JPH06140951A - ビタビ等化器 - Google Patents

ビタビ等化器

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JPH06140951A
JPH06140951A JP4289076A JP28907692A JPH06140951A JP H06140951 A JPH06140951 A JP H06140951A JP 4289076 A JP4289076 A JP 4289076A JP 28907692 A JP28907692 A JP 28907692A JP H06140951 A JPH06140951 A JP H06140951A
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JP
Japan
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path
signal data
transmission
receiver
transmitter
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JP4289076A
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Inventor
Teruo Sato
輝雄 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Priority to US08/565,884 priority patent/US5581581A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/024Channel estimation channel estimation algorithms
    • H04L25/0242Channel estimation channel estimation algorithms using matrix methods
    • H04L25/0246Channel estimation channel estimation algorithms using matrix methods with factorisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0202Channel estimation
    • H04L25/0212Channel estimation of impulse response

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Mathematical Physics (AREA)
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度の良い等化特性を得ることができるビタ
ビ等化器を提案せんとする。 【構成】 受信信号データ系列中からの同期信号データ
部を検出する同期信号データ検出手段3と、この同期信
号データ検出手段3により検出された同期信号データを
参照信号として、最小2乗法を用いて送信機と受信機と
間のインパルス応答をモデル化する伝送路特性推定手段
と、この伝送路特性推定手段により得られる伝送モデル
を基にしてビタビアルゴリズムを用いて送信データ系列
を復号する復号手段2とより成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば自動車電話等に使
用して好適なビタビ等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】米国、欧州及び日本においては、自動車
電話方式のディジタル化が進められている。この自動車
電話の如き移動体通信では自動車の様に高速で移動局と
基地局との間に高層ビル等が介在することによりいわゆ
るマルチパスの影響を受けて、基地局及び移動局間の伝
送特性が大幅に劣化してしまうので、エラーの少ないデ
ータ伝送が困難であった。しかも、この等価的な伝送特
性が時々刻々変動する。
【0003】この様な移動通信システムにおいて、エラ
ーの少ない受信を実現するためには、こうした伝送特性
を補正する等化技術が不可欠である。
【0004】従来斯る等化技術として基地局と移動局と
間の伝送特性を用いて送信データを最尤系列推定に基づ
いて復号するビタビ等化器が提案されている。
【0005】このビタビ等化器の基本構成は図2に示す
如きものであり、ここでは、この図2に示すビタビ等化
器を欧州の自動車電話で採用されているGSM(グルー
プスペシャルモーバル)方式に適用した例につき述べ
る。
【0006】この図2においては入力端子1に供給され
る受信信号をビタビ推定部2を構成するブランチメトリ
ック計算回路21に供給すると共にこの受信信号を同期
信号データ検出部3に供給し、この同期信号データ検出
部3よりの同期信号データを伝送路特性推定部4に供給
する。
【0007】この欧州で採用されたGSM方式の基地局
から移動局(自動車)への通話チャンネルは図3A及び
Bに示す如きフレーム構成となっている。この各タイム
スロットは図3Bに示す如くその中央部に既知のパター
ンを有する同期信号パターン(SYNCパターン)が付
加されて送られてくるので、この伝送路特性推定部4で
