JPH0618112B2 - 偏向ヨ−ク - Google Patents
偏向ヨ−クInfo
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- JPH0618112B2 JPH0618112B2 JP59149269A JP14926984A JPH0618112B2 JP H0618112 B2 JPH0618112 B2 JP H0618112B2 JP 59149269 A JP59149269 A JP 59149269A JP 14926984 A JP14926984 A JP 14926984A JP H0618112 B2 JPH0618112 B2 JP H0618112B2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 18
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
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- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/46—Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
- H01J29/70—Arrangements for deflecting ray or beam
- H01J29/72—Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
- H01J29/76—Deflecting by magnetic fields only
- H01J29/766—Deflecting by magnetic fields only using a combination of saddle coils and toroidal windings
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/236—Manufacture of magnetic deflecting devices for cathode-ray tubes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョン偏向ヨーク用コイルの巻線
に、具体的には線の位置決め補助部材を使用しない垂直
偏向コイルの巻線に関するものである。
に、具体的には線の位置決め補助部材を使用しない垂直
偏向コイルの巻線に関するものである。
最近のカラーテレビジョン受像機は、カラー映像管によ
つて生成された赤、緑および青色用の電子ビームが、動
コンバゼンス回路を必要とせずに、この映像管表示スク
リン上のすべての点で集中するようにされた、自動コン
バージング表示装置を組込んでいる。映像管の表示スク
リン上に所望の走査ラスタを形成するようにビームを偏
向させる偏向ヨークは、ビームを集中(コンバージ)す
るような働きもする偏向磁界を形成する。この偏向磁界
は、ビーム偏向領域内で均一ではないから、空間的に別
々の複数電子ビームは、或る所定時間に各々相異なる強
度の偏向磁界にさらされ、その結果これらビームは映像
管の表示スクリンに所望通り集中することになる。特
に、適正なビーム集中(コンバゼンス)を行なうために
は、水平偏向コイルはピンクツシヨン形(管の長軸方向
に見て)の偏向磁界を生成すべきであり、垂直偏向コイ
ルはバレル(樽)形の偏向磁界を生成すべきである。
つて生成された赤、緑および青色用の電子ビームが、動
コンバゼンス回路を必要とせずに、この映像管表示スク
リン上のすべての点で集中するようにされた、自動コン
バージング表示装置を組込んでいる。映像管の表示スク
リン上に所望の走査ラスタを形成するようにビームを偏
向させる偏向ヨークは、ビームを集中(コンバージ)す
るような働きもする偏向磁界を形成する。この偏向磁界
は、ビーム偏向領域内で均一ではないから、空間的に別
々の複数電子ビームは、或る所定時間に各々相異なる強
度の偏向磁界にさらされ、その結果これらビームは映像
管の表示スクリンに所望通り集中することになる。特
