発
明の化粧料において、ＳＭとＬＰＣを組成比１：８〜
１：２の割合で含有する組成物の化粧料に対する配合量
は、ＳＭとして０．５％〜８％であり、好ましくは１％
〜６％（化粧料最終製品中の重量％）である。配合量が
多すぎると、得られる化粧料の化粧特性が損なわれる傾
向にあり、一方、少なすぎると、美肌効果や老人性乾皮
症改善効果が得られない。本発明の化粧料は美肌効果の
みならず、牛脳抽出物や卵黄スフィンゴ脂質、またはＬ
ＰＣのみを含有する化粧料では得られない使用感（湿潤
性、柔軟性、弾力性、艶）の向上効果を示し、さらには
非常に優れた保存安定性を示す。これらの原理について
は明かではないが、ＳＭとＬＰＣが組成比として１：８
〜１：２、好ましくは１：７〜１：３の割合で含有する
場合にＳＭとグリセロリゾリン脂質であるＬＰＣが、相
乗的に作用するものと思われる。ＳＭの含有割合が組成
比１：８より少なくなると、ＳＭそのものが有する美肌
効果が顕著に現れなくなり、１：２より多くなると、化
粧料の良好な外観が得られない。以下に、実施例をもっ
て本発明を詳細に説明する。
【０００６】
【実施例】 実施例１ 卵黄レシチン（太陽化学（株）製）のアルコール溶液
を、大量分取用高性能液体クロマトグラフィー（ＨＰＬ
Ｃ）にセットしたシリカゲルカラムに供した。次に、ア
ルコールを用いて溶出させ、ホスファチジルエタノール
アミン画分、ＰＣ，ＳＭ混合画分、ＰＣ画分の３つに分
画した。ＰＣ，ＳＭ混合画分から常法により溶媒を留去
させる事により、ＳＭとＰＣから成る組成物を得た。得
られた組成物１０ｇにレシターゼ（Ｎｏｖｏ社製）１
ｇ、水道水１ｇを加え５０℃で混練反応させリゾ化し
た。得られたリゾ化組成物を１００ｍｌのアセトンを用
いて２回脱脂して、５ｇのリゾリン脂質を得た。このリ
ゾリン脂質のリン脂質組成をＴＬＣ−ＦＩＤイアトロス
キャンにより分析した結果、ＳＭとＬＰＣの組成比が
１：７であった。
を、大量分取用高性能液体クロマトグラフィー（ＨＰＬ
Ｃ）にセットしたシリカゲルカラムに供した。次に、ア
ルコールを用いて溶出させ、ホスファチジルエタノール
アミン画分、ＰＣ，ＳＭ混合画分、ＰＣ画分の３つに分
画した。ＰＣ，ＳＭ混合画分から常法により溶媒を留去
させる事により、ＳＭとＰＣから成る組成物を得た。得
られた組成物１０ｇにレシターゼ（Ｎｏｖｏ社製）１
ｇ、水道水１ｇを加え５０℃で混練反応させリゾ化し
た。得られたリゾ化組成物を１００ｍｌのアセトンを用
いて２回脱脂して、５ｇのリゾリン脂質を得た。このリ
ゾリン脂質のリン脂質組成をＴＬＣ−ＦＩＤイアトロス
キャンにより分析した結果、ＳＭとＬＰＣの組成比が
１：７であった。
【０００７】実施例２ （整肌化粧水） （１）処方 ＳＭ：ＬＰＣ＝１：７（実施例１で得られた組成物） ４．０ 部 香料（ラベンダーオイル） ０．０５部 パラオキシ安息香酸メチル ０．１ 部 精製水 ９５．８５部 （２）製造法 上記成分を成分の一部に混合溶解し、その中に成分
を分散溶解する。次いで成分の残部に成分を混合
溶解したものを加え、均一に混合して、整肌化粧水Ａを
得た。
を分散溶解する。次いで成分の残部に成分を混合
溶解したものを加え、均一に混合して、整肌化粧水Ａを
得た。
【０００８】比較例１ ＳＭ：ＬＰＣ＝１：７の代わりに、ＬＰＣを用いる以外
は、実施例１と同様な操作を行い整肌化粧水Ｂを得た。
は、実施例１と同様な操作を行い整肌化粧水Ｂを得た。
【０００９】比較例２ ＳＭ：ＬＰＣ＝１：７の代わりに、ＳＭを用いる以外
は、実施例１と同様な操作を行って整肌化粧水Ｃを得
た。
は、実施例１と同様な操作を行って整肌化粧水Ｃを得
た。
【００１０】試験例１ 得られた整肌化粧水Ａ，Ｂ，Ｃの外観、使用時の感触等
を専門検査員５人によって調べた。外観は、肉眼によっ
て判定し、感触効果は肌に塗布時の感触（さっぱり感、
しっとり感、べたつき感）により判定した。
を専門検査員５人によって調べた。外観は、肉眼によっ
て判定し、感触効果は肌に塗布時の感触（さっぱり感、
しっとり感、べたつき感）により判定した。
【００１１】
【表１】
【００１２】（結果）表１に示すように、実施例２によ
り得られた本発明の整肌化粧水Ａは、Ｂ及びＣの化粧水
に比して優れた結果を示した。
り得られた本発明の整肌化粧水Ａは、Ｂ及びＣの化粧水
に比して優れた結果を示した。
【００１３】
【表２】
【００１４】実施例３ 表２に示すような組成で本発明のアクネトリートメント
ローションＡ、Ｂと比較のアクネトリートメントローシ
ョンＣ、Ｄ、Ｅを調製した。
ローションＡ、Ｂと比較のアクネトリートメントローシ
ョンＣ、Ｄ、Ｅを調製した。
【００１５】試験例２ これらのアクネトリートメントローションの内、Ａ、
Ｂ、Ｃ及びＥが淡青色の透明なる外観を示した。これら
のアクネトリートメントローションを、被試験者各２０
人（２０才〜２５才の女性）に、連続１か月間塗布し
た。医師による診断の結果では、全被試験者の皮膚及び
体調に異常は認められなかった。クリームを塗布した後
の皮膚に対して使用感、湿潤性（しっとり感）、柔軟性
（滑らか感）、弾力性及び艶を与える効果を全被試験者
について調査した結果を表３に示す。数字は、それぞれ
の項目について、非常に良好、良好、やや良好、変化無
しと判断した被試験者の数である。
Ｂ、Ｃ及びＥが淡青色の透明なる外観を示した。これら
のアクネトリートメントローションを、被試験者各２０
人（２０才〜２５才の女性）に、連続１か月間塗布し
た。医師による診断の結果では、全被試験者の皮膚及び
体調に異常は認められなかった。クリームを塗布した後
の皮膚に対して使用感、湿潤性（しっとり感）、柔軟性
（滑らか感）、弾力性及び艶を与える効果を全被試験者
について調査した結果を表３に示す。数字は、それぞれ
の項目について、非常に良好、良好、やや良好、変化無
しと判断した被試験者の数である。
【００１６】
【表３】
【００１７】表３から明らかなように、本発明のアクネ
トリートメントローションＡ、Ｂは、Ｃ、Ｄ、Ｅのロー
ションに比して優れた効果を示した。
トリートメントローションＡ、Ｂは、Ｃ、Ｄ、Ｅのロー
ションに比して優れた効果を示した。
【００１８】
【発明の効果】本発明の化粧料、すなわちＳＭとＬＰＣ
