JPH06168515A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPH06168515A
JPH06168515A JP4320959A JP32095992A JPH06168515A JP H06168515 A JPH06168515 A JP H06168515A JP 4320959 A JP4320959 A JP 4320959A JP 32095992 A JP32095992 A JP 32095992A JP H06168515 A JPH06168515 A JP H06168515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pilot signal
magnetic recording
detection
error
tracking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4320959A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hasegawa
真一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4320959A priority Critical patent/JPH06168515A/ja
Publication of JPH06168515A publication Critical patent/JPH06168515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーストATFを用いる磁気記録再生装置に
おいて、トラッキングエラー検出用パイロット信号の有
効長を定め電気的、メカ的誤差が生じてもトラッキング
情報が正しく検出出来る様にする。 【構成】 バーストATF方式のトラッキングエラー検
出用パイロット信号f22の記録エリアを回転ドラム1
6の組立、ヘッド取付等のメカ的誤差並にATF検出回
路に用いるBPF5,10、検出回路6,10、LPF
7,12等で生ずる誤差を加味して17.95μs以上
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルVTR等のデジ
タル方式の磁気記録再生装置に係り、特に、ATF(Au
tomatic Track Finding)を用いるトラッキング方式の磁
気記録再生装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から8ミリビデオ等では回転ヘッド
でビデオ信号を記録する際にトラッキング用のパイロッ
ト信号を記録してトラッキングをとるATF方式が良く
知られている。この方式ではトラッキング用のパイロッ
ト信号としてf1 〜f4 の低周波の信号が用いられてい
る。一方バーストATF方式もデジタルVTR(VC
R)等に利用されている。
【0003】このバーストATF方式の記録パターンを
図9に示す。バーストATF方式ではタイミング検出用
のパイロット信号f1 1とトラッキングエラー検出用パ
イロット信号f2 2,3をトラック毎に順次所定の位置
に記録する様に成される。即ち、第1,第3及び第5ト
ラックの始めの位置にタイミング検出用のパイロット信
号f1 が、これらのパイロット信号f1 1と所定間隔離
されて第2,第4及び第6トラックにタイミング検出用
パイロット信号f2 2,3が記録されている。
【0004】再生時には図9の矢印で示す様に回転ヘッ
ド15がタイミング検出用パイロット信号f1 ,1を再
生した際にタイミング信号を発生させ、この信号再生よ
り所定時間経過した後に回転ヘッド15が同一トラック
(ここでは第5トラック)を再生する際に隣接するトラ
ックにあるトラッキング検出用パイロット信号f2 2,
3からの信号の漏れ込み量(所謂クロストーク)のレベ
ルを基にトラッキングサーボが行なわれる様に成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のタイミング検出
用パイロット信号f1 1やトラッキングエラー検出信号
2 2,3で本来のテープ状の記録媒体上に記録される
べき位置より時間軸方向(トラックの長手方向)にずれ
ている場合に後述するもトラッキング検出用パイロット
信号f2 2,3のサンプリングポイントがずれてトラッ
キング検出用パイロット信号の検出が不可能と成る。従
ってトラッキングサーボが行えず、正確な信号の再生が
出来なくなってしまう問題があった。
【0006】上述の如きパイロット信号をテープ状の磁
気記録媒体に記録する際の記録パターンの位置ずれは記
録装置のメカのジッタや角度割り等の誤差によって生ず
る。
【0007】又、再生時に於いても再生装置のメカの誤
差や再生信号、再生回路のばらつき(パイロット信号f
1 1のレベルや回路上のBPFの特性等)によってサン
プリングポイントの位置ずれを生ずる。
【0008】これを防止するためにはメカの精度や回路
上の部品精度を向上させるか、或いはトラッキングエラ
ー検出用のパイロット信号f2 2,3の記録エリアの長
