JP3224197B2 - スパイラルホース製造装置 - Google Patents

スパイラルホース製造装置

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JP3224197B2
JP3224197B2 JP20699796A JP20699796A JP3224197B2 JP 3224197 B2 JP3224197 B2 JP 3224197B2 JP 20699796 A JP20699796 A JP 20699796A JP 20699796 A JP20699796 A JP 20699796A JP 3224197 B2 JP3224197 B2 JP 3224197B2
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章三 堀内
剛 小島
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株式会社三葉製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内管とスパイラ
ル補強層と外管とから成るスパイラルホースを製造する
スパイラルホース製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内管とスパイラル補強層と外管とから成
るスパイラルホースは、ブレーキホースやウォータホー
ス等の高圧用ホースとして用いられており、近年、その
需要が増しつつある。上記のスパイラルホースを製造す
スパイラルホース製造装置は、多層構造の内管を形成
する多層押出機と、補強層形成装置としてのスパイラル
マシンと、外管を形成する外管押出機とを一体的に配設
し、内管押し出し、スパイラル補強層の形成、および外
管押し出しの各工程を連続してほぼ同時に行えるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のス
パイラルホース製造装置では、内管の形成手段として採
用している多層押出機と、補強層形成装置との組み合わ
せ方に起因する構造的な理由から、内管用多層押出機の
シリンダ部を一体化する必要性があり、このことはコン
パクトなスパイラルホース製造装置をもたらすものの、
その反面非常に複雑な構造となり、その複雑な構造に合
わせて特別に設計したシリンダやスクリュー、減速機を
用いることが避けられなくなり、したがって、かなり高
額な投資を要するという問題点を有していた。
【0004】またこの内管用多層押出機を構成する各押
出部はその構造的な特徴から、スクリュー径およびその
L/D(L:スクリューの有効長、D:スクリューの外
径)の選定については一定の制約を受けざるを得なくな
り、近年補強ホースの内層に対して要求されている材質
面の多様化への対応および製品寸法規格の多様化への対
応については、押出機設計の面で最も重要な設計アイテ
ムとなるスクリュー径およびそのL/Dの自由度を留保
する面で、必ずしも十分とは言い難い面がある。
【0005】これに加えて、シリンダが一体化されてい
るがための不便さとして、前述のように多種多様な材質
を多層押出ししようとした場合、選択された材質の組み
合わせによっては、シリンダの最適な押出温度条件が1
5〜25℃も異なる事例もあって、押出側先端付近を中
心として放射状に配置されているスクリュー同士が接近
するシリンダ先端付近では、温度調整用の温水ジャケッ
トも限りなく接近せざるを得ず、互いの温度コントロー
ルの独立性がそこなわれるおそれがある。ゴム等の押出
機においてはシリンダ温度の不安定さは、そのまま押出
量の不安定さにつながり、温度が高めに変動した場合に
は、押出したゴム等の物性においては部分加硫のような
悪影響を及ぼすことになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、スパイラル補強層を形成する補強層形
成手段を、多層内管を形成する内管形成手段の後段に配
置し、内管形成手段の各層の押出部を、特別設計による
高額な投資を必要とせず、また内管各層の形成に最適な
スクリュー径およびそのL/Dで設計することができ、
多種多様な内管形成材質の適用に道を開くと同時に、そ
の製品の寸法規格と、要求される生産性の条件に最もよ
く適合した生産ができるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明のスパイラルホース製造
装置は、内管とスパイラル補強層と外管とから成るスパ
イラルホースを製造するスパイラルホース製造装置にお
いて、上記内管の最も内側の第1層の第1層材料を押し
出す第1層押出部と、第1層の次の層となる第2層の第
2層材料を押し出す第2層押出部と、を備え、上記第1
層押出部の先端側に該第1層押出部と一体的に多層押出
ヘッド部を有し、その多層押出ヘッド部に上記第2層押
出部の先端側が接続され、第1層押出部および第2層押
出部から押し出されてきた第1層材料および第2層材料
を層状に吐出させて内管を押出成形で形成する内管形成
手段と、上記内管形成手段の後段にその内管形成手段と
は別体に設置され、円筒形支持部に回転自在な外側回転
筒に固定された外輪と、上記外側回転筒に回転自在な内
側回転筒に固定された内輪と、その外輪と内輪とのそれ
ぞれの円周状に配置された外ボビンと内ボビンを備え、
上記外輪と内輪とが互いに逆方向で回転し外ボビンから
導出された補強糸と内ボビンから導出された補強糸と
が、押し出されてきた内管に互いに逆方向でスパイラル
状に巻き付けられてスパイラル補強層を形成する補強層
形成手段と、上記内管の押し出し方向であって上記補強
層形成手段の後段に設置され、上記スパイラル補強層で
補強された内管に押出成形で外管を形成する外管形成手
段と、を有し、上記内管形成手段は、上記補強層形成手
段に対して接離自在に構成されているものである。
【0008】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図1〜図5を用い
て詳細に説明する。図1はこの発明のスパイラルホース
製造装置の要部を概略的に示す側面図、図2は内管押出
機ヘッド部の構成と補強糸による補強層形成を示す図、
図3は図2の要部拡大図で内管押出機の第1層押出部お
よび第2層押出部の構成を示す図、図4は図2の要部拡
大図で外管押出機の構成を示す図、図5はこのスパイラ
ルホース製造装置で製造されたスパイラルホースの断面
図である。
【0009】これらの図において、この発明のスパイラ
ルホース製造装置は、内管90を押出成形で形成する内
管押出機1と、内管押出機1の後段にその内管押出機1
とは対向するように設置され、押し出されてきた内管9
0に補強糸2a,2bをスパイラル状に巻いてスパイラ
ル補強層93を形成するスパイラルマシン5と、内管9
0の押し出し方向であってスパイラルマシン5の後段に
設置され、スパイラル補強層93で補強された内管90
に押し出し成形で外管94を形成する外管押出機8と、
を有している。なお、内管押出機1から外管押出機8ま
での距離は、例えば700mm〜1000mm程度であ
る。
【0010】上記内管押出機1は、内管90の最も内側
の第1層91の第1層材料を押し出す第1層押出部10
と、第1層91の次の層となる第2層92の第2層材料
を押し出す第2層押出部40と、を備え、第1層押出部
10の先端側に該第1層押出部10と一体的に多層押出
ヘッド部(以下、「ヘッド部」という)20を有し、そ
のヘッド部20に第2層押出部40の先端側を接続する
ことで構成されており、このヘッド部20では、第1層
押出部10および第2層押出部40から押し出されてき
た第1層材料および第2層材料を層状に吐出させて内管
を押出成形で形成する。
【0011】内管押出機1全体は、ここでは図示されて
いないテーブルに載置されており、矢印AおよびB(図
1)の方向で往復移動が可能になっている。
【0012】第1層押出部10には、シリンダ11の内
周面にスクリュー12が摺動可能に嵌挿してあり、この
スクリュー12の回転により、シリンダ11内に充填さ
れている第1層材料をヘッド部20側に押し出してい
る。この第1層材料は、ヘッド部20との境目に設けて
あるブレーカプレート15の細孔15a…を通ってヘッ
ド部20の第1層押出流路14に押し出され、第1層フ
ローガイド31で誘導されつつ、先端側の第1層押出流
路14aに入る。シリンダ11の外周にはシリンダ11
に発生した熱を冷却するための温調ジャケット13が形
成してある。
【0013】第2層押出部40では、シリンダ41の内
周面にスクリュー42が摺動可能に嵌挿してあり、この
スクリュー42の回転により、シリンダ41および第2
層押出流路44内に充填されている第2層材料をヘッド
部20側に押し出している。この第2層材料は、ヘッド
部20側の第2層フローガイド32で誘導されつつ先端
側の第2層押出流路44aに押し出される。シリンダ4
1の外周にも、このシリンダ41に発生した熱を冷却す
るための温調ジャケット43が形成してある。
【0014】ヘッド部20のヘッド外周壁26は略円筒
状に形成されており、そのヘッド外周壁26の内周面に
ダイホルダ21を介して、またはダイホルダ21とダイ
押さえ部材22との双方を介して、先端に向けて円錐状
に変化する円筒状の第1ダイ25が嵌合してある。この
第1ダイ25の円錐部分先端には、開口部33が穿設し
てある。
【0015】第1ダイ25の円筒部分内周面には、内周
面から中心方向に向けて形成した柱状の支持部材30が
周方向に一定間隔毎に突設してあり、その支持部材30
の途中には、先端に向けて円錐台形状に変化する円筒状
の第2ダイ23が支持固定してあり、またその支持部材
30の先端にニップルホルダ27が支持固定してある。
【0016】なお、押し出されてきた第1層材料および
第2層材料は、この一定間隔毎に設けた支持部材30の
間を通過するので、その進行を遮られることなく、先端
側に押し出し可能となっている。
【0017】上記のニップルホルダ27は、ヘッド部2
0の中央に上記の支持部材30によって支持されてお
り、その先端部分にニップル27aを保持している。こ
のニップル27aは、上記の開口部33に所定間隙を保
つようにして挿入してある。また、このニップルホルダ
27およびニップル27aには、その先端側に大気圧の
空気を導入させるためのエアー流路28が形成してあ
り、その大気圧の空気は、ヘッド外周壁26、第2層フ
ローガイド32、第1ダイ25、および支持部材30を
貫通させて形成したエアー孔29を通ってエアー流路2
8に流入するようになっている。
【0018】ニップルホルダ27と第2ダイ23とによ
って先端側の第1層押出流路14aが形成される。ま
た、第2ダイ23と第1ダイ25とによって先端側の第
2層押出流路44aが形成される。そして、第2ダイ2
3の先端長さは短くなっているため、ニップルホルダ2
7の先端側では、ニップル27aと第1ダイ25とによ
る押出流路24が形成され、第1層押出流路14aと第
2層押出流路44aとは、1つの押出流路24に合流す
るようになっている。
【0019】上記スパイラルマシン5は、円筒形支持部
材67と、その円筒形支持部材67の内周に回転自在に
支持された外側回転筒63およびこれに固定された外輪
51と、外側回転筒63の内周に回転自在に支持された
内側回転筒64およびこれに固定された内輪52とを備
えている。さらに外側回転筒63の、外輪51が固定さ
れた端部とは反対側の端部には、外輪駆動用タイミング
プーリ73bと、外輪用ブレーキディスク72bとが配
設されており、同様にして内側回転筒64の、内輪52
が固定された端部とは反対側の端部には、内輪駆動用タ
イミングプーリ73aと、内輪用ブレーキディスク72
aとが配設されている。外輪51および内輪52は、駆
動モーター65の回転をギアボックス66内のギア列や
タイミングベルト(図示せず)および外輪駆動用タイミ
イングプーリ73b、内輪駆動用タイミングプーリ73
aを介して受け取り、互いに逆方向で同速で回転する。
円筒形支持部材67の上部には、油圧で駆動されるディ
スクブレーキ62a,62bが配設されていて、回転停
止時にはこれらのディスクブレーキ62a、62bはそ
れぞれ内輪用ブレーキディスク72a、外輪用ブレーキ
ディスク72bに対してブレーキ力を作用させて回転を
止める。
【0020】外輪51には、補強糸2aを導出可能な外
ボビン55が、外ボビンケース53で収納保護されて円
周状に例えば12個配置してあり、またその外ボビンケ
ース53の近傍には支持部材57が立設してある。この
支持部材57の先端には、スパイラルマシン5の中心に
向けてガイド59が連結してある。各ガイド59の先端
には、円錐形状の外スピンナ61が連結され、その外ス
ピンナ61の先端(円錐中央)側はここでは図示されて
いない支持部材で外輪51側に支持され、各外ボビン5
5と一体に回転可能となっている。そして、外スピンナ
61の円錐中央は開口し、外スピンナ61には、その開
口部分に沿って12個の糸孔61aが形成されている。
【0021】また、内輪52には、補強糸2bを導出可
能な内ボビン56が、内ボビンケース54で収納保護さ
れて円周状に同じく12個配置してあり、またその内ボ
ビンケース54の近傍には支持部材58が立設してあ
る。各支持部材58の先端には、円錐形状の内スピンナ
60が連結され、その内スピンナ60の先端(円錐中
央)側はここでは図示されていない支持部材で内輪52
側に支持され、各内ボビン56と一体に回転可能となっ
ている。そして、内スピンナ60の円錐中央は開口し、
内スピンナ60には、その開口部分に沿って12個の糸
孔60aが形成されている。
【0022】外ボビン55から導出された補強糸2a
は、張力調整器71で適正な張力に調整された後、支持
部材57で支持されたガイド59、および外スピンナ6
1に沿って案内されて糸孔61aから導出され、外輪5
1の回転に応じて内管90にスパイラル状に巻き付けら
れる。同様に、内ボビン56から導出された補強糸2b
は、張力調整器71で適正な張力に調整された後、支持
部材58で支持された内スピンナ60に沿って案内され
て糸孔60aから導出され、内輪52の回転に応じて内
管90に補強糸2aとは逆方向でスパイラル状に巻き付
けられる。
【0023】円筒形支持部材67には、その中央に貫通
路70が形成してあり、上記の内管押出機1から押し出
された内管90は、この貫通路70を通過して後段の外
管押出機8に押し出される。
【0024】上記の外管押出機8は、押出部8aとヘッ
ド部8bとから成り、押出部8aは、押出流路82内に
充填してある外管層材料を、スクリュー80によりヘッ
ド部8b側に押し出している。ヘッド部8bのヘッド外
周壁81は略円筒状に形成されており、その内室にはニ
ップル83が支持固定され、また先端側にダイ85が調
芯ボルト86で締着してある。このダイ85の先端に
は、開口部88が穿設してあり、開口部88は、ニップ
ル83の中心線に沿って形成した貫通路89にそのまま
連続するようになっている。ヘッド外周壁81とニップ
ル83、およびダイ85とニップル83との間に押出流
路84が形成されている。ヘッド外周壁81の外周には
発生した熱を冷却するための温調ジャケット87が形成
してある。なお、図1では、押出部8aはヘッド部8b
に対して垂直に配置されているように図示されている
が、実際は水平に配置される。
【0025】上記のスパイラルホース製造装置におい
て、スパイラルホース9の製造は次のような手順で行わ
れる。先ず内管押出機1において、第1層押出部10が
第1層材料を、第2層押出部40が第2層材料を押し出
すと、第1層材料は第1層押出流路14,14aを通っ
て、また第2層材料は第2層押出流路44,44aを通
って、それぞれ押出流路24に入り、その後開口部33
での第1ダイ25とニップル27aとの間の間隙を押し
出される。この押し出しにより、第1層91および第2
層92から成る内管90が形成される。この内管形成時
には、エア孔29経由で大気圧の空気をニップル27a
の先端から内管90の空洞に導き入れ、形成直後の内管
90が負圧によって押しつぶされないようにしている。
なお、外管形成以降の連続する後工程中で、巻取機等を
用いてホースを巻き取る場合には、このエア孔29より
大気圧以上の適当に調節したエアを注入して、巻き取り
中のホースのつぶれ対策を行うことも可能である。
【0026】内管押出機1から内管90が押し出されて
くると、それを待機していたかのように、スパイラルマ
シン5がその内管90に補強糸2a,2bをスパイラル
状に巻き付け、スパイラル補強層93を形成する。この
スパイラル補強層93の形成は、ニップル27aが、開
口部33から突き出している部分で行うので、内管90
の形状を保持したまま行うことができる。
【0027】スパイラル補強層93を形成した内管90
は、さらに押し出されてスパイラルマシン5の貫通路7
0を通過し、そのまま外管押出機8の開口部88に到達
する。
【0028】外管押出機8では、押出部8aが外管層材
料を押し出すので、その外管層材料は押出流路82,8
4に入り、その後開口部88でのニップル83との間隙
を押し出される。この押し出しにより、スパイラル補強
層93の外表面に外管層材料から成る外管94が形成さ
れる。
【0029】このようにして内管90、スパイラル補強
層93および外管94が形成されたスパイラルホース9
は、外管押出機8の貫通路89を通過し、さらに外径測
定、印刷、冷却、および定尺切断又は巻き取り等の工程
を経て完成品となる。
【0030】上記の製造工程において、内管押出機1に
よる内管製造開始時には、未だ安定した稼動状況ではな
いため良品を得るのは困難であり、このためこの実施例
では、内管製造開始時には内管押出機1を矢印Aの方向
に移動させて、内管押出機1をスパイラルマシン5から
離しておき、その状態で初期運転を行い、良品が出るの
を確認してから再度内管押出機1を矢印Bの方向に移動
させ、内管押出機1をスパイラルマシン5に接近させて
セッティングし、本格的な製造に入る。したがって、従
来不可避的に発生していた初期不良を確実に防止するこ
とができる。
【0031】以上述べたように、この実施例では、内管
押出機1の後段にスパイラルマシン5を配置し、さらに
その後段に外管押出機8を配置したので、内管押出機1
の配置スペースを十分に確保することができ、内管押出
機1を多層押出機とした場合でも、内管押出機1の各押
出部10、40を互いに分離独立的に配置することがで
きる。
【0032】したがって、各押出部10,40の配置ス
ペースも十分に確保することができ、特別設計の必要も
ないので、そのための高額な投資も不要とすることがで
きる。
【0033】また、配置スペースの確保により、各押出
部10,40を内管各層の形成に最適なスクリュー径お
よびそのL/Dで設計することができ、近年補強ホース
の内層に対して要求されている材質面の多様化、製品寸
法規格の多様化にも柔軟に対応することができる。
【0034】さらに、各押出部10,40での押出プロ
セスにおける各シリンダの温度を温調ジャケット13,
43により独立的に安定してコントロールでき、ゴム、
プラスチック、熱可塑性エラストマー等から選択される
二種類以上の異種の材質をそれぞれに適した押出温度条
件で押し出すことを可能とし、また押出量を安定させる
ことができるとともに、各層材料の物性も良好に保持す
ることができる。
【0035】また、スパイラルマシン5を内管押出機1
の後段にその内管押出機1とは対向するように設置した
ので、スパイラルマシン5と内管押出機1との間にスペ
ースを保持することができ、そのスペースでスパイラル
マシン5に対する各種作業(ボビン交換作業や、糸掛け
作業、あるいは張力調整作業など)を行えるので、その
各種作業を容易に且つ短時間で行うことができる。ま
た、メンテナンスや修理もスパイラルマシン5単独で簡
単に行うことができる。
【0036】さらに、スパイラルマシン5と内管押出機
1とを別体にしたので、内管押出機1をスパイラルマシ
ン5に対して接離自在に構成することができ、上記の初
期運転時だけでなく、スパイラルマシン5に対する各種
作業時にも移動させることにより、作業空間をより広く
とれ、作業の容易性、迅速性を一層改善することができ
る。
【0037】上記の説明では、内管押出機1で2層の内
管90を形成するようにしたが、ヘッド部20に接続す
る押出部を増設することで3層以上の内管を形成するよ
うに構成することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のスパイ
ラルホース製造装置によれば、内管形成手段の後段に補
強層形成手段を配置し、さらにその後段に外管形成手段
を配置したので、内管形成手段の配置スペースを十分に
確保することができ、内管を種類の異なる複数の押出材
質からなる多層構造とした場合でも、内管形成手段の各
押出部を互いに独立的に配置することができる。
【0039】したがって、各押出部の配置スペースも十
分に確保することができ、特別設計の必要もないので、
そのための高額な投資も不要とすることができる。
【0040】また、配置スペースの確保により、各押出
部を内管各層の形成に最適なスクリュー径およびそのL
/Dで設計することができ、近年補強ホースの内層に対
して要求されている材質面の多様化、製品寸法規格の多
様化にも柔軟に対応することができる。さらに、各押出
部での押出プロセスにおける各シリンダの温度を独立的
にコントロールでき、押出量を安定させることができる
ともに、各層材料の物性も良好に保持することができ
る。
【0041】また、補強層形成手段を内管形成手段の後
段にその内管形成手段とは別体に設置したので、補強層
形成手段と内管形成手段の間にスペースを確保すること
ができ、そのスペースで補強層形成手段に対する各種作
業(ボビン交換作業、糸掛け作業、あるいは糸張力の調
整作業など)を行えるので、その各種作業を容易にかつ
短時間で行うことができる。また、メンテナンスや修理
も補強層形成手段単独で簡単に行うことができる。
【0042】さらに、内管形成手段を補強層形成手段に
対して移動可能に構成することができ、補強層形成手段
に対する各種作業時に移動させることにより、作業空間
をより広くとれ、作業の容易性、迅速性を一層改善する
ことができる。
【0043】また、内管形成手段を補強層形成手段に対
して移動可能に構成し、内管製造開始時には、内管形成
手段を補強層形成手段から離しておき、その状態で初期
運転を行い、良品が出るのを確認してから再度内管形成
手段を補強層形成手段に接近させてセッティングし、本
格的な製造に入るようにしたので、従来不可避的に発生
していた初期不良を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスパイラルホース製造装置の要部を
概略的に示す側面図である。
【図2】図2の要部拡大図で内管押出機ヘッド部の構成
と補強糸による補強層形成を示す図である。
【図3】図2の要部拡大図で内管押出機の第1層押出部
および第2層押出部の構成を示す図である。
【図4】図2の要部拡大図で外管押出機の構成を示す図
である。
【図5】スパイラルホース製造装置で製造されたスパイ
ラルホースの断面図である。
【符号の説明】 1 内管押出機(内管形成手段) 2a,2b 補強糸 5 スパイラルマシン(補強層形成手段) 8 外管押出機(外管形成手段) 9 スパイラルホース 11,41 シリンダ 12,42,80 スクリュー 13,43 温調ジャケット 90 内管 91 第1層 92 第2層 93 スパイラル補強層 94 外管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 23:00 B29L 23:00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管とスパイラル補強層と外管とから成
    るスパイラルホースを製造するスパイラルホース製造装
    置において、 上記内管の最も内側の第1層の第1層材料を押し出す第
    1層押出部と、第1層の次の層となる第2層の第2層材
    料を押し出す第2層押出部と、を備え、 上記第1層押出部の先端側に該第1層押出部と一体的に
    多層押出ヘッド部を有し、その多層押出ヘッド部に上記
    第2層押出部の先端側が接続され、第1層押出部および
    第2層押出部から押し出されてきた第1層材料および第
    2層材料を層状に吐出させて内管を押出成形で形成する
    内管形成手段と、 上記内管形成手段の後段にその内管形成手段とは別体に
    設置され、円筒形支持部に回転自在な外側回転筒に固定
    された外輪と、上記外側回転筒に回転自在な内側回転筒
    に固定された内輪と、その外輪と内輪とのそれぞれの円
    周状に配置された外ボビンと内ボビンを備え、上記外輪
    と内輪とが互いに逆方向で回転し外ボビンから導出され
    た補強糸と内ボビンから導出された補強糸とが、押し出
    されてきた内管に互いに逆方向でスパイラル状に巻き付
    けられてスパイラル補強層を形成する補強層形成手段
    と、 上記内管の押し出し方向であって上記補強層形成手段の
    後段に設置され、上記スパイラル補強層で補強された内
    管に押出成形で外管を形成する外管形成手段と、 を有し、上記内管形成手段は、上記補強層形成手段に対して接離
    自在に構成されている ことを特徴とするスパイラルホー
    ス製造装置。
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