JPH06159220A - ペルトン水車のニードルバランスピストンの制御装置 - Google Patents
ペルトン水車のニードルバランスピストンの制御装置Info
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- JPH06159220A JPH06159220A JP4336569A JP33656992A JPH06159220A JP H06159220 A JPH06159220 A JP H06159220A JP 4336569 A JP4336569 A JP 4336569A JP 33656992 A JP33656992 A JP 33656992A JP H06159220 A JPH06159220 A JP H06159220A
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- pipe
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- pressure chamber
- nozzle pipe
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
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- Hydraulic Turbines (AREA)
- Control Of Water Turbines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】通常運転時にはニードルに作用する自己開放力
を小さくし、操作源が喪失されたときのみ自動的に自己
開放力を発生させる。 【構成】ニードル後方のノズルパイプ５との摺動部に形
成された第１の段部２ａと、さらに後方に形成されノズ
ルパイプ出口５ａの径とほぼ等しい径の第２の段部２ｂ
からなるバランスピストン２と、第２の段部２ｂを収容
する水圧室３と、水圧室３に接続された給水管１３及び
切換弁８とから制御装置を構成し、通常運転時にはニー
ドル１に作用する開放力と閉鎖力がバランスするので、
ニードルサーボモータの容量が小さくとも良く、操作源
喪失時には自動的に自己開放する。
を小さくし、操作源が喪失されたときのみ自動的に自己
開放力を発生させる。 【構成】ニードル後方のノズルパイプ５との摺動部に形
成された第１の段部２ａと、さらに後方に形成されノズ
ルパイプ出口５ａの径とほぼ等しい径の第２の段部２ｂ
からなるバランスピストン２と、第２の段部２ｂを収容
する水圧室３と、水圧室３に接続された給水管１３及び
切換弁８とから制御装置を構成し、通常運転時にはニー
ドル１に作用する開放力と閉鎖力がバランスするので、
ニードルサーボモータの容量が小さくとも良く、操作源
喪失時には自動的に自己開放する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ペルトン水車のニー
ドルバランスピストンを制御する制御装置に関する。
ドルバランスピストンを制御する制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ペルトン水車は、入口曲管により導かれ
た圧力水がノズルで加速されジェットとなってランナの
バケットに当たり、ランナに回転力を与えた後放水面に
落下する。ノズル内のニードルには調速機と連動する油
圧または電動のニードルサーボモータより、負荷に応じ
て開閉操作され、流量を調整する。余水路を有する流れ
込み式の水力発電所では、水車停止時に運転中に流れて
いた水を余水路に流していた。このような水力発電所に
ペルトン水車を設置した場合には、ニードルサーボモー
タを制御する操作油圧が喪失すれば、ニードルはニード
ルサーボモータによって自己閉鎖し、ペルトン水車の運
転を停止するように構成されていた。また、余水路を省
略した流れ込み式の水力発電所では、ペルトン水車のニ
ードルサーボモータを制御する操作油圧が喪失すれば、
ニードルはニードルサーボモータによって、自己開放し
水を流し続けるように構成されている。
た圧力水がノズルで加速されジェットとなってランナの
バケットに当たり、ランナに回転力を与えた後放水面に
落下する。ノズル内のニードルには調速機と連動する油
