JPH06170769A - 制振制御方法 - Google Patents

制振制御方法

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JPH06170769A
JPH06170769A JP32534692A JP32534692A JPH06170769A JP H06170769 A JPH06170769 A JP H06170769A JP 32534692 A JP32534692 A JP 32534692A JP 32534692 A JP32534692 A JP 32534692A JP H06170769 A JPH06170769 A JP H06170769A
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JP
Japan
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robot arm
vibration
speed pattern
acceleration
deceleration
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JP32534692A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Yamamoto
剛志 山本
Fumihiko Komuro
文彦 小室
Katsuhisa Tanaka
克久 田中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロボットアーム等を加速動作とこれに続く減
速動作の連続により駆動する場合に、ロボットアーム停
止時の振動の発生を抑制する。 【構成】 ステップS1、ステップS2においてロボッ
トアームの固有振動周期と減衰率を測定し、ステップS
3でロボットアーム所望の距離だけ駆動するための速度
パターンを求め、ステップS4では速度パターンに対応
してロボットアームを駆動する駆動系の加速と減速のそ
れぞれのトルクピークの時間差を求め、ステップS5、
ステップS6、ステップS7ではステップS4で得られ
たトルクピークの時間差がロボットアームの固有振動周
期の整数倍となるようにの速度パターンを修正し、ステ
ップS8、ステップS9では減速時の最大トルクが加速
時の最大トルクの減衰量を乗じた値となるように速度パ
ターンを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は制振制御方法に係り、
特に自動組付け機等に使用されるロボットアームの位置
決め時の残留振動を抑制するに好適な制振制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】図7は一般的なロボットの制御系の概略
構成図である。図において、5は図示しないワークピー
スをハンドリングするためのフィンガー部、4はフィン
ガー部5を先端に取りつけてこれを回転および昇降させ
るロボットアーム、3はロボットアーム4を回動駆動お
よび昇降駆動するサーボモータ、2はサーボモータ3を
駆動するためのサーボ増幅器、1はサーボ増幅器2を介
してサーボモータ3を駆動しロボットアーム4を制御す
るためのコントローラである。
【0003】以上述べたような構成において、次にその
動作をロボットアーム4の回転駆動を例にとって、図8
のタイミングチャートに従って説明する。
【0004】今、ロボットアーム4を位置aから位置c
に駆動するものとする。その場合、コントローラ1はサ
ーボモータ3に対してロボットアーム4が図8(A)に
示すような位置変化をするように、図8(B)に示すよ
うな速度指令を与える。
【0005】この場合、理想的にはロボットアーム4は
フィンガー部5と共に時点t1から時点t2の間に加
速、時点t2から時点t4の間に一定速度、時点t4か
ら時点t5の間に減速と、その速度を変えながら位置a
から位置cまでの回転位置を変える。
【0006】一方、ロボットアーム4を位置aから位置
bに駆動する場合も同様に、コントローラ1はサーボモ
ータ3に対してロボットアーム4が図8(D)に示すよ
うな位置変化をするように、図8(E)に示すような速
度指令を与える。
【0007】この場合、理想的にはロボットアーム4は
フィンガー部5と共に時点t1から時点t3の間に加
