JPH06166322A - 空調用吹出口装置の二段射出成形法 - Google Patents

空調用吹出口装置の二段射出成形法

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JPH06166322A
JPH06166322A JP4321961A JP32196192A JPH06166322A JP H06166322 A JPH06166322 A JP H06166322A JP 4321961 A JP4321961 A JP 4321961A JP 32196192 A JP32196192 A JP 32196192A JP H06166322 A JPH06166322 A JP H06166322A
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housing
molding
opening
molds
blade
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Kazuhiro Hashimoto
一博 橋本
Hiroyuki Okamoto
裕之 岡本
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Moriroku KK
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Moriroku KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二段射出成形法により得られた空調用吹出口
装置を、その品質を損うことなく離型する。 【構成】 周壁6の両対向壁部9に、その対向壁部9を
貫通して同軸に並ぶ複数対の軸孔10を設けた合成樹脂
製ハウジング3と、そのハウジング3内に配設されるブ
レード本体4の両端部に、両軸孔10に回転可能に嵌合
する一対の支軸15を突設した複数の合成樹脂製ブレー
ド5とを備えた吹出口装置を二段射出成形するに当り、
ハウジング3を成形する1次射出工程と、ハウジング3
の各軸孔10を各支軸15成形用キャビティとして使用
して各ブレード5を成形する2次射出工程と、各ブレー
ド5の後縁部22にエジェクタピン67を当接させて吹
出口装置1を突き出す離型工程とを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用インストルメ
ントパネル等に取付けられる空調用吹出口装置、特に、
周壁の両対向壁部に、その対向壁部を貫通して同軸に並
ぶ複数対の軸孔を設けた合成樹脂製ハウジングと、その
ハウジング内に配設されるブレード本体の両端部に、両
軸孔に回転可能に嵌合する一対の支軸を突設した複数の
合成樹脂製ブレードとを備えた空調用吹出口装置の二段
射出成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種二段射出成形法としては、
1次射出工程でハウジングを成形し、2次射出工程で
は、ハウジングの各軸孔を各支軸成形用キャビティとし
て使用して各ブレードを成形し、その後ハウジングの、
例えば端面にエジェクタピンを当接して吹出口装置を離
型する、といった方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来法において、
ハウジングは2次射出成形に際し、その開閉型にセット
されたものであるから離型性が良く、一方、各ブレード
は2次射出成形により成形されたものであるから成形面
に密着して離型性が悪い。
【0004】このような状況下で、2次射出成形後型開
きを行うと、従来法においてはハウジングと、それが本
来止まっていなければならない一方の開閉型との間に保
持手段が設けられていないので、ハウジングが他方の開
閉型に追従し、一方、各ブレードは一方の開閉型に密着
していることから各ブレードの支軸が曲がったり、折れ
たりすることがある。また装置離型時においては、ハウ
ジングを介して各ブレードを突き出すことになるので、
各支軸に大きな負担がかかることから前記同様に各支軸
の損傷が問題となり、またブレード本体を損傷するおそ
れもある。
【0005】本発明は前記に鑑み、各ブレード本体およ
び支軸の損傷を回避することのできる前記二段射出成形
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、周壁の両対向
壁部に、その対向壁部を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸
孔を設けた合成樹脂製ハウジングと、そのハウジング内
に配設されるブレード本体の両端部に、両軸孔に回転可
能に嵌合する一対の支軸を突設した複数の合成樹脂製ブ
レードとを備えた空調用吹出口装置を二段射出成形する
に当り、相対向する一対のハウジング成形用開閉型を閉
じると共に複数の軸孔成形用中子および各中子と並ぶ複
数の凸形部を備えて相対向する複数の第1スライド型を
両開閉型間で挟着することにより、前記軸孔成形用中子
および前記凸形部を含むように、前記ハウジングを成形
するキャビティを形成する工程と、前記キャビティに合
成樹脂を1次射出して、前記対向壁部に、各凸形部によ
り成形されてその対向壁部外面に開口する複数の凹部を
備えた前記ハウジングを成形する工程と、前記ハウジン
グの前面側に位置する各ブレード本体の前縁部側を成形
する一方の開閉型と、前記ハウジングの各凹部に対応す
る複数の凸部を備えて相対向する複数の第2スライド型
を有し、且つ各ブレード本体の後縁部側を成形する他方
の開閉型とを閉じると共に両開閉型間で各第2スライド
型を挟着して、両開閉型および各第2スライド型間で、
前記ハウジングを挟持すると共に各第2スライド型の各
凸部を前記ハウジングの各凹部に嵌合し、また両開閉型
間に各ブレード本体を成形するキャビティを形成する工
程と、前記ハウジングの各軸孔を支軸成形用キャビティ
として用い、ブレード本体成形用および支軸成形用の各
キャビティに合成樹脂を2次射出して各ブレードを成形
する工程と、両開閉型を開いて、前記吹出口装置を、前
記ハウジングの各凹部と各第2スライド型の各凸部との
嵌合によって前記他方の開閉型に残置する工程と、各第
2スライド型の各凸部を前記ハウジングの各凹部から離
脱させた後、前記他方の開閉型に設けられた複数のエジ
ェクタピンを各ブレード本体の後縁部に当接させて前記
吹出口装置を前記他方の開閉型から突き出す工程と、を
順次行うことを特徴とする。
【0007】
【作用】2次射出成形後の型開き時においては、各凹部
と各凸部との嵌合によりハウジングは他方の開閉型に確
実に残置される。それに次ぐ装置離型時においては、各
ブレードをエジェクタピンにより突き出すので、各支軸
には、ハウジングを支持する力が作用する程度であり、
この程度の力では各支軸の損傷は生じない。また成形面
に密着している各ブレードに直接突き出し力を与えるの
で、各ブレードの離型性が良く、したがってブレード本
体を損傷することがない。
【0008】さらに、ハウジングの各凹部は各対向壁部
外面に在り、それら対向壁部はインストルメントパネル
等の内部に配設されることから、装置の外観を損うこと
がない。一方、各ブレードのエジェクタピン当接部は、
装置前面から見えないブレード後縁部に設定されている
ので、前記同様に装置の外観を損うことがない。
【0009】
【実施例】図1〜図5は空調用吹出口装置1の一例を示
す。その装置1は、図1,図2に明示するように略長方
形の吹出口2を有する合成樹脂製ハウジング3と、ブレ
ード本体4をハウジング3内に配設されて上下方向の風
向を調節する複数の合成樹脂製ブレード5とより構成さ
れる。ハウジング3は、その周壁6の前端に前部フラン
ジ7を有し、前部フランジ7の前面を自動車のインスト
ルメントパネル8表面に合致させてそのインストルメン
トパネル8内に埋込まれる。
【0010】図2,図3に明示するように、ハウジング
3の周壁6において、その相対向する左右の両対向壁部
9に、その対向壁部9を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸
孔10と、各軸孔10と同軸上に在ってその軸孔10の
対向壁部9内面側の開口を形成する複数対の断面円形の
ボス11とが設けられる。両対向壁部9外面に開口する
凹部12は、装置1の離型過程で用いられたものであ
る。
【0011】各ブレード5において、そのブレード本体
4の前縁部13両端に、一対のボス11に当接すると共
にそのボス11の外径と同一外径を有する一対の突出部
14と、両突出部14端面に同軸上に突設されて両軸孔
