JPH06171379A - 走行体用駆動輪 - Google Patents

走行体用駆動輪

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Publication number
JPH06171379A
JPH06171379A JP35318392A JP35318392A JPH06171379A JP H06171379 A JPH06171379 A JP H06171379A JP 35318392 A JP35318392 A JP 35318392A JP 35318392 A JP35318392 A JP 35318392A JP H06171379 A JPH06171379 A JP H06171379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
traveling body
stator core
wheel
stator
Prior art date
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Pending
Application number
JP35318392A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Sawaguchi
正彦 沢口
Junichi Yamakawa
純一 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Publication date
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Publication of JPH06171379A publication Critical patent/JPH06171379A/ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動輪や駆動源、動力伝達系による走行体底
部の専有面積を少なくし、該走行体底部に配設されるそ
の他の機器類についてのレイアウトの自由度を向上させ
ることができるようにする。 【構成】 固定子鉄心11、回転子12、永久磁石12
3、及び固定子巻線15でアウタロータ型のモータを構
成し、鋼球16により回転子12を固定子鉄心11に対
して回転可能に軸受して、各固定子巻線15に交流電圧
を印加し、しかも隣り合う2つの固定子巻線15間で印
加される交流電圧の位相を異ならせて、固定子鉄心11
の外周面111に回転磁界を発生させ、この回転磁界を
回転子12の内周面121に埋設された複数の永久磁石
123に作用させ、これにより回転子12に回転トルク
を生じさせて回転させ、これと一体にホイール13及び
ウレタンゴム14を回転させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自走車等の走行体に設
けられる走行体用駆動輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、床面を走行しつつ各種作業を自動
的に行うロボット等の走行体が種々提案、提供されてい
る。走行体には、走行体を支持し該走行体を走行させる
1乃至複数の駆動輪と、駆動輪を回転させるモータ等の
駆動源と、駆動源の動力を駆動輪に伝達する動力伝達系
とが設けられる。そして従来は、駆動源や動力伝達系を
配設するためのスペースを走行体の底部に確保してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記走行体の
底部に配設されるその他の機器類は、前記駆動源や動力
伝達系によってその配設位置に制約を受けてしまい、そ
れら機器類のレイアウトに自由度を持たせることができ
ない問題があった。本発明は上述の問題に鑑みてなされ
たもので、駆動源や動力伝達系による走行体底部の専有
面積を少なくし、該走行体底部に配設されるその他の機
器類についてのレイアウトの自由度を向上させることが
できる走行体用駆動輪を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、走行体を支持し回転することで該走行体を
走行させる駆動輪であって、外形が略円形で軸方向に所
定の長さを有しその端部が前記走行体側に支持された固
定子鉄心と、前記固定子鉄心に巻回され互いに異なるパ
ターンで通電される多相巻線と、前記固定子鉄心の外周
に嵌装された環状の回転子と、前記固定子鉄心の外周に
臨む前記回転子の内周に該回転子の周方向に間隔を置い
て複数配設された磁性体と、前記固定子鉄心と回転子と
の間に介挿され該回転子を回転可能に支持する軸受とを
備え、前記回転子が車輪として機能することを特徴とす
る。
【0005】また、本発明は、前記回転子の外周には環
状の弾性体が嵌装されているものとした。さらに、本発
明は、前記固定子鉄心と回転子との端面はカバーで覆わ
れているものとした。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例による走行体用駆動輪の
概略構成を示す一部截断正面図、図2は図1に示す走行
体用駆動輪の内部構成を示す側断面図である。
【0007】図1及び図2中全体符号1で示す本実施例
の駆動輪は、アウタロータ型サーボモータの回転子をそ
のまま車輪として利用したもので、図1に示すように、
外形が略円形で軸方向に所定の長さを有する固定子鉄心
11と、固定子鉄心11の外周に嵌装された断面略コ字
状で環状の回転子12と、回転子12の外周に嵌装され
た環状のホイール13と、ホイール13の外周に嵌装さ
れた環状で弾性を有するウレタンゴム14(弾性体に相
当)とを備えている。
【0008】図2に示すように、固定子鉄心11の外周
面111で両端面112,113寄りの縁部には、全周
に亘って丸溝114がそれぞれ形成されている。固定子
鉄心11の外周面111で両丸溝114の間の箇所に
は、図1に示すように、周方向に等間隔を置いて複数の
凹部115が形成されており、隣り合う2つの凹部11
5の間に突極116が形成されている。即ち、突極11
6は固定子鉄心11の外周に、その周方向に等間隔を置
いて複数形成されている。また、固定子鉄心11の外周
面111で各突極116と両丸溝114の間の箇所に
は、図2に示す凹溝117が、固定子鉄心11の全周に
亘って形成されており、各突極116には図1及び図2
に示すように、固定子巻線15がそれぞれ巻回されてい
る。
【0009】固定子鉄心11には図1に示す開口118
が軸方向に貫通して形成されており、図2に示すよう
に、走行体2の側部下方に設けられた支持板21の、前
記固定子鉄心11の開口118が臨む箇所にも、開口2
11が形成されている。また、図2に示すように、固定
子鉄心11の一方の端面112と支持板21との間には
円盤状のスペーサ26が介設され、このスペーサ26を
介して固定子鉄心11が支持板21に、ボルト22によ
り連結されている。スペーサ26には図2に示すよう
に、固定子鉄心11の開口118と支持板21の開口2
11とを連絡する通孔23が軸方向に貫通して形成され
ており、支持板21の固定子鉄心11が臨む面とは反対
側の面の開口211箇所には、図2に示すようにコネク
タ24が設けられている。
【0010】固定子鉄心11の各突極116に巻回され
た各固定子巻線15の両端のリード(図示せず)は、固
定子鉄心11の開口118、スペーサ26の通孔23、
及び支持板21の開口211を通じてコネクタ24に達
し、コネクタ24に設けられた不図示の端子に接続され
ている。コネクタ24には図2に示すように、不図示の
電源側からの給電ケーブル25が接続され、この給電ケ
ーブル25を介して各固定子巻線15には、前記不図示
の電源側から交流電圧が印加される。尚、各固定子巻線
15に印加される交流電圧の位相は、隣り合う2つの固
定子巻線15間で異なっている。
【0011】図2に示すように、回転子12の内周面1
21で固定子鉄心11の両丸溝114が臨む箇所には、
全周に亘って丸溝122がそれぞれ形成されている。ま
た、回転子12の内周面121で両丸溝122の間の箇
所には、図2に示す永久磁石123(磁性体に相当)が
埋設され、この永久磁石123は図1に示すように周方
向に等間隔を置いて複数設けられている。さらに、固定
子鉄心11の両丸溝114と回転子12の両丸溝122
との間には、図2に示すように鋼球16がそれぞれ介挿
されており、この鋼球16は図1に示すように、両丸溝
114,122間にその全周に亘って隙間なく列設され
ている。この鋼球16により回転子12は固定子鉄心1
1に対して回転可能に軸受されている。即ち、本実施例
では、固定子鉄心11の両丸溝114、回転子12の両
丸溝122、及び鋼球16により軸受が構成されてい
る。
【0012】また、図1及び図2に示すように、回転子
12の外周面124にはホイール13が嵌装されてお
り、図2に示すように、回転子12及びホイール13
の、支持板21に臨む面とは反対側の端面125,13
1にはカバー17が設けられている。カバー17はねじ
171によって回転子12及びホイール13の端面12
5,131に固着されており、このカバー17によりホ
イール13は回転子12に固定されている。また、この
カバー17により、固定子鉄心11の外周面111と回
転子12の内周面121との間に塵埃や水等が侵入する
のを防止している。
【0013】さらに、図2に示すように、ホイール13
の支持板21に臨む端面134は、回転子12の支持板
21に臨む端面126よりも該支持板21側に延出して
おり、該延出部分のホイール13の内周面135とスペ
ーサ26の外周面27との間には、リング状のシール部
材18が取着されている。このシール部材18により、
支持板21側において、固定子鉄心11の外周面111
と回転子12の内周面121との間に塵埃や水等が侵入
するのを防止している。
【0014】また、ホイール13の外周面132には図
1及び図2に示すようにウレタンゴム14が嵌装されて
いる。このウレタンゴム14の内周面141には図2に
示すように、ホイール13の外周面132に形成された
凹部133と係合する凸部142が形成されており、ホ
イール13の凹部133とウレタンゴム14の凸部14
2との係合で、ウレタンゴム14がホイール13の外周
面132から脱落するのを防止している。
【0015】このような構成による本実施例の駆動輪1
では、各固定子巻線15にコネクタ24及び給電ケーブ
ル25を介して前記不図示の電源側からの交流電圧を印
加し、しかも隣り合う2つの固定子巻線15間で印加さ
れる交流電圧の位相を異ならせると、固定子鉄心11の
外周面111に回転磁界が発生する。この回転磁界は回
転子12の内周面121に埋設された複数の永久磁石1
23に作用し、これにより回転子12に回転トルクが生
じて回転し、これと一体にホイール13及びウレタンゴ
ム14が回転する。
【0016】従って、ウレタンゴム14の外周面143
(図1、図2)を接地させて前述の如く各固定子巻線1
5に交流電圧を印加し、回転子12と一体にホイール1
3及びウレタンゴム14を回転させることで、走行体2
が走行する。また、各固定子巻線15に交流電圧を印加
しない状態では、回転子12に回転トルクが生じず、鋼
球16により固定子鉄心11に対し単に回転可能に軸受
された状態となるため、駆動輪1は外力により自由に回
転できる従動輪として機能する。
【0017】以上説明したように本実施例の駆動輪1に
よれば、固定子鉄心11、回転子12、永久磁石12
3、及び固定子巻線15によりアウタロータ型サーボモ
ータを構成し、鋼球16により回転子12を固定子鉄心
11に対して回転可能に軸受したので、駆動輪1の内部
に駆動源と動力伝達系とを内蔵させることができる。従
って、駆動輪1を走行体2に配設するに当たり、駆動輪
1によって専有される走行体2側のスペースを最小限に
留めることができ、走行体2にその他の機器類を配設す
る際に、それら機器のレイアウトの自由度を向上させる
ことができる。
【0018】尚、本実施例では、回転子12とウレタン
ゴム14との間にホイールを介設したが、ホイール13
は省略してもよい。また、本実施例では、ホイール13
の外周面132にウレタンゴム14を嵌装したが、ウレ
タンゴム14を省略したり、その他の弾性体をホイール
13の外周面132や回転子12の外周面124に嵌装
してもよい。さらに、本実施例では、固定子鉄心11の
両丸溝114、回転子12の両丸溝122、及び鋼球1
6により軸受を構成したが、軸受の構成はこれに限定さ
れず、また、回転子12及びホイール13の端面12
5,131に固着したカバー17を省略し、ホイール1
3を回転子12に直接固着するようにしてもよい。
【0019】そして、本実施例では、アウタロータ型サ
ーボモータの回転子をそのまま車輪として利用した場合
について説明したが、例えばアウタロータ型ブラシレス
モータの回転子等、その他種々のアウタロータ型モータ
の回転子をそのまま車輪として利用することで、本発明
の駆動輪を構成することができる。本発明の走行体用駆
動輪は、各種自走ロボット、走行式作業機、自動車等の
車輌、車輌型玩具等、駆動輪を備える全ての走行体に適
用可能であることは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、走
行体を支持し回転することで該走行体を走行させる駆動
輪であって、外形が略円形で軸方向に所定の長さを有し
その端部が前記走行体側に支持された固定子鉄心と、前
記固定子鉄心に巻回され互いに異なるパターンで通電さ
れる多相巻線と、前記固定子鉄心の外周に嵌装された環
状の回転子と、前記固定子鉄心の外周に臨む前記回転子
の内周に該回転子の周方向に間隔を置いて複数配設され
た磁性体と、前記固定子鉄心と回転子との間に介挿され
該回転子を回転可能に支持する軸受とを備え、前記回転
子が車輪として機能するようにしたので、駆動源や動力
伝達系による走行体底部の専有面積を少なくし、該走行
体底部に配設されるその他の機器類についてのレイアウ
トの自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による走行体用駆動輪の概略
構成を示す一部截断正面図である。
【図2】図1に示す走行体用駆動輪の内部構成を示す側
断面図である。
【符号の説明】
1 駆動輪 11 固定子鉄心 111 固定子鉄心外周面 114,122 丸溝(軸受) 12 回転子 121 回転子内周面 123 永久磁石(磁性体) 14 ウレタンゴム(弾性体) 15 固定子巻線(多相巻線) 16 鋼球(軸受) 2 走行体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体を支持し回転することで該走行体
    を走行させる駆動輪であって、 外形が略円形で軸方向に所定の長さを有しその端部が前
    記走行体側に支持された固定子鉄心と、 前記固定子鉄心に巻回され互いに異なるパターンで通電
    される多相巻線と、 前記固定子鉄心の外周に嵌装された環状の回転子と、 前記固定子鉄心の外周に臨む前記回転子の内周に該回転
    子の周方向に間隔を置いて複数配設された磁性体と、 前記固定子鉄心と回転子との間に介挿され該回転子を回
    転可能に支持する軸受とを備え、 前記回転子が車輪として機能する、 ことを特徴とする走行体用駆動輪。
  2. 【請求項2】 前記回転子の外周には環状の弾性体が嵌
    装されている請求項1記載の走行体用駆動輪。
  3. 【請求項3】 前記固定子鉄心と回転子との端面はカバ
    ーで覆われている請求項1又は2記載の走行体用駆動
    輪。
JP35318392A 1992-12-11 1992-12-11 走行体用駆動輪 Pending JPH06171379A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35318392A JPH06171379A (ja) 1992-12-11 1992-12-11 走行体用駆動輪

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JP35318392A JPH06171379A (ja) 1992-12-11 1992-12-11 走行体用駆動輪

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JPH06171379A true JPH06171379A (ja) 1994-06-21

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0650936U (ja) * 1992-12-22 1994-07-12 光洋精工株式会社 モ−タによるダイレクトドライブ型電気自動車に於けるモ−タ一体型ハブユニット軸受装置
WO2010136868A1 (en) * 2009-05-27 2010-12-02 Velayutham Kadal Amutham Wheel motor with an outer rotor
JP2016064762A (ja) * 2014-09-25 2016-04-28 Ntn株式会社 インホイールモータ搭載車両

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