JPH061847A - シリコーン樹脂組成物及び耐熱性絶縁電線 - Google Patents

シリコーン樹脂組成物及び耐熱性絶縁電線

Info

Publication number
JPH061847A
JPH061847A JP4159731A JP15973192A JPH061847A JP H061847 A JPH061847 A JP H061847A JP 4159731 A JP4159731 A JP 4159731A JP 15973192 A JP15973192 A JP 15973192A JP H061847 A JPH061847 A JP H061847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
resin composition
composition
silicone resin
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4159731A
Other languages
English (en)
Inventor
Tei Ishii
禎 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP4159731A priority Critical patent/JPH061847A/ja
Publication of JPH061847A publication Critical patent/JPH061847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】有機溶媒に溶解せずに導体上に塗布することが
できるとともに、焼付けた後も優れた耐湿性及び耐熱性
を発揮する絶縁被覆層を与えるシリコーン樹脂組成物、
及びこれを用いた耐熱性電線を提供する。 【構成】1分子中に少なくとも2個以上の反応性基を有
する鎖状シリコーンオリゴマーと、M(OR)n (式
中、Mは珪素原子または金属原子、Rはアルキル基また
はアルコキシ基を示し、nは2ないし4の自然数であ
る。)で示される有機化合物との80:20ないし2
0:80の範囲内の混合物100重量部、無機充填剤2
0ないし300重量部、及び金属酸化物ゾル0.01な
いし25重量部を含む混合物を、60ないし90℃で反
応させて得られるシリコーン樹脂組成物である。耐熱性
絶縁電線は、前記樹脂組成物を撚線導体の周面上に、所
定の厚さで塗布した後、焼付けることにより耐熱絶縁層
を設けて作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコーン樹脂組成物
及びこれを用いた耐熱性絶縁電線に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐熱性を要求される絶縁電線に
は、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂やポ
リイミド系樹脂が用いられている。これらの有機被覆材
料は炭素−炭素骨格を主体としており、これらによって
被覆された絶縁電線の耐熱性は、常用で250℃以下、
短時間の使用においても300℃が限界である。
【0003】しかし、船舶、航空機、自動車用エンジ
ン、溶鉱炉、発電設備の周辺等の特殊な環境下で使用さ
れる機器の場合には、300℃を越える耐熱性、特に望
ましくは400℃以上の耐熱性を有する耐熱電線が要望
されている。
【0004】このような要望に対して、前述の炭素−炭
素骨格を主体とした有機被覆材料に代わって、炭素−珪
素−チタン骨格を主体としたポリチタノカルボシラン、
珪素−酸素−ホウ素骨格を主体としたポリボロシロキサ
ン等の被覆材料が提案されている。これらを用いた絶縁
電線は、特開昭62−48773号公報、特開昭60−
250012号公報などに開示されており、一部で実用
化も行なわれている。これらの被覆材料は、優れた可撓
性を有しており、導体に高温で焼付けた際にセラミック
ス化して耐熱性を発揮すると共に優れた電気絶縁性を有
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
耐熱性被覆材料は、いずれも比較的高粘度であるため
に、導体上に塗布する際には有機溶媒に溶解させて適当
な粘度にしなければならず、この有機溶媒に起因して種
々の問題が発生する。
【0006】絶縁電線を作製する際には、耐熱性被覆材
料を導体上に塗布した後、焼付けることによって絶縁被
覆層を形成させているが、このとき、有機溶媒が揮発し
て絶縁被覆層中に多数の空孔を生じる。
【0007】また、絶縁電線を400℃以上の高温雰囲
気中で使用した場合には、組成物中の有機基が分解又は
昇華する過程において絶縁被覆層に収縮が生じ、微細な
クラックやボイドが発生する。さらに、導体との密着性
が低下して、導体と絶縁被覆層との間に空隙が生じるた
め、これらの空孔などから水分が侵入しやすくなり、絶
縁被覆層の耐湿性が著しく低下して、絶縁電線としての
電気特性も著しく低下するという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、有機溶媒に溶解せずに
導体上に塗布することができるとともに、焼付けた後も
優れた耐湿性及び耐熱性を発揮する絶縁被覆層を与える
シリコーン樹脂組成物、及びこれを用いた耐熱性電線を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項第1の発明は、1分子中に少なくとも2個以
上の反応性基を有する鎖状シリコーンオリゴマーと、M
(OR)n (式中、Mは珪素原子または金属原子、Rは
アルキル基またはアルコキシ基を示し、nは2ないし4
の自然数である。)で示される有機化合物との80:2
0ないし20:80の範囲内の混合物100重量部、無
機充填剤20ないし300重量部、及び金属酸化物ゾル
0.01ないし25重量部を含む混合物を、60ないし
90℃で反応させてなることを特徴とするシリコーン樹
脂組成物を提供する。
【0010】さらに、請求項第2の発明は、前述の請求
項第1の発明のシリコーン樹脂組成物を、導体上に直接
または無機絶縁物層を介して、塗布し焼付けてなること
を特徴とする耐熱性絶縁電線を提供する。
【0011】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【0012】請求項第1の発明のシリコーン樹脂組成物
は、次の成分の架橋反応体である。
【0013】(A)1分子中に少なくとも2個以上の反
応性基を有する鎖状シリコーンオリゴマー (B)M(OR)n (式中、Mは珪素原子または金属原
子、Rはアルキル基またはアルコキシ基を示し、nは2
ないし4の自然数である。)で示される有機化合物 (C)無機充填物 (D)金属酸化物ゾル 成分(A)の分子量は、1000未満のものでは、反応
に時間がかかり、一方、10000を越えた高分子量の
ものであると、反応後に得られる樹脂組成物の粘度が高
くなり過ぎるので、1000〜10000の範囲内のも
のが好ましい。
【0014】成分(A)中の反応性基としては、例え
ば、水素原子、ハロゲン原子、水酸基または、加水分解
性基等があげられるが、特に好ましくは水酸基である。
また、反応性基は数が多いほど得られる反応体中の架橋
度が高くなり、最終的に得られる絶縁被覆層の機械的強
度が高くなるので好ましい。
【0015】本発明で使用する成分(A)としては、両
末端OH基変性ジメチルシロキサン、両末端H基変性ジ
メチルシロキサン、側鎖H基変性ジメチルシロキサンが
あげられる。
【0016】成分(B)は、主として架橋剤として作用
する。Mとしては、チタン、ジルコニウム等があげられ
るが、Ti−Si−Oの結合が最も耐熱性に優れている
ので、チタンを使用することが最も望ましい。
【0017】また、Rは、Mとともにアルコキシドやキ
レート化合物を形成する。これらの炭素数は、短いほど
反応速度が速くなるが、炭素数8以下のものが調製しや
すい。
【0018】成分(B)としては、チタンオクチレング
リコール、テトラエトキシシラン、ジ−n−ブトキシビ
ス(トリエタノールアミナト)チタン、テトラ−n−ブ
トキシチタン、ジルコニウムイソプロポキシドがあげら
れる。
【0019】成分(A)と成分(B)との混合割合は、
80:20〜20:80の範囲内が好ましく、得られる
シリコーン樹脂組成物を焼付けて得られる絶縁被覆層に
可撓性が必要な場合には、成分(A)の比率を上げるこ
とにより、一方、機械的強度が必要な場合には、成分
(B)の比率を大きくすることによって、所望の特性を
有する絶縁被覆層を得ることが可能である。
【0020】成分(C)としては、例えば、Al
2 3 、SiO2 、TiO2 などの酸化物、BN、Al
N、Si3 4 などの窒化物、雲母、タルクなどの珪酸
塩鉱物の粉末などを使用することができるが、板状構造
を有する雲母が特に好ましい。
【0021】成分(C)の配合量は、上記成分(A)と
成分(B)との合計量100重量部に対して20〜30
0重量部の範囲内であり、20重量部未満では、得られ
た樹脂組成物を焼付けて形成される絶縁被覆層に、十分
な硬度を与えることができず、一方、300重量部を越
えると、形成される絶縁被覆層の可撓性が悪くなる。
【0022】成分(D)は、主として塗料調整剤、及び
被膜形成剤として作用し、チタニアゾル、アルミナゾ
ル、シリカゾル等を用いることができる。なお、これら
の成分(D)は、安定に分散させるために、塩酸系、酢
酸系又は硝酸系等の酸性溶液として使用することが好ま
しい。成分(D)の配合量としては、上記成分(A)及
び成分(B)の合計量100重量部に対して0.01〜
25重量部の範囲内である。0.01重量部未満の配合
では十分な粘度が得られず、一方、25重量部を越えて
多量に配合すると、得られる組成物は高粘度となって有
機溶媒での稀釈が必要となる。
【0023】成分(A)と(B)との混合物に、成分
(C)及び(D)を配合し、60℃〜90℃の範囲内の
温度で反応させることによって、成分(B)の有機化合
物が成分(A)の鎖状シリコーンオリゴマーを架橋させ
て高分子量化し、本発明の組成物が得られる。なお、反
応温度が60℃未満の場合は、架橋が十分に行なわれな
いために、得られるシリコーン樹脂組成物の粘度は導体
に塗布するには低すぎ、一方、90℃を越えると、オリ
ゴマーの架橋が進行し過ぎるために高粘度となってしま
う。