はこの同期信号パターンを利用して送信機と受信機との
間に介在する伝送系のインパルス応答(以下チャンネル
レスポンスという。)を推定する。
【0008】このGSM方式の場合にはGMSK(ガウ
シャルミニマムシフトキーイング)という変調方式が採
用されているが、高周波伝送系は復調器を通すことによ
りベースバンド信号に変換されるので、以下では説明を
単純化するためにベースバンドにおける信号処理として
話を進める。
【0009】このGSM方式においては、同期信号パタ
ーンとして8種類のデータ系列が予め指定されており、
その内の1つの系列を図4に示す。この同期信号パター
ンを利用してチャンネルレスポンスをモデル化する従来
の一般的な手順を説明する。
【0010】今、チャンネルレスポンスが図5で示され
る様なケースを例題として取り上げることにする(現実
には、このチャンネルレスポンスは未知である。)。こ
の図5において、時間軸方向の単位は、シンボルの送出
間隔に等しい。この図5の同期信号パターンは図4の同
期信号パターンである。この様なチャンネルレスポンス
を有する伝送系を通過した時に受信される同期信号デー
タは次式で表される。
【0011】
【数1】 ここでyi は受信信号、xi は同期信号パターン、hi
はチャンネルレスポンスを表す。また、夫々シンボル時
間間隔Tでサンプリングされた値である。
【0012】数1に従って同期信号パターン部に対応す
る受信信号を計算すると図5で示される様な出力信号が
得られる。この受信機側において、既知である情報は同
期信号パターンxi と受信信号yi である。
【0013】従来のこの伝送路特性推定部4のモデル化
の処理手順は、まず受信信号と同期信号パターンとの相
関をとることによって同期信号データ部を検出する。
【0014】次にこの同期信号データ部と同期信号パタ
ーンとの相互相関関数rj を計算する。
【0015】
【数2】
【0016】次にこの相互相関関数rj の最大値を用い
て正規化を行なう。このようにして計算された相互相関
関数を図5に示す。この相互相関関数によりチャンネル
レスポンスを推定し、ブランチメトリック計算回路21
に供給する。
【0017】このチャンネルレスポンスを推定した後
で、ビタビアルゴリズムを用いて送信データ系列を復号
する。図6に一般化した伝送路等価モデルを示す。ここ
では、この図6の一般化した伝送路等価モデルを具体的
にそのチャンネルレスポンス長を限定してモデル化した
図7の例について話を進める。
【0018】この図7のようにモデル化するとそれは 拘束長=4 符号化率r=1/1 の畳み込み符号器と見ることができる。但し、通常の畳
み込み符号器と異なる点は加算器71が線形動作をおこ
なうこと及びシフトレジスタT0 ,T1 ,T2 及びT3
に入力されるシンボルは〈+1〉と〈−1〉との2値で
あり、またシフトレジスタの各出力はチャンネルレスポ
ンスh-1,h0 ,h+1及びh+2に相当する重みを付けた
後に加算器71で加えられることの2点である。
【0019】このようにモデル化した場合に送出される
シンボルGは次式で表される。
【0020】
【数3】 ここで〈Tj 〉はレジスタTj に格納された内容を表す
ものとする。
【0021】この図7に示す伝送路等価モデルにおける
伝送路の内部状態の遷移を表すトレリス図を図8に示
す。この図8の各状態節点Si に対応する3文字のアル
ファベットは各タイムスロットにおけるシフトレジスタ
の内部状態を表すものとする。ここでシフトレジスタは
〈+1〉と〈−1〉との値をとるので、表現の都合上そ
れぞれH及びLと表すこととする。尚この図8では通常
用いられる格子構造図に変形を加えて、情報入力シンボ
ル〈−1〉が入力された場合には実線で、また情報入力
シンボル〈+1〉が入力された場合には破線で示す様な
遷移が発生することを表している。
【0022】一方ブランチメトリック計算回路21に受
信信号データYk を入力してその遷移に関する尤度を計
算する。その尤度を量るための計量として幾つか提案さ
れているが、ビタビ復号器における最も一般的な評価尺
度であるハミング距離を広義に適用する。
【0023】今タイムスロットt(k)におけるブラン
チメトリックは次式で計算される。
【0024】
【数4】b(k,Si →Sn )=|Yk −Gk | ここで、Yk は受信信号データであり、またGk は等価
伝送路モデルから送出されるシンボルであって、数3で
計算される値をとる。
【0025】このブランチメトリック計算回路21に得
られるブランチメトリックをACS(Add Compare Sele
ct)回路22に供給する。このACS回路22は、加算
器と比較器とセレクタとから構成され、各状態におい
て、このブランチメトリックとパスメトリック記憶回路
23に記憶されている1タイムスロット前のパスメトリ
ックとを加算してその値の小さい方を尤もらしい生き残
りパスとして選択する。ここでパスメトリックとは、生
き残りパスにおけるブランチメトリックを合算した値で
ある。
【0026】このACS回路22の出力信号を正規化回
路24を介してパスメトリック記憶回路23に供給する
と共にこのACS回路22の出力信号を最尤パス検出回
路25に供給する。
【0027】この最尤パス検出回路25は最小のパスメ
トリック値を有するパスを検出してそのパスに対応した
パスメモリ26の内容を復号データとして出力する。こ
のパスメモリ26は情報ビット列を推定して記憶してお
