JPH06148095A - フィルム・シート類の透明欠陥検出方法 - Google Patents

フィルム・シート類の透明欠陥検出方法

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JPH06148095A
JPH06148095A JP31440392A JP31440392A JPH06148095A JP H06148095 A JPH06148095 A JP H06148095A JP 31440392 A JP31440392 A JP 31440392A JP 31440392 A JP31440392 A JP 31440392A JP H06148095 A JPH06148095 A JP H06148095A
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JP
Japan
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film
transparent
sheet
image pickup
inspected
Prior art date
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JP31440392A
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English (en)
Inventor
Kazumi Aoki
和美 青木
Eisaku Matsumoto
栄作 松本
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来検出不可能であった透明、半透明の欠陥
を検出することができるフィルム・シート類の透明欠陥
検出方法を提供する事を目的とする。 【構成】 投光面前面に第1の偏光板を配置した投光機
と、撮像面前面に第2の偏光板を配置した撮像装置を対
向して配置し、第1の偏光板と第2の偏光板の間に透明
又は半透明の被検査フィルム又はシートを置き、投光機
から第1の偏光板を介して被検査フィルム又はシートに
光を照射し、被検査フィルム又はシートを透過した光を
第2の偏光板を介して撮像装置で撮像し、撮像装置から
得られる映像信号を画像処理装置により処理し、フィル
ム又はシートの内外部に存在する透明又は半透明の欠陥
の有無を判定するフィルム・シート類の透明欠陥検出方
法であって、撮像装置としては、エリアカメラ、ライン
カメラのいずれを用いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明又は半透明のフィ
ルム・シート等の製品に発生する透明又は半透明の異
物、傷等の欠陥を検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム・シート類の製造においては、
製品原料や製造、加工工程に起因する着色、異物混入、
ゲル状異物等の欠陥発生が避けられない。これらの欠陥
は製品外観を損なうばかりでなく、その後の成形加工工
程等においてのトラブルの原因となる。
【0003】従来、フィルム・シート類の製造工程では
ほとんどの工程がすでに自動化、無人化されており、検
査工程のみが自動化されていないのが現状であった。し
かし、フィルム、シート等の欠陥は人手により目視確認
されていたが、透明、半透明の異物の検出は困難であっ
た。また、最近では画像処理を利用した自動化も検討さ
れているが、通常光学撮像系を利用する従来の画像処理
式目視検査機では、着色している斑点や異物及び傷は比
較的容易に検出可能であるものの、透明、半透明の欠陥
や傷は検出不可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来検出不可能であった透明、半透明の欠陥を検出
することができるフィルム・シート類の透明欠陥検出方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、投光
面前面に第1の偏光板を配置した投光機と、撮像面前面
に第2の偏光板を配置した撮像装置を対向して配置し、
第1の偏光板と第2の偏光板の間に透明又は半透明の被
検査フィルム又はシートを置き、投光機から第1の偏光
板を介して被検査フィルム又はシートに光を照射し、被
検査フィルム又はシートを透過した光を第2の偏光板を
介して撮像装置で撮像し、撮像装置から得られる映像信
号を画像処理装置により処理し、フィルム又はシートの
内外部に存在する透明又は半透明の欠陥の有無を判定す
ることを特徴とするフィルム・シート類の透明欠陥検出
方法である。
【0006】
【作用】一対の偏光板を投光機前面と撮像装置前面にセ
ットし、この間に被検査物を置き、撮像すると、被検査
物が均質の場合は偏光面の回転度合いが一定であるため
輝度分布も均一となり、被検査物の内外部に透明又は半
透明の異物が存在する場合は異物が偏光面を回転させる
ため著しい輝度の変化が現れる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を具体
的に説明する。 実施例1 図1は本発明の実施例で使用する装置を示す概略図であ
る。図1において、投光機1内には投光用光源2、
2’、2”・・・を有し、投光面3には投光用光拡散板
4及び該投光用光拡散板4の前面に第1の偏光板5が配
置されている。
【0008】一方、上記投光機1に対向して撮像装置6
が配置され、撮像装置6は撮像用カメラ7本体と撮像用
レンズ8とからなり、該撮像用レンズ8前面に第2の偏
光板9が配置されている。
【0009】さらに、上記撮像装置6は映像信号ケーブ
ル10を介して画像処理装置11に接続されている。画
像処理装置11は、画像処理部12とモニター13、さ
らにはオシロスコープ14等からなっている。
【0010】被検査シ−トとして内部にゲル状物を含
み、表面にインクの汚れが付着した0.5mm厚のポリ
スチレンフィルム15を用い評価を行った。ポリスチレ
ンフィルム15は長尺状のロール品で、巻出しロール1
6から、巻取りロール17へ、巻き上げ装置により搬送
され、投光側の第1の偏光板5の上を通過するようにし
た。被検査シートがロール品でなくカットシートの場合
は、ガラス板等の上にのせて一枚ずつ搬送できる送り出
し機構を有する移動装置を用いてもよい。本実施例にお
いては撮像用カメラ7として2次元撮像管又は素子を有
するエリアカメラを用い、映像信号を画像処理装置11
によって、2次元画像処理した。
【0011】第1の偏光板9及び第2の偏光板15を直
交状態から20°ほどずらした状態で、投光機1から光
を照射し、ポリスチレンフィルム15を透過した光を撮
像用装置6で撮像し、得られた映像信号を映像信号ケー
ブル10を介して画像処理装置11に送り、画像処理部
12で処理した処理後の映像信号をモニター13に出力
した。なお、モニター13には切替え操作によって未処
理画像も出力することができる。
【0012】図2は撮像装置6によって撮像し、画像処
理部12によって映像信号を2値化してモニター13に
出力した画像である。画像処理後はゲル状物とインクの
みがはっきりと識別されて出力されている。
【0013】比較例 実施例1と同じ装置、同じ被検査シ−トを用い、第1及
び第2の偏光板を取り外した以外は実施例1と同様の操
作で被検査シートを撮像した。出力した結果を図3に示
す。付着したインクは撮像されているが、ゲル状物は全
く撮像されていないことがわかる。
【0014】実施例2 実施例1の装置において、撮像用カメラ7を1次元撮像
素子を有するラインカメラに替え、被検査シート15と
して内部にゲル状物を含んだ0.2mm厚のポリエチレ
ンフィルムを用い、実施例1と同様にして撮像し、撮像
用カメラ7からの映像信号をオシロスコープ14でサン
プリングし、映像信号レベル(輝度)の変動を出力し
た。この時偏光板のずれ角度はゲル状物が高輝度になる
ように調整した。結果を図4に示す。
【0015】図4においては、縦軸が輝度を示し、ゲル
状物が存在する場所が明確なピークとなって現れてい
る。
【0016】
【発明の効果】本発明の検出方法によれば、目視では確
認困難であった、フィルム・シート類の内部に含まれる
透明な欠陥まで確実に検出できるため、フィルム・シー
ト類の製造における検査工程の自動化に特に有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す概略図である。
【図2】 実施例1における画像処理後の出力結果であ
る。
【図3】 比較例における出力結果である。
【図4】 実施例2における画像処理後の出力結果であ
る。
【符号の説明】
1 投光機 6 撮像装置 11 画像処理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光面前面に第1の偏光板を配置した投
    光機と、撮像面前面に第2の偏光板を配置した撮像装置
    を対向して配置し、第1の偏光板と第2の偏光板の間に
    透明又は半透明の被検査フィルム又はシートを置き、投
    光機から第1の偏光板を介して被検査フィルム又はシー
    トに光を照射し、被検査フィルム又はシートを透過した
    光を第2の偏光板を介して撮像装置で撮像し、撮像装置
    から得られる映像信号を画像処理装置により処理し、フ
    ィルム又はシートの内外部に存在する透明又は半透明の
    欠陥の有無を判定することを特徴とするフィルム・シー
    ト類の透明欠陥検出方法。
  2. 【請求項2】 撮像装置として、2次元撮像管又は素子
    を利用し、2次元映像信号を画像処理し、判定すること
    を特徴とする請求項1記載のフィルム・シート類の透明
    欠陥検出方法。
  3. 【請求項3】 撮像装置として、1次元撮像素子を利用
    し、1次元映像信号を画像処理し、判定することを特徴
    とする請求項1記載のフィルム・シート類の透明欠陥検
    出方法。
  4. 【請求項4】 被検査フィルム又はシートを巻上装置又
    は移動装置により移動させ、連続的に画像処理装置によ
    り処理、判定することを特徴とする請求項1記載のフィ
    ルム・シート類の透明欠陥検出方法。
JP31440392A 1992-10-30 1992-10-30 フィルム・シート類の透明欠陥検出方法 Withdrawn JPH06148095A (ja)

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