JPH06170916A - ホースの製造方法 - Google Patents
ホースの製造方法Info
- Publication number
- JPH06170916A JPH06170916A JP4325573A JP32557392A JPH06170916A JP H06170916 A JPH06170916 A JP H06170916A JP 4325573 A JP4325573 A JP 4325573A JP 32557392 A JP32557392 A JP 32557392A JP H06170916 A JPH06170916 A JP H06170916A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner pipe
- die
- hose
- diameter
- extrusion
- Prior art date
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- Granted
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ダイスの交換を不要として製造されるホースの
径を可変とする。 【構成】ホースの押出成形時に、成形体の中心孔内に加
圧流体を供給しながら押出成形する。加圧流体の圧力に
応じた径に成形体が拡径される。
径を可変とする。 【構成】ホースの押出成形時に、成形体の中心孔内に加
圧流体を供給しながら押出成形する。加圧流体の圧力に
応じた径に成形体が拡径される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホースの製造方法に関
し、詳しくは押出成形時に、成形体の中心孔内の加圧流
体によって径の変更が可能なホースの製造方法に関す
る。
し、詳しくは押出成形時に、成形体の中心孔内の加圧流
体によって径の変更が可能なホースの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば補強ホースの製造方法として、特
開昭58−14723号公報に開示されたものが知られ
ている。この製造方法は、内管ゴムを押出すとともに内
管表面に補強糸を巻回し、直ちにその表面に外管ゴムを
押出すことにより、補強糸層をもつ補強ゴムホースを一
体的に製造する方法である。
開昭58−14723号公報に開示されたものが知られ
ている。この製造方法は、内管ゴムを押出すとともに内
管表面に補強糸を巻回し、直ちにその表面に外管ゴムを
押出すことにより、補強糸層をもつ補強ゴムホースを一
体的に製造する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した二層ゴムホー
スの製造方法では、内管ゴム層の内径、すなわち、中心
孔の径はセンターダイスの径で決まり、内管ゴム層の外
径、すなわち内管ゴム層の肉厚は内管ダイスの内径で決
まる。また外管ゴム層の外径は外管ダイスの内径で決ま
る。したがって内径(中心孔の径)及び外径の異なる複
数層のゴムホースを製造する場合には、それぞれセンタ
ーダイス及び外管ダイスを所定の径のものに交換する必
要がある。また、それらの交換にともなって内管ダイス
を交換する必要が生じる場合もある。
スの製造方法では、内管ゴム層の内径、すなわち、中心
孔の径はセンターダイスの径で決まり、内管ゴム層の外
径、すなわち内管ゴム層の肉厚は内管ダイスの内径で決
まる。また外管ゴム層の外径は外管ダイスの内径で決ま
る。したがって内径(中心孔の径)及び外径の異なる複
数層のゴムホースを製造する場合には、それぞれセンタ
ーダイス及び外管ダイスを所定の径のものに交換する必
要がある。また、それらの交換にともなって内管ダイス
を交換する必要が生じる場合もある。
【0004】ところが上記公報に開示された製造装置に
おいては、補強糸を巻回するためのスピンナーやボビン
キャリアが各ダイス近傍に配置されているために、ダイ
ス近傍が複雑な構造となっている。そのため各ダイスを
交換するには30〜60分の時間がかかって極めて多大
な工数が必要となり、多品種少量生産には適さないとい
う不具合があった。
おいては、補強糸を巻回するためのスピンナーやボビン
キャリアが各ダイス近傍に配置されているために、ダイ
ス近傍が複雑な構造となっている。そのため各ダイスを
交換するには30〜60分の時間がかかって極めて多大
な工数が必要となり、多品種少量生産には適さないとい
う不具合があった。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、ダイスの交換を不要として製造されるホー
スの径を可変とすることを目的とする。
ものであり、ダイスの交換を不要として製造されるホー
スの径を可変とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のホースの製造方法は、ホースの押出成形時に、成形
体の中心孔内に加圧流体を供給しながら押出成形するこ
とを特徴とする。加圧流体としては液体及び気体のどち
らも用いられるが、一般には加圧空気を用いるのが好適
である。また、加圧流体の作用を最大に発揮させるため
に、押出された成形体の端部を閉塞することもできる
が、中心孔径がある程度小さく、また成形初期の成形体
の長さが短い場合を除けば、閉塞しなくとも加圧流体の
作用が得られる。
明のホースの製造方法は、ホースの押出成形時に、成形
体の中心孔内に加圧流体を供給しながら押出成形するこ
とを特徴とする。加圧流体としては液体及び気体のどち
らも用いられるが、一般には加圧空気を用いるのが好適
である。また、加圧流体の作用を最大に発揮させるため
に、押出された成形体の端部を閉塞することもできる
が、中心孔径がある程度小さく、また成形初期の成形体
の長さが短い場合を除けば、閉塞しなくとも加圧流体の
作用が得られる。
【0007】
【作用】本発明の製造方法では、成形材料が中心孔を有
するホース形状に押出成形されると、その成形体が可塑
化状態を維持している間に中心孔に加圧流体が供給され
る。すると成形体は加圧流体の圧力に応じた径に拡径
し、加圧流体の圧力を調整することにより所望の内径及
び外径とすることができる。
するホース形状に押出成形されると、その成形体が可塑
化状態を維持している間に中心孔に加圧流体が供給され
る。すると成形体は加圧流体の圧力に応じた径に拡径
し、加圧流体の圧力を調整することにより所望の内径及
び外径とすることができる。
【0008】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
に本発明の一実施例で用いたホースの製造装置を示す。
この製造装置は、内管押出装置1と、センターダイス2
と、内管ダイス3と、中間ダイス4と、外管ダイス5
と、外管押出装置6と、スパイラル装置7とから構成さ
れている。
に本発明の一実施例で用いたホースの製造装置を示す。
この製造装置は、内管押出装置1と、センターダイス2
と、内管ダイス3と、中間ダイス4と、外管ダイス5
と、外管押出装置6と、スパイラル装置7とから構成さ
れている。
【0009】内管押出装置1の押出バレル10の先端に
は押出ヘッド11が固定され、押出バレル10内には押
出スクリュー12が回転可能に配置されている。この押
出ヘッド11にセンターダイス2及び内管ダイス3が固
定されている。センターダイス2は内管ダイス3を介し
て押出ヘッド11に固定されている。また、図2にも拡
大して示すように、先端に開口する空気通路20をその
内部に備えている。この空気通路20は、内管ダイス3
及び押出ヘッド11を貫通して外部へ導出され、他端に
加圧空気供給源21が接続されている。
は押出ヘッド11が固定され、押出バレル10内には押
出スクリュー12が回転可能に配置されている。この押
出ヘッド11にセンターダイス2及び内管ダイス3が固
定されている。センターダイス2は内管ダイス3を介し
て押出ヘッド11に固定されている。また、図2にも拡
大して示すように、先端に開口する空気通路20をその
内部に備えている。この空気通路20は、内管ダイス3
及び押出ヘッド11を貫通して外部へ導出され、他端に
加圧空気供給源21が接続されている。
【0010】内管ダイス3は外観が円錐台形状をなす略
筒状で、押出ヘッド11に固定されている。中間ダイス
4及び外管ダイス5は、それぞれ外管押出装置6に保持
されている。そして外管押出装置6は押出ヘッド60を
もち、中間ダイス4及び外管ダイス5はダイス押さえ6
1、62により押出ヘッド60に固定されている。そし
てセンターダイス2の外方に配置され、中間ダイス4と
外管ダイス5とで形成される材料流出口45がセンター
ダイス2の先端の僅かに前方に位置している。
筒状で、押出ヘッド11に固定されている。中間ダイス
4及び外管ダイス5は、それぞれ外管押出装置6に保持
されている。そして外管押出装置6は押出ヘッド60を
もち、中間ダイス4及び外管ダイス5はダイス押さえ6
1、62により押出ヘッド60に固定されている。そし
てセンターダイス2の外方に配置され、中間ダイス4と
外管ダイス5とで形成される材料流出口45がセンター
ダイス2の先端の僅かに前方に位置している。
【0011】またスパイラル装置7は、互いに逆回転す
る少なくとも一対のボビンキャリア(図示せず)と、ボ
ビンキャリアから立設された駆動アーム70と、駆動ア
ーム70にシャフト71及びスピンナーアーム72を介
して連結され円錐台形状をなす一対のスピンナー73
と、ボビンキャリアに保持されたボビン74とから構成
されている。
る少なくとも一対のボビンキャリア(図示せず)と、ボ
ビンキャリアから立設された駆動アーム70と、駆動ア
ーム70にシャフト71及びスピンナーアーム72を介
して連結され円錐台形状をなす一対のスピンナー73
と、ボビンキャリアに保持されたボビン74とから構成
されている。
【0012】一対のスピンナー73は、軸受け75を介
して内管押出装置1の押出ヘッド11及び外管押出装置
6の押出ヘッド60に支持されている。そしてスピンナ
ー73の糸孔には、ボビン74から導出された補強糸F
1 ,F2 がそれぞれ通され、内管ダイス3と中間ダイス
4の隙間から押出直後の内管8表面に導出されている。
して内管押出装置1の押出ヘッド11及び外管押出装置
6の押出ヘッド60に支持されている。そしてスピンナ
ー73の糸孔には、ボビン74から導出された補強糸F
1 ,F2 がそれぞれ通され、内管ダイス3と中間ダイス
4の隙間から押出直後の内管8表面に導出されている。
【0013】上記のように構成された製造装置を使用し
て、本実施例の補強ゴムホースを製造する方法について
説明する。内管押出装置1の押出バレル10内の内管材
料(未加硫NBRゴム又は未加硫EPDMゴム)は、セ
ンターダイス2と内管ダイス3とで形成されるリング状
間隙から押出されて内管8が形成される。このとき加圧
空気供給源21が駆動され、空気通路20から加圧空気
を内管8の中心孔内に吹き出させる。すると内管8は加
圧空気の圧力に応じて拡径される。
て、本実施例の補強ゴムホースを製造する方法について
説明する。内管押出装置1の押出バレル10内の内管材
料(未加硫NBRゴム又は未加硫EPDMゴム)は、セ
ンターダイス2と内管ダイス3とで形成されるリング状
間隙から押出されて内管8が形成される。このとき加圧
空気供給源21が駆動され、空気通路20から加圧空気
を内管8の中心孔内に吹き出させる。すると内管8は加
圧空気の圧力に応じて拡径される。
【0014】次にボビンキャリアとスピンナー73が一
体的に回転駆動され、拡径された内管8表面に、補強糸
F1 ,F2 が互いに逆方向に巻回されて補強糸層が形成
される。続いてほとんど同時に外管押出装置6内の外管
材料(未加硫CRゴム又は未加硫EPDMゴム)は、材
料流出口45から押出されて外管9が形成される。そし
て従来と同様の所定条件で加硫することにより、内管
8、補強糸層及び外管9からなる一体的な補強ゴムホー
スが製造される。
体的に回転駆動され、拡径された内管8表面に、補強糸
F1 ,F2 が互いに逆方向に巻回されて補強糸層が形成
される。続いてほとんど同時に外管押出装置6内の外管
材料(未加硫CRゴム又は未加硫EPDMゴム)は、材
料流出口45から押出されて外管9が形成される。そし
て従来と同様の所定条件で加硫することにより、内管
8、補強糸層及び外管9からなる一体的な補強ゴムホー
スが製造される。
【0015】因みに、上記製造装置を用い、加圧空気供
給源21を駆動せずに常法で製造されたゴムホースの内
径は8.5mm、外径は17.5mmであった。しかし
上記実施例の方法で、2.0kg/cm2 の圧力の加圧
空気を供給して製造したところ、内径が10.5mm、
外径が19.0mmと、常法に比べて内径及び外径が拡
径されたゴムホースが製造された。
給源21を駆動せずに常法で製造されたゴムホースの内
径は8.5mm、外径は17.5mmであった。しかし
上記実施例の方法で、2.0kg/cm2 の圧力の加圧
空気を供給して製造したところ、内径が10.5mm、
外径が19.0mmと、常法に比べて内径及び外径が拡
径されたゴムホースが製造された。
【0016】なお、上記実施例ではゴムホースを例にと
り示したが、樹脂製のホースにも本技術を適用させるこ
とができる。
り示したが、樹脂製のホースにも本技術を適用させるこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】すなわち本発明の製造方法によれば、加
圧流体の圧力を調整するだけで、ダイスの交換をせずに
多品種のホースを製造することができる。したがって、
ダイス交換による多大な工数を低減することができ、一
つの製造装置を少品種多量生産と多品種少量生産の両方
に好適に用いることができる。
圧流体の圧力を調整するだけで、ダイスの交換をせずに
多品種のホースを製造することができる。したがって、
ダイス交換による多大な工数を低減することができ、一
つの製造装置を少品種多量生産と多品種少量生産の両方
に好適に用いることができる。
【図1】本発明の一実施例の製造方法で用いた製造装置
の一部断面で示す要部平面図である。
の一部断面で示す要部平面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
1:内管押出装置 2:センターダイス
3:内管ダイス 4:中間ダイス 5:外管ダイス
6:外管押出装置 7:スパイラル装置 20:空気通路 2
1:加圧空気供給源
3:内管ダイス 4:中間ダイス 5:外管ダイス
6:外管押出装置 7:スパイラル装置 20:空気通路 2
1:加圧空気供給源
Claims (1)
- 【請求項1】 ホースの押出成形時に、成形体の中心孔
内に加圧流体を供給しながら押出成形することを特徴と
するホースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32557392A JP3433815B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ホースの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32557392A JP3433815B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ホースの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06170916A true JPH06170916A (ja) | 1994-06-21 |
JP3433815B2 JP3433815B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=18178400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32557392A Expired - Fee Related JP3433815B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | ホースの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3433815B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008183761A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Kyocera Corp | 押出成形装置 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP32557392A patent/JP3433815B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008183761A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Kyocera Corp | 押出成形装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3433815B2 (ja) | 2003-08-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530 Year of fee payment: 6 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |