JP3034463U - スパイラルホース製造装置 - Google Patents

スパイラルホース製造装置

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JP3034463U JP1996007836U JP783696U JP3034463U JP 3034463 U JP3034463 U JP 3034463U JP 1996007836 U JP1996007836 U JP 1996007836U JP 783696 U JP783696 U JP 783696U JP 3034463 U JP3034463 U JP 3034463U
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章三 堀内
剛 小島
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株式会社三葉製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパイラルホース製造装置に関し、内管押出
機を構成する各層材料押出部を、特別設計による高額な
投資を必要とせず、また多種多様な内管形成材質の適用
に道を開けるようにする。 【解決手段】 この考案のスパイラルホース製造装置
は、内管90の第1層押出部10の先端側に該第1層押
出部10と一体的にヘッド部20を有し、そのヘッド部
20に第2層押出部40の先端側が接続され、第1層押
出部10および第2層押出部40から押し出されてきた
第1層材料および第2層材料を層状に吐出させて内管を
押出成形で形成する内管押出機1と、内管押出機1の後
段にその内管押出機1とは対向するように設置したスパ
イラルマシン5と、内管90の押し出し方向であってス
パイラルマシン5の後段に設置され、スパイラル補強層
93で補強された内管90に押し出し成形で外管94を
形成する外管押出機8と、を有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、内管とスパイラル補強層と外管とから成るスパイラルホースを製 造するスパイラルホース製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内管とスパイラル補強層と外管とから成るスパイラルホースは、ブレーキホー スやウォータホース等の高圧用ホースとして用いられており、近年、その需要が 増しつつある。 上記のスパイラルホースを製造するスパイラルホース製造装置としては、例え ば実公平5−41865号公報に開示のものが知られており、この公知のスパイ ラルホース製造装置は、多層構造の内管を形成する多層押出機と、補強層形成装 置としてのスパイラルマシンと、外管を形成する外管押出機とを一体的に配設し 、内管押し出し、スパイラル補強層の形成、および外管押し出しの各工程を連続 してほぼ同時に行えるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のスパイラルホース製造装置では、内管の形成手段として採 用している多層押出機と、補強層形成装置との組み合わせ方に起因する構造的な 理由から、内管用多層押出機のシリンダ部を一体化する必要性があり、このこと はコンパクトなスパイラルホース製造装置をもたらすものの、その反面非常に複 雑な構造となり、その複雑な構造に合わせて特別に設計したシリンダやスクリュ ー、減速機を用いることが避けられなくなり、したがって、かなり高額な投資を 要するという問題点を有していた。
【0004】 またこの内管用多層押出機を構成する各押出部はその構造的な特徴から、スク リュー径およびそのL/D(L:スクリューの有効長、D:スクリューの外径) の選定については一定の制約を受けざるを得なくなり、近年補強ホースの内層に 対して要求されている材質面の多様化への対応および製品寸法規格の多様化への 対応については、押出機設計の面で最も重要な設計アイテムとなるスクリュー径 およびそのL/Dの自由度を留保する面で、必ずしも十分とは言い難い面がある 。
【0005】 これに加えて、シリンダが一体化されているがための不便さとして、前述のよ うに多種多様な材質を多層押出ししようとした場合、選択された材質の組み合わ せによっては、シリンダの最適な押出温度条件が15〜25℃も異なる事例もあ って、押出側先端付近を中心として放射状に配置されているスクリュー同士が接 近するシリンダ先端付近では、温度調整用の温水ジャケットも限りなく接近せざ るを得ず、互いの温度コントロールの独立性がそこなわれるおそれがある。ゴム 等の押出機においてはシリンダ温度の不安定さは、そのまま押出量の不安定さに つながり、温度が高めに変動した場合には、押出したゴム等の物性においては部 分加硫のような悪影響を及ぼすことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は、スパイラル補強層を形成する補強層 形成手段を、多層内管を形成する内管形成手段の後段に配置し、内管形成手段の 各層の押出部を、特別設計による高額な投資を必要とせず、また内管各層の形成 に最適なスクリュー径およびそのL/Dで設計することができ、多種多様な内管 形成材質の適用に道を開くと同時に、その製品の寸法規格と、要求される生産性 の条件に最もよく適合した生産ができるようにしたものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
この考案のスパイラルホース製造装置は、 内管とスパイラル補強層と外管とから成るスパイラルホースを製造するスパイ ラルホース製造装置において、 上記内管の最も内側の第1層の第1層材料を押し出す第1層押出部と、第1層 の次の層となる第2層の第2層材料を押し出す第2層押出部と、を備え、上記第 1層押出部の先端側に該第1層押出部と一体的に多層押出ヘッド部を有し、その 多層押出ヘッド部に上記第2層押出部の先端側が接続され、第1層押出部および 第2層押出部から押し出されてきた第1層材料および第2層材料を層状に吐出さ せて内管を押出成形で形成する内管形成手段と、 上記内管形成手段の後段にその内管形成手段とは対向するように設置され、押 し出されてきた内管に補強糸をスパイラル状に巻いてスパイラル補強層を形成す る補強層形成手段と、 上記内管の押し出し方向であって上記補強層形成手段の後段に設置され、上記 スパイラル補強層で補強された内管に押出成形で外管を形成する外管形成手段と 、 を有するものである。
【0008】
【実施例】
以下にこの考案の実施例を図1〜図5を用いて詳細に説明する。 図1はこの考案のスパイラルホース製造装置の要部を概略的に示す側面図、図 2は内管押出機ヘッド部の構成と補強糸による補強層形成を示す図、図3は図2 の要部拡大図で内管押出機の第1層押出部および第2層押出部の構成を示す図、 図4は図2の要部拡大図で外管押出機の構成を示す図、図5はこのスパイラルホ ース製造装置で製造されたスパイラルホースの断面図である。
【0009】 これらの図において、この考案のスパイラルホース製造装置は、内管90を押 出成形で形成する内管押出機1と、内管押出機1の後段にその内管押出機1とは 対向するように設置され、押し出されてきた内管90に補強糸2a,2bをスパ イラル状に巻いてスパイラル補強層93を形成するスパイラルマシン5と、内管 90の押し出し方向であってスパイラルマシン5の後段に設置され、スパイラル 補強層93で補強された内管90に押し出し成形で外管94を形成する外管押出 機8と、を有している。なお、内管押出機1から外管押出機8までの距離は、例 えば700mm〜1000mm程度である。
【0010】 上記内管押出機1は、内管90の最も内側の第1層91の第1層材料を押し出 す第1層押出部10と、第1層91の次の層となる第2層92の第2層材料を押 し出す第2層押出部40と、を備え、第1層押出部10の先端側に該第1層押出 部10と一体的に多層押出ヘッド部(以下、「ヘッド部」という)20を有し、 そのヘッド部20に第2層押出部40の先端側を接続することで構成されており 、このヘッド部20では、第1層押出部10および第2層押出部40から押し出 されてきた第1層材料および第2層材料を層状に吐出させて内管を押出成形で形 成する。
【0011】 内管押出機1全体は、ここでは図示されていないテーブルに載置されており、 矢印AおよびB(図1)の方向で往復移動が可能になっている。
【0012】 第1層押出部10には、シリンダ11の内周面にスクリュー12が摺動可能に 嵌挿してあり、このスクリュー12の回転により、シリンダ11内に充填されて いる第1層材料をヘッド部20側に押し出している。この第1層材料は、ヘッド 部20との境目に設けてあるブレーカプレート15の細孔15a…を通ってヘッ ド部20の第1層押出流路14に押し出され、第1層フローガイド31で誘導さ れつつ、先端側の第1層押出流路14aに入る。 シリンダ11の外周にはシリンダ11に発生した熱を冷却するための温調ジャ ケット13が形成してある。
【0013】 第2層押出部40では、シリンダ41の内周面にスクリュー42が摺動可能に 嵌挿してあり、このスクリュー42の回転により、シリンダ41および第2層押 出流路44内に充填されている第2層材料をヘッド部20側に押し出している。 この第2層材料は、ヘッド部20側の第2層フローガイド32で誘導されつつ先 端側の第2層押出流路44aに押し出される。 シリンダ41の外周にも、このシリンダ41に発生した熱を冷却するための温 調ジャケット43が形成してある。
【0014】 ヘッド部20のヘッド外周壁26は略円筒状に形成されており、そのヘッド外 周壁26の内周面にダイホルダ21を介して、またはダイホルダ21とダイ押さ え部材22との双方を介して、先端に向けて円錐状に変化する円筒状の第1ダイ 25が嵌合してある。この第1ダイ25の円錐部分先端には、開口部33が穿設 してある。
【0015】 第1ダイ25の円筒部分内周面には、内周面から中心方向に向けて形成した柱 状の支持部材30が周方向に一定間隔毎に突設してあり、その支持部材30の途 中には、先端に向けて円錐台形状に変化する円筒状の第2ダイ23が支持固定し てあり、またその支持部材30の先端にニップルホルダ27が支持固定してある 。
【0016】 なお、押し出されてきた第1層材料および第2層材料は、この一定間隔毎に設 けた支持部材30の間を通過するので、その進行を遮られることなく、先端側に 押し出し可能となっている。
【0017】 上記のニップルホルダ27は、ヘッド部20の中央に上記の支持部材30によ って支持されており、その先端部分にニップル27aを保持している。このニッ プル27aは、上記の開口部33に所定間隙を保つようにして挿入してある。ま た、このニップルホルダ27およびニップル27aには、その先端側に大気圧の 空気を導入させるためのエアー流路28が形成してあり、その大気圧の空気は、 ヘッド外周壁26、第2層フローガイド32、第1ダイ25、および支持部材3 0を貫通させて形成したエアー孔29を通ってエアー流路28に流入するように なっている。
【0018】 ニップルホルダ27と第2ダイ23とによって先端側の第1層押出流路14a が形成される。また、第2ダイ23と第1ダイ25とによって先端側の第2層押 出流路44aが形成される。そして、第2ダイ23の先端長さは短くなっている ため、ニップルホルダ27の先端側では、ニップル27aと第1ダイ25とによ る押出流路24が形成され、第1層押出流路14aと第2層押出流路44aとは 、1つの押出流路24に合流するようになっている。
【0019】 上記スパイラルマシン5は、円筒形支持部材67と、その円筒形支持部材67 の内周に回転自在に支持された外側回転筒63およびこれに固定された外輪51 と、外側回転筒63の内周に回転自在に支持された内側回転筒64およびこれに 固定された内輪52とを備えている。さらに外側回転筒63の、外輪51が固定 された端部とは反対側の端部には、外輪駆動用タイミングプーリ73bと、外輪 用ブレーキディスク72bとが配設されており、同様にして内側回転筒64の、 内輪52が固定された端部とは反対側の端部には、内輪駆動用タイミングプーリ 73aと、内輪用ブレーキディスク72aとが配設されている。外輪51および 内輪52は、駆動モーター65の回転をギアボックス66内のギア列やタイミン グベルト(図示せず)および外輪駆動用タイミイングプーリ73b、内輪駆動用 タイミングプーリ73aを介して受け取り、互いに逆方向で同速で回転する。円 筒形支持部材67の上部には、油圧で駆動されるディスクブレーキ62a,62 bが配設されていて、回転停止時にはこれらのディスクブレーキ62a、62b はそれぞれ内輪用ブレーキディスク72a、外輪用ブレーキディスク72bに対 してブレーキ力を作用させて回転を止める。
【0020】 外輪51には、補強糸2aを導出可能な外ボビン55が、外ボビンケース53 で収納保護されて円周状に例えば12個配置してあり、またその外ボビンケース 53の近傍には支持部材57が立設してある。この支持部材57の先端には、ス パイラルマシン5の中心に向けてガイド59が連結してある。各ガイド59の先 端には、円錐形状の外スピンナ61が連結され、その外スピンナ61の先端(円 錐中央)側はここでは図示されていない支持部材で外輪51側に支持され、各外 ボビン55と一体に回転可能となっている。そして、外スピンナ61の円錐中央 は開口し、外スピンナ61には、その開口部分に沿って12個の糸孔61aが形 成されている。
【0021】 また、内輪52には、補強糸2bを導出可能な内ボビン56が、内ボビンケー ス54で収納保護されて円周状に同じく12個配置してあり、またその内ボビン ケース54の近傍には支持部材58が立設してある。各支持部材58の先端には 、円錐形状の内スピンナ60が連結され、その内スピンナ60の先端(円錐中央 )側はここでは図示されていない支持部材で内輪52側に支持され、各内ボビン 56と一体に回転可能となっている。そして、内スピンナ60の円錐中央は開口 し、内スピンナ60には、その開口部分に沿って12個の糸孔60aが形成され ている。
【0022】 外ボビン55から導出された補強糸2aは、張力調整器71で適正な張力に調 整された後、支持部材57で支持されたガイド59、および外スピンナ61に沿 って案内されて糸孔61aから導出され、外輪51の回転に応じて内管90にス パイラル状に巻き付けられる。同様に、内ボビン56から導出された補強糸2b は、張力調整器71で適正な張力に調整された後、支持部材58で支持された内 スピンナ60に沿って案内されて糸孔60aから導出され、内輪52の回転に応 じて内管90に補強糸2aとは逆方向でスパイラル状に巻き付けられる。
【0023】 円筒形支持部材67には、その中央に貫通路70が形成してあり、上記の内管 押出機1から押し出された内管90は、この貫通路70を通過して後段の外管押 出機8に押し出される。
【0024】 上記の外管押出機8は、押出部8aとヘッド部8bとから成り、押出部8aは 、押出流路82内に充填してある外管層材料を、スクリュー80によりヘッド部 8b側に押し出している。ヘッド部8bのヘッド外周壁81は略円筒状に形成さ れており、その内室にはニップル83が支持固定され、また先端側にダイ85が 調芯ボルト86で締着してある。このダイ85の先端には、開口部88が穿設し てあり、開口部88は、ニップル83の中心線に沿って形成した貫通路89にそ のまま連続するようになっている。ヘッド外周壁81とニップル83、およびダ イ85とニップル83との間に押出流路84が形成されている。 ヘッド外周壁81の外周には発生した熱を冷却するための温調ジャケット87 が形成してある。 なお、図1では、押出部8aはヘッド部8bに対して垂直に配置されているよ うに図示されているが、実際は水平に配置される。
【0025】 上記のスパイラルホース製造装置において、スパイラルホース9の製造は次の ような手順で行われる。 先ず内管押出機1において、第1層押出部10が第1層材料を、第2層押出部 40が第2層材料を押し出すと、第1層材料は第1層押出流路14,14aを通 って、また第2層材料は第2層押出流路44,44aを通って、それぞれ押出流 路24に入り、その後開口部33での第1ダイ25とニップル27aとの間の間 隙を押し出される。この押し出しにより、第1層91および第2層92から成る 内管90が形成される。この内管形成時には、エア孔29経由で大気圧の空気を ニップル27aの先端から内管90の空洞に導き入れ、形成直後の内管90が負 圧によって押しつぶされないようにしている。 なお、外管形成以降の連続する後工程中で、巻取機等を用いてホースを巻き取 る場合には、このエア孔29より大気圧以上の適当に調節したエアを注入して、 巻き取り中のホースのつぶれ対策を行うことも可能である。
【0026】 内管押出機1から内管90が押し出されてくると、それを待機していたかのよ うに、スパイラルマシン5がその内管90に補強糸2a,2bをスパイラル状に 巻き付け、スパイラル補強層93を形成する。このスパイラル補強層93の形成 は、ニップル27aが、開口部33から突き出している部分で行うので、内管9 0の形状を保持したまま行うことができる。
【0027】 スパイラル補強層93を形成した内管90は、さらに押し出されてスパイラル マシン5の貫通路70を通過し、そのまま外管押出機8の開口部88に到達する 。
【0028】 外管押出機8では、押出部8aが外管層材料を押し出すので、その外管層材料 は押出流路82,84に入り、その後開口部88でのニップル83との間隙を押 し出される。この押し出しにより、スパイラル補強層93の外表面に外管層材料 から成る外管94が形成される。
【0029】 このようにして内管90、スパイラル補強層93および外管94が形成された スパイラルホース9は、外管押出機8の貫通路89を通過し、さらに外径測定、 印刷、冷却、および定尺切断又は巻き取り等の工程を経て完成品となる。
【0030】 上記の製造工程において、内管押出機1による内管製造開始時には、未だ安定 した稼動状況ではないため良品を得るのは困難であり、このためこの実施例では 、内管製造開始時には内管押出機1を矢印Aの方向に移動させて、内管押出機1 をスパイラルマシン5から離しておき、その状態で初期運転を行い、良品が出る のを確認してから再度内管押出機1を矢印Bの方向に移動させ、内管押出機1を スパイラルマシン5に接近させてセッティングし、本格的な製造に入る。したが って、従来不可避的に発生していた初期不良を確実に防止することができる。
【0031】 以上述べたように、この実施例では、内管押出機1の後段にスパイラルマシン 5を配置し、さらにその後段に外管押出機8を配置したので、内管押出機1の配 置スペースを十分に確保することができ、内管押出機1を多層押出機とした場合 でも、内管押出機1の各押出部10、40を互いに分離独立的に配置することが できる。
【0032】 したがって、各押出部10,40の配置スペースも十分に確保することができ 、特別設計の必要もないので、そのための高額な投資も不要とすることができる 。
【0033】 また、配置スペースの確保により、各押出部10,40を内管各層の形成に最 適なスクリュー径およびそのL/Dで設計することができ、近年補強ホースの内 層に対して要求されている材質面の多様化、製品寸法規格の多様化にも柔軟に対 応することができる。
【0034】 さらに、各押出部10,40での押出プロセスにおける各シリンダの温度を温 調ジャケット13,43により独立的に安定してコントロールでき、ゴム、プラ スチック、熱可塑性エラストマー等から選択される二種類以上の異種の材質をそ れぞれに適した押出温度条件で押し出すことを可能とし、また押出量を安定させ ることができるとともに、各層材料の物性も良好に保持することができる。
【0035】 また、スパイラルマシン5を内管押出機1の後段にその内管押出機1とは対向 するように設置したので、スパイラルマシン5と内管押出機1との間にスペース を保持することができ、そのスペースでスパイラルマシン5に対する各種作業( ボビン交換作業や、糸掛け作業、あるいは張力調整作業など)を行えるので、そ の各種作業を容易に且つ短時間で行うことができる。 また、メンテナンスや修理もスパイラルマシン5単独で簡単に行うことができ る。
【0036】 さらに、スパイラルマシン5と内管押出機1とを別体にしたので、内管押出機 1をスパイラルマシン5に対して接離自在に構成することができ、上記の初期運 転時だけでなく、スパイラルマシン5に対する各種作業時にも移動させることに より、作業空間をより広くとれ、作業の容易性、迅速性を一層改善することがで きる。
【0037】 上記の説明では、内管押出機1で2層の内管90を形成するようにしたが、ヘ ッド部20に接続する押出部を増設することで3層以上の内管を形成するように 構成することもできる。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案のスパイラルホース製造装置によれば、内管形 成手段の後段に補強層形成手段を配置し、さらにその後段に外管形成手段を配置 したので、内管形成手段の配置スペースを十分に確保することができ、内管を種 類の異なる複数の押出材質からなる多層構造とした場合でも、内管形成手段の各 押出部を互いに独立的に配置することができる。
【0039】 したがって、各押出部の配置スペースも十分に確保することができ、特別設計 の必要もないので、そのための高額な投資も不要とすることができる。
【0040】 また、配置スペースの確保により、各押出部を内管各層の形成に最適なスクリ ュー径およびそのL/Dで設計することができ、近年補強ホースの内層に対して 要求されている材質面の多様化、製品寸法規格の多様化にも柔軟に対応すること ができる。さらに、各押出部での押出プロセスにおける各シリンダの温度を独立 的にコントロールでき、押出量を安定させることができるともに、各層材料の物 性も良好に保持することができる。
