JPH06162412A - 磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置

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Publication number
JPH06162412A
JPH06162412A JP33655792A JP33655792A JPH06162412A JP H06162412 A JPH06162412 A JP H06162412A JP 33655792 A JP33655792 A JP 33655792A JP 33655792 A JP33655792 A JP 33655792A JP H06162412 A JPH06162412 A JP H06162412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
signal
magnetic
temperature
recording current
Prior art date
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Pending
Application number
JP33655792A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kimura
正弘 木村
Hatsuo Negishi
初男 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP33655792A priority Critical patent/JPH06162412A/ja
Publication of JPH06162412A publication Critical patent/JPH06162412A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の保磁力が温度特性を考慮した記録
を行う。 【構成】 入力映像信号aa及び入力音声信号bbに記
録処理を施し得た信号を所定の記録電流で磁気テープT
に記録する磁気記録再生装置において、磁気テープTの
温度を検出し制御信号ssを出力する温度検出手段AA
と、その制御信号ssに基づいて記録電流を可変制御す
る記録電流制御手段4,5,12,13とを有すること
を特徴とする磁気記録再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号を少なくとも磁気
記録する磁気記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の磁気記録再生装置を説明す
るためのブロック図である。以下図面を参照しつつ従来
の技術について説明する。
【0003】図3において、記録系より説明するに、図
示せぬ伝送路より映像信号aaが輝度信号と色信号とに
分離するYC分離手段1に供給されると共に、音声信号
bbがFM音声記録処理手段10とPCM音声記録処理
手段11とに供給される。
【0004】そして、YC分離手段1を介して得た輝度
信号1aと色信号1bとが輝度信号記録処理手段2と色
信号記録処理手段3とに夫々供給される。この輝度信号
記録処理手段2は、輝度信号1aにその高域周波数成分
を強調するエンファシスを施した後、過変調を防止する
ためのリミッタを介して所定の帯域にFM変調するFM
変調回路、ハイパスフィルタ等を経て所定の記録処理が
施して得たFM輝度変調信号2aを輝度信号記録電流制
御手段4に供給する。
【0005】一方、色信号記録処理手段3にて、色信号
1bを低域変換すると共に再生時のクロストークを防止
するため1水平期間毎に低域変換後の色信号の位相を所
定量シフトさせ、ローパフィルタ等を介して得た低域変
換色信号3aを色信号記録電流制御手段5に供給してい
る。
【0006】そして、輝度,色信号記録電流制御手段
4,5にて輝度信号2aと色信号3aとに係る記録電流
を夫々設定し、これらの出力信号を加算回路6にて加算
して記録アンプ7に供給している。これらの制御手段
4,5は電源電圧の変動及び回路の温度特性を考慮して
構成されており、温度が変化したとしても常に一定の記
録電流となるよう制御している。
【0007】そして、記録アンプ7にて所定の増幅が行
われ、その出力信号が記録系と再生系とを切換える選択
手段8を介して後述する磁気ヘッド18に後行する磁気
ヘッド9に供給され、磁気ヘッド18が形成する磁気テ
ープT上のトラックと同一のトラックに磁気記録を行
う。
【0008】また、FM音声記録処理手段10は音声信
号bbにその高域周波数成分を強調するエンファシスを
施した後、過変調を防止するためのリミッタを介して所
定の帯域にFM変調する変調回路、ローパスフィルタ等
を経て所定の記録処理を施して得たFM音声変調信号1
0aをFM音声記録電流制御手段12に供給する。
【0009】一方、PCM音声記録処理手段11は音声
信号bbにスクランブル処理を施し、リードソロモン符
号等の誤り訂正符号を付加する等の所定のエンコードを
施した後、4相PSK等の変調を施し、バンドパスフィ
ルタ等を介して得たPCM音声信号11aをPCM音声
記録電流制御手段13に供給する。
【0010】そして、FM,PCM音声記録電流制御手
段12,13にてFM音声変調信号10aとPCM音声
信号11aとに係る記録電流を夫々設定いる。これらの
制御手段4,5は電源電圧の変動及び回路の温度特性を
考慮して構成されており、温度が変化したとしても常に
一定の記録電流となるよう制御している。
【0011】そして、PCM音声信号11aは加算回路
15の一方の入力に供給され、ここで他方の入力に供給
されるバイアス信号15aと加算し、そして、加算回路
14にてバイアス信号15aが重畳したPCM音声信号
11aとFM音声信号とを周波数多重してこれを記録ア
ンプ16に供給している。
【0012】そして、記録アンプ7にて所定の増幅が行
われ、その出力信号が記録系と再生系とを切換える選択
手段17を介して磁気ヘッド9に先行する磁気ヘッド1
8に供給され、磁気テープTに磁気記録を行う。ここ
で、磁気ヘッド18は磁気テープの深層部に、磁気ヘッ
ド9はその表層部に信号を記録するものである。
【0013】次に、再生系を説明するに、磁気ヘッド
9,18を用いて磁気テープTより再生された信号が選
択手段8,17を介して再生アンプ19,25に夫々供
給され、所定の増幅が施された後、ハイパスフィルタ2
0,ローパスフィルタ21,バンドパスフィルタ26,
27を介して所定の帯域の周波数成分が抽出され、再生
処理手段22,23,28,29に供給される。
【0014】輝度信号再生処理手段22は入力信号をF
M復調し、デエンファシスを施し、雑音低減回路等を介
して所定の再生処理を施して得た再生輝度信号22aを
YC合成手段24に供給する。また、色信号再生処理手
段23は高域変換を施すと共に記録時と逆の位相シフト
を施し、櫛形フィルタ等を介して所定の再生処理を施し
て得た再生色信号23aをYC合成手段24に供給す
る。そして、YC合成手段24は再生輝度信号22aと
再生色信号23aとを合成して得た出力映像信号ccを
図示せぬ伝送路に供給している。
【0015】一方、FM音声再生処理手段28は入力信
号をFM復調し、デエンファシスを施し、雑音低減回路
等を介して所定の再生処理を施して得た再生音声信号d
dを図示せぬ伝送路に供給する。また、FM音声再生処
理手段28は入力信号を復調し、誤り訂正復号処理及び
デスクランブル処理等を施し得た再生音声信号ddを図
示せぬ伝送路に供給する。
【0016】このようにして、従来の磁気記録再生装置
においては、外界の温度が変化したとしても常に一定の
記録電流で磁気テープに信号を記録していた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図4はS−VHS及び
VHSテープの保磁力Hcの温度特性を説明するための
グラフ、図5は記録電流特性の温度変動を説明するため
のグラフである。以下、図面を参照しつつ発明が解決し
ようとする課題を説明する。
【0018】ここで、磁気テープの保磁力Hcは温度特
性を有しており、例えば、図4に図示する如くコバルト
ドープ酸化鉄テープであるS−VHS及びVHSテープ
においては、高温になるにつれ保磁力Hcが単調減少す
る。
【0019】従って、保磁力Hcが比較的小さい高温時
には保磁力Hcが比較的大きい常温時と比較して少ない
記録電流で最適な再生出力を得ることができる。これを
図5を用いて説明するに、同図中実線で図示した特性は
常温時のものであって、最適記録電流は「A」mAとな
る。一方、点線で図示した特性は高温時のものであっ
て、最適記録電流は「B」mAとなる。
【0020】しかしながら、従来の磁気記録再生装置に
おいては磁気テープの保磁力Hcの温度特性は一切考慮
されておらず、外界の温度が変化したとしても常に一定
の記録電流で記録するよう構成していたので、記録電流
を常温時に合わせて「A」mAと設定した磁気記録再生
装置を用いて高温時に記録した場合には再生出力が
「a」mVから「b」mVに低下してしまうといった問
題点があった。
【0021】そこで、本発明は係る点に鑑み、記録時の
温度に応じて記録電流を可変することにより、最適な再
生出力を得ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため以下の構成を提供するものである。
【0023】検出した温度に応じて磁気記録媒体に記録
する所定の記録電流を可変制御する記録電流制御手段を
有することを特徴とする磁気記録装置。
【0024】第1の入力信号を先行する磁気ヘッドで記
録した後、第2の入力信号を後行する磁気ヘッドで記録
する磁気記録装置において、少なくとも該先行する磁気
ヘッドに係る記録電流を温度によって可変制御すること
を特徴とする請求項1に記載した磁気記録装置。
【0025】
【実施例】図1は本発明に係る磁気記録再生装置の一実
施例を説明するためのブロック図、図2は一定周波数に
おける磁気ヘッドの記録電流を説明するためのグラフで
ある。以下図面を参照しつつ実施例を説明する。尚、図
3と同一の構成には同一の符号を付しその説明を省略す
る。
【0026】図1において、本実施例に係る磁気記録再
生装置が従来の磁気記録再生装置と相違するのは温度検
出手段AAを新たに設け、ここで検出した磁気テープの
温度に基づいて記録電流制御手段4,5,12,13を
夫々制御するよう構成した点である。
【0027】即ち、温度検出手段AAを磁気記録再生装
置筐体内の磁気テープTの近傍に設け、これにより検出
された温度情報を表す制御信号ssを記録電流制御手段
4,5,12,13に夫々供給している。尚、この温度
検出手段AAはサーミスター等で構成されており、回転
ドラムの露付を検出して磁気テープと回転ドラムとの張
付きを防止する目的で設けられている図示せぬ温度検出
手段と兼用しても良い。
【0028】そして、記録電流制御手段4,5,12,
13は制御信号ssに基づいて記録電流が当該温度にお
いて最適となるよう記録電流値を制御しており、例え
ば、上述した図4に図示した磁気テープを使用する磁気
記録再生装置においては、FM変調信号の中心周波数に
おける磁気ヘッド9の記録電流を図2に図示する如く単
調減少するよう制御している。
【0029】このようにして、温度検出手段AAにて検
出された温度情報を磁気テープTの温度情報とみなし、
これに基づいて記録電流を制御している。
【0030】尚、上述した実施例において、図示せぬバ
イアス信号発生回路にも制御信号ssを供給しバイアス
信号15aのレベルを温度によって可変しても良いこと
は勿論である。
【0031】尚、上述した実施例において、制御信号s
sを記録アンプ7,16に供給し、ここで、温度に基づ
いて記録電流を可変しても良いことは勿論である。
【0032】尚、上述した実施例において、磁気テープ
の種類を判別する判別手段を新たに設け、この判別結果
を記録電流制御手段4,5,12,13又は記録アンプ
7,16に供給して上記制御信号ssと共に用いること
により磁気テープTの組成及び温度に基づいて最適の記
録電流となるよう制御しても良いことは勿論である。ま
た、かかる場合の判別は磁気テープ収納体に設けられた
判別孔を判別すれば良く、あるいは磁気テープ収納体に
添付されたバーコード、磁気シール、メモリ回路の内容
を判別しても良い。
【0033】尚、上述した実施例において、音声信号b
bに係る磁気ヘッド16により磁気テープTに形成され
たトラックの表層部は映像信号aaに係る磁気ヘッド9
によりオーバーライトされるが、特に、保持力Hcが低
下する高温時に常温時の最適記録電流で記録すると、映
像信号に係る磁気テープTの垂直方向の書き込み領域が
深くなるため音声信号bbの劣化が問題となるので、簡
易な構成においては制御信号ssに基づく記録電流の制
御を後行する磁気ヘッド9についてのみ行うよう構成し
てもよい。
【0034】尚、上述した温度による記録電流において
記録電流の周波数特性の調整してもよいことは勿論であ
り、また、併せて再生時に再生アンプ19,25の周波
数特性を調整しても良いことは勿論である。
【0035】尚、本願において磁気記録装置とは単に磁
気記録するもののみならず記録再生する磁気記録再生装
置も含むことは勿論である。
【0036】
【発明の効果】上述したように本発明の構成によれば、
温度検出手段の検出結果に基づいて記録電流を可変制御
する記録電流制御手段とを有するので、記録媒体の保磁
力が温度により変動したとしても最大の再生出力を得る
よう記録電流を制御できるという効果があり、例えば、
VTRに適用した場合には記録した際の温度が高温であ
ったとしても磁気ヘッドからの再生出力を最大にするこ
とができるので、常に最良の磁気テープ特性で記録でき
を、再生画面のS/Nを向上できるという効果がある。
【0037】また、上述したように本発明の構成によれ
ば、少なくとも先行する磁気ヘッドに係る記録電流は温
度によって可変制御するようしたので、簡易な構成で磁
気記録媒体の保磁力の温度特性を考慮した記録を行うこ
とができ、特に問題となる後行する磁気ヘッドの記録に
係る第2の入力信号の再生品質を向上できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気記録再生装置の一実施例を説
明するためのブロック図である。
【図2】一定周波数における磁気ヘッドの記録電流を説
明するためのグラフである。
【図3】従来の磁気記録再生装置を説明するためのブロ
ック図である。
【図4】S−VHS及びVHSテープの保磁力Hcの温
度特性を説明するためのグラフである。
【図5】記録電流特性の温度変動を説明するためのグラ
フである。
【符号の説明】
4 輝度信号記録電流制御手段(記録電流制御手段) 5 色信号記録電流制御手段(記録電流制御手段) 12 FM音声記録電流制御手段(記録電流制御手段) 13 PCM記録電流制御手段(記録電流制御手段) aa 映像信号(第1の入力信号,入力信号) bb 音声信号(第2の入力信号,入力信号) T 磁気テープ(磁気記録媒体) AA 温度検出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検出した温度に応じて磁気記録媒体に記録
    する所定の記録電流を可変制御する記録電流制御手段を
    有することを特徴とする磁気記録装置。
  2. 【請求項2】第1の入力信号を先行する磁気ヘッドで記
    録した後、第2の入力信号を後行する磁気ヘッドで記録
    する磁気記録装置において、 少なくとも該先行する磁気ヘッドに係る記録電流を温度
    によって可変制御することを特徴とする請求項1に記載
    した磁気記録装置。
JP33655792A 1992-11-24 1992-11-24 磁気記録装置 Pending JPH06162412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33655792A JPH06162412A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 磁気記録装置

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JP33655792A JPH06162412A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 磁気記録装置

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Publication Number Publication Date
JPH06162412A true JPH06162412A (ja) 1994-06-10

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ID=18300376

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33655792A Pending JPH06162412A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 磁気記録装置

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JP (1) JPH06162412A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6075664A (en) * 1997-05-13 2000-06-13 Fujitsu Limited Write current setting method, and recording and reproducing device
US6124998A (en) * 1997-06-06 2000-09-26 Fujitsu Limited Information storage device

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