圧または電動のニードルサーボモータより、負荷に応じ
て開閉操作され、流量を調整する。余水路を有する流れ
込み式の水力発電所では、水車停止時に運転中に流れて
いた水を余水路に流していた。このような水力発電所に
ペルトン水車を設置した場合には、ニードルサーボモー
タを制御する操作油圧が喪失すれば、ニードルはニード
ルサーボモータによって自己閉鎖し、ペルトン水車の運
転を停止するように構成されていた。また、余水路を省
略した流れ込み式の水力発電所では、ペルトン水車のニ
ードルサーボモータを制御する操作油圧が喪失すれば、
ニードルはニードルサーボモータによって、自己開放し
水を流し続けるように構成されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ニードルには水圧力に
より自己閉鎖力もしくは自己開放力を常にもつように設
計されているため、その力に応じてニードルを操作しな
ければならないので、ニードルサーボモータにはニード
ルの自己閉鎖力または自己開放力以上の力が必要であ
る。そのため従来はニードルサーボモータの容量が大き
くなり、機器のコストが高くなるという問題があった。
より自己閉鎖力もしくは自己開放力を常にもつように設
計されているため、その力に応じてニードルを操作しな
ければならないので、ニードルサーボモータにはニード
ルの自己閉鎖力または自己開放力以上の力が必要であ
る。そのため従来はニードルサーボモータの容量が大き
くなり、機器のコストが高くなるという問題があった。
【０００４】この発明は、通常の運転時にはニードルに
作用する自己開放力を小さくしてニードルサーボモータ
の容量を小さくし、かつニードルサーボモータの操作源
が喪失されたときのみ自動的に、自己開放力を発生させ
るニードルバランスピストンの制御装置を提供すること
を目的とする。
作用する自己開放力を小さくしてニードルサーボモータ
の容量を小さくし、かつニードルサーボモータの操作源
が喪失されたときのみ自動的に、自己開放力を発生させ
るニードルバランスピストンの制御装置を提供すること
を目的とする。
【０００５】この発明は、通常の運転時にはニードルに
作用する自己閉鎖力を小さくしてニードルサーボモータ
の容量を小さくし、かつニードルサーボモータの操作源
が喪失されたときのみ自動的に、自己閉鎖力を発生させ
るニードルバランスピストンの制御装置を提供すること
を目的とする。
作用する自己閉鎖力を小さくしてニードルサーボモータ
の容量を小さくし、かつニードルサーボモータの操作源
が喪失されたときのみ自動的に、自己閉鎖力を発生させ
るニードルバランスピストンの制御装置を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】ニードルサーボモータに
よりニードルを操作するペルトン水車において、前記ニ
ードルの後方のノズルパイプとの摺動部に形成され径が
大きい第１の段部と、この第１の段部の後方に形成さ
れ、前記第１の段部より径が小さく、前記ノズルパイプ
出口の口径とほぼ等しい径を有する第２の段部とからな
るバランスピストンと、前記ノズルパイプに形成され前
記第２の段部を収容する水圧室と、前記ノズルパイプに
給水する分岐管と前記水圧室とを接続する給水管と、こ
の給水管の途中に結合され、常時は前記水圧室を前記分
岐管側に接続させ前記ニードルの操作源が喪失されたと
き、前記水圧室を自動的に大気側に切換える切換弁とか
ら構成したことによって、上記目的を達成する。
よりニードルを操作するペルトン水車において、前記ニ
ードルの後方のノズルパイプとの摺動部に形成され径が
大きい第１の段部と、この第１の段部の後方に形成さ
れ、前記第１の段部より径が小さく、前記ノズルパイプ
出口の口径とほぼ等しい径を有する第２の段部とからな
るバランスピストンと、前記ノズルパイプに形成され前
記第２の段部を収容する水圧室と、前記ノズルパイプに
給水する分岐管と前記水圧室とを接続する給水管と、こ
の給水管の途中に結合され、常時は前記水圧室を前記分
岐管側に接続させ前記ニードルの操作源が喪失されたと
き、前記水圧室を自動的に大気側に切換える切換弁とか
ら構成したことによって、上記目的を達成する。
【０００７】また、ニードルサーボモータによりニード
ルを操作するペルトン水車において、前記ニードル後方
のノズルパイプとの摺動部に形成され径が小さい第１の
段部と、この第１の段部の後方に形成され前記第１の段
部より径が大きく、前記ノズルパイプ出口の口径とほぼ
等しい径を有する第２の段部とからなるバランスピスト
ンと、前記ノズルパイプ内に形成され、前記第１の段部
を収容し前記ノズルパイプの水と連通する第１の水圧室
と、前記ノズルパイプ内に形成され前記第２の段部を収
容する第２の水圧室と、前記ノズルパイプに給水する分
岐管と前記第２の水圧室とを接続する給水管と、この給
水管の途中に結合され、常時は前記第２の水圧室を前記
分岐管側に接続させ前記ニードルの操作源が喪失された
とき、前記第２の水圧室を自動的に大気側に切換える切
換弁とから構成することによって、上記目的を達成す
る。
ルを操作するペルトン水車において、前記ニードル後方
のノズルパイプとの摺動部に形成され径が小さい第１の
段部と、この第１の段部の後方に形成され前記第１の段
部より径が大きく、前記ノズルパイプ出口の口径とほぼ
等しい径を有する第２の段部とからなるバランスピスト
ンと、前記ノズルパイプ内に形成され、前記第１の段部
を収容し前記ノズルパイプの水と連通する第１の水圧室
と、前記ノズルパイプ内に形成され前記第２の段部を収
容する第２の水圧室と、前記ノズルパイプに給水する分
岐管と前記第２の水圧室とを接続する給水管と、この給
水管の途中に結合され、常時は前記第２の水圧室を前記
分岐管側に接続させ前記ニードルの操作源が喪失された
とき、前記第２の水圧室を自動的に大気側に切換える切
換弁とから構成することによって、上記目的を達成す
る。
【０００８】
【作用】この発明においては、ニードルの後方に径が大
きい第１の段部と、ノズルパイプ出口の径とほぼ等しい
径を有する第２の段部とからなるバランスピストンと、
第２の段部を収容する水圧室と、水圧室と分岐管とを接
続する給水管の途中に結合された切換弁とから制御装置
を構成し、ペルトン水車の通常運転時にはニードルに作
用する開方向の力と閉方向の力がバランスしているの
で、ニードルサーボモータの容量を小さくできる。さら
に、ニードルサーボモータの操作源が喪失されると、水
圧室は大気圧となりニードルに作用する閉方向の力がな
くなるので、ニードルはノズル内の水圧により自動的に
自己開放する。
きい第１の段部と、ノズルパイプ出口の径とほぼ等しい
径を有する第２の段部とからなるバランスピストンと、
第２の段部を収容する水圧室と、水圧室と分岐管とを接
続する給水管の途中に結合された切換弁とから制御装置
を構成し、ペルトン水車の通常運転時にはニードルに作
用する開方向の力と閉方向の力がバランスしているの
で、ニードルサーボモータの容量を小さくできる。さら
に、ニードルサーボモータの操作源が喪失されると、水
圧室は大気圧となりニードルに作用する閉方向の力がな
くなるので、ニードルはノズル内の水圧により自動的に
自己開放する。
【０００９】この発明においては、ニードル後方に径が
小さい第１の段部と、径が大きくノズルパイプ出口の径
とほぼ等しい径の第２の段部とからなるバランスピスト
ンと、第１の段部を収容しノズルパイプの水と連通する
第１の水圧室と、ノズルパイプ内に形成され第２の段部
を収容する第２の水圧室と、第２の水圧室と分岐管とを
接続する給水管の途中に結合された切換弁とから制御装
置を構成し、ペルトン水車の通常運転時にはニードルに
作用する開方向の力と閉方向の力がバランスしているの
で、ニードルサーボモータの容量を小さくできる。さら
に、ニードルサーボモータの操作源が喪失されると、第
２の水圧室は大気圧となりニードルに作用する開方向の
力が少なくなるので、ニードルはノズル内の水圧により
自動的に自己閉鎖する。
小さい第１の段部と、径が大きくノズルパイプ出口の径
とほぼ等しい径の第２の段部とからなるバランスピスト
ンと、第１の段部を収容しノズルパイプの水と連通する
第１の水圧室と、ノズルパイプ内に形成され第２の段部
を収容する第２の水圧室と、第２の水圧室と分岐管とを
接続する給水管の途中に結合された切換弁とから制御装
置を構成し、ペルトン水車の通常運転時にはニードルに
作用する開方向の力と閉方向の力がバランスしているの
で、ニードルサーボモータの容量を小さくできる。さら
に、ニードルサーボモータの操作源が喪失されると、第
２の水圧室は大気圧となりニードルに作用する開方向の
力が少なくなるので、ニードルはノズル内の水圧により
自動的に自己閉鎖する。
【００１０】
【実施例】実施例１ 図１はこの発明の自己開特性のニードルバランスピスト
ンの実施例による制御装置の構成図である。この例は余
水路を省略した流れ込み式の水力発電所に用いられる。
ペルトン水車は、ノズルパイプ５内にニードル１を備
え、ニードル１を図示しない油圧または電動式のニード
ルサーボモータにより開閉操作する。ノズルパイプ５に
は分岐管６から圧力水が供給され、分岐管６は入口弁１
０を介して水圧鉄管１１に接続されている。分岐管６と
水圧鉄管１１との間にはバイパス弁１２が設けられてい
る。水圧鉄管１１の矢印は流水方向を示している。
ンの実施例による制御装置の構成図である。この例は余
水路を省略した流れ込み式の水力発電所に用いられる。
ペルトン水車は、ノズルパイプ５内にニードル１を備
え、ニードル１を図示しない油圧または電動式のニード
ルサーボモータにより開閉操作する。ノズルパイプ５に
は分岐管６から圧力水が供給され、分岐管６は入口弁１
０を介して水圧鉄管１１に接続されている。分岐管６と
水圧鉄管１１との間にはバイパス弁１２が設けられてい
る。水圧鉄管１１の矢印は流水方向を示している。
【００１１】図１の実施例によるニードルバランスピス
トンの制御装置は、ニードル１の後方のノズルパイプ５
との摺動部に形成され径が大きい（直径Ｄ）第１の段部
２ａと、この第１の段部２ａの後方に形成され、第１の
段部２ａより径が小さく（直径ｄ）、ノズルパイプ出口
５ａの口径（Ａ）とほぼ等しい径を有する第２の段部２
ｂとからなるバランスピストン２と、ノズルパイプ５に
形成され第２の段部２ｂを収容する水圧室３と、ノズル
パイプ５に給水する分岐管６と水圧室３とを接続する給
水管１３と、この給水管１３の途中に結合され、常時は
水圧室３を分岐管６側に接続させ、ニードル１の操作源
が喪失されたとき水圧室３を自動的に大気に接続させる
切換弁としての四方切換電磁弁８とから構成した。４は
大気圧室である。
トンの制御装置は、ニードル１の後方のノズルパイプ５
との摺動部に形成され径が大きい（直径Ｄ）第１の段部
２ａと、この第１の段部２ａの後方に形成され、第１の
段部２ａより径が小さく（直径ｄ）、ノズルパイプ出口
５ａの口径（Ａ）とほぼ等しい径を有する第２の段部２
ｂとからなるバランスピストン２と、ノズルパイプ５に
形成され第２の段部２ｂを収容する水圧室３と、ノズル
パイプ５に給水する分岐管６と水圧室３とを接続する給
水管１３と、この給水管１３の途中に結合され、常時は
水圧室３を分岐管６側に接続させ、ニードル１の操作源
が喪失されたとき水圧室３を自動的に大気に接続させる
切換弁としての四方切換電磁弁８とから構成した。４は
大気圧室である。
【００１２】ニードルは図示しない油圧ニードルサーボ
モータまたは電動ニードルサーボモータにより開閉操作
される。ペルトン水車の通常運転時には、水圧室３に給
水管１３，固定ストレーナ７及び四方切換電磁弁８を経
て分岐管６から圧力水を供給する。ノズルパイプ出口１
ａの口径Ａと第２の段部２ｂの径ｄとがほぼ等しいた
め、この状態ではニードル１に作用するニードル開方向
の力と第１の段部２ａと第２の段部２ｂとの境に作用す
るニードル閉方向の力がバランスしているので、ニード
ルサーボモータの容量は小さくともよい。また、油圧ま
たは電動機の電源が喪失されたときは、四方切換電磁弁
８が大気側に切換わり、水圧室３の水は減圧管９を通し
て排水され、水圧室３は大気圧となるので、ニードル１
には分岐管６から供給される水圧により開方向の力が作
用し、自己開放する。
モータまたは電動ニードルサーボモータにより開閉操作
される。ペルトン水車の通常運転時には、水圧室３に給
水管１３，固定ストレーナ７及び四方切換電磁弁８を経
て分岐管６から圧力水を供給する。ノズルパイプ出口１
ａの口径Ａと第２の段部２ｂの径ｄとがほぼ等しいた
め、この状態ではニードル１に作用するニードル開方向
の力と第１の段部２ａと第２の段部２ｂとの境に作用す
るニードル閉方向の力がバランスしているので、ニード
ルサーボモータの容量は小さくともよい。また、油圧ま
たは電動機の電源が喪失されたときは、四方切換電磁弁
８が大気側に切換わり、水圧室３の水は減圧管９を通し
て排水され、水圧室３は大気圧となるので、ニードル１
には分岐管６から供給される水圧により開方向の力が作
用し、自己開放する。
【００１３】実施例２ 図２はこの発明の自己閉特性を備えたニードルバランス
ピストンの実施例による制御装置の構成図である。この
例は余水路を備えた流れ込み式の水力発電所に用いられ
る。図２において、図１とおなじ部位は同じ符号を付し
てある。ニードル１，大気圧室４，ノズルパイプ５，分
岐管６，固定ストレーナ７，四方切換電磁弁８，減圧管
９，入口管１０，水圧鉄管１１およびバイパス管１２に
ついては図１と同様なので説明を省略する。水圧鉄管１
１の矢印は流水方向を示している。
ピストンの実施例による制御装置の構成図である。この
例は余水路を備えた流れ込み式の水力発電所に用いられ
る。図２において、図１とおなじ部位は同じ符号を付し
てある。ニードル１，大気圧室４，ノズルパイプ５，分
岐管６，固定ストレーナ７，四方切換電磁弁８，減圧管
９，入口管１０，水圧鉄管１１およびバイパス管１２に
ついては図１と同様なので説明を省略する。水圧鉄管１
１の矢印は流水方向を示している。
【００１４】図２の実施例によるニードルバランスピス
トンの制御装置は、ニードル１の後方に形成され径が小
さい（直径ｄ）第１の段部２ａと、この第１の段部２ａ
の後方に形成され第１の段部２ａより径が大きく、ノズ
ルパイプ出口５ａの口径（Ａ）とほぼ等しい径（直径
Ｄ）を有する第２の段部２ｂとからなるバランスピスト
ン２と、ノズルパイプ５内に形成され、第１の段部２ａ
を収容しノズルパイプ１の水と連通する第１の水圧室１
４と、ノズルパイプ１内に形成され第２の段部２ｂを収
容する第２の水圧室１５と、ノズルパイプ１に給水する
分岐管６と第２の水圧室１５とを接続する給水管１３
と、この給水管の途中に結合され、常時は第２の水圧室
１５を分岐管６側に接続させ、ニードルの操作源が喪失
されたとき第２の水圧室１５を自動的に大気側に切換え
る切換弁としての四方切換電磁弁８とから構成した。
トンの制御装置は、ニードル１の後方に形成され径が小
さい（直径ｄ）第１の段部２ａと、この第１の段部２ａ
の後方に形成され第１の段部２ａより径が大きく、ノズ
ルパイプ出口５ａの口径（Ａ）とほぼ等しい径（直径
Ｄ）を有する第２の段部２ｂとからなるバランスピスト
ン２と、ノズルパイプ５内に形成され、第１の段部２ａ
を収容しノズルパイプ１の水と連通する第１の水圧室１
４と、ノズルパイプ１内に形成され第２の段部２ｂを収
容する第２の水圧室１５と、ノズルパイプ１に給水する
分岐管６と第２の水圧室１５とを接続する給水管１３
と、この給水管の途中に結合され、常時は第２の水圧室
１５を分岐管６側に接続させ、ニードルの操作源が喪失
されたとき第２の水圧室１５を自動的に大気側に切換え
る切換弁としての四方切換電磁弁８とから構成した。
【００１５】ニードル１は図示しない油圧ニードルサー
ボモータまたは電動ニードルサーボモータにより開閉操
作される。ペルトン水車の通常運転時には第２の水圧室
１５に給水管１３，固定ストレーナ７及び四方切換電磁
弁８を経て分岐管６から圧力水を供給する。ノズルパイ
プ出口５ａの口径Ａと第２の段部２ｂの径Ｄがほぼ等し
いため、この状態ではノズル１に作用するノズル開方向
の力と、この面積に相当する第１の段部２ａの部分に作
用する閉方向の力とがバランスし、さらに第１の段部２
ａの残りの部分に作用する閉方向の力と、第２の段部２
ｂに作用する開方向の力とがバランスし、結果として開
方向の力と閉方向の力とがバランスするためニードルサ
ーボモータの容量は小さくともよい。また、油圧または
電動機の電源が喪失されたときは、四方切換電磁弁８が
大気側に切換わり、第２の水圧室１５の水は減圧管を通
して排水され、第２の水圧室１５は大気圧となるので、
ニードル１は分岐管６から第１の水圧室１４に供給され
る水圧により閉方向に作用し自己閉鎖する。
ボモータまたは電動ニードルサーボモータにより開閉操
作される。ペルトン水車の通常運転時には第２の水圧室
１５に給水管１３，固定ストレーナ７及び四方切換電磁
弁８を経て分岐管６から圧力水を供給する。ノズルパイ
プ出口５ａの口径Ａと第２の段部２ｂの径Ｄがほぼ等し
いため、この状態ではノズル１に作用するノズル開方向
の力と、この面積に相当する第１の段部２ａの部分に作
用する閉方向の力とがバランスし、さらに第１の段部２
ａの残りの部分に作用する閉方向の力と、第２の段部２
ｂに作用する開方向の力とがバランスし、結果として開
方向の力と閉方向の力とがバランスするためニードルサ
ーボモータの容量は小さくともよい。また、油圧または
電動機の電源が喪失されたときは、四方切換電磁弁８が
大気側に切換わり、第２の水圧室１５の水は減圧管を通
して排水され、第２の水圧室１５は大気圧となるので、
ニードル１は分岐管６から第１の水圧室１４に供給され
る水圧により閉方向に作用し自己閉鎖する。
【００１６】
【発明の効果】この発明によれば、径が大きい第１の段
部と径が小さくノズルパイプ出口の口径とほぼ等しい径
を有する第２の段部とからなるバランスピストンと、第
２の段部を収容し分岐管と給水管で接続された水圧室
と、給水管の途中に結合された切換弁とからなる制御装
置を構成し、ペルトン水車の通常運転時には、ニードル
に作用する開方向の力と、バランスピストンの第１の段
部に作用する閉方向の力とがバランスしてニードルを操
作するニードルサーボモータの容量は従来の約半分です
むようになり機器のコストを低減させる。かつニードル
サーボモータの操作源が喪失したときは水圧室に作用す
る水圧が無くなりニードルは自己開放する。
部と径が小さくノズルパイプ出口の口径とほぼ等しい径
を有する第２の段部とからなるバランスピストンと、第
２の段部を収容し分岐管と給水管で接続された水圧室
と、給水管の途中に結合された切換弁とからなる制御装
置を構成し、ペルトン水車の通常運転時には、ニードル
に作用する開方向の力と、バランスピストンの第１の段
部に作用する閉方向の力とがバランスしてニードルを操
作するニードルサーボモータの容量は従来の約半分です
むようになり機器のコストを低減させる。かつニードル
サーボモータの操作源が喪失したときは水圧室に作用す
る水圧が無くなりニードルは自己開放する。
【００１７】また、この発明によれば、径が小さい第１
の段部と、径が大きくノズルパイプ出口の口径とほぼ等
しい径の第２の段部とからなるバランスピストンと、第
１の段部を収容する第１の水圧室と、第２の段部を収容
し分岐管と給水管で接続された第２の水圧室と、給水管
の途中に結合れれた切換弁とからなる制御装置を構成
し、通常運転時にはニードルに作用する開方向の力及び
第２の段部に作用する開方向の力と、バランスピストン
の第１の段部に作用する閉方向の力とがバランスしてニ
ードルを操作するニードルサーボモータの容量を従来の
約半分ですむようになり機器のコトスを低減させる。か
つニードルサーボモータの操作源が喪失したときは、第
２の水圧室の水圧がなくなり、第１の水圧室に作用する
水圧によりニードルは自己閉鎖する。
の段部と、径が大きくノズルパイプ出口の口径とほぼ等
しい径の第２の段部とからなるバランスピストンと、第
１の段部を収容する第１の水圧室と、第２の段部を収容
し分岐管と給水管で接続された第２の水圧室と、給水管
の途中に結合れれた切換弁とからなる制御装置を構成
し、通常運転時にはニードルに作用する開方向の力及び
第２の段部に作用する開方向の力と、バランスピストン
の第１の段部に作用する閉方向の力とがバランスしてニ
ードルを操作するニードルサーボモータの容量を従来の
約半分ですむようになり機器のコトスを低減させる。か
つニードルサーボモータの操作源が喪失したときは、第
２の水圧室の水圧がなくなり、第１の水圧室に作用する
水圧によりニードルは自己閉鎖する。
【図１】この発明の実施例１によるニードルバランスピ
ストンの制御装置の構成図である。
ストンの制御装置の構成図である。
【図２】この発明の実施例２によるニードルバランスピ
ストンの制御装置の構成図である。
ストンの制御装置の構成図である。
１ ニードル ２ バランスピストン ２ａ 第１の段部 ２ｂ 第２の段部 ３ 水圧室 ５ ノズルパイプ ５ａ ノズルパイプ出口 ６ 分岐管 ８ 切換弁としての四方切換電磁弁 １１ 水圧鉄管 １３ 給水管 １４ 第１の水圧室 １５ 第２の水圧室
Claims (2)
- 【請求項１】ニードルサーボモータによりニードルを操
作するペルトン水車において、前記ニードルの後方のノ
ズルパイプとの摺動部に形成され径が大きい第１の段部
と、この第１の段部の後方に形成され、前記第１の段部
より径が小さく、前記ノズルパイプ出口の口径とほぼ等
しい径を有する第２の段部とからなるバランスピストン
と、前記ノズルパイプに形成され前記第２の段部を収容
する水圧室と、前記ノズルパイプに給水する分岐管と前
記水圧室とを接続する給水管と、この給水管の途中に結
合され、常時は前記水圧室を前記分岐管側に接続させ前
記ニードルの操作源が喪失されたとき、前記水圧室を自
動的に大気側に切換える切換弁とから構成したことを特
徴とするペルトン水車のニードルバランスピストンの制
御装置。 - 【請求項２】ニードルサーボモータによりニードルを操
作するペルトン水車において、前記ニードル後方のノズ
ルパイプとの摺動部に形成され径が小さい第１の段部
と、この第１の段部の後方に形成され前記第１の段部よ
り径が大きく、前記ノズルパイプ出口の口径とほぼ等し
い径を有する第２の段部とからなるバランスピストン
と、前記ノズルパイプ内に形成され、前記第１の段部を
収容し前記ノズルパイプの水と連通する第１の水圧室
と、前記ノズルパイプ内に形成され前記第２の段部を収
容する第２の水圧室と、前記ノズルパイプに給水する分
岐管と前記第２の水圧室とを接続する給水管と、この給
水管の途中に結合され、常時は前記第２の水圧室を前記
分岐管側に接続させ、前記ニードルの操作源が喪失され
たとき前記第２の水圧室を自動的に大気側に切換える切
換弁とから構成することを特徴とするペルトン水車のニ
ードルバランスピストンの制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4336569A JPH06159220A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ペルトン水車のニードルバランスピストンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4336569A JPH06159220A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ペルトン水車のニードルバランスピストンの制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06159220A true JPH06159220A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18300502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4336569A Pending JPH06159220A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | ペルトン水車のニードルバランスピストンの制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06159220A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013202533B3 (de) * | 2013-02-18 | 2014-04-03 | Voith Patent Gmbh | Düse für eine Freistrahlturbine |
| WO2015045214A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 水力発電装置 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP4336569A patent/JPH06159220A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102013202533B3 (de) * | 2013-02-18 | 2014-04-03 | Voith Patent Gmbh | Düse für eine Freistrahlturbine |
| WO2015045214A1 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-02 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 水力発電装置 |
| JP2015068235A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 水力発電装置 |
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