JPH06164613A - 光ループネットワーク - Google Patents

光ループネットワーク

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JPH06164613A
JPH06164613A JP4310696A JP31069692A JPH06164613A JP H06164613 A JPH06164613 A JP H06164613A JP 4310696 A JP4310696 A JP 4310696A JP 31069692 A JP31069692 A JP 31069692A JP H06164613 A JPH06164613 A JP H06164613A
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JP
Japan
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node
transmission line
optical
signal processing
power
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Application number
JP4310696A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Hakamata
吉朗 袴田
Tetsuo Yoshizawa
鐡夫 吉澤
Toshiyuki Shimizu
敏之 清水
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ループネットワークにおいて電源の供給さ
れていないノードがある場合には、当該ノードを通り抜
けてループ内を情報伝送ができるようにする。 【構成】 ノードバイパス部90の光スイッチ100,
200が電源の有無により切り替わり、無の場合には信
号処理装置5,50をバイパスさせ、有の場合には信号
処理装置を伝送路7,8に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光信号を伝送する現用
伝送路と予備伝送路の少なくとも2系統の伝送路により
複数のノード間を接続して成るループ状の光ループネッ
トワークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ループネットワークにより構成
されるシステムにおいては、光信号伝送路を、現用系お
よび予備系の二重伝送路で構成することによって、伝送
路の障害、ルート切り替え、ノード障害およびシステム
の立ち上げに対処するようにしており、伝送路障害やノ
ード障害が実際に発生した場合には、その障害箇所を除
いた縮小したシステム構成に移行して通信を確保してい
る。このため、光スイッチを使用したループバック、伝
送路切り替え、あるいはノードバイパスなどの障害回避
動作が、そのような場合には、通常採られている。
【0003】このようなループネットワークシステムと
して、2個の2×2光切替スイッチを使用したシステム
が、吉澤鉄夫、他、を発明者とする特願昭62−298
932号「光ループネットワークシステム」において提
案されている。以下この従来技術について図面を参照し
て説明する。
【0004】図9は、光ループネットワークシステムの
概念図である。同図において、1a〜1dはそれぞれノ
ード、6は現用伝送路、7は予備伝送路である。図で
は、現用伝送路6においては、各ノード1a〜1dを左
回りに情報が伝送され、予備伝送路7においては、各ノ
ード1a〜1dを現用伝送路とは逆に右回りに情報が伝
送されている。
【0005】図10は、図9に示す如き光ループネット
ワークシステムにおいて、現用および予備の両伝送路と
も同一区間で障害を起こした場合を示す説明図である。
即ち図10において、ノード1aと1d間で伝送路障害
(不通箇所)が発生したと仮定し、その障害箇所をFで
表している。
【0006】この場合には、障害に対処するために、通
常ループバック状態に移行する。即ち、ノード1aにお
いて、現用伝送路6から予備伝送路7へ情報の折り返し
を破線のルートで示す如く行うと共に、ノード1dにお
いて、予備伝送路7から現用伝送路6へ情報の折り返し
を破線のルートで示す如く行う。即ち、このようなルー
プバックを行い、障害箇所Fを迂回した縮退したシステ
ム構成に移行することにより、光情報の伝送を可能にし
ている。
【0007】次にノードバイパスについて説明する。ノ
ードバイパスとは、各ノードにおいて現用伝送路に接続
されている情報送受信のための信号処理装置(図示せ