【0041】 また、補強層形成手段を内管形成手段の後段にその内管形成手段とは対向する ように設置したので、補強層形成手段と内管形成手段の間にスペースを確保する ことができ、そのスペースで補強層形成手段に対する各種作業(ボビン交換作業 、糸掛け作業、あるいは糸張力の調整作業など)を行えるので、その各種作業を 容易にかつ短時間で行うことができる。 また、メンテナンスや修理も補強層形成手段単独で簡単に行うことができる。
【0042】 さらに、補強層形成手段と内管形成手段とを別体にしたので、内管形成手段を 補強層形成手段に対して移動可能に構成することができ、補強層形成手段に対す る各種作業時に移動させることにより、作業空間をより広くとれ、作業の容易性 、迅速性を一層改善することができる。
【0043】 また、内管形成手段を補強層形成手段に対して移動可能に構成し、内管製造開 始時には、内管形成手段を補強層形成手段から離しておき、その状態で初期運転 を行い、良品が出るのを確認してから再度内管形成手段を補強層形成手段に接近 させてセッティングし、本格的な製造に入るようにしたので、従来不可避的に発 生していた初期不良を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のスパイラルホース製造装置の要部を
概略的に示す側面図である。
【図2】図2の要部拡大図で内管押出機ヘッド部の構成
と補強糸による補強層形成を示す図である。
【図3】図2の要部拡大図で内管押出機の第1層押出部
および第2層押出部の構成を示す図である。
【図4】図2の要部拡大図で外管押出機の構成を示す図
である。
【図5】スパイラルホース製造装置で製造されたスパイ
ラルホースの断面図である。
【符号の説明】
1 内管押出機(内管形成手段) 2a,2b 補強糸 5 スパイラルマシン(補強層形成手段) 8 外管押出機(外管形成手段) 9 スパイラルホース 11,41 シリンダ 12,42,80 スクリュー 13,43 温調ジャケット 90 内管 91 第1層 92 第2層 93 スパイラル補強層 94 外管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 105:08 B29L 9:00 23:00

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管とスパイラル補強層と外管とから成
    るスパイラルホースを製造するスパイラルホース製造装
    置において、 上記内管の最も内側の第1層の第1層材料を押し出す第
    1層押出部と、第1層の次の層となる第2層の第2層材
    料を押し出す第2層押出部と、を備え、上記第1層押出
    部の先端側に該第1層押出部と一体的に多層押出ヘッド
    部を有し、その多層押出ヘッド部に上記第2層押出部の
    先端側が接続され、第1層押出部および第2層押出部か
    ら押し出されてきた第1層材料および第2層材料を層状
    に吐出させて内管を押出成形で形成する内管形成手段
    と、 上記内管形成手段の後段にその内管形成手段とは対向す
    るように設置され、押し出されてきた内管に補強糸をス
    パイラル状に巻いてスパイラル補強層を形成する補強層
    形成手段と、 上記内管の押し出し方向であって上記補強層形成手段の
    後段に設置され、上記スパイラル補強層で補強された内
    管に押出成形で外管を形成する外管形成手段と、 を有することを特徴とするスパイラルホース製造装置。
  2. 【請求項2】 上記内管形成手段は、上記補強層形成手
    段に対して接離自在に構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のスパイラルホース製造装置。
  3. 【請求項3】 上記内管形成手段は、上記多層押出ヘッ
    ド部に2以上の押出部を接続し3層以上の層から成る内
    管を形成することを特徴とする請求項1に記載のスパイ
    ラルホース製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6485762B1 (ja) * 2018-01-30 2019-03-20 良三 太田 金属又は合成繊維の線材補強の熱可塑性プラスチック管の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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