【0024】請求項第2の発明の耐熱性絶縁電線は、前
記請求項第1の発明のシリコーン樹脂組成物を、例えば
撚線導体の周面上に直接塗布した後、300〜400℃
で焼付け、絶縁被覆層を形成することによって得られる
が、さらに、例えば撚線導体の周面上に、セラミック繊
維の横巻や編組又はマイカテープを巻き付けることによ
って無機絶縁層を形成し、この上に前記組成物を塗布し
た後、上述と同様に焼付けることによっても得ることが
可能である。
【0025】
【作用】本発明のシリコーン樹脂組成物は、鎖状シリコ
ーンオリゴマーのSi−O−Siを主鎖として、M−O
−Si−Oの架橋鎖により架橋されている。無機充填剤
は骨材として、金属酸化物ゾルはその結合剤としての機
能を有し、100〜5000センチポアズの範囲内の適
切な粘度を樹脂組成物に与えることができる。したがっ
て、本発明のシリコーン樹脂組成物は、有機溶媒に溶解
させることなく導体上に塗布することが可能である。
【0026】このため、焼付け時に有機溶媒の揮発に起
因する空孔が発生することがない。また、組成物中の有
機基が分解又は昇華する過程において、絶縁被覆層の収
縮が生じないので、絶縁被覆層にクラックやボイドが発
生しない。したがって、導体と絶縁被覆層との間に空隙
が生じず、耐湿性及び優れた電気特性を有する絶縁電線
を得ることができる。
【0027】また、導体と絶縁被覆層との間に無機絶縁
層を介することにより、耐熱性及び可撓性が更に優れた
耐熱性絶縁電線を得ることができる。
【0028】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明をさら
に詳細に説明する。
【0029】(実施例1)成分(A)として、両末端O
H基変性ジメチルシロキサン((分子量2000)BY
16−817、トーレダウコーニングシリコーン(株)
製)、成分(B)としてチタンオクチレングリコート
(TOG、日本曹達(株)製)、成分(C)として雲母
(MK100、コープケミカル(株)製)、成分(D)
としてチタニアゾル(CS−C、石原産業(株)製)を
使用した。成分(A)65重量部、成分(B)35重量
部、成分(C)30重量部、及び成分(D)0.05重
量部を混合し、約80℃にて30分間反応させて、シリ
コーン樹脂組成物を得た。
【0030】得られた組成物の粘度は900センチポア
ズであった。
【0031】さらに、得られた組成物を撚線導体(直径
0.4mm銀メッキ銅線、7芯)の周面上に、所定の厚
さで塗布した後、約350℃で焼付けて絶縁被覆層を形
成し、耐熱性絶縁電線を作製した。
【0032】(実施例2)成分(A)として、反応性基
に水素原子を有するジメチルシロキサン((分子量40
00)BY16−801、トーレダウコーニングシリコ
ーン(株)製)を使用した以外は、実施例1と同様にし
てシリコーン樹脂組成物を作製した。
【0033】得られた組成物の粘度は1000センチポ
アズであった。
【0034】この組成物を、実施例1と同様の撚線導体
の周面上に、所定の厚さで塗布した後、同様の温度で焼
付けて耐熱性絶縁電線を作製した。
【0035】(実施例3)成分(B)として、シリコン
アルコラート(TEOS、アデカ(株)製)を使用した
以外は、実施例1と同様にしてシリコーン樹脂組成物を
作製した。
【0036】得られた組成物の粘度は900センチポア
ズであった。
【0037】この組成物を、実施例1と同様の撚線導体
の周面上に、所定の厚さで塗布した後、同様の温度で焼
付けて耐熱性絶縁電線を作製した。
【0038】(実施例4)成分(C)として、アルミナ
(WCA−12、信濃電気精錬(株)製)を使用した以
外は、実施例1と同様にしてシリコーン樹脂組成物を作
製した。
【0039】得られた組成物の粘度は1000センチポ
アズであった。
【0040】この組成物を、実施例1と同様の撚線導体
の周面上に、所定の厚さで塗布した後、同様の温度で焼
付けて耐熱性絶縁電線を作製した。
【0041】(実施例5)成分(A)として、反応性基
としてのOH基を有し、低粘度のジメチルシロキサン
((分子量2000)PRX413、トーレダウコーニ
ングシリコーン(株)製)と、成分(D)としてアルミ
ナゾル(アルミナゾル200、日産化学(株)製)を使
用した以外は、実施例1と同様にしてシリコーン樹脂組
成物を作製した。
【0042】得られた組成物の粘度は1100センチポ
アズであった。
【0043】この組成物を、実施例1と同様の撚線導体
の周面上に、所定の厚さで塗布した後、同様の温度で焼
付けて耐熱性絶縁電線を作製した。
【0044】(実施例6)実施例1で得られた組成物
を、セラミック繊維(ネクステル、3M(株)製)から
なる無機絶縁物層を介して、実施例1と同様の撚線導体
の周面上に所定の厚さで塗布した後、同様の温度で焼付
けて耐熱被覆電線を作製した。
【0045】(実施例7)無機絶縁物として高珪酸繊維
(石英ファイバー、旭硝子(株)製)を使用する以外
は、実施例6と同様にして絶縁電線を作製した。
【0046】(比較例1)成分(A)は添加せず、成分
(B)としてシリコンアルコラート(TEOS、アデカ
(株)製)100重量部、成分(C)として雲母(MK
100、コープケミカル(株)製)40重量部、チタニ
アゾル(CS−C、石原産業(株)製)0.1重量部を
混合し、約80℃にて30分間反応させて、シリコーン
組成物を作製した。
【0047】得られた組成物を、実施例1と同様の撚線
導体の周面上に、所定の厚さで塗布した後、同様の温度
で焼付けて耐熱性絶縁電線を作製した。
【0048】(比較例2)ポリボロシロキサン樹脂10
0重量部に成分(C)として雲母(MK100、コープ
ケミカル(株)製)50重量部、有機溶媒としてトルエ
ンを使用して混合し、塗料組成物を得た。
【0049】得られた組成物を、実施例1と同様の撚線
導体の周面上に、所定の厚さで塗布した後、同様の温度
で焼付けて耐熱性絶縁電線を作製した。
【0050】以上、実施例1〜7及び比較例1、2で得
られたシリコーン樹脂組成物の組成、及び有機溶媒の使
用の有無については、下記表1にまとめて示す。
【0051】次に、実施例1〜7及び比較例1、2で得
られた各絶縁電線について、600℃で2時間加熱した
前後における絶縁被覆層の状態、絶縁抵抗及び破壊電圧
を調べた。その結果を無機絶縁層の有無、絶縁層厚さと
ともに、結果を下記表2にまとめて示す。
【0052】
【表1】
【表2】 表2から明らかなように、本発明の絶縁電線(実施例1
〜7)は、いずれも加熱の前後で絶縁被覆層の状態は良
好であった。また、絶縁抵抗及び破壊電圧に大きな違い
は認められなかった。これに対して、比較例1の電線の
場合は、加熱後の絶縁被覆層にクラックが発生し、絶縁
被覆層としては維持されず、絶縁抵抗及び破壊電圧につ
いては測定が不可能であった。
【0053】また、比較例2の電線の場合も、絶縁被覆
層中に有機溶媒の揮発に起因する多数の空孔が認めら
れ、微細なクラックやボイドも発生した。さらに、撚線
導体との密着性が低下して空隙が生じ、比較例1の電線
と同様に、絶縁抵抗及び破壊電圧については測定が不可
能であった。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシリコー
ン樹脂組成物は、有機溶媒に溶解させることなく、導体
にそのまま容易に塗布できるので、これを用いて絶縁電
線を作製することにより、焼付け時における有機溶媒の
揮発に伴う絶縁被覆層での空孔の発生、及び高温雰囲気
中での使用における絶縁被覆層の収縮を抑制することが
できる。また、本発明のシリコーン樹脂組成物を用いて
得た耐熱性絶縁電線は、高温条件下においても、優れた
電気特性を維持することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 3/46 D 9059−5G 7/34 A 7244−5G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子中に少なくとも2個以上の反応性
    基を有する鎖状シリコーンオリゴマーと、M(OR)n
    (式中、Mは珪素原子または金属原子、Rはアルキル基
    またはアルコキシ基を示し、nは2ないし4の自然数で
    ある。)で示される有機化合物との80:20ないし2
    0:80の範囲内の混合物100重量部、無機充填剤2
    0ないし300重量部、及び金属酸化物ゾル0.01な
    いし25重量部を含む混合物を、60ないし90℃で反
    応させてなることを特徴とするシリコーン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシリコーン樹脂組成物
    を、導体上に直接又は無機絶縁物層を介して、塗布し焼
    付けてなることを特徴とする耐熱性絶縁電線。
JP4159731A 1992-06-18 1992-06-18 シリコーン樹脂組成物及び耐熱性絶縁電線 Pending JPH061847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4159731A JPH061847A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 シリコーン樹脂組成物及び耐熱性絶縁電線

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4159731A JPH061847A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 シリコーン樹脂組成物及び耐熱性絶縁電線

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH061847A true JPH061847A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15700046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4159731A Pending JPH061847A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 シリコーン樹脂組成物及び耐熱性絶縁電線

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH061847A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001038616A1 (fr) * 1999-11-24 2001-05-31 Ube Industries, Ltd. Polymere de silicium organique, fibre inorganique avec base de carbure de silicium, et procede de fabrication correspondant
WO2002057381A1 (en) * 2001-01-18 2002-07-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of preparing a lacquer composition
JP2009173866A (ja) * 2007-12-25 2009-08-06 Nitto Denko Corp シリコーン樹脂用組成物
KR20140016403A (ko) * 2011-07-20 2014-02-07 신닛테츠스미킹 마테리알즈 가부시키가이샤 절연막 피복 금속 박

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001038616A1 (fr) * 1999-11-24 2001-05-31 Ube Industries, Ltd. Polymere de silicium organique, fibre inorganique avec base de carbure de silicium, et procede de fabrication correspondant
US6582650B1 (en) 1999-11-24 2003-06-24 Ube Industries, Ltd. Organic silicon polymer, inorganic fiber with silicon carbide base, and method of manufacture thereof
WO2002057381A1 (en) * 2001-01-18 2002-07-25 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of preparing a lacquer composition
JP2009173866A (ja) * 2007-12-25 2009-08-06 Nitto Denko Corp シリコーン樹脂用組成物
KR20140016403A (ko) * 2011-07-20 2014-02-07 신닛테츠스미킹 마테리알즈 가부시키가이샤 절연막 피복 금속 박
EP2735379A4 (en) * 2011-07-20 2015-03-18 Nippon Steel & Sumikin Mat Co METAL FOIL COATED WITH INSULATED FILM
US9177690B2 (en) 2011-07-20 2015-11-03 Nippon Steel & Sumikin Materials Co., Ltd. Insulating film-coated metal foil

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100472738B1 (ko) 금속 전도체용 피복 조성물 및 이 조성물을 사용하는 피복 방법
GB2101147A (en) Polyborosiloxane composition for insulation of electric conductors
JPH061847A (ja) シリコーン樹脂組成物及び耐熱性絶縁電線
JPH05239359A (ja) シリコーン樹脂組成物および耐熱性絶縁電線
JPH09302280A (ja) 耐熱絶縁塗料組成物
JPH04323264A (ja) シリコーン樹脂組成物および耐熱性絶縁電線
JPS6320271B2 (ja)
JP2560680B2 (ja) 耐熱性絶縁電線とその製造方法、および耐熱性絶縁材料の製造方法
JPH04202562A (ja) シリコーン樹脂組成物及びそれを用いた絶縁電線
JP2859904B2 (ja) 耐熱コイル
JPS639326B2 (ja)
JP2709592B2 (ja) 耐熱絶縁電線
JP2709593B2 (ja) 耐熱絶縁電線
EP0460238A1 (en) Insulated wire
JPH0423362B2 (ja)
JPH04288381A (ja) 耐熱塗料
JP2909768B2 (ja) 耐熱絶縁電線及び耐熱絶縁電線の製造方法
EP0729157B1 (en) Electrical conductor member such as a wire with an inorganic insulating coating
JPS6139692B2 (ja)
JPS60107207A (ja) 耐熱電線用被覆組成物
JP3103089B2 (ja) 耐熱コイル
JPS6337922B2 (ja)
JPH04303517A (ja) 絶縁電線
TW202417585A (zh) 具有雲母之聚矽氧塗層組成物
JPH0155567B2 (ja)