速、時点t3から時点t5の間に減速と、常時その速度
を変えながら位置aから位置bまでの回転位置を変え
る。
【0008】ところが実際にはサーボモータ3により駆
動されるロボットアーム4とフィンガー部5には慣性力
等が作用するために、加速時、加速終了時、減速時、減
速終了時のそれぞれの場合にロボットアーム4及びフィ
ンガー部5に振動を発生する。その結果、図8(C)、
(F)に示すように、ロボットアーム4の先端のフィン
ガー部5においては加減速に伴う振動が発生し、特に位
置b、位置cに位置決め停止した時点でも振動が納まら
ないという問題がある。
【0009】以上のように、ロボット等においてはコン
トローラ1からの動作指令に対して駆動されるロボット
アーム4やフィンガー部5等の可動部は加減速時、動き
始めや停止時に振動する。これは、可動部の慣性力や剛
性によるものであり高速化を図るべく動作速度や加速
度、減速度を大きくすればするほど顕著になってくる。
この振動は位置決め停止時に特に問題となるものであ
り、振動が納まるまでは次の動作に移れない。このた
め、作動時間が長くなり、実質的な動作速度の低下を招
いていた。
【0010】このようなロボットの位置決め時の振動を
抑制するための研究は制振制御という形で広く行われて
いる。例えば、特開昭63−314606号や特開昭6
3−314607号に示されている装置はその一例であ
るが、いずれもロボットアームの先端に振動が発生して
からロボットアームの先端に取りつけた加速度センサの
信号を外乱トルクとしてフィードバックし、加速度を制
御することにより制振しようとするものである。
【0011】従来のロボット等における制振制御方法は
以上のようにフィードバック制御により行っていたの
で、実際に振動が発生してから制振に入ることになり、
振動発生から振動の収束までの時間を短縮できてもゼロ
にすることはできない。また、振動を収束させるための
制御情報を振動している状態からとらえているため、振
動が発生しないと制振制御が行えないことになり、完全
な制振とは言えなかった。しかも、振動に追従してこれ
を制振するためには高速度演算のできるCPUが必要と
なり、制振制御系が高価で複雑になるという問題点があ
った。
【0012】これに対して、図9のブロック図に示すよ
うに、コントローラ1にCPU11とメモリ12を設け
た構成が本出願人により特願平4−263714号及び
特願平4−264385号において提案されている。
【0013】これは、先端にフィンガー部5を有するロ
ボットアーム4およびサーボモータ3から成る駆動対象
の固有振動を予め測定しておき、コントローラ1におい
てCPU11とメモリ12により駆動対象を駆動するた
めの速度パターンを求めておき、この速度パターンに対
応してサーボ増幅器2とサーボモータ3による駆動系の
加速と減速のそれぞれのトルクピークの時間差t1を求
め、トルクピークの時間差t1が駆動対象の固有振動周
期の整数倍となるように速度パターンを修正することに
よってサーボモータ3、ロボットアーム4、フィンガー
部5から成る駆動対象の動作終了後の残留振動を抑制し
ようとするものである。
【0014】しかし、これでは図10のタイミングチャ
ートに示すように、同図(A)に示すような速度パター
ンに対して、サーボモータ3の電流、つまりトルクは同
図(B)のように変化する。この場合のトルクピーク時
間差t1が固有振動周期の整数倍となるように速度パタ
ーンを修正し、ロボットアーム4を制御した場合、ロボ
ットアーム4の残留振動を抑制することはできる。しか
し、ロボットアームの振幅のピーク値は必ずしも加速時
と減速時で同じではないので、振動の抑制は完全には行
われず、ロボットアーム4の先端部の加速度は同図
(C)に示すように変化し、残留振動を或る程度抑制で
きても、完全に収束させることはできない。つまり、加
速時にロボットアーム先端に振動を発生した場合、図1
0(C)に示すように、この振動のピーク値はaとな
る。この振動は図11のタイミングチャートに示すよう
に、ロボットアームの移動中に減衰し、減速時には、そ
の振幅はBまで減少している。振動1回あたりの減衰量
をα、振動回数をnとすれば、 B/A=nα … (1) となる。ここで、nαを加速時に対する減速時の減衰量
として以後説明する。ロボットアームの先端の振動の減
衰率であり、α<1である。ロボットアームの加速時お
よび減速時のトルクピーク時間差t1、つまり位相差の
みの振動抑制では、加速時に発生し、減速時には減衰し