に、適正なビーム集中(コンバゼンス)を行なうために
は、水平偏向コイルはピンクツシヨン形(管の長軸方向
に見て)の偏向磁界を生成すべきであり、垂直偏向コイ
ルはバレル(樽)形の偏向磁界を生成すべきである。
垂直偏向コイルは、巻線機のフライヤに係持されている
線を透磁性フエライトコアに環状(トロイダリー)に巻
きつけて形成した巻回線で構成することができる。偏向
磁界の所望の不均一性は、その偏向コイルを多層構成と
し、各層がコアの相異なる巻回角すなわち弧状巻回範囲
を有するようにして生成される。コア上に一つの巻回線
の層が形成され終ると、線はその始点に戻つて次の巻回
線層の巻回動作が始まる。線は、シユートバツク法すな
わち戻り線がコアの外側に沿つたほゞ直行径路を通る方
法、或いはスパイラルバツク法すなわち戻り線がコアの
周りのより緩やかな環状径路をとる方法、の何れかでそ
の始点へ戻される。
線を透磁性フエライトコアに環状(トロイダリー)に巻
きつけて形成した巻回線で構成することができる。偏向
磁界の所望の不均一性は、その偏向コイルを多層構成と
し、各層がコアの相異なる巻回角すなわち弧状巻回範囲
を有するようにして生成される。コア上に一つの巻回線
の層が形成され終ると、線はその始点に戻つて次の巻回
線層の巻回動作が始まる。線は、シユートバツク法すな
わち戻り線がコアの外側に沿つたほゞ直行径路を通る方
法、或いはスパイラルバツク法すなわち戻り線がコアの
周りのより緩やかな環状径路をとる方法、の何れかでそ
の始点へ戻される。
このシユートバツク法を使用すると、線の方向の急激な
変化があるので。巻線層の終端近くの巻回線がスリツプ
したり位置ずれを起したりすることがある。従つて、シ
ユートバツク法を使用するヨークでは、コアの両端部で
シユートバツク・ストラツプを用いかつ溝またはタブを
組合せて巻回線をその位置に保持するようにし、或いは
熱い融けたにかわのような、にかわその他の接着剤を用
いてコイル巻線層の最終巻回線をその位置に固着するこ
と、が必要である。シユートバツク・ストラツプを使用
すると偏向コイルの原価が高くなり、また接着剤を使用
すると製造工程が面倒になると共にヨークの組立に要す
る時間が長くなる。
変化があるので。巻線層の終端近くの巻回線がスリツプ
したり位置ずれを起したりすることがある。従つて、シ
ユートバツク法を使用するヨークでは、コアの両端部で
シユートバツク・ストラツプを用いかつ溝またはタブを
組合せて巻回線をその位置に保持するようにし、或いは
熱い融けたにかわのような、にかわその他の接着剤を用
いてコイル巻線層の最終巻回線をその位置に固着するこ
と、が必要である。シユートバツク・ストラツプを使用
すると偏向コイルの原価が高くなり、また接着剤を使用
すると製造工程が面倒になると共にヨークの組立に要す
る時間が長くなる。
スパイラルバツク巻線法は、上記の様な制約を受けるこ
となくヨークを作り得るが、有効偏向領域のコアの内側
に沿つて螺旋状に戻る巻線があるために不要磁界が生じ
て偏向ヨークの特性に悪影響を及ぼすことがある。
となくヨークを作り得るが、有効偏向領域のコアの内側
に沿つて螺旋状に戻る巻線があるために不要磁界が生じ
て偏向ヨークの特性に悪影響を及ぼすことがある。
この発明は、シユートバツク・ストラツプと線固着用接
着剤を必要とせずにシユートバツク巻線戻し方法を使用
して巻くことのできる偏向ヨークに関するものである。
着剤を必要とせずにシユートバツク巻線戻し方法を使用
して巻くことのできる偏向ヨークに関するものである。
この発明の好ましい実施例である偏向ヨークは透磁性コ
アとこのコアに環状巻きした偏向コイルとで構成されて
いる。この偏向コイルは、複数の巻回線より成りコア上
の或る弧状範囲を占めている第1巻線層を持つている。
第1巻線層が巻かれた後で巻回されかつこの第1巻線層
を覆う複数の巻回線を有する少なくとも1つの付加巻線
層を具えている。この付加巻線層の最初の巻回線、すな
わち1番目の回線は、第1巻線層の終端部よりも延長
し、かつこの延長巻回線の横方向変位が第1巻線層のた
めに阻止されるように、第1巻線層の一終端部に隣接し
かつ第1巻線層の巻回線と同一レベルに配置されてい
る。
アとこのコアに環状巻きした偏向コイルとで構成されて
