JPH06144138A - インフレータブルシートベルト装置 - Google Patents

インフレータブルシートベルト装置

Info

Publication number
JPH06144138A
JPH06144138A JP4210353A JP21035392A JPH06144138A JP H06144138 A JPH06144138 A JP H06144138A JP 4210353 A JP4210353 A JP 4210353A JP 21035392 A JP21035392 A JP 21035392A JP H06144138 A JPH06144138 A JP H06144138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
webbing
seat belt
gas
belt
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4210353A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3110881B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Tanaka
田中良彦
Tsuneo Chikaraishi
力石恒雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takata Corp filed Critical Takata Corp
Priority to JP04210353A priority Critical patent/JP3110881B2/ja
Priority to KR1019930012758A priority patent/KR100286132B1/ko
Priority to US08/099,465 priority patent/US5390953A/en
Priority to GB9316210A priority patent/GB2269791A/en
Priority to DE4326499A priority patent/DE4326499A1/de
Publication of JPH06144138A publication Critical patent/JPH06144138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3110881B2 publication Critical patent/JP3110881B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/18Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags the inflatable member formed as a belt or harness or combined with a belt or harness arrangement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • A44B11/2503Safety buckles
    • A44B11/2507Safety buckles actuated by a push-button
    • A44B11/2523Safety buckles actuated by a push-button acting parallel to the main plane of the buckle and in the same direction as the fastening action
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/23Inflatable members
    • B60R21/231Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
    • B60R21/23184Tubular air bags connected to the vehicle at their two extremities
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/264Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ウェビングの帯状保形状態での厚みをできるだ
け薄くし、またウェビングの折畳み工程を省略するとと
もに基布の使用量を削減し、しかも緊急時にウェビング
を確実に膨張させる。 【構成】ウェビング11は、通常の一般的なシートベル
トの幅とほぼ同じ程度の所定幅の2枚の帯状のウェビン
グ基布11a,11bを重ね合わせ、それらの両側端縁
を縫着されて形成されている。その場合、たて糸14が
ウェビングの長手方向と平行に、よこ糸15がウェビン
グの長手方向と直交方向に配置されている。たて糸14
は、ウェビングの膨張時にはほとんど伸縮しない糸から
形成される。よこ糸15はウレタン等の弾性材料からな
るゴム状の伸縮する糸から形成される。したがって、ウ
ェビング11は幅方向に大きく膨張し、長手方向にはほ
とんど膨張しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも一部が袋状
に形成されており、通常時は帯状に保形されるととも
に、緊急時にガス発生手段からのガスにより膨張するウ
ェビングを有するインフレータブルシートベルト装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車等の車両の座席には
シートベルト装置が付設されていることが多いが、この
シートベルト装置は、車両衝突時などの緊急時におい
て、ウェビングにより乗員を拘束して、車体に衝突する
ことによる負傷等から乗員を保護するようになってい
る。しかしながらこのようなシートベルト装置において
は、乗員を拘束するベルトを構成するウェビングの幅が
それほど大きくないので、乗員はウェビングにより拘束
されたとき比較的大きな荷重を局部的に受けるようにな
る。
【0003】このようなことから、ウェビングを袋状に
形成し、通常時にはこの袋状のウェビングを帯状に保形
して一般的なシートベルトとして機能させ、緊急時にガ
ス発生手段から噴出するガスをこの袋状のウェビングに
導入することによりウェビングを膨張させ、その膨張し
たウェビングにより乗員を受け止めるようにするエアベ
ルトとして機能させたインフレータブルシートベルト装
置が、例えば特開昭47ー26830号公報や特開昭4
9ー88220号公報等において種々提案されている。
このようなインフレータブルシートベルト装置によれ
ば、ウェビングが乗員の運動エネルギをより広い面積で
受けるようになる。これにより荷重が分散されるので、
乗員が受ける荷重は比較的小さなものとなり、乗員はよ
り一層効果的に保護されるようになる。
【0004】またリヤシートにおいては、フロントシー
トの乗員のために設けられるエアバッグ装置を設けよう
とすると、そのエアバッグ装置をリヤシート前方にある
フロントシートの設けざるを得ないが、エアバッグ装置
をフロントシートに設けた場合、フロントシートが乗員
によって前後方向位置が異なったり、リクライニング位
置が異なるため、エアバッグ装置がリヤシートの乗員を
適正にかつ効果的に保護するようにすることは難しい。
したがって、前述のインフレータブルシートベルト装置
はこのようなリヤシートに対しては特に有効である。
【0005】ところで、通常時に袋状のウェビングを帯
状に保形する方法として、従来から種々の方法が採られ
ている。例えば、米国特許第3,865,398号明細書
および図面に開示されている帯状の保形方法がある。こ