ようとしている振動に対して抑制作用が強すぎる。つま
り、加速時と同じトルクを減速時に与えると、減速時の
ロボットアームの先端加速度は図10(C)に矢印で示
すように、減速側にオーバーシュートする。その結果、
減速終了後に残留振動を発生することになってしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の制振制御方法は
以上のように構成されていたので、加速、減速の時間
差、つまり位相差を操作することによって残留振動の抑
制はある程度まではできても、結局ロボットアーム4を
停止させた後の完全収束ができないという問題点があ
る。つまり、加速時に発生した振動が減速時に減衰して
いる場合においては、減速時も加速時と同じ振幅を発生
させようとするため、完全には制振はできない場合があ
った。このことは、加速開始時の発生振動を加速終了時
の発生振動で打ち消そうとする場合もまったく同じであ
り、振動周期という時間にしか着目しない方法では、完
全には制振できない場合があった。
【0016】この発明の目的は上記のような従来技術の
課題を解決し、特にロボットアームを加速動作とこれに
続く減速動作により移動させる場合に、ロボットアーム
等の先端の位置決め等に伴う振動を予め学習しておき、
ロボットアームの制御指令に振動を打ち消すような条件
を加え、速度制御カーブを補正することによって、ロボ
ットアームの加速時に発生した振動でロボットアームの
減速時に発生する振動を打ち消し、ロボットアームの停
止時の残留振動の発生を抑制することを可能とした制振
制御方法を得ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は制振制御方法として、駆動対象の固有振動
周期と減衰率を測定する第1の過程と、前記駆動対象の
移動距離に応じた速度パターンを求める第2の過程と、
前記速度パターンに対応して駆動系の加速と減速のそれ
ぞれのピークの時間差を求める第3の過程と、ピークの
時間差が駆動対象の固有振動周期の整数倍に近い場合は
そのままの速度パターンに基づいて、ピークの時間差が
駆動対象の固有振動周期の整数倍と異なる場合はこれが
整数倍となるように修正した速度パターンに基づいて、
減速時の最大トルクが加速時の最大トルクの減衰量を乗
じた値となるように速度パターンを修正して駆動対象を
駆動する第4の過程と、を備える制振制御方法を提供す
るものである。
【0018】
【作用】上記手段において、本発明に係る制振制御方法
は、第1の過程で駆動対象の固有振動周期と減衰率を測
定し、第2の過程で前記駆動対象の移動距離に応じた速
度パターンを求め、第3の過程で前記速度パターンに対
応して駆動対象を駆動する駆動系の加速と減速のそれぞ
れのピークの時間差を求め、第4の過程では第3の過程
で得られたピークの時間差が駆動対象の固有振動周期の
整数倍に近い場合はそのままの速度パターンに基づい
て、ピークの時間差が駆動対象の固有振動周期の整数倍
と異なる場合はこれが整数倍となるように修正した速度
パターンに基づいて、減速時の最大トルクが加速時の最
大トルクの減衰量を乗じた値となるように速度パターン
を修正して駆動対象を駆動する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例に係る制振制御方
法のフローチャートである。
【0021】同図に示すように、ステップS1とステッ
プS2は事前準備として設定されるものであり、次から
の、ステップS3〜ステップS10は実際にロボットア
ームを動作させている時の制御として設定されるもので
ある。
【0022】次に、図2、図3、図4、図5、図6のタ
イミングチャートに基づいて、実施例の制振制御方法を
説明する。
【0023】ステップS1ではロボットのロボットアー
ムやフィンガー部などの可動部、つまりロボット先端部
の固有振動数fを含む振動の測定を行う。これは、実際
にロボットアームを振動させ、これを測定することによ
り行う。その結果、図2のタイミングチャートに示すよ
うに、ロボットアームの振動に伴う固有振動数f(固有
振動周期λ)や振幅の変化の様子を測定することができ
る。
【0024】次のステップS2では、ステップS1での
測定結果、つまり図2のタイミングチャートで示される
振動動作の様子に基づき、可動部の自由振動周期つまり
固有振動周期λと減衰率αの算出を行う。ちなみに、固