いる。この偏向コイルは、複数の巻回線より成りコア上
の或る弧状範囲を占めている第1巻線層を持つている。
第1巻線層が巻かれた後で巻回されかつこの第1巻線層
を覆う複数の巻回線を有する少なくとも1つの付加巻線
層を具えている。この付加巻線層の最初の巻回線、すな
わち1番目の回線は、第1巻線層の終端部よりも延長
し、かつこの延長巻回線の横方向変位が第1巻線層のた
めに阻止されるように、第1巻線層の一終端部に隣接し
かつ第1巻線層の巻回線と同一レベルに配置されてい
る。
以下、図面を参照しつゝこの発明を詳細に説明する。
〔従来技術〕 第1図には、透磁性コア12に環状巻きされた1対の垂直
偏向コイル11と、1対の鞍形水平偏向コイル13とを具備
する偏向ヨーク10が示されている。プラスチツク支持体
14が、垂直および水平の両偏向コイルを電気的におよび
機械的に分離すると共に、全体的に示されていないがコ
イルとコアの支持兼整列構体をなしている。
偏向コイル11と、1対の鞍形水平偏向コイル13とを具備
する偏向ヨーク10が示されている。プラスチツク支持体
14が、垂直および水平の両偏向コイルを電気的におよび
機械的に分離すると共に、全体的に示されていないがコ
イルとコアの支持兼整列構体をなしている。
環状巻きされた垂直偏向コイルは、透磁性コアの各半部
に設けられた複数の巻線層を持つている。各個々の巻線
層は、コア上で相異なる巻線角すなわち弧状範囲を占有
して、この偏向コイルが生成する偏向磁界が電子ビーム
を集中させるに必要な所定の非均一性を呈するようにな
つている。コアの各半部上のコイルは、一つの層が完全
に巻回されてから次の層が始まるように連続的に巻かれ
ている。
に設けられた複数の巻線層を持つている。各個々の巻線
層は、コア上で相異なる巻線角すなわち弧状範囲を占有
して、この偏向コイルが生成する偏向磁界が電子ビーム
を集中させるに必要な所定の非均一性を呈するようにな
つている。コアの各半部上のコイルは、一つの層が完全
に巻回されてから次の層が始まるように連続的に巻かれ
ている。
一般に、巻線導体は2つの方法のうちの一方を使用し
て、次の巻線層の始点へ戻されることは良く知られてい
る。1つの方法はいわゆるシユートバツク法で、第2図
に示されるように、戻り巻線15が、矢印16で示される方
向に巻かれた一つの巻線層の終点から次の巻線層の始点
へ向つて、コアの外周に沿つて矢印17で示されるよう
な、ほゞ直行径路をとる形である。各巻線層の始点にお
ける線の進行方向の急激な変化によつて、その巻線層の
最初の巻回がスリツプし或いはコア表面に沿つて横にず
れを起し易く、シユートバツク・ストラツプ50を使用す
る必要が生ずることになる。シユートバツク・ストラツ
プ50は、線を周回させるよう放射状に突出した1個また
はそれ以上のタブ51と組合せ使用される。
て、次の巻線層の始点へ戻されることは良く知られてい
る。1つの方法はいわゆるシユートバツク法で、第2図
に示されるように、戻り巻線15が、矢印16で示される方
向に巻かれた一つの巻線層の終点から次の巻線層の始点
へ向つて、コアの外周に沿つて矢印17で示されるよう
な、ほゞ直行径路をとる形である。各巻線層の始点にお
ける線の進行方向の急激な変化によつて、その巻線層の
最初の巻回がスリツプし或いはコア表面に沿つて横にず
れを起し易く、シユートバツク・ストラツプ50を使用す
る必要が生ずることになる。シユートバツク・ストラツ
プ50は、線を周回させるよう放射状に突出した1個また
はそれ以上のタブ51と組合せ使用される。
最初の巻回線がスリツプしやすい理由は、各巻線層の巻
回線の巻回方向を示す矢印18によつて第3図に示されて
いる。第3図は、巻線層20(断面で略示)がシユートバ
ツク法でコア21上に環状巻きされる従来の巻線法を示し
ている。シユートバツク巻線19は、コア21と巻線層20の
外側に沿つて断面で示されている。次の巻線層の最初の
巻回線22は、その巻回線を不要に変位(ずれ)させよう
とする矢印23に表わした力を受けるように示されてい
る。この各後続巻線層の最初の1巻回または数巻回の線
は移動すなわち変位する傾向があり、そうすると偏向磁
界を不要に変化させる可能性があるので、シユートバツ