ず)が故障した場合に、予備伝送路に接続されている信
号処理装置によって、その機能を代替することを言うも
のである。
【0008】図11は、従来技術によるノード(図9、
図10におけるノード)の構成例を示すブロック図であ
る。同図において、1,10,11はそれぞれノード、
2は光切替部、3は信号処理部、4,4aはそれぞれ光
切替スイッチ、5,50はそれぞれ情報送受信のための
信号処理装置、である。
【0009】図11に見られるように、ノード1は、光
切替部2と、光信号の入出力装置(図示せず)を備えた
信号処理部3と、から成っている。光切替部2は、2×
2型の光切替スイッチ4、4aからなり、信号処理部3
は、現用の信号処理装置5と予備の信号処理装置50か
ら成っている。光切替スイッチ4、4aと、信号処理装
置5、50とは、伝送路6a、6b、7a、7b、を介
して接続される。
【0010】また光切替スイッチ4にはノード10との
間の現用伝送路6と、ノード11との間の予備伝送路7
cとが接続されていて、当該ノード1の隣のノード1
0、11からの出力信号が入力され、さらに光切替スイ
ッチ4aには、ノード11との間の現用伝送路6cと、
ノード10との間の予備伝送路7が接続されて、光切替
スイッチ4aの出力信号がノード10およびノード11
に出力されるようになっている。
【0011】ここで2×2光切替スイッチ4、4aは、
図12に示す如く、切替動作を行う。即ち図12は、光
切替スイッチの切替動作の態様を示す説明図である。具
体的に説明すると、2×2光切替スイッチ4、4aは、
図12に示す動作1(入力側一対の接点と出力側一対の
接点の間を平行に接続)および動作2(入力側一対の接
点と出力側一対の接点との間を交叉接続)を選択的にと
ることができるものとなっている。
【0012】このような切替動作の可能な構成になって
いるので、システムに障害がない場合には、図11にお
いて、光切替スイッチ4および4aの接続状態を、いず
れも図12に示す動作1の状態に設定することにより、
現用伝送路および予備伝送路の通信をそれぞれ独立に確
保することができる。
【0013】図11において、現用の信号処理装置5が
故障した場合に予備の信号処理装置50に切り替えてノ
ードバイパスを行うためには、光切替スイッチ4、4a
を共に図12に示した動作2の状態に設定すれば良いこ
とは明らかである。
【0014】また図10に示したような、同一区間にお
ける現用、予備の両伝送路の故障(不通)の場合には、
ループバックに移行する。この場合には、障害点とノー
ドとの相対位置に応じて光切替スイッチの動作状態を、
動作1か2のいずれかに設定すれば良い。
【0015】すなわち、障害点に隣接するノードで
は、障害に隣接する側の光切替スイッチを図12におけ
る動作2の状態に設定し、一方反対側の光切替スイッチ
を図12における動作1の状態に設定する。障害点に
隣接していないノードでは、両方の光切替スイッチを、
いずれも図12における動作1の状態、すなわち正常時
と全く同様に設定する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術では、図9に示す如き光ループネットワークに
おいて、伝送路に障害が発生したとき、ノードにおいて
ノードバイパスおよびループバックは可能であるが、ノ
ードに電源が供給されていない場合、すなわちノードの
電源を投入する以前、あるいはノードの電源部が故障し
た場合には、図11のノード1における信号処理装置5
および50にも電源が供給されないため、当該信号処理
装置は動作(情報の送受信動作)をすることができず、
当該ノードを介しての光ループ上での情報伝送ができな
くなるという欠点があった。
【0017】本発明は、このような従来技術の欠点を改
善するためになされたもので、光ループネットワークを
構成しているノードにおいて、電源が供給されていない
ため、該ノード内の、情報の送受信動作を行う信号処理
装置が動作しなくなったような場合にも、当該ノードを
通り抜けて光ループネットワークにおける情報伝送がで
きるようにした、かかる光ループネットワークを提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、光信号を伝送する現用伝送路と予備伝送路の
少なくとも2系統の伝送路により複数のノード間を接続
して成るループ状の光ループネットワークにおいて、そ
の中の任意のノードにおいて、前記ループをまわる或る
一方向に光信号を伝送する前記現用伝送路と、前記一方
向とは反対の逆方向に光信号を伝送する前記予備伝送路
とが、同じ入力側から入って同じ出力側から出て行くよ
うに、前記現用伝送路と予備伝送路を当該ノードに引き
