JPH06150505A - 光ディスクのクランプ機構及びアダプタ及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクのクランプ機構及びアダプタ及び光ディスク装置

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JPH06150505A
JPH06150505A JP4301958A JP30195892A JPH06150505A JP H06150505 A JPH06150505 A JP H06150505A JP 4301958 A JP4301958 A JP 4301958A JP 30195892 A JP30195892 A JP 30195892A JP H06150505 A JPH06150505 A JP H06150505A
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JP
Japan
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turntable
spindle motor
optical disk
centering
disc
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Application number
JP4301958A
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English (en)
Inventor
Osamu Mizuno
修 水野
Toru Nakamura
徹 中村
Hideki Aiko
秀樹 愛甲
Hirotoshi Tomita
浩稔 冨田
Masanari Mouri
政就 毛利
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 MDとCDの両方の再生を行うためのクラン
プ機構を目的とする。 【構成】 支持部材34から回動自在に支持されたCD
クランパ30に対しCD300を鋼球32と鋼球用ばね
33により情報記録面11aでクランプする。CDクラ
ンパ30にはMDのセンタリング穴30cと磁性体31
が設けられ、ディスク受け部3と接触する面はCD30
0の光投入面から0.8mm突出している。 【効果】MD用ターンテーブル200に対しCDクラン
パ30を介しCD300のクランプが行われる。CD3
00の情報記録面11aの高さはMDのそれと同じにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音楽、映像、コードデー
タ等の記録媒体であるMD及びCD双方の記録または再
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主として音楽用の光ディスク記録
媒体であるCD(コンパクトディスク)が目ざましく普
及を遂げた。また近年容易に記録が可能な光ディスク記
録媒体としてMD(ミニディスク)が提案されている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来のMD及
びCDの再生装置のターンテーブルについて説明する。
【0004】図8(a),(b)は従来のMD再生装置
のMD用ターンテーブルを、また図9(a),(b)は
従来のCD再生装置のCD用ターンテーブルを示すもの
である。
【0005】まずMD用ターンテーブルについて説明す
る。図8(a),(b)において、100はMDで、透
明な厚さ1.2mmの略円盤状の基板1と薄板状の磁性
体2から構成され、基板1と磁性体2は剛に固着されて
いる。1aは情報記録面である。基板1には基板本体の
下面0.8mmの位置に円周状の平面部としてクランプ
エリア1bが設けられ、基板1の中心には直径11mm
のセンタリング穴1cが開けられている。MD100は
通常カートリッジに収納されているが、ここでは省略し
ている。
【0006】200はMD100をクランプするための
MD用ターンテーブルである。6は回転トルクを発生さ
せるスピンドルモータ(図示せず)からのモータ回転軸
である。3はMD100をクランプした際にクランプ状
態ではクランプエリア1bと接触するフランジ状のディ
スク受け部である。4はディスク受け部3に設けられた
凹部に上下方向に摺動自在にはめ合わされた球面の一部
からなるテーパコーン部である。7はテーパコーン部4
に上向きの付勢力を与えるばねである。5aはトーラス
状の磁石であって図の上向きをN極として着磁されてい
る。5bは磁石5aのMD100に対向する面を除いて
磁石5aを取り囲むように構成された磁性材料によるヨ
ークである。磁石5aとヨーク5bによりマグネットク
ランパ5を構成する。マグネットクランパ5はディスク
受け部3のMD100に近い側の中心近傍に剛に固定さ
れている。
【0007】以上のように構成された従来のMD用ター
ンテーブルについて、以下その動作を説明する。
【0008】図8(a)はクランプ前の状態、図8
(b)はクランプ後の状態である。MD100が図8
(a)の状態からMD用ターンテーブル200に接近す
ると、マグネットクランパ5が磁性体2を磁気力により
吸引する。基板1はセンタリング穴1cの角部でテーパ
コーン部4と接触する。この時磁気力はMD100を更
に下方に押し下げようとし、従ってテーパコーン部4に
下向きの力が生じる。一方、マグネットクランパ5はデ
ィスク受け部3に剛に固定されており、テーパコーン部
4はディスク受け部3に対し上下方向の摺動が自在であ
るため、テーパコーン部4を上方に押しているばね7が
圧縮方向にたわみ、テーパコーン部4が下方に押し下げ
られる。テーパコーン部4の降下はクランプエリア1b
がディスク受け部3に接触するまで行われ、最終的に図
8(b)の様にMD100のクランプが完了する。
【0009】クランプ完了状態においては、情報記録面
1aの高さはディスク受け部3により規制され、MD1
00の面方向の位置はセンタリング穴1cとテーパコー
ン部4の接触により規制される。情報記録面1aのディ
スク受け部3からの高さは図示の通り0.8+1.2=
2.0mmとなる。
【0010】次にCD用ターンテーブルについて説明す
る。図9(a),(b)において、300はCDで、透
明な厚さ1.2mmの略円盤状の基板11から成る。1
1aは情報記録面である。基板11の中心には直径15
mmのセンタリング穴11cが開けられている。
【0011】400はCD300をクランプするための
CD用ターンテーブルである。16は回転トルクを発生
させるスピンドルモータ(図示せず)からのモータ回転
軸である。13はMD100をクランプした際にクラン
プ状態ではCD300の下面と接触するフランジ状のデ
ィスク受け部で、凹部13aと凸部13bが形成されて
いる。14はディスク受け部13に設けられた凹部13
aに上下方向に摺動自在にはめ合わされた球面の一部か
らなるテーパコーン部である。17はテーパコーン部1
4に上向きの付勢力を与えるばねである。
【0012】18はディスク押えで、中心に凹部18a
が形成されている。ディスク押え18はCD再生装置本
体からモータ回転軸16の周りに回動自在に配置され、
CD300のクランプの際にCD300に降下する。
【0013】以上のように構成された従来のCD用ター
ンテーブルについて、以下その動作を説明する。
【0014】図9(a)はクランプ前の状態、図9
(b)はクランプ後の状態である。CD300が図9
(a)の状態からMD用ターンテーブル200に接近す
ると、基板11はセンタリング穴11cの角部でテーパ
コーン部14と接触する。この時ディスク押え18がC
D300に降下し、CD300を下向きに押し下げよう