ク法に巻いたコイルは、偏向ヨーク端部リング或いはシ
ユートバツク・ストラツプ(図示せず)のような付加部
材を必要とする。これらの部材は、巻回線のためのスロ
ツト或いはチヤンネル、または巻回線を巻付け配置する
凸出柱を有し、巻回線をその位置に保持するように働く
ものである。この付加部材は、ヨークの原価を高めると
共に製造を複雑化する。
回線の巻回方向を示す矢印18によつて第3図に示されて
いる。第3図は、巻線層20(断面で略示)がシユートバ
ツク法でコア21上に環状巻きされる従来の巻線法を示し
ている。シユートバツク巻線19は、コア21と巻線層20の
外側に沿つて断面で示されている。次の巻線層の最初の
巻回線22は、その巻回線を不要に変位(ずれ)させよう
とする矢印23に表わした力を受けるように示されてい
る。この各後続巻線層の最初の1巻回または数巻回の線
は移動すなわち変位する傾向があり、そうすると偏向磁
界を不要に変化させる可能性があるので、シユートバツ
ク法に巻いたコイルは、偏向ヨーク端部リング或いはシ
ユートバツク・ストラツプ(図示せず)のような付加部
材を必要とする。これらの部材は、巻回線のためのスロ
ツト或いはチヤンネル、または巻回線を巻付け配置する
凸出柱を有し、巻回線をその位置に保持するように働く
ものである。この付加部材は、ヨークの原価を高めると
共に製造を複雑化する。
別の方法として、偏向コイルは、第4図に示されるよう
にいわゆるスパイラルバツク法を使つて巻くこともでき
る。矢印24は巻線層が巻かれる方向を示している。矢印
25は、戻り巻線26が次の巻線層が開始される点へ行くと
きにたどる径路を示している。戻り巻線26は、コア数回
周回する間隔の広い環状の径路をすなわちスパイラル径
路をとつている。図から判るように、各巻線層の始点に
おける線の方向の変化は、シユートバツク法における場
合よりもこのスパイラルバツク法における方がずつと急
激ではない。そのため、スパイラルバツク・コイルは、
コア端部リングの様な線固定構体を使用せずに巻回する
ことができる。しかしスパイラルバツク・コイルは、戻
り巻線の一部分がコアの内側すなわち有効部に沿つて配
置されているので、偏向磁界中に不要な高調波を持込
み、偏向電流に不都合なリンギングを起すことがある。
にいわゆるスパイラルバツク法を使つて巻くこともでき
る。矢印24は巻線層が巻かれる方向を示している。矢印
25は、戻り巻線26が次の巻線層が開始される点へ行くと
きにたどる径路を示している。戻り巻線26は、コア数回
周回する間隔の広い環状の径路をすなわちスパイラル径
路をとつている。図から判るように、各巻線層の始点に
おける線の方向の変化は、シユートバツク法における場
合よりもこのスパイラルバツク法における方がずつと急
激ではない。そのため、スパイラルバツク・コイルは、
コア端部リングの様な線固定構体を使用せずに巻回する
ことができる。しかしスパイラルバツク・コイルは、戻
り巻線の一部分がコアの内側すなわち有効部に沿つて配
置されているので、偏向磁界中に不要な高調波を持込
み、偏向電流に不都合なリンギングを起すことがある。
第5図には、逆ピラミツド形構成の、この発明による偏
向コイル巻線分布の一例が略示されている。この偏向コ
イルは、余分な線保持および位置づけ構造を用いること
なしにシユートバツク法でコア34上に環状に巻かれた複
数の巻線層すなわち巻線群30、31、32および33を具えて
いる。偏向コイルの連続する巻線群30、31、32および33
は、コアに対して順次大きな巻線角すなわち弧状範囲を
呈するように略示されている。具体的には、巻線群31は
巻線群の層30よりも大きな巻線角を占めている。同時
に、巻線群32と33は順次大きな巻線角を持つている。第
5図に示されている各巻線群の巻回線数は単に例示のた
めのもので、これ以外の巻回線数または分布をとること
ができる。
向コイル巻線分布の一例が略示されている。この偏向コ
イルは、余分な線保持および位置づけ構造を用いること
なしにシユートバツク法でコア34上に環状に巻かれた複
数の巻線層すなわち巻線群30、31、32および33を具えて
いる。偏向コイルの連続する巻線群30、31、32および33
は、コアに対して順次大きな巻線角すなわち弧状範囲を
