JP2633056B2 - テープ走行メカニズムの走行直線性検査装置 - Google Patents
テープ走行メカニズムの走行直線性検査装置Info
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- JP2633056B2 JP2633056B2 JP2100091A JP10009190A JP2633056B2 JP 2633056 B2 JP2633056 B2 JP 2633056B2 JP 2100091 A JP2100091 A JP 2100091A JP 10009190 A JP10009190 A JP 10009190A JP 2633056 B2 JP2633056 B2 JP 2633056B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は生産された８ミリビデオテープレコーダ用の
テープ走行メカニズムのテープ走行直線性を検査する装
置に関するものである。
テープ走行メカニズムのテープ走行直線性を検査する装
置に関するものである。
従来の技術 ８ミリビデオ規格の一般のテープフォーマットでは、
再生時にヘッドをトラックを一致させる目的で、磁気テ
ープの映像信号記録領域E1には第５図に示すように４種
類のパイロット信号f1〜f4が１フィールドごとに切り換
えて重畳して記録されている。但し、この第５図では後
の説明の都合上、記録トラックの一部に直線性が損なわ
れた領域E0が存在している。従来の上記の検査装置で
は、この８ミリビデオ規格のパイロット信号によって被
検査テープメカニズムのテープ走行直線性が検査されて
いる。
再生時にヘッドをトラックを一致させる目的で、磁気テ
ープの映像信号記録領域E1には第５図に示すように４種
類のパイロット信号f1〜f4が１フィールドごとに切り換
えて重畳して記録されている。但し、この第５図では後
の説明の都合上、記録トラックの一部に直線性が損なわ
れた領域E0が存在している。従来の上記の検査装置で
は、この８ミリビデオ規格のパイロット信号によって被
検査テープメカニズムのテープ走行直線性が検査されて
いる。
従来の検査装置がどのような原理でテープ走行メカニ
ズムの走行直線性を検査することができるかの説明に先
立って、走行直線性が保証されたテープ走行メカニズム
に第５図に示したようにトラック直線性が損なわれた磁
気テープを掛けて再生した場合の状態を説明する。
ズムの走行直線性を検査することができるかの説明に先
立って、走行直線性が保証されたテープ走行メカニズム
に第５図に示したようにトラック直線性が損なわれた磁
気テープを掛けて再生した場合の状態を説明する。
それぞれのトラックに重畳されたパイロット信号f1〜
f4の周波数は以下のように定められている。
f4の周波数は以下のように定められている。
f1＝6.5fH,f2＝7.5fH f3＝10.5fH,f4＝9.5fH fH＝水平同期信号周波数 Ａヘッド1AはトラックA1,A2,A3…を再生する。ここで
は図示されていないがＢヘッド1BはトラックB1,B2…の
トラックを再生する。Ａヘッド1Aが各トラックを再生し
たときに得られる信号出力からパイロット信号f1の成分
のみをろ波して得られる波形は第６図（ｂ）に示すよう
になり、第６図（ａ）のH.SWはA,Bヘッドの出力を切り
換えるヘッドスイッチングパルス、第６図（ｃ）のDET
（f1）は第６図（ｂ）に示したパイロット信号f1の再生
出力RF（f1）のＡヘッド出力（A1,A2,A3,…）のみを検
波して整流した波形を示している。
は図示されていないがＢヘッド1BはトラックB1,B2…の
トラックを再生する。Ａヘッド1Aが各トラックを再生し
たときに得られる信号出力からパイロット信号f1の成分
のみをろ波して得られる波形は第６図（ｂ）に示すよう
になり、第６図（ａ）のH.SWはA,Bヘッドの出力を切り
換えるヘッドスイッチングパルス、第６図（ｃ）のDET
（f1）は第６図（ｂ）に示したパイロット信号f1の再生
出力RF（f1）のＡヘッド出力（A1,A2,A3,…）のみを検
波して整流した波形を示している。
先の第５図に示した記録トラックでは、各トラックの
ヘッドが当接し始める付近が図の左方向に曲がっている
ため、f1のみをろ波した波形は、第６図（ｂ）に示すよ
うにトラックA1,A3にＡヘッド1Aが当接し始める点では
出力が大きく、逆にトラックA2では小さくなる。これら
のf1出力のエンベロープ波形の包絡線を検波したものが
第６図（ｃ）に示した波形図であるが、結局、この波形
がトラックの曲がりそのものを示すことにほかならな
い。
ヘッドが当接し始める付近が図の左方向に曲がっている
ため、f1のみをろ波した波形は、第６図（ｂ）に示すよ
うにトラックA1,A3にＡヘッド1Aが当接し始める点では
出力が大きく、逆にトラックA2では小さくなる。これら
のf1出力のエンベロープ波形の包絡線を検波したものが
第６図（ｃ）に示した波形図であるが、結局、この波形
がトラックの曲がりそのものを示すことにほかならな
い。
一方、記録トラックの直線性が保証された磁気テープ
を、走行直線性が保証されたテープ走行メカニズムに掛
けて再生した場合には、第６図（ｃ）に示したようなDE
T（f1）の信号変化は見られない。したがって、記録ト
ラックの直線性を保証した標準テープを被検査テープ走
行メカニズムで再生して前記DET（f1）を確認すること
により被検査テープ走行メカニズムの走行直線性を検査
できる。
を、走行直線性が保証されたテープ走行メカニズムに掛
けて再生した場合には、第６図（ｃ）に示したようなDE
T（f1）の信号変化は見られない。したがって、記録ト
ラックの直線性を保証した標準テープを被検査テープ走
行メカニズムで再生して前記DET（f1）を確認すること
により被検査テープ走行メカニズムの走行直線性を検査
できる。
８ミリビデオ規格のテープフォーマットは第７図に示
すように映像信号記録領域E1とPCMオーディオ信号記録
領域E2とで形成されており、テープ走行メカニズムは第
８図に示すようにヘッドドラム２に磁気テープ３を角度
180゜にわたって巻き付けてビデオ信号（＋音声信号）
とさらに36゜余分にテープを巻き付けてPCMオーディオ
信号を記録するよう構成されている。映像信号記録E1の
トラックに重畳記録されているパイロット信号とPCMオ
ーディオ信号記録領域E2のトラックに重畳記録されてい
るパイロット信号は、トラックA2はf2とf1というように
同一のトラックにもかかわらずパイロット信号周波数が
異なっている。第９図（ａ）に示したH.SWパルスに対す
るＡヘッド1A、Ｂヘッド1Bの主走査トラックのパイロッ
ト信号の出力は第９図（ｂ），（ｃ）に示すようにな
り、ヘッドとトラックの位相制御に使用するパイロット
信号の再生出力RFと参照信号として使用するfrefの信号
のf1〜f4のタイミングは第９図（ｄ），（ｅ）に示すよ
うになっている。
すように映像信号記録領域E1とPCMオーディオ信号記録
領域E2とで形成されており、テープ走行メカニズムは第
８図に示すようにヘッドドラム２に磁気テープ３を角度
180゜にわたって巻き付けてビデオ信号（＋音声信号）
とさらに36゜余分にテープを巻き付けてPCMオーディオ
信号を記録するよう構成されている。映像信号記録E1の
トラックに重畳記録されているパイロット信号とPCMオ
ーディオ信号記録領域E2のトラックに重畳記録されてい
るパイロット信号は、トラックA2はf2とf1というように
同一のトラックにもかかわらずパイロット信号周波数が
異なっている。第９図（ａ）に示したH.SWパルスに対す
るＡヘッド1A、Ｂヘッド1Bの主走査トラックのパイロッ
ト信号の出力は第９図（ｂ），（ｃ）に示すようにな
り、ヘッドとトラックの位相制御に使用するパイロット
信号の再生出力RFと参照信号として使用するfrefの信号
のf1〜f4のタイミングは第９図（ｄ），（ｅ）に示すよ
うになっている。
ヘッドとトラックの位相合せするサーボ方式は一般に
ATF方式（Automatic Track Finding方式）と呼ばれてお
り、トラッキングエラー信号を得るATFトラッキングサ
ーボ回路は第10図に示すように構成されている。再生RF
信号に含まれるパイロット信号〔第９図（ｄ）〕はLPF4
を通して抽出し、抽出されたパイロット信号は比較的低
周波の信号であるため、隣接トラックの上に記録されて
いるパイロット信号をクロストーク信号として再生する
ことができる。このため再生パイロット信号は主走査ト
ラック上と各隣接トラック上に記録されている各パイロ
ット信号の合成信号となっている。この合成信号と参照
信号fref〔第９図（ｅ）〕を平衡変調器（BM）５に入力
して両者の差周波数を取り出し、次に同調回路６によっ
て周波数fHの成分を抽出し、また同調回路７では周波数
３・fHの成分を抽出する。このようにして抽出された差
信号成分は検波部8,9で検波され、その両者のレベルが
比較部10で比較される。なお、比較部10の出力変化とト
ラックずれの方向とは、ヘッドがＡトラックとＢトラッ
クとを走査するときでは逆の関係となるためアナログ反
転回路11が設けられており、トラックに応じてスイッチ
12を切り換えてトラッキングエラー信号13として出力
し、モータドライブ14を介してテープ走行メカニズムの
キャプスタンモータ15に印加してトラッキングサーボを
実施している。
ATF方式（Automatic Track Finding方式）と呼ばれてお
り、トラッキングエラー信号を得るATFトラッキングサ
ーボ回路は第10図に示すように構成されている。再生RF
信号に含まれるパイロット信号〔第９図（ｄ）〕はLPF4
を通して抽出し、抽出されたパイロット信号は比較的低
周波の信号であるため、隣接トラックの上に記録されて
いるパイロット信号をクロストーク信号として再生する
ことができる。このため再生パイロット信号は主走査ト
ラック上と各隣接トラック上に記録されている各パイロ
ット信号の合成信号となっている。この合成信号と参照
信号fref〔第９図（ｅ）〕を平衡変調器（BM）５に入力
して両者の差周波数を取り出し、次に同調回路６によっ
て周波数fHの成分を抽出し、また同調回路７では周波数
３・fHの成分を抽出する。このようにして抽出された差
信号成分は検波部8,9で検波され、その両者のレベルが
比較部10で比較される。なお、比較部10の出力変化とト
ラックずれの方向とは、ヘッドがＡトラックとＢトラッ
クとを走査するときでは逆の関係となるためアナログ反
転回路11が設けられており、トラックに応じてスイッチ
12を切り換えてトラッキングエラー信号13として出力
し、モータドライブ14を介してテープ走行メカニズムの
キャプスタンモータ15に印加してトラッキングサーボを
実施している。
発明が解決しようとする課題 このように第７図に示したテープフォーマットの標準
テープを使用して被検査テープ走行メカニズムの走行直
線性を検査しようとした場合には、映像信号記録領域E1
のパイロット信号とPCMオーディオ信号記録領域E2のパ
イロット信号とは、前述のように同一のトラックでもそ
の周波数が異なっていて不連続となっているため、記録
トラックの全領域の直線性を検出することが困難であ
る。
テープを使用して被検査テープ走行メカニズムの走行直
線性を検査しようとした場合には、映像信号記録領域E1
のパイロット信号とPCMオーディオ信号記録領域E2のパ
イロット信号とは、前述のように同一のトラックでもそ
の周波数が異なっていて不連続となっているため、記録
トラックの全領域の直線性を検出することが困難であ
る。
本発明はATFトラッキングサーボに影響することな
く、被検査メカニズムの走行直線性を映像信号記録領域
からPCMオーディオ信号記録領域にわたって検査するこ
とができる走行直線性検査装置を提供することを目的と
する。
く、被検査メカニズムの走行直線性を映像信号記録領域
からPCMオーディオ信号記録領域にわたって検査するこ
とができる走行直線性検査装置を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 本発明の走行直線性検査装置は、８ミリビデオ規格の
テープフォーマットでそのPCMオーディオ信号記録領域
と映像信号記録領域に重畳して記録された４種類のパイ
ロット信号が同一トラックでは同一の周波数に記録さ
れ、かつトラック直線性が保証された特製標準テープ
と、被検査テープ走行メカニズムに前記特製標準テープ
を掛けてヘッドが再生した前記のパイロット信号に基づ
いてヘッドとトラックを位相合せするATFトラッキング
サーボ回路と、ヘッドの再生信号から特定のパイロット
信号を抽出するフィルタ部と、前記フィルタ部によって
抽出された信号成分の包絡線を検波する検波部と、前記
検波部の出力信号波形を表示する表示装置とを設けたこ
とを特徴とする。
テープフォーマットでそのPCMオーディオ信号記録領域
と映像信号記録領域に重畳して記録された４種類のパイ
ロット信号が同一トラックでは同一の周波数に記録さ
れ、かつトラック直線性が保証された特製標準テープ
と、被検査テープ走行メカニズムに前記特製標準テープ
を掛けてヘッドが再生した前記のパイロット信号に基づ
いてヘッドとトラックを位相合せするATFトラッキング
サーボ回路と、ヘッドの再生信号から特定のパイロット
信号を抽出するフィルタ部と、前記フィルタ部によって
抽出された信号成分の包絡線を検波する検波部と、前記
検波部の出力信号波形を表示する表示装置とを設けたこ
とを特徴とする。
作用 この構成によると、特製標準テープを被検査テープ走
行メカニズムで再生すると、フィルタ部には映像信号記
録領域の再生期間からPCMオーディオ信号記録領域の再
生期間にわたって隣接トラックに記録されている単一周
波数のパイロット信号成分が発生し、この隣接トラック
に記録されているパイロット信号成分だけがフィルタ部
で抽出され、検波部で検波されて、その検波した結果の
波形が表示装置に表示される。
行メカニズムで再生すると、フィルタ部には映像信号記
録領域の再生期間からPCMオーディオ信号記録領域の再
生期間にわたって隣接トラックに記録されている単一周
波数のパイロット信号成分が発生し、この隣接トラック
に記録されているパイロット信号成分だけがフィルタ部
で抽出され、検波部で検波されて、その検波した結果の
波形が表示装置に表示される。
実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図に基づいて
説明する。なお、従来例を示す第５図〜第11図と同一の
作用をなすものには同一の符号を付けて説明する。
説明する。なお、従来例を示す第５図〜第11図と同一の
作用をなすものには同一の符号を付けて説明する。
第１図に示すように本発明の走行直線性検査装置は、
被検査テープ走行メカニズム16の回転シリンダに取り付
けられているＡヘッド1AとＢヘッド1Bの再生信号を受け
るヘッドアンプ17,18と、H.SWパルス信号〔第３図
（ａ）参照〕でヘッドアンプ17,18の出力の一方を選択
してATFトラッキングサーボ回路19へ供給するスイッチ
回路20とを使用してテープ走行メカニズム16のキャプス
タンモータ15にATFトラッキングサーボを掛ける構成と
は別に、フィルタ部21と検波部22と表示装置23ならびに
検査の際に被検査テープ走行メカニズム16に掛けられる
特製標準テープ24が設けられている。
被検査テープ走行メカニズム16の回転シリンダに取り付
けられているＡヘッド1AとＢヘッド1Bの再生信号を受け
るヘッドアンプ17,18と、H.SWパルス信号〔第３図
（ａ）参照〕でヘッドアンプ17,18の出力の一方を選択
してATFトラッキングサーボ回路19へ供給するスイッチ
回路20とを使用してテープ走行メカニズム16のキャプス
タンモータ15にATFトラッキングサーボを掛ける構成と
は別に、フィルタ部21と検波部22と表示装置23ならびに
検査の際に被検査テープ走行メカニズム16に掛けられる
特製標準テープ24が設けられている。
特製標準テープ24とは、映像信号記録領域E1がヘッド
ドラム周囲を360゜とすると180゜、オーディオ信号記録
領域E2がさらに36゜ぶん記録されるようなフォーマット
で、トラックの直線性を保証した標準テープという以外
に、第２図に示すように同一トラック上では重畳記録さ
れるパイロット信号が、映像信号記録領域E1とPCMオー
ディオ信号記録領域E2とで同一周波数に調製されてい
る。この点が８ミリフォーマットと異なっている。
ドラム周囲を360゜とすると180゜、オーディオ信号記録
領域E2がさらに36゜ぶん記録されるようなフォーマット
で、トラックの直線性を保証した標準テープという以外
に、第２図に示すように同一トラック上では重畳記録さ
れるパイロット信号が、映像信号記録領域E1とPCMオー
ディオ信号記録領域E2とで同一周波数に調製されてい
る。この点が８ミリフォーマットと異なっている。
このように調製されている特製標準テープ24を被検査
テープ走行メカニズム16に掛けて再生すると、ヘッドア
ンプ17,18の出力には第３図（ｂ）（ｃ）に示す再生信
号が発生し、スイッチ回路20を介してATFトラッキング
サーボ回路19には第３図（ｄ）に示すRF再生信号が入力
される。第３図（ｅ）は、第３図（ｄ）に示されたRF再
生信号を入力としてトラッキングエラー信号13を得る際
に平衡変調器５で使用されるfrefを示す。なお、第３図
におけるf1〜f4は重畳記録されたパイロット信号であ
る。
テープ走行メカニズム16に掛けて再生すると、ヘッドア
ンプ17,18の出力には第３図（ｂ）（ｃ）に示す再生信
号が発生し、スイッチ回路20を介してATFトラッキング
サーボ回路19には第３図（ｄ）に示すRF再生信号が入力
される。第３図（ｅ）は、第３図（ｄ）に示されたRF再
生信号を入力としてトラッキングエラー信号13を得る際
に平衡変調器５で使用されるfrefを示す。なお、第３図
におけるf1〜f4は重畳記録されたパイロット信号であ
る。
このように構成したため、特製標準テープ24を被検査
テープ走行メカニズム16に掛けて再生すると、映像信号
記録領域E1からPCMオーディオ信号記録領域E2にわたっ
て連続して重畳記録されている同一周波数のパイロット
信号をATFトラッキングサーボ回路19に入力して、ATFト
ラッキングを実現でき、ATFトラッキングが掛けられた
再生状態の信号を入力信号として、フィルタ部21では、
パイロット信号f1の成分を抽出し、これを検波部22で検
波して包絡線を取り出して、表示装置23で波形表示して
いる。
テープ走行メカニズム16に掛けて再生すると、映像信号
記録領域E1からPCMオーディオ信号記録領域E2にわたっ
て連続して重畳記録されている同一周波数のパイロット