の保形方法は、図11に示すようにウェビングWの両側
端W1,W2を折り返し、その折り返し部をファスナー等
の適宜の係止手段Fにより係止して所定幅の帯状に保形
する。そして、ウェビングWをエアベルトとして機能さ
せるときは、袋状のウェビングW内にガスを供給して、
ウェビングWを膨張展開させる。ウェビングWが膨張展
開する際に、その膨張力により係止手段Fによる係止が
解除され、折り返し部W1,W2が元の状態に戻り、ウェ
ビングWが帯状の保形幅よりもきわめて大きく膨張展開
する。
【0006】また、他の保形方法として、例えば図12
に示すような方法が考えられる。この保形方法は、袋状
のウェビングWの両側端W1,W2が内側にへこむように
して、ウェビングWを所定幅の帯状に折り畳み、カバー
CによりウェビングWを帯状の折り畳んだ状態に保形す
る。ウェビングWの膨張展開時に、その膨張力でカバー
Cの縫着部が切れることにより、前述の保形方法と同様
にウェビングWは大きく膨張展開する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のウェビングWの保形方法では、いずれも袋状
のウェビングWをはじめに膨張した状態の大きさに形成
し、それを折り畳むことによりシートベルトのための所
定幅の帯状に保形するようになっている。このため、ウ
ェビングWは折り畳み厚さが厚くなってかさばるので、
シートベルト装着時に乗員にフィットし難く、装着フィ
ーリングが良好でないととともに、シートベルトのガイ
ドをスムーズに行い難いという問題がある。
【0008】また、ウェビングWの膨張時には、ウェビ
ングWが折り畳まれていることから、袋状のウェビング
W内にガスが供給されても、スムーズに膨張し難いとい
う問題がある。更に、ウェビングWの折り畳み作業が必
要となって作業工数が多いばかりでなく、ウェビングW
の幅を予め膨張展開した状態に裁断する必要があるの
で、基布の使用量が多いという問題もある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、通常時の帯状に保形した
状態では、ウェビングが厚くなってかさばることがない
ようにし、また折り畳み工程を省略することができると
ともに基布の使用量を削減することができ、しかも緊急
時にウェビングを確実にかつ迅速に膨張させることので
きるインフレータブルシートベルト装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、車両衝突時等の緊急時に発生
する車両減速度が第1設定減速度を超えたとき、作動し
てガスを発生するガス発生手段と、乗員当接部の少なく
とも一部が袋状部分に形成されており、前記ガス発生手
段からガスが発生されないときは所定幅の帯状に保形さ
れるとともに、前記ガス発生手段からガスが発生された
ときはそのガスにより前記袋状部分が膨張するウェビン
グと、車両減速度が前記第1設定減速度より小さな第2
設定減速度以下のときはこのウェビングの巻取りおよび
引出しを自由に設定するとともに、車両減速度が前記第
2設定減速度を超えたときは前記ウェビングの引出しを
阻止するリトラクタと、前記ウェビングに連結されたタ
ングと、このタングが係脱可能に挿入係合するバックル
装置を少なくとも備えているインフレータブルシートベ
ルト装置において、少なくとも前記ウェビングの前記袋
状部分が、織布からなるウェビング基布により形成され
ており、これらのウェビング基布のたて糸がベルト長手
方向にかつよこ糸がベルト幅方向に配置されており、更
に前記たて糸は、前記緊急時に前記ガス発生手段からの
ガスにより前記袋状部分が膨張するとき、その膨張力に
よる張力が加えられても乗員を拘束するシートベルト機
能を発揮可能で荷重・伸び特性を有しており、前記よこ
糸は、前記袋状部分の膨張時にその膨張力による張力が
加えられたとき所定量伸張可能に形成されていることを
特徴としている。
【0011】また請求項2の発明は、前記ウェビング基
布が、ふくろ織りにより形成されていることを特徴とし
ている。更に請求項3の発明は、前記ウェビング基布
が、前記通常時の所定幅に設定された2枚のウェビング
基布からそれらの両側端部を接合することにより形成さ
れていることを特徴としている。
【0012】更に請求項4の発明は、前記よこ糸G、比
較的弾性率が小さくゴム状に伸びる材料からなる糸によ
って形成されていることを特徴としている。更に請求項
5の発明は、前記よこ糸が、ポリエステル等の比較的弾
性率が大きい材料から形成され、かつ前記通常時の所定
幅と同じ長さに設定された第1糸に、高弾性率でかつ高
強度の材料からなり、膨張後の所定幅と同じ長さに設定
された第2糸を巻き付けることにより形成されているこ
とを特徴としている。
【0013】更に請求項6の発明は、前記よこ糸が、比
較的弾性率が小さくゴム状に伸びる材料からなる糸と、
比較的弾性率が大きくかつ低強度の材料からなる糸とを
混ぜて形成されていることを特徴としている。
【0014】更に請求項7の発明は、前記ウェビング基
布によって形成された袋状部分内に、前記ガスにより膨
張可能なチューブが挿入されていることを特徴としてい
る。更に請求項8の発明は、前記チューブがウレタンゴ
ムまたはシリコンゴムから形成されていることを特徴と
している。
【0015】更に請求項9の発明は、前記タングが前記
ウェビングの前記袋状部分に連結されているとともに、
このタングにガス流通孔が形成されており、前記バック
ル装置に前記ガス発生手段が設けられているとともに、
このガス発生手段に連通するガス流通孔が形成されてお
り、前記タングに形成されたガス流通孔と前記バックル
装置に形成されたガス流通孔とは、前記タングが前記バ
ックル装置に挿入係合したとき、前記ガス発生手段で発
生したガスを前記ウェビングの前記袋状部分に導入する
ガス流通路を形成するようになっていることを特徴とし
ている。
【0016】
【作用】このような構成をした本発明に係るインフレー
タブルシートベルト装置においては、車両減速度が第2
設定減速度より大きくて第1設定減速度以下のときはガ
ス発生手段が作動しなく、このときはウェビングが所定
幅の帯状に保形されるとともにたて糸がその荷重・伸び
特性によりほとんど伸びないので、ウェビングは乗員を
確実に拘束するようになる。したがって、インフレータ
ブルシートベルト装置は従来の一般的なシートベルト装
置と同様のシートベルト機能を発揮する。
【0017】また、車両減速度が第1設定減速度より大
きいときはガス発生手段が作動してガスを発生するの
で、このガスにより、ウェビングの袋状部分が膨張す
る。その場合、この袋状部分の膨張は、ガスによるウェ
ビングの袋状部分の膨張時における膨張力でよこ糸が伸
びることにより行われる。膨張したウェビングの袋状部
分により乗員が確実に受け止められるようになるので、
乗員の運動エネルギが広い面積で受け止められ、その結
果、荷重が分散されて乗員は大きな衝撃荷重から確実に
保護されるようになる。すなわち、インフレータブルシ
ートベルト装置はエアベルトの機能を発揮するようにな
る。しかも、このときにもたて糸がほとんど伸びないの
で、インフレータブルシートベルト装置はシートベルト
機能を発揮する。
【0018】更に、ガス発生手段からのガスによりウェ
ビングが膨張するとき、ウェビング基布のよこ糸が伸び
るので、ウェビング基布の幅を膨張後の比較的大きな幅
に設定する必要はなく、通常時のシートベルトの所定幅
と同じに設定することができるようになる。したがっ
て、ウェビングを折り畳む必要はなくなり、通常時のシ
ートベルトの厚みをきわめて薄くすることができる。こ
れにより、シートベルトの引き出し、巻取りをスムーズ
に行うことができるようになるとともに、シートベルト
リトラクタのベルト巻取り容量が小さくて済むので、シ
ートベルトリトラクタをより一層小型に形成することが
