JPH0617714B2 - 遊星歯車変速機の遊星キヤリア - Google Patents
遊星歯車変速機の遊星キヤリアInfo
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- JPH0617714B2 JPH0617714B2 JP60252554A JP25255485A JPH0617714B2 JP H0617714 B2 JPH0617714 B2 JP H0617714B2 JP 60252554 A JP60252554 A JP 60252554A JP 25255485 A JP25255485 A JP 25255485A JP H0617714 B2 JPH0617714 B2 JP H0617714B2
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- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/08—General details of gearing of gearings with members having orbital motion
- F16H57/082—Planet carriers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H3/00—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
- F16H3/44—Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
- F16H3/62—Gearings having three or more central gears
- F16H3/66—Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
- F16H3/663—Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another with conveying rotary motion between axially spaced orbital gears, e.g. RAVIGNEAUX
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H2200/00—Transmissions for multiple ratios
- F16H2200/20—Transmissions using gears with orbital motion
- F16H2200/2002—Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears
- F16H2200/2005—Transmissions using gears with orbital motion characterised by the number of sets of orbital gears with one sets of orbital gears
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば自動車用自動変速機に利用される遊星
歯車変速機の遊星キャリアに関するものである。
歯車変速機の遊星キャリアに関するものである。
（従来技術及びその問題点） 従来の例えばラビニョー式遊星ギャ列の遊星キャリア１
００は第６図に示すように、鋳造または鍛造製の一体成
形品であり、この遊星キャリア１００には円周方向の複
数部位に連結部１０２が設けられている。
００は第６図に示すように、鋳造または鍛造製の一体成
形品であり、この遊星キャリア１００には円周方向の複
数部位に連結部１０２が設けられている。
ところで、本件出願人は４要素の羽根車を持ったトルク
コンバータとラビニョー式を一部改良した遊星ギャ列と