信号をATFトラッキングサーボ回路19に入力して、ATFト
ラッキングを実現でき、ATFトラッキングが掛けられた
再生状態の信号を入力信号として、フィルタ部21では、
パイロット信号f1の成分を抽出し、これを検波部22で検
波して包絡線を取り出して、表示装置23で波形表示して
いる。
このようにトラック直線性が保証された特製標準テー
プ24を再生させているため、被検査テープ走行メカニズ
ム16が映像信号記録領域E1とPCMオーディオ信号記録領
域E2の両再生の期間にわたって走行直線性を満足してい
れば、表示装置23としてのオシロスコープの画面には輝
線だけが表示される。
プ24を再生させているため、被検査テープ走行メカニズ
ム16が映像信号記録領域E1とPCMオーディオ信号記録領
域E2の両再生の期間にわたって走行直線性を満足してい
れば、表示装置23としてのオシロスコープの画面には輝
線だけが表示される。
被検査テープ走行メカニズム16の走行直線性を満足し
ない区間が、PCMオーディオ信号記録領域E2の再生期間
中に存在するような場合には、第４図（ｂ）に示すよう
にＡヘッド1AがトラックA2,A3に当接し始める点で、波
形に変化24が観測される。第４図（ａ）はこの第４図
（ｂ）に示した波形を観測した場合のフィルタ部21の出
力信号を現わす。また第４図（ｃ）は上記のような不良
区間がなくて走行直線性が満足されている場合の観測波
形を現わしている。
ない区間が、PCMオーディオ信号記録領域E2の再生期間
中に存在するような場合には、第４図（ｂ）に示すよう
にＡヘッド1AがトラックA2,A3に当接し始める点で、波
形に変化24が観測される。第４図（ａ）はこの第４図
（ｂ）に示した波形を観測した場合のフィルタ部21の出
力信号を現わす。また第４図（ｃ）は上記のような不良
区間がなくて走行直線性が満足されている場合の観測波
形を現わしている。
上記実施例ではＡヘッド1Aの再生信号を使用して被検
査走行メカニズム16の走行直線性を検査する場合を例に
挙げて説明したが、Ｂヘッド1Bの再生信号を使用して直
線性を検査する場合には、フィルタ部21にはヘッドアン
プ17の出力信号に代ってヘッドアンプ18の出力信号を入
力し、フィルタ部21の中心周波数をパイロット信号f2と
同一の周波数に設定することによって同様に波形観測す
ることができる。
査走行メカニズム16の走行直線性を検査する場合を例に
挙げて説明したが、Ｂヘッド1Bの再生信号を使用して直
線性を検査する場合には、フィルタ部21にはヘッドアン
プ17の出力信号に代ってヘッドアンプ18の出力信号を入
力し、フィルタ部21の中心周波数をパイロット信号f2と
同一の周波数に設定することによって同様に波形観測す
ることができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、８ミリビデオ規格のテ
ープフォーマットでそのPCMオーディオ信号記録領域と
映像信号記録域に重畳して記録された４種類のパイロッ
ト信号が同一トラックでは同一の周波数に記録され、か
つトラック直線性が保証された特製標準テープと、被検
査テープ走行メカニズムに前記特製標準テープを掛けて
ヘッドが再生した前記パイロット信号に基づいてヘッド
とトラックを位相合せするATFトラッキングサーボ回路
と、ヘッドの再生信号から特定のパイロット信号を抽出
するフィルタ部と、前記フィルタ部によって抽出された
信号成分の包絡線を検波する検波部と、前記検波部の出
力信号波形を表示する表示装置とを設けたため、被検査
テープ走行メカニズムに特製標準テープを掛けて再生し
て表示装置の波形を観測するだけで、映像信号記録領域
とPCMオーディオ信号記録領域の全域にわたる走行直線
性を判読することができる。
ープフォーマットでそのPCMオーディオ信号記録領域と
映像信号記録域に重畳して記録された４種類のパイロッ
ト信号が同一トラックでは同一の周波数に記録され、か
つトラック直線性が保証された特製標準テープと、被検
査テープ走行メカニズムに前記特製標準テープを掛けて
ヘッドが再生した前記パイロット信号に基づいてヘッド
とトラックを位相合せするATFトラッキングサーボ回路
と、ヘッドの再生信号から特定のパイロット信号を抽出
するフィルタ部と、前記フィルタ部によって抽出された
信号成分の包絡線を検波する検波部と、前記検波部の出
力信号波形を表示する表示装置とを設けたため、被検査
テープ走行メカニズムに特製標準テープを掛けて再生し
て表示装置の波形を観測するだけで、映像信号記録領域
とPCMオーディオ信号記録領域の全域にわたる走行直線
性を判読することができる。
第１図は本発明の走行直線性検査装置を被検査テープ走
