JPH0617420B2 - ビニル樹脂エマルション - Google Patents

ビニル樹脂エマルション

Info

Publication number
JPH0617420B2
JPH0617420B2 JP190086A JP190086A JPH0617420B2 JP H0617420 B2 JPH0617420 B2 JP H0617420B2 JP 190086 A JP190086 A JP 190086A JP 190086 A JP190086 A JP 190086A JP H0617420 B2 JPH0617420 B2 JP H0617420B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
carbon atoms
formula
substituent
emulsion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP190086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62161808A (ja
Inventor
壽一 村本
敬三 石井
忠文 宮園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP190086A priority Critical patent/JPH0617420B2/ja
Priority to AU67143/87A priority patent/AU599946B2/en
Priority to CA000526777A priority patent/CA1313286C/en
Priority to US07/001,009 priority patent/US5017646A/en
Priority to EP87200022A priority patent/EP0231038B1/en
Priority to DE8787200022T priority patent/DE3770003D1/de
Priority to KR1019870000082A priority patent/KR940004532B1/ko
Publication of JPS62161808A publication Critical patent/JPS62161808A/ja
Publication of JPH0617420B2 publication Critical patent/JPH0617420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は耐水性の改善された塗膜を与えうる新規なる乳
化重合組成物に関するものである。
従来の技術 酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリル系
単量体などを乳化剤、重合触媒を含む水中で付加重合せ
しめた乳化重合組成物は所謂エマルション塗料として古
くから多用されているが、樹脂粒子を触媒中に安定に分
散させるため大量に用いられる乳化剤が塗膜耐水性を損
なうため、耐水性の改善が強く望まれてきた。
発明が解決しようとする問題点 そこで合成エマルションであって、樹脂粒子を水性媒体
中に分散させるための乳化剤を必要としないか、あるい
はその使用量が耐水性に悪影響を及ぼさぬ程度まで減少
せしめられる乳化重合組成物が極めて望ましく、かかる
乳化重合組成物を提供することが本発明目的である。
問題点を解決するための手段 本発明に従えば上記目的が 式 (式中Rは水素またはメチル基;Rは置換基を有し
ていてもかまわない炭素数2〜10の脂肪族炭化水素、
炭素数6〜7の脂環族炭化水素、炭素数6の芳香族炭化
水素; Aは あるいは の繰り返し単位;Rはエチレンまたはプロピレン;R
は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のア
ルキレン;Rは置換基を有していてもかまわない炭素
数2〜5のアルキレン;mおよびnは繰り返し単位数の
平均値でmは1〜10またnは2〜50;Xは無機もし
くは有機塩基を表す) で表される中和された末端カルボキシル基を有する反応
性ビニル単量体3〜50重量%と、少なくとも1種の
α,β−エチレン性不飽和化合物97〜50重量%を水
性媒体中で乳化重合させて得られる乳化重合組成物によ
り達成せられる。
本発明の乳化重合組成物の合成に使用せられる上記式
〔I〕で表される反応性ビニル単量体は、 式 (式中Rは水素またはメチル基; Aは あるいは の繰り返し単位;Rはエチレンまたはプロピレン;R
は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のア
ルキレン;Rは置換基を有していてもかまわない炭素
数2〜5のアルキレン;mとnは繰り返し単位数の平均
値で、mは1〜10、nは2〜50) で表される末端ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリ
レートと、 式 (式中Rは置換基を有していてもかまわない炭素数2
〜10の脂肪族炭化水素、炭素数6〜7の脂環族炭化水
素、炭素数6の芳香族炭化水素) を好ましくはラジカル重合禁止剤の存在下に重合させる
ことにより、 式 (式中Rは水素またはメチル基;Rは置換基を有し
ていてもかまわない炭素数2の脂肪族炭化水素、炭素数
6〜7の脂環族炭化水素、炭素数6の芳香族炭化水素; Aは あるいは の繰り返し単位;Rはエチレンまたはプロピレン;R