を組成比１：８〜１：２の割合で含有する事を特徴とす
る化粧料は、美肌効果だけでなく良好な外観と使用感を
有し、さらには良好な保存安定性を有する。
を組成比１：８〜１：２の割合で含有する事を特徴とす
る化粧料は、美肌効果だけでなく良好な外観と使用感を
有し、さらには良好な保存安定性を有する。
Claims (1)
- 【請求項１】 スフィンゴミエリンとリゾホスファチジ
ルコリンを組成比１：８〜１：２の割合で含有すること
を特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35821492A JP3615773B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35821492A JP3615773B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06199627A true JPH06199627A (ja) | 1994-07-19 |
| JP3615773B2 JP3615773B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=18458127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35821492A Expired - Fee Related JP3615773B2 (ja) | 1992-12-26 | 1992-12-26 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3615773B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020044851A (ko) * | 2000-12-07 | 2002-06-19 | 최승철 | 여드름 예방 및 치료용 스핑고리피드 조성물 |
| WO2006057166A1 (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-01 | Shu Uemura Inc. | 皮膚化粧料 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61291514A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-22 | Kanebo Ltd | 可溶化型の水性透明化粧料 |
| JPS6295132A (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk | 多価アルコ−ル中油型乳化組成物 |
| JPS6416708A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-20 | Ichimaru Pharcos Inc | Composition for extracting sphingolipid and method for extraction thereof |
| JPH02203928A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-08-13 | Asahi Denka Kogyo Kk | 界面活性作用の強化されたグリセロ燐脂質組成物 |
| JPH03196833A (ja) * | 1989-12-27 | 1991-08-28 | Iwase Kosufua Kk | 親水性ゲル状組成物および水中油型乳化組成物 |
-
1992
- 1992-12-26 JP JP35821492A patent/JP3615773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61291514A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-22 | Kanebo Ltd | 可溶化型の水性透明化粧料 |
| JPS6295132A (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | Nippon Saafuakutanto Kogyo Kk | 多価アルコ−ル中油型乳化組成物 |
| JPS6416708A (en) * | 1987-07-08 | 1989-01-20 | Ichimaru Pharcos Inc | Composition for extracting sphingolipid and method for extraction thereof |
| JPH02203928A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-08-13 | Asahi Denka Kogyo Kk | 界面活性作用の強化されたグリセロ燐脂質組成物 |
| JPH03196833A (ja) * | 1989-12-27 | 1991-08-28 | Iwase Kosufua Kk | 親水性ゲル状組成物および水中油型乳化組成物 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020044851A (ko) * | 2000-12-07 | 2002-06-19 | 최승철 | 여드름 예방 및 치료용 스핑고리피드 조성물 |
| WO2006057166A1 (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-01 | Shu Uemura Inc. | 皮膚化粧料 |
| JP2006151818A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Shu Uemura:Kk | 皮膚化粧料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3615773B2 (ja) | 2005-02-02 |
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