の組合せを考案しており、既に出願済みである（特願昭
６０−２５９０６号、出願日：昭和６０年２月１２
日）。
コンバータとラビニョー式を一部改良した遊星ギャ列と
の組合せを考案しており、既に出願済みである（特願昭
６０−２５９０６号、出願日：昭和６０年２月１２
日）。
この先行技術では第１、第２遊星ギャを遊星キャリアに
軸支して、それぞれ個別のサンギャ（内周側）及びリン
グギャ（外周側）に噛み合せている。
軸支して、それぞれ個別のサンギャ（内周側）及びリン
グギャ（外周側）に噛み合せている。
このため、かかる先行技術に第６図に示すような遊星キ
ャリア１００を採用した場合に、連結部１０２と両遊星
ギャの干渉を防止しようとすると遊星キャリア１００の
直径を大きくしなければならず、サンギャ及びリングギ
ャも大径化し、遊星ギャ列全体が大きくなるという問題
がある。
ャリア１００を採用した場合に、連結部１０２と両遊星
ギャの干渉を防止しようとすると遊星キャリア１００の
直径を大きくしなければならず、サンギャ及びリングギ
ャも大径化し、遊星ギャ列全体が大きくなるという問題
がある。
（発明の目的） 本発明は、第１、第２遊星ギャを遊星キャリアに軸支し
て、それぞれ個別のサンギャ及びリングギャに噛み合せ
た遊星ギャ列に使用される遊星キャリアを小型化して遊
星歯車変速機全体を小さくできる遊星歯車変速機の遊星
キャリアを提供することを目的としている。
て、それぞれ個別のサンギャ及びリングギャに噛み合せ
た遊星ギャ列に使用される遊星キャリアを小型化して遊
星歯車変速機全体を小さくできる遊星歯車変速機の遊星
キャリアを提供することを目的としている。
（発明の構成） （１）技術的手段 本発明は、互いに噛み合う第１、第２遊星ギヤ３０ｂ、
２８ｂを共通の遊星キャリア３２で保持し、両遊星ギヤ
３０ｂ、２８ｂをそれぞれ個別のサンギヤ３０ａ、２８
ａ及びリングギヤ３０ｃ、２８ｃに噛み合せている遊星
ギヤ列を有する遊星歯車変速機において、前記遊星キャ
リア３２を互いに対向する２枚の板状部材３２ａ、３２
ｂに２分割し、第１板状部材３２ａを出力軸３４の端部
に一体に形成しかつ第１板状部材３２ａに第２遊星ギヤ
２８ｂを軸支するボス部５０を設け、このボス部５０
と、ボス部５０に軸支された第２遊星ギヤ２８ｂとを貫
通する連結部材で２枚の板状部材３２ａ、３２ｂを固着
し、固着された両板状部材３２ａ、３２ｂの軸受孔５８
ａ、５８ｂに第１遊星ギヤ３０ｂを軸支する軸５８を圧
入固定したことを特徴とする遊星歯車変速機の遊星キャ
リアである。
２８ｂを共通の遊星キャリア３２で保持し、両遊星ギヤ
３０ｂ、２８ｂをそれぞれ個別のサンギヤ３０ａ、２８
ａ及びリングギヤ３０ｃ、２８ｃに噛み合せている遊星
ギヤ列を有する遊星歯車変速機において、前記遊星キャ
リア３２を互いに対向する２枚の板状部材３２ａ、３２
ｂに２分割し、第１板状部材３２ａを出力軸３４の端部
に一体に形成しかつ第１板状部材３２ａに第２遊星ギヤ
２８ｂを軸支するボス部５０を設け、このボス部５０
と、ボス部５０に軸支された第２遊星ギヤ２８ｂとを貫
通する連結部材で２枚の板状部材３２ａ、３２ｂを固着
し、固着された両板状部材３２ａ、３２ｂの軸受孔５８
ａ、５８ｂに第１遊星ギヤ３０ｂを軸支する軸５８を圧
入固定したことを特徴とする遊星歯車変速機の遊星キャ
リアである。
(2)作用 遊星キャリアが２枚の板状部材に分割され、両板状部材
を連結部材で固着するようにしたので、遊星キャリアの
直径が小さくなる。
を連結部材で固着するようにしたので、遊星キャリアの
直径が小さくなる。
（実施例） 本発明を例えばトラック等の商用車用の自動変速機に適
用した実施例を示す第１図において、10は４要素２段型
のトルクコンバータである。トルクコンバータ10の後段
には前進３速、後進１速の変速機12が連結されている。
変速機12は１個の遊星キャリア32を共有する第１遊星ギ
ャ30b、第２遊星ギャ28bからなる遊星ギャ列および遊星
ギャ列を制御するクラッチＦ3或はブレーキＦ1，Ｆ2，
Ｒを有している。