は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のア
ルキレン;Rは置換基を有していてもかまわない炭素
数2〜5のアルキレン;mおよびnは繰り返し単位数の
平均値でmは1〜10またはnは2〜50) で表される化合物となし、これを無機もしくは有機塩基
Xで中和することにより有利に製造せられる。
式〔II〕で表される末端ヒドロキシル基を有する(メ
タ)アクリレートは例えばヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレートまたはヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ートとβ−プロピオラクトンδ−バレロラクトン、δ−
カプロラクトン、ε−カプロラクトンなどの環状エステ
ル類あるいはエチレンオキシド、プロピレンオキシドお
よびテトラヒドロフランなどの環状エーテル類を付加せ
しめた化合物を意味する。
市販されているものでこれに相当する商品としては例え
ばヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとε−カプロ
ラクトンを付加せしめたプラクセル(FM−1)FA−1
〔1:1付加物〕、(FM−3)FA−3〔1:3付加物〕、
(FM−5)FA−5〔1:5付加物〕(以上何れもダイセル
化学、登録商標名)またはメタアクリル酸にエチレンオ
キシド、あるいはプロピレンオキサイドを付加せしめた
ブレンマーPE、ブレンマーPP(日本油脂、登録商標
名)などが挙げられ、また類似反応に基づき当業者によ
り容易に製造せられるものを含む。
他方、式〔III〕で表される酸無水物としては、例えば
無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラ
ヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水
トリメリット酸、無水ヘット酸、無水ハイミック酸、無
水アジピン酸、無水アゼライン酸、無水セバシン酸ある
いはそれらの置換誘導体が用いられる。
反応はこれらの原料を単に加熱、攪拌するだけで容易に
進行するが、末端ビニル基保護のためラジカル重合禁止
剤、例えばヒドロキノンモノメチルエーテルの存在下に
実施することが好ましく、かかる重合禁止剤は通常50
00ppm以下、より好ましくは約500ppm以下の量で用
いられる。またヒドロキシ基含有(メタ)アクリレート
と酸無水物は通常9:10〜11:10の重量比で用い
られる。
上記の末端カルボキシル基を有する反応性単量体は
、Aアルキレン鎖の導入により親水性部分と疏水性
部分のバランスを自由に変化させることができ、またそ
のことにより反応性単量体に優れた界面活性能を与える
ことができる。本発明者らは、かかる単量体を無機ある
いは有機塩基で中和することにより得られる上記〔I〕
で表される反応性単量体が、遊離カルボキシル基をもつ
化合物よりもさらに一段と優れた界面活性能を有するこ
とを知り、それが本発明の基礎となったものである。
従って本発明においては式〔I〕 (式中R、A、R、Xは前述せる通り) で表される化合物が反応性単量体であると同時に界面活
性機能を有する乳化剤として使用せられる点で極めて新
規性に富むものである。
本発明に従えばこの式〔I〕で表される反応性ビニル単
量体3〜50重量%が、少なくとも1種のα,β−エチ
レン性不飽和化合物97〜50重量%と共に水性媒体中
で乳化重合せしめられた乳化重合組成物が提供せられ
る。
α,β−エチレン性不飽和化合物としては通常ビニル樹
脂の製造に使用せられる型の任意のα,β−エチレン性
不飽和化合物が好適に使用され、それらは次の如く大別
せられる。
分子内に1個のα,β−エチレン性不飽和結合を有する
もの: 1)カルボキシル基含有単量体 例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸等、 2)ヒドロキシル基含有単量体 例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキ
シブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレー
ト、アリルアルコール、メタアリルアルコール等、 3)含窒素アルキルアクリレートもしくはメタクリレー
ト 例えばジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルア
ミノエチルメタクリレート等、 4)重合性アミド 例えばアクリル酸アミド、メタクリル酸アミド等、 5)重合性ニトリル 例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等、 6)アルキルアクリレートもしくはメタクリレート 例えばメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エ
チルアクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチル
アクリレート、n−ブチルメタクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート等、 7)重合性芳香族カルボキシル基 例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、t−ブチルスチレン等、 8)α−オレフィン 例えばエチレン、プロピレン等、 9)ビニル化合物 例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等、 分子内に2個以上のα,β−エチレン性不飽和結合を有