できる。
【0019】また、シートベルトを折り畳む必要がない
ことから、シートベルト組付時に手間のかかるシートベ
ルト折り畳み作業が不要となり、作業工数が削減できる
とともに、ベルトをきわめて簡単に組み付けることがで
きるようになる。更に、シートベルトを構成する2枚の
ウェビング基布は、通常のシートベルトの幅に裁断され
るので、従来のインフレータタブルシートベルトに比べ
て基布の使用量を大幅に削減することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明にかかるインフレータブルシートベル
ト装置の一実施例を示す概略全体構成図、図2はこの実
施例に用いられるタングとバックル装置との係合構造の
一例を概略的に示す断面図、図3はこの実施例に用いら
れているウェビングを部分的に破断して示す図、図4は
この実施例のウェビングを示し、(a)は図1における
IVAーIVA線に沿う断面図、(b)はたて糸およびよこ糸
の配置関係を示す図、(c)はこのウェビングの特徴を
説明する図である。
【0021】図1に示すように、本実施例のインフレー
タブルシートベルト装置1は、乗員の左右一方の片側
(図の例では乗員の右側)から他側へ上下方向斜めに延
設される肩ベルト2と、左右一方の片側(図の例では乗
員の右側)から他側へ延設されるラップベルト3と、車
体床部等に配設されたバックル装置4と、ベルト装着時
にバックル装置4に挿入係止されるタング5と、センタ
ピラー等の車体に配設され、肩ベルト2を案内する中間
ガイドであるピラーアンカー6と、肩ベルト2を巻き取
るクランプ付リトラクタ7、ラップベルト3を巻き取る
リトラクタ8と、バックル装置4内に収容され、車両衝
突等のきわめて大きな減速度を感知する減速度感知セン
サー9とを備えている。
【0022】図2に示すように、バックル装置4は、本
体4aに穿設され、タング5が挿入される挿入孔4b
と、この挿入孔4bに連続して本体4aに形成された収
容孔4cとを有している。この収容孔4c内には、減速
度感知センサー9に接続されるガス発生手段であるガス
ジェネレータ(G.G.)10が収容されている。このガ
スジェネレータ10は、減速度感知センサー9からの大
減速度検知信号により作動して高圧のガスを発生するよ
うになっている。
【0023】挿入孔4b部分には、タング5が挿入孔4
b内に挿入されたとき、このタング5と係合する係合手
段18が設けられている。この係合手段18は、ボール
状の係合子18aと、小径側が挿通孔4bに開口するよ
うに本体4aに形成され、係合子18aを挿通孔4bに
突出する係合位置と挿通孔4bから退避する非係合位置
との間でガイドする截頭円錐形状のガイド孔18bと、
係合子18aを係合位置にロックする角筒状のロック部
材18cと、係合子18aをロックする方向へこのロッ
ク部材18cを付勢するばね18dとを備えている。
【0024】またバックル装置4には、係合子18aを
ロック解除可能する方向へロック部材18cを、ばね1
8dのばね力に抗して移動する解除操作子19が設けら
れている。一方、タング5の挿入部5aには、係合子1
8aが係合位置にあるとき、この係合子18aが係合す
る係合溝5kが形成されている。
【0025】そして、シートベルトを装着するために、
タング5をバックル装置4に係合させるが、その場合、
まず解除操作子19を図2において右方へ移動して、ロ
ック部材18cを係合子18aが非係合位置へ移動可能
となるロック解除位置へ移動させる。この状態で、タン
グ5の挿入部5aを挿入孔4b内に挿入し、係合子18
aを係合溝5kに嵌入させる。
【0026】係合子18aが係合溝5kに嵌入した状態
で、解除操作子19を解放すると、解除操作子19およ
びロック部材18cが図示の位置に戻る。ロック部材1
8cは、この図示位置では係合子18aを係合溝5kに
嵌入した状態にロックし、これにより、タング5がバッ
クル装置4に係止される。なお、タング5の詳細な構造
については後述する。
【0027】肩ベルト2とラップベルト3とは一体に形
成されており、図3に示すようにこれらは、筒状のウェ
ビング11と、このウェビング11内に挿入された例え
ばウレタン又はシリコン等の比較的薄く形成でき、しか
も耐熱性があるとともに強度の比較的大きな弾性材から
なるチューブ12と、例えばポリエステル等の樹脂から
なるウェビング11を覆うカバー13とから形成されて
いる。
【0028】図4(a)および(b)に示すように、ウ
ェビング11は、通常の一般的なシートベルトの幅とほ
ぼ同じ程度の所定幅(例えば50mm)に裁断された織布
からなる2枚の帯状のウェビング基布11a,11bを
重ね合わせ、それらの両側端縁を縫着することにより筒
状に形成されている。その場合、同図(b)に示すよう
にたて糸14がウェビングの長手方向と平行に配置さ
れ、またよこ糸15がウェビングの幅方向に配置されて
いる。
【0029】たて糸14は従来のシートベルトのウェビ
ングと同じ材料からなるほとんど伸縮しない強度の大き
な糸から形成されている。換言すれば、たて糸14は、
後述するようにガスジェネレータ10によりウェビング
が膨張したとき、その膨張力による張力がたて糸14に
加えられてもほとんど伸縮しないような荷重ー伸び特性
を有する糸から形成されている。
【0030】一方、よこ糸15はウレタン等の弾性材料
からなるゴム状の伸縮する糸から形成されている。した
がって、ウェビング基布11a,11bは、長手方向に
張力が付与されてもほとんど長手方向には伸張すること
はないが、同図(c)に示すように幅方向に所定の大き
さの張力が付与されたときには幅方向に比較的大きく伸
張するようになる。なお、同図(c)の記載では、たて
糸14の間隔を開いて記載してることにより、よこ糸1
5が伸張していることを示している。また、同図(c)
は誇張して記載しているため、たて糸14が湾曲して伸
張しているように見えるが、実際にはたて糸14はほと
んど伸張しない。
【0031】このように形成されたウェビング11は、
通常時には同図(a),(b)に実線で示すようによこ
糸15が最も収縮した状態となっており、この通常時に
はウェビング11はその幅が従来のシートベルトにおけ
るウェビングの幅とほぼ同じ幅となっている。また、こ
の通常状態では、ウェビング11は最も平らな状態とな
っていてその厚みが最も薄くなっている。
【0032】そして、この筒状のウェビング11の少な
くとも一部は実際には袋状にされて使用されるが、この
ウェビング11の袋状部分内にガスが供給されたとき、
このガスの圧力によってウェビング11の袋状部分が膨
張しようとする。そのとき、ウェビング11の袋状部分
の膨張力により、たて糸14およびよこ糸15の両方に
張力が加えられるようになる。前述したようにたて糸1
4はこのような張力が加えられてもほとんど伸張しない
が、よこ糸15はこの張力により伸張するので、ウェビ
ング11は同図(a)に二点鎖線で示すように幅方向に
大きく膨張し、長手方向にはほとんど膨張しない。
【0033】図5に示すように、タング5は、ガス導入
口5a1を有するとともにバックル装置4に挿入係止さ
れる係止部5aと、ラップベルト3が貫通するガイド孔
5bによりそのラップベルト3をガイドするとともに、
タング5をバックル装置4に対して係脱操作するための
操作部5cと、肩ベルト2が連結される連結部5dと、
図示しないがバックル装置4に挿入したときバックル装
置4の係合手段が係合する被係止部とからなっている。
連結部5dはガス噴出口5e1が形成されているガス噴
出部5eとこのガス噴出部5eを操作部5cに連結する
首部5fからなっている。
【0034】そして、係止部5a、操作部5c、首部5
fおよびガス噴出部5eには、これらを貫通して、ガス
導入口5a1とガス噴出口5e1とを連通するガス流動孔
5gが形成されている。その場合、ガス流動孔5gは操