有振動周期λの計算は固有振動数fの逆数を求めること
で行われる。
【0025】以上のような動作を通じて、事前の準備を
完了する。
【0026】実際にロボットアームを動かす場合は、ス
テップS3以降の制御が行われる。まず、ステップS3
ではロボットアーム先端部の移動距離、最大速度、最大
加速度などの入力条件に基づいて、ロボットアームの移
動の速度パターンを算出する。この速度パターンは例え
ば図3(A)のタイミングチャートで示すような形で得
られることになる。
【0027】次の、ステップS4では、ロボットアーム
を駆動するサーボモータの加速時、減速時のそれぞれの
トルクピークの時間差tを算出する。このトルクピーク
時間差tは図3(B)のタイミングチャートに示すよう
に、加速時と減速時のそれぞれのサーボモータのトルク
ピーク間の時間間隔から得られる。
【0028】次のステップS5では、トルクピーク時間
差tを固有振動周期λで余剰計算する。これはトルクピ
ーク時間差tを固有振動周期λで割り算することにより
行われる。
【0029】ステップS5で割り算結果nと余りtaを
得るが、ステップS6では余りtaが“0”または
“λ”に近いかどうかを判断する。ここで、余りtaが
“0”または“λ”に近くない場合はステップS7に移
行して t3=(n+1)λ … (2) となるように、つまりトルクピーク時間差tがt3とな
るように速度パターンを修正してステップS8に移行す
る。ちなみに、nは1、2、3・・・の整数である。そ
の結果、速度パターンは図4(A)に示すように修正さ
れ、これに伴いトルクピーク時間差tも同図(B)に示
すように、時間差t3に修正される。
【0030】一方、ステップS6の判断で、余りtaが
“0”または“λ”に近い場合は、 t3=t … (3) とし、そのままステップS8に移行する。
【0031】ステップS8ではステップS1で測定して
あった振動波形と時間差t3から減衰量を求める。これ
は、 B/A=nα … (4) で求める。ちなみに、図5はロボットアームの先端部の
振動の減衰の様子を示すタイミングチャートであるが、
特定の時刻における振動の振幅Aに対して時間差t3が
経過した後の振幅として振幅Bが測定されているので、
両者の比をとることにより減衰量(B/A)を求めるこ
とができる。
【0032】次に、ステップS9に移行して、減速時の
最大トルクが加速時の最大トルクの減衰量倍となるよう
に速度パターンを修正する。その結果、図6(A)に示
すように、点線で示されるような従来の速度パターンに
対して実線で示すような速度パターンを得ることができ
る。
【0033】そして、図6(A)に示すような速度パタ
ーンに対して、必要なサーボモータの電流、つまりトル
クを算出する。これは、加速時のトルク最大値Tmax
に対して減速時は Tr=nα・Tmax …(5) となるような設定とされ、トルクパターンは図6(B)
に示すようになる。
【0034】以上のような設定に基づいて、ステップS
10に移行し、ロボットアームを駆動する。その結果、
図6(C)に示すように、ロボットアームの先端の加速
度は加速終了後から減速に至った時点でほぼ収束を完了
し、ロボットアームが停止した後の残留振動を完全に抑
制することができる。
【0035】さて、以上のような動作を原理的な点に立
ち返って更に詳細に説明する。
【0036】まず、ステップS1とステップS2ではロ
ボットアームを動作させて、ロボットアームの固有振動
数f、固有振動周期λ、振動加速度の減衰率αを求め
る。
【0037】次に、ステップS3に入り、移動距離、最
大速度、最大加速度などが入力されると、これに対応し
た速度パターンが求められ、加速トルクと減速トルクの
時間差tが求まる。また、加速または減速に伴い発生す
る振動の減衰率αは求まっているので、減速終了後の残
留振動を抑制するためには、(5)式の条件が成立すれ
ばよいと考えられる。
【0038】さて、減速時に減速トルクを減衰率αに応
じて低下する場合、図12の減速速度パターンに示すよ
うに、2次曲線部分、直線部分、2次曲線部分と続く速
度変化の中で、2次曲線部分の割合x%を下げて行くこ
とで対応する。つまり、速度の変化の傾きを小さくする
ことで対応する。その結果、減速時のトルクは図6
(B)に示すように、減衰率αに対応して低めに設定さ
れる。
【0039】その結果、減速、停止直後にロボットアー
ム先端に残っていた振動を完全に抑制することができ
る。
【0040】つまり、ステップS3からステップS10
の制御を行うことにより、ロボットアームの停止時の残
留振動が効果的に抑制されロボットアーム先端に設けた
フィンガー部によるワークピースのハンドリング作業に
直ちに入ることができる。
【0041】以上のような制御の結果、ロボットアーム
の先端を特定の距離だけ移動する場合に、ロボットアー
ムの停止時の残留振動を効果的に抑制できるので、位置
決めを迅速に実施でき、ロボット制御の高速化を図るこ
とができる。
【0042】また、フィードバック制御ではないので、
高価なセンサーを組み込んだり制御系を高速化したりす
る必要がなく、ローコストでシステムを構成することが
できる。
【0043】更に、振動を発生させてからこれを検出し
て抑制する構成と異なり、最初から振動を発生しないよ
うに制御するので、振動抑制効果が高く、省エネルギー
の観点からも効率的な運用ができる。
【0044】なお、上記実施例ではリアルタイムで速度
パターンを修正するような構成を例示したが、全ての動
作パターンにおける速度パターンを予め求めておき、テ
ーブル参照により速度パターンを決定するような構成と
してもよい。
【0045】また、上記実施例ではロボットアームの駆
動を例にとって説明したが、この発明は、他の制御対象
であっても同様に適用可能であり、同様の効果を得られ
ることはもちろんである。また、制御対象も回転移動だ
けでなく直線移動であっても、まったく同様に適用でき
ることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の制振制御
方法は、ロボットアーム等の駆動対象の固有振動数と振
動の減衰率を予め測定しておき、この固有振動を抑制す
るような速度パターンを振幅の減衰を考慮して求め、こ
れに基づきロボットアームを移動するように構成したの
で、ロボットアームの駆動の高速化と停止時の残留振動
の抑制を行うことが可能であり、系を簡単にしかも安価
に構成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る制振制御方法のフロ
ーチャートである。
【図2】ロボットアームの振動の減衰パターンを示すタ
イミングチャートである。
【図3】初期算出された速度パターンに基づく速度、ト
ルクのタイミングチャートである。
【図4】修正速度パターンに基づく速度、トルクのタイ
ミングチャートである。
【図5】振動波形の時間に対応する減衰の状態を示すタ
イミングチャートである。
【図6】最終速度パターンに基づく速度、トルクのタイ
ミングチャートである。
【図7】周知のロボットの制御系のブロック図である。
【図8】図7の構成における動作を説明するタイミング
チャートである。
【図9】従来の制振制御方法を実現するロボットの制御
系のブロック図である。
【図10】トルクピーク時間差補正に基づく制振制御方
法を説明するタイミングチャートである。
【図11】加速加振によってのみ起こる振動を説明する
タイミングチャートである。
【図12】減速時の速度パターンのタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 サーボ増幅器 3 サーボモータ 4 ロボットアーム 5 フィンガー部 11 CPU 12 内部メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動対象の固有振動周期と減衰率を測定
    する第1の過程と、前記駆動対象の移動距離に応じた速
    度パターンを求める第2の過程と、前記速度パターンに
    対応して駆動系の加速と減速のそれぞれのピークの時間
    差を求める第3の過程と、ピークの時間差が駆動対象の
    固有振動周期の整数倍に近い場合はそのままの速度パタ
    ーンに基づいて、ピークの時間差が駆動対象の固有振動
    周期の整数倍と異なる場合はこれが整数倍となるように
    修正した速度パターンに基づいて、減速時の最大トルク
    が加速時の最大トルクの減衰量を乗じた値となるように
    速度パターンを修正して駆動対象を駆動する第4の過程
    と、を備えることを特徴とする制振制御方法。
JP32534692A 1992-12-04 1992-12-04 制振制御方法 Pending JPH06170769A (ja)

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