10に回転可能に嵌合する一対の支軸15とが設けられ
る。また各ブレード本体4の前縁部13は、図4に明示
するように突出部14の半径と同一半径を有するように
形成され、これによりその前縁部13と両突出部14と
が段差を生じることなく連続する。
【0012】このように各ブレード5の取付部周りを構
成すると、各ブレード5を何れの風向調節位置に回転さ
せても各突出部14と各ボス11とが食違うことがない
ので、前記取付部周りの外観を良好にすることができ
る。
【0013】各ブレード5は連動して回転するようにな
っており、そのために連動リンク16の枢着部17を有
する。その枢着部17は、図3,図5に明示するよう
に、各ブレード本体4の切欠き状共通端部18に支軸1
5と平行に突設されて連動リンク16の枢支孔19を貫
通する枢支軸20と、その枢支軸20の突出端に在って
枢支孔19の口縁に係合する抜止め突起21とより形成
される。抜止め突起21は、ブレード本体4の後縁部2
2外方へ突出しており、連動リンク16の枢支孔19
に、その環状部23の弾性を利用して強制的に挿通され
る。図1,図2に明示するように、1枚のブレード本体
4に操作つまみ24がブレード本体4の長手方向に摺動
自在に取付けられており、その操作つまみ24を上下方
向に回動させると、各ブレード5が連動リンク16を介
して上、下に回転する。
【0014】前記のように構成すると、各ブレード5の
厚さ範囲内に枢着部17、したがって枢支軸20および
抜止め突起21を収めてブレード間隔を狭めることが可
能であり、これによりブレード5の取付枚数を増加させ
て、風向調節を期待通りに行うことができる。またブレ
ード5の何れの回転位置でも枢着部17がブレード5の
一面に出っ張って見えることがないので外観が良好とな
る。
【0015】図1,図2において、ハウジング3の後端
に別の合成樹脂製ハウジング25が接合されており、そ
のハウジング25には左右方向の風向を調節する複数の
合成樹脂製ブレード26が設けられる。各ブレード26
両端の支軸27は、ハウジング25の周壁28を構成す
る上、下の対向壁部29にそれぞれ回転可能に支持さ
れ、各ブレード26に連動リンク30が枢支される。ま
た中央のブレード26に歯形部31が形成され、その歯
形部31は操作つまみ24の歯形部32と噛合する。こ
れにより、操作つまみ24を左右方向に摺動させると、
各ブレード26がその方向へ風向を変えるべく回転す
る。
【0016】次に、前記空調用吹出口装置1の二段射出
成形法について説明する。この成形法においては、1次
射出工程でハウジング3を成形し、2次射出工程ではハ
ウジング3の各軸孔10を各支軸成形用キャビティとし
て使用して各ブレード5を成形する、といった手段が採
用される。
【0017】図6〜図11は、ハウジング3の1次射出
工程および1次射出成形装置33を示す。その装置33
は、可動の第1開閉型34と、その第1開閉型34に対
向する固定の第2開閉型35と、両開閉型34,35間
に挟着される複数、図示例では一対の第1スライド型3
6とを備えている。両第1スライド型36は複数の軸孔
成形用中子37と、各中子37と並ぶ複数の凸形部38
を備え、相対向して第2開閉型35に摺動自在に設けら
れる。 〔第1工程〕図6,図7に示すように、第1開閉型34
を下降させて両開閉型34,35を閉じると共に両開閉
型34,35間で一対の第1スライド型36を挟着す
る。
【0018】これにより両第1スライド型36の各軸孔
成形用中子37の軸線が両開閉型34,35の合せ面3
9,40に合致し、各中子37および各凸形部38を含
む一対の対向壁部対応領域41と、それら対応領域41
と略直交する一対の対向壁部対応領域42とが形成され
る。両領域41,42はハウジング3の周壁6および前
部フランジ7を成形する第1のキャビティ43を構成す
る。
【0019】また第1開閉型34は、その合せ面39に
開口して両端部が第1のキャビティ43に連通する複数
の断面半円形第1凹部44を有する。各第1凹部44両
端側はボス対応領域45であって、ハウジング3におけ
るボス11の半部を成形するために用いられ、また各ボ
ス対応領域45の内側に存する部分は突出部対応領域4
6であって、各ブレード5における突出部14の半部を
成形するために用いられ、さらに両ボス対応領域46間
は前縁部対応領域47であって、各ブレード5の前縁部
13を成形するために用いられる。
【0020】図6,図7,図8に示すように、第1のキ
ャビティ43の形成と同時に、各第1凹部44の各突出
部対応領域46に、第2開閉型35の合せ面40に突設
された複数、図示例では各第1凹部44について一対宛
の断面半円形堰止め突起48が嵌合する。
【0021】これにより、図6,図7,図9に示すよう
に各堰止め突起48端面に当接する各軸孔成形用中子3
7の先端部回りに、第2開閉型35の合せ面40に開口
する各一対の断面半円形凹部49および各第1凹部44
のボス対応領域45の協働でボス11を成形する複数の
第2のキャビティ50が形成される。各第2のキャビテ
ィ50は第1のキャビティ43に連通するが、各第1凹
部44の前縁部対応領域47に対しては堰止め突起48
により遮断されている。 〔第2工程〕図10に示すように、第1のキャビティ4
3および各第2のキャビティ50に、図示しないゲート
より合成樹脂としてのポリプロピレン(PP)系樹脂を
1次射出してハウジング3を成形する。ハウジング3の
両対向壁部9外面には、各凸形部38によって、離型過
程で用いられる複数の凹部12が成形される。この場
合、各第1凹部44の突出部対応領域46が堰止め突起
48により閉鎖されているので、ボス11が明確に成形
される。 〔第3工程〕両第1スライド型36を後退させてその各
軸孔成形用中子37を各軸孔10から抜いた後、第1開
閉型34を上昇させて両開閉型34,35を開くと共
に、図11に示すようにハウジング3を第1開閉型34
に付着させておく。
【0022】以上の各工程を経てハウジング3の成形を
終了する。
【0023】図12〜図17は、各ブレード5の2次射
出工程および2次射出成形装置51を示す。その装置5
1は、共用される第1開閉型34と、その第1開閉型3
4に対向する固定の第3開閉型52と、両開閉型34,
52間に挟着される、複数、図示例では一対の第2スラ
イド型53,54とを備えている。両第2スライド型5
3,54は、ハウジング3の各対向壁部9外面に開口し
た複数の凹部12に対応する複数の凸部55と、各支軸
15をその先端部が各対向壁部9外面に突出するように
成形するための複数の凹部56とを備え、相対向して第
3開閉型52に摺動自在に設けられる。
【0024】一方の第2スライド型54は、各ブレード
5の切欠状共通端部18を成形する複数の突起状成形部
57を有する。 〔第4工程〕図12〜図15に示すように、第1開閉型
34を下降させて両開閉型34,52を閉じると共に両
開閉型34,52間で一対の第2スライド型53,54
を挟着する。
【0025】これにより、両開閉型34,52および各
第2スライド型53,54間でハウジング3の周壁6お
よび前部フランジ7が挟着され、また図14に明示する
ように第2スライド型53,54の各凸部55がハウジ
ング3の各凹部12に嵌合し、また各凹部56がハウジ
ング3の各軸孔10と同軸上に配設され、さらに図1
2,図15に明示するように一方の第2スライド型54
の各成形部57が第3開閉型52の各摺動孔58を貫通
する。
【0026】第3開閉型52は、第1開閉型34の各第
1凹部44に対向する複数の断面半円形の第2凹部59
を有し、各第1および各第2凹部44,59の両ボス対
応領域45,60間に各ボス11が挟着される。また各
第1凹部44および各第2凹部59の両突出部対応領域
46,61間に突出部14を成形する第3のキャビティ
62が形成され、各第3のキャビティ62は、各軸孔1
0に連通すると共に各軸孔10および各ボス11と同軸
上に配設される。
【0027】さらに第1開閉型34における各第1凹部
44の前縁部対応領域47と、第3開閉型52の両第2
凹部59間において合せ面401 に開口する各深い凹部
63との間にブレード本体4を成形する第4のキャビテ
ィ64が形成され、各第4のキャビティ64は両第3の
キャビティ62に連通する。ハウジング3の各軸孔10
は、支軸15を成形するための第5のキャビティとして
機能する。
【0028】また一方の第2スライド型54における各
成形部57および第3開閉型52の摺動面間に枢支軸2
0を成形する第6のキャビティ65が形成され、各第6
のキャビティ65に第3開閉型52に形成されて抜止め
突起21を成形するための第7のキャビティ66が開口
している。このように、枢着部17の構造に対応して第