作部5cのガイド孔5bと干渉しないようにこのガイド
孔5bを迂回して形成されている。
【0035】また、係止部5a、操作部5cおよびガス
噴出部5eはそれぞれ矩形断面形状かまたは長円形断面
形状に形成されている。更に、首部5fの操作部5cと
の連結端部の断面形状が同図(e)に示すように三角形
形状に形成されているとともに、首部5fの軸方向中央
部の断面形状が六角形形状に形成されている。すなわ
ち、首部5fの断面形状は軸方向両端部において互いに
逆向きの三角形形状とされているとともに、その途中部
において六角形形状とされている。更に、係止部5aお
よび操作部5cとガス噴出部5eとは互いに異なる平面
上に配置されている。
【0036】このように構成されたタング5を肩ベルト
2およびラップベルト3を構成するウェビング11に取
り付ける方法について説明する。図6(c)に示すよう
に、ウェビング11の肩ベルト2とラップベルト3との
境界部に相当する裏側部分のよこ糸15をウェビング幅
方向の中央部で所定範囲にわたって切断する。次に、よ
こ糸15の切断部分をウェビング幅方向に広げ、所定幅
の開口11cを形成する。この開口11cからタング5
の連結部5dをウェビング11内に肩ベルト2部分の方
向に挿入する。次いで、図6(b)に明瞭に示すように
ウェビング11のラップベルト3部分を若干幅方向に縮
めて操作部5cの孔5bを貫通させる。最後に、図7に
示すように弾性金属材からなる環状のベルトキャップ1
6をタング5の噴出部5eに、ウェビング11の上から
はめ込んで、タング5をウェビング11に固定する。
【0037】このようにウェビング11に取り付けられ
たタング5は、連結部5dがウェビング11のよこ糸1
5の弾性力により強固に締め付けられるだけでなく、ベ
ルトキャップ16の弾性力によっても締め付けられると
ともに連結部5dの首部5fの幅が噴出部5eの幅より
も小さいので、タング5はウェビング11から抜けるこ
となく確実にウェビング11に取り付けられる。
【0038】更に、タング5がウェビング11に連結さ
れた状態では、ウェビング11のよこ糸15の切断部分
に、タング5の首部5fが位置するようになる。その場
合、首部5fの断面が三角形から六角形に変化している
ので、ウェビング11のよこ糸15を切断するにあたっ
て、切断本数をより少なくできる。
【0039】このような構成をした本実施例のインフレ
ータブルシートベルト装置1においては、通常時は、袋
状のウェビング11からなる肩ベルト2は図4(a)に
実線で示すように膨張していなく厚みの薄い帯状に保形
されている。そして、シートベルト非装着時にはバック
ル装置4とタング5とは非係合状態にあり、肩ベルト2
がクランプ付リトラクタ7によって巻き取られていると
ともに、ラップベルト3がリトラクタ8によって巻き取
られている。
【0040】乗員がシートに着座して、肩ベルト2およ
びラップベルト3をそれぞれのリトラクタ7,8から引
き出してタング5をバックル装置4に挿入することによ
り、シートベルトを装着する。このシートベルト装着状
態では、係止手段によりタング5がバックル装置4に係
止されるので、タング5がバックル装置4から外れるこ
とはなく、タング5とバックル装置4との連結状態が保
持される。また、タング5とバックル装置4との連結状
態では、バックル装置4のガス流動孔4bとタング5の
ガス流動孔5gとが整合して一つのガス流動路を形成す
るようになる。
【0041】更にシートベルト装着状態では、肩ベルト
2およびラップベルト3は、それぞれリトラクタ7,8
により巻取り方向に弱い力で付勢されて乗員にフィット
するようになるが、この弱い力は乗員に圧迫感を与えな
い程度の大きさに設定されている。また、通常時にはシ
ートベルトリトラクタ7,8の巻取りリールがロックさ
れないので、両ベルト2,3は自由に引き出すことがで
きる。これにより、乗員の平常の動作に追従して肩ベル
ト2及びラップベルト3の引出し、巻取りが行われるよ
うになり、シートベルトのコンフォート性が良好にな
る。
【0042】車両の運転中に、車両に生じる減速度が第
2設定減速度以上であると、乗員は慣性力により前方に
移動しようとして両ベルト2,3を押圧する。これによ
り、両ベルト2,3は、それぞれシートベルトリトラク
タ7,8から引き出されそうになる。しかし、このとき
シートベルトリトラクタ7,8の各減速度感知センサー
が作動して各巻取りリールがロックされるので、両ベル
ト2,3の引出しが阻止される。特にシートベルトリト
ラクタ7においては、クランプによって肩ベルト2がク
ランプされるので、肩ベルト2の引出しは確実に阻止さ
れる。その上、乗員の慣性移動により、両ベルト2,3
にはベルトの長手方向に張力が加えられるようになる
が、このような張力が加えられても長手方向に配置され
ているたて糸14はほとんど伸びることはないので、両
ベルト2,3はほとんど伸張しない。
【0043】したがって、乗員は肩ベルト2及びラップ
ベルト3により確実に拘束され、乗員の前方移動が防止
される。その場合中間ガイド6により、肩ベルト2は乗
員の正しい位置に当接するようになる。このように、本
実施例のインフレータブルシートベルト装置1は、従来
の一般的なシートベルト装置と同様の乗員拘束を行うシ
ートベルト機能を発揮する。なお、タング5をウェビン
グ11に取り付けるにあたって所定の範囲のよこ糸15
は切断しているが、たて糸14は何等切断していないの
で、両ベルト2,3の長手方向の張力に対する強度は十
分に大きな値に確保されている。
【0044】また、車両衝突時等の緊急時に生じるきわ
めて大きな減速度が第1設定減速度以上であると、シー
トベルトリトラクタ7,8により両ベルト2,3の引出し
が阻止されるばかりでなく、車両に設けられた減速度感
知センサー10がこのきわめて大きな減速度を感知し、
ガスジェネレータ9を作動させる。これにより、ガスジ
ェネレータ9は高圧のガスを発生し、発生したガスはバ
ックル装置4のガス流動孔4bおよびタング5のガス流
動孔5gを通って袋状の肩ベルト2内に瞬時に侵入す
る。この結果、肩ベルト2内に侵入したガスの圧力でよ
こ糸が伸張するので、図4(a)に二点鎖線で示すよう
にな形状に、肩ベルト2がほぼ瞬時にかつ確実に膨張す
る。
【0045】したがって、乗員はこのように膨張した肩
ベルト2により肩や胸等の上半身が確実に受け止められ
る。その場合、肩ベルト2の膨張により乗員の運動エネ
ルギが広い面積で受け止められるようになるので、荷重
が分散され、乗員は大きな衝撃荷重から確実に保護され
るようになる。すなわち、インフレータブルシートベル
ト装置1はエアベルトの機能を発揮する。
【0046】また肩ベルト2の膨張時には、よこ糸15
は伸張するが、たて糸14はこの肩ベルト2の膨張によ
り若干縮むので、肩ベルト2が長手方向に若干縮小す
る。この結果肩ベルト2の膨張により、インフレータブ
ルシートベルト装置1はプリテンショナーの機能を発揮
し、シートベルトのゆるみ(スラック)が吸収されるよ
うになる。これにより、インフレータブルシートベルト
装置1はシートベルト機能を確実に発揮するようにな
り、シートベルトの乗員拘束性能が向上する。
【0047】タング5とバックル装置4との係合を解放
するために、解除操作子19を操作して係止手段18の
係止を解除することにより、タング5がバックル装置4
から外れる。またこれにより、肩ベルト2およびラップ
ベルト3は、それぞれシートベルトリトラクタ7,8に
巻き取られる。
【0048】このように構成された本実施例のインフレ
ータブルシートベルト装置1によれば、通常のシートベ
ルトの幅に設定された2枚のウェビング基布11a,1
1bを重ね合わせるだけであるので、従来のインフレー
タブルシートベルト装置における折り畳まれたシートベ
ルトに比べて、通常時のシートベルトの厚みをきわめて
薄くすることができる。これにより、シートベルトの引
