JPH0619296A - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

現像装置および画像形成装置

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JPH0619296A
JPH0619296A JP4196067A JP19606792A JPH0619296A JP H0619296 A JPH0619296 A JP H0619296A JP 4196067 A JP4196067 A JP 4196067A JP 19606792 A JP19606792 A JP 19606792A JP H0619296 A JPH0619296 A JP H0619296A
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JP
Japan
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developer
developing
toner
developing device
developing sleeve
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Withdrawn
Application number
JP4196067A
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English (en)
Inventor
Shigeru Oki
木 繁 大
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH0619296A publication Critical patent/JPH0619296A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレード線圧を低めた場合におこる薄層コー
ティングむらをなくす。 【構成】 現像剤担持体3と弾性ブレード4との当接部
Tの位置が、現像剤担持体3の中心Oを通る水平線Hの
現像剤担持体3の現像容器内側に描いた半径に対し、当
接部Tと現像剤担持体3の中心Oとを結ぶ半径の角度θ
が、現像剤担持体3の回転方向上流側に、 0°≦θ≦40° となるように配設したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本第1発明は、電子写真複写機,
静電記録機,磁気記録機などの画像形成装置に関するも
のであり、特に乾式の非磁性一成分現像剤を使用して現
像を行なう現像装置に関する。
【0002】特に、第2,第4発明は、現像剤規制部材
により現像剤担持体上に薄層形成を行ない現像する現像
装置に関する。
【0003】また、第3発明は、乾式の非磁性一成分現
像剤を用い、現像剤規制部材により現像剤担持体上に薄
層形成を行ない現像する画像形成装置に関する。
【0004】また、第5発明は、カラーレーザプリンタ
やカラー電子写真複写機等の複数色画像形成装置に関す
る。
【0005】
【従来の技術】
〔第1従来例〕従来、非磁性一成分トナーを用いた乾式
一成分現像装置としては、各種装置が提案されまた実用
化ているが、一般的には図5に示すような構成となって
いる。
【0006】すなわち、弾性ブレード100と供給剥ぎ
取りローラ101を備え、弾性ブレード100と現像ス
リーブ102の当接部Eよりも現像スリーブ102回転
方向A上流側にトナー供給剥離手段たる供給剥ぎ取りロ
ーラ101を現像スリーブ102と接触するように配置
し、現像スリーブ102へのトナー供給及び現像スリー
ブ102上の未現像トナーの剥ぎ取りを行なっている。
【0007】また、弾性ブレード100の位置として
は、図5に示すように現像スリーブとの当接部が、現像
スリーブの中心を通る水平線Hよりも上方にあるのが一
般的である。
【0008】このような構成で、現像スリーブ102上
にトナー103の均一でかつ適正なコーティング量の薄
層形成を行なうには、現像スリーブ102と弾性ブレー
ド100との当接圧(以下、ブレード線圧と記す)を、
引き抜き線圧で60g/cm程度にする必要がある。
【0009】しかしながらこの程度のブレード線圧で画
出し耐久を行なっていくと、耐久が進むにつれ、弾性ブ
レード100と現像スリーブ102との当接部Tにトナ
ーが融着してしまい、現像スリーブ102上の薄層コー
ティングでは、コーティングすじとなって現われる。
【0010】このような耐久上の問題点に対しては、ブ
レード線圧を低めることが有効であり、ブレード線圧を
30g/cm程度に低めることで耐久的には問題のない
ようにすることができる。 〔第2従来例〕乾式の磁性一成分現像を用いた、乾式磁
性一成分現像装置としては、各種の装置が提案されてま
た実用化されている。現像剤の規制方法としては、主に
剛性体の部材を現像剤担持体と微少間隙をおいて現像剤
担持体の回転方向で、現像部より上流側に配置すること
により現像剤量を規制する方法と、同じく現像剤担持体
の回転方向で現像部より上流側に現像剤担持体に圧接す
るように弾性体の規制部材を配置することにより行なう
方法とがあるが、後者の方法を用いた従来例を図13に
示す。
【0011】図13で、201は、アルミニウムのよう
な非磁性体の筒体であり、不図示のモータにより矢印A
方向に定速回転される。即ち、現像部Pにおいて、筒体
201は不図示のモータ等により、不図示の感光ドラム
と同方向に回転せしめられる。211は多極マグネット
で、現像剤担持筒201の内部に配置されている。21
2は現像剤容器であり、磁性現像剤209が収容されて
いる。
【0012】筒体201は回転運動下部領域で現像剤容
器212中の現像剤209に接触しており、上昇運動径
路に沿ってこの磁性現像剤209をくみ上げるようにな
っている。
【0013】すなわち、磁性現像剤209は多極マグネ
ット211の磁力により筒体201に吸着され、そして
筒体201との摩擦によって筒体201の回転方向に移
送される。
【0014】202は、筒体201の回転運動径路に関
して現像部Pの上流位置に配置されたゴムのような柔軟
な弾性体の現像剤層規制板である。この弾性板202
は、一端側を支持部材221にて支持され、他端側の面
が現像剤担持筒体201周面に圧接せしめられていて、
両部材間に密接部が形成されている。
【0015】この規制板202は、容器212から送ら
れて来た厚い現像剤層291を規制して薄層にするもの
である。また規制板202が腹の面で筒体201に接し
ているのは、薄い均一な現像剤層を形成させるためばか
りでなく、両者の圧接部を筒体201の回転方向に長く
して現像剤と筒体201との接触距離を延ばし、絶縁性
現像剤209と非磁性体筒体201との間に生じる摩擦
帯電をより確実にするためである。 〔第3従来例〕従来の画像形成装置における乾式の非磁
性一成分現像剤を用いた乾式非磁性一成分現像方式とし
ては、各種の方式が提案され、また実用化されている
が、一般的には図19に示すような構成となっている。
【0016】つまり、現像剤規制部材としての弾性ブレ
ード312、現像剤担持体としての現像スリーブ311
及び供給剥ぎ取り部材としての供給剥ぎ取りローラ31
3からなる構成で、弾性ブレード312と現像スリーブ
311の当接部よりも現像スリーブ311の回転方向上
流側に、現像剤320の供給及び剥離手段たる供給剥ぎ
取りローラ313を現像スリーブ311と接触するよう
に配置し、現像スリーブ311への現像剤320の供給
及び現像スリーブ311上の未現像トナーの剥ぎ取りを
行なっている。
【0017】また、弾性ブレード312は、供給剥ぎ取
りローラ313により現像スリーブ311上に供給され
た現像剤320を、その現像スリーブ311との当接部
において、均一に薄層形成を行なうとともに、現像の際
に必要な帯電量に現像剤を帯電付与させる。 〔第4従来例〕従来、複数色画像形成装置においては、
複数色の現像剤を用いて複数色画像を得ているが、各色
の現像剤は平均粒径や外添剤等の違いにより、各現像剤
の帯電量が異なる。
【0018】たとえば、マゼンタ,シアン,イエロー,
ブラックの4色の現像剤を用いたフルカラー複写機にお
いては、現像剤の帯電量は、トナーの単位質量当りの帯
電量(以下、トリボと記す)で表わすと、マゼンタで−
19〔μc/g〕,シアンで−16.5〔μc/g〕,イ
エローで−20.5〔μc/g〕,ブラックで−15〔μ
c/g〕である。このように、各色ごとに現像剤の帯電
量が異なると、各色ごとに、現像効率や転写効率がばら
つき、このままだと、色ごとに濃度が違い、カラーバラ
ンスやグレイバランスをくずし忠実な色再現はなされな
い。
【0019】これに対し、従来のフルカラー複写機で
は、各色ごとに現像コントラスト電位と転写電力を制御
して、忠実な色再現を図っていた。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
〔第1課題〕第1発明の場合には、ブレード線圧を低め
ていくことは、現像スリーブ102上の薄層コーティン
グにコーティングむらを生じやすいという欠点を有して
いた。
【0021】特に、現像容器内104内にトナー103
を補給する時や、現像器を機械本体から出し入れする時
に、逆さにしたり振ったりした場合には、現像スリーブ
102と弾性ブレード100との当接部Eの近傍のトナ
ー溜まり(図2E)でのトナーの溜まり方が通常よりも
多くなり、低いブレード線圧ではこの多くなったトナー
溜まりを十分に剪断できず、薄層コーティングむらとな
っていた。 〔第2課題〕第2従来例では、現像剤209の流動性が
環境変動や耐久等により変化すると、これに伴ない現像
剤担持体201上の現像剤量が変動する。
【0022】この変動が、現像剤担持体201上の現像
剤量の適正範囲を越え、現像剤量過多の場合には、現像
剤薄層のむらや現像剤の飛散などを引き起こし、現像剤
量不足の場合には画像濃度不足などの悪影響を及ぼす。 〔第3課題〕上記第3従来例では、現像剤320の流動
性が環境変動により変化すると、これに伴ない現像スリ
ーブ311上の、現像剤規制弾性ブレード312通過後
の現像剤量(以下、コート量と記す)が変動する。
【0023】例えば、高温高湿下では、現像剤320の
流動性が上がり、コート量が過剰となり、現像スリーブ
311上の現像剤薄層にむらが生じたり、現像剤320
が現像スリーブ311が回転すると飛散するという現象
が生じる。
【0024】また、低温低湿下では逆に現像剤の流動性
が下がり、コート量が不足ぎみとなり、実際に現像を行
ない画像を出力する際に、画像濃度が不足するという現
象が生じる。
【0025】この様子を絶対湿度を混合比で表わし横軸
にとり、その時のコート量を縦軸にとって表わすと図1
9のようになる。このように環境変動によりコート量が
変化するので、環境により変動しない安定した画像を維
持することができなかった。 〔第4課題〕また、上記第3従来例では、現像スリーブ
311上に現像剤320を均一に薄層形成させるために
は、弾性ブレード312を現像スリーブ311上にある
程度以上の当接圧をもって圧接させる必要がある。
【0026】この当接部による圧力で長期間使用する
と、現像剤320に対しては凝集や劣化などを促進さ
せ、また弾性ブレード312に対しては現像剤の弾性ブ
レード312への付着、さらには融着などの現象をひき
起こし、長期にわたって初期の画質を安定して維持する
ことが困難であった。 〔第5課題〕上記第4の従来例では、現像コントラスト
電位と転写電流とを各色ごとに制御する手法では、制御
が複雑化して画質の安定性を落としたり、制御の複雑化
による装置のコスト高などの問題点があった。 〔第1発明の目的〕第1発明は、上記第1の課題を解決
するためになされたもので、その目的はブレード線圧を
低めた場合に起こる薄層コーティングむらをなくすこと
にある。 〔第2発明の目的〕第2発明は、第2課題を解決するた
めになされたもので、環境変動や耐久等により現像剤の
流動性が変化した場合にも、長期にわたりどのような環
境でも安定して、良好な画像が得られる現像装置を提供
することを目的とする。 〔第3発明の目的〕第3発明は、上記第3課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、環
境が変動しても、安定した画像が出力できるような現像
装置を備えた画像形成装置を提供することにある。 〔第4発明の目的〕第4発明は、上記第4課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、弾
性ブレードの当接圧が従来よりも極めて低く設定するこ
とができる現像装置を提供し、もって長期にわたり安定
した画質を維持する。 〔第5発明の目的〕そこで本発明は、上記の問題に鑑み
てなされたもので、その目的とする処は各色の現像剤の
帯電量が異なることに対する補正を簡易な構成の制御に
より行なうようにした複数色画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
〔第1発明〕第1発明は、乾式の非磁性一成分現像剤を
用い、現像剤を現像剤担持体上に薄層形成するための弾
性ブレードと現像剤担持体上の現像剤を、現像剤担持体
から剥ぎ取り、さらに現像剤担持体上に、現像容器内の
現像剤を供給する供給剥ぎ取りローラを具備する現像装
置において、現像剤担持体と弾性ブレードとの当接部の
位置が、現像剤担持体の中心を通る水平線の現像剤担持
体の現像容器内側に描いた半径線に対し、当接部と現像
剤担持体の中心とを結ぶ半径線の傾斜角度θが現像剤担
持体の回転方向上流側に、 0°≦θ≦40° となるように配設したことを特徴とする。 〔第2発明〕第2発明は、乾式の磁性一成分現像剤を用
い現像剤を内部に磁石を有することにより表面に現像剤
を担持し搬送する現像剤担持体上に薄層形成するための
現像剤規制部材を有する現像装置において、前記現像剤
担持体上の現像部より回転方向上流側の近傍に非接触に
現像剤担持体上の現像剤量を検知するための現像剤量検
知手段を設け、さらに、その検知された現像剤量を適正
な範囲に収めるように、前記現像剤規制部材による現像
剤の規制量を可変調整する現像剤規制量調整手段を設け
たことを特徴とする。
【0028】現像剤規制部材は、現像剤担持体に接触
し、かつ弾性を有する現像剤規制ブレードであり、ま
た、現像剤規制量調整手段は、現像剤規制ブレードの現
像剤担持体に対する接触圧を調整するブレード接触圧調
整手段であることを特徴とする。
【0029】現像剤規制部材は、現像剤担持体の回転方
向で現像部の上流に位置し、現像剤担持体表面から離間
している規制部先端を有する現像剤規制ブレードであ
り、また、現像剤規制量調整手段は、現像剤規制ブレー
ドの先端と現像剤担持体面との間隙を調整する手段であ
ることを特徴とする。
【0030】現像剤規制量調整手段は、現像剤規制部材
近傍での現像剤担持体内の磁極位置を調整する手段であ
ることを特徴とする。
【0031】現像剤担持体は、表面が鏡面仕上げ加工さ
れた金属スリーブであることを特徴とする。 〔第3発明〕第3発明は、乾式の非磁性一成分現像剤を
用い現像剤を現像剤担持体上に薄層形成するための現像
剤規制部材を有する現像装置を有する画像形成装置にお
いて、前記現像剤規制部材は、少なくともその現像剤担
持体と当接する面が導電性の材質であり、現像剤担持体
の回転時には、この現像剤規制部材の導電面と現像剤担
持体との間にバイアスが印加されるとともに、本体内に
設けられた温湿度検知装置の出力値により、前記現像剤
担持体上の現像剤規制部材通過後の現像剤量を、常に適
正な量に保つように前記印加バイアスを可変制御するこ
とを特徴とする。 〔第4発明〕第4発明は、乾式の非磁性一成分現像剤を
用い、弾性を有する現像剤規制部材により現像剤を現像
剤担持体上に薄層形成する現像装置において、前記現像
剤規制部材を、前記現像剤担持体と当接する部分で現像
剤担持体の周方向に移動可能とし、また材質は少なくと
も前記現像剤担持体と当接する面が導電性の材質であ
り、さらに前記現像剤担持体の回転時には、この現像剤
規制部材が移動するとともにこの現像剤規制部材にバイ
アスが印加されることを特徴とする。
【0032】現像剤規制部材は、弾性を有し、導電性材
料で作られた回転ローラであることを特徴とする。
【0033】現像剤規制部材は、現像剤担持体に圧接す
るように張設された無端状ベルトと、その駆動手段とか
ら成ることを特徴とする。
【0034】現像剤担持体の回転時における現像剤規制
部材へのバイアスの印加は、現像剤規制部材に、現像剤
の帯電極性に応じて現像剤が現像剤担持体側から現像剤
規制部材側に誘引されるようなバイアスが印加されるこ
とを特徴とする。 〔第5発明〕第5発明は、像担持体上に複数色画像の各
色画像の潜像を形成し、複数色の現像器により、前記潜
像を現像することを前記各色の画像に対応した潜像の全
てについて行ない、複数色画像を得る画像形成装置にお
いて、前記各色の現像器に対して、各現像器の現像剤規
制部から現像部までの現像剤担持体に対向して、現像剤
帯電用のコロナイオン付与手段を配設し、各色の現像剤
が現像部に至る前の各色の現像剤の帯電量を前記コロナ
イオン付与手段に印加する電圧を可変とすることにより
均一にするように制御することを特徴とする。
【0035】また、コロナイオン付与手段に印加する電
圧を可変制御することにより各色の現像器においての現
像部に至る前の各色ごとに異なる現像剤の帯電量に加え
て、環境によって異なる現像剤の帯電量を均一ならしめ
るように制御したことを特徴とする。
【0036】前記複数色画像形成装置における現像方式
は、像担持体上に複数色画像の各色の画像の潜像が形成
される度に、現像装置の複数色の現像器を設けた移動支
持体により、前記潜像に対応した色の現像器が前記潜像
に対向する箇所に位置するように移動して、前記潜像を
現像することを前記各色の画像に対応した潜像の全てに
ついて行なう現像器移動の現像方式を用い、前記複数色
の現像器が現像を行なう位置で現像剤担持体と対向する
位置に各色の現像器兼用のコロナイオン付与手段を設け
たことを特徴とする。
【0037】前記コロナイオン付与手段は、現像剤の帯
電極性と同極性のコロナイオンを付与することを特徴と
する。
【0038】
【作用】
〔第1発明の作用〕第1発明は、現像スリーブと弾性ブ
レードとの当接部を現像スリーブ中心を通る水平線の現
像容器内側の半径に対して当接部と現像スリーブ中心と
を結ぶ半径がなる角度θが、現像スリーブの回転方向上
流側に0°≦θ≦40°となるように配設することによ
り、トナー補給時や現像器の出し入れの際に現像器を逆
さにしたり振ったりした時に、ブレード当接部近傍のト
ナー溜まりに従来では通常より多く溜まっていたトナー
を重力による自由落下により下方に落とすことで、トナ
ー溜まりの量を少量とし薄層コーティングむらを起こさ
ないようにしたものである。
【0039】また、トナーの溜まり量が自由落下により
常に少量となるので、現像スリーブ上に、常に安定した
量の薄層コーティングをコートさせることができるよう
にしたものである。 〔第2発明の作用〕本第2発明は、現像剤担持体上の現
像部より回転方向上流側の近傍に、非接触に現像剤担持
体上の現像剤量を検知するための現像剤量検知手段を設
け、その検知量に基づいて、現像剤規制量調整手段によ
り現像剤規制部材による現像剤の規制量を可変調整し、
現像剤担持体上の現像剤量を常に適正な範囲内に制御す
るようにしたものである。 〔第3発明の作用〕本第3発明は、現像剤規制部材の、
少なくともその現像剤担持体と当接する面を導電性の材
質とし、現像剤担持体の回転時にはこの現像剤規制部材
の導電面と現像剤担持体との間にバイアスが印加される
とともに、この印加バイアスは画像形成装置本体内に設
けられた温湿度センサの出力値により、可変制御される
構成としたものである。これにより、環境が変動しても
現像剤担持体上のコート量を安定させるように制御し、
常に安定した画像が出力できる。 〔第4発明の作用〕本第4発明は、現像剤規制部材を少
なくともその現像剤担持体と当接する面を導電性の材質
とし、現像剤規制部材と現像剤担持体との間にバイアス
を印加することにより、従来に比べ現像剤規制部材の現
像剤担持体に対する当接圧を極めて低く設定することが
できる。
【0040】さらに、この現像剤規制部材を現像剤担持
体の円周方向に移動させることで、上記のバイアスの効
果を維持できるようにでき、長期にわたり、安定した画
質を出力し続けることができるようになった。 〔第5発明の作用〕本第5発明は、各色の現像器に対し
て、各現像器の現像剤規制部から現像部までの現像剤担
持体に対向して現像剤帯電用のコロナイオン付与手段を
配設し、各色の現像剤が現像部に至る前の各色の現像剤
の帯重量が各色ごとに異なったり環境ごとに異なるの
を、コロナイオン付与手段の制御により均一にする。
【0041】
【実施例】
〔第1発明の実施例〕以下、添付図面の図1にもとづい
て、本第1発明の第1実施例を説明する。
【0042】図1は、本第1発明を実施した乾式非磁性
一成分現像装置であり、図2における角度θが0°の場
合の例である。以下、この現像装置について詳述する。
【0043】該現像装置は、現像剤供給容器(以下単に
容器と記す)2と、現像剤担持体としての現像スリーブ
3と、現像剤規制手段たる弾性ブレード4と、現像剤供
給剥離手段たる供給剥ぎ取りローラ5と、現像剤搬送手
段たるトナー送り部材6とを備えている。に延在する開
口部を有し、該開口部には上記現像スリーブ3が配設さ
れている。該現像スリーブ3は、アルミニウムまたはス
テンレス鋼等の非磁性材料製である。該現像スリーブ3
は回転自在に支持され、駆動源(図示せず)により矢印
B方向に回転駆動される。
【0044】上記現像スリーブ3の下方には、供給剥ぎ
取りローラ5が摺接部Sで摺接回転するように配設され
ている。上記供給剥ぎ取りローラ5は上記現像スリーブ
3と同方向に回転してトナーを該現像スリーブ3へと供
給すると共に該現像スリーブ3と弾性接触することによ
って該現像スリーブ3上のトナーを剥離する。
【0045】上記供給剥ぎ取りローラ5と上記現像スリ
ーブ3との摺接部Sよりも該現像スリーブ3の回転方向
下流側には、弾性ブレード4の自由端が上記現像スリー
ブ3に当接部Tで当接配設されており、該当接部Tにお
いて上記現像スリーブ3上のトナーの通過を規制してい
る。
【0046】弾性ブレード4には、所望の極性にトナー
を帯電するに適した摩擦帯電系列の材質のものを用いる
ことが好ましい。例えば、ポリエステルを組成成分とす
るトナーを負に帯電させるには、ポリウレタン、スチレ
ン、ブタジエン等を用いればよい。以上のような材質を
用いればトナーの摩擦帯電効率をより高くすることがで
きる。
【0047】上記供給剥ぎ取りローラ5の後方の上記容
器2内にはトナー送り部材6が矢印D方向に回転するよ
うに配設され、一成分非磁性トナーであるトナー7を上
記供給剥ぎ取りローラ5へ供給する。
【0048】上記供給剥ぎ取りローラ5と上記トナー送
り部材6の間には、室内壁8が設けられており、上記供
給剥ぎ取りローラ5が剥離してきたトナーを、上記トナ
ー送り部材6によって搬送されるトナーと合流する位置
に案内する流路9が形成されている。
【0049】上記の合流したトナーは、供給剥ぎ取りロ
ーラ5によって再び現像スリーブ3との摺接部Sへと搬
送されていく。
【0050】また、現像スリーブ3の下方には容器2と
の隙間を塞ぐシール部材11が配設されている。該シー
ル部材11はマイラー(デュポン社製商品名。以下マイ
ラーに関して同様である。)等の可撓性シートである。
【0051】さらに、現像スリーブ3には電源12が配
設され、バイアスを印加するようになっている。
【0052】本実施例における現像方法としては例えば
特公昭58−32375に記載の方法、すなわち感光ド
ラム/と現像スリーブ3との間に直流を重畳した交流電
流を印加して、現像スリーブ3上の薄層トナーを感光ド
ラム/上の静電潜像に画像状に転移させるいわゆる非接
触現像法を用いている。
【0053】次に以上のような現像装置における動作に
ついて説明する。
【0054】図1において、トナー送り部材6が矢印D
方向に回転してトナー7を供給剥ぎ取りローラ5へ搬送
し、該供給剥ぎ取りローラ5は矢印C方向に回転し、供
給剥ぎ取りローラ5上に搬送されたトナー7を摺接部S
へ供給する。次いで現像スリーブ3と供給剥ぎ取りロー
ラ5との摺接部Sにおいて、供給剥ぎ取りローラ5上の
トナー7は、現像スリーブ3と摺接されることによって
摩擦帯電を受けると共に現像スリーブ3へと供給され
る。
【0055】さらに、トナー7は弾性ブレード4と現像
スリーブ3との当接部Tを通過するときに、現像スリー
ブ3表面と弾性ブレード4によって摺接され、さらに摩
擦帯電を受ける。このようにしてトナー7は十分な摩擦
帯電を受けることができる。この十分な摩擦帯電を受け
たトナーは上記当接部Tを通過して現像スリーブ3上の
トナー薄層として形成され、現像スリーブ3上を感光ド
ラム/と対向する現像部Pへ運ばれる。現像部Pにおい
て、一部のトナーは現像動作により消費され、他のトナ
ーは現像スリーブ3の回転と共に現像スリーブ3の下部
より回収される。この回収部分にはシール部材11が設
けられ現像で消費されなかったトナーの容器2内への通
過を許容すると共に、容器2内のトナーが容器2の下部
から漏出することを防止する。回収された現像スリーブ
3上のトナーは供給剥ぎ取りローラ5と現像スリーブ3
との摺接部Sで弾性接触によって掻き落とされる。この
掻き落とされたトナーは、案内壁8によって形成された
流路9を通って搬送され、トナー送り部材6によって搬
送されたトナーと合流し、再び上述したように摺接部S
へと搬送される。
【0056】次に以下のような条件で行なった実験例に
ついて説明する。
【0057】本実験例では、現像スリーブとして直径3
2mmのアルミニウムスリーブ表面を研磨加工し表面粗
さRZ =1.2μm程度にまで鏡面化したものを用いた。
弾性ブレードとしては厚さ2mm、幅20mmの寸法形
状のウレタンで硬度73°のゴムを用いた。
【0058】また、このとき用いた非磁性トナーはバイ
ンダー樹脂にポリエステルを用いた平均粒径8μmの粉
末を用い、外添剤としてシリカを外添し、トナーに流動
性を与えた。
【0059】トナーが容器から飛散するのを防ぐための
シール部材として、薄い50μm厚のマイラーシールを
用いた。弾性ブレードの現像スリーブへの当接圧は実験
例では約30g/cmに設定した。
【0060】供給剥ぎ取りローラとしては直径23mm
のローラ状にしたスポンジローラを用いた。また、現像
スリーブを280/sec で回転させ供給剥ぎ取りローラ
を現像スリーブに対して相対速度875mm/sec にし
て回転させた。
【0061】本実験例では、現像スリーブ上のトナー層
厚さを、現像スリーブと感光ドラムとの対向間隙長より
も小さくし、上述したようにその間隙内を現像スリーブ
から感光ドラムへトナーを移動させて現像(いわゆる非
接触現像またはシャンピング現像)する手法を用いた。
【0062】本実験例では、感光ドラム上に反転現像に
おける暗電位を−750V、明電位を−120Vとし、
感光ドラムと現像スリーブとの間隙を約250μmに保
ち、現像スリーブにピーク・ピーク電圧2000V,2
000Hzの矩形波交流電圧ぅに−400Vの直流電圧
を重畳した現像バイアスを印加して現像した。
【0063】次に、本実施例の効果について述べる。本
発明では、前述したように弾性ブレード4と現像スリー
ブ3との当接部Tを、現像スリーブ3の中心Oを通る水
平線Hより下側としたことにより、ブレード当接部T近
傍のトナー溜まりに溜まるトナーの量を重力落下により
少量とし、ブレード線圧を低めた時でも現像スリーブ3
上のトナー薄層コーティングを容易にできるようにした
ものである。この様子を実験データでみると表1のよう
になる。
【0064】表1はブレード線圧を約30g/cmと設
定し、図2における角度θを、図5に示した従来の位置
及び−20°,0°,20°,40°と変えた時に、現
像器を逆さにして、故意にトナー溜まりにトナーを多く
溜めた時の、現像スリーブ3上にコーティングされたト
ナー量M/S(mg/cm2)と、コーティングの状態を
示したものである。
【0065】なお、当接部Tの位置を、θ>40°とし
た場合は現像器の構成上トナー溜まりと供給剥ぎ取りロ
ーラ5とが接近しすぎてしまい、トナー溜まりに溜まる
トナー量がかえって従来の当接部の位置の時より多くな
るため、θ≦40°としている。
【0066】このデータからもわかるように、図2にお
ける角度θを0°≦θ≦40°とすることにより、従来
ではコーティングむらとなっていた低いブレード線圧で
の薄層コートを、むらのない均一なコートとすることが
できた。
【0067】第1の実施例では、感光ドラム1に対し現
像器を横に配置したものを示したが、図3のように、感
光ドラム1に対し現像器を下に配置した構成もとれる。
【0068】これにより、感光ドラム1に対し下配置の
現像器に対しても、本発明を実施することにより、「弾
性ブレード4+剥ぎ取り供給ローラ5」系での乾式非磁
性一成分現像が実現できたことになる。
【0069】そして、このような下配置の現像は、感光
ドラム1の下を複数個の現像器が水平移動するスライド
式現像では必須のものであり、スライド式現像を用いた
多色カラー複写機には有効な現像手段となる。
【0070】第1,第2の実施例では、弾性ブレード4
を、現像スリーブの回転方向に対してカウンター方向に
当接させているが、図4のように、順方向にも当接させ
ることができる。この場合には従来の当接位置では耐久
により、トナー溜まり部にトナーが詰まっていき、現像
スリーブ3上のトナーコーティング量M/Sが増加する
という問題点を、本発明の構成によりトナー溜まり部に
トナーが詰まらないようにすることができ、解決するこ
とができる。 〔第2発明の実施例〕次に第2発明の実施例について説
明する。
【0071】図6は、現像剤規制部材として、弾性体の
規制部材(以下弾性ブレードと記す)を用いた場合の本
発明の実施例である。
【0072】現像装置は現像剤担持体としての現像スリ
ーブ201と、現像剤の規制部材としての弾性ブレード
202と、現像容器212の両端に設けた端部シール部
材204と現像スリーブ201の下方に設けられた下部
シール部材205とを備えている。
【0073】この現像剤(以下トナーと記す)209が
収容されている現像剤容器212内には、トナーを撹拌
するための撹拌棒213が設けられ、現像スリーブ20
1の内部には多極マグネット211が配置されている。
【0074】さらに、現像スリーブ201上のトナーの
量を検知する現像剤量検知手段206と、現像剤規制量
調整手段として弾性ブレード202の現像スリーブ20
1への接触圧を調整するブレード接触圧調整手段207
と、現像剤量検知手段206からの出力を処理し、ブレ
ード接触圧調整手段207の駆動部へ信号を送るCPU
208とが、設けられている。
【0075】現像スリーブ201は、アルミニウム又は
ステンレス鋼等の非磁性材料製であり、回転自在に支持
され、不図示の駆動源により矢印A方向に回転駆動され
る。
【0076】また、現像スリーブ201の回転方向に関
して、現像部Pよりも上流側には、弾性ブレード202
の自由端が上記現像スリーブ201に当接部Tにて当接
配設されており、当接部Tにおいて上記現像スリーブ2
01上のトナー209の通過を規制している。
【0077】弾性ブレード202には、所望の極性にト
ナー209を帯電するに適した摩擦帯電系列の材質のも
のを用いることが好ましい。例えば、材質にもよるが、
ポリスチレン,マグネタイト,カーボン等を組成成分と
するトナーを正に帯電させるためには、エチレンプロピ
レンゴム,弗素ゴム,天然ゴム,ポリクロロブタジエ
ン,N,B,R等を、負に帯電させるためには、シリコ
ンゴム,ポリウレタン,スチレンブタジエンゴムといっ
たものを弾性ブレード202として用いれば、トナーの
摩擦帯電効率はより高くなる。
【0078】さらに、現像スリーブ201の下方には、
現像容器212との隙間をふさぐシール部材205が配
設されている。このシール部材205はマイラー(デュ
ポン社製商品名。以下マイラーに関して同様である。)
等の可撓性シートである。
【0079】現像スリーブ201の現像部Pの回転方向
上流側の近傍には、現像剤量検知手段206が現像スリ
ーブ201と非接触に約1mmの距離を隔てて設けら
れ、現像スリーブ201上えに、弾性ブレード202に
より薄層形成されたトナー層の現像前の現像剤量(トナ
ー量)を検知するようになっている。
【0080】現像剤量検知手段206は、図7に示すよ
うに、発光素子である赤外発光ダイオード261と、受
光素子であるフォトダイオード262とから成ってお
り、発光ダイオード261から発せられ、現像スリーブ
201上のトナー209により反射された光量を、フォ
トダイオード262により検出する。
【0081】次に、以上のような現像装置における動作
について説明する。
【0082】現像スリーブ201は、回転運動下部領域
で容器212中のトナー209に接触しており、多極マ
グネット211の磁力により現像スリーブ201に吸着
され、現像スリーブ201の上昇運動径路に沿ってトナ
ー209をくみ上げるようになっている。
【0083】くみ上げられたトナー209は弾性ブレー
ド202と現像スリーブ201との当接部Tを通過する
ときに、現像スリーブ201表面と弾性ブレード202
によって摺擦され、さらに摩擦帯電を受ける。
【0084】このようにして、トナー209は十分な摩
擦帯電を受けることができる。この十分な摩擦帯電を受
けたトナー209は、上記当接部Tを通過して現像スリ
ーブ201上のトナー薄層として形成され、現像スリー
ブ201上を図示していない感光ドラムと対向する現像
部Pへ運ばれる。現像部Pにおいて、一部のトナーは現
像動作により消費され、他のトナーは現像スリーブ20
1の回転と共に現像スリーブ201の下部より回収され
る。
【0085】この回収部分にはシール部材205が設け
られ、現像で消費されなかったトナーの現像容器212
内への通過を許容すると共に、容器212内のトナー2
09が容器212の下部から漏出することを防止する。
【0086】ところで、本第2発明の特徴である現像ス
リーブ201上の現像剤量検知手段206は、現像スリ
ーブ201の回転が停止している時、現像スリーブ20
1上のトナー量を検知する。
【0087】現像スリーブ201上の単位面積当りのト
ナー量(mg/cm2)と、現像剤量検知手段206の検出出
力(V)との関係は、本実施例では、トナーとしてマグ
ネタイトを組成成分とするものを用いているので図8の
実線で示すように、トナー量が増えるにつれ、検出出力
が単調減少するようになっている。このような現像剤量
検知手段206の検出出力(V)にもとづいて、CPU
208は、ブレード接触圧調整手段207の駆動部へ、
現像スリーブ201上のトナー量が適正範囲内になるブ
レード接触圧が得られるような駆動信号を送る。
【0088】現像スリーブ201上のトナー量の適正範
囲は、本実施例では現像スリーブ201上の単位面積当
たりのトナー量で0.8〜1.0(mg/cm2)であった。ブレ
ード202の接触圧と現像スリーブ201上のトナー量
との関係は、トナーがいかなる状態であっても接触圧を
高めるに従い現像スリーブ201上のトナー量は減少す
るので、もし、現像剤量検知手段206により、現像ス
リーブ201上のトナー量が多いと判断された場合に
は、ブレード接触圧を高め、少ないと判断された場合に
は、ブレード接触圧を低めるという調整をブレード接触
圧調整手段207により行なう。
【0089】そして、調整を行なうたびに、現像剤量の
検知を行ない、図9に示すようなフローによって現像ス
リーブ201上のトナー量を適正範囲内に収める。な
お、ブレード202の接触圧は、図6に示すように、ブ
レード接触圧調整手段207がブレード202の支持部
210を矢印C方向に動かすことにより調整される。
【0090】以上のような制御を行なうことで、トナー
209がいかなる環境の状態であっても、いかなる耐久
状態であっても、現像スリーブ201上のトナー量を適
正とすることができるので、常に安定した良好な画像が
得られるようになった。
【0091】上記実施例1では、現像剤の規制方法とし
て、弾性ブレード202を現像スリーブ201に圧接す
る場合の例を示したが、剛性体の部材を現像スリーブ2
01と微少間隙をおいて配設する場合には、図10のよ
うになる。
【0092】この場合には、剛性体の規制部材203
(以下規制ブレードと記す。)を図10のように、規制
ブレード203の支持部231に対して上下方向(図中
矢印D方向)に動かすことにより、規制ブレード203
と現像スリーブ201との間隙gを変化させ、現像剤2
09の規制量を調整する。
【0093】また、現像剤の規制量の調整手段として、
図11に示すように、現像スリーブ201の内部の多極
マグネット211の周方向の位置を変える方法も可能で
ある。
【0094】つまり、弾性ブレード202の現像スリー
ブ201への当接部Tに最も近い磁極であるN1 極を標
準の位置に対し、図中矢印Eのように動かす。N1 極を
当接部Tに近づけると当接部Tにおける磁界が強まり、
トナー209に対する磁気的な拘束力が強くなり、当接
部通過後のトナー209の漏らし量は少なくなる。
【0095】反対に、N1 極を当接部Tに対し遠ざける
と、トナー209に対する磁気拘束力が弱まり、当接部
Tを通過するトナー量は多くなる。
【0096】また、N1 極の位置の調整は、多極マグネ
ット211の軸に直結され、現像容器212外に配設さ
れたモーター214の回転量を調整することにより行な
い、このモーター214の回転量は、図11のCPU2
08により制御されている。
【0097】以上のように弾性ブレード202の現像ス
リーブ201への当接部Tに最も近いN1 極を、当接部
Tに対して周方向に変えることで、現像剤の規制量を調
整できる。
【0098】なお、図11では、現像剤の規制手段とし
て弾性ブレード202を用いた場合の例を示したが、図
10のような剛性体の規制部材203により現像剤20
9を規制した場合にも、同様に規制部に対するN1 極の
周方向の位置を変化させることにより、現像剤規制量の
調整が行なえる。
【0099】本実施例の場合には実施例1、実施例2の
場合のように、現像スリーブ201のスラスト方向での
接触圧及び間隙gの調整のばらつきを考慮する必要がな
いので、比較的簡易な構成で精度良く現像剤量の調整が
可能である。
【0100】現像スリーブ201として図12のよう
に、表面を鏡面仕上げした金属スリーブ15を用いるこ
ともできる。この場合には、実施例1〜3の場合より
も、現像剤量検知部206での現像スリーブ201自体
の反射光量は増えるので、現像スリーブ201上の単位
面積当りのトナー量と、現像剤量検知手段206の検出
出力との関係は、図8の点線に示すようになり、図8の
グラフの傾きが大きくなる分だけ検出精度が高まる。 〔第3発明の実施例〕次に、本第3発明の第一の実施例
を添付図面の図1ないし図2を用いて説明する。
【0101】図14は、本発明の現像装置の一実施例を
備えた画像形成装置を示す概略構成図である。
【0102】図14において、301は潜像担持体たる
感光ドラムである。この感光ドラム301は回転自在に
配設されており、感光ドラム301の上方には感光ドラ
ム301の表面を一様に帯電せしめる帯電器たるコロナ
放電器302が配設されている。
【0103】コロナ放電器302によって帯電せしめら
れた表面は、コロナ放電器302よりも上記感光ドラム
301の回転方向下流側において露光ビーム303が照
射され、上記表面を露光して潜像を形成する。
【0104】表面に形成された潜像は、上記露光位置よ
りもさらに上記感光ドラム301の回転方向下流側にお
いて、感光ドラム301に対向して配設された現像装置
307によって現像され、上記感光ドラム301の下方
に配設された転写帯電器309によって転写材321へ
転写される。転写材321上に転写された画像は定着器
322において定着され、排出される。
【0105】一方、画像形成装置内には、現像装置30
7の本体が置かれた環境の温湿度を検知するために、現
像器307の上方位置に温湿度検知装置308が設置さ
れている。
【0106】次に、図15を用いて、上記現像装置30
7についてさらに詳しく説明する。現像装置307は、
現像剤担持体としての現像スリーブ311と、現像剤
(以下トナーと記す)の規制部材としての導電性ブレー
ド312と、現像スリーブ311上のトナーの供給及び
剥離手段たる供給剥ぎ取りローラ313と、現像容器の
両端に設けた端部シール部材314と、現像スリーブ3
11の下方に設けられた下部シール部材315と、現像
スリーブ311に電圧を供給するバイアス電源316
と、上記導電性ブレード312に電圧を供給するバイア
ス電源317と、さらにこのバイアス電源317から出
力される電圧を上記の温湿度検知装置307の出力によ
って制御するCPU318とから成っている。
【0107】現像スリーブ311は、アルミニウム又は
ステンレス鋼等の非磁性材料製であり、回転自在に支持
され、駆動源(図示せず)により矢印B方向に回転駆動
される。
【0108】上記現像スリーブ311の下方には、供給
剥ぎ取りローラ313が摺擦部Sで摺擦回転するように
配設されている。上記供給剥ぎ取りローラ313は、上
記現像スリーブ311と同方向に回転して、トナーを該
現像スリーブ311へと供給すると共に、現像スリーブ
311と弾性接触することによって該現像スリーブ31
1上のトナーを剥離する。
【0109】また、現像スリーブ311の下方には、現
像容器との隙間をふさぐシール部材315が配設されて
いる。シール部材315はマイラー(デュポン社製商品
名。以下マイラーに関して同様である。)等の可撓性シ
ートである。
【0110】上記供給剥ぎ取りローラ313と、上記現
像スリーブ311との摺擦部Sよりも現像スリーブ31
1の回転方向下流側には、導電性の弾性ブレード312
の自由端が上記現像スリーブ311に当接部Tで当接配
設されている。当該部Tにおいて、上記現像スリーブ3
11上のトナーの通過を、現像スリーブ311と導電性
弾性ブレード312との間に当接部Tでトナーが導電性
弾性ブレード312側に引かれるようなバイアスを印加
することにより規制している。
【0111】導電性弾性ブレード312は、弾性を有
し、かつ現像スリーブ311と当接する面が導電性であ
れば、いかなる構造のものも用いることができるが、本
実施例では、ウレタンゴムを基体とし、その上に導電性
微粉体を分散させたナイロンをコーティングしたものを
用いた。
【0112】また、CPU318は、温湿度検知装置3
08で検知された現像装置307本体の置かれた環境の
温湿度検知データに基づき、常に現像スリーブ311上
のトナーのコート量が適切に保たれるように、バイアス
電源317の出力電圧を算出し、バイアス電源317に
信号を送っている。
【0113】次に、以上のような現像装置における動作
について説明する。
【0114】図15において、供給剥ぎ取りローラ31
3は矢印C方向に回転し、現像容器323内のトナー3
20を摺擦部Sへ供給する。次いで、現像スリーブ31
1と供給剥ぎ取りローラ313との摺擦部Sにおいて、
供給剥ぎ取りローラ313上のトナーは現像スリーブ3
11と摺擦されることによって摩擦帯電を受けると共
に、現像スリーブ311へと供給される。
【0115】さらに、トナー320は、導電性弾性ブレ
ード312と現像スリーブ311との当接部Tを通過す
る時に、現像スリーブ311と弾性ブレード312によ
って摺擦され、さらに摩擦帯電を受ける。このようにし
てトナーは十分な摩擦帯電を受けることができる。この
十分な摩擦帯電を受けたトナーは、上記当接部Tを通過
する際に現像スリーブ311と弾性ブレード312との
間に印加されるバイアスの電位差により現像スリーブ3
11上のトナー薄層のコート量が変化する。
【0116】この変化の様子を図16に示す。
【0117】このときの現像スリーブ311に印加され
るバイアスは−300(V)で、図中の横軸は(弾性ブ
レード312に印加されるバイアス電圧値)−(現像ス
リーブ311に印加されるバイアス電圧値)を示してお
り、また、トナー320は負帯電性のトナーを用いてい
る。
【0118】このように現像スリーブ311と弾性ブレ
ード312とに印加されるバイアスの電位差により、コ
ート量が変化するので、このバイアスの電位差を環境に
応じて変化されることで、図19のような環境によって
コート量が変動するのをなくすことができる。
【0119】そして、現像スリーブ311上に適切なコ
ート量のトナー薄層として形成されたトナーは、現像ス
リーブ311上を感光ドラム301と対向する現像部へ
と運ばれる。
【0120】現像部においては、一部のトナーは現像動
作により消費され、他のトナーは現像スリーブ311の
回転と共に現像スリーブ311の下部より回収される。
この回収部分にはシール部材315が設けられ、現像で
消費されなかったトナーの現像容器323内への通過を
許容すると共に、容器内のトナーが容器の下部から漏出
することを防止する。
【0121】回収された現像スリーブ311上のトナー
は、供給剥ぎ取りローラ313と現像スリーブ311と
の摺擦部Sで弾性接触によって掻き落とされる。
【0122】次に、本第3発明の特徴である現像スリー
ブ上のトナーのコート量の制御について説明する。
【0123】まず、画像形成装置内の現像器307の上
方に設けられた温湿度検知装置308により、現像装置
307の置かれた環境の温湿度が検知される。この温湿
度検知データはCPU318に送られ、CPU318は
このデータを混合比に換算する。この混合比の値によっ
て、現像スリーブ311上のトナーのコート量を適切な
量とするような現像スリーブ311及び導電性ブレード
312に印加されるバイアスの電位差が決まる。
【0124】この関係を表わすと図17のようになる。
ここで適切なコート量は、本実施例ではトナーとしてポ
リエステル系樹脂100部に顔料5部程度混入した平均
粒径8μmのものに、流動性向上のためにコロイダルシ
リカを0.5%外添したトナーを用いているので、現像ス
リーブ311上の単位面積当たりのトナー量が0.5〜0.
6(mg/cm2)であった。
【0125】CPU318は、この図17のようなグラ
フをテーブルとして記憶しておき、弾性ブレード312
に印加されるべきバイアスが、バイアス電源317から
出力されるように駆動信号を送っている。このように、
温湿度検知データに基づき、CPU318が環境に応じ
て弾性ブレード312へ印加されるバイアスを制御し
て、現像スリーブ311上のトナーのコート量を常に適
切な量となるようにしている。
【0126】以上のような制御を行なうことで、環境が
変動しても現像スリーブ311上のトナーのコート量が
適切に保たれ、いかなる環境であっても常に安定して良
好な画像が出力できるようになった。
【0127】実施例1では、導電性弾性ブレード312
に印加されるバイアスとして直流電圧だけのものを用い
たが、交流電圧に直流電圧を重畳させたものも用いるこ
とができる。
【0128】この場合には、直流電圧としては実施例1
と同様に、図17に基づくバイアス電圧値を印加し、ま
た交流電圧としては、本実施例では周波数f=1KHz ,
ピーク対ピーク値Vpp=1kvなるものを用いた。
【0129】このように、導電性弾性ブレード12に印
加されるバイアスとして交流電圧に直流電圧を重畳させ
たものを用いることにより、実施例1と同様な効果が得
られる上に、交流電圧の効果により弾性ブレード312
の現像スリーブ311に対する当接圧の軸方向のむらを
低減することができ、実施例に比べより軸方向に均一な
トナーの薄層形成がなされるとともに、全画像領域にわ
たってより均一な画像を出力することができる。 〔第4発明の実施例〕次に本第4発明の第1の実施例を
説明する。
【0130】図20は、現像剤(以下トナーと記す)の
規制部材として回転ローラを用いた時の実施例である。
【0131】この現像装置は、現像剤担持体としての現
像スリーブ401と、トナー407の規制部材としての
規制ローラ402と、現像スリーブ401上のトナーの
供給及び剥離手段たる供給剥ぎ取りローラ403とを備
えている。現像容器408の両端には端部シール部材4
04が、現像スリーブ401の下方には下部シール部材
5が設けられ、さらに、規制ローラ2に付着したトナー
を掻き落とすスクレーバーブレード406が設けられて
いる。
【0132】現像スリーブ401は、アルミニウム又は
ステンレス鋼等の非磁性材料製であり、回転自在に支持
され、駆動源(図示せず)により矢印B方向に回転駆動
される。
【0133】上記現像スリーブ401の下方には、供給
剥ぎ取り部材たる供給剥ぎ取りローラ403が摺擦部S
で摺擦回転するように配設されている。上記供給剥ぎ取
りローラ403は上記現像スリーブ401と同方向に回
転し、トナー407を現像スリーブ401へと供給する
と共に、現像スリーブ401と弾性接触することによっ
て現像スリーブ401上のトナーを剥離する。
【0134】また、現像スリーブ401下方の、現像容
器408との隙間を塞ぐ下部シール部材405はマイラ
ー(デュポン社製商品名。以下マイラーに関して同様で
ある。)等の可撓性シートである。
【0135】一方、上記供給剥ぎ取りローラ403と上
記現像スリーブ401との摺擦部Sよりも現像スリーブ
401の回転方向下流側には、規制ローラ402が上記
現像スリーブ401に当接部Tで当接配設されており、
当該部Tにおいて上記現像スリーブ401上のトナーの
通過を、図20のように、現像スリーブ401と規制ロ
ーラ402との間に、当接部Tでトナー407が規制ロ
ーラ402に引かれるようなバイアスを印加することに
より規制している。
【0136】本実施例においては、負帯電性のトナーを
用いているので、現像スリーブ401に−300
(V)、規制ローラ402に−200(V)の電圧が印
加されている。
【0137】規制ローラ402には、弾性を有する導電
性の材質であるならば、いかなる材質のものでも用いる
ことができるが、たとえば本実施例では、シリコンゴム
中にカーボンブラック等の導電性微粉体を分散させたも
のを用いた。
【0138】ところで、規制ローラ402が静止したま
まの状態で現像スリーブ401が回転すると、上述のよ
うなバイアスによりトナーが規制ローラ402に次第に
付着し体積していき、ひいては現像スリーブ401と規
制ローラ402との間の電位差を、トナーの持つ電荷に
より打ち消すようになり、印加されるバイアスの効果が
なくなってくる。
【0139】本第4発明では、このような現象を考慮し
て、規制ローラ402を矢印A方向に駆動源(図示せ
ず)により、所定の速度で回転させ常にトナーが付着し
てない部分を当接させている。さらには規制ローラ40
2に付着したトナーを自由落下だけでも良いが、望まし
くは図20のようなスクレーパブレード406により完
全に掻き落とすような構成とするのが良い。
【0140】次に以上のような現像装置における動作に
ついて説明する。
【0141】図20において、供給剥ぎ取りローラ40
3は矢印C方向に回転し、現像容器408内のトナー4
07を摺擦部Sへ供給する。次いで現像スリーブ401
と供給剥ぎ取りローラ403との摺擦部Sにおいて、供
給剥ぎ取りローラ403上の現像剤は、現像スリーブ4
01と摺擦されることによって摩擦帯電を受けると共に
現像スリーブ401へと供給される。
【0142】さらに、トナー407は規制ローラ402
と現像スリーブ401との当接部Tを通過するときに、
現像スリーブ401表面と規制ローラ402によって摺
擦され、さらに摩擦帯電を受ける。このようにして、ト
ナー402は十分な摩擦帯電を受けることができる。こ
の十分な摩擦帯電を受けたトナーは上記当接部Tを通過
する際に、現像スリーブ401と規制ローラ402との
間のバイアス及び規制ローラ402の回転により、現像
スリーブ401上に適切な層厚のトナー薄層として形成
される。
【0143】そして、現像スリーブ401上を図示して
いない感光ドラムと対向する現像部へ運ばれる。また規
制ローラ402に当接部Tにおいて付着したトナーは、
現像容器408内に設けられたスクレーパプレード40
6により、再び現像容器408内に回収される。
【0144】現像部においては一部のトナーは現像動作
により消費され、他のトナーは現像スリーブ401の回
転と共に現像スリーブ401の下部より回収される。こ
の回収部分には下部シール部材405が設けられ現像で
消費されなかったトナーの現像容器408内への通過を
許容すると共に、容器408内のトナーが容器の下部か
ら漏出することを防止する。回収された現像スリーブ4
01上のトナーは供給剥ぎ取りローラ403と現像スリ
ーブ401との摺擦部Sで弾性接触によって掻き落とさ
れる。
【0145】以上のような構成とすることで、規制ロー
ラ402の現像スリーブ401に対する当接圧を、従来
より極めて低く設定することができ、長期にわたり安定
した画質を維持できるような乾式非磁性一成分現像規装
置を提供できるようになった。
【0146】実施例1では、現像剤規制部材として規制
ローラ402を用いたが、図21のように、無端状ベル
ト411を現像スリーブ401に圧接させる構成として
もよい。
【0147】ここで、無端状ベルト411にはシリコン
ゴムやウレタンゴムに導電性微粉体を分散させたものを
用い、2本の駆動ローラ410a,410bの間に巻回
され、この無端状ベルト411が張力により現像スリー
ブ401に圧接するようになっている。
【0148】また、駆動ローラ410a,410bは、
少なくとも一方のローラを金属製とし、そのローラに対
してバイアスを印加するようになっていて、本実施例で
は駆動ローラ410aを金属製としている。
【0149】そして、実施例1では現像剤規制ローラ4
02からスクレーブブレード406により掻き落とされ
たトナーの大部分が、現像スリーブ401上に落ち、再
びすぐ摩擦帯電されるので、トナーが過剰に帯電される
恐れがあるが、本実施例では大部分のトナーがトナー溜
め409に落とされるので、トナーの過剰帯電を防止す
ることができる。
【0150】実施例1,2では現像スリーブ401に印
加されるバイアスとして、直流電圧だけのものを用いた
が、交流電圧に直流電圧を重畳させた現像方法において
も、本第4発明は適用できる。
【0151】この場合には、現像スリーブ401に印加
される交流電圧としては、その周波数fが約500Hz以
上のものが望ましい。
【0152】本実施例では、周波数f=1KHz ピーク対
ピーク値Vpp=1KVなるものを用い、直流電圧としては
実施例1のように、現像スリーブ401に−300
〔V〕、規制ローラ402又は無端状ベルト411に
は、−200〔V〕の電圧を印加した。
【0153】このように、現像スリーブ401と現像剤
規制部材402,411との当接部で、交流電圧が印加
されるので実施例1及び実施例2で述べた効果と同様の
効果が得られる他に交流電圧の効果により、現像剤規制
部材402,411の現像スリーブ401に対する当接
圧の軸方向のむらを低減することができ、実施例1,2
に比べより軸方向に均一なトナーの薄層形成がなされ
る。 〔第5発明の実施例〕次に、本第5発明の実施例につい
てを説明する。
【0154】図22は、現像方式として、非磁性一成分
現像方式を用いたデジタルフルカラー複写機の概略断面
図である。
【0155】すなわち、装置本体550内の略中央部
に、電子写真用感光体を表面に設けた感光体ドラム50
1を有し、感光体ドラム501は時計方向の矢印X方向
に回転される。この感光体ドラム501の周囲には、そ
の斜め上に1次帯電器502、左側に転写装置505、
上側にクリーニング装置506、右下側に現像装置56
0がそれぞれ配置される。また画像形成装置本体550
の上方部には光学系510が配置されている。
【0156】読み取り部510は任意のもを利用し得る
が、本実施例では読み取り部510は、第1走査ミラー
511、第1走査ミラー511に対し半分の速度で同方
向に移動する第2および第3走査ミラー512,51
3、結像レンズ514およびカラーCCDイメージセン
サ515から構成されている。原稿照明光源516は、
第1走査ミラー511と共に運動するように構成され、
RGB色分解フィルタはCCDイメージセンサ515に
組み入れられている。
【0157】読み取り部510によれば、第1、第2お
よび第3走査ミラー511,512,513によって露
光走査された原稿512の反射光像が、レンズ514を
通過後RGB色分解フィルタにより色分解され、カラー
CCDイメージセンサ515上に結像されている。結像
された像は、カラーCCDイメージセンサ515の信号
として取り出され、A/D変換で、R,G,B各色ごと
にデジタル信号に変換される。
【0158】R,G,Bのデジタル信号は、その後対数
補正でR,G,Bの光量に比例した信号をY(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン)の濃度信号に変換
した後、Bk (ブラック)生成部にてY,M,Cの信号
値から本来グレーになるべきB k を生成する。このよう
に生成されたY,M,C,Bk 信号は、書き込み部54
0へ送られる。
【0159】書き込み部540では、各色Y,M,C,
k ごとに半導体レーザ、ポリゴンミラー517、レン
ズ反射ミラー519を介して感光体ドラム501上に各
色の潜像を形成する。
【0160】画像形成装置本体550の左側部には、定
着装置520下側部に給紙装置530が配置され、また
転写ドラム505と定着装置520および給紙装置53
0との間には、それぞれ転写紙搬送系525および53
5が配設される。
【0161】現像装置560は、4色の現像器、即ちマ
ゼンタ用現像器564M,シアン用現像器564C,イ
エロー用現像器564Yおよびブラック用現像器564
Bから成り図22のように、感光体ドラム501の右側
〜下側の周囲に渡って配設されている。4色の現像器5
64M,564C,564Y,564Bは、感光体ドラ
ム501上に色分解された各色の潜像が形成される度
に、その潜像に対応する色の現像器で、潜像を現像可視
化することを繰り返す。
【0162】また、現像装置560の各色の現像器に
は、現像剤帯電用のコロナイオン付与手段としてのコロ
ナイオン帯電器564M,564C,564Y,564
Bが、それぞれの現像器の現像剤担持体に対向する位置
に配設されている。
【0163】転写装置505は、典型的には周囲に転写
材の転写紙Pを把持するグリッパ505aを有する転写
ドラム505bを備えてなる。転写装置505は、給紙
装置530の転写紙カセット531又は532から転写
紙搬送系を経て給紙された転写紙の先端をグリッパ50
5aで把持し、感光体ドラム501上の各色のトナー像
を転写するべく回転、移送させる。転写ドラム505a
の転写域の内部には、転写帯電器505cが配置され
る。
【0164】上記構成にて、感光体ドラム501に対
し、色分解フィルタによって色分解された色毎に、1次
帯電器502、書き込み部540、現像装置560、転
写装置505およびクリーニング装置506により、帯
電、露光、現像、転写およびクリーニングの各工程が施
される。
【0165】以上のようにして各色のトナー像が順次転
写された転写紙は、グリッパ505aから開放され、分
離爪508により転写ドラム505bから剥離される。
次いで転写は、転写紙搬送系525により定着装置52
0へと送られ、そこで転写紙上のトナー像が定着され、
その後転写紙がトナー523へと排出される。
【0166】次に現像装置560について詳述する。図
23は、4色の現像器のうちのマゼンタ用現像器564
Mについての概略断面図である。
【0167】該現像器564Mは、現像剤担持体として
の現像スリーブ581と現像剤層厚規制手段としての弾
性ブレード582と、現像スリーブ581に対するトナ
ーTの剥ぎ取り供給手段であるトナー剥ぎ取り供給ロー
ラ583と、現像スリーブ581、弾性ブレード58
2、トナー剥ぎ取り供給ローラ583等が取り付けられ
ていると共に内部にトナーを有する現像器本体590
と、該現像器本体590と現像スリーブ581の両端部
間に隙間を塞ぐ側部シール部材584と、現像スリーブ
581の長手方向の下部と現像器本体590間の隙間を
塞ぐ下部シール部材585及び現像スリーブ581に対
向して設けられている、トナー帯電用のコロナ帯電器5
65Mとから構成されている。
【0168】現像スリーブ581はアルミニウム又はス
テンレス鋼等の非磁性材料から構成される円筒形状をし
たものであり、現像器本体590から一部露出する如く
この現像器本体590に枢支され、不図示の駆動源によ
り図23中矢印方向に回転される。トナー剥ぎ取り供給
ローラ583は現像スリーブ581の下方に該現像スリ
ーブ581と摺擦部Sで当接するように現像器本体59
0内に配設されており、不図示の駆動源により現像スリ
ーブ581と同方向に回転されて、現像作業終了後の現
像スリーブ581上の残留トナーTをこの現像スリーブ
581から剥ぎ取ると同時に、現像器本体590内のト
ナーTを再びこの現像スリーブ581の外周面に付着さ
せる機能を有している。
【0169】このトナー剥ぎ取り供給ローラ583は、
アルミニウムやステンレス鋼といった非磁性材からなる
芯金部の周りに、例えばモルトプレン、連泡ポリウレタ
ン、単泡ポリウレタンといった弾性部材からなる弾性層
を有したものであり、該弾性層の外表面には材料の特性
上小さな凹凸を有し、該凹凸を介して、現像スリーブ5
81に対するトナーの剥ぎ取り供給が効果的になされる
ようになっている。
【0170】弾性ブレード582は、現像スリーブ58
1の上方で、該現像スリーブ581の回転方向に対して
トナー剥ぎ取り供給ローラ583と現像スリーブ581
の摺擦部Sの下流側に配設され、当接部Uで現像スリー
ブ581に当接することにより、トナー剥ぎ取り供給ロ
ーラ583にて現像スリーブ581上に供給されたトナ
ーTの層厚を現像作業に必要な薄層に規制すると共に、
トナーを摩擦帯電する機能を有している。この弾性ブレ
ード582には所望の極性にトナーTを帯電するのに適
した摩擦帯電系列の材料を用いることが好ましく、例え
ば、ポリエステルを成分とするトナーTを負に帯電させ
るには、ナイロン、ポリウレタン、スチレン、ブタジエ
ン等の材料のものを用いれば、よりトナーの帯電効果を
高めることができる。
【0171】尚、下部シール部材585はマイラー(デ
ュポン社の商品名)等の可撓性シート部材から構成され
ている。
【0172】以下、かかる現像装置560の作用につい
て説明する。トナー剥ぎ取り供給ローラ583の回転に
より、現像器590内のトナーTは摺擦部Sにより現像
スリーブ581の外周面上に付着供給される。そして、
現像スリーブ581上のトナーUは当接部Tによって弾
性ブレード582により摩擦帯電されつつその層厚が一
定の薄層に規制される。
【0173】かくして、摩擦帯電を受けた現像スリーブ
581上の薄層トナーTは、現像スリーブ581の回転
とともにトナー帯電用のコロナ帯電器65Mと対向する
位置まで搬送される。その時帯電器565Mに高圧電源
によりマイナスのコロナを印加して、現像スリーブ58
1上の負帯電のトナーを帯電させる。
【0174】さらに、現像スリーブ581の回転ととも
に、トナーTは感光体ドラム501の対向部へと移動さ
れ、現像作業に供される。この場合、一部のトナーTは
感光ドラム501側に供給されて消費されるが、他のも
のは現像スリーブ581の回転とともに下部シール部材
585を越えて、再び現像器590内に移動され、摺擦
部Sにてトナー剥ぎ取り供給ローラ583によって現像
スリーブ581から剥ぎ取られる。
【0175】さらに、トナー帯電用のコロナ帯電器56
5Mの制御について、図24を用いて説明する。図24
は、コロナ帯電器のワイヤーに、交流電圧10kVpp
00Hzに直流電圧を重畳させた電圧を印加し、重畳させ
る直流電圧を0〜−1.0(Kv)まで変化させた時のトナー
トリボ値の変化を示した図である。
【0176】図中、実線は、コロナ帯電器によりトナー
を帯電させる前のトナーのトリホが−26(μc/g)
の時の変化、点線はそれが−11(μc/g)の時の変
化を示したものである。例えば、このようなトリボが違
なるトナーのトリボをそろえるには、図中の一点鎖線で
示すように、トリボ−26(μc/g)のトナーに対し
ては重畳させる直流電圧を、−0.35(kv)として、ト
リボ−11(μc/g)のトナーに対してはそれを−1.
0(kv)と設定する。
【0177】以上のようにして、あらかじめ、4色のト
ナーすべてについて図3にような重畳する直流電圧を変
化させた時の、トナートリボ値の変化を求めておき、す
べてのトナーシリボ値がそろうように、各色のトナーに
対する直流電圧をそれぞれ決定しておき、現像時にそれ
らの直流電圧がコロナ帯電器565に印加されるように
して、現像部へ送られる前の各色のトナーのトリボを均
一にそろえることができる。
【0178】以上説明したように、簡易なトナートリボ
の制御によりトナートリボを各色について均一にそろえ
ることができたので、従来行なわれていたようにコント
ラスト電位及び転写電流を各色ごとに制御するという複
雑さはなくすことができた。
【0179】本実施例1では、トナー帯電用のコロナイ
オン付与手段たるコロナイオン帯電器に対して、各色ご
とに異なる現像剤の帯電量を均一にそろえるという制御
のみをさせていたが、それに加えて、環境によって異な
る現像剤の帯電量を均一にさせるという制御をもさせる
ことができる。以下、この環境によって異なる現像剤の
帯電量の制御について説明する。
【0180】現像剤の帯電量はトナーの成分であるバイ
ンダー樹脂の吸湿特性で変化し、低温低湿から高温高湿
までの環境にわたって変化する。バインダー樹脂の吸湿
特性は空気中における絶対水分量と相関があるが環境ご
とに変化する現像剤の帯電量に対して各環境ごとに図2
4のようなコロナ帯電器に印加する直流電圧に対して、
トナートリボの変化の関係をあらかじめ求めておく。
【0181】このような関係から、全環境にわたって、
トナートリボが均一となるような直流電圧を、各環境ご
とに実施例1のように求める。この電位値をもとに、実
際に画像が形成される際には、図25に示すように画像
形成直前に本体内に設けられた温湿度センサ591によ
って環境を検知して、画像形成時にその検知した環境に
応じての直流電圧値をコロナイオン帯電器565に印加
する。
【0182】以上のような制御により、従来行なわれて
いたコントラスト電位及び転写電流を各色ごとに、さら
には環境ごとに制御するという複雑な制御を行なわず
に、コロナイオン帯電器のみを制御し、現像剤のトリボ
を均一にすることで、カラーバランスやグレイバランス
が良く環境安定性の良い画像を得ることができる。
【0183】実施例1,2では、現像方式として感光体
ドラム501の周囲に4色の現像器を固定配置させた現
像器固定の現像方式を用いているが、図26に示すよう
に、各色の画像の潜像が形成される度に現像装置の複数
色の現像器を設けた移動支持体により前記潜像に対応し
た色の現像器を移動して、前記潜像を現像することを、
前記各色の画像に対応した潜像の全てについて行なう現
像器移動の現像方式を用いた場合にも本発明を適用でき
る。
【0184】この場合には、現像剤帯電用のコロナイオ
ン付与手段を、前記複数色の現像器が現像を行なう位置
で、現像剤担持体に対向してただ1つ設けるだけで、本
発明の構成要件を満たすことができるので、装置の構成
の簡略化コストダウンを達成することができる。以下そ
の現像装置5100について説明する。
【0185】現像装置5100は、移動支持体としての
回転体5102に4色の現像器5104、即ちイエロー
用現像器5104Y、マゼンタ用現像器5104M、シ
アン用現像器5104Cおよびブラック用現像器514
0Bを備えており、感光体ドラム501上に色分解され
た各色の潜像が形成される度に、回転体5102が回転
することにより、その潜像の箇所に対応する色の現像器
5104を移動して、潜像を現像,可視化することを繰
り返す。
【0186】更に、現像装置5100の各色の現像器の
現像を行なう位置で、かつ各現像器の現像剤担持体に対
向する位置に現像剤帯電用のコロナイオン付与手段たる
コロナ帯電器5105が本体内に配設されている。
【0187】実施例3では、現像器の移動方式として回
転移動の例を示したが、図27のように、水平移動の現
像器移動方式を用いた場合にも、コロナイオン付与手段
は1つだけ配設するだけで済む。現像装置としては以下
のような構成となる。
【0188】上記現像装置570は、感光体ドラム50
1の下部に向けて水平移動可能な移動支持体572上に
4色の現像器574、即ちイエロー用現像器574Y、
マゼンタ用現像器574M、シアン用現像器574Cお
よびブラック用現像器574Bを備えており、感光体ド
ラム501上に色分解された各色の潜像が形成される度
に、移動支持体572が水平移動することにより、その
潜像の箇所に対応する色の現像器574を移動して、潜
像を現像、可視化することを繰り返す。
【0189】このような複数色画像形成装置において
も、トナー帯電用のコロナ帯電器75を図22に示すよ
うに、各色の現像器が現像を行なう位置で、かつ現像剤
担持体と対向する位置に設けることにより装置の複雑
化、コスト高をなくすことができる。
【0190】実施例1〜4においては、コロナイオン付
与手段としてコロナ帯電器を用いているが、図28に示
すように、プレート帯電器を用いてもよい。この場合に
は、コロナ帯電器では問題となっていたトナー飛散によ
りワイヤーに汚れが起き、帯電むらを生じるという現像
を回避でき、常に均一な帯電が実現される。以下にこの
プレート帯電器について説明する。
【0191】プレート帯電器5111は誘電体5120
と少なくとも2個の埋設電極5121及び5122と裸
出電極5123とを有している。
【0192】埋設電極5121,5122はそれらの間
に交流電圧を印加したときに所定の放電開始電圧で、誘
電体5120の表面の一部の近傍に放電が発生する位置
に配置される。すなわち、埋設電極5120と埋設電極
5122との間に交流電源5124によって所定の放電
開始電圧以上の交流電圧が印加されると、これによって
図示のプレート帯電器111の底面(交流電圧が印加さ
れる電極5121と同5122とを結ぶ線にほぼ平行な
面)の電極間近傍に対向する部分を中心にして、参照符
号5125で示す単一領域において放電が発生し、正・
負のイオンが交互に生成される。
【0193】発生したイオンは直流バイアス電源512
9によって、裸出電極5123と現像スリーブ581と
の間に印加される電圧によって形成される電界によっ
て、現像スリーブ581に引かれ、現像スリーブ581
上のトナーに付着して帯電させる。
【0194】各電圧値は交流電圧は0.5〜6kVpp、好
ましくは1〜4kVpp、バイアス電圧は0.2〜4kV、
好ましくは0.5〜2kVである。
【0195】さらに、コロナイオン付与手段としては、
図29に示すように、針電極5130を現像スリーブ5
81に対向して現像スリーブ581の長手方向(紙面と
垂直な方向)に適当な間隔をおいて配設させてもよい。
【0196】
【発明の効果】
〔第1発明の効果〕第1発明は、乾式非磁性一成分現像
に本発明を適用することにより、従来では、ブレード線
圧を低めると起こりやすかったコーティングむらをなく
すことができ、また現像スリーブと弾性ブレードとの当
接部が現像スリーブ中心を通る水平線より下方にあるの
で、トナー溜まりに溜まるトナー量を常に少量とするこ
とができ、現像スリーブ上のトナーコーティング量の安
定化をもはかることができる。 〔第2発明の効果〕第2発明によれば、現像剤担持体上
の、現像部より回転方向上流側の近傍に非接触に現像剤
担持体上の現像剤量を検知するための光学方式による現
像剤量検知手段を設けその検知量にもとづいて、現像剤
規制量調整手段により現像剤規制部材による現像剤の規
制量を調整し、現像剤担持体上の現像剤量を常に適正な
量としたので、環境の変化や耐久等により現像剤の流動
性が変わった場合でも、現像剤薄層のむら、現像剤の飛
散,画像濃度不足などの問題を起こさず長期にわたり、
どのような環境でも安定して良好な画像が得られるよう
になった。 〔第3発明の効果〕第3発明によれば、環境が変動して
も、常に現像剤担持体上の現像剤のコート量が適切に保
たれ、いかなる環境であっても、常に安定して良好な画
像が出力できるようになった。 〔第4発明の効果〕第4発明によれば、現像規制部材を
少なくともその現像剤担持体と当接する面を導電性の材
質とし、現像剤規制部材と現像剤担持体との間にバイア
スを印加することにより、従来に比べ現像剤規制部材の
現像剤担持体に対する当接圧を極めて低く設定すること
ができる。
【0197】さらに、この現像剤規制部材を現像剤担持
体の円周方向に移動させることで、上記のバイアスの効
果を維持できるようにでき、長期にわたり安定した画質
を出力し続けることができるようになった。 〔第5発明の効果〕第5発明によれば、各色の現像剤の
帯電量が色ごとに異なることに対し、色ごとに現像コン
トラスト電位及び転写電流を制御することとせずに、ト
ナー帯電器のコロナイオン付与手段に印加される電圧の
みを制御するという簡易な制御としたで、制御の複雑さ
のない安定した複数色画像形成装置を提供できるように
なった。
【0198】
【表1】 (ブレード線圧30g/cm)
【図面の簡単な説明】
【図1】本第1発明を実施した乾式非磁性一成分現像装
置の断面図である。
【図2】本発明の現像装置のブレード当接位置を示す図
である。
【図3】本第1発明の第2の実施例の断面図である。
【図4】本第1発明の第3の実施例を示す断面図であ
る。
【図5】従来の乾式非磁性一成分現像装置の断面図であ
る。
【図6】本第2発明の第1の実施例である乾式磁性一成
分現像装置の断面図である。
【図7】現像剤量検知手段の構成図である。
【図8】単位面積当たりの現像剤量と現像剤検知手段の
検出出力との関係を示した図である。
【図9】ブレード接触圧調整のフローチャートである。
【図10】本第2発明の第2の実施例の断面図。
【図11】本第2発明の第3の実施例の側面図。
【図12】本第2発明の第4の実施例の断面図。
【図13】従来の乾式非磁性一成分現像装置の断面図で
ある。
【図14】本発明の一実施例を備えた画像形成装置を示
す概略構成図である。
【図15】本発明の第1の実施例における乾式非磁性一
成分現像装置の断面図である。
【図16】現像剤担持体と導電性規制部材とに印加され
るバイアスの電位差と現像剤担持体上の現像剤のコート
量との関係を表わす図である。
【図17】現像剤担持体上のコート量を常に適切な量と
するための環境における混合比と、現像剤担持体と導電
性規制部材間にかかるバイアスの電位差との関係を表わ
す図である。
【図18】従来の乾式非磁性一成分現像装置の断面図で
ある。
【図19】従来の構成における混合比と現像剤担持体上
のコート量との関係を表わす図である。
【図20】本第4発明を実施した乾式非磁性一成分現像
装置の断面図である。
【図21】本第4発明の第2の実施例の断面図である。
【図22】本第5発明の一実施例に係る画像形成装置の
構成図である。
【図23】図22の一現像器の概略断面図である。
【図24】現像剤の帯電量とDCバイアスの関係を示す
グラフである。
【図25】第5発明の第2実施例の構成図である。
【図26】第5発明の第3実施例の構成図である。
【図27】第5発明の第4実施例の構成図である。
【図28】帯電方式の他の例を示す構成図である。
【図29】さらに他の帯電方式を示す構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 3 現像スリーブ 4 弾性ブレード 5 供給剥ぎ取りローラ 6 トナー送り部材 201 現像スリーブ 202 弾性ブレード 203 規制ブレード 206 現像剤量検知手段 207 ブレード接触圧調整手段 209 現像剤(トナー) 211 多極マグネット 214 磁極位置調整用モーター 215 鏡面金属スリーブ 307 現像装置 308 温湿度検知装置 311 現像スリーブ 312 導電性弾性ブレード 317 バイアス電源 318 CPU 401 現像スリーブ 402 規制ローラ 406 スクレーパブレード 410a,410b 駆動ローラ 411 無端状ベルト 501 感光体ドラム 560 現像装置 564M,C,Y,B マゼンタ用,シアン用,イエロ
ー用,ブラック用現像器 565M,C,Y,B コロナイオン帯電器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾式の非磁性一成分現像剤を用い現像剤
    を現像剤担持体上に薄層形成するための弾性ブレードと
    現像剤担持体上の現像剤を、現像剤担持体から剥ぎ取
    り、さらに現像剤担持体上に、現像容器内の現像剤を供
    給する供給剥ぎ取りローラを具備する現像装置におい
    て、 現像剤担持体と弾性ブレードとの当接部の位置が、現像
    剤担持体の中心を通る水平線の現像剤担持体の現像容器
    内側に描いた半径線に対し、当接部と現像剤担持体の中
    心とを結ぶ半径線の傾斜角度θが現像剤担持体の回転方
    向上流側に、 0°≦θ≦40° となるように配設したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 乾式の磁性一成分現像剤を用い現像剤を
    内部に磁石を有することにより表面に現像剤を担持し搬
    送する現像剤担持体上に薄層形成するための現像剤規制
    部材を有する現像装置において、 前記現像剤担持体上の現像部より回転方向上流側の近傍
    に非接触に現像剤担持体上の現像剤量を検知するための
    現像剤量検知手段を設け、 さらに、その検知された現像剤量を適正な範囲に収める
    ように、前記現像剤規制部材による現像剤の規制量を可
    変調整する現像剤規制量調整手段を設けたことを特徴と
    する現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤規制部材は、現像剤担持体に接触
    し、かつ弾性を有する現像剤規制ブレードであり、 また、現像剤規制量調整手段は、現像剤規制ブレードの
    現像剤担持体に対する接触圧を調整するブレード接触圧
    調整手段であることを特徴とする請求項2に記載の現像
    装置。
  4. 【請求項4】 現像剤規制部材は、現像剤担持体の回転
    方向で現像部の上流に位置し、現像剤担持体表面から離
    間している規制部先端を有する現像剤規制ブレードであ
    り、 また、現像剤規制量調整手段は、現像剤規制ブレードの
    先端と現像剤担持体面との間隙を調整する手段であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤規制量調整手段は、現像剤規制部
    材近傍での現像剤担持体内の磁極位置を調整する手段で
    あることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 現像剤担持体は、表面が鏡面仕上げ加工
    された金属スリーブであることを特徴とする請求項2に
    記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 乾式の非磁性一成分現像剤を用い現像剤
    を現像剤担持体上に薄層形成するための現像剤規制部材
    を有する現像装置を有する画像形成装置において、 前記現像剤規制部材は、少なくともその現像剤担持体と
    当接する面が導電性の材質であり、現像剤担持体の回転
    時には、この現像剤規制部材の導電面と現像剤担持体と
    の間にバイアスが印加されるとともに、本体内に設けら
    れた温湿度検知装置の出力値により、前記現像剤担持体
    上の現像剤規制部材通過後の現像剤量を、常に適正な量
    に保つように前記印加バイアスを可変制御することを特
    徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 乾式の非磁性一成分現像剤を用い、弾性
    を有する現像剤規制部材により現像剤を現像剤担持体上
    に薄層形成する現像装置において、 前記現像剤規制部材を、前記現像剤担持体と当接する部
    分で現像剤担持体の周方向に移動可能とし、また材質は
    少なくとも前記現像剤担持体と当接する面が導電性の材
    質であり、さらに前記現像剤担持体の回転時には、この
    現像剤規制部材が移動するとともにこの現像剤規制部材
    にバイアスが印加されることを特徴とする現像装置。
  9. 【請求項9】 現像剤規制部材は、弾性を有し、導電性
    材料で作られた回転ローラであることを特徴とする請求
    項8に記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 現像剤規制部材は、現像剤担持体に圧
    接するように張設された無端状ベルトと、その駆動手段
    とから成ることを特徴とする請求項8に記載の現像装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の現像装置において、
    現像剤担持体の回転時における現像剤規制部材へのバイ
    アスの印加は、現像剤規制部材に、現像剤の帯電極性に
    応じて現像剤が現像剤担持体側から現像剤規制部材側に
    誘引されるようなバイアスが印加されることを特徴とす
    る現像装置。
  12. 【請求項12】 像担持体上に複数色画像の各色画像の
    潜像を形成し、複数色の現像器により、前記潜像を現像
    することを前記各色の画像に対応した潜像の全てについ
    て行ない、複数色画像を得る画像形成装置において、 前記各色の現像器に対して、各現像器の現像剤規制部か
    ら現像部までの現像剤担持体に対向して、現像剤帯電用
    のコロナイオン付与手段を配設し、 各色の現像剤が現像部に至る前の各色の現像剤の帯電量
    を前記コロナイオン付与手段に印加する電圧を可変とす
    ることにより均一にするように制御することを特徴とす
    る画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の画像形成装置におい
    て、コロナイオン付与手段に印加する電圧を可変制御す
    ることにより各色の現像器においての現像部に至る前の
    各色ごとに異なる現像剤の帯電量に加えて、環境によっ
    て異なる現像剤の帯電量を均一ならしめるように制御し
    たことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記複数色画像形成装置における現像
    方式は、像担持体上に複数色画像の各色の画像の潜像が
    形成される度に、現像装置の複数色の現像器を設けた移
    動支持体により、前記潜像に対応した色の現像器が前記
    潜像に対向する箇所に位置するように移動して、前記潜
    像を現像することを前記各色の画像に対応した潜像の全
    てについて行なう現像器移動の現像方式を用い、前記複
    数色の現像器が現像を行なう位置で現像剤担持体と対向
    する位置に各色の現像器兼用のコロナイオン付与手段を
    設けた請求項12または13に記載の複数色画像形成装
    置。
  15. 【請求項15】 前記コロナイオン付与手段は、現像剤
    の帯電極性と同極性のコロナイオンを付与する請求項1
    2,13または14に記載の複数色画像形成装置。
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