JP2511868Y2 - エンジン発電機 - Google Patents

エンジン発電機

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JP2511868Y2
JP2511868Y2 JP1990019965U JP1996590U JP2511868Y2 JP 2511868 Y2 JP2511868 Y2 JP 2511868Y2 JP 1990019965 U JP1990019965 U JP 1990019965U JP 1996590 U JP1996590 U JP 1996590U JP 2511868 Y2 JP2511868 Y2 JP 2511868Y2
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JP
Japan
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generator
engine
winding
flywheel
starter motor
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JP1990019965U
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誠一 柿沼
博 小檜山
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は,エンジン発電機,特にフライホイール内に
外転界磁型発電機と,当該エンジンを始動させるスター
タモータとを内蔵する構造のエンジン発電機に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来のフライホイール内に磁石発電機を内蔵するエン
ジン発電機は,第3図に示された構造のものが一般的で
ある。すなわちエンジンのシャフト1にフライホイール
2がボルト3で固着されている。当該フライホイール2
は同図図示の如く外形が碗状に形成されており,その碗
状先端部2−1の内部円周に磁石4が複数取り付けられ
ている。碗状をしたフライホイール2の内部にはステー
タ5がエンジン側のボス6にねじ7で固定されている。
当該ステータ5の外周には発電機用の発電巻線8が巻回
されているので,エンジンのシャフト1が回転すると碗
状先端部2−1の内部円周に取り付けられた磁石4がス
テータ5の外周面に沿って回転し,発電巻線8に電圧が
誘起される。
ところで,エンジンの起動に当っては,碗状先端部2
−1の外周に設けられたリングギヤ9とスタータモータ
10のピニオンギア11とが飛び込みにより歯合され,スタ
ータモータ10から駆動力が与えられることによりエンジ
ンのシャフト1が回転される。当該エンジンのシャフト
1が所定回転数以上になると,図示されていない装置に
よりリングギア9とピニオンギア11との歯合が外され,
エンジンの起動がなされるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
第3図に示された様な従来のフライホイール内に外転
界磁型発電機を内蔵するエンジン発電機の構造では,フ
ライホイール2の本来の機能上慣性を大きくしたいが為
にフライホイール2の径が大きくとられ,従って当該フ
ライホイール2をヨークとして利用する発電機に対して
はステータ5の外径が必然的に大きくなり,磁気的には
不必要な2R以下の部分が非常に大きくなる欠点があっ
た。例えばステータ5の外径が260mmのとき内径2R=190
mm以下の内側の部分は磁気的に不必要な部分で,そのた
め歩留りが10〜15%程度となり,材料の有効な使い方と
はなっていなかった。
またエンジンの起動は,フライホイール2の碗状先端
部2−1に設けられたリングギア9による始動法である
ため,碗状先端部2−1の内部円周に接着されている磁
石4がピニオンギア11の飛び込みの衝撃ではがれたり,
割れたりする欠点もあった。
その上スタータモータ10を設けなければならないの
で,システム全体の小型化とコストダウンの面で大きな
ネックとなっていた。
本考案は,上記の欠点を解決することを目的としてお
り,発電機としては磁気的に不要なスタータ内側部に第
2の発電機としても用いられ得るスタータモータ部を夫
々の発電機間で非所望な磁界的干渉をさせつつ設ける構
造とすることにより,材料の歩留りの良い,しかも部品
点数が低減し,システム全体の小型軽量化,コストダウ
ンもできるエンジン発電機を提供することを目的として
いる。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案のエンジン発電機
は,エンジンのシャフトに固定されて回転可能に支持さ
れた碗状のフライホイールをそなえ,当該フライホイー
ルの内側に複数の磁石を備えると共に, 当該フライホイール内に外転界磁型発電機を内蔵する エンジン発電機において, エンジンのシャフトに固定されて回転可能に支持され
たスタータモータ用の電機子巻線が巻回されてれなるロ
ータと, 外周には上記フライホイールに設けられた上記磁石に
対面した発電機用の発電巻線が巻回され,内周には上記
ロータに巻回されたスタータモータ用の電機子巻線に対
応するスタータモータ用の界磁巻線が巻回されてなる円
筒状のステータ とを備えたことを特徴としている。
〔実施例〕
第1図は本考案に係るエンジン発電機の発電機部分の
縦断面図,第2図は第1図のA−A矢視の部分断面図を
示している。
第1図,第2図において,符号1ないし4,6ないし8
は第3図のものに対応しており,12はステータ,13,14は
スロット,15は電機子巻線,16は界磁巻線,17はコンミテ
ータ,18はブラシ,19はブラシホルダ,20はロータコア,21
はスロット,22はホルダ,23はファン,24はねじ,2−2は
窓を表している。
フライホイール2の内部にはステータ12がねじ7によ
ってエンジン側のボス6に固着されている。当該ステー
タ12は第1図,第2図図示の如く,その外周,内周に各
スロット13,14を有し,スロット13に発電機用の発電巻
線8が巻回され,スロット14にスタータモータ用の界磁
巻線16が巻回されている。スタータモータ用の界磁巻線
16が巻回されているスロット14間はロータコア20に対す
る磁極を形成している。当該ロータコア20の外周にはス
ロット21が設けられ,当該スロット21にスタータモータ
用の電機子巻線15が巻回されている。ロータコア20はホ
ルダ22を介してエンジンのシャフト1に固定された構造
となっている。
例えば磁石4は24極,ステータ12のスロット13は36溝
を有する3相構成の発電巻線8が巻回された外転磁界型
発電機,スタータモータとして界磁4極,ロータコア20
のスロット21が25溝を有する直流モータをフライホイー
ル2内に内蔵している。
なおフライホイール2の外部には冷却用のファン23が
ねじ24を介して取り付けられており,窓2−2を介して
発熱部を冷却する構造が用いられている。
第2図から明らかな様に,ステータ12のコアを打ち抜
くと同時にロータコア20のコアを打ち抜く。従って材料
の有効利用がはかられ,歩留りが向上する。
また当該エンジン発電機の組立,製造に当って,スタ
ータモータ用のロータコア20は巻線,結線,ワニス処
理,コンミテータ17の組立等を行ったアセンブリ状態に
した後,フライホイール2に圧入する。またステータ12
は発電機用の発電巻線8及びスタータモータ用の界磁巻
線16を直接巻線を行った後,エンジン側のボス6に固定
する。
この様にして組立られた本考案のエンジン発電機は,
バッテリを用いてスタータモータ用の電機子巻線15及び
界磁巻線16に電流を流すことにより,エンジンのシャフ
ト1が回転する。すなわちエンジンが起動される。エン
ジンの回転数が所定回転数にまで到達すると,図示され
ていない装置によりバッテリからの電源供給が停止され
る。その後エンジンが通常回転となる。このときエンジ
ン起動時のスタータモータは直流発電機として利用でき
るので、バッテリ等の充電用発電機として用いることが
できる。
このように充電用発電機として用い得るように考慮す
るる場合,磁石4と発電巻線8とをもつ発電機(第1の
発電機とする)に対して,界磁巻線16と電機子巻線15と
をもつスタータ(第2の発電機とする)が非所望に磁気
的干渉を生じない(あるいは少なくする)ようにするこ
とが望まれる。
本考案においては,ステータ12の側に第2の発電機の
界磁巻線16を配置して、第2の発電機を電気子回転型に
構成している。このために,第2の発電機に利用される
磁束は,界磁巻線16によって発生されるN極から,第2
の発電機のロータコア20をへて,界磁巻線16によって発
生されるS極,ステータ12上での略90°の円弧状のルー
トを通って流れる。
このことから,第2の発電機に利用される磁束の流れ
は,ステータ12の略内側半分以内で完結されて,しかも
直流電流で発生される磁束が主であって,第1の発電機
の側に対する非所望な干渉を抑制したものとなる(電機
子反作用による磁束が生じても第1の発電機の側に影響
を与えない)。
〔考案の効果〕
以上説明した如く,本考案によれば,フライホイール
内の空洞部となっていた部分にスタータモータを内蔵す
る構造としたので,システム全体の小型軽量化が可能と
なり,材料の歩留りも向上し,コストダウンも可能とな
る。またステータの内側にスタータの界磁巻線をもうけ
たので,2つの回転電機間での非所望な磁気的干渉が抑止
される。さらにスタータモータの飛び込みによる衝撃が
ないので磁石のはがれや割れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るエンジン発電機の発電機部分の縦
断面図,第2図は第1図のA−A矢視の部分断面図,第
3図は従来のエンジン発電機の発電機部分の縦断面図を
示している。 図中,1はシャフト,2はフライホイール,2−1は先端部,4
は磁石,5はステータ,8は発電巻線,9はリングギア,10は
スタータモータ,11はピニオンギア,12はステータ,15は
電機子巻線,16は界磁巻線,17はコンミテータ,18はブラ
シ,20はロータコア,22はホルダ,23はファンを表してい
る。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのシャフトに固定されて回転可能
    に支持された碗状のフライホイールをそなえ,当該フラ
    イホイールの内側に複数の磁石を備えると共に, 当該フライホイール内に外転界磁型発電機を内蔵する エンジン発電機において, エンジンのシャフトに固定されて回転可能に支持された
    スタータモータ用の電機子巻線が巻回されてなるロータ
    と, 外周には上記フライホイールに設けられた上記磁石に対
    面した発電機用の発電巻線が巻回され,内周には上記ロ
    ータに巻回されたスタータモータ用の電機子巻線に対応
    するスタータモータ用の界磁巻線が巻回されてなる円筒
    状のステータ とを備えたことを特徴とするエンジン発電機。
JP1990019965U 1990-02-28 1990-02-28 エンジン発電機 Expired - Lifetime JP2511868Y2 (ja)

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