き出し、巻取りをスムーズに行うことができるようにな
るとともに、シートベルトリトラクタ7,8のベルト巻
取り容量が小さくて済むので、シートベルトリトラクタ
7,8をより一層小型に形成することができる。
【0049】また、シートベルトは折り畳む必要がない
ので、ベルト組付時に手間のかかるシートベルト折り畳
み作業が不要となり、作業工数が削減できるとともに、
ベルトをきわめて簡単に組み付けることができるように
なる。更に、シートベルトを構成する2枚のウェビング
基布11a,11bは、通常のシートベルトの幅に裁断
されるので、従来のインフレータタブルシートベルトに
比べて基布の使用量を大幅に削減することができる。
【0050】図8は、本発明の他の実施例を示す図であ
る。なお、前述の実施例と同じ構成要素には同じ符号を
付すことにより、その詳細な説明は省略する。前述の実
施例では、ウェビング11のよこ糸15に、ウレタン等
の弾性材料からなるゴム状の伸縮する糸を用いているの
に対して、本実施例は、よこ糸15に、図8(a)に示
すように例えばポリエステル等の樹脂からなる、比較的
弾性率の高い第1糸15aに、例えばケブラー等の高弾
性率で高強力繊維からなる第2糸15bを巻き付けて形
成された糸を用いている。
【0051】このような構成をしたよこ糸15は、同図
(b)に示すような荷重ー伸び特性を有するようにな
る。すなわち同図(b)において、よこ糸15に張力が
加えられると、この張力は最初第1糸15aで受け止め
られるようになる。第1糸15aは比較的弾性率が高い
ので、張力が増加しても第1糸15aはほとんど伸びな
く、したがってよこ糸15は張力が加えられても最初は
ほとんど伸びない。張力が増加して第1糸15aの破断
荷重aになると、第1糸15aが破断するので、加えら
れる張力は第2糸15bで受け止められるようになる。
第2糸15bは、第1糸15aが破断した時点では巻か
れていてる状態にあるので、比較的小さな張力bでまっ
すぐになる点cまで大きく伸張する。すなわち、第1糸
15aの破断荷重aを超えると、よこ糸15は伸びがc
点になるまでは比較的小さな張力bで簡単にかつ大幅に
伸びる。
【0052】第1糸15aの伸びがc点に達すると、第
2糸15bが完全にまっすぐになるが、第2糸15bが
高弾性率であるので、第2糸15bに加えられる張力が
増大しても、第2糸15bはほとんど伸びなく、したが
ってよこ糸15もほとんど伸びない。
【0053】このような荷重ー伸び特性を有するよこ糸
15と前述の実施例と同じたて糸14とを用いてウェビ
ング基布11a,11bを製織し、前述の実施例と同様
にこれらのウェビング基布11a,11bによりウェビ
ング11を作製すると、ウェビング11は、加えられる
張力がある設定荷重になるまではほとんど伸びなく、張
力がこの設定荷重を超えると比較的小さな張力で容易に
幅方向に伸び、この幅方向の伸びがある設定伸びになる
と、それ以上はほとんど伸びないという、インフレータ
ブルシートベルトとして理想的な荷重ー伸び特性を有す
るようになる。この実施例における他の作用効果は、前
述の実施例とほぼ同じである。
【0054】図9は本発明の更に他の実施例を示す図で
ある。前述の実施例がいずれも2枚のウェビング基布1
1a,11bを重ね合わせてその両側端縁を縫着するこ
とにより、筒状のウェビング11を形成するようにして
いるが、この実施例では、図9に示すようにウェビング
11を袋織りによって筒状に形成している。この袋織り
の基布を用いることにより、逢着作業が省略できるの
で、製造工数を削減することができる。この実施例にお
ける他の作用効果は、前述の実施例とほぼ同じである。
【0055】なお、本発明は前述の実施例に限定される
ものではなく、種々の設計変更が可能である。例えば前
述の実施例では、タング5には肩ベルト2の袋状ベルト
2bに連通するガス流動孔5aのみを設けるようにして
いるが、図10に示すようにタング5に設けられるガス
流動孔5aを二股状に形成するとともにラップベルト3
を袋状ベルトに形成して、ガス流動孔5aを肩ベルト2
の袋状ベルト2bの他にラップベルト3の袋状ベルトに
も連通可能にすることもできる。このようにすれば、エ
アベルトの効果を更に一層高めることができるようにな
り、乗員の保護を更に一層効果的に行うことができる。
【0056】また、よこ糸15は、比較的弾性率が小さ
くゴム状に伸びる材料からなる糸と、比較的弾性率が大
きくかつ低強度の材料からなる糸とを混ぜて形成するこ
ともできる。
【0057】更に、前述の実施例では肩ベルト2とラッ
プベルト3とを一体に形成しているが、肩ベルト2とラ
ップベルト3とは別体に形成することもできる。その場
合には、ラップベルト3は従来の一般的なシートベルト
を用いることができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のインフレータブルシートベルト装置によれば、従来の
一般的なシートベルト装置と同様の乗員を拘束するシー
トベルト機能を発揮させることができるばかりでなく、
乗員の運動エネルギを広い面積で受け止めて、乗員を大
きな衝撃荷重から保護するエアベルトの機能を確実に発
揮させることができる。その場合、ウェビングを折り畳
まないので、膨張時にウェビングを迅速にかつスムーズ
に膨張させることができる。
【0059】また本発明によれば、ウェビングの折畳み
を必要としないので、通常時のシートベルトの厚みをき
わめて薄くすることができる。これにより、シートベル
トの引き出し、巻取りをスムーズに行うことができるよ
うになるとともに、シートベルトリトラクタのベルト巻
取り容量が小さくて済むので、シートベルトリトラクタ
をより一層小型に形成することができる。
【0060】更に、シートベルトを折り畳む必要がない
ことから、シートベルト組付時に手間のかかるシートベ
ルト折り畳み作業が不要となり、作業工数が削減できる
とともに、ベルトをきわめて簡単に組み付けることがで
きる。
【0061】更に、シートベルトを構成する2枚のウェ
ビング基布は、通常のシートベルトの幅に裁断されるの
で、従来のインフレータブルシートベルトに比べて基布
の使用量を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るインフレータブルシートベルト
装置の一実施例を示す概略全体構成図である。
【図2】 この実施例に用いられるタングとバックル装
置との係合構造の一例を概略的に示す断面図である。
【図3】 この実施例に用いられている肩ベルトを示
し、(a)はその各構成要素をずらして示す斜視図、
(b)は横断面図である。
【図4】 この実施例のウェビングを示し、(a)は図
1におけるIVAーIVA線に沿う断面図、(b)はたて糸お
よびよこ糸の配置関係を示す図、(c)はこのウェビン
グの特徴を説明する図である。
【図5】 この実施例に用いられているバックル装置を
示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側
面図、(d)は左側面図、(e)は(a)におけるVEー
VE線に沿う断面図、(F)は(a)におけるVFーVF線に
沿う断面図である。
【図6】 この実施例のタングをウェビングに取り付け
る方法を説明し、(a)は平面図、(b)は部分的に破
断して示す正面図、(c)は裏面図である。
【図7】 この実施例に用いられるベルトキャップを示
し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図8】 本発明の他の実施例を示し、(a)はこの実
施例に用いられるよこ糸を示す図、(b)はこのよこ糸
の荷重ー伸び特性を示す図である。
【図9】 本発明の更に他の実施例を示す図である。
【図10】本発明のインフレータブルシートベルト装置
に用いられるタングの変形例を示す平面図である。
【図11】従来のインフレータブルシートベルトの折り