呈するように略示されている。具体的には、巻線群31は
巻線群の層30よりも大きな巻線角を占めている。同時
に、巻線群32と33は順次大きな巻線角を持つている。第
5図に示されている各巻線群の巻回線数は単に例示のた
めのもので、これ以外の巻回線数または分布をとること
ができる。
巻線群30はコア34の表面に巻かれ、巻線群31は巻線群30
に重なるように巻かれている。しかし第5図から判るよ
うに、巻線群31の各端部における巻回は巻線群30の両端
を越えて延びている。これらの巻回は、巻線機のフライ
ヤによつて与えられる張力によつて矢印35で示す向きに
コア34に向つて引張られる。そのため巻線群31の両端部
の巻回はコア34の表面に沿つて位置し、残部は巻線群30
の上に重なつたまゝである。同じ様に、巻線群32と33の
各端部における巻回は、それぞれ巻線機のフライヤによ
つてコア34に向つて矢印36と37の方向に引張られること
になる。
に重なるように巻かれている。しかし第5図から判るよ
うに、巻線群31の各端部における巻回は巻線群30の両端
を越えて延びている。これらの巻回は、巻線機のフライ
ヤによつて与えられる張力によつて矢印35で示す向きに
コア34に向つて引張られる。そのため巻線群31の両端部
の巻回はコア34の表面に沿つて位置し、残部は巻線群30
の上に重なつたまゝである。同じ様に、巻線群32と33の
各端部における巻回は、それぞれ巻線機のフライヤによ
つてコア34に向つて矢印36と37の方向に引張られること
になる。
前述の様に、前位の巻線群の外側に沿つたシユートバツ
ク線に続く新しい巻線群の始点における巻線方向の変化
は、その後続する巻線群の最初の巻回線を横方向に変位
させる傾向がある。第6図から判るように、第5図に示
された偏向コイルはこの様な巻回線の変位を起さない。
第6図は、コア34上に環状巻きされた巻線群30の概略を
示している。巻線群30が巻かれた後に現わるシユートバ
ツク巻線39は断面で示されている。巻線の方向は矢印40
が示す通りである。巻線群31(第5図)の最初の(1番
目の)巻回線41はコア34の表面に沿つて位置している。
巻回線41を側方すなわち横方向に変位させようとする矢
印42で示される力は、巻線群30が存在して巻回線41の移
動を全く封じているので、巻回線41を全然変位させるこ
とが無い。次の巻線群32と33の各最初(1番目の)の巻
回も、その前に巻かれている巻線群があるために、その
移動すなわち変位が阻止される。各コイル巻線群を順次
大きな巻線角に亘つて巻くことによつて、各巻線群の最
初の巻回は、その前位の巻線群によつて正しい位置に確
実に係止されることになる。
ク線に続く新しい巻線群の始点における巻線方向の変化
は、その後続する巻線群の最初の巻回線を横方向に変位
させる傾向がある。第6図から判るように、第5図に示
された偏向コイルはこの様な巻回線の変位を起さない。
第6図は、コア34上に環状巻きされた巻線群30の概略を
示している。巻線群30が巻かれた後に現わるシユートバ
ツク巻線39は断面で示されている。巻線の方向は矢印40
が示す通りである。巻線群31(第5図)の最初の(1番
目の)巻回線41はコア34の表面に沿つて位置している。
巻回線41を側方すなわち横方向に変位させようとする矢
印42で示される力は、巻線群30が存在して巻回線41の移
動を全く封じているので、巻回線41を全然変位させるこ
とが無い。次の巻線群32と33の各最初(1番目の)の巻
回も、その前に巻かれている巻線群があるために、その
移動すなわち変位が阻止される。各コイル巻線群を順次
大きな巻線角に亘つて巻くことによつて、各巻線群の最
初の巻回は、その前位の巻線群によつて正しい位置に確
実に係止されることになる。
第7図は、この発明によつて巻かれたコイル43を示して
いる。巻線群44、45、46および47の順次大きくなつた巻
線角は、角度Q44、Q45、Q46およびQ47によつてそれ
ぞれ表示されている。各巻線群の最初の巻回線はそれぞ
れ44a、45a、46aおよび47aとして示されている。最後の
巻回線も同じ様に、44b、45b、46bおよび47bで示されて
いる。第7図の矢印144、145、146および147は、各巻線
群44、45、46および47のそれぞれの輪郭を略示してい
