JPH0615734B2 - 織機の緯糸張力検出器 - Google Patents

織機の緯糸張力検出器

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JPH0615734B2
JPH0615734B2 JP23522684A JP23522684A JPH0615734B2 JP H0615734 B2 JPH0615734 B2 JP H0615734B2 JP 23522684 A JP23522684 A JP 23522684A JP 23522684 A JP23522684 A JP 23522684A JP H0615734 B2 JPH0615734 B2 JP H0615734B2
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weft
pin
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locking pin
drum
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貢 川尻
広志 小林
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は緯糸の緯入れ終了時の張力を検出する緯糸張力
検出器に関する。
〈従来の技術〉 本出願人は、特願昭59−149663号により、緯入
れノズルにより緯糸を緯入れする流体噴射織機におい
て、緯糸の飛走終了時の張力を検出する緯糸張力検出器
と、この緯糸の飛走終了時の張力と基準張力とを比較し
てその差に応じ緯入れノズルへの供給流体ないし織機主
軸の回転数を制御する制御手段とを備えてなる流体噴射
式織機の制御装置を提案した。
第4図は上記制御装置の一例を示すもので、これについ
て説明する。
緯糸貯留装置1は例えば特公昭59−32577号公報
に示されるもので、ドラム2の回りを巻付パイプ3が一
定の速度で回転してドラム2に緯糸4を巻付け、係止ピ
ン5,6の所定タイミングでのドラム2周面への出入り
により、緯糸4を係止ピン5,6間に1ピック分区別し
て貯留して後、係止ピン6の退出により緯入れを行わせ
る。緯入れは、緯糸ガイド7を通じて緯糸4が導かれて
いる主ノズル8の空気噴射により行われ、ドラム2から
緯糸4を巻戻しつつ緯入れし、この巻戻し中の緯糸4が
係止ピン5に係止されると緯入れが終了する。9は経
糸、10は織前、11は織布である。
主ノズル8へは、圧力空気供給源から、電気信号に比例
した空気圧に調整する機能を有する電気−空気圧比例弁
12、ほぼ1ピック分に相当する空気量を貯留するエアタ
ンク13、織機の始動準備スイッチの投入によって開弁さ
れ織機の停止によって閉弁される電磁弁14、織機主軸に
連動して回転するカム15によって製織サイクルの所定時
期すなわち緯入れ時期に開弁するメカニカル弁16を介し
て、圧力空気を供給するようにしてある。17は圧力ゲー
ジである。
電気−空気圧比例弁12には制御回路18からのデジタル信
号がD/A変換器19を介してアナログ電圧に変換されて
入力され、制御回路18には、制御入力として、緯糸張力
検出器20からの信号とプリセッタ21からの信号とが入力
される。
緯糸張力検出器20は緯糸4の飛走終了時の張力を検出す
るものであって、係止ピン5の側壁に貼着されて緯糸4
が係止されたときのたわみを検出するストレインゲー
ジ、又はそのときの衝撃を直接検出する圧電素子などが
用いられる。プリセッタ21は制御回路18での制御に必要
な情報(基準張力等)をセットするために設けてある。
ここにおいて、制御回路18は緯糸張力検出器20により検
出される緯糸4の飛走終了時の張力とプリセッタ21によ
り予め設定された基準張力とを比較し、比較結果に応じ
電気−空気圧比例弁12を介して主ノズル8への供給圧力
の制御を行う。
すなわち、主ノズル8からの圧力空気の噴射により緯入
れがなされ、係止ピン5に緯糸4が係止されると、この
ときの緯糸4の張力が緯糸張力検出器20により検出され
る。制御回路18においては検出された張力を基準張力と
比較して検出値の方が小さいときには電気−空気圧比例
弁12により主ノズル8への供給圧力を上昇させて、緯糸
4の飛走速度を上昇させ、これにより飛走終了時の張力
を基準張力に近づけるようにする。逆に検出値の方が大
きいときには電気−空気圧比例弁12により主ノズル8へ
の供給圧力を低下させて、緯糸4の飛走速度を低下さ
せ、これにより飛走終了時の張力を基準張力に近づける
ようにする。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記制御装置において、緯入れ終了時に緯糸4
が係止ピン5に係止されたときの張力を検出する緯糸張
力検出器20には、次のような問題点があることが判っ
た。
すなわち、緯入れ終了時に緯糸4が係止ピン5に係止さ
れたときには、第5図及び第6図に示すように、次の緯
入れ時に緯入れされるべき緯糸4Aがすでに複数回巻か
れており、ドラム2のテーパ部2Aをすべり落ちて係止
ピン5に引っ掛かって主ノズル8側へ横方向の力を加え
ている。
これを第7図を参照して説明すれば、緯糸4Aの張力T
1,の合力により係止ピン5に横方向の力Fが作用
している。また、この緯糸4Aの張力T1,により生
じるドラム2のテーパ部2Aをすべり落ちる力Fによ
り係止ピン5に横方向の力Tも作用している。したが
って、係止ピン5には力FとTとの和のFという
横方向の力が加わっている。
このため、緯糸4が係止ピン5に係止される直前におい
ても、係止ピン5はFにより撓められていて、緯糸検
出器20、例えばストレインゲージから、この力Fに比
例した電気信号が出力されている。
一方、緯糸4が係止ピン5に係止されると、そのときの
衝撃力に比例する張力T5,による合力Fが係止ピ
ン5に作用する。緯糸張力検出器20は、この力Fを最
も良く検出できるよう、この力Fに対して直交する面
部に貼着する。
ところが、細くて弱い40デニール程度の緯糸4を用いる
場合、緯糸4の切断を防止するため、前記基準張力を小
さく設定して、主ノズル8への供給圧力を低く、すなわ
ち緯糸4の飛走速度を小さくするので、また糸が細いと
いうことは質量も小さいということであるので、緯糸4
が係止ピン5に係止されたときに係止ピン5に作用する
衝撃力すなわち力Fが小さくなる。
すると、次回に緯入れされる緯糸4Aによる横方向の力
による緯糸張力検出器20の出力に対し、力Fが加
わっても、緯糸張力検出器20の出力が変化しないという
事態を生じることがある。このように緯糸張力検出器20
の出力変化が生じない場合は、張力を検出できず、制御
不能になってしまう。
そこで本発明は、このような問題点に鑑み、細くて弱い
緯糸を用いた場合でも、緯糸が係止ピンに係止されたと
きの張力を確実に検出することのできる緯糸張力検出器
を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記の目的を達成するため、緯入れ終了時に
緯糸を係止する係止ピンを緯糸巻戻し方向にずれた位置
で互いに同一タイミングで作動する2つのピンに分け
て、これらのうち緯糸巻戻し方向上流側のピンを緯糸巻
戻し方向下流側のピンよりも緯入れ側に偏位させ、この
上流側のピンに緯糸張力検出器を装着するようにしたも
のである。
〈作用〉 すなわち、上流側のピンに対しての次回に緯入れされる
緯糸による横方向への力を減少ないしゼロにし、このピ
ンに緯糸が係止される際の力のみが作用するようにし
て、そのときの緯糸張力を確実に検出するのである。
〈実施例〉 以下に本発明の一実施例を第1図〜第3図によって説明
する。
係止ピン5は、従来と同様に動かされるものであるが、
その先端部は二叉状になっていて、ピン5Aと、ピン5
Bとに分かれている。そして、ピン5Aは、緯糸4の巻
戻し方向(図示A方向)でピン5Bの上流側に位置し、
かつ、ピン5Bよりも緯入れ側(図で右方)へ偏位して
いる。そして、ピン5Aに緯糸張力検出器、例えばスト
レインゲージ20を貼着してある。22はそのリード線であ
る。
このように2つのピン5A,5Bに分けて、緯糸張力検
出器すなわちストレインゲージ20を取付けたピン5Aを
他のピン5Bよりも緯糸巻戻し方向上流側で緯入れ側へ
偏位させて配置した場合は、次回緯入れされる緯糸4A
は第1図から明らかなようにピン5Bに係止されてい
て、ピン5Aには作用せず、緯入れされた緯糸4が緯入
れ終了時にピン5Aに係止される。
したがって、前述の力Fはピン5Bに加わり、力F
のみがピン5Aに加わるので、細く弱い緯糸を用いた場
合でも、次回に緯入れされる緯糸4Aの張力に影響され
ずに、緯入れされている緯糸4が係止ピン5に係止され
たときの張力を検出することができる。
この場合、ストレインゲージ20の取付位置は第2図及び
第3図に示すようにピン5Bの緯糸4が当接する部分の
長手方向延長上の位置と、その位置の裏側の位置がよ
い。勿論、緯糸張力検出器としては、ストレインゲージ
20の他、圧電素子等を用いたものでもよい。
係止ピン5については実施例のように二叉状でなく、ピ
ン5Aと5Bを完全に別個に設けて別個に駆動するよう
にしてもよい。
尚、本発明に係る緯糸張力検出器は、前述した主ノズル
への供給圧力の制御装置のみならず、各種の制御装置に
使用でき、勿論緯糸の張力の検出のみを行う場合にも使
用できる。
また、緯入れ装置は、流体噴射ノズルを用いるもののみ
ならず、グリッパシャトル方式でもよい。
また、緯糸貯留用のドラムは、円筒状でなくとも、複数
個のローラを綛枠状に配して、実質的に円筒状にしたも
のでもよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、検出器を取付けた
ピンに次回に緯入れされる緯糸による力が作用しないよ
うにして、緯入れされた緯糸が係止される際の力のみを
取出すことができるようにしたので、緯糸が係止ピンに
係止されたときの張力を確実に検出することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る緯糸張力検出器の一実施例を示す
ドラムの側面図、第2図は同上の要部斜視図、第3図は
第1図の要部拡大図、第4図は本発明に係る緯糸張力検
出器が用いられる緯入れ制御装置の概略構成図、第5図
は従来の問題点を示すドラムの側面図、第6図は第5図
の要部拡大図、第7図(A),(B)は係止ピンに作用する力
を説明するための図である。 2……ドラム、4……緯糸、5……係止ピン、5A,5
B……ピン、8……主ノズル、20……緯糸張力検出器
(例えばストレインゲージ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラム(2)に巻かれて貯留されている緯糸
    (4)を緯入れ装置(8)によりドラム(2)から巻戻して緯入
    れし、この巻戻し中の緯糸(4)を所定のタイミングでド
    ラム(2)面に出入りする係止ピン(5)に係止させて緯入れ
    を終了させることにより1ピック分の緯入れ長を規制す
    るようにした織機において、前記係止ピン(5)に装着さ
    れて、前記係止ピン(5)に係止された時の緯糸(4)の張力
    を検出する緯糸張力検出装置(20)であって、前記係止ピ
    ン(5)を緯糸巻戻し方向にずれた位置で互いに同一タイ
    ミングで作動する2つのピン(5A,5B)に分けて、これら
    のうち緯糸巻戻し方向上流側のピン(5A)を緯糸巻戻し方
    向下流側のピン(5B)よりも緯入れ側に偏位させ、この上
    流側のピン(5A)に装着したことを特徴とする織機の緯糸
    張力検出器。
JP23522684A 1984-07-20 1984-11-09 織機の緯糸張力検出器 Expired - Lifetime JPH0615734B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23522684A JPH0615734B2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09 織機の緯糸張力検出器
US06/756,448 US4781224A (en) 1984-07-20 1985-07-18 Loom equipped with weft picking control system
FR858511119A FR2567926B1 (fr) 1984-07-20 1985-07-19 Metier a tisser equipe d'un systeme de reglage du lancement de la trame
CH3139/85A CH663970A5 (fr) 1984-07-20 1985-07-19 Metier a tisser equipe d'un dispositif de commande du lancement de la trame.

Applications Claiming Priority (1)

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JP23522684A JPH0615734B2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09 織機の緯糸張力検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61113859A JPS61113859A (ja) 1986-05-31
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