6,第7のキャビティ65,66の構造は単純化されて
いる。
【0029】第3開閉型52には、複数のエジェクタピ
ン67が設けられ、各一対のエジェクタピン67の当接
面68は、各第4のキャビティ64において、ブレード
本体4の後縁部22を成形する後縁部対応領域69に臨
んでいる。 〔第5工程〕図16に示すように、第3〜第7のキャビ
ティ62,64,10,65,66に、図示しないゲー
トより、合成樹脂としてのポリブチレンテレフタレート
(PBT)系樹脂を2次射出して各ブレード5を成形
し、これにより吹出口装置1を得る。
【0030】この場合、各ブレード5の突出部14を成
形する第3のキャビティ62と各ボス11とが同軸上に
配列されるので、各突出部14と各ボス11とが同軸に
成形される。
【0031】また第1開閉型34を共用して1次および
2次射出工程を行うので、開閉型コストを低減すると共
に、型交換に要するコストおよび作業時間を省いて吹出
口装置1の量産性を向上させることが可能である。 〔第6工程〕第1開閉型34を上昇させて両開閉型3
4,52を開き、図17に示すように、吹出口装置1
を、ハウジング3の各凹部12と各第2スライド型5
3,54の各凸部55との嵌合によって第3開閉型52
に残置する。
【0032】次いで各第2スライド型53,54を後退
させて、その各凸部55をハウジング3の各凹部12か
ら離脱させると共に、各凹部56を各支軸15の先端部
から離脱させた後、各エジェクタピン67を各ブレード
本体4の後縁部22に当接させて吹出口装置1を第3開
閉型52から突出す。
【0033】このように装置離型時においては、各ブレ
ード5をエジェクタピン67により突き出すので、各支
軸15には、ハウジング3を支持する力が作用する程度
であり、この程度の力では各支軸15の損傷は生じな
い。また成形面に密着している各ブレード5に直接突き
出し力を与えるので、各ブレード5の離型性が良く、し
たがって各ブレード本体4を損傷することがない。
【0034】さらに、ハウジング3の各凹部12は各対
向壁部9外面に在り、それら対向壁部9はインストルメ
ントパネル8の内部に配設されることから、吹出口装置
1の外観を損うことがない。一方、各ブレード5のエジ
ェクタピン当接部は、装置1前面から見えないブレード
5の後縁部22に設定されているので、前記同様に吹出
口装置1の外観を損うことがない。
【0035】図18は空調用吹出口装置70の他例を示
す。この装置70は前記吹出口装置1を横方向に2台並
べたものと同様の構造を有し、前記二段射出成形法はこ
のような吹出口装置70の成形にも適用される。この場
合、連動リンク16の枢着部17は、右側の吹出口構造
部71においては各ブレード5の右端側に、左側の吹出
口構造部72においては各ブレード5の左端側にそれぞ
れ設けられる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように特定され
た手段を採用することによって、各ブレードのブレード
本体および支軸を損傷することなく高品質な空調用吹出
口装置を量産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調用吹出口装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図2の3矢示部の拡大図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】各ブレードと連動リンクとの関係を示す斜視図
である。
【図6】1次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図7の6−6線断面図に相当する。
【図7】図6の7−7線示図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】図6の9−9線断面図である。
【図10】ハウジングを成形した状態を示す1次射出成
形装置の縦断面図である。
【図11】ハウジングを付着した第1開閉型の縦断面図
である。
【図12】2次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図13の12−12線断面図に相当する。
【図13】図12の13−13線示図である。