用した実施例を示す第１図において、10は４要素２段型
のトルクコンバータである。トルクコンバータ10の後段
には前進３速、後進１速の変速機12が連結されている。
変速機12は１個の遊星キャリア32を共有する第１遊星ギ
ャ30b、第２遊星ギャ28bからなる遊星ギャ列および遊星
ギャ列を制御するクラッチＦ3或はブレーキＦ1，Ｆ2，
Ｒを有している。
この変速機12、トルクコンバータ10および詳しくは後述
する油圧変速段制御装置で自動変速機が構成されてい
る。
する油圧変速段制御装置で自動変速機が構成されてい
る。
トルクコンバータ10はポンプ14、タービン16、固定ステ
ータ18、逆転ステータ20、ロックアップクラッチ21から
なり、フロントカバー22からポンプ14にエンジンの動力
が伝達される構造である。
ータ18、逆転ステータ20、ロックアップクラッチ21から
なり、フロントカバー22からポンプ14にエンジンの動力
が伝達される構造である。
タービン16はタービン軸16aに連結され、逆転ステータ2
0はステータ軸20aに連結されている。固定ステータ18は
軸18aでハウジング12aに固定され、ポンプ14はポンプ軸
14aに連結されている。ポンプ軸14aの変速機側端部には
リングギャ14bが設けられており、リングギャ14bの歯数
はZe1に設定されている。
0はステータ軸20aに連結されている。固定ステータ18は
軸18aでハウジング12aに固定され、ポンプ14はポンプ軸
14aに連結されている。ポンプ軸14aの変速機側端部には
リングギャ14bが設けられており、リングギャ14bの歯数
はZe1に設定されている。
ハウジング12aの下部には油圧発生源であるチャージン
グポンプ25が設けられており、チャージングポンプ25は
前記リングギャ14bに噛合する駆動ギャ25aで駆動される
ようになっている。
グポンプ25が設けられており、チャージングポンプ25は
前記リングギャ14bに噛合する駆動ギャ25aで駆動される
ようになっている。
タービン軸16aの途中には第３速用のクラッチＦ3のクラ
ッチディスク26aが固定されている。クラッチＦ3のクラ
ッチカバー26bはステータ軸20aに連結している。クラッ
チカバー26bの外方には第２速用のブレーキＦ2が配置さ
れ、ブレーキＦ2はハウジング12aに固定されている。
ッチディスク26aが固定されている。クラッチＦ3のクラ
ッチカバー26bはステータ軸20aに連結している。クラッ
チカバー26bの外方には第２速用のブレーキＦ2が配置さ
れ、ブレーキＦ2はハウジング12aに固定されている。
ステータ軸20aの端部には第２サンギャ28a（歯数Za2）
が固定され、タービン軸16aの端部には第１サンギャ30a
（歯数Za1）が固定されている。第１サンギャ30aは第１
遊星ギャ30bと噛み合い、第２サンギャ28aは第２遊星ギ
ャ28bと噛み合っている。
が固定され、タービン軸16aの端部には第１サンギャ30a
（歯数Za1）が固定されている。第１サンギャ30aは第１
遊星ギャ30bと噛み合い、第２サンギャ28aは第２遊星ギ
ャ28bと噛み合っている。
第１遊星ギャ30bの外方には第１リングギャ30c（歯数Zr
1）が設けられ、第１リングギャ30cと第１遊星ギャ30b
は噛み合っている。第１リングギャ30cの更に外方には
ハウジング12aに固定された第１速用のブレーキＦ1が配
置されている。
1）が設けられ、第１リングギャ30cと第１遊星ギャ30b
は噛み合っている。第１リングギャ30cの更に外方には
ハウジング12aに固定された第１速用のブレーキＦ1が配
置されている。
第２遊星ギャ28bの外方には第２リングギャ28c（歯数Zr
2）が噛み合い、第２リングギャ28cの更に外方には後進
用のブレーキＲが配置されている。ブレーキＲはハウジ
ング12aに固定されている。
2）が噛み合い、第２リングギャ28cの更に外方には後進
用のブレーキＲが配置されている。ブレーキＲはハウジ
ング12aに固定されている。