る。これから、或る1つの巻線群の巻回線が相異なる巻
線レベルに在ることが判る。たとえば、巻線群47の巻回
線は4つの相異なる巻線レベルを占めている。
いる。巻線群44、45、46および47の順次大きくなつた巻
線角は、角度Q44、Q45、Q46およびQ47によつてそれ
ぞれ表示されている。各巻線群の最初の巻回線はそれぞ
れ44a、45a、46aおよび47aとして示されている。最後の
巻回線も同じ様に、44b、45b、46bおよび47bで示されて
いる。第7図の矢印144、145、146および147は、各巻線
群44、45、46および47のそれぞれの輪郭を略示してい
る。これから、或る1つの巻線群の巻回線が相異なる巻
線レベルに在ることが判る。たとえば、巻線群47の巻回
線は4つの相異なる巻線レベルを占めている。
若し必要があれば、巻線を施す前にコア表面に接着剤を
塗布して巻回線を所定の位置に保持する助けとすること
もできるが、それは必要不可欠という訳ではない。
塗布して巻回線を所定の位置に保持する助けとすること
もできるが、それは必要不可欠という訳ではない。
この発明による利点は、放射状巻きのコイルでも傾斜巻
きコイルでも得られる。
きコイルでも得られる。
上述した、この発明による逆ピラミツド形方式で巻いた
偏向コイルは、従来の巻線方式によるコイルが生成する
偏向磁界と実質的に同じ偏向磁界を作るが、線の位置付
け補助部材を必要としない利点がある。
偏向コイルは、従来の巻線方式によるコイルが生成する
偏向磁界と実質的に同じ偏向磁界を作るが、線の位置付
け補助部材を必要としない利点がある。
第1図はテレビジヨン偏向ヨークの断面側面図、第2図
は従来のシユートバツク巻線法を例示するための垂直偏
向コイルの側面図、第3図は従来の垂直偏向コイルの一
部の前面断面図、第4図は従来のスパイラルバツク巻線
法を例示するための垂直偏向コイルの側面図、第5図は
この発明による垂直偏向コイルの巻線分布を示す図、第
6図はこの発明を使用して形成した垂直偏向コイルの一
実施例の一部を示す前面断面図、第7図はこの発明によ
る一例垂直偏向コイルの巻線層の分布を示す図、第7a図
は第7図に示した偏向コイルの一部拡大詳細図である。 10……偏向ヨーク、12……透磁性コア、30……第1の巻
線群、31、32、33……付加巻線群、41……1つの巻回
線。
は従来のシユートバツク巻線法を例示するための垂直偏
向コイルの側面図、第3図は従来の垂直偏向コイルの一
部の前面断面図、第4図は従来のスパイラルバツク巻線
法を例示するための垂直偏向コイルの側面図、第5図は
この発明による垂直偏向コイルの巻線分布を示す図、第
6図はこの発明を使用して形成した垂直偏向コイルの一
実施例の一部を示す前面断面図、第7図はこの発明によ
る一例垂直偏向コイルの巻線層の分布を示す図、第7a図
は第7図に示した偏向コイルの一部拡大詳細図である。 10……偏向ヨーク、12……透磁性コア、30……第1の巻
線群、31、32、33……付加巻線群、41……1つの巻回
線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム エドワード ブルツクス ジ ユニア アメリカ合衆国 インデイアナ州 インデ イアナポリス インデイアノラ・アベニユ 6134 (56)参考文献 特開 昭50−93715(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】透磁性コアと、このコアに環状巻きされた
偏向コイルとを具備し、この偏向コイルは、上記コア上
で第1の弧状範囲を占める複数の巻回線を有する第1巻
線層と、この第1巻線層が巻かれた後巻回されて上記第
1巻線層を覆う複数の巻回線を有する少なくとも第1の
付加巻線層と、を具え、この付加巻線層の1番目の巻回
線は上記第1巻線層の一端に隣接しかつその第1巻線層
の巻回線と実質的に同じレベルに位置し、上記1番目の
巻回線の横方向のずれが上記第1巻線層の存在により阻
止された、巻線位置を固定するための特別の部材を必要
としないことを特徴とする偏向ヨーク。
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