くメモリである。
【0028】このビタビ等化器を構成する論理ユニット
を図9に示す。この図9において、各計量はそれぞれ次
の様な内容を表すものとする。
【0029】 P(k−1,Si ):タイムスロットt(k−1)にお
いて状態節点Si に到達した生き残りパスが有するパス
メトリック P(k−1,Sj ):タイムスロットt(k−1)にお
いて状態節点Sj に到達した生き残りパスが有するパス
メトリック b(k,Si →Sn ):タイムスロットt(k)におい
て状態節点Si から状態節点Sn への遷移に対応するブ
ランチメトリック b(k,Sj →Sn ):タイムスロットt(k)におい
て状態節点Sj から状態節点Sn への遷移に対応するブ
ランチメトリック
【0030】 M(k−1,Si ):タイムスロットt(k−1)にお
いて状態節点Si から到達した生き残りパスが有するパ
スメモリ M(k−1,Sj ):タイムスロットt(k−1)にお
いて状態節点Sj に到達した生き残りパスが有するパス
メモリ 〈−1〉,〈+1〉:タイムスロットt(k)において
送出されたと推定される情報シンボル P(k,Sn ):タイムスロットt(k)において状態
節点Sn に到達した生き残りパスが有するパスメトリッ
ク M(k,Sn ):タイムスロットt(k)において状態
節点Sn に到達した生き残りパスが有するパスメモリ
【0031】ここで、拘束長をkとすると、状態数は2
k-1 だけ存在するので、図9に示す論理ユニットの数も
基本的には状態数2k-1 だけ必要となる。更に図2に示
したビタビ等化器のブロック構成の様に正規化回路24
を設けて、パスメトリック記憶回路23の規模を減ら
し、またパスメトリック計算時におけるオーバーフロー
を防ぐ方式が一般的である。
【0032】この正規化の具体的な処理としては、まず
パスメトリックの最小値を検出し次にその値を各パスメ
トリック量から減算する処理が行なわれる。このように
してセレクトされた生き残りパスの数は、状態数と同じ
く2k-1 だけ存在することになる。
【0033】各タイムスロットにおいて、生き残りパス
を選択する操作とそのパスに対応するパスメトリックと
パスメモリ26を更新する操作を繰り返す。この操作を
十分に長い時間にわたって行なうとある時間以前におい
ては、同一のパスにマージすることが知られており、こ
の様子を図10に示す。最新の処理時点から遡ってパス
がマージするまでのパスの長さを打ち切りパス長と呼ん
でいる。
【0034】図9のパスメモリーの更新のしかたはそれ
ぞれの状態により決定する。例えば“LLL”の論理ユ
ニットでは〈−1〉、“HLL”の論理ユニットでは
〈+1〉と決り、以下同様に決まる。
【0035】最尤判定では最小のパスメトリック値を有
するパスを検出してそのパスに対応したパスメモリの内
容を打ち切りパス長(通常拘束長の3倍から4倍程度に
設定される)分さかのぼった時点の情報シンボルとして
出力する。
【0036】この従来のビタビ等化器の信号処理の流れ
を図11のフローチャートを用いて説明する。先ず受信
信号データYk が入力端子1に供給されたときに同期信
号パターンを検出し(ステップS1)、この受信信号デ
ータYk の同期信号パターンと予め記憶されている同期
信号パターンとの相互相関関数を伝送路特性推定部4に
おいて計算し(ステップS2)チャンネルレスポンスを
推定する(ステップS3)。次にブランチメトリック計
算回路21はブランチメトリックの計算を行い(ステッ
プS4)、続いてN番目のステートについて計算を開始
する(ステップS5)。
【0037】次に1タイムスロット前のステート−1の
アドレスを設定し(ステップS6)、次にこの設定した
アドレスのパスメトリック記憶回路23に記憶されたパ
スメトリックを読み込み(ステップS7)、このパスメ
トリックをステップS4で計算したブランチメトリック
とACS回路22で加算し、この加算出力をレジスタP
1に格納する(ステップS8)。
【0038】次にステップS9では、1タイムスロット
前のステート−2のアドレスの設定を行い、この設定し
たアドレスのパスメトリック記憶回路23に記憶された
パスメトリックを読み込み(ステップS10)、このパ
スメトリックをステップS4で計算したブランチメトリ
ックとACS回路22で加算し、この加算出力をレジス
タP2に格納する(ステップS11)。
【0039】次にこのACS回路22で、このレジスタ
P1及びP2の各格納値の比較及びセレクトの動作を行
い(ステップS12,S13)、そのセレクト値を出力
し(ステップ14)、この値でパスメトリック記憶回路
23を更新する(ステップS15)と共にパスメモリ2
6を更新する(ステップS16)。
【0040】上述したステップS5からステップS16
までの処理を、状態数2k-1 だけ繰り返す(ステップS
17)。以上の処理が終了した後、最尤パス検出回路2
5によって最小のパスメトリック値を有するパスを検出
し(ステップS18)、さらにパスメトリックの最小値
を各パスメトリック量から減算することにより正規化の
処理を行う(ステップS19)。
【0041】続いて最尤パス検出回路25によって最尤
パスのアドレスを設定し(ステップS20)、パスメモ
リ26の内容を復号データとして出力する(ステップS
21)。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】斯る従来のビタビ等化
器においては図5のチャンネルレスポンスと相互相関関
数rj とを比較するとある程度の精度でチャンネルレス
ポンスを推定できることが確認できるが、その反面、本
来ならば出現してはならない「偽のインパルスレスポン
ス」も検出されてしまうことが露呈している。この原因
は同期信号パターンの自己相関関数aj を計算してみれ
ば明らかである。
【0043】
【数5】
【0044】こうして計算した自己相関関数を図5に示
す。この図5から明らかなように主ピーク以外にもかな
り大きなレベルを有する幾つかのピークが存在し、これ
がチャンネルレスポンスを推定する際にその精度を劣化
させる要因となっていた。
【0045】また先に、最尤受信器として特開平4−8
8726号公報に開示されたものもあるが、斯る最尤受
信器においても精度の良い受信ができない不都合があっ
た。
【0046】本発明は斯る点に鑑み精度の良い等化特性
を得ることができるビタビ等化器を提案せんとするもの
である。
【0047】
【課題を解決するための手段】本発明ビタビ等化器は例
えば図1及び図2に示す如く受信信号データ系列中から
の同期信号データ部を検出する同期信号データ検出手段
3と、この同期信号データ検出手段3により検出された
同期信号データを参照信号として、最小2乗法を用いて
送信機と受信機と間のインパルス応答をモデル化する伝
送路特性推定手段と、この伝送路特性推定手段により得
られる伝送モデルを基にしてビタビアルゴリズムを用い
て送信データ系列を復号する復号手段2とより成るもの
である。
【0048】また本発明ビタビ等化器は上述において、
同期信号データの検出は受信信号と同期信号パターンと
の相関をとることにより行うようにしたものである。
【0049】
【作用】本発明によれば同期信号データを参照信号とし
て、最小2乗法を用いて送信機と受信機との間のインパ
ルス応答をモデル化しているので送信機と受信機との間
のインパルス応答を一義的にモデル化でき、こうして決
定されたモデルは最小2乗推定の意味において、誤差最
小となるモデルであり、結果的に良好な等化特性が得ら
れる。
【0050】
【実施例】以下図面を参照して本発明ビタビ等化器の一
実施例につき説明しよう。本例においては図2の伝送路
特性推定部4を以下述べる如く構成する。チャンネルレ
スポンスとして図6に示すようにモデル化する。このよ
うにモデル化すれば、受信されるであろうと予想される
信号yi は前述の数1で表される。
【0051】一方、実際に受信された信号をYi と表す
と、i番目のシンボルに関する誤差εi は次式で表され
る。
【0052】
【数6】εi =yi −Yi この誤差の2乗和Eを求める。
【0053】
【数7】
【0054】この誤差Eを最小とするようにインパルス
列hn を決定する如くする。本例においては最小2乗法
を適用する。このため数7をhn について偏微分する如
くする。
【0055】
【数8】 この数8に、n=−k,−(k−1),‥‥0,‥‥+
(k−1),+kを代入すると次式に示す連立方程式が
得られる。
【0056】
【数9】
【0057】この連立方程式の係数マトリックスは、対
称マトリックスとなるので各要素についての計算は全て
について行なう必要はない。更にこの連立方程式を解く
には係数マトリックスをまずLU分解してから解くのが
一般的である。本例による伝送路特性推定部4は以上の
手段によって、チャンネルレスポンスを精度良く決定す
ることができる。
【0058】その他は図2について説明した従来のビタ
ビ等化器と同様に構成する。この詳細説明は省略する。
【0059】本例のビタビ等化器の信号処理の流れを図
1のフローチャートを用いて説明する。先ず受信信号デ
ータYk が入力端子1に供給されたときに、同期信号パ
ターン部を検出する(ステップS1)。この同期信号パ
ターン部の検出は受信信号データYk と予め記憶されて
いる同期信号パターンとの相関をとることにより行な
う。
【0060】次に伝送路特性推定部4において、この検
出された同期信号パターン部を参照信号として、最小2
乗法を用いて送信機と受信機との間のインパルス応答を
モデル化する(ステップS2)と共にチャンネルレスポ
ンスを推定する(ステップS3)。
【0061】次に、ブランチメトリック計算回路21は
ブランチメトリックの計算を行い(ステップS4)、続
いてN番目のステートについて計算を開始する(ステッ
プS5)。
【0062】次に1タイムスロット前のステート−1の
アドレスを設定し(ステップS6)、次にこの設定した
アドレスのパスメトリック記憶回路23に記憶されたパ
スメトリックを読み込み(ステップS7)、このパスメ
トリックをステップS4で計算したブランチメトリック
とACS回路22で加算し、この加算出力をレジスタP
1に格納する(ステップS8)。
【0063】次にステップS9では、1タイムスロット
前のステート−2のアドレスの設定を行い、この設定し
たアドレスのパスメトリック記憶されたパスメトリック
を読み込み(ステップS10)、このパスメトリックを
ステップS4で計算したブランチメトリックとACS回
路22で加算し、この加算出力をレジスタP2に格納す
る(ステップS11)。
【0064】次にこのACS回路22で、このレジスタ
P1及びP2の各格納値の比較及びセレクトの動作を行
い(ステップS12,S13)、そのセレクト値を出力
し(ステップS14)、この値でパスメトリック記憶回
路23を更新する(ステップS15)と共にパスメモリ
26を更新する(ステップS16)。
【0065】上述したステップS5からステップS16
までの処理を、状態数2k-1 だけ繰り返す(ステップS
17)。以上の処理が終了した後、最尤パス検出回路2
5によって最小のパスメトリック値を有するパスを検出
し(ステップS18)、さらにパスメトリックの最小値
を各パスメトリック量から減算することにより正規化の
処理を行う(ステップS19)。
【0066】続いて最尤パス検出回路25によって最尤
パスのアドレスを設定し(ステップS20)、パスメモ
リ26の内容を復号データとして出力する(ステップS
21)。
【0067】本例は上述の如く同期信号パターン部を参
照信号として最小2乗法を用いて送信機と受信機との間
のインパルス応答をモデル化しているので、送信機と受
信機との間のインパルス応答を一義的にモデル化するこ
とができる利益がある。
【0068】また本例は上述の如く伝送モデルは最小2
乗法により推定しているので、誤差が最小となるモデル
であり、良好な等化特性が得られる利益がある。
【0069】尚本発明は、上述実施例に限ることなく本
発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が採り
得ることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば同期信号データを参照信
号として最小2乗法を用いて送信機と受信機との間のイ
ンパルス応答をモデル化しているので、送信機と受信機
との間のインパルス応答を一義的にモデル化することが
できる利益がある。
【0071】また本発明によれば伝送モデルは最小2乗
法により推定しているので、誤差が最小となるモデルで
あり、良好な等化特性が得られる利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ビタビ等化器の一実施例の説明に供する
流れ図である。
【図2】ビタビ等化器を示す構成図である。
【図3】本発明の説明に供する線図である。
【図4】本発明の説明に供する線図である。
【図5】本発明の説明に供する線図である。
【図6】一般化した伝送路等価モデルを示す線図であ
る。
【図7】具体化した伝送路等価モデルを示す線図であ
る。
【図8】トレリス表現を示す線図である。
【図9】ビタビ等化器の論理ユニットを示す線図であ
る。
【図10】メトリックの計算と生き残りパスを示す線図
である。
【図11】従来のビタビ等化器の説明に供する流れ図で
ある。
【符号の説明】
1 入力端子 2 ビタビ推定部 3 同期信号データ検出部 4 伝送路特性推定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号データ系列中からの同期信号デ
    ータ部を検出する同期信号データ検出手段と、 該同期信号データ検出手段により検出された同期信号デ
    ータを参照信号として、最小2乗法を用いて送信機と受
    信機と間のインパルス応答をモデル化する伝送路特性推
    定手段と、 該伝送路特性推定手段により得られる伝送モデルを基に
    してビタビアルゴリズムを用いて送信データ系列を復号
    する復号手段とより成ることを特徴とするビタビ等化
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビタビ等化器において、 同期信号データの検出は受信信号と同期信号パターンと
    の相関をとることにより行うようにしたことを特徴とす
    るビタビ等化器。
JP4289076A 1992-10-27 1992-10-27 ビタビ等化器 Pending JPH06140951A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4289076A JPH06140951A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 ビタビ等化器
EP93117348A EP0597317B1 (en) 1992-10-27 1993-10-26 Channel impulse response estimator for a viterbi equalizer
DE69330454T DE69330454T2 (de) 1992-10-27 1993-10-26 Kanalimpulsantwortschätzer für einen Viterbi-Equaliser
US08/565,884 US5581581A (en) 1992-10-27 1995-12-01 Viterbi equalizer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4289076A JPH06140951A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 ビタビ等化器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06140951A true JPH06140951A (ja) 1994-05-20

Family

ID=17738517

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