【図14】2次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図13の14−14線断面図に相当する。
【図15】図12の15−15線断面図である。
【図16】吹出口装置を成形した状態を示す2次射出成
形装置の縦断面図である。
【図17】第3開閉型に吹出口装置を残置した状態を示
す縦断面図である。
【図18】空調用吹出口装置の他例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
3 ハウジング 4 ブレード本体 5 ブレード 6 周壁 9 対向壁部 10 軸孔 12 凹部 13 前縁部 15 支軸 22 後縁部 34 第1開閉型 35 第2開閉型 36 第1スライド型 37 軸孔成形用中子 38 凸形部 43 第1のキャビティ 52 第3開閉型 53,54 第2スライド型 55 凸部 64 第4のキャビティ 67 エジェクタピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁(6)の両対向壁部(9)に、その
    対向壁部(9)を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸孔(1
    0)を設けた合成樹脂製ハウジング(3)と、そのハウ
    ジング(3)内に配設されるブレード本体(4)の両端
    部に、両軸孔(10)に回転可能に嵌合する一対の支軸
    (15)を突設した複数の合成樹脂製ブレード(5)と
    を備えた空調用吹出口装置を二段射出成形するに当り、 相対向する一対のハウジング成形用開閉型(34,3
    5)を閉じると共に複数の軸孔成形用中子(37)およ
    び各中子(37)と並ぶ複数の凸形部(38)を備えて
    相対向する複数の第1スライド型(36)を両開閉型
    (34,35)間で挟着することにより、前記軸孔成形
    用中子(37)および前記凸形部(38)を含むよう
    に、前記ハウジング(3)を成形するキャビティ(4
    3)を形成する工程と、 前記キャビティ(43)に合成樹脂を1次射出して、前
    記対向壁部(9)に、各凸形部(38)により成形され
    てその対向壁部(9)外面に開口する複数の凹部(1
    2)を備えた前記ハウジング(3)を成形する工程と、 前記ハウジング(3)の前面側に位置する各ブレード本
    体(4)の前縁部(13)側を成形する一方の開閉型
    (34)と、前記ハウジング(3)の各凹部(12)に
    対応する複数の凸部(55)を備えて相対向する複数の
    第2スライド型(53,54)を有し、且つ各ブレード
    本体(4)の後縁部(22)側を成形する他方の開閉型
    (52)とを閉じると共に両開閉型(34,52)間で
    各第2スライド型(53,54)を挟着して、両開閉型
    (34,52)および各第2スライド型(53,54)
    間で、前記ハウジング(3)を挟持すると共に各第2ス
    ライド型(53,54)の各凸部(55)を前記ハウジ
    ング(3)の各凹部(12)に嵌合し、また両開閉型
    (34,52)間に各ブレード本体(4)を成形するキ
    ャビティ(64)を形成する工程と、 前記ハウジング(3)の各軸孔(10)を支軸成形用キ
    ャビティとして用い、ブレード本体成形用および支軸成
    形用の各キャビティ(64,10)に合成樹脂を2次射
    出して各ブレード(5)を成形する工程と、 両開閉型(34,52)を開いて、前記吹出口装置
    (1)を、前記ハウジング(3)の各凹部(12)と各
    第2スライド型(53,54)の各凸部(55)との嵌
    合によって前記他方の開閉型(52)に残置する工程
    と、 各第2スライド型(53,54)の各凸部(55)を前
    記ハウジング(3)の各凹部(12)から離脱させた
    後、前記他方の開閉型(52)に設けられた複数のエジ
    ェクタピン(67)を各ブレード本体(4)の後縁部
    (22)に当接させて前記吹出口装置(1)を前記他方
    の開閉型(52)から突き出す工程と、を順次行うこと
    を特徴とする空調用吹出口装置の二段射出成形法。
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