さを充分に長くしておけばよいが、前者は生産性の劣化
やコストアップを招き、後者は冗長度が増すことにな
り、一定量のテープに記録出来る情報量の低下を招いた
り、記録テープ量及びテープカセットの体積増大を招い
たりする問題があった。
【0009】本発明は叙上の問題点を解消するために成
されたもので、その目的とするところは記録・再生時の
メカ的・電気的誤差が生じた場合にも高精度なトラッキ
ング制御を行なうに十分であり、かつ生産性やコストの
点からも無理のないタイミング検出用パイロット信号f
2 2,3の長さをもつバーストATF方式の磁気記録再
生装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置はその例が図1に示されている様に、回転ドラム16
の円周上に180度の角度を保って対向配置された回転
ヘッド15と、回転ドラム16の円周上を囲繞する様に
巻回されたテープ状の磁気記録媒体17と、この磁気記
録媒体17上に記録されたトラッキングエラー検出用の
パイロット信号2,3と、テープ状の磁気記録媒体17
と回転ヘッド16の相対速度が9.881m/sの時に
トラッキングエラー検出用のパイロット信号2,3の記
録エリアを17.55μs以上としたものである。
【0011】
【作用】本例の磁気記録再生装置のテープ状の磁気記録
媒体に記録或いは再生されるトラッキングエラー検出用
或いはタイミング検出用のパイロット信号f2 2,3又
はf1 1の記録パターンが本来の位置からずれる要因と
なるいくつかのメカ的、電気的誤差の量産時の部品や組
立上のばらつき及び生産性を考慮した上で、その影響を
定量化し、パイロット信号f1 1,f2 2,3の位置ず
れを計算し、そのずれを許容し得る長さのトラッキング
エラー検出用パイロット信号f2 2,3のATFパター
ンとしたのでメカの精度をATF記録位置ずれ精度のた
めだけに(他の要因で必要となる精度以上に)高める必
要がないため、生産性の劣化を招くことがなく。また、
誤差のばらつきも考慮にいれてトラッキングエラー検出
用パイロット信号f2 の長さを求めているため、冗長に
なることもなく、記録するテープの面積を有効かつ効率
的に使用することができるものが得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の磁気記録再生装置の一実施例
を図面と共に詳記する。
【0013】図1は本例の磁気記録再生装置のバースト
ATF方式によるATFエラー検出回路の系統図を示す
ものである。
【0014】図1で16は回転ドラムであり、この回転
ドラム16の円周上に180度の角度を保って対向配置
された回転ヘッド15,15によって、該回転ドラム1
6の円周上を囲繞する様に巻回されたテープ状の磁気記
録媒体17には模式的に斜めトラック及びこのトラック
上に記録されたパイロット信号f1 1及びf2 2,3が
示されている。
【0015】A回転ヘッド15からチャンネルA用のP
B信号のタイミング検出用パイロット信号f1 1が再生
されると、RFアンプ4で増幅が成され、増幅されたP
B信号中のタイミング検出用パイロット信号f1 1は帯
域通過濾波器(以下BPFと記す)5でパイロット信号
1 の帯域を通過させて次段の低域通過濾波器7(以下
LPFと記す)を通して低域分を取り出して、レベル比
較回路8で基準レベルと比較した比較出力を波形整形
し、第1のモノステーブルマルチバイブレータ9aにて
第1のパルスT1 を発生させ、更にこの第1のパルスT
1 を第2のモノステーブルマルチバイブレータ9bに供
給して第2のパルスT2 を形成して、これら第1及び第
2のパルスT1 及びT2 で後述するサンプリングホール
ド回路9c及び9dをサンプルホールドさせてサンプリ
ングパルスを発生させる。
【0016】次に回転ヘッド15がトラック上を進んで
トラッキングエラー検出用パイロット信号f2 2,3が
再生されるとRFアンプ4で増幅が成され、増幅された
PB信号中の検出用パイロット信号f2 2,3はBPF
10でパイロット信号f2 の帯域を通過させて、次段の
LPF7に通して低域分を第1及び第2のサンプリング
ホールド回路9a及び9bに供給し、上記したパルスT
1 及びT2 のタイミングでサンプリングホールドが成さ
れ、それらのサンプルホールド値をV1 及びV 2 とする
と図1に於いて、V1 が上側のトラックのトラッキング
エラー検出用パイロット信号f2 2からのクロストーク
成分に、V2 が下側トラックのトラッキングエラー検出
用パイロット信号f2 3からのクロストーク成分と成
る。
【0017】これらのホールド値V1 及びV2 を次段の
差動増幅回路13に供給することで両電圧のレベル差を
取り出す。レベル差の大きい方にトラックずれを生じて
いることに成るのでこの差分出力をアンプ14で増幅し
ATFエラー信号を取り出して、テープ状の磁気記録媒
体17の速度を制御する様にキャプスタン等をコントロ
ールすることで回転ヘッドの軌跡ずれ補正が成される。
【0018】上述の如きバーストATF方式においては
トラッキングエラー検出用パイロット信号f2 2,3が
本来の位置(フォーマット上の正しい位置)からずれる
要因としては電気的要因とメカ的要因とに分けることが
出来る。
【0019】このうちの電気的要因としては、書き込ま
れているタイミング検出用のパイロット信号f1 1やf
2 2及び3を再生・検出する際の回路の特性上のばらつ
きがあげられる。これらのばらつきにより検出したタイ
ミングにずれが生じ、結果としてトラッキングエラー検
出用のパイロット信号f1 1やf2 2,3が本来の位置
(フォーマット上の位置)からずれているのと同様なも
のとなる。
【0020】図1に示したバーストATF回路におい
て、BPF4が±0.3μs,検波回路6が±0.38
μs,LPF7が±0.1μs,モノマルチバイブレー
タ回路9a及び9bが±0.4μs,BPF10が±
0.22μs,検波回路11が±0.25μs,LPF
12が±0.1μsの誤差を生じることがわかってい
る。従って回路上の誤差の合計としては上記の値の和で
ある0.3+0.38+0.1+0.4+0.22+
0.25+0.1=±1.75μsと成る。
【0021】次にメカ的要因を考えると主に回転ドラム
16のワウ及びフラッタで定まるジッタ,ヘッドの角度
割り誤差及びGL誤差(ダブルアジマスヘッド使用
時)、上ドラムの周振れ並びにベアリングによる誤差が
あげられる。
【0022】これらのうち先ずジッタの影響としては以
下に述べる様に成る。即ち、図2に示す様に回転ヘッド
のAch(Aヘッド)でタイミング検出用パイロット信
号f 1 1をBch(Bヘッド)でトラッキングエラー検
出用パイロット信号f2 2を記録し、その際の記録タイ
ミングとしては図3A,Bに示すタイミングで両パイロ
ット信号f1 1及びf2 2,3を書き込むとする。図3
Aはスイッチングパルス、図3Bは書き込まれるATF
である。この記録時にジッタがあるとタイミング検出用
パイロット信号f1 1とトラッキングエラー検出用パイ
ロット信号f22間の相対的な位置がずれる。図3Aに
示すスイッチングパルスによってA及びBchのトラッ
クにデータ及びATF信号を書き始めた時、書き込み信
号のずれとしては出口側が最もその影響が大きくなる。
【0023】タイミング検出用パイロット信号f1 1と
トラッキングエラー検出用パイロット信号f2 2間の相
対位置ずれ量をΔt(s)とおくと、この相対位置ずれ
量Δtは下記式1で表わすことが出来る。
【0024】
【数1】 数1でWFはジッタ成分(%又はμsec)fはWFの
周波数成分であり、t 0 〜t0 +tr はAchの積分区
間、t1 〜t1 +tr はBchの積分区間である。
【0025】数1から回転ドラム16の回転周波数を1
50Hzとした場合のタイミング検出用パイロット信号
1 1とトラッキングエラー検出用パイロット信号f2
2の相対位置ずれ量Δtを回転ドラム16のジッタ(主
にワウ及びフラッタ)の値とその周波数に応じて表した
ものが図4のパターン図である。
【0026】図4で縦軸はATFトラックパターン誤差
で(μ・Sec)或いは右側に示す様に%で表示可能で
ある。又、横軸はジッタの周波数f(Hz)である。こ
の図から明らかな様にジッタ周波数fが130Hz近傍
のジッタ(ワウ及びフラッタ)の影響が大きいことが解
る。実際の回転ドラム16が持つジッタの値で130H
zに近い値は150Hzのワウ及びフラッタであり、こ
のワウ及びフラッタの量を量産時のばらつきの最大値か
ら求め、数1に代入してΔtを求めるとΔt=±4.5
μsとなる。
【0027】次にメカ的誤差の内の角度割り誤差を考え
る。図5で上側回転ドラム16aの180°対向配置さ
れた位置に、本来あるべき例えば、シングルへッド1
5,15のA及びBチャンネル用ヘッドがあるとする。
今Aチャンネル用ヘッド15を基準に考えた時、本来A
チャンネル用ヘッド15と180°対向した位置にBチ
ャンネル用ヘッド15があるべきであるが、取付誤差に
より角度θのずれ(角度割り誤差)が生じたとすると、
角度ずれ分だけ書き込みタイミングがずれることにな
る。
【0028】この様な180°対向配置したシングルヘ
ッドの代わりに180°対向配置したダブルアジマスヘ
ッドを使用した場合にも同様の誤差を発生する。これら
誤差に加えてダブルアジマスヘッドでは双方のヘッド間
距離の誤差(角度割り誤差)が乗ることになる。これと
上記取付位置誤差を合わせて±1.24μsのずれが起
こり得ることを見出した。
【0029】更に、通常回転ドラム16での組立ては上
回転ドラム単体にて回転ヘッド15の取付けが行われ、
その上ですでに軸受が組み込まれた下回転ドラムに取り
付けられる。今、図6で、上回転ドラム16aの中心1
8が下回転ドラムの軸受けの回転中心に対し、偏芯して
いる場合には仮に上回転ドラム16a単体での回転ヘッ
ド15,15取付時に上記した角度割り誤差が無かった
としても結果的には角度割り誤差と同様の誤差角θ1
生ずる。この様子を図6に示す。Aヘッド15を基準に
して考えた場合、上ドラム単体でのヘッド取付時には上
ドラムの中心に対して180°対向するようにBヘッド
15を取り付けるが、実際の使用時にはAヘッド15に
対する180°対向の位置19は、回転中心20に対し
て180°対向した位置になるため、上回転ドラムの中
心と回転中心15にずれθ(偏芯)があると、角度割り
誤差θ1 と同様なヘッドの位置ずれを持つことになる。
この量を求めると±1.24μsになる。
【0030】次にベアリングによって生ずる誤差の影響
を図7に示す。アジマス記録23を行なう場合にベアリ
ング誤差eがあると回転ヘッドがトラックピッチ方向に
ずれた場合にはθ2 だけ時間軸方向へのずれとして表れ
る。この量は±0.085μsとなる。上述の各メカ的
誤差を合計するとジッタで±4.5μs、角度割り誤差
とダブルアジマスヘッドにより角度割り誤差と同様の誤
差で±1.24μs,上ドラム周振れ誤差で±0.3μ
s、ベアリングの取付け誤差で0.085μsであるか
ら、これらの和では±6.125μsの誤差を発生す
る。
【0031】上述した電気的誤差±1.75μsとメカ
的誤差±6.125μsを加えた±7.875μsから
全体の誤差と考えてよい。
【0032】この様な±7.875μsの誤差が生じて
も再生時に正しくトラッキングエラー検出用パイロット
信号f2 2,3を検出するためには図8に示す様に、パ
ルスT1 及びT2 によってトラッキングエラー検出信号
2 2,3をサンプルホールドする際のサンプリングポ
イント24に対してトラッキングエラー検出信号f
22,3の位置がずれた場合にもそのサンプリングポイ
ントがトラッキングエラー検出信号f2 2,3内に納ま
る様に充分な必要長さを持つことが必要になる。その長
さは上記誤差合計±7.875μsに加えてBPF10
の立ち上がり時間として2.2μs必要となるので7.
87+2.2=±8.07μsとなる。この場合、上記
回転ヘッド15,15とテープ状の磁気記録媒体17と
の相対速度が9.881m/sとすればトラッキングエ
ラー検出用パイロット信号の記録エリアは9.881+
8.07=17.951μsとなる。
【0033】従って、図8に示すトラッキングエラー検
出用パイロット信号f2 2,3の長さを17.95μs
以上にしておけば電気的、メカ的誤差が生じた場合にも
サンプリングポイントがトラッキングエラー検出用パイ
ロット信号f2 2,3内に収めることが出来、再生時に
正しいトラッキング情報を検出することができる。
【0034】尚、上記電気的、メカ的誤差に関しては、
ここで述べたATF以外の要因(画質・量産時組立機精
度等)で規定される誤差の値であり、これらの値を減ら
すことができればトラッキングエラー検出用パイロット
信号f2 の必要長さも短くできることはもちろんである
が、それは部品精度や組立精度の向上が要求されること
になり生産性の劣化やコストアップを招くことになる。
【0035】以上のように本発明によれば、バーストA
TFを用いるトラッキング方式のVTR等の記録パター
ンにおいて、VTRを構成する部品や組立時に生じる電
気的・メカ的誤差を想定して、それらの誤差が与えるバ
ーストATFパターンのタイミング検出用のパイロット
1 とトラッキングエラー検出用パイロットf2 の位置
ずれへの影響を求め、トラッキングエラー検出用パイロ
ット信号f2 の長さをそれらの誤差合計とトラッキング
エラー検出用パイロットf2 の検出におけるBPFの立
ち上がり時間を加えたもの以上の長さに規定したので、
メカ精度や回路上の部品精度を他の要因で規定される値
以上に向上させる必要もなく、上記誤差が生じた場合に
も再生時に正しくトラッキング情報を検出できる。これ
により高精度なトラッキング制御を行なうことができ、
かつ生産性やコストの点からも有利なシステムを構築で
きる。
【0036】
【発明の効果】本発明の磁気記録再生装置によれば量産
時に起こり得る部品や組立上の誤差を考慮して、これら
を許容できるようなトラッキングエラー検出用パイロッ
ト信号f2 の長さにしているので、メカの精度をATF
記録位置ずれ精度のためだけに(他の要因で必要となる
精度以上に)高める必要がないため、生産性の劣化を招
くことがない。また、誤差のばらつきも考慮にいれてト
ラッキングエラー検出用パイロット信号f2 長さを求め
ているため、冗長になることもなく、記録する磁気媒体
の面積を有効かつ効率的に使用することができるものが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生装置の一実施例を示すバ
ーストATFの系統図である。
【図2】本発明の磁気記録再生装置に用いるトラック上
のパイロット信号パターンである。
【図3】本発明の磁気記録再生装置の説明に供するタイ
ミング波形図である。
【図4】本発明の磁気記録再生装置の回転ドラムの角度
割り誤差説明図である。
【図5】本発明の磁気記録再生装置のATFパターン誤
差上のジッタの影響を示す図である。
【図6】本発明の磁気記録再生装置の上回転ドラムの周
振れ説明図である。
【図7】本発明の磁気記録再生装置のベアリング誤差の
説明図である。
【図8】本発明の磁気記録再生装置に用いるトラッキン
グエラー検出用パイロット信号の有効長さ説明図であ
る。
【図9】従来の磁気記録再生装置のバースATF方式の
記録パターンである。
【符号の説明】
1 タイミング検出用パイロット信号 2,3 トラッキングエラー検出用パイロット信号 5,10 BPF 6,11 検出回路 7,12 LPF 8 レベル比較回路 9a,9b モノステイブルマルチバイブレータ 9c,9d サンプルホールド回路 15 回転ヘッド 16 回転ドラム 17 磁気記録媒体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムの円周上に180度の角度を
    保って対向配置された回転ヘッドと、 上記回転ドラムの円周上を囲繞する様に巻回されたテー
    プ状の磁気記録媒体と、 上記磁気記録媒体上に記録されたトラッキングエラー検
    出用のパイロット信号とを具備し、 上記テープ状の磁気記録媒体と上記回転ヘッドの相対速
    度が9.881m/sの時に上記トラッキングエラー検
    出用のパイロット信号の記録エリアを17.95μs以
    上としたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記トラッキング検出用のパイロット信
    号が記録されたトラックを挟む様にタイミング検出用パ
    イロット信号を別トラックに記録時の両パイロット信号
    のジッタの影響を除去して成ることを特徴とする請求項
    1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記パイロット信号は帯域通過濾波回路
    で所定パイロット信号周波数を取り出した後に検出回路
    で包絡線検波して、低域通過濾波回路を介し検出出力を
    取り出す際に上記各回路の電気的要因による誤差を補償
    して成ることを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ヘッドのダブルアジマスヘッド
    での角度割り付け誤差を補償して成ることを特徴とする
    請求項1の磁気記録再生装置。
JP4320959A 1992-11-30 1992-11-30 磁気記録再生装置 Pending JPH06168515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4320959A JPH06168515A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4320959A JPH06168515A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06168515A true JPH06168515A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18127210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4320959A Pending JPH06168515A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06168515A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4739420A (en) Method and apparatus for recording and reproducing a digital signal on a record medium using a rotary head
JPS6321247B2 (ja)
EP0459732A1 (en) Apparatus and methods for recording information signals and tracking signals on magnetic tape
JPH06168515A (ja) 磁気記録再生装置
EP0316954B1 (en) Method of reproducing a tape recorder of the rotary head type
JP2510325B2 (ja) 磁気記録再生装置の調整装置
JP2644594B2 (ja) トラッキング制御方法
JP2522314B2 (ja) 記録再生装置
JP2633056B2 (ja) テープ走行メカニズムの走行直線性検査装置
JPH0248976Y2 (ja)
JPS5813973B2 (ja) 回転ヘッド型磁気録画再生装置の調整方法
JP3132687B2 (ja) 磁気再生装置
JPH0552597B2 (ja)
JP2730929B2 (ja) 再生装置
JPS58215721A (ja) 磁気記録再生装置の自動走査装置
JPH04186515A (ja) トラッキング誤差検出装置
JPS63229648A (ja) 回転ヘッド式ディジタル信号記録再生装置
EP0357352A2 (en) Video signal recording/reproducing apparatus
JPH0531223B2 (ja)
JPS6376139A (ja) 回転ヘツド式デジタルオ−デイオ再生装置
JPH06187703A (ja) 磁気記録再生装置
JPH03272012A (ja) 記録再生装置
JPS63231750A (ja) 再生装置
JPS6246421A (ja) 磁気記録再生装置のトラツキング方法
JPH0580066B2 (ja)