込むと共に、
【0019】電源の有無により切り替わる第1のスイッ
チを、当該ノードの入力側に、同様に切り替わる第2の
スイッチを、当該ノードの出力側に、それぞれ設け、電
源の有無により切り替わる第3のスイッチと、電源の有
無により切り替わる第4のスイッチと、を当該ノード内
に設けた。
【0020】
【作用】当該ノードの入力側に設けた前記第1のスイッ
チは、電源が当該ノードに供給されていないときには、
現用伝送路と予備伝送路の間をクロス(交叉)接続し、
電源が供給されているときには、現用伝送路と予備伝送
路の間を平行に維持すべく、電源の有無により切り替わ
り、当該ノードの出力側に設けた前記第2のスイッチも
同様に切り替わる。
【0021】当該ノード内に設けられた前記第3のスイ
ッチは、当該ノード内に設けられている現用の信号処理
装置について、電源が当該ノードに供給されていないと
きには、該現用の信号処理装置を現用伝送路がバイパス
してスルーに通過し、電源が供給されているときには、
現用伝送路が該現用の信号処理装置に接続されるよう、
電源の有無により切り替わる。
【0022】当該ノード内に設けられた前記第4のスイ
ッチは、当該ノード内に設けられている予備の信号処理
装置について、電源が当該ノードに供給されていないと
きには、該予備の信号処理装置を予備伝送路がバイパス
してスルーに通過し、電源が供給されているときには、
予備伝送路が該予備の信号処理装置に接続されるよう、
電源の有無により切り替わる。
【0023】このようにして、光ループネットワークを
構成しているノードにおいて、電源が供給されていない
ため、該ノード内の、情報の送受信動作を行う信号処理
装置が動作しなくなったような場合にも、当該ノードを
通り抜けて光ループネットワークにおける情報伝送を行
うことができる。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1は、本発明の第1実施例を示す構成図である。
図1において、図11におけるのと同一番号は同一物を
示すものとし、そのほか、90はノードバイパス部、1
00、200はそれぞれ2×2光切替スイッチである。
ノード10とノード11との間に当該ノードNがあり、
該ノードNを構成する回路要素が示されているわけであ
る。
【0025】図1において、ノードバイパス部90は2
個の2×2光切替スイッチ100、200で構成され、
信号処理装置5は伝送路6d、6eと接続され、信号処
理装置50は伝送路7d、7eと接続されている。また
光切替スイッチ4は伝送路6a、7aに接続され、光切
替スイッチ4aは伝送路6b、7bに接続されている。
【0026】なお2×2光切替スイッチとしては、たと
えば黒川隆志、他、により1990 International Topical
Meeting on PHOTONIC SWITCHINGに発表された文献番号
13C-35,題名"Optical Switches using Liquid Crystal
s"(液晶を使用した光スイッチ)の液晶光スイッチを使
用することが可能である。
【0027】このような構成となっているため、ノード
バイパス部90は、ノードに電源が供給されなくなった
場合、2個の2×2光切替スイッチ100、200が、
電源が供給されていた場合の接続状態から切り替わっ
て、信号処理装置5、50を自動的にバイパスすること
ができるようになる。
【0028】信号処理装置は伝送路に接続されるとき、
当該ノード宛ての情報を受信し、また他ノードに対する
情報を送信するための信号処理を行うわけであるが、当
該ノードに電源が供給されないときは、信号処理装置も
動作不能であり、この場合は当該ノードをバイパスし
て、他ノードと他ノードの間の情報伝送を妨げないよう
にしているわけである。
【0029】以下に、当該ノードに電源が供給されてい
る場合、電源が供給されていない場合、のそれぞれにお
ける回路動作をそれぞれ対応の図を参照して説明する。
図2は、図1で示した構成において、ノードに電源が供
給されている場合の光切替スイッチの動作状態を示して
いる。
【0030】図2を参照する。光切替スイッチ4、4
a、100、200はともに、図12の動作1の状態に
あり、光切替スイッチ4、伝送路6aを介して送られて
きた光信号は、光切替スイッチ100、伝送路6d、信
号処理装置5、伝送路6e、光切替スイッチ100、伝
送路6bを通り光切替スイッチ4aに出力される。また
光切替スイッチ4、伝送路7aを介して送られてきた光
信号は光切替スイッチ200、伝送路7d、信号処理装
置50、伝送路7e、光切替スイッチ200、伝送路7
bを通り光切替スイッチ4aに出力される。
【0031】すなわちノードに電源が供給されている場
合には、光切替スイッチ100、200は信号処理装置
5、50に単に信号を入力し、信号処理装置5、50か
らの信号を光切替スイッチ4aに対して出力するように
動作するのみであり、等価的な動作は、図11の従来技
術の場合と全く同様になる。すなわち、従来技術におい
て可能であった現用系/予備系の両伝送路が切断された
場合のループバック、あるいは信号処理装置5あるいは
50が故障した場合のノードバイパスは依然として可能
である。
【0032】図3は、図1で示した構成において、ノー
ドに電源が供給されていない場合の光切替スイッチの動
作状態を示している。光切替スイッチ4、4a、10
0、200は、ともに図12の動作2の状態にある。光
切替スイッチは電源の有無により自動的に図12の動作
1の状態から動作2の状態に切り替わるスイッチである
ことを前提としている。
【0033】ノード10から現用伝送路6を介して送ら
れてきた光信号は、光切替スイッチ4、伝送路7a、光
切替スイッチ200、伝送路7b、光切替スイッチ4
a、伝送路6cを通りノード11に出力される。またノ
ード11から予備伝送路7cを介して送られてきた光信
号は、光切替スイッチ4、伝送路6a、光切替スイッチ
100、伝送路6b、光切替スイッチ4a、伝送路7を
通りノード10に出力される。すなわち、ノードに電源
が供給されていない場合には、該ノードにおける信号処
理装置5、50を完全にバイパスすることが可能にな
る。
【0034】図4は、2×2光切替スイッチを現用系、
予備系の各々について2個使用した第2の実施例を示す
構成図である。同図において、ノードバイパス部90、
信号処理装置5、50および光切替スイッチ4、4aの
接続関係は、第1実施例の場合と全く同様である。
【0035】次にノードバイパス部90の内部接続につ
いて説明する。ノードバイパス部90は、4個の2×2
光切替スイッチ、100、101、200および201
から構成される。
【0036】図5は、図4で示した構成において、ノー
ドに電源が供給されている場合の光切替スイッチの動作
状態を示す。光切替スイッチ100、101、200、
201は、ともに図12の動作1の状態にあり、光切替
スイッチ4、伝送路6aを介して送られてきた光信号
は、光切替スイッチ100、伝送路6e、信号処理装置
5、伝送路6d、光切替スイッチ101、伝送路6bを
通り光切替スイッチ4aに出力される。また光切替スイ
ッチ4、伝送路7aを介して送られてきた光信号は光切
替スイッチ200、伝送路7e、信号処理装置50、伝
送路7d、光切替スイッチ201、伝送路bを通り光切
替スイッチ4aに出力される。
【0037】すなわちノードに電源が供給されている場
合には、光切替スイッチ100、101は単に信号処理
装置5、50に対して信号を入力する動作を行い、光切
替スイッチ200、201は信号処理装置5、50から
出力された信号を単に光切替スイッチ4aに導く動作を
行うのみであり、等価的な動作は図11の従来技術の場
合と全く同様である。すなわち、従来技術において可能
であった現用系/予備系の両伝送路が切断された場合の
ループバック、あるいは信号処理装置5あるいは50が
故障した場合のノードバイパスは依然として可能であ
る。
【0038】図6は、図4で示した構成において、ノー
ドに電源が供給されていない場合の光切替スイッチの動
作状態を示す。光切替スイッチ4、4a、100、10
1、200、201は、すべて図12の動作2の状態に
ある。
【0039】ノード10から現用伝送路6で送られてき
た光信号は、光切替スイッチ4、伝送路7a、光切替ス
イッチ200、伝送路7f、光切替スイッチ201、伝
送路7b、光切替スイッチ4a、伝送路6cを通りノー
ド11に出力される。またノード11から予備伝送路7
cを介して送られてきた光信号は、光切替スイッチ4、
伝送路6a、光切替スイッチ100、伝送路6f、光切
替スイッチ101、伝送路6b、光切替スイッチ4a、
伝送路7を通りノード10に出力される。すなわち、ノ
ードに電源が供給されていない場合には、該ノードを完
全にバイパスすることが可能になる。
【0040】図6には破線で示しているが、光切替スイ
ッチ101と100および201と200を各々伝送路
6g、7gにより接続する構成も可能である。光減衰器
を介して過大な信号レベルとならないように調整した上
で接続することもできる。このようにすれば、ノードの
電源を投入した場合に、ノードバイパス部における光ス
イッチの電源のみを強制的に停止状態(動作2の状態)
とすることにより、信号処理装置5、50から送信した
信号を、信号処理装置5、50が自ら受信することによ
り、信号処理装置5、50の送受信回路の自己診断を行
うことが可能になる。
【0041】図4〜図6を参照して説明した実施例は、
ノードバイパス部90内で、光切替スイッチが、信号処
理装置5についてはその入力側に配置したスイッチ10
0と出力側に配置したスイッチ101の二つから成り、
信号処理装置50についてはその入力側に配置したスイ
ッチ200と出力側に配置したスイッチ201の二つか
ら成っている。
【0042】このように、信号処理装置の入力側と出力
側で別個のスイッチを用いているので、信号処理装置へ
入力される比較的弱い信号と、信号処理装置から出力さ
れる比較的強い信号との間での妨害、つまりスイッチの
ところで起こり得るクロストークによる妨害が、入力側
と出力側で同じ一つのスイッチを用いている場合(図1
〜図3)に比較して、少なくて済むという利点がある。
【0043】図7は、1×2光切替スイッチを2個使用
した第3実施例を示す構成図である。本実施例は、第2
実施例における2×2光切替スイッチを1×2光切替ス
イッチ102、103、202、203に置き換えたも
のである。1×2光切替スイッチに電源が供給されない
場合には、可動接点が特定の端子に接続されるような、
言わば自己保持機能を有するスイッチが用いられてい
る。
【0044】図7は、一例としてノードに電源が供給さ
れていず従って2×2光切替スイッチ4、4aおよび1
×2光切替スイッチに電源が供給されていない場合を示
している。1×2光切替スイッチに電源が供給された場
合には、可動接点は破線で示した接続状態を取る。光切
替スイッチをこのように構成し、またノードバイパス部
90と、信号処理装置5、50および光切替スイッチ
4、4aとを、第2実施例の場合と全く同様に接続する
ことにより、第2実施例の場合と全く同様に動作させる
ことができるので、これ以上の説明は省略する。但し、
本実施例の場合は信号処理装置の自己診断は不可能であ
る。
【0045】図8は、1×2光切替スイッチを4個使用
した第4実施例を示す構成図である。但し、煩雑さを避
けるためにノードバイパス部90の内部のみを示してあ
る。本実施例は、現用系、予備系毎に1×2光切替スイ
ッチ4個と光結合器4個を使用して2×2光切替スイッ
チを構成したものである。
【0046】同図において、104、105、106、
107、204、205、206、207は自己保持機
能を有する1×2光切替スイッチ、108、109、1
10、111、208、209、210、211は光結
合器である。また、ノードバイパス部90と、信号処理
装置5、50および光切替スイッチ4、4aとの接続、
および本実施例の動作は、第2実施例における自己診断
を可能とさせる場合と全く同様であるので、これ以上の
説明は省略する。
【0047】本実施例においては、ノード11側の光切
替スイッチ(106、107、206、207)と光結
合器(110、111、210、211)の位置を交換
した構成、あるいは光結合器を1×2光切替スイッチに
置き換えた構成とすることも可能である。なお、第3実
施例、第4実施例において使用した自己保持機能を有す
る1×2光切替スイッチとしては、光ファイバ可動型1
×2光切替スイッチの適用が可能である。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ループネットワークにおいて、特定のノードに電源が
供給されていない場合、すなわちノードの電源を投入す
る以前、あるいはノードの電源部が故障した場合にも、
当該ノードを介しての信号伝送が行え、これにより電源
が供給されていないノードを除外した縮退したネットワ
ークを、特定ノードに電源が供給されない場合でも、構
成できるという利点がある。
【0049】またノードの電源を投入した時点におい
て、光スイッチのみの電源を断とすることにより、当該
ノードの信号処理装置から送信した信号を信号処理装置
自ら受信することにより、レイヤ1における自己診断を
行い得る効果も生ずる。
【0050】更に、ノードバイパス部内で、光切替スイ
ッチが、信号処理装置について、その入力側に配置した
スイッチと出力側に配置したスイッチの二つから成って
いる場合には、ノードに電源が加えられている正常通信
時において、当該ノードの信号処理装置から送信される
光信号が、当該ノードの信号処理装置の受信部における
受信信号に妨害を与えない構成(入力側スイッチと出力
側スイッチが物理的に分離され、結果として空間的に離
れることになるため)であり、そのため使用する光切替
スイッチに許容されるクロストーク減衰量が小さい場合
にも、適用できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1において、ノードに電源が供給されている
場合の光切替スイッチの動作状態を示すブロック図であ
る。
【図3】図1において、ノードに電源が供給されていな
い場合の光切替スイッチの動作状態を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】図4において、ノードに電源が供給されている
場合の光切替スイッチの動作状態を示すブロック図であ
る。
【図6】図4において、ノードに電源が供給されていな
い場合の光切替スイッチの動作状態を示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の第4実施例の構成の要部を示すブロッ
ク図である。
【図9】光ループネットワークシステムの概念図であ
る。
【図10】光ループネットワークシステムにおいて現用
および予備の両伝送路が同一区間で障害になった場合の
状況を説明するための説明図である。
【図11】従来のノードの構成例を示すブロック図であ
る。
【図12】2×2光切替スイッチの動作の説明図であ
る。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d…ノード、2…光切替部、3…
信号処理部、4、4a…光切替スイッチ、5、50…信
号処理装置、6…現用伝送路、7…予備伝送路、6a、
6b、6c、6d、6e、6f、6g…伝送路、7a、
7b、7c、7d、7e、7f、7g…伝送路、10、
11…ノード、90…ノードバイパス部、100、10
1…2×2光切替スイッチ、200、201…2×2光
切替スイッチ、102、103、104、105、10
6、107…1×2光切替スイッチ、202、203、
204、205、206、207…1×2光切替スイッ
チ、108、109、1110、111…光結合器、2
08、209、210、211…光結合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 8220−5K H04B 9/00 H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を伝送する現用伝送路と予備伝送
    路の少なくとも2系統の伝送路により複数のノード間を
    接続して成るループ状の光ループネットワークにおい
    て、 その中の任意のノードにおいて、 前記ループをまわる或る一方向に光信号を伝送する前記
    現用伝送路と、前記一方向とは反対の逆方向に光信号を
    伝送する前記予備伝送路とが、同じ入力側から入って同
    じ出力側から出て行くように、前記現用伝送路と予備伝
    送路を当該ノードに引き込むと共に、 電源が当該ノードに供給されていないときには、現用伝
    送路と予備伝送路の間をクロス接続し、電源が供給され
    ているときには、現用伝送路と予備伝送路の間を平行に
    維持すべく、電源の有無により切り替わる第1のスイッ
    チを、当該ノードの入力側に、同様に切り替わる第2の
    スイッチを、当該ノードの出力側に、それぞれ設け、 かつ、当該ノード内に設けられている現用の信号処理装
    置について、電源が当該ノードに供給されていないとき
    には、該現用の信号処理装置を現用伝送路がバイパスし
    てスルーに通過し、電源が供給されているときには、現
    用伝送路が該現用の信号処理装置に接続されるよう、電
    源の有無により切り替わる第3のスイッチと、 当該ノード内に設けられている予備の信号処理装置につ
    いて、電源が当該ノードに供給されていないときには、
    該予備の信号処理装置を予備伝送路がバイパスしてスル
    ーに通過し、電源が供給されているときには、予備伝送
    路が該予備の信号処理装置に接続されるよう、電源の有
    無により切り替わる第4のスイッチと、 を当該ノード内に設けたことを特徴とする光ループネッ
    トワーク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ループネットワーク
    において、前記第3のスイッチが、前記現用の信号処理
    装置の入力側に配置された入力側スイッチと出力側に配
    置された出力側スイッチの二つから成り、前記第4のス
    イッチが、前記予備の信号処理装置の入力側に配置され
    た入力側スイッチと出力側に配置された出力側スイッチ
    の二つから成ることを特徴とする光ループネットワー
    ク。
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