するもの: 10)ジエン化合物 例えばブタジエン、イソプレン等、 11)多価アルコールの重合性不飽和モノカルボン酸エス
テル;多塩基酸の重合性不飽和アルコールエステル;2
個以上のビニル基で置換された芳香族化合物 例えばエチレングリコールアクリレート、エチレングリ
コールメタクリレート、トリエチレングリコールジメタ
クリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレ
ート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートペンタ
エリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペン
タエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエルスリ
トールテトラメタクリレート、グリセロールジメタクリ
レート、グリセロールジアクリレート、グリセロールア
リロキシジメタクリレート、1,1,1−トリスヒドロ
キシメチルエタンジアクリレート、1,1,1−トリス
ヒドロキシメチルエタントリアクリレート、1,1,1
−トリスヒドロキシメチルエタンジメタクリレート、
1,1,1−トリスヒドロキシメチルエタントリメタク
リレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチルプロパ
ンジアクリレート、1,1,1−トリスヒドロキシメチ
ルプロパントリアクリレート、1,1,1−トリスヒド
ロキシメチルプロパンジメタクリレート、1,1,1−
トリスヒドロキシメチルプロパントリメタクリレート、
トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリアリルトリメリテートジアリルテレフタレー
ト、ジアリフタレート、ジビニルベンゼン等、 これら単量体は単独もしくは併用して用いられ常法に従
って乳化重合が実施せられる。
尚、乳化重合に際しては上記式〔I〕の単量体自身が界
面活性能を有するために別途に界面活性剤、乳化剤を使
用する必要はないが単量体〔I〕の使用量が少ない場合
には、通常使用せられる型の界面活性剤、乳化剤を少量
用いることが好ましい。特に好ましいものとしては、例
えば 特願昭54−110865;55−56048;55−116293;53−12389
9;55−47652;56−71864;57−13053等に記載の両性樹
脂が挙げられる。重合開始剤としては、例えば過酸化ベ
ンゾイル、t−ブチル−オキシド、クメンハイドロパー
オキシドなどの有機過酸化物;アゾビスシアノ吉草酸、
アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(2,4−ジメ
チル)バレロニトリル、アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)ハイドロクロライドなどの有機アゾ化合物;過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過
酸化水素などの無機水溶性ラジカル開始剤;レドックス
系開始剤などが好適に使用せられ、また連鎖移動剤とし
ては、例えばエチルメルカプタン、ブチルメルカプタ
ン、ドデシルメルカプタン等のメルカプタン類;四臭化
炭素、四塩化炭素等のハロゲン化炭素類を使用すること
ができる。所望により用いられる界面活性剤、乳化剤、
重合開始剤、連鎖移動剤水媒体の使用割合、重合手法な
どは全て従来技術によることができる。
このようにして得られる本発明の乳化重合組成物にあっ
ては、外部乳化剤が含まれず、あるいはその使用量が極
めて少量ですむため皮膜形成後、低分子乳化剤が膜内に
残存せず、フィルムを水中に浸漬した後でも皮膜を可溶
化させる様な低分子物質が殆どないため、塗膜の耐水性
が従来のエマルシヨン塗料に比し大巾に改善せられる。
乳化重合による樹脂粒子は使用目的により粒径を容易に
制御でき、例えば式〔I〕の繰返し単位の平均値m,n
あるいは式〔I〕の単量体の使用量を変更することより
に粒径(レーザー光散乱法による測定)を50〜500
nmの範囲内で自由に制御することができる。反応性単量
体〔I〕の使用量は全モノマーに対し、通常3〜50重
量%、好ましくは10〜30重量%であることも確認さ
れている。
以下、実施例および比較例により本発明を説明する。特
にことわりなき限り、部および%は重量による。
参考例1 攪拌機、ジムロート、温度計および空気導入管を取り付
けた1のガラス製反応フラスコの中に150部の無水
コハク酸、385部のプラクセルFM−1(εカプロラ
クトンと2−ヒドロキシエチルメタクリレートの1:1
モル付加物、ダイセル化学製)および全仕込量に対して
500ppmのヒドロキノンモノメチルエーテルを一括し
て仕込んだ。ついで空気を導入管より吸込みながら、内
部温度150℃で40分間攪拌することによって反応を
行った。反応終了後、生成物を室温まで冷却すると少量
の未反応の酸無水物の結晶が析出するので、これをろ過
により除去し、目的の反応組成物を得た。
この反応組成物は酸価172、粘度250cp(25℃)
であった。反応組成物の酸価測定から反応率を求めたと
ころ、96%であった。
参考例2 参考例1と同様の反応装置の中に60部の無水コハク
酸、440部のプラクセルFM−5(ε−カプロラクト
ンと2−ヒドロキシメタクリレートの5:1モル付加
物、ダイセル化学製)および全仕込量に対して500pp
mのヒドロキノンモノメチルエーテルの一括仕込みを行
った。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60
分間攪拌することによって、反応を行った。反応終了
後、生成物を室温まで冷却すると、少量の未反応の酸無
水物の結晶が析出するのでこれをろ過により除去し、目
的の反応組成物を得た。
この反応組成物は、酸価70を有する半固形物(25
℃)であった。また反応率を参考例1と同様の方法によ
り測定したところ96%であった。
参考例3 参考例1と同様の反応装置の中に98部の無水マレイン
酸、480部のプラクセルFM−3(εカプロラクトン
と2−ヒドロキシメタクリレートの3:1モル付加物、
ダイセル化学製)および全仕込量に対して500ppmの
ヒドロキノンモノメチルエーテルの一括仕込みを行っ
た。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60分
間攪拌することによって、反応を行った。
反応組成物は、酸価103、粘度350cP(25℃)で
あった。また、反応率を参考例1と同様の方法により測
定したところ、95%であった。
参考例4 参考例1と同様の反応装置を用いて154部のテトラヒ
ドロ無水フタル酸、420部のブレンマーPE−350
(エチレンオキシドとメタクリル酸の7〜9:1モル付
加物、日本油脂製)および全仕込量に対して500ppm
のヒドロキノンモノメチルエーテルを一括して仕込ん
だ。ついで、空気を導入しながら内温150℃で60分
間攪拌することによって、反応を行った。
反応組成物は、酸価103、反応率は96%であった。
参考例5 参考例1と同様の反応装置を用いて148部の無水フタ
ル酸、400部のブレンマーPP−1000(プロピレンオ
キシドとメタクリル酸の5.5:1モル付加物、日本油
脂製)および全仕込量に対して500ppmのヒドロキノ
ンモノメチルエーテルを一括して仕込んだ。ついで、空
気を導入しながら内温150℃で60分間攪拌すること
によって、反応を行った。
反応組成物は、酸価108、粘度300cP(25℃)で
あった。また、反応率は95%であった。
実施例1 攪拌機、ジムロート、温度計、滴下ロートおよび窒素導
入管を取り付けた1のガラス製反応フラスコの中に予め
イオン交換水280部を仕込んだ後、参考例1で合成さ
れた反応性単量体のジメチルエタノールアミン100%
中和物12部、メチルメタクリレート18部、n−ブチ
ルアクリレート18部、エチレングリコールジメタクリ
レート16部およびスチレン34部を混合したものを滴
下ロートを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌し
ながら滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス−
4−シアノバレリック酸1部をアルカリ中和した後、イ
オン交換水20部に溶解したものを上記の混合単量体と
は別に同時滴下することによってエマルション重合を行
った。
反応生成物は固形分濃度25重量%であり、またレーザ
ー光散乱法によって測定されたエマルション粒子直径は
200nmであった。
実施例2 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水2
80部を仕込んだ後、参考例2で合成された反応性単量
体のジメチルエタノールアミン100%中和物20部、
メチルメタクリレート16部、n−ブチルアクリレート
32部およびスチレン32部を混合したものを滴下ロー
トを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌しながら
滴下した。また、開始剤は過硫酸アンモニウム塩1部を
イオン交換水20部に溶解したものを上記の混合単量体
とは別に同時に滴下することによってエマルション重合
を行った。
反応生成物は固形分濃度25重量%であり、またレーザ
ー光散乱法によって測定されたエマルション粒子直径は
80nmであった。
実施例3 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水2
80部を仕込んだ後、参考例3で合成された反応性単量
体のジメチルエタノールアミン100%中和物15部、
メチルメタクリレート17部、n−ブチルアクリレート
34部およびスチレン34部を混合したものを滴下ロー
トを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌しながら
滴下した。また、開始剤は過硫酸アンモニウム塩1部を
イオン交換水20部に溶解したものを上記の混合単量体
とは別に同時滴下することによってエマルション重合を
行った。
反応生成物は固形分濃度25重量%であり、またレーザ
ー光散乱法によって測定されたエマルション粒子直径は
150nmであった。
実施例4 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水2
80部を仕込んだ後、参考例4で合成された反応性単量
体のジメチルエタノールアミン100%中和物16部、
メチルメタクリレート17部、n−ブチルアクリレート
34部およびスチレン33部を混合したものを滴下ロー
トを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌しながら
滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス−4−シ
アノバレリック酸1部をアルカリ中和した後、イオン交
換水20部に溶解したものを上記の混合単量体とは別に
同時滴下することによってエマルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度25重量%であり、またレーザ
ー光散乱法によって測定されたエマルション粒子直径は
250nmであった。
実施例5 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水2
80部を仕込んだ後、参考例5で合成された反応性単量
体のジメチルエタノールアミン100%中和物15部、
メチルメタクリレート17部、n−ブチルアクリレート
34部およびスチレン34部を混合したものを滴下ロー
トを用いてフラスコ内温80℃にて2時間攪拌しながら
滴下した。また、開始剤は4,4′−アゾビス−4−シ
アノバレリック酸1部をアルカリ中和した後、イオン交
換水20部に溶解したものを上記の混合単量体とは別に
同時滴下することによってエマルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度25重量%であり、またレーザ
ー光散乱法によって測定されたエマルション粒子直径は
180nmであった。
比較例1 実施例1と同様の反応装置の中に、予めイオン交換水2
70部を仕込んだ後、エマールO(ラウリル酸ナトリウ
ム、花王製)7.5部、メチルメタクリレート20部、
n−ブチルアクリレート20部およびスチレン20部を
混合したものを滴下ロートを用いてフラスコ内温80℃
にて2時間攪拌しながら滴下した。また、開始剤は4,
4′−アゾビス−4−シアノバレリック酸1部をアルカ
リ中和した後、イオン交換水20部に溶解したものを上
記の混合単量体とは別に同時滴下することによってエマ
ルション重合を行った。
反応生成物は固形分濃度25重量%であり、またレーザ
ー光散乱法によって測定されたエマルション粒子直径は
150nmであった。
実施例6 実施例1〜5および比較例1によって得られた合成樹脂
エマルションの各々につき、ガラス板上に流し塗りをし
た後、100℃にて5分間加熱乾燥した。ついで、これ
らのガラス板を水温20℃の水中に浸漬することによっ
てエマルション塗膜の耐水性試験を行った。
その結果を第1表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 299/02 MRR 7442−4J // C09D 133/14 PFY 7921−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)式 (式中Rは水素またはメチル基;Rは置換基を有し
    ていてもかまわない炭素数2〜10の脂肪族炭化水素、
    炭素数6〜7の脂環族炭化水素、炭素数6の芳香族炭化
    水素; Aは あるいは の繰り返し単位;Rはエチレンまたはプロピレン;R
    は置換基を有していてもかまわない炭素数2〜7のア
    ルキレン;Rは置換基を有していてもかまわない炭素
    数2〜5のアルキレン;mおよびnは繰り返し単位数の
    平均値でmは1〜10またnは2〜50;Xは無機もし
    くは有機塩基を表す) で表される中和された末端カルボキシル基を有する反応
    性ビニル単量体3〜50重量%と (B)少なくとも1種のα,β−エチレン性不飽和化合
    物97〜50重量% を水性媒体中で乳化重合させて得られるビニル樹脂エマ
    ルシヨン。
JP190086A 1986-01-08 1986-01-08 ビニル樹脂エマルション Expired - Lifetime JPH0617420B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP190086A JPH0617420B2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08 ビニル樹脂エマルション
AU67143/87A AU599946B2 (en) 1986-01-08 1987-01-05 Vinyl resin microparticles and aqueous emulsion containing the same
CA000526777A CA1313286C (en) 1986-01-08 1987-01-06 Vinyl resin microparticles and aqueous emulsion containing the same
US07/001,009 US5017646A (en) 1986-01-08 1987-01-07 Aqueous vinyl resin emulsion
EP87200022A EP0231038B1 (en) 1986-01-08 1987-01-07 Vinyl resin microparticles and aqueous emulsion containing the same
DE8787200022T DE3770003D1 (de) 1986-01-08 1987-01-07 Mikropartikel von vinylharzen und diese enthaltende waessrige emulsionen.
KR1019870000082A KR940004532B1 (ko) 1986-01-08 1987-01-08 비닐수지 미소입자 및 그를 함유하는 수성에멀션

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP190086A JPH0617420B2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08 ビニル樹脂エマルション

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62161808A JPS62161808A (ja) 1987-07-17
JPH0617420B2 true JPH0617420B2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=11514455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP190086A Expired - Lifetime JPH0617420B2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08 ビニル樹脂エマルション

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617420B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4680361A (en) * 1986-02-20 1987-07-14 Union Carbide Corporation Novel polymers and crosslinked compositions made therefrom
EP0269187B1 (en) * 1986-11-28 1992-01-29 Nippon Paint Co., Ltd. Amphiphatic polymerizable vinyl monomers, vinyl resin particles derived from said monomers and preparation thereof
JPH0798850B2 (ja) * 1990-03-28 1995-10-25 信越化学工業株式会社 グラフト共重合体、その製造方法及びそれを主成分としてなる被覆組成物
EP1955782A4 (en) * 2005-12-02 2012-10-31 Mitsui Chemicals Inc MONOLAYER FILM AND HYDROPHILIC MATERIAL COMPOUND THEREOF
JP4736858B2 (ja) * 2006-03-02 2011-07-27 東亞合成株式会社 水性分散剤及び水性インク
JP4933633B2 (ja) * 2010-01-06 2012-05-16 幸文 町田 簡易組立て式の箱型構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62161808A (ja) 1987-07-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4740546A (en) Aqueous dispersion of vinyl copolymer resin
US5723511A (en) Processes for preparing telechelic, branched and star thermoplastic resin polymers
US4883899A (en) End carboxyl bearing reactive vinyl monomers and preparation thereof
JPH0689066B2 (ja) ペンタシアノコバルテ−ト(▲ii▼)触媒連鎖移動剤
AU599946B2 (en) Vinyl resin microparticles and aqueous emulsion containing the same
US4530946A (en) Resinous emulsion comprising microparticles for coating use and preparation thereof
CN103282340A (zh) 取代的3-氧代戊酸酯及其在涂料组合物中的用途
JPH0617420B2 (ja) ビニル樹脂エマルション
JPH0678461B2 (ja) 塗料用アクリル樹脂組成物
JPH0617421B2 (ja) 乳化重合組成物
JPH04254406A (ja) 重合性シリカゾル、これに用いるアダマンタン誘導体およびこれを用いた硬化樹脂
EP0269187B1 (en) Amphiphatic polymerizable vinyl monomers, vinyl resin particles derived from said monomers and preparation thereof
JP2019023319A (ja) ブロックポリマ及びその製造方法
JPH06345825A (ja) 乳化重合体組成物
JPH0696603B2 (ja) 自己分散型水性ビニル樹脂の製造法
EP0935618B1 (en) Waterborne latex compositions having reactive pendant functional groups and methods of preparing the same
JP2538226B2 (ja) 架橋アクリル樹脂粒子分散組成物ならびにその製造方法
JPH0140847B2 (ja)
JPH07224103A (ja) トナー樹脂の製造方法
JPH0597940A (ja) 重合体微粒子の製造方法
JPH08325323A (ja) 硬化性ビニル重合体及びその製造方法
JPH05287010A (ja) マクロモノマー及びその製造方法
JPH05194609A (ja) 共重合体の製造方法
JPH061821A (ja) 熱硬化性樹脂の製法
JPS63137913A (ja) 両親媒性を有する重合反応性単量体ならびにその製法