畳み方法を説明する断面図である。
【図12】従来のインフレータブルシートベルトの他の
折り畳み方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1…インフレータブルシートベルト装置、2…肩ベル
ト、3…ラップベルト、4…バックル装置、4a…ガス
流動孔、5…タング、5a…係止部、5a1…ガス導入
口、5b…ガイド孔、5c…操作部、5d…連結部、5
g…ガス流動孔、6…中間ガイド、7…クランプ付シー
トベルトリトラクタ、8…シートベルトリトラクタ、9
…ガスジェネレータ(ガス発生手段)、10…減速度感
知センサー、11…ウェビング、11a,11b…ウェ
ビング基布、12…チューブ、13…カバー、14…た
て糸、15…よこ糸、16…ベルトキャップ、18…係
合手段、19…解除操作子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】 この実施例に用いられるベルトキャップを示
す図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両衝突時等の緊急時に発生する車両減
    速度が第1設定減速度を超えたとき、作動してガスを発
    生するガス発生手段と、乗員当接部の少なくとも一部が
    袋状部分に形成されており、前記ガス発生手段からガス
    が発生されないときは所定幅の帯状に保形されるととも
    に、前記ガス発生手段からガスが発生されたときはその
    ガスにより前記袋状部分が膨張するウェビングと、車両
    減速度が前記第1設定減速度より小さな第2設定減速度
    以下のときはこのウェビングの巻取りおよび引出しを自
    由に設定するとともに、車両減速度が前記第2設定減速
    度を超えたときは前記ウェビングの引出しを阻止するリ
    トラクタと、前記ウェビングに連結されたタングと、こ
    のタングが係脱可能に挿入係合するバックル装置を少な
    くとも備えているインフレータブルシートベルト装置に
    おいて、 少なくとも前記ウェビングの前記袋状部分が、織布から
    なるウェビング基布により形成されており、これらのウ
    ェビング基布のたて糸がベルト長手方向にかつよこ糸が
    ベルト幅方向に配置されており、更に前記たて糸は、前
    記緊急時に前記ガス発生手段からのガスにより前記袋状
    部分が膨張するとき、その膨張力による張力が加えられ
    ても乗員を拘束するシートベルト機能を発揮可能で荷重
    ・伸び特性を有しており、前記よこ糸は、前記袋状部分
    の膨張時にその膨張力による張力が加えられたとき所定
    量伸張可能に形成されていることを特徴とするインフレ
    ータブルシートベルト装置。
  2. 【請求項2】 前記ウェビング基布は、ふくろ織りによ
    り形成されていることを特徴とする請求項1記載のイン
    フレータブルシートベルト装置。
  3. 【請求項3】 前記ウェビング基布は、前記通常時の所
    定幅に設定された2枚のウェビング基布からそれらの両
    側端部を接合することにより形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のインフレータブルシートベルト装
    置。
  4. 【請求項4】 前記よこ糸は、比較的弾性率が小さくゴ
    ム状に伸びる材料からなる糸によって形成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載のイ
    ンフレータブルシートベルト装置。
  5. 【請求項5】 前記よこ糸は、ポリエステル等の比較的
    弾性率が大きい材料から形成され、かつ前記通常時の所
    定幅と同じ長さに設定された第1糸に、高弾性率でかつ
    高強度の材料からなり、膨張後の所定幅と同じ長さに設
    定された第2糸を巻き付けることにより形成されている
    ことを特徴とする請求項1または3記載のインフレータ
    ブルシートベルト装置。
  6. 【請求項6】 前記よこ糸は、比較的弾性率が小さくゴ
    ム状に伸びる材料からなる糸と、比較的弾性率が大きく
    かつ低強度の材料からなる糸とを混ぜて形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の
    インフレータブルシートベルト装置。
  7. 【請求項7】 前記ウェビング基布によって形成された
    袋状部分内に、前記ガスにより膨張可能なチューブが挿
    入されていることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れか1記載のインフレータブルシートベルト装置。
  8. 【請求項8】 前記チューブはウレタンゴムまたはシリ
    コンゴムから形成されていることを特徴とする請求項7
    記載のインフレータブルシートベルト装置。
  9. 【請求項9】 前記タングは前記ウェビングの前記袋状
    部分に連結されているとともに、このタングにガス流通
    孔が形成されており、前記バックル装置に前記ガス発生
    手段が設けられているとともに、このガス発生手段に連
    通するガス流通孔が形成されており、前記タングに形成
    されたガス流通孔と前記バックル装置に形成されたガス
    流通孔とは、前記タングが前記バックル装置に挿入係合
    したとき、前記ガス発生手段で発生したガスを前記ウェ
    ビングの前記袋状部分に導入するガス流通路を形成する
    ようになっていることを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか1記載のインフレータブルシートベルト装置。
JP04210353A 1992-08-06 1992-08-06 インフレータブルシートベルト装置 Expired - Fee Related JP3110881B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04210353A JP3110881B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 インフレータブルシートベルト装置
KR1019930012758A KR100286132B1 (ko) 1992-08-06 1993-07-07 팽창식 안전띠장치
US08/099,465 US5390953A (en) 1992-08-06 1993-07-30 Inflatable seatbelt system
GB9316210A GB2269791A (en) 1992-08-06 1993-08-05 Inflatable seat belts for vehicles.
DE4326499A DE4326499A1 (de) 1992-08-06 1993-08-06 Aufblasbares Sicherheitsgurtsystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04210353A JP3110881B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 インフレータブルシートベルト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06144138A true JPH06144138A (ja) 1994-05-24
JP3110881B2 JP3110881B2 (ja) 2000-11-20

Family

ID=16587989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04210353A Expired - Fee Related JP3110881B2 (ja) 1992-08-06 1992-08-06 インフレータブルシートベルト装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5390953A (ja)
JP (1) JP3110881B2 (ja)
KR (1) KR100286132B1 (ja)
DE (1) DE4326499A1 (ja)
GB (1) GB2269791A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE36587E (en) * 1994-06-30 2000-02-29 Takata Corporation Inflatable seat belt having bag filter
USRE36661E (en) * 1994-06-30 2000-04-18 Takata Corporation Inflatable seat belt with leak detection device
USRE37280E1 (en) 1994-06-30 2001-07-17 Takata Coporation Inflatable seat belt having defined shape
KR20040095435A (ko) * 2003-05-09 2004-11-15 현대자동차주식회사 이중 웨빙을 갖는 자동차용 시트벨트
WO2007091526A1 (ja) * 2006-02-09 2007-08-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両用エアベルト装置

Families Citing this family (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5480181A (en) * 1993-02-19 1996-01-02 Simula Inc. Side impact head strike protection system
GB2310408A (en) * 1996-02-24 1997-08-27 Allan Wright Inflatable safety belt for vehicles
JP2000503939A (ja) 1996-05-22 2000-04-04 シミュラ・インコーポレーテッド 膨張式の管状ボルスター
US6293582B1 (en) 1996-06-14 2001-09-25 Universal Propulsion Company, Inc. Control system for air bags in different vehicle locations
US5839753A (en) * 1997-03-31 1998-11-24 Simula Inc. Inflatable tubular torso restraint system
EP0907529B1 (en) * 1996-07-02 2005-01-19 Zodiac Automotive US, Inc. Inflatable tubular torso restraint system
US6126194A (en) * 1997-03-31 2000-10-03 Simula, Inc. Inflatable tubular torso restraint system
US6336656B1 (en) 1997-03-31 2002-01-08 Simula, Inc. Inflatable tubular torso restraint system with pivoting upper anchor point attachment
JP3465546B2 (ja) * 1997-09-02 2003-11-10 タカタ株式会社 エアベルト装置
JPH1178775A (ja) * 1997-09-02 1999-03-23 Takata Kk エアベルト装置
JP3465547B2 (ja) * 1997-09-02 2003-11-10 タカタ株式会社 エアベルト装置
JP3598781B2 (ja) * 1997-12-03 2004-12-08 タカタ株式会社 エアベルト及びエアベルト装置
DE19821996A1 (de) * 1998-05-15 1999-11-18 Johann Berger Aufblasbares Gurtband
DE19804378C2 (de) * 1998-02-04 2000-01-05 Johann Berger Aufblasbares Gurtband
DE19804365C2 (de) 1998-02-04 2000-06-08 Hs Tech & Design Dreipunkt-Sicherheitsgurt
DE29802925U1 (de) * 1998-02-19 1998-06-18 TRW Occupant Restraint Systems GmbH & Co. KG, 73553 Alfdorf Baugruppe aus einem Gasgenerator und einem Gassack
US6220626B1 (en) * 1998-03-13 2001-04-24 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Air belt apparatus
JPH11348719A (ja) * 1998-06-08 1999-12-21 Takata Kk エアベルト
DE69938022T2 (de) 1998-06-09 2008-05-08 Takata Corp. Kettenwirkstoff für Bezug für aufblasbaren Sicherheitsgurt
US6109834A (en) * 1998-08-28 2000-08-29 Texaco Inc. Composite tubular and methods
DE29821272U1 (de) * 1998-11-27 1999-03-25 TRW Occupant Restraint Systems GmbH & Co. KG, 73553 Alfdorf Gurtsystem zum Zurückhalten eines Fahrzeuginsassen
DE19857517C2 (de) * 1998-12-14 2001-07-19 Johann Berger Verfahren zum Herstellen eines Gurtbandes und danach hergestelltes Gurtband
JP3899723B2 (ja) * 1999-03-10 2007-03-28 タカタ株式会社 エアベルト装置
DE19936627A1 (de) 1999-08-04 2001-02-08 Hs Tech & Design Rückhaltevorrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP3945100B2 (ja) * 1999-11-05 2007-07-18 タカタ株式会社 エアベルト及びエアベルト装置
JP4380021B2 (ja) 2000-05-11 2009-12-09 タカタ株式会社 エアベルト装置
JP4674832B2 (ja) * 2000-12-14 2011-04-20 タカタ株式会社 インフレータブルシートベルト装置におけるエアベルトおよびこのエアベルトを用いたインフレータブルシートベルト装置
US6533315B2 (en) * 2001-07-17 2003-03-18 Trw Vehicle Safety Systems Inc. Tongue assembly and buckle for inflatable seat belt
US6951350B2 (en) * 2003-02-24 2005-10-04 Universal Propulsion Company, Inc. Seatbelt airbag
US20070096535A1 (en) * 2005-11-03 2007-05-03 Ford Global Technologies, Llc Restraint system for a vehicle
JP4454028B2 (ja) * 2005-11-04 2010-04-21 トヨタ自動車株式会社 車両用エアベルト装置
JP2007210420A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Takata Corp エアベルト及びエアベルト装置
DE202008016802U1 (de) * 2008-12-19 2009-04-02 E. Oppermann, Einbeck, Mechanische Gurt- Und Bandweberei Gmbh Gurt
DE102010033595A1 (de) * 2010-08-06 2012-02-09 Daimler Ag Gurtband für einen Sicherheitsgurt eines Fahrzeuges
DE102010053311A1 (de) * 2010-12-02 2012-06-06 Daimler Ag Gurtband für einen Sicherheitsgurt eines Fahrzeugs
US9283913B2 (en) 2013-03-01 2016-03-15 Trw Vehicle Safety Systems, Inc. Seat belt system
DE102013018110A1 (de) * 2013-12-03 2015-06-03 E. Oppermann, Einbeck, Mechanische Gurt- Und Bandweberei Gmbh Gurt
US9434339B2 (en) * 2014-08-27 2016-09-06 Autoliv Asp, Inc. Inflatable seat belt with a tethered gas delivery fill tube
USD816034S1 (en) 2016-03-08 2018-04-24 A.M. Machine Co., Inc. Spark plug insert

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1416517A (en) * 1971-11-15 1975-12-03 Project Lab Ltd Safety belts
US3841654A (en) * 1972-09-21 1974-10-15 Allied Chem Vehicle safety system
JPS576545Y2 (ja) * 1973-05-09 1982-02-06
US3929348A (en) * 1974-02-13 1975-12-30 Allied Chem Tongue for inflataband
JPS63258239A (ja) * 1987-04-14 1988-10-25 Mitsuharu Yamaguchi 膨張機能を有する人体緊締保護方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE36587E (en) * 1994-06-30 2000-02-29 Takata Corporation Inflatable seat belt having bag filter
USRE36661E (en) * 1994-06-30 2000-04-18 Takata Corporation Inflatable seat belt with leak detection device
USRE37280E1 (en) 1994-06-30 2001-07-17 Takata Coporation Inflatable seat belt having defined shape
KR20040095435A (ko) * 2003-05-09 2004-11-15 현대자동차주식회사 이중 웨빙을 갖는 자동차용 시트벨트
WO2007091526A1 (ja) * 2006-02-09 2007-08-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両用エアベルト装置
US8226115B2 (en) 2006-02-09 2012-07-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Airbelt apparatus for vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
GB2269791A (en) 1994-02-23
JP3110881B2 (ja) 2000-11-20
KR940005458A (ko) 1994-03-21
KR100286132B1 (ko) 2001-04-16
US5390953A (en) 1995-02-21
DE4326499A1 (de) 1994-03-24
GB9316210D0 (en) 1993-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06144138A (ja) インフレータブルシートベルト装置
JP3113081B2 (ja) インフレータブルシートベルト装置
JP3278075B2 (ja) インフレータブルシートベルト装置
EP1087878B1 (en) Belt system with inflatable section within an outer belt section and method of restraint
JP3110882B2 (ja) インフレータブルシートベルト装置
US6419263B1 (en) Seatbelt system having seamless inflatable member
JP3057114B2 (ja) インフレータブルシートベルト装置
US9393926B2 (en) Folding patterns of an inflatable seat belt
US9434339B2 (en) Inflatable seat belt with a tethered gas delivery fill tube
US7922200B2 (en) Inflatable cushion assembly including breakable tether stitches
US6419264B1 (en) Air-belt device and method
CA2289525A1 (en) Seatbelt system having seamless inflatable member
US6641165B2 (en) Air belt apparatus
JPH05112200A (ja) インフレータブルシートベルト装置
CA2031290A1 (en) Base cloth for air bag
JPH11165605A (ja) エアベルト装置
JP2000025546A (ja) シートベルト装置
US11535191B2 (en) Seatbelt assembly with enhanced shoulder belt positioning
JP4375875B2 (ja) エアベルト装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070914

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees