JPH06143977A - ヒータコントロールシャフトの節度部構造 - Google Patents

ヒータコントロールシャフトの節度部構造

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JPH06143977A
JPH06143977A JP31628192A JP31628192A JPH06143977A JP H06143977 A JPH06143977 A JP H06143977A JP 31628192 A JP31628192 A JP 31628192A JP 31628192 A JP31628192 A JP 31628192A JP H06143977 A JPH06143977 A JP H06143977A
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JP
Japan
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heater control
control shaft
moderation
rotational torque
ball
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JP31628192A
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Mitsuru Murakami
満 村上
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒータコントロールシャフトを、通常の回転
時には回転トルクを減少させると共に操作時には節度感
が得られるようにする。 【構成】 自動車のヒータコントロール用パネル2に設
けた挿通孔3の先端にギヤ部4を一体に設けたダイヤル
式のヒータコントロールシャフト1を挿通し、前記ギヤ
部4に設けた節度用溝部7にパネル2に設けた弾性凸部
を嵌合させたヒータコントロールシャフト1の節度部構
造において、前記パネル2に設けた弾性凸部の下部をヒ
ータコントロールシャフト1に接触させると共に接触さ
せた部分のヒータコントロールシャフト1の外周部に突
出部16を設ける。また、前記ギヤ部4の端面に形成した
円筒体6の周囲に節度用溝部7を有する切欠片16を形成
して節度用溝部7に前記パネルに設けた弾性凸部を嵌合
させるようにしてもよい。これにより、滑らかな節度感
を確実に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のヒータの吹出
口の切換えや温度コントロールの切換え等に使用される
ダイヤル式のヒータコントロール装置における、ヒータ
コントロールシャフトの節度部構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車用ヒータの吹出口の切換えや温度
コントロールの切換えを行なう構造としては、インスト
ルメントパネルに設けられたヒータコントロール用レバ
ーを上下、左右に移動させ、このレバーに繋がるダンパ
を開閉させるようにしたものが多いが、レバーの代わり
にノブを回動させる、ダイヤル式のものも使用されてい
る。
【0003】このダイヤル式のものは、運転者がノブを
操作することによりヒータコントロールシャフトを回動
させたときの節度感を得るための構造として、スプリン
グで押圧したボールをダイヤル式のヒータコントロール
シャフト側に設けた穴部に嵌合させることによって節度
を得るようにしている。以下、ダイヤル式のヒータコン
トロールシャフトおよびその節度感を得るための構造に
ついて説明する。
【0004】図11において、1はダイヤル式のヒータコ
ントロールシャフトを示し、2はこのヒータコントロー
ルシャフト1が挿通されるヒータコントロール用パネル
2を示している。ヒータコントロール用パネル2には挿
通孔3が設けられ、この挿通孔3を挿通させたヒータコ
ントロールシャフト1の先端側にはベベルギヤ4が一体
に取付けられている(図12をも参照)。そして、このベ
ベルギヤ4には、別のベベルギヤ5が噛合している。こ
の別のベベルギヤ5には、例えばヒータコントロール用
ダンパ(図示省略)に繋がったケーブル(図示省略)が
接続される。
【0005】そして、このヒータコントロールシャフト
1の場合の節度感は、ベベルギヤ4の大径側の端部に延
設した円筒体6の内壁部に節度用溝部7を設け、この節
度用溝部7にヒータコントロール用パネル2の凹部8に
装着したスプリング9によって付勢されたボール10を嵌
合させることによって持たせている(図13をも参照)。
【0006】また、図14に示すように、ヒータコントロ
ールシャフト1の先端に設けたベベルギヤ4に噛合した
別のベベルギヤ5の背面に節度用溝部7を設け、この節
度用溝部7に車体固定部11の側の凹部8に装着したスプ
リング9によって付勢したボール10を嵌合させることに
よって節度感を持たせるようにしたものもある。なお、
図11において、符号12で示すものはノブである。
【0007】なお、節度機構付き操作レバー装置とし
て、実公昭63-7528 号公報に開示されているものがあ
る。この公報に開示されているものは、ヒータコントロ
ール用ダンパに接続したケーブルを操作レバーに接続
し、操作レバーには一端側を固定した板バネを設け、そ
の板バネの自由端側に設けた凸部を棚状の板部の穴部に
係止させて節度感を得るようにしたものである。
【0008】また、空調機コントロールレバーの節度機
構として、実開昭62-43910号公報に開示されているもの
がある。この公報に開示されているものは、ヒータコン
トロール用レバーにヒータコントロール用ダンパ等に繋
がったケーブルを接続したもので、その節度感はヒータ
コントロール用レバーの下部に取付けたクリックスプリ
ングをクリック溝に係合させることによって得るように
したものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、ベベルギヤ4の大径側の端部に延設した円筒体6の
内壁部に節度用溝部7を設け、この節度用溝部7にスプ
リング9の押圧力によりボール10を嵌合させることによ
ってヒータコントロールシャフト1に節度感を持たせて
いた。このため図15に示すように、ヒータ単体の回転ト
ルクTは増加したまま一定で、節度用溝部7においての
み低下し、そしてヒータコントロールシャフト1を回動
させてボール10が節度用溝部7から出るとき再び高くな
るという特性があった。
【0010】すなわち、節度用溝部7でのスプリング9
の力を0kgとしても節度用溝部7の以外の部分ではスプ
リング9の押圧力は円筒体6の内壁部に対してかかるこ
とになる。このためヒータコントロールシャフト1の回
転トルクTが増加する原因となっていた。このようにヒ
ータコントロールシャフト1の回転トルクTが一定トル
クであると、ベベルギヤ等に繋がっている被作動物であ
るヒータユニットやブロワユニットのリンク系の操作力
のばらつきを吸収することができず、そのままヒータコ
ントロールシャフト1に不均一な回転トルクTとして伝
えてしまうので、操作感を低下させる場合もあるという
問題があった。
【0011】なお、実公昭63-7528 号公報に開示されて
いる節度機構付き操作レバー装置は、ヒータコントロー
ル用ダンパに連繋した操作レバーに一端側を固定した板
バネを設け、その板バネの自由端側に設けた凸部を棚状
の板部の穴部に係止させて節度感を得るようにしたもの
あるが、凸部が穴部の係止から外れた際にはスプリング
の押圧力は壁に対して作用するため、本発明の課題を解
決しているものではない。
【0012】また、実開昭62-43910号公報に開示されて
いる空調機コントロールレバーの節度機構はヒータコン
トロール用レバーにヒータコントロール用ダンパ等に繋
がったケーブルを接続したもので、その節度感はヒータ
コントロール用レバーの下部に取付けたクリックスプリ
ングを、クリック用突出片に設けたクリック溝に係合さ
せることによって得るようにしているので、クリックス
プリングがクリック溝から外れた場合には、クリックス
プリングの押圧力はクリック用突出片に対して作用する
ため、本発明の課題を解決していることにはならない。
【0013】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、弾性凸部と凹凸を形成したヒータコ
ントロールシャフトの外周部とを当接させ、通常の回転
時には回転トルクを減少させると共に節度用溝部に嵌合
する際には節度感を得させ、かつ操作感を向上させたヒ
ータコントロールシャフトの節度部構造を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、自動車のヒータコントロール
用パネルに設けた挿通孔に、一側にノブを有し、他側に
ギヤ部を一体に設けたヒータコントロールシャフトを挿
通し、前記ギヤ部に設けた節度用溝部に前記ヒータコン
トロール用パネルに設けた弾性凸部を嵌合させることに
より、ヒータコントロールシャフトの回動に節度感を持
たせるようにしたヒータコントロールシャフトの節度部
構造において、前記ヒータコントロール用パネルに設け
た弾性凸部の下部を前記ヒータコントロールシャフトに
接触させると共に該接触させた部分の前記ヒータコント
ロールシャフトの外周部に突出部を設けたことを特徴と
するものである。
【0015】また、自動車のヒータコントロール用パネ
ルに設けた挿通孔に、一側にノブを有し、他側にギヤ部
を一体に設けたヒータコントロールシャフトを挿通し、
前記ギヤ部の端面に形成した円筒体の周囲に切欠片を形
成し、該切欠片に節度用溝部を設け、該節度用溝部に前
記ヒータコントロールシャフトに設けた弾性凸部を嵌合
させて前記ヒータコントロールシャフトの回動に節度感
を持たせたことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明は上記構成としたことにより、節度感を
得ないときには、ギヤ部に設けた節度用溝部の前後に回
転トルク用の突出部が位置することになり、ノブを持っ
てヒータコントロールシャフトを回動させれば、ヒータ
コントロールシャフトと共にギヤ部も回動し、ギヤ部に
設けた節度用溝部にヒータコントロールシャフトの突出
部によって押圧された弾性凸部を嵌合させることが可能
となる。
【0017】すなわち、節度用溝部に弾性凸部が嵌合す
るときには弾性凸部がヒータコントロールシャフトの突
出部によって押圧されるので、ヒータコントロールシャ
フトの回転トルクは少し高くなる。次に、弾性凸部が節
度用溝部に嵌合したときには、節度用溝部によって回転
トルクは零にまで低下する。さらに、ノブを持ってヒー
タコントロールシャフトを回動させ弾性凸部を節度用溝
から外す場合、回転トルクが高くなるが、弾性凸部がヒ
ータコントロールシャフトの突出部から外れるので、直
ちに回転トルクが低下して一定に保たれる。そして、弾
性凸部がギヤ部の内壁に当接している間は回転トルクは
低い状態で保たれる。
【0018】また、自動車のヒータコントロール用パネ
ルに設けた挿通孔に一側にノブを有し、他側にギヤ部を
一体に設けたダイヤル式のヒータコントロールシャフト
を挿通し、前記ギヤ部の端面に形成した円筒体の周囲に
切欠片を形成してこの切欠片に節度用溝部を設け、この
溝部にヒータコントロール用パネルに設けた弾性凸部を
嵌合させるようにしたので、ノブを持ってヒータコント
ロールシャフトを回動させる際にはヒータコントロール
シャフトと共にギヤ部も回動し、ギヤ部に設けた節度用
溝部にヒータコントロール用パネルに設けた弾性凸部を
嵌合させることが可能となる。
【0019】すなわち、節度用溝部に弾性凸部が嵌合す
るときには回転トルクが減少していき、弾性凸部が節度
用溝に嵌合してその回転トルクは零に低下する。さら
に、ノブを持ってヒータコントロールシャフトを回動さ
せて弾性凸部を節度用溝部から外す場合、節度用溝部か
ら出るとき回転トルクが高くなるが直ちに回転トルクが
低下する。そして、弾性凸部がギヤ部の内壁に当接して
いる間回転トルクは低く一定に保たれる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
つき、図11ないし図13と同一の部材には同一の符号を付
して説明する。図1はヒータコントロールシャフト1の
節度部構造を示したものである。これは図11に示すもの
と同じヒータコントロール用パネル2にヒータコントロ
ールシャフト1を挿通し、その他側にギヤ部であるベベ
ルギヤ4を一体に取付けたものの断面図である。
【0021】ヒータコントロール用パネル2には凹部8
(図11参照)が形成されており、この凹部8にはスプリ
ング9に付勢されたボール10が配設されている。これら
ボール10およびスプリング9が弾性凸部を構成してい
る。スプリング9の下部は略半円状のストロークピン13
を介してヒータコントロールシャフト1に接触してい
る。
【0022】このヒータコントロールシャフト1とスト
ロークピン13と接触した部分のヒータコントロールシャ
フト1の外周部にはカム部14が形成されている(拡大し
て示す図2参照)。カム部14はヒータコントロールシャ
フト1の外周に五個形成されている。
【0023】ヒータコントロールシャフト1の一側には
ノブ12が設けられており(図11参照)、他側にはベベル
ギヤ4が一体に取り付けられている(同じく図11参
照)。このベベルギヤ4の大径側の端部に延設した円筒
体6の内壁部には節度用溝部7が設けられ、前述したス
プリング9で付勢されたボール10が嵌合するようになっ
ている。
【0024】前述のベベルギヤ4にはまた、別のベベル
ギヤ5(図12参照)が噛合している。この別のベベルギ
ヤ5にはヒータコントロール用ダンパ(図示省略)を接
続したケーブル(図示省略)が取り付けられている。そ
して、ベベルギヤ4の回動によってベベルギヤ5が作動
するようになっている。
【0025】本実施例は以上説明したように、ヒータコ
ントロール用パネル2の凹部8に設けたボール10を付勢
するスプリング9の下部をストロークピン13を介してヒ
ータコントロールシャフト1に接触させ、かつ、この接
触させた部分におけるヒータコントロールシャフト1の
外周部に五個の突出部14を設けたので、ノブ12を持って
ヒータコントロールシャフト1を回動させれば、ヒータ
コントロールシャフト1と共にベベルギヤ4および円筒
体6が回動し、節度用溝部7にヒータコントロールシャ
フト1の突出部14およびスプリング9に押圧されたボー
ル10を嵌合させることが可能となる。
【0026】すなわち、節度用溝部7にボール10が嵌合
する直前にはボール10がヒータコントロールシャフト1
の突出部14によって押圧されるので、図3に示すよう
に、ヒータコントロールシャフト1の回転トルクは高ま
る。次に、ボール10が節度用溝部7に嵌合したときに
は、節度用溝部7によって回転トルクは零にまで低下す
る。
【0027】さらに、ノブ12を持ってヒータコントロー
ルシャフト1を回動させボール10を節度用溝7から外す
場合、再び回転トルクが高くなるが、ボール10を付勢す
るスプリング9がヒータコントロールシャフト1の突出
部14から外れるので、直ちに回転トルクが低下してその
まま低い状態で一定に保もたれる。そして、ボール10が
ベベルギヤ4の内壁に当接している間は回転トルクTを
小さく抑えることが可能となる。
【0028】言い換えれば、節度用溝部7以外では回転
トルクTを小さく押えることができ、さらに、節度用溝
部7の直前より回転トルクTを高めて節度用溝部7にボ
ール10を入れ、また、回転トルクTを高めてボール10を
節度用溝部7から出し、再び低い回転トルクTに戻すよ
うにすることが可能となる。
【0029】次に、別の実施例を図4にもとづいて説明
する。なお、図1と同一の部材には同一の符号を付す。
この実施例の特徴とするところは、ベベルギヤ4の円筒
体6を回動させるヒータコントロールシャフト15をカム
形状にかえたものである。このヒータコントロールシャ
フト15の外周には前述の実施例のものと同様に突出部14
が設けられており(図5をも参照)、突出部14は半円状
のストロークピン13を介してスプリング9およびボール
10に接触している。
【0030】また、ヒータコントロールシャフト15に一
体に設けたベベルギヤ4の大径側の端部には円筒体6が
延設され(図11参照)、円筒体6の内壁部には節度用溝
部7が設けられ、前述したスプリング9で付勢されたボ
ール10が嵌合するようになっている。
【0031】以上説明した別の実施例は、ヒータコント
ロール用パネル2に設けたスプリング9により付勢され
るボール10の下部をカム形状のヒータコントロールシャ
フト15に接触させ、かつ、この接触した部分におけるヒ
ータコントロールシャフト15の外周部に突出部14を設け
たので、節度用溝部7以外での回転トルクTに変化を与
えることが可能となる。
【0032】すなわち、ノブ12(図11参照)を持ってヒ
ータコントロールシャフト15を回動させれば、ヒータコ
ントロールシャフト15と共にベベルギヤ4も回動し、ベ
ベルギヤ4の円筒体6に設けた節度用溝部7に突出部14
やスプリング9によって押圧されたボール10を嵌合させ
ることが可能となる。
【0033】すなわち、節度用溝部7にボール10が嵌合
する直前はボール10がスプリング9およびカム状のヒー
タコントロールシャフト15の長径側外周にある突出部14
によって押圧されるので、ヒータコントロールシャフト
15の回転トルクは少し高くなる。次に、ボール10が節度
用溝部7に嵌合したときには、節度用溝部7によって回
転トルクは低下する。
【0034】さらに、ノブ12を持ってヒータコントロー
ルシャフト15を回動させボール10を節度用溝部7から外
す場合、回転トルクが高くなるが、ボール10がヒータコ
ントロールシャフト15の突出部14から外れるので、直ち
に回転トルクが低下する。そして、ボール10が円筒体6
の内壁部に当接している間は回転トルクTは、ヒータコ
ントロールシャフト15がカム状なので、回転トルクTに
変化を与ながら回転トルクTを低い状態していくことが
可能となる。
【0035】図6は上記のヒータコントロールシャフト
15の回動時の回転トルクTの変化を示したものであり、
図中、中央部分の回転トルクTは図4に示す状態時のも
のである。そして、左右の回転トルクTはカム状のヒー
タコントロールシャフト15の長径側と短径側の中間にあ
る突出部14によってボール10を押圧した場合のものを示
しており、図の左右端にある回転トルクTはカム状のヒ
ータコントロールシャフト15の短径側にある突出部14に
よってボール10を押圧した場合のものを示している。
【0036】このように回転トルクTに変化を与えるこ
とができるので、ヒータユニットおよびブロワユニット
のリンク系のばらつきによるヒータコントロールシャフ
ト15の操作力のばらつきを打ち消すことが可能となる。
図6において、二点鎖線Aはヒータ等リンク側の操作力
を示すものである。
【0037】次に、他の発明の実施例を図7につき、図
1と同一の部材には同一の符号を付して説明する。この
実施例の特徴とするところは、ヒータコントロール用パ
ネル2の挿通孔(図11参照)に挿通させたヒータコント
ロールシャフト1に一体に設けたギヤ部であるベベルギ
ヤ4の、その大径側の端部に延設した円筒体6の内壁部
の周囲に周に沿って切欠片16を形成し、その切欠片16に
節度用溝部7を形成したものである。
【0038】次に、この実施例の作用を説明する。自動
車のヒータコントロール用パネル2に設けた挿通孔3
に、一側にノブを設け、他側に円筒体6を延設したベベ
ルギヤ4を一体に設けたヒータコントロールシャフト1
を挿通し、円筒体6の周囲に切欠片16を形成してこの切
欠片16に節度用溝部7を設け、この節度用溝部7にヒー
タコントロール用パネル2の凹部8に設けたスプリング
9で付勢したボール10を嵌合させたので、ノブ12を持っ
てヒータコントロールシャフト1を回動させる際にはヒ
ータコントロールシャフト1と共に円筒体6も回動し、
円筒体6の切欠片16に設けた節度用溝部7にヒータコン
トロール用パネル2に設けたボール10を嵌合させること
が可能となる。
【0039】すなわち、節度用溝部7にボール10が嵌合
するときには、切欠片16がスプリング9の付勢力によっ
て外側に押され、回転トルクTを徐々に低下させてボー
ル10を節度用溝部7に入れるというもので、その際には
回転トルクTは零になる。すなわち、ノブ12が自然に止
まるところが節度用溝部7ということになる。
【0040】さらに、ノブ12を持ってヒータコントロー
ルシャフト1を回動させてボール10を節度用溝部7から
外す場合、回転トルクTが一時、高くなるが直ちに回転
トルクTは低下する。そして、ボール10が円筒体6の内
壁に当接して移動している間はボール10によるクリック
音をなくすことができる効果がある。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにヒータコ
ントロール用パネルに設けた弾性凸部の下部をヒータコ
ントロールシャフトに接触させ、かつ、この接触部分に
おけるヒータコントロールシャフトの外周部に突出部を
設けたので、ノブを持ってヒータコントロールシャフト
を回動させれば、ヒータコントロールシャフトと共にギ
ヤ部も回動し、ギヤ部に設けた節度用溝部にヒータコン
トロールシャフトの突出部によって押圧された弾性凸部
を嵌合させることができる。
【0042】これによって、ヒータコントロールシャフ
トに節度感を確実に持たせることができる。また、ヒー
タユニットやブロワユニットのリンク系の操作力のばら
つきによるヒータコントロールシャフトの操作力の変動
をなくすことができる。さらに、突出部の形状をかえれ
ば実用上の最適な操作フィリングを得ることができる。
【0043】また、自動車のヒータコントロール用パネ
ルに設けた挿通孔に一側にノブを有し、他側にギヤ部を
一体に設けたヒータコントロールシャフトを挿通し、ギ
ヤ部の端面に形成した円筒体の周囲に切欠片を形成して
この切欠片に節度用溝部を設け、この溝部にヒータコン
トロール用パネルに設けた弾性凸部を嵌合させてたの
で、ノブを持ってヒータコントロールシャフトを回動さ
せる際にはヒータコントロールシャフトと共にギヤ部も
回動し、ギヤ部に設けた節度用溝部にヒータコントロー
ル用パネルに設けた弾性凸部を嵌合させることができ
る。これによって、ヒータコントロールシャフトが自然
に止まるところが節度用溝部となり滑らかな節度感が確
実に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示すヒータコントロールシャフトの断面
図である。
【図3】図1に示すものを作動させた際の回転トルクの
特性図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図5】図4に示すヒータコントロールシャフトの断面
図である。
【図6】図4に示すものを作動させた際の回転トルクの
特性図である。
【図7】他の発明の一実施例を示す斜視図である。
【図8】図7のものにボールが嵌合したところを示す断
面図である。
【図9】図7のものにボールが嵌合したところを示す断
面側面図である。
【図10】図8に示すものを作動させた際の回転トルク
の特性図である。
【図11】ヒータコントロールシャフトを説明する斜視
図である。
【図12】従来のヒータコントロールシャフトの横断面
図である。
【図13】図12のものの縦断面図である。
【図14】従来の他のものの横断面図である。
【図15】図13に示すものを作動させた際の回転トル
クの特性図である。
【符号の説明】
1 ヒータコントロールシャフト 2 ヒータコントロール用パネル 3 挿通孔 4 ベベルギヤ 6 円筒体 7 節度用溝部 9 スプリング 10 ボール 12 ノブ 14 突出部 15 ヒータコントロールシャフト 16 切欠片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のヒータコントロール用パネルに
    設けた挿通孔に、一側にノブを有し、他側にギヤ部を一
    体に設けたヒータコントロールシャフトを挿通し、前記
    ギヤ部に設けた節度用溝部に前記ヒータコントロール用
    パネルに設けた弾性凸部を嵌合させることにより、ヒー
    タコントロールシャフトの回動に節度感を持たせるよう
    にしたヒータコントロールシャフトの節度部構造におい
    て、前記ヒータコントロール用パネルに設けた弾性凸部
    の下部を前記ヒータコントロールシャフトに接触させる
    と共に該接触させた部分の前記ヒータコントロールシャ
    フトの外周部に突出部を設けたことを特徴とするヒータ
    コントロールシャフトの節度部構造。
  2. 【請求項2】 自動車のヒータコントロール用パネルに
    設けた挿通孔に、一側にノブを有し、他側にギヤ部を一
    体に設けたヒータコントロールシャフトを挿通し、前記
    ギヤ部の端面に形成した円筒体の周囲に切欠片を形成
    し、該切欠片に節度用溝部を設け、該節度用溝部に前記
    ヒータコントロールシャフトに設けた弾性凸部を嵌合さ
    せて前記ヒータコントロールシャフトの回動に節度感を
    持たせたことを特徴とする請求項1記載のヒータコント
    ロールシャフトの節度部構造。
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JP31628192A Pending JPH06143977A (ja) 1992-10-30 1992-10-30 ヒータコントロールシャフトの節度部構造

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JP (1) JPH06143977A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009029282A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Yuhshin Co Ltd 車両用空調コントロール操作装置

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JP2009029282A (ja) * 2007-07-27 2009-02-12 Yuhshin Co Ltd 車両用空調コントロール操作装置

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