第１遊星ギャ30bと第２遊星ギャ28bは第２図に示すよう
にキャリア32上に回転自在に噛み合った状態で保持され
ている。
にキャリア32上に回転自在に噛み合った状態で保持され
ている。
キャリア32には出力軸34が連結されている。
以上の変速機12はクラッチＦ3、ブレーキＦ1，Ｆ2，Ｒ
を選択的にＯＮ動作させることによって次の表１に示す
減速比を発生させ得る。なお表中の○印はクラッチ、ブ
レーキのＯＮ動作を示す。
を選択的にＯＮ動作させることによって次の表１に示す
減速比を発生させ得る。なお表中の○印はクラッチ、ブ
レーキのＯＮ動作を示す。
次に変速機12の遊星ギャ列の詳細構造を第３図で説明す
る。
る。
第３図中で第２サンギャ28aはクラッチＦ3のクラッチカ
バー26aを介して前方に延びるステータ軸20aに連結して
いる。またステータ軸20aの内方のタービン軸16aには第
１サンギャ30aがスプライン嵌合している。さらにター
ビン軸16aの後端部は遊星キャリア32の第１板状部材32a
にニードルベアリング40を介して軸支されている。第１
板状部材32aと第１サンギャ30aとの間にはスラストニー
ドルベアリング42が介装されている。
バー26aを介して前方に延びるステータ軸20aに連結して
いる。またステータ軸20aの内方のタービン軸16aには第
１サンギャ30aがスプライン嵌合している。さらにター
ビン軸16aの後端部は遊星キャリア32の第１板状部材32a
にニードルベアリング40を介して軸支されている。第１
板状部材32aと第１サンギャ30aとの間にはスラストニー
ドルベアリング42が介装されている。
第１板状部材32aの後端部には出力軸34が一体に連続し
ており、出力軸34には駐車時用のパーキングギャ44がス
プライン嵌合している。パーキングギャ44の下方には、
パーキングギャ44をロックするロッキングアーム46が設
けられている。
ており、出力軸34には駐車時用のパーキングギャ44がス
プライン嵌合している。パーキングギャ44の下方には、
パーキングギャ44をロックするロッキングアーム46が設
けられている。
第１板状部材32aは詳しくは後述するように、略円板形
をなしており、第１板状部材32aは第１板状部材32aに対
向する第２板状部材32bとリベット48（連結部材）で連
結されて遊星キャリア32を構成している。
をなしており、第１板状部材32aは第１板状部材32aに対
向する第２板状部材32bとリベット48（連結部材）で連
結されて遊星キャリア32を構成している。
第１板状部材32aには円周方向に等間隔を隔てて例えば
３箇所にボス部50が連続して一体に形成されている。ボ
ス部50の内方には筒軸52が圧入されており、筒軸52には
ニードルベアリング54を介して前記第２遊星ギャ28bが
軸支されている。第２遊星ギャ28bは第２サンギャ28aに
噛み合っている。
３箇所にボス部50が連続して一体に形成されている。ボ
ス部50の内方には筒軸52が圧入されており、筒軸52には
ニードルベアリング54を介して前記第２遊星ギャ28bが
軸支されている。第２遊星ギャ28bは第２サンギャ28aに
噛み合っている。
第２遊星ギャ28bの外方には第２リングギャ28cが噛み合
っており、第２リングギャ28cの更に外方には前記ブレ
ーキＲが配置されている。
っており、第２リングギャ28cの更に外方には前記ブレ
ーキＲが配置されている。
第２遊星ギャ28bに噛み合う第１遊星ギャ30bが遊星キャ
リア32に軸支されている。この第１遊星ギャ30bはニー
ドルベアリング56を介して軸58に軸支されており、軸58
は両板状部材32a,32bの軸受孔58a,58bに圧入されてい
る。
リア32に軸支されている。この第１遊星ギャ30bはニー
ドルベアリング56を介して軸58に軸支されており、軸58
は両板状部材32a,32bの軸受孔58a,58bに圧入されてい
る。
第１遊星ギャ30bは内方の第１サンギャ30aおよび外方の
第１リングギャ30cに噛み合っており、第１リングギャ3
0cの更に外方にはブレーキＦ1が設けられている。
第１リングギャ30cに噛み合っており、第１リングギャ3
0cの更に外方にはブレーキＦ1が設けられている。
以上の遊星キャリア32の詳細を第４図、第５図で説明す
る。
る。
第１板状部材32aは例えば鍛造製の円板状をなし、第１
板状部材32aの前端面には扇状のボス部50が形成されて
いる。このボス部50は円周方向に等間隔を隔てて３箇所
に設けられている。ボス部50および筒軸52を貫通してい
るリベット48の両端部は座金60を挾んだ状態で両板状部
材32a,32bに「かしめ加工」で固着されている。
板状部材32aの前端面には扇状のボス部50が形成されて
いる。このボス部50は円周方向に等間隔を隔てて３箇所
に設けられている。ボス部50および筒軸52を貫通してい
るリベット48の両端部は座金60を挾んだ状態で両板状部
材32a,32bに「かしめ加工」で固着されている。
第２板状部材32bは第１板状部材32aに対向する略環状に
例えば鍛造で形成されている。両板状部材32a,32bの軸
受孔58a,58bに圧入されている軸58で軸支される第１遊
星ギャ30bは第５図に示すように、第２遊星ギャ28bに隣
接して配置され、両遊星ギャ28b,30bが噛み合ってい
る。
例えば鍛造で形成されている。両板状部材32a,32bの軸
受孔58a,58bに圧入されている軸58で軸支される第１遊
星ギャ30bは第５図に示すように、第２遊星ギャ28bに隣
接して配置され、両遊星ギャ28b,30bが噛み合ってい
る。
第５図で互いに噛み合う３組の両遊星ギャ28b,30bの間
の隙間Ｌは最小限度に設定されており、遊星キャリア32
の外径Ｄも最小に設定されている。
の隙間Ｌは最小限度に設定されており、遊星キャリア32
の外径Ｄも最小に設定されている。
次に作用を説明する。以上の遊星キャリア３２は両板状
部材32a,32bに２分割され、ボス部50に第２遊星ギャ28b
を軸支し、軸受孔58a,58bに第１遊星ギャ30bを軸支した
状態ではリベット48によって一体に連結される。
部材32a,32bに２分割され、ボス部50に第２遊星ギャ28b
を軸支し、軸受孔58a,58bに第１遊星ギャ30bを軸支した
状態ではリベット48によって一体に連結される。
したがって従来の一体型遊星キャリア100（第６図）と
比較して連結部102がなくなるので、第５図の隙間Ｌに
連結部102を配置する必要がなくなり、隙間Ｌが小さく
なる。隙間Ｌが小さくなると遊星キャリア32の直径Ｄも
小さくなるので、変速機12全体が小型化される。
比較して連結部102がなくなるので、第５図の隙間Ｌに
連結部102を配置する必要がなくなり、隙間Ｌが小さく
なる。隙間Ｌが小さくなると遊星キャリア32の直径Ｄも
小さくなるので、変速機12全体が小型化される。
（発明の効果） 以上説明したように本発明による遊星歯車変速機の遊星
キャリアでは、２分割された両板状部材32a,32bに両遊
星ギャ28b,30bを互いに噛み合った状態で軸支し、第１
板状部材32aのボス部50に第２遊星ギャ28bを軸支し、軸
受孔58a,58bに第１遊星ギャ30bを軸支した状態では、リ
ベット48で両板状部材32a,32bを連結することができ
る。
キャリアでは、２分割された両板状部材32a,32bに両遊
星ギャ28b,30bを互いに噛み合った状態で軸支し、第１
板状部材32aのボス部50に第２遊星ギャ28bを軸支し、軸
受孔58a,58bに第１遊星ギャ30bを軸支した状態では、リ
ベット48で両板状部材32a,32bを連結することができ
る。
したがって、従来の一体型遊星キャリア100（第６図）
と比較して、第５図の隙間Ｌに連結部102を配置する必
要がなくなり、隙間Ｌを最小に設定できる。このため、
遊星キャリア32の直径Ｄを最小に設定することができ、
遊星キャリア32を収納する変速機12全体を小型化するこ
とができる。
と比較して、第５図の隙間Ｌに連結部102を配置する必
要がなくなり、隙間Ｌを最小に設定できる。このため、
遊星キャリア32の直径Ｄを最小に設定することができ、
遊星キャリア32を収納する変速機12全体を小型化するこ
とができる。
本発明は、あくまでも軸方向及び径方向をコンパクトに
したシングルプラネットとダブルプラネットの組合わせ
であるラビニョー遊星ギヤに関しての発明であり、例え
ば３箇所の高い剛性をもつボス部５０を第１板状部材３
２ａに設け、ボス部５０に固定した高い剛性の筒軸５２
とその中を通したリベット４８（第４図）又は軸７０
（第４ａ図）等の連結部材で第２板状部材３２ｂを連結
固定し、筒軸５２又は軸７０上に第２遊星ギヤ２８ｂを
軸支したので、従来品と比べて軸方向が長くならず、出
力軸３４のみでキャリヤ自体を１個のコンパクトな剛体
として構成することができるのである。
したシングルプラネットとダブルプラネットの組合わせ
であるラビニョー遊星ギヤに関しての発明であり、例え
ば３箇所の高い剛性をもつボス部５０を第１板状部材３
２ａに設け、ボス部５０に固定した高い剛性の筒軸５２
とその中を通したリベット４８（第４図）又は軸７０
（第４ａ図）等の連結部材で第２板状部材３２ｂを連結
固定し、筒軸５２又は軸７０上に第２遊星ギヤ２８ｂを
軸支したので、従来品と比べて軸方向が長くならず、出
力軸３４のみでキャリヤ自体を１個のコンパクトな剛体
として構成することができるのである。
（別の実施例） (1)第4a図に示すように、第２遊星ギャ28bを軸支する軸
70を連結部材として利用し、軸70の両端を「かしめ加
工」して両板状部材32a,32bを連結するようにすること
もできる。
70を連結部材として利用し、軸70の両端を「かしめ加
工」して両板状部材32a,32bを連結するようにすること
もできる。
(2)両板状部材32a,32bは以上の実施例のように略円板状
と略環状の部材に限らず、少なくとも互いに対向する板
状の部材であればよい。
と略環状の部材に限らず、少なくとも互いに対向する板
状の部材であればよい。
第１図は本発明を採用した自動変速機の縦断面構造略
図、第２図は第１図のII-II断面図、第３図は第１図のI
II部拡大部、第４図は遊星キャリアの縦断面図、第4a図
は連結部材の別の実施例を示す縦断面図、第５図は第４
図のＶ矢視図、第６図は従来例を示す斜視図である。１
０……トルクコンバータ、１２……変速機、28b……第
２遊星ギャ、30b……第１遊星ギャ、32……遊星キャリ
ア、32a……第１板状部材、32b……第２板状部材、48…
…リベット、50……ボス部、58a,58b……軸受孔
図、第２図は第１図のII-II断面図、第３図は第１図のI
II部拡大部、第４図は遊星キャリアの縦断面図、第4a図
は連結部材の別の実施例を示す縦断面図、第５図は第４
図のＶ矢視図、第６図は従来例を示す斜視図である。１
０……トルクコンバータ、１２……変速機、28b……第
２遊星ギャ、30b……第１遊星ギャ、32……遊星キャリ
ア、32a……第１板状部材、32b……第２板状部材、48…
…リベット、50……ボス部、58a,58b……軸受孔
Claims (1)
- 【請求項１】互いに噛み合う第１、第２遊星ギヤ３０
ｂ、２８ｂを共通の遊星キャリア３２で保持し、両遊星
ギヤ３０ｂ、２８ｂをそれぞれ個別のサンギヤ３０ａ、
２８ａ及びリングギヤ３０ｃ、２８ｃに噛み合せている
遊星ギヤ列を有する遊星歯車変速機において、前記遊星
キャリア３２を互いに対向する２枚の板状部材３２ａ、
３２ｂに２分割し、第１板状部材３２ａを出力軸３４の
端部に一体に形成しかつ第１板状部材３２ａに第２遊星
ギヤ２８ｂを軸支するボス部５０を設け、このボス部５
０と、ボス部５０に軸支された第２遊星ギヤ２８ｂとを
貫通する連結部材で２枚の板状部材３２ａ、３２ｂを固
着し、固着された両板状部材３２ａ、３２ｂの軸受孔５
８ａ、５８ｂに第１遊星ギヤ３０ｂを軸支する軸５８を
圧入固定したことを特徴とする遊星歯車変速機の遊星キ
ャリア。
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