とする。従ってテーパコーン部14に下向きの力が生じ
る。一方、テーパコーン部14はディスク受け部13に
対し上下方向の摺動が自在であるため、テーパコーン部
14を上方に押しているばね17が圧縮方向にたわみ、
テーパコーン部14が下方に押し下げられる。ディスク
押え18が更に降下するとディスク受け部13の凸部1
3bとディスク押え18の凹部18bがはめ合わされ、
ディスク押え18bはモータ回転軸16に対してセンタ
リングされる。テーパコーン部14及びディスク押え1
8の降下はCD300がディスク受け部13に接触する
まで行われ、最終的に図9(b)の様にCD300のク
ランプが完了する。
【0015】クランプ完了状態においては、情報記録面
11aの高さはディスク受け部13により規制され、C
D300の面方向の位置はセンタリング穴11cとテー
パコーン部14の接触により規制される。情報記録面1
1aのディスク受け部13からの高さは基板10aの厚
さにほぼ等しく1.2mmとなる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記よ
うな構成では、次のような課題が生じていた。
【0017】MD100及びCD300の再生原理はレ
ーザ光反射再生であって、両者の読み取りを単一の光学
ヘッドで行うのは技術的に比較的容易である。従って同
一の再生装置にて両者の再生を行えばコストメリット等
は大きい。
【0018】ところが、前記のように、両者のクランプ
手段は大きく異なっているため、従来の手段では単一の
ドライブにはできない。例えば、MD100のセンタリ
ング穴1cの径は11mmであるのに対し、CD300
のセンタリング穴11cの径は15mmである。また、
MD100はマグネットクランパ5による磁気力を用い
てクランプするのに対し、CD300はディスク押え1
8で外部から押さえる方法をとる。MD100はカート
リッジに収納されているため外部からMD100を押さ
えることは不可能である。
【0019】更に、従来例で示したように、ディスク受
け部3または13から記録面1aまたは11aまでの高
さは前者が2.0mmであるのに対し、後者は1.2m
mで異なっている。
【0020】従って従来の装置またはクランプ手段では
両光ディスクのクランプ構造が根本的に異なるため、同
一ドライブでの再生は困難であった。従ってラジカセ等
のハイブリッドオーディオ装置でMDとCDの再生機能
を持たせるためには各々専用のドライブを必要とし、装
置の大型化や重量の増加、コストアップの要因となって
いた。
【0021】本発明は上記課題に鑑み、MDとCDの両
方の再生を可能とする光ディスクのクランプ機構及びア
ダプタ及び光ディスク装置を提供するためのものであ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明における第1の光ディスクのクランプ機構は、
MD及びCDの基準面が接触する少なくとも外周がCD
のセンタリング穴より大きくMDのクランプエリアの最
外径よりも小さい略円形のディスク受け部と、ディスク
受け部の内周側にはMDのセンタリング穴と係合しスピ
ンドルモータのモータ回転軸方向にディスク受け部に対
して弾性的に支持された略円錐面または略球面のMD用
テーパコーン部と、CDのセンタリング穴と係合しスピ
ンドルモータのモータ回転軸方向にディスク受け部に対
して弾性的に支持された略円錐面または略球面のCD用
テーパコーン部とを有し、MD用テーパコーン部及びC
D用テーパコーン部は各々MD及びCDがディスク受け
部に装着された最には各々CDのセンタリング穴の周囲
及びMDのセンタリング穴の周囲によりスピンドルモー
タの方へ押される事によりスピンドルモータの方へ弾性
的に移動するよう構成され、MD用テーパコーン部はC
D用テーパコーン部より内周側にあってかつ実質的にス
ピンドルモータから遠い側に存在し、CD用テーパコー
ン部はMDをディスク受け部に装着する際にはMDと干
渉しないよう構成されている。
【0023】また本発明における第2の光ディスクのク
ランプ機構は、MD用ターンテーブルと、それに略平行
にかつ対向する向きに配置され少なくともスピンドルモ
ータの回転軸周りに回動自在な状態にスピンドルモータ
とは分離した構造体から支持されたCD用クランパを有
し、CD用クランパはCDのセンタリング穴を用いてC
D用クランパに対してCDのセンタリングを行うセンタ
リング手段と、センタリング穴またはCDの両面のうち
少なくともいずれかを利用してCDとの結合を行う結合
手段と、結合手段によりCDと結合した際にのCDの光
投入面から突出しMD用ターンテーブルにクランプされ
た際にMD用ターンテーブルのディスク受け部と接触す
るCD用クランプ領域を持つスペーサ部と、MD用ター
ンテーブルのセンタリング機構部と接触してMD用ター
ンテーブルに対しセンタリングされるCD用クランパセ
ンタリング手段とを有し、CD用クランプ領域からCD
の情報記録面までのモータ回転軸の軸方向への距離と、
MDのクランプ領域からMDの情報記録面までのモータ
回転軸の軸方向への距離とを略等しくするようスペーサ
部を形成した事で構成されている。
【0024】また本発明のアダプタは、MDと同一のク
ランプ構造を有し、CDのセンタリング穴を利用してC
Dとのセンタリングを行うセンタリング手段と、センタ
リング穴またはCDの両面のうち少なくともいずれかを
利用してCDとの結合を行う結合手段と、結合手段によ
りCDと結合した際にCDの光投入面から突出しMD用
ターンテーブルにクランプされた際にMD用ターンテー
ブルのディスク受け部と接触するアダプタクランプ領域
を持つスペーサ部と、MD用ターンテーブルのセンタリ
ング機構部と接触してMD用ターンテーブルに対しセン
タリングされるアダプタセンタリング手段とを有し、ア
ダプタクランプ領域からCDの情報記録面までのモータ
回転軸の軸方向への距離と、MDのクランプ領域からM
Dの情報記録面までのモータ回転軸の軸方向への距離と
を略等しくするようスペーサ部を形成した事で構成され
ている。
【0025】また本発明における第1の光ディスク装置
は、MD及びCD双方の少なくとも再生を行う機能を有
しレーザ光をMDまたはCDに対して照射する対物レン
ズを少なくとも有する1個の光学ヘッドと、MD用ディ
スク受け部を有するMD用ターンテーブルを回転軸の一
端に備えたMD用スピンドルモータと、MD用スピンド
ルモータと回転軸を略平行に配置されCD用ディスク受
け部を有するCD用ターンテーブルをMD用ターンテー
ブルと同じ側の回転軸の一端に備えたCD用スピンドル
モータとを有し、対物レンズはMD用スピンドルモータ
とCD用スピンドルモータとを結ぶ直線上でかつMD用
スピンドルモータとCD用スピンドルモータの間に配置
され、MD用ディスク受け部はCD用ディスク受け部に
対しMD用スピンドルモータの回転軸の方向へ約0.8
mmだけMD用スピンドルモータ側に設定され、MD用
ターンテーブルはCD用ターンテーブルに搭載されたC
Dと干渉しない位置に配置され、対物レンズはMD用ス
ピンドルモータとCD用スピンドルモータとを結ぶ直線
上のシーク動作を行うよう構成されている。
【0026】また本発明における第2の光ディスク装置
は、ベースと、MD及びCD双方の少なくとも再生を行
う機能を有しレーザ光をMDまたはCDに対して照射す
る対物レンズを少なくとも有しMD及びCDの半径方向
にアクセス動作を行う光学ヘッドと、MD用ターンテー
ブルをモータ回転軸の一端に備えCD用ターンテーブル
をモータ回転軸の他端に備えモータ回転軸の正転反転機
能を有するスピンドルモータと、スピンドルモータとベ
ースの間に取り付けられ回動軸がモータ回転軸を略通り
かつモータ回転軸に対して略垂直でありスピンドルモー
タをベースに対して回動軸周りに回動可能に支持する回
動機構と、対物レンズからレーザ光が出射される向きを
出射方向としモータ回転軸が出射方向に略平行でかつス
ピンドルモータからMD用ターンテーブルに向かう向き
が出射方向に略一致した状態を第1の状態とし、モータ
回転軸が出射方向に略平行でかつスピンドルモータから
CD用ターンテーブルに向かう向きが出射方向に略一致
した状態を第2の状態とし、第1または第2の状態でス
ピンドルモータの回動軸まわりの回動を保持する回動保
持手段とを備え、第1の状態でMDをMD用ターンテー
ブルに装着した際の対物レンズからMDの情報記録面ま
での距離と第2の状態でCDをCD用ターンテーブルに
装着した際の対物レンズからCDの情報記録面までの距
離とが略一致するよう回動軸の位置を設定した事で構成
されている。
【0027】
【作用】本発明における第1の光ディスクのクランプ機
構は上記した構成によって、センタリング穴径が異なる
MD及びCDに対して独立して各々テーパコーン部がセ
ンタリングを行うため、両方のセンタリングが可能とな
る。
【0028】また本発明における第2の光ディスクのク
ランプ機構は上記した構成によって、従来のMD用ター
ンテーブルに対してCDをクランプしたCD用クランパ
がクランプ可能になる。更にMDもCDもディスク受け
部3から情報記録面までの距離が等しくなる。
【0029】また本発明におけるアダプタは上記した構
成によって、従来のMD用ターンテーブルに対してCD
をクランプしたアダプタがクランプ可能になり、装置に
CD専用の構造は不要である。更にMDもCDもディス
ク受け部3から情報記録面までの距離が等しくなる。
【0030】また本発明における第1の光ディスク装置
は上記した構成によって、対物レンズがMD及びCDの
両方の半径方向のアクセスが可能となり、また各々の情
報記録面の対物レンズから見た距離が等しくなるため、
全く同じ条件で両者の情報再生が可能になる。
【0031】また本発明における第2の光ディスク装置
は上記した構成によって、MDとCDの駆動が1個のス
ピンドルモータで行え、かつ対物レンズから見て各々の
情報記録面を等価に扱うことができる。
【0032】
【実施例】以下本発明の第1の実施例における光ディス
クのクランプ機構について、図面を参照しながら説明す
る。
【0033】本発明の目的はMD及びCDの両方のクラ
ンプが可能な光ディスクのクランプ機構の実現である。
【0034】図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施
例における光ディスクのクランプ機構を示すものであ
る。図1(a)は何も装着されていない状態、図1
(b)はMDを装着した状態、図1(c)はCDを装着
した状態である。
【0035】図1(a)〜(c)でマグネットクランパ
5、モータ回転軸6、ばね7は従来例とおなじものであ
る。23はディスク受け部で、従来例のディスク受け部
3、13と同様の機能を果たす。24はテーパコーン部
で、内周側に第1のテーパコーン24aと、外周側に第
2のテーパコーン24bが設けられており、第1のテー
パコーン24aは第2のテーパコーン24bよりも上側
に配置されている。テーパコーン部24はディスク受け
部23の凹部23bにモータ回転軸6に平行な方向に摺
動自在にはめ合わされている。ばね7はテーパコーン部
24に上向きの付勢力を与えている。マグネットクラン
パ5は従来例と同様ディスク受け部23の中心近傍の上
部に剛に固定されている。図1(b),(c)でMD1
00、CD300は従来例と同じものである。
【0036】以上のように構成された光ディスクのクラ
ンプ機構について、以下その動作を説明する。
【0037】まず、MD100のクランプを行う場合に
ついて図1(b)を用いて説明する。MD100をディ
スク受け部23に接近させると、マグネットクランパ5
が磁性体2を磁気力により吸引する。基板1はセンタリ
ング穴1cの角部でテーパコーン部24の第1のテーパ
コーン24aと接触し、テーパコーン部24の他の部分
とは接触しない。その後従来例と同様クランプエリア1
bがディスク受け部23に接触するまでテーパコーン部
24が下方に押し下げられ、最終的に図1(b)の様に
MD100のクランプが完了する。
【0038】クランプ完了状態においては、情報記録面
1aの高さはディスク受け部23により規制され、MD
100の面方向の位置はセンタリング穴1cとテーパコ
ーン部24の第1のテーパコーン24aとの接触により
規制される。この状態においてテーパコーン部24は第
1のテーパコーン24aのみがMD100のセンタリン
グ穴1cに対して接触し、テーパコーン部24の他の部
分はMD100には接触しない。情報記録面1aのディ
スク受け部23からの高さは従来例と同じく0.8+
1.2=2.0mmとなる。
【0039】次にCD300のクランプを行う場合につ
いて図1(c)を用いて説明する。CD300をディス
ク受け部23に接近させると、基板11はセンタリング
穴11cの角部でテーパコーン部24の第2のテーパコ
ーン24bと接触し、テーパコーン部24の他の部分と
は接触しない。この時従来例のディスク押え18と同様
のディスク押え(図示せず)がCD300に降下し、C
D300を下向きに押し下げようとする。その後従来例
と同様CD300がディスク受け部13に接触するまで
テーパコーン部24が下方に押し下げられ、最終的に図
1(c)の様にCD300のクランプが完了する。
【0040】クランプ完了状態においては、情報記録面
11aの高さはディスク受け部23により規制され、C
D300の面方向の位置はセンタリング穴11cとテー
パコーン部24の第2のテーパコーン24bとの接触に
より規制される。この状態においてテーパコーン部24
は第2のテーパコーン24aのみがCD300のセンタ
リング穴11cに対して接触し、テーパコーン部24の
他の部分はCD300には接触しない。情報記録面11
aのディスク受け部23からの高さは従来例と同じく
1.2mmとなる。
【0041】以上のように本実施例によれば、テーパコ
ーン部24にMD100にのみ接触するテーパコーン2
4aとCD300にのみ接触するテーパコーン24bを
備えた事により、センタリング穴径が異なるMD100
及びCD300に対して独立して各々テーパコーン24
a、24bがセンタリングを行うため、両方のセンタリ
ングが可能となる。またMD100用のマグネットクラ
ンパ5を備えた事により、MD100のマグネットクラ
ンプとCD300を外部から押さえる構造が両立する。
【0042】以下本発明の第2の実施例における光ディ
スクのクランプ機構について、図面を参照しながら説明
する。
【0043】本発明の目的は、MD及びCDの両方のク
ランプが可能でかつディスク受け部から各々の情報記録
面までの距離を同一とする光ディスクのクランプ機構の
実現である。
【0044】図2〜図4は本発明の第2の実施例におけ
る光ディスクのクランプ機構を示すものである。図2は
CDを装着した状態、図3はクランプ部の詳細図、図4
はクランプ機構をMD用ターンテーブルに装着した状態
である。
【0045】図2〜図4でCD300、MD用ターンテ
ーブル200は従来例と同じものである。31は磁性体
で、従来例の磁性体2と機械的形状は若干異なるが磁気
的性質は同じものである。
【0046】30はCDクランパで、30aはCD30
0の情報記録面11aを受ける円盤状のCD受け面であ
る。30bはCD受け面から下方に2.0mmだけ突出
した円筒状のCDセンタリング部で、円筒の外径はCD
のセンタリング穴よりわずかに小さく形成されている。
30cはCDセンタリング部30bの中央に開いた穴で
あって、穴の径はMD100のセンタリング穴1cと同
じである。30dはCDセンタリング部30bの下方端
面のディスク受け接触面である。30fは磁性体固定面
で、磁性体31が剛に固定されている。
【0047】CDセンタリング部30bの外側面には、
均等に90度の角度間隔で配置された4個の穴である鋼
球用ハウジング30gが形成されている。鋼球用ハウジ
ング30gの中心軸のCD受け面30aからの距離H1
は少なくとも1.2mmより大きい位置に設定されてい
る。鋼球用ハウジング30gには奥から順に鋼球用ばね
33、鋼球32が挿入されており、鋼球32は鋼球用ハ
ウジング30gの内径よりわずかに小さいほぼ同径の外
径を有しており、鋼球用ハウジング30gに対して摺動
が自在である。鋼球用ばね33は鋼球32に対しCDセ
ンタリング部30bの外側面に向かう力を付勢力として
与えているが、鋼球用ハウジング30gのCDセンタリ
ング部30bの外側面近傍では鋼球32の外径より小さ
い内径の爪部30hが形成されているため鋼球32が鋼
球用ハウジング30gから抜ける事はなく、鋼球32の
一部が爪部30hの径に応じてCDセンタリング部30
bの外側面から突出している。図3に示すように、爪部
30hの内径の上端部のCD受け面30aからの距離H
2は少なくとも1.2mmより小さく設定されている。
【0048】34は再生装置の上下機構(図示せず)か
ら支持された支持部材である。支持部材34は逆T字状
を成しており、下端面に広がった円盤部34aと円盤部
34aに接続されて再生装置の上下機構に延びる円筒状
の円筒部34bから構成されている。CDクランパ30
は支持部材34の円盤部34aを互いに接触しない状態
が維持できるだけの距離を隔てて包み込む構造をしてい
る。30eは支持部材34の円筒部34bが所定の距離
を隔てて貫通するクリアランス穴であり、穴の径は円盤
部34aの外径より小さく、円筒部34bの外径より大
きく形成されている。従ってCDクランパ30は支持部
材34から外れる事はない。
【0049】以上のように構成された光ディスクのクラ
ンプ機構について、以下その動作を説明する。
【0050】まず、CD300を記録面11aの側から
CDクランパ30の下方から接近させ、センタリング穴
11cにCDセンタリング部30bを挿入して行く。C
Dセンタリング部30bの外側面からは鋼球32が突出
しているが、鋼球32は鋼球用ハウジング30gに対し
摺動が自在であるため、CD300の挿入する力を大き
くすると鋼球32はセンタリング穴11cに押され、水
平方向の分力により鋼球用ばね33が弾性圧縮されて鋼
球32が鋼球用ハウジング30gの奥に移動し、CDセ
ンタリング部30bから突出する部分がなくなり、CD
300の継続挿入が可能となる。
【0051】更に挿入を続けると、図3に示すように鋼
球用ハウジングの中心線とCD受け面30aの距離H1
は1.2mmより大きく、基板11の厚さが1.2mm
であるから、情報記録面11aがCD受け面30aに至
る前に鋼球32は再びCDセンタリング部30bの外側
面から突出する。
【0052】CD300のCDクランパ30への取り付
けが完了した状態では図2、図3に示すように情報記録
面11aがCD受け面30aに接触する。爪部30hの
内径の上端部のCD受け面30aからの距離H2は少な
くとも1.2mmより小さく設定されているため、この
状態においては図3に示すように鋼球32は爪部30h
に接触せず、センタリング穴11cの下面コーナ部に接
触している。即ち鋼球用ばね33の付勢力はCD300
に作用し、情報記録面11aをCD受け面30aに押し
付けて位置決めを行い、また円周状に均等に4個配置さ
れた鋼球用ばね33のバランスによりセンタリングも行
っている。
【0053】次に再生装置の上下機構が降下して支持部
材34がMD用ターンテーブル200に接近して行く
と、図4に示すように支持部材34に移動自在に接続さ
れたCD300のクランプが完了したCDクランパ30
がMD用ターンテーブル200に接近する。CDクラン
パ30にはMD100に設けられた磁性体2と同様の磁
性体31が固定され、MD100のセンタリング穴1c
と同じ径のセンタリング穴30cが設けられている。従
って従来例と同様にして磁性体31がマグネットクラン
パ5に磁気力で吸引され、センタリング穴30cがテー
パコーン部4によりセンタリングされ、ディスク受け接
触面30dがディスク受け部3に接触してCD300の
MD用ターンテーブル200へのクランプが完了する。
【0054】クランプ完了状態においては、情報記録面
11aの高さはディスク受け部3とディスク受け接触面
30dからCD受け面30aまでの距離により規制さ
れ、CD300の面方向の位置はセンタリング穴30c
とテーパコーン部4の接触及び鋼球32とセンタリング
穴11cにより規制される。なお、この状態においては
支持部材34はCDクランパ30とは非接触である。
【0055】ディスク受け部3から情報記録面11aま
での距離は、ディスク受け接触面30dからCD受け面
30aまでの距離にほぼ等しく、2.0mmである。こ
の値は従来例で述べた図8のディスク受け部3からMD
100の情報記録面1aまでの距離2.0mmに等し
い。
【0056】MD100をMD用ターンテーブル200
にクランプする動作は従来例と同じであるため省略す
る。
【0057】以上、本実施例によれば、MD100と同
様のマグネットクランプを含むクランプ構造を有するC
Dクランパ30を設け、CDクランパ30には、CDを
情報記録面11aで受けるCD受け面30aと、MD用
ターンテーブル200のディスク受け部3に接触するデ
ィスク受け接触面30dと、CD300のセンタリング
とCD受け面30aへの押し付けを行う鋼球用ばね33
と鋼球32とを設け、ディスク受け接触面30dとCD
受け面30aの距離をMD100のクランプエリア1b
から情報記録面1aまでの距離2.0mmに等しくした
事により、従来のMD用ターンテーブル200に対して
CD300をクランプしたCDクランパ30がクランプ
可能になる。更にMD100もCD300もディスク受
け部3から情報記録面1a、11aまでの距離が等しく
なる。従って光学ヘッドから見た情報記録面1a,11
aの距離が同じになり、技術的な課題なく単一の光ヘッ
ドで両者の読み取りが可能になる。
【0058】なお、本実施例においては鋼球32、鋼球
用ばね33の数及び配置を4個の90度等角度間隔配置
としたが、3個以上であれば幾つの鋼球32及び鋼球用
ばね33を用いてもよく、それらが略等角度間隔配置で
あればよい。
【0059】更に本実施例においてはCD300をCD
受け面30aに押し付け、センタリングを行う方法を鋼
球用ばね33の弾性復元力を用いた方法としたが、他の
方法であっても差し支えない。
【0060】以下本発明の第3の実施例におけるアダプ
タについて、図面を参照しながら説明する。
【0061】本発明の目的はCDをMD用ターンテーブ
ルに装着可能とし、かつディスク受け部から各々の情報
記録面までの距離を同一とするCDに装着するアダプタ
の実現である。
【0062】図5(a)〜(c)は本発明の第3の実施
例におけるアダプタを示すものである。図5(a)はア
ダプタの図、図5(b),(c)は動作を示す図で各々
CDを装着した図、MD用ターンテーブルに装着した図
である。
【0063】図5(a)〜(c)においてCD300、
MD用ターンテーブル200は従来例と同じものであ
る。41は磁性体で従来例の磁性体2とほぼ同じもので
ある。40は略円盤状で厚さが0.8mmのアダプタで
あり、例えば樹脂等で形成されている。アダプタ40に
はCD300の光投入面が装着される図5(a)の上面
にあたるCD受け面40aがあり、CD受け面40aの
反対側の面はMD用ターンテーブル200のディスク受
け部3に接触するディスク受け接触面40dである。ま
たアダプタ40にはその中心にMD100のセンタリン
グ穴1cと同径のφ11mmのセンタリング穴40cが
開けられている。CD受け面40aからはアダプタ40
と一体成形された4個の四角柱状の弾性突起部40bが
センタリング穴40cと同心円状配置で90度の等角度
間隔でCD受け面40から略垂直に延びている。弾性突
起部40bはCD受け面40aに平行な方向に弾性変形
が可能である。弾性突起部40bのCD受け面40aと
の交点の外径はCD300のセンタリング穴と同じφ1
5mmである。更に弾性突起部40bの上端部近傍には
外周側に向かって半円筒状の爪部40eが形成されてお
り、爪部40eの半円筒の中心軸のCD受け面40aか
らの距離は1.2mmよりも大きく、また爪部40eと
弾性突起部40bとの交線の下端は1.2mmよりも小
さく設定されている。またアダプタ40にはCD受け面
側の中心に磁性体41が固定されている。
【0064】以上のように構成されたアダプタについ
て、以下その動作を説明する。まず、図5(b)に示す
ようにCD300の光投入面側からセンタリング穴11
cに弾性突起部40bを挿入する。この時、弾性突起部
40bの上端部に形成されている爪部40eの外周側の
径はCD300のセンタリング穴11cよりも大きいた
め、挿入する際には弾性突起部40bが内周側に弾性変
形する。CD300の光投入面がCD受け面40aに接
触するまで挿入するとアダプタ40のCD300への装
着が完了する。この時、図5(b)に示すように爪部4
0eの中心軸はCD300の情報記録面11aより上側
へ出ており、爪部40eと弾性突起部40bとの交線は
情報記録面11aより下にある。即ち、爪部40eから
見たとセンタリング穴11cの上端との接触角度は水平
位置より下にあり、しかも弾性突起部40bは弾性変形
したままの状態となる。弾性突起部40bは弾性復元力
を有するためセンタリング穴11cに対して弾性復元力
を与える。従って弾性突起部40bは爪部40eの作用
によりCD300をCD受け面40a側に押さえつけ
る。このようにしてアダプタ40とCD300は一体化
する。
【0065】次に図5(c)に示すようにアダプタ40
をMD用ターンテーブル200に接近させる。アダプタ
40にはMD100に設けられた磁性体2と同様の磁性
体41が固定され、MD100のセンタリング穴1cと
同じ径のセンタリング穴40cが設けられている。従っ
て従来例と同様にして磁性体41がマグネットクランパ
5に磁気力で吸引され、センタリング穴40cがテーパ
コーン部4によりセンタリングされ、ディスク受け接触
面40dがディスク受け部3に接触してCD300のM
D用ターンテーブル200へのクランプが完了する。
【0066】クランプ完了状態においては、情報記録面
11aの高さはディスク受け部3とディスク受け接触面
40dからCD受け面40aまでの距離により規制さ
れ、CD300の面方向の位置はセンタリング穴40c
とテーパコーン部4の接触及び弾性突起部40bの弾性
復元力による爪部40eのセンタリング穴11cへの接
触により規制される。
【0067】ディスク受け部3から情報記録面11aま
での距離は、ディスク受け接触面40dからCD受け面
40aまでの距離0.8mmと基板11の厚さ1.2m
mの和にほぼ等しく、2.0mmである。この値は従来
例で述べた図8のディスク受け部3からMD100の情
報記録面1aまでの距離2.0mmに等しい。
【0068】MD100をMD用ターンテーブル200
にクランプする動作は従来例と同じであるため省略す
る。
【0069】本実施例は見かけの効果は第2の実施例と
同様であるが、再生装置にCDクランパ30のような特
殊な手段が不必要で、MD用ターンテーブル200があ
ればCDのクランプが可能になるという大きな効果を有
する。
【0070】以上、本実施例によれば、MD100と同
様のマグネットクランプを含むクランプ構造を有するア
ダプタ40を設け、アダプタ40には、CDを光投入面
で受けるCD受け面40aと、MD用ターンテーブル2
00のディスク受け部3に接触するディスク受け接触面
40dと、CD300のセンタリング穴11cに挿入さ
れてCD300のセンタリングとCD受け面40aへの
押し付けを行う先端に爪部40eを有する弾性突起部4
0bとを設け、ディスク受け接触面40dとCD受け面
40aの距離を0.8mmとした事により、従来のMD
用ターンテーブル200に対してCD300をクランプ
したアダプタ40がクランプ可能になる。更にCD30
0の情報記録面11aからディスク受け部3までの距離
がアダプタの厚さ0.8mmと基板11の厚さ1.2m
mの和に等しく2.0mmとなるため、MD100の情
報記録面1aからディスク受け部3までの距離に等しく
なる。従って光学ヘッドから見た情報記録面1a,11
aの距離が同じになり、技術的な課題なく単一の光ヘッ
ドで両者の読み取りが可能になる。
【0071】なお、本実施例においては爪部40eを備
えた弾性突起部40bの数及び配置を4個の90度等角
度間隔配置としたが、3個以上であれば幾つの弾性突起
部40bを用いてもよく、それらが略等角度間隔配置で
あればよい。
【0072】更に本実施例においてはCD300をCD
受け面40aに押し付け、センタリングを行う方法を爪
部40eを備えた弾性突起部40bの弾性復元力による
方法としたが、他の方法であっても差し支えない。
【0073】以下本発明の第4の実施例における光ディ
スク装置について、図面を参照しながら説明する。
【0074】本発明の目的は、単一のドライブでCD及
びMD双方に対して少なくとも再生を可能とする光ディ
スク装置の実現である。
【0075】図6(a),(b)は本発明の第4の実施
例における光ディスク装置を示すものである。図6
(a)は平面図、図6(b)は側面断面図である。各図
において右手直角座標系を図のように定義する。
【0076】MD100、MD用ターンテーブル20
0、CD300、CD用ターンテーブル400は従来例
と同じものである。MD用ターンテーブル200とCD
用ターンテーブル400において、MD用ターンテーブ
ル200のディスク受け部3の方がCD用ターンテーブ
ル400のディスク受け部13よりz軸の負の方向に
0.8mm低く設置されている。また、MD用ターンテ
ーブル200とCD用ターンテーブル400のx軸方向
の距離は、CD用ターンテーブル400にCD300を
搭載した際にCD300とMD用ターンテーブル200
が干渉しないだけ離間されている。
【0077】x−xをMD用ターンテーブル200の中
心とCD用ターンテーブル400の中心を結ぶx軸に平
行な直線とする。51は対物レンズで、MD100また
はCD300の光投入面側のx−x上に配置され、少な
くともレーザ光をMD100及びCD300の情報記録
面に収れん光として照射する機能を有する。50は対物
レンズ51を搭載し、少なくともレーザ光を発生させて
対物レンズ51に導き、MD100及びCD300の少
なくとも再生機能を有する光学ヘッドである。52は2
本が平行に配置されたガイド軸で、軸中心はx−xに平
行に配置されている。ガイド軸52は光学ヘッド50に
摺動勘合されており、対物レンズ51がMD100及び
CD300の両者の情報記録領域をアクセスできるだけ
の長さを有している。53はカートリッジで、MD10
0を内蔵している。
【0078】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて、以下その動作を説明する。まずMD100をM
D用ターンテーブル200に搭載した場合、ガイド軸5
2は対物レンズ51がMD100の情報記録領域をカバ
ーできるだけの長さを有するため、情報の再生は既存の
手段によって行う事ができる。この時のディスク受け部
3からMD100の情報記録面1aまでの距離は従来例
に示した通り2.0mmである。また対物レンズ51か
らMD100の情報記録面1aまでの距離をH3とする
と、対物レンズ51からディスク受け部3までの距離は
(H3−2.0)mmである。この時MD100を含め
カートリッジ53はCD用ターンテーブル400とは干
渉しない。
【0079】次にCD300をCD用ターンテーブル4
00に搭載した場合は、MD用ターンテーブル200が
CD用ターンテーブル400にCD300を搭載した際
にCD00が干渉しないだけ離間されているため干渉し
ない。対物レンズはx−x線上をアクセスするため、C
D300に対しても半径方向にアクセスする事になる。
またこの時のディスク受け部13からCD300の情報
記録面までの距離は従来例で示した通り1.2mmであ
る。ところがCD用ターンテーブル400のディスク受
け部13の方がMD用ターンテーブル200のディスク
受け部3よりz軸の負の方向に0.8mm高く設置され
ているため、対物レンズ51からディスク受け部13ま
での距離はH3−2.0+0.8=H3−1.2とな
る。ディスク受け部13からCD300の情報記録面1
1aまでの距離は1.2mmであるから、対物レンズ5
1から情報記録面11aまでの距離は、H3−1.2+
1.2=H3となる。即ち、対物レンズ51から見てM
D100、CD300いずれの情報記録面1a、11a
も同じ距離になるため、MD100の再生が可能ならば
CD300の再生も可能となる。
【0080】以上のように本実施例によれば、MD用タ
ーンテーブル200とCD用ターンテーブル400と、
両者の間を結ぶ直線上をアクセスする対物レンズ51を
搭載した光学ヘッドとを備え、両者の間をCD用ターン
テーブル400にCD300をクランプした際にCD3
00がMD用ターンテーブル200に干渉しないだけ離
間させ、MD用ターンテーブル200のディスク受け部
3をCD用ターンテーブル400のディスク受け部13
より0.8mm低く配置した事により、対物レンズ51
がMD100及びCD300の両方の半径方向のアクセ
スが可能となり、また各々の情報記録面1a、11aの
対物レンズ51から見た距離が等しくなるため、全く同
じ条件で両者の情報再生が可能になる。
【0081】以下本発明の第5の実施例における光ディ
スク装置について、図面を参照しながら説明する。
【0082】本発明の目的は、単一のドライブでCD及
びMD双方に対し少なくとも再生を可能とする光ディス
ク装置の実現である。
【0083】図7は本発明の第5の実施例における光デ
ィスク装置を示すものである。MD用ターンテーブル2
00、CD用ターンテーブル400は従来例と同じもの
である。光学ヘッド68、対物レンズ69は形状は異な
るが第4の実施例の光学ヘッド50、対物レンズ51と
同じ機能を果たす。OAは対物レンズ69の光軸であ
る。光学ヘッド68及び対物レンズ69は矢印Bの方向
にアクセス動作を行う。
【0084】70は装置のベースである。60はスピン
ドルモータで、61はスピンドルモータ61のロータに
接続されたモータ回転軸である。スピンドルモータ60
は入力に従いモータ回転軸61の正転、反転、停止を行
う。なお、MD用ターンテーブル200の正転側を正
転、逆を反転と定義する。
【0085】62は回動軸で、矢印B方向に平行に配置
され、スピンドルモータ60のステータに固定されてい
る。回動軸62の一端はモータ65に接続されている。
モータ65は入力に従い、回動軸62の回転、停止を行
う。63は回動軸62をベース70に対して回動自在に
支持するラジアルベアリング等から成る回動支持部材で
ある。64はベース70に対する回動軸62の回転位置
を光学的に検出して信号を発生する状態検出部で、モー
タ回転軸61が光軸OAに平行でMD用ターンテーブル
200が上になった時にMD設定完了信号を、モータ回
転軸61が光軸OAに平行でCD用ターンテーブル40
0が上になった時にCD設定完了信号を発生する。67
は選択スイッチで、MDを再生するかCDを再生するか
の信号をスイッチの状態により出力する。66は制御部
であって、選択スイッチ67と状態検出部64からの入
力に従い、モータ65に対し回転、停止信号を、スピン
ドルモータ60に対し正転可能、反転可能、停止信号を
送る。制御部66は選択スイッチ67からMD選択信号
が送られた場合は状態検出部64からMD設定完了信号
が入力されるまでモータ65に回転信号を出力する。モ
ータ65の回転中はスピンドルモータ60に対しては停
止信号の出力を続ける。その後MD設定完了信号が状態
検出部64から入力されると制御部66はモータ65に
停止信号を出力し、スピンドルモータ60に正転可能信
号を出力する。また、制御部66は選択スイッチ67か
らCD選択信号が送られた場合は状態検出部64からC
D設定完了信号が入力されるまでモータ65に回転信号
を出力する。モータ65の回転中はスピンドルモータ6
0に対しては停止信号の出力を続ける。その後CD設定
完了信号が状態検出部64から入力されると制御部66
はモータ65に停止信号を出力し、スピンドルモータ6
0に逆転可能信号を出力する。
【0086】回動軸62の中心軸Sは図7に示すように
各々のターンテーブルにMD及びCDをクランプした際
のMDの情報記録面とCDの情報記録面から等距離にあ
る。
【0087】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて、以下その動作を説明する。まず選択スイッチ6
7によりMDが選択され、MD用ターンテーブル200
が図示の状態のように上向きである場合は、選択スイッ
チ67がMD選択信号を、状態検出部64がMD設定完
了信号を制御部66に出力する。すると制御部66はモ
ータ65に対して停止信号を、スピンドルモータ60に
正転可能信号を出力する。この時プレイスイッチ(図示
せず)が押されればスピンドルモータ60が正転を行
う。
【0088】次に選択スイッチ67によりCDが選択さ
れ、MD用ターンテーブル200が図示の状態のように
上向きである場合は、選択スイッチ67がCD選択信号
を、状態検出部64がMD設定完了信号を制御部66に
出力する。すると制御部66はモータ65に対して回転
信号を、スピンドルモータ60に停止信号を出力する。
するとモータ65が回転し、モータ65に接続された回
動軸62がS軸周りに回動し、回動軸62に接続された
スピンドルモータ60もS軸周りに回動する。この時プ
レイスイッチ(図示せず)が押されてもスピンドルモー
タ60には停止信号が出力されているためモータ回転軸
61は回転しない。
【0089】その後CD用ターンテーブル400が上向
きになり、モータ回転軸が光軸OAと平行になると状態
検出部64がCD設定完了信号を制御部66に出力す
る。制御部66はCD設定完了信号を受け取るとモータ
65に停止信号を送り、スピンドルモータ60に反転可
能信号を出力する。この時プレイスイッチ(図示せず)
が押されればスピンドルモータ60が反転を行う。S軸
とMDの情報記録面及びS軸とCDの情報記録面の距離
は等しいため、MD、CDのいずれの再生の場合でも対
物レンズ69から各ディスクへの距離は等しい。
【0090】以上、本実施例によれば、両端にMD用タ
ーンテーブル200とCD用ターンテーブル400を備
えた正転、反転が可能なスピンドルモータ60と、スピ
ンドルモータ60に固定され一端をモータ65に接続し
ベースから回動支持部材63により支持された回動軸6
2と、回動軸62の回転角度を検出する状態検出部64
と、MDとCDの選択指定を行う選択スイッチ67と、
選択スイッチ67と状態検出部64の入力を素にモータ
65とスピンドルモータ60に信号を出力する制御部と
を備え、回動軸62の中心軸SをMDの情報記録面とC
Dの情報記録面から等距離に配置した事により、MDと
CDの駆動が1個のスピンドルモータ60で行え、かつ
対物レンズ69から見て各々の情報記録面を等価に扱う
ことができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように本発明における第1の光デ
ィスクのクランプ機構は、MDとCDの各々のセンタリ
ングが可能なテーパコーン部を備えた事により、両方の
クランプが可能になる。
【0092】また本発明における第2の光ディスクのク
ランプ機構は、MD用ターンテーブルにクランプ可能で
情報記録面の高さを共通化できるCD用クランパを備
え、また本発明におけるアダプタは、CDに取り付ける
MDと互換性のあるクランプ構造とし、また本発明にお
ける第1の光ディスク装置は、独立した2個のスピンド
ルモータを備え、MD用のディスク受け部を0.8mm
CD用のそれより低く配置した事により、また本発明に
おける第2の光ディスク装置は、MD及びCD用ターン
テーブルを両端に備えたスピンドルモータを用い、ター
ンテーブルを入れ替えて用いる事により、いずれもMD
とCDの再生を単一の光学ヘッド、単一のドライブで可
能とし、装置のコストダウンが図れ省スペースが実現す
る等数多くの利点を有する光ディスクのクランプ機構及
びアダプタ及び光ディスク装置を提供できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施例におけるクラン
プ機構の断面図 (b)は同動作を示す図 (c)は同動作を示す図
【図2】本発明の第2の実施例におけるクランプ機構の
断面図
【図3】本発明の第2の実施例におけるクランプ機構の
部分拡大断面図
【図4】本発明の第2の実施例におけるクランプ機構の
動作を示す図
【図5】(a)は本発明の第3の実施例におけるアダプ
タの断面図 (b)は同動作を示す図 (c)は同動作を示す図
【図6】(a)は本発明の第4の実施例における光ディ
スク装置の平面図 (b)は同側面断面図
【図7】本発明の第5の実施例における説明図
【図8】(a)は従来例におけるMD用ターンテーブル
の断面図 (b)は同動作を示す断面図
【図9】(a)は従来例におけるCD用ターンテーブル
の断面図 (b)は同動作を示す断面図
【符号の説明】
1 基板 2 磁性体 3 ディスク受け部 4 テーパコーン部 5 マグネットクランパ 6 モータ回転軸 7 ばね 10 基板 13 ディスク受け部 14 テーパコーン部 16 モータ回転軸 18 ディスク押え 23 ディスク受け部 24 テーパコーン部 30 CDクランパ 31 磁性体 32 鋼球 33 鋼球用ばね 34 支持部材 40 CDアダプタ 41 磁性体 50 光学ヘッド 51 対物レンズ 52 ガイド軸 53 カートリッジ 60 スピンドルモータ 61 モータ回転軸 62 回動軸 63 回動支持部材 64 状態検出部 65 モータ 66 制御部 67 選択スイッチ 68 光学ヘッド 69 対物レンズ 70 ベース 100 MD 200 MD用ターンテーブル 300 CD 400 CD用ターンテーブル
フロントページの続き (72)発明者 冨田 浩稔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 毛利 政就 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MD及びCD双方の少なくとも再生を行う
    光ディスク装置に用いられ、スピンドルモータの一端に
    設けられた前記MD及び前記CDの基準面が接触する少
    なくとも外周が前記CDのセンタリング穴より大きく前
    記MDのクランプエリアの最外径よりも小さい略円形の
    ディスク受け部と、前記ディスク受け部の内周側に存在
    し、前記MDのセンタリング穴と係合し前記スピンドル
    モータのモータ回転軸方向に前記ディスク受け部に対し
    て弾性的に支持された略円錐面または略球面のMD用テ
    ーパコーンと、前記CDのセンタリング穴と係合し前記
    スピンドルモータのモータ回転軸方向に前記ディスク受
    け部に対して弾性的に支持された略円錐面または略球面
    のCD用テーパコーンとを有し、前記MD用テーパコー
    ンは前記CD用テーパコーンより内周側にあってかつ実
    質的に前記スピンドルモータから遠い側に存在し、前記
    CD用テーパコーンは前記MDを前記ディスク受け部に
    装着する際に前記MDと干渉しない構成とし、前記MD
    のクランプ用の磁石を備えたことを特徴とする光ディス
    クのクランプ機構。
  2. 【請求項2】MD用テーパコーンとCD用テーパコーン
    は一体的に形成された同心状の2重テーパコーンである
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスクのクランプ
    機構。
  3. 【請求項3】第1の光ディスクと第2の光ディスクの少
    なくとも2種類の光ディスクを再生する機能を有し、前
    記第1の光ディスクの情報記録面から前記第1の光ディ
    スクのクランプ面までの回転軸方向の距離をH1とし、
    前記第2の光ディスクの情報記録面から第2の光ディス
    クのクランプ面までの回転軸方向の距離をH2とした時
    に、H1>H2であるとして、前記第1の光ディスクが
    クランプ可能で前記第1の光ディスクのクランプ面をデ
    ィスク受け面で受けるターンテーブルとを有する装置に
    用いられるアダプタであって、前記第1の光ディスクと
    実質的に同等のクランプ構造と、前記第2の光ディスク
    をクランプするディスククランプ手段と、前記第2の光
    ディスクをクランプした際に前記第2の光ディスクのク
    ランプ面から突出して前記ターンテーブルに装着されて
    前記ターンテーブルのディスク受け面に接触するスペー
    サ部を有し、前記スペーサ部の突出量が約(H1−H
    2)であることを特徴とするアダプタ。
  4. 【請求項4】第1の光ディスクはMDであり、第2の光
    ディスクはCDであり、突出量が0.8mmであること
    を特徴とする請求項3記載のアダプタ。
  5. 【請求項5】請求項3記載のアダプタもしくは実質的に
    等価な構成を備えた光ディスクのクランプ機構。
  6. 【請求項6】請求項3記載のアダプタもしくは実質的に
    等価な構成を備えた光ディスク装置。
  7. 【請求項7】MD及びCD双方の少なくとも再生を行う
    光ディスク装置に用いられ、スピンドルモータの回転軸
    の一端に設けられたMD用ターンテーブルと、前記MD
    用ターンテーブルに略平行にかつ前記MD用ターンテー
    ブルに対向する向きに配置され少なくとも前記スピンド
    ルモータの回転軸周りに回動自在な状態に前記スピンド
    ルモータとは分離した構造体から支持されたCD用クラ
    ンパを有し、前記CD用クランパは前記CDのセンタリ
    ング穴を用いて前記CDのセンタリングを行うセンタリ
    ング手段と、前記センタリング穴または前記CDの両面
    のうち少なくともいずれかを利用して前記CDとの結合
    を行う結合手段と、前記結合手段により結合された前記
    CDの光投入面から突出し前記MD用ターンテーブルに
    クランプされた際に前記MD用ターンテーブルのディス
    ク受け部と接触するCD用クランプ領域を持つスペーサ
    部と、前記MD用ターンテーブルのセンタリング機構部
    と接触して前記MD用ターンテーブルに対しセンタリン
    グされるCD用クランパセンタリング手段とを有する前
    記CD用クランパであって、前記CD用クランプ領域か
    ら前記CDの情報記録面までの前記モータ回転軸の軸方
    向への距離と、前記MDのクランプ領域から前記MDの
    情報記録面までの前記モータ回転軸の軸方向への距離と
    を略等しくするよう前記スペーサ部を形成したことを特
    徴とする光ディスクのクランプ機構。
  8. 【請求項8】スペーサ部のCDの光投入面からの突出量
    が約0.8mmであることを特徴とする請求項7記載光
    ディスクのクランプ機構。
  9. 【請求項9】CD用クランパは少なくともCDの光投入
    面の反対側の面と密着する密着領域を有する構成であっ
    て、結合手段は前記CD用クランパに前記CDを装着し
    た際に前記センタリング穴の前記光投入面側の端部のエ
    ッジ円周に接触する略正多角形状に少なくとも3箇所に
    配置された弾性物体または弾性的付勢力を有する機構に
    より前記CDを前記密着領域に押さえ摩擦により結合す
    る手段であることを特徴とする請求項7記載のアダプ
    タ。
  10. 【請求項10】CD用クランパセンタリング手段はMD
    のセンタリング穴に略等しい径の穴であることを特徴と
    する請求項7記載の光ディスクのクランプ機構。
  11. 【請求項11】MD及びCD双方の少なくとも再生を行
    う機能を有する光学ヘッドと、スピンドルモータのモー
    タ回転軸の一端に設けられたMD用ターンテーブルとを
    少なくとも有する光ディスク装置に用いられるアダプタ
    であって、前記MDと略同一のクランプ構造を有し、前
    記CDのセンタリング穴を利用して前記CDとのセンタ
    リングを行うセンタリング手段と、前記センタリング穴
    または前記CDの両面のうち少なくともいずれかを利用
    して前記CDとの結合を行う結合手段と、前記結合手段
    により結合された前記CDの光投入面から突出し前記M
    D用ターンテーブルにクランプされた際に前記MD用タ
    ーンテーブルのディスク受け部と接触するアダプタクラ
    ンプ領域を持つスペーサ部と、前記MD用ターンテーブ
    ルのセンタリング機構部と接触して前記MD用ターンテ
    ーブルに対しセンタリングされるアダプタセンタリング
    手段とを有し、前記アダプタクランプ領域から前記CD
    の情報記録面までの前記モータ回転軸の軸方向への距離
    と、前記MDのクランプ領域から前記MDの情報記録面
    までの前記モータ回転軸の軸方向への距離とを略等しく
    するよう前記スペーサ部を形成したことを特徴とするア
    ダプタ。
  12. 【請求項12】スペーサ部のCDの光投入面からの突出
    量が約0.8mmであることを特徴とする請求項11記
    載のアダプタ。
  13. 【請求項13】スペーサ部は略円盤状の物体であって、
    一面がCDの光投入面に接触し、反対側の面がMD用タ
    ーンテーブルへのクランプ時にディスク受け部と接触
    し、前記CDの光投入面からの突出量が前記略円盤状の
    物体の厚さに該当することを特徴とする請求項11記載
    のアダプタ。
  14. 【請求項14】スペーサ部は少なくともCDの光投入面
    側と密着する密着領域を有し、結合手段は前記CDに装
    着された際に前記スペーサ部からセンタリング穴を通過
    し前記センタリング穴の情報記録面側の端部のエッジ円
    周に接触する略正多角形状に少なくとも3箇所に配置さ
    れた弾性物体または弾性的付勢力を有する機構により前
    記CDを前記密着領域に押さえ摩擦により結合する手段
    であることを特徴とする請求項11記載のアダプタ。
  15. 【請求項15】アダプタセンタリング手段はMDのセン
    タリング穴に略等しい径の穴であることを特徴とする請
    求項11記載のアダプタ。
  16. 【請求項16】MD及びCD双方の少なくとも再生を行
    う機能を有しレーザ光を前記MDまたは前記CDに対し
    て照射する対物レンズを少なくとも有する1個の光学ヘ
    ッドと、MD用ディスク受け部を有するMD用ターンテ
    ーブルを回転軸の一端に備えたMD用スピンドルモータ
    と、前記MD用スピンドルモータと回転軸を略平行に配
    置されCD用ディスク受け部を有するCD用ターンテー
    ブルを前記MD用ターンテーブルと同じ側の回転軸の一
    端に備えたCD用スピンドルモータとを有し、前記対物
    レンズは前記MD用スピンドルモータと前記CD用スピ
    ンドルモータとを結ぶ直線上でかつ前記MD用スピンド
    ルモータと前記CD用スピンドルモータの間に配置さ
    れ、前記MD用ディスク受け部は前記CD用ディスク受
    け部に対し前記MD用スピンドルモータの回転軸の方向
    へ約0.8mmだけ前記MD用スピンドルモータ側に設
    定され、前記MD用ターンテーブルは前記CD用ターン
    テーブルに搭載された前記CDと干渉しない位置に配置
    され、前記対物レンズは前記MD用スピンドルモータと
    前記CD用スピンドルモータとを結ぶ直線上のシーク動
    作を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  17. 【請求項17】ベースと、MD及びCD双方の少なくと
    も再生を行う機能を有しレーザ光を前記MDまたは前記
    CDに対して照射する対物レンズを少なくとも有し前記
    MD及び前記CDの半径方向にアクセス動作を行う1個
    の光学ヘッドと、MD用ターンテーブルをモータ回転軸
    の一端に備えCD用ターンテーブルを前記モータ回転軸
    の他端に備え前記モータ回転軸の正転反転機能を有する
    スピンドルモータと、前記スピンドルモータと前記ベー
    スの間に取り付けられ回動軸が前記モータ回転軸に略直
    交し前記スピンドルモータを前記ベースに対して前記回
    動軸周りに回動可能に支持する回動機構と、前記対物レ
    ンズからのレーザ光出射方向に対し前記モータ回転軸が
    略平行でかつ前記スピンドルモータから前記MD用ター
    ンテーブルに向かう向きが前記レーザ光出射方向に略一
    致した状態を第1の状態とし、前記モータ回転軸が前記
    レーザ光出射方向に略平行でかつ前記スピンドルモータ
    から前記CD用ターンテーブルに向かう向きが前記レー
    ザ光出射方向に略一致した状態を第2の状態とし、前記
    第1または第2の状態で前記スピンドルモータの前記回
    動軸まわりの回動を保持する回動保持手段とを備え、前
    記第1の状態で前記MDを前記MD用ターンテーブルに
    装着した際の前記対物レンズから前記MDの情報記録面
    までの距離と前記第2の状態で前記CDを前記CD用タ
    ーンテーブルに装着した際の前記対物レンズから前記C
    Dの情報記録面までの距離とが略一致するよう前記回動
    軸の位置を設定したことを特徴とする光ディスク装置。
  18. 【請求項18】記録または再生対象にMDまたはCDの
    いずれを選択したかを出力指示する選択指示手段と、回
    動機構を駆動する回動駆動手段と、第1の状態と第2の
    状態を各々検出する状態検出手段とを備え、前記選択指
    示手段と前記状態検出手段の出力を素に前記回動駆動手
    段とスピンドルモータの正転、反転、停止とを制御する
    制御部を備えたことを特徴とする請求項17記載の光デ
    ィスク装置。
  19. 【請求項19】回動軸が光学ヘッドのシーク方向に平行
    であることを特徴とする請求項17記載の光ディスク装
    置。
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