JPH06189374A - 遠隔制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造元によってキーの位置と送信コード及び
機能が割り付けられている遠隔制御装置において、予め
割り付けられているキーの機能の配置を自由に変更で
き、変更したキー配置に従って操作できる遠隔制御装置
を提供することを目的とする。 【構成】 キー３の機能をキー４の位置に移す場合、ま
ずスライドスイッチ２をＡに設定し、キー３を押し、次
にスライドスイッチ２をＢに切り換えキー４を押すと、
キー３の機能はキー４の位置に移る。この操作を繰り返
すことによりキー配置を変更できるという特徴を有した
遠隔制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は主に映像機器・音響機器
・空調機器などのような各電子機器に使用される遠隔制
御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】まず、従来の遠隔制御装置の構成につい
て説明する。図２は従来の遠隔制御装置の一例である普
及型リモコン送信器のキー配置の構成と動作説明をする
ものである。図２において１００はリモコン送信器、１
０１は全てキーであり、これらは全て予め製造元によっ
て割りふられた場所のキーに、予め割りふられた送信コ
ード、あるいは送信はしなくとも予め割りふられた何ら
かの機能が割り付けられている。

【０００３】次に従来の遠隔制御装置の動作について説
明する。各ユーザーは図２におけるキー１０１の中から
選択したキーを押すことにより各キーに当初割り付けら
れた通りの送信コードを送信したり、割り付けられた通
りの機能を動作させることができる。

【０００４】また、これらの機能の割り付けられたキー
の位置は当初割り付けられた位置に固定されており、各
使用者は当初割り付けられたキー配置に従いそれぞれの
キーの操作を行うことができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら各使用者
によって使用頻度の高いキーが異なったり、一連の操作
として連続的に使用するキーの順番やそのキーの種類が
異なったりするため、上記の従来の遠隔制御装置の構成
では、常にあるいは頻繁に一連の操作として特定の複数
のキーを連続的に使用する場合においても、１つ１つキ
ーの位置が離れているとそれぞれのキーの位置を記憶あ
るいは確認する必要があり、また特にキー数の多い遠隔
制御装置の場合は操作したいキーを探さなければならな
いこともあり得るという課題があった。

【０００６】本発明は、このような上記の従来の問題点
を解決するもので、予め送信コード及び機能の割り付け
られたキーのキー配置を各使用者が自分の都合の良いよ
うに自由に変更することが可能である構成にすることに
より各使用者が一連の操作として連続的に複数のキーを
使用する場合に、必要なキーを１ヶ所にまとめて配置し
直したり、頻繁に使用するキーを操作しやすい位置に移
動させたりすることのできる遠隔制御装置を提供するこ
とを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明はそれぞれのキーに割り付けられている送信コ
ード及び機能の配置を各使用者が自由に変更することが
でき、変更したキー配置に従って操作することができる
スイッチを設けるようにしたものである。

【０００８】

【作用】従って本発明によれば遠隔制御装置上に存在す
る送信コード及び機能の割り付けられている全てあるい
は一部のキーに関して、予め割り付けられている各キー
の送信コード及び機能の配置を各ユーザーが自分自身の
使い勝手に応じて自由に変更し、その変更したキー配置
に従って機能を出力できるという構成を設けることによ
って一連の操作として連続的に操作する必要のあるキー
を１ヶ所にまとめることができるため、１つ１つのキー
の位置を記憶あるいは確認する必要がなくなり誤操作の
恐れが減少するという効果を有する。以上のように、各
使用者のキー操作の利便性が向上すると同時に各使用者
の個性を反映した差別化された遠隔制御装置が実現され
る。また、キー配置を考える製造元にとっても操作性に
とらわれることが少なくなり、キー配置に自由度が広が
るという効果を有する。

【０００９】

【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照しな
がら構成及び動作を説明する。図１において５はリモコ
ン送信器、１は全て製造元によって送信コード及び何ら
かの機能を割り付けられているキーである。２はキー１
に割り付けられる機能のモードを切り換えるためのスイ
ッチとしてのスライドスイッチである。

【００１０】次に上記実施例の動作について説明する。
スライドスイッチ２をＡ側にしてある時、各キー１には
予め製造元によって割り付けられたキー配置通りに各機
能が割り付けられているため、各キー１を１つ操作する
と当初そのキーに割り付けられた通りの機能を出力す
る。つまりスライドのスイッチ２がＡ側にある時は従来
の遠隔制御装置と同様の動作をする。

【００１１】以下は各キー１の機能のキー配置の変更の
方法を説明する。まずスライドスイッチ２をＡ側に設定
し、キー１の中からキー配置を変更したい機能を有する
キー（例えば３のキー）を一つ押す。次にスライドスイ
ッチ２をＢ側に変更し、スライドスイッチ２がＡ側の時
に押したキー３の機能を移したい先のキー（例えば４の
キー）を押すと、キー３の機能はキー４の位置に移され
る。引き続き他のキー１の機能の位置を変更する場合は
スライドスイッチ２をＡ側に戻し、同様の操作を繰り返
す。

【００１２】上記の操作によって変更されたキー配置に
従ってキー操作を行う時はスライドスイッチ２をＢ側
に、また予め製造元によって割り付けられたキー配置に
従ってキー操作を行う時はスライドスイッチ２をＡ側に
してキー操作を行う。

【００１３】

【発明の効果】本発明は上記実施例から明らかなように
遠隔制御装置において、予め製造元によって割り付けら
れたキーの送信コード及び機能のキー配置を各使用者が
自分自身の使い勝手の良いように変更し、変更したキー
配置に従って操作できるため、各使用者が使用するキー
の位置を容易に判別でき、誤操作の恐れを減少させるこ
とができるという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例における遠隔制御装置のキー
配置の構成と、その動作説明のための正面図

【図２】従来の遠隔制御装置のキー配置の構成と、その
動作説明のための正面図

【符号の説明】

１ キー ２ スイッチ ３ 標準機能割り付け位置 ４ ３のキーの機能の移動先

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモコン送信器上のキーに予め割りふら
   れた送信コード及び機能の配置を各使用者によって全く
   新しいキー配置に自由に変えることができるスイッチを
   設けた遠隔制御装置。