行メカニズムに接続した状態の構成図、第２図は同装置
の特製標準テープのフォーマット図、第３図は同装置の
ATFトラッキング系の波形図、第４図は同装置の波形観
測系の波形図、第５図〜第10図は従来例を示し、第５図
は記録トラックの映像信号記録領域に直線性が損なわれ
た領域のある磁気テープのフォーマット図、第６図は第
５図のフォーマットの磁気テープを走行直線性が保証さ
れたVTRで再生したときの要部の波形図、第７図は８ミ
リビデオ規格のテープフォーマット図、第８図はテープ
走行経路の平面図、第９図は第７図のフォーマットの磁
気テープを再生したときの要部の波形図、第10図はATF
トラッキングサーボ系の構成図である。 1A……Ａヘッド、1B……Ｂヘッド、15……キャプスタン
モータ、16……被検査テープ走行メカニズム、19……AT
Fトラッキングサーボ回路、21……フィルタ部、22……
検波部、23……表示装置。
行メカニズムに接続した状態の構成図、第２図は同装置
の特製標準テープのフォーマット図、第３図は同装置の
ATFトラッキング系の波形図、第４図は同装置の波形観
測系の波形図、第５図〜第10図は従来例を示し、第５図
は記録トラックの映像信号記録領域に直線性が損なわれ
た領域のある磁気テープのフォーマット図、第６図は第
５図のフォーマットの磁気テープを走行直線性が保証さ
れたVTRで再生したときの要部の波形図、第７図は８ミ
リビデオ規格のテープフォーマット図、第８図はテープ
走行経路の平面図、第９図は第７図のフォーマットの磁
気テープを再生したときの要部の波形図、第10図はATF
トラッキングサーボ系の構成図である。 1A……Ａヘッド、1B……Ｂヘッド、15……キャプスタン
モータ、16……被検査テープ走行メカニズム、19……AT
Fトラッキングサーボ回路、21……フィルタ部、22……
検波部、23……表示装置。
Claims (1)
- 【請求項１】８ミリビデオ規格のテープフォーマットで
そのPCMオーディオ信号記録領域と映像信号記録領域に
重畳して記録された４種類のパイロット信号が同一トラ
ックでは同一の周波数に記録され、かつトラック直線性
が保証された特製標準テープと、被検査テープ走行メカ
ニズムに前記特製標準テープを掛けてヘッドが再生した
前記のパイロット信号に基づいてヘッドとトラックを位
相合せするATFトラッキングサーボ回路と、ヘッドの再
生信号から特定のパイロット信号を抽出するフィルタ部
と、前記フィルタ部によって抽出された信号成分の包絡
線を検波する検波部と、前記検波部の出力信号波形を表
示する表示装置とを設けた走行直線性検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2100091A JP2633056B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | テープ走行メカニズムの走行直線性検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2100091A JP2633056B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | テープ走行メカニズムの走行直線性検査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03296954A JPH03296954A (ja) | 1991-12-27 |
| JP2633056B2 true JP2633056B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=14264748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2100091A Expired - Fee Related JP2633056B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | テープ走行メカニズムの走行直線性検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2633056B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP2100091A patent/JP2633056B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03296954A (ja) | 1991-12-27 |
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