JP3187036B2 - デジタル伝送系、レシーバ装置、デジタル伝送系用の等化器 - Google Patents

デジタル伝送系、レシーバ装置、デジタル伝送系用の等化器

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JP3187036B2
JP3187036B2 JP09520790A JP9520790A JP3187036B2 JP 3187036 B2 JP3187036 B2 JP 3187036B2 JP 09520790 A JP09520790 A JP 09520790A JP 9520790 A JP9520790 A JP 9520790A JP 3187036 B2 JP3187036 B2 JP 3187036B2
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    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、送出された2進符号biの2進値0又は1に
配属させることができる、信号Z(t)のサンプリング
値の列zk,zk-1,zk-2,…から2進推定値k,k-1,
k-2,…を形成するための等化器を有するデジタル伝送
系に関する。
従来技術 分散形式の伝送チャネルを有するデジタル伝送システ
ムないし系の場合、送信装置から送信された信号−この
信号は伝送されるべき情報を2進信号ないし符号の形式
(バイナリコード)で含む−は、伝送チャネルを走行す
る際の走行時間の差および位相ずれのために、歪みを受
ける。これらの歪みにより、受信された信号中に含まれ
る2進信号が先行の2進信号により影響される(隣接信
号障害)。
分散形式の伝送チャネルは、無線伝送装置の場合も有
線伝送装置の場合も、使用される。走行時間差および位
相ずれは例えば反射により、および無線伝送装置の場合
はマルチパス伝播により生ずる。特に送信局または受信
局乃至レシーバー装置が別個に又は一緒に場所的に移動
する自動車電話装置の様な無線伝送装置の場合は、これ
らの歪みがさらに時間的に変動する。付加的な歪みが、
送信された信号とノイズまたはその他の障害信号との重
畳により、生ずる。信号のもとのデータ内容を再生する
ために、受信信号を等化する必要がある。
この目的でヨーロッパ特許出願EP−A−O第294116号
に記載の公知技術には、いわゆるViterbi(ヴィタビ)
法を用いて、送信されたもとのデータ列を再生する構成
が示されている。受信機において、受信信号をサンプリ
ングすることによりサンプリング値が形成され、このサ
ンプリング値がViterbi等化器へ導かれる。送信された
各々の2進信号に少なくとも1つのサンプリング値を配
属することができる。サンプリング値はn個の先行の2
進信号に依存するため、Viterbi等化器は、確率計算を
考慮して、送信2進信号がどの2進値を有していたに違
いないかという推定を実施する。
さらに例えばヨーロッパ特許出願EP−A−O第152947
号にViterbiデコーダが示されている。Viterbiデコーダ
は伝送装置においてチャネルデコーダとして用いられ、
この場合、送信側にチャネルコーダが受信側にチャネル
デコーダが設けられている。この種の伝送装置の場合、
伝送されるべき2進信号列は符号化により符号化された
データ列に変換される。この目的でチャネルコーダの中
に符号化のために畳込み符号(convolutional code)が
用いられ、この場合、符号化されるべき2進信号と、こ
の符号化されるべき2進信号に先行する2進信号のうち
の最後のm個の2進信号との対数結合により、符号化さ
れたデータ列の複数個のデータエレメントが形成され
る。この種の符号化は次の利点を提供する、即ち符号化
されたデータ列の所期の形成された冗長性の形式で、個
々のデータエレメントがエラーを伴って受信された際の
復合化されるべきデータ列の場合に、符号化されたデー
タ列にもとから含まれている2進信号列を再生すること
がチャネルデコーダに可能となる利点を提供する。
Viterbi法は、分散形式の伝送チャネルを走行した信
号の等化に対しても、符号化されたデータ列の復号化に
対しても適する。このViterbi法そのものは論文“The V
iterbi Algorithm",G.David Forney ir.,Proceedings o
f the IEEE,Vol.61,No.3,March 1973,268頁〜278頁に記
載されている。
いわゆるソフトデシジョンデコーディングの場合、符
号化されたデータ列の復号化されるべきデータエレメン
トに対して、復号化されるべきデータ列のための信頼性
情報が必要とされる。この信頼性情報は、いかなる確率
で、復号化されるべきデータエレメントが送信されたデ
ータエレメントに相応するかを示す尺度である。
前述の論文に、どのようにして信頼性情報がViterbi
等化法において得ることができるかが示唆されている。
この場合に得られる信頼性情報は、1つの2進信号列の
複数個の相続く2進信号にわたり平均された信頼性情報
である。この場合この信頼性情報は最善の解決からおよ
び次善の即ち最善の解決のうちの制限された数から、形
成される。この形成規則(規定)は最適ではない。
発明の解決すべき問題点 本発明の課題は、等化器が各々の推定された2進値に
対して信頼性情報をできるだけ簡単に供給する、冒頭に
述べたデータ伝送装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 この課題は本発明により次のようにして解決されてい
る。即ち、それぞれのサンプリング値ziが該サンプリン
グ値に配属させることができる2進符号biおよび該2進
符号に直接先行するn個の2進符号bi-1,bi-2,…bi-n
配属させることができ、その際、それぞれのサンプリン
グ値ziに2n個の状態を対応させかつ或る状態から時間的
に次に続く状態への遷移に対してその都度該遷移の確率
に対する、特に、前記確率の負の対数からメートリーク
計算されたゆう度関数lを対応させ、状態遷移の相互並
置によってパスを形成するようにし、1つの状態に行き
着くすべてのパスから、前記総ゆう度関数Lに基づい
て、1つのパスだけが選択され、当該パスの最後(直前
の)の状態遷移からn番目の、2進値1に相応したすべ
ての可能なパスのうちから、前記総ゆう度関数Lに基づ
いて1つのパスが選択され、当該パスの最後の状態遷移
からn番目の、2進値0に相応したすべての可能なパス
のうちから、前記総ゆう度関数Lに基づいて1つのパス
が選択され、最後の状態遷移からn番目に1がある複数
パスのうちの選択されたパスから、及び、最後の状態遷
移からn番目に0がある前記複数パスのうちの選択され
たパスから、前記総ゆう度関数Lに基づいて1つのパス
が選択され、前記最後の状態遷移からn番目の前記最後
に選択されたパスに相応する1又は0を、2進値bi-n
対する2進推定値i-nとし、前記2進推定値は、前記
パスに配属することができ、最後の状態遷移からn番目
に1がある前記複数パスのうちの選択されたパスの前記
総ゆう度関数L及び最後の状態遷移からn番目に0があ
る前記複数パスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度
関数Lから、前記2進推定値i-nに対する信頼性情報
P(i-n)を形成する。
この解決手段により、信頼性情報P()が実際
に、各々の個々の推定された2進信号に対して形成
される利点を有する。さらに信頼性情報P()が
=0およびbi=1に対するそれぞれ最も有利な場合に
相応する確率値から形成される。次にこれらの両方の確
率値の比により、推定値がこの推定値に対する補数値よ
りも何倍だけ確率が大きいかが、示される。
発明の解決すべき別の問題点 本発明の別の課題は著しい伝送確実性の得られる伝送
系を提供することである。
この問題点を解決するための手段 この課題は上位概念に示された伝送系において、次の
ようにして解決されている。即ち伝送すべき情報xiを送
信側において畳込み符号器によって2進符号biにコード
変換しかつ受信側において等化器の後に畳込み復号器を
設け、該復号器が復号化の際に等化された推定値の他に
2進符号biおよび該2進符号に対応された信頼性情報P
)も処理する。
信頼性情報を復号化の中へ関係付けることにより、復
号化される2進信号列の残留エラー率が著しく低減され
る。
図面に示された実施例に基づき、本発明を以下に詳細
に説明する。
実施例の説明 第1図には無線伝送システムが示されている。このシ
ステムでは伝送すべき情報が2進符号化biの形で送信器
1を介して放射される。別個に又は一緒に場所的に移動
する受信器2にて受信された信号v(t)は等化器に供
給される。送信器1と受信器2との間の無線伝送区間
で、送信された信号s(t)は、反射によるマルチパス
拡散、およびノイズやその他の障害信号の重畳によって
歪まされている。
このようにして送信された2進符号biは、以前に送信
された2進符号bi-1,bi-2,……の遅れて到来する信号成
分によって重畳されている。この重畳は信号歪に相応す
る。送信された2進符号に対して受信された信号はもは
や明確に、ローレベルまたはハイレベルに所属させるこ
とができない。既に送信された2進符号の影響は、受信
器に遅延されて到来する信号成分の走行時間遅延に依存
している。伝送チャネルの特性に依存する所定時間後で
は、信号変調の影響はもはや重大ではなく、従って等化
の際に考慮する必要がない。有利には走行時間遅延は、
この時間間隔内に送信される2進符号の数nとして表わ
される。
受信信号r(t)は重畳により、等化なしでは送信さ
れた元の2進値に所属させることのできないようなアナ
ログ信号経過を有するものであるから、受信された信号
r(t)はサンプリング素子21により等間隔時点でサン
プリングされる。アナログのサンプリング値は後続の処
理のため、アナログ−デジタル変換器22によりデジタル
サンプリング値ziに変換され、等化器3に供給される。
受信信号r(t)の等化はチャネルモデルを基礎とす
る。このモデルは分散伝送チャネルを近似的に線型有限
トランスバーサルフィルタ(lineares endliches Trans
versalfilter)により説明する。第2図にはこのような
チャネルモデルが示されている。このモデルでは伝送チ
ャネルの伝送特性がフィルタ係数ho…hnによってシミュ
レートされる。2進符号biの伝送とこの2進符号biに先
行するnの2進符号bi-1…bi-nの伝送の際に、線型−組
合せbi×ho+bi-1×hi+…i-n×hnが形成され、付加的
にノイズ信号viにより重畳される。
別個に又は一緒に場所的に移動する受信器では、この
チャネルモデルにより正確に伝送路に発生する歪みを、
記憶特性保持型線型−組合せによりトランスバーサルフ
ィルタ31を用いてシミュレートするよう試みられる。伝
送路のシミュレートはフィルタ係数ho,h1,……hnの相応
の調整により得られる。この場合フィルタ係数ho,h1,…
…hnは、伝送チャネルの推定パルス応答のサンプリング
値から導出可能である。このために例えば、いわゆるト
レーニングシーケンスを用いることができる。このトレ
ーニングシーケンスは2進符号列からなり、伝送路にも
受信器にも既知である。トレーニングシーケンスの各受
信の際にフィルタ係数ho,h1,……hnが次のように調整さ
れる。すなわち、トランスバーサルフィルタの通過後に
既知の2進符号列が最小の誤差しか有しないように調整
される。フィルタ係数を形成するための回路装置は実施
例には示されていない。
受信器で適用される方法を説明するために以下、状態
線図を用いる。この線図により通常、Viterbi法も説明
される。第3図に示された状態線図は、それぞれ2nのノ
ードの、垂直方向に記入された列を有するグラフであ
る。各ノードは、n個の2進符号から生じる組合せの1
つを表わす。ここでnは、ちょうど受信した2進符号に
それぞれ先行する2進符号の数であり、この先行する2
進符号の推定すべき2進符号への作用が等化の際に考慮
されるものである。この2進符号の各組合せを以下状態
と称する。状態線図では水平方向に複数のこの列が配置
されている。各垂直列は1つの所定のサンプリング時点
i−3,i−2,i−1,i,i+1に所属(帰属)している。1
つのノードに配属可能な個々の2進値000……111をノー
ドの状態と称する。或る1つの状態は、それぞれ、時点
iで受信されたnの最後(直前)のデジタルサンプリン
グ値の、伝送されたであろう(推測される)2進値列に
対する各1つの可能な所属(帰属)に相応する。
水平方向に配列されたノードに、状態線図ではそれぞ
れ同じ状態が所属しており、その際、この状態に所属す
る2進値列は左側に記入されている。第1の、すなわち
一番左側の状態の2進値は、ここでは最後に受信したサ
ンプリング値に所属する2進値に相応する。次にこれに
続く2進値は、このサンプリング値に先行するサンプリ
ング値に対する所属を示すものである。
従って時点iでは、第1の2進値は推定値に相応
し、最後の2進値は推定値i-nに相応する。新たなサ
ンプリング値ziの受信の際、このサンプリング値に2進
値0も2進値1も配属することができる。1つの2進値
列010から、2進値0への最も新しいサンプリング値の
配属により列0010が、2進値1への最も新しいサンプリ
ング値の配属により列1010が形成される。新しいサンプ
リング値を受信することにより、この2進値列のそれぞ
れ一番古いサンプリング値が等化に影響を及ぼさなくな
るから、この最後の2進値を省略できる。状態010か
ら、このようにして状態001ないし101に達する。各状態
から2進値0または2進値1へのサンプリング値の配属
によって、常に2つの移行のみが存在する。すなわち、
当該状態列にそれぞれ隣接する右側の状態列内のそれぞ
れの状態への遷移のみが存在する。
第3図の状態線図ではこのように可能な遷移が矢印に
よって示されている。その状態が時点iでの2進値列01
0に所属するノードxからの2つの矢印は、こうして一
方ではノードyへの零−遷移に対する遷移(ノードyに
は時点i+1での状態001が所属する)、および他方で
はノードzへの1遷移に対する遷移を示す。ノードzに
は時点i+1での状態101が所属する。
1つのノードからすぐ次の後のノードへの各遷移に対
して確率が算出され、この確率によって当該遷移が行わ
れる。隣接する垂直ノード列のノード間の関連する遷移
の並列によって、1つのパスが得られる。このパスは再
構成された2進列i,i-1,…i-nと同義である。パ
スの個々の移行の乗算結合によりパスの総確率が得られ
る。
ある状態から別の状態への遷移の確率を算出するため
に、ある状態の2進符号bi…bi-nの個々の2進値を、ト
ランスバーサルフィルタの入力パラメータC…Cnとして
用いる。第1入力パラメータCは遷移の2進値、即ちた
った今受信したサンプリング値に割り当てられた2進値
にそれぞれ相応する。無線伝送路を介して入力パラメー
タとして用いられる2進符号列bi,bi-1,…bi-nが送信・
受信される場合、トランスバーサルフィルタの出力値
は、入力信号に含まれる雑音信号vi等による障害を無視
して1次近似としてサンプリング値がとるべきはずの値
を表わす。したがって出力値を実際のサンプリング
値ziと比較することにより、最も高い確率の送信2進符
号列を見つけることができる。
勿論、ある状態から時間的に後続する他の状態への遷
移確率が高くても、遷移の正確さに対する十分な保証は
与えられない。何故ならば短期間の障害のあるいは信号
の雑音により偶然に、実際には生起していない状態の遷
移が最も高い確率のある遷移として出現するからであ
る。
状態の遷移の一層正確な推定、およびたった今受信し
たデジタル形式のサンプリング値の正確な推定は、それ
までの信号経過すべてを考慮することにより達成され
る。上記のそれまですべての信号経過を考慮することは
考察された時点での2nの状態を生じさせる一切の状態遷
移の確率を考察するという形で行われる。このため各状
態に対して総ゆう度関数(指標数)が割り当てられるの
であり、この場合この総ゆう度関数(指標数)は、当該
状態をもたらした個々の状態の遷移の個々のゆう度関数
(指標数)全てを乗算的結合することによって結合する
ようにした結合確率の形成に応じて算出される。
ここで、用語「ゆう度関数」は、用語「確率関数」と
「メートリーク」とを含む。従って、「全確率関数乃至
確率/メートリークの最大値/最小値」は、「全ゆう度
関数に基づく選択」ということである。メートリーク
は、確率関数の負の対数から算出される。そのメートリ
ークは、特定のメートリークとして、サンプリング値zi
と、その推定値との2乗距離である、明らかに、こ
の距離の負の指数をとっても、直ぐに確率は導出され
ず、何らかの正規化を必要とする。従って、用語「ゆう
度関数」の、確率及びその負の対数とは異なった他の使
用があることは当業者には明らかである。
ゆう度関数(指標数)の代わりに、いわゆるメートリ
ーク(距離特性Metrik)を用いることが知られている。
この場合上記メートリークは、各ゆう度関数(指標数)
の負の対数から算出される。これはとりわけ、個々のゆ
う度関数(指標数)を乗算しなければならないような結
合確率の算出に対し、当該各距離特性(メートリーク)
を単に加算すればよいという利点を有する。実施例では
メートリークを形成するために、トランスバーサルフィ
ルタ31の出力値ziを信号評価装置32においてデジタル形
式のサンプリング値ziから減算し、その値を2乗する。
このようにして2乗距離(間隔)が形成される。2乗距
離が小さければ小さいほど次のような確率が大きくな
る。即ち受信されたサンプリング値が入力パラメータと
して用いられた2進符号列から生じたという確率が益々
大になる。
夫々nの最後(直前)の2進符号は線形の組み合わせ
であるため、常に、nの2進符号すべてを受信後はじめ
て、1つの最適な推定値を形成することができる。した
がってサンプリング値ziを受信した場合、推定値i-n
が形成される。サンプリング値ziに割り当てられた推定
は、時間的に時点iの状態から時点i+1の状態
への遷移に割り当てられる。
したがって推定値i-nを形成するために、まず第1
のステップにおいて、すべての状態iから、当該後続状
態にて2進値bi-nの移行が2進値0に対応づけ(割当
て)られた時間的に後続する状態i+1への遷移のすべ
ての確率を算出する。このようにして到達可能な新しい
状態の全(総合)メートリークは、時点iにおける当該
の先行状態Lの全メートリーク、およびこの先行状態か
ら時点i+1における次の状態への遷移の総合メートリ
ークから一時的に算出される。
第2のステップにおいて同様にして、2進符号bi-n
2進値1に相応した、つまり1−遷移を実行した、時点
i+1における状態の全メートリークがその都度算出さ
れる。第4図には第3図の状態図が再掲されているが、
第4図では今度は、当該パスにおいて時点i−n=i−
3から時点i+1−n=i−2へのすべての遷移が0−
遷移つまり2進符号bi-3がそのつど2進値0に割り当て
られた遷移が生じているすべてのパスだけが記入されて
いる。これに対して第5図は、2進符号bi-3対する時点
i−3から時点i−2への遷移に対して2進値1が割り
当てられたパスのみが記入されている状態図である。
1つの0−遷移によって、また、1−遷移から生じた
状態の全メートリークから、最小の全メートリークがそ
のつど検出される。つまり第4図の部分状態図および第
5図の部分状態図から、全メートリークが最小であるパ
スが選択される。これ以降両方のパスを0−最小パスな
いし1−最小パスと呼び、またこれらのパスに割り当て
られた全メートリークを0−最小−全メートリークおよ
び1−最小−全メートリークと呼ぶ。次にこれら2つの
選択された最小−全−メートリークのうち小さい方に割
り当てられている、時点i−nを基にした遷移により、
時点i−nにおいて送信された2進符号bi-nに対する推
定値i-nが生じる。
選択された2つの最小−全メートリークの各はそれだ
けで次のような確率を表わしている、すなわち、その都
度選択されたノードの状態により表わされているその都
度選択されたパスが、それぞれ最も有利な場合には推定
i-n=0ないし推定i-n=1に割り当てられ得る(対
応づけられ得る)確率を表わす。これらの確率値は、全
メートリークから逆算することができる。ゆう度関数
(指標数)の場合は、個々のゆう度関数(指標数)は、
選択された推定値がその補数値より何倍高い確率である
かを示す信頼性情報を得るために除算しなければならな
いこととなる。
メートリークを用いることによりこの計算が単純にな
る。0−最小−全メートリークを1−最小−メートリー
クから減算することにより次のような数値が得られる即
ち当該数値の符号(極性)が2つの推定値のうち確率の
大きいほうを示す数値が得られる。この場合、正の符号
は、推定値としての2進値1が2進値0よりも確率の高
いことを示す。これに対してこの値の絶対値は、固有の
信頼性情報P(i-n)を形成する。
最後のステップにおいて、ある状態に対して新たに形
成された各状態に対する2つの総ゆう度関数(指標数)
が相互に比較され、さらにこれら2つの値のうちのそれ
ぞれ小さい方が新しい総ゆう度関数(指標数)として当
該状態に割り当てられる。
この方法の実施のために、実施例では、一連の2n個の
記憶場所(メモリロケーション)がメモリモジュール33
内に設けられている。この場合、1つのan…a1の記憶場
所のアドレスは、各々2n個の複数状態の1つに相当す
る。1つの記憶場所のアドレス下では、第1のレジスタ
セル331において、1つの状態に所属のメートリークが
記憶されている。制御回路34は、1つの記憶場所の制御
の場合にその記憶場所のアドレスan…a1を同時に入力パ
ラメータC1…Cnとしてトランスバーサルフィルタ31に伝
送する。
第1の入力パラメータCは、この制御回路によって、
形成された各アドレスに対して1度2進値0として設定
される。このようにして得られたトランスバーサルフィ
ルタ31の値と走査値とから、評価回路において2
乗距離(間隔)l=(zi−ziが形成される。この2
乗間隔lと第1のレジスタセル331内に各々のアドレス
下で記憶された全メートリークLとから、新たな全メー
トリークL0が形成され、この新たな全メートリークL0
第2のレジスタセル332において各々設定されたアドレ
ス下で記憶される。同様に、第1の入力パラメータCに
対して2進値1が設定され、このようにして得られた全
メートリークL1は第3のレジスタセル333内に記憶され
る。
制御回路34がすべてのアドレス組合せの走査処理実行
によりすべての第2および第3(2番目ごと及び3番目
ごと)のレジスタ内容を新たに算出した後、第2のレジ
スタセル332のすべての新たな全メトーリーグL0と第3
のレジスタセル333のすべての全メートリークL1とか
ら、それぞれ最小値が選出される。これらの両値は減算
される。既述のように、推定値i-nの差の符号とこの
差の絶対値とから、所望の信頼度情報P(i-n)が得
られる。
この推定値が求められた後、今後は第2および第3の
レジスタ332,333内に記憶されている全メートリークの
記憶変更が新たな状態に対して行われる。このために、
制御回路は先ずアドレス000および001を発生する。これ
らの状態000および001から、既述のように、1つの零遷
移によってそれぞれ状態000が得られる。アドレス000と
001の第2のレジスタセル332の内容は、これらの両方の
状態から状態000への1つの零遷移に精確に相応する。
それ故、これらの、制御された両方の第2のレジスタセ
ル332の内容は、相互に比較され、両値のうち小さい方
の値が第1のレジスタセル331の新たな内容としてアド
レス000の下で書き込まれる。アドレス000および001の
下での第3のレジスタセル333の内容は状態100への1遷
移に相当する。それ故、これら両第3レジスタセルの内
容は、同様に比較され、これらの各レジスタセル内に記
憶された両全メートリークのうち小さい方が新たな全メ
ートリークとしてアドレス100の下で第1のレジスタセ
ル331内に記憶される。
その他のレジスタセルの相応の制御および隣合った各
レジスタセルの比較によって、各々新たな状態の新たな
全メトリックが求められ、この新たな状態に所属の、第
1のレジスタセルのアドレス内に書き込まれる。このよ
うにして、すべての第1のレジスタセル内に新たな全メ
トリックが書き込まれる。続いて、新たな走査値zi+1
入力まで待機状態となり、既述のように所属の推定値
i+1−nが形成される。
本発明の有利な実施例では、信頼度情報P(i-n
は信号の受信時点で推定されたノイズ出力vで重み付け
される。この重み付けでは、比較的高いノイズ出力は推
定の場合に比較的大きな不確実性を意味するという認識
が基礎になっている。信頼度関数の評価は、信頼度情報
が推定されたノイズ出力の値によって除算されるよう
にして行うことができる。この際、ノイズ出力の推定
は、公知の方法を用いて行われる。
ノイズ出力によって重み付けされた、信頼度情報の処
理は次のような伝送システムには特に有利である。即ち
所謂インターリービングによって時間的に順次連続した
各データ要素は隣合った各データ要素が時間的にずれて
伝送されるように相互にフレーム化(インターリービン
グ)される伝送システムにおいて有利である。ノイズ出
力は時間依存関数でもあるので、伝送の種々の時点によ
って、時間的に隣合った初めの各データ要素はノイズ出
力によって種々に異なって強く妨害される。このような
各信号のフレーム化の解除(デインターリーブ)の場
合、その際このようにして有利には、あまり強く妨害さ
れない各データ要素を得ることができる。重み付けされ
た信頼度情報を用いることによって、各データ要素の引
き続いての処理の際に有利には、誤差のある推定に対し
て確実性での最適値を形成するような各データ要素を処
理することができるようになる。
第6図には、本発明の別の実施例としてデジタル伝送
システムが示されており、その場合、伝送されるべき情
報xk,xk+1…は先ず折返し形符号器5に送られる。折返
し形符号器5は入力シーケンスxk,xk+1…を2進符号bi,
bi-1…を有する冗長データシーケンスに変換し、それか
ら、このデータシーケンスは既述のように分散伝送チャ
ネルを介して伝送される。受信器2では、走査値zi,z
i+1…の形で受信された信号は既述のように等化器3に
よって等化される。等化の際に生じる推定値i,i+1
…および所属の信頼度情報P(),P(i-1),…
…は、復号器6に送られる。復号器6では、推定値シー
ケンスi,i+1,…はシーケンスk,k+1,…に復号さ
れる。実施例では、復号のためにヴィタビ復号器が使わ
れている。
公知のヴィタビ復号化では受信された符号化された信
号列はそれぞれ、符号器5が発生した可能性があるすべ
ての有効なコード列と比較される。ヴィタビ復号器に対
するメートリークとして、等化されたデータ列が貯蔵コ
ードの個々のコードエレメントとは異なっているビット
の数を使用することが公知である。このようにして得ら
れたメートリークまたは別の方法において得られたメー
トリークを信頼性情報P()との乗算において復号
化すべきデータ列の重みが得られる。このようにして、
復号化の際送出されたデータ列が実際にも再び得られる
確率が高められる。その理由は復号器がこの場合復号化
のために信号冗長性を使用するのみならず、復号器が復
号化すべきデータ列のどの個々の2進符号をより信頼す
ることができるか、また復号器が復号化すべきデータ列
のどの個々の2進符号をあまり信頼することができない
かについての情報を得るからである。
発明の効果 本発明は、それぞれ個々の予測された2進符号に対し
て信頼性情報が得られるので、送信されたデータ列の忠
実な再現に対する確率が高められるという特長を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は信頼性情報を得るための回路装置の概略図、第
2図は分散伝送チャネルのチャネルモデル図、第3図は
状態線図、第4図はbi-n=0の間のすべてのレーンを示
した状態線図、第5図はbi-n=1の間のすべてのレーン
を示した状態線図、第6図は残差頻度の僅かなデジタル
伝送系の回路装置の概略図を示す。 1……送信器、2……受信器、3……障害除去装置、22
……A/D変換器、31……トランスバーサルフィルタ、33
……記憶素子、34……制御回路、331,332,333……レジ
スタセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−293026(JP,A) 特開 昭62−77717(JP,A) 特開 昭63−151227(JP,A) 特開 昭63−129714(JP,A) 特開 昭63−26035(JP,A) 特開 昭63−153922(JP,A) 特開 昭63−215227(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 13/00 - 13/53

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送出された2進符号(bi)の2進値0又は
    1に配属させることができる、信号Z(t)のサンプリ
    ング値の列(zk,zk-1,zk-2,…)から2進推定値(k,
    k-1,k-2,…)を形成するための等化器を有するデジ
    タル伝送系において、 それぞれのサンプリング値(zi)が該サンプリング値に
    配属させることができる2進符号(bi)および該2進符
    号に直接先行するn個の2進符号(bi-1,bi-2,…bi-n
    に配属させることができ、その際、それぞれのサンプリ
    ング値(zi)に2n個の状態を対応させかつ或る状態から
    時間的に次に続く状態への遷移に対してその都度該遷移
    の確率に対する、特に、前記確率の負の対数からメート
    リーク計算されたゆう度関数(l)を対応させ、状態遷
    移の相互並置によってパスを形成するようにし、1つの
    状態に行き着くすべてのパスから、前記総ゆう度関数
    (L)に基づいて、1つのパスだけが選択され、当該パ
    スの最後(直前の)の状態転移からn番目の、2進値1
    に相応したすべての可能なパスのうちから、前記総ゆう
    度関数(L)に基づいて1つのパスが選択され、当該パ
    スの最後の状態遷移からn番目の、2進値0に相応した
    すべての可能なパスのうちから、前記総ゆう度関数
    (L)に基づいて1つのパスが選択され、最後の状態遷
    移からn番目に1がある複数パスのうちの選択されたパ
    スから、及び、最後の状態遷移からn番目に0がある前
    記複数パスのうちの選択されたパスから、前記総ゆう度
    関数(L)に基づいて1つのパスが選択され、前記最後
    の状態遷移からn番目の前記最後に選択されたパスに相
    応する1又は0を、2進値(bi-n)に対する2進推定値
    i-n)とし、前記2進推推定値は、前記パスに配属
    することができ、最後の状態遷移からn番目に1がある
    前記複数パスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度関
    数(L)及び最後の状態遷移からn番目に0がある前記
    複数パスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度関数
    (L)から、前記2進推定値(i-n)に対する信頼性
    情報(P(i-n))を形成することを特徴とするデジ
    タル伝送系。
  2. 【請求項2】信頼性情報(P())を、最後の状態
    遷移からn番目に1がある前記複数パスのうちの選択さ
    れたパスの前記総ゆう度関数(L)と最後の状態遷移か
    らn番目に0がある前記複数パスのうちの選択されたパ
    スの前記総ゆう度関数(L)との差を用いて形成する請
    求項1記載のデジタル伝送系。
  3. 【請求項3】状態遷移のメートリーク(l)として、前
    記遷移の源状態に配属されたサンプリング値(zi)と、
    状態遷移に関連する2進推定値(i,i-1,...,
    i-n)をトランスバーサルフィルタリングする際に用
    いられて得られた前記サンプリング値の推定値との2乗
    距離が使用され、パスの総メートリーク(L)は、前記
    パスを形成する前記状態遷移の全てのメートリーク
    (l)を加算することによって得られる請求項2記載の
    デジタル伝送系。
  4. 【請求項4】最後の状態遷移からn番目に1がある前記
    複数のパスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度関数
    (L)は、最後の状態遷移からn番目に0がある前記複
    数パスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度関数
    (L)から減算され、前記差の符号により、2進値(b
    i-n)用の推定値(1-n)が形成される請求項3記載の
    デジタル伝送系。
  5. 【請求項5】信頼性情報(P(i-n))を平均雑音電
    力(i-n)に依存する量によって修正する請求項1か
    ら4までのいずれか1項記載のデジタル伝送系。
  6. 【請求項6】伝送すべき情報(xi)を送信側において畳
    込み符号器によって2進符号(bi)にコード変換(エン
    コーディング)し、受信側で等化器の後に畳込み復号器
    が挿入されていて2進符号(bi)を処理し、等化された
    推定値の他に、該2進符号に配属された信頼性情報(P
    ))も処理する請求項1から5までのいずれか1
    項記載のデジタル伝送系。
  7. 【請求項7】畳込み符号器はヴィタビ方式に従って動作
    しかつ信頼性情報(P())をメートリーク(距離
    特性)として用いる請求項6記載のデジタル伝送系。
  8. 【請求項8】送出された2進符号(bi)の2進値0又は
    1に配属させることができる、信号Z(t)のサンプリ
    ング値の列(zk,zk-1,zk-2,…)から2進推定値(k,
    k-1,k-2,…)を形成するための等化器を有するデジ
    タル伝送系のレシーバー装置において、 それぞれのサンプリング値(zi)が該サンプリング値に
    配属させることができる2進符号(bi)および該2進符
    号に直接先行するn個の2進符号(bi-1,bi-2,…bi-n
    に配属させることができ、その際、それぞれのサンプリ
    ング値(zi)に2n個の状態を対応させかつ或る状態から
    時間的に次に続く状態への遷移に対してその都度該遷移
    の確率に対する、特に、前記確率の負の対数からメート
    リーク計算されたゆう度関数(l)を対応させ、状態遷
    移の相互並置によってパスを形成するようにし、1つの
    状態に行き着くすべてのパスから、前記総ゆう度関数
    (L)に基づいて、1つのパスだけが選択され、当該パ
    スの最後(直前の)の状態遷移からn番目の、2進値1
    に相応したすべての可能なパスのうちから、前記総ゆう
    度関数(L)に基づいて1つのパスが選択され、当該パ
    スの最後の状態遷移からn番目の、2進値0に相応した
    すべての可能なパスのうちから、前記総ゆう度関数
    (L)に基づいて1つのパスが選択され、最後の状態遷
    移からn番目に1がある複数パスのうちの選択されたパ
    スから、及び、最後の状態遷移からn番目に0がある前
    記複数パスのうちの選択されたパスから、前記総ゆう度
    関数(L)に基づいて1つのパスが選択され、前記最後
    の状態遷移からn番目の前記最後に選択されたパスに相
    応する1又は0を、2進値(bi-n)に対する2進推定値
    i-n)とし、前記2進推定値は、前記パスに配属す
    ることができ、最後の状態遷移からn番目に1がある前
    記複数パスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度関数
    (L)及び最後の状態遷移からn番目に0がある前記複
    数パスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度関数
    (L)から、前記2進推定値(i-n)に対する信頼性
    情報(P(i-n))を形成するデジタル伝送系用の等
    化器を有することを特徴とするレシーバー装置。
  9. 【請求項9】送出された2進符号(bi)の2進値0又は
    1に配属させることができる、信号Z(t)のサンプリ
    ング値の列(zk,zk-1,zk-2,…)から2進推定値(k,
    k-1,k-2,…)を形成するための等化器を有するデジ
    タル伝送系において、 それぞれのサンプリング値(zi)が該サンプリング値に
    配属させることができる2進符号(bi)および該2進符
    号に直接先行するn個の2進符号(bi-1,bi-2,…bi-n
    に配属させることができ、その際、それぞれのサンプリ
    ング値(zi)に2n個の状態を対応させかつ或る状態から
    時間的に次に続く状態への遷移に対してその都度該遷移
    の確率に対する、特に、前記確率の負の対数からメート
    リーク計算されたゆう度関数(l)を対応させ、状態遷
    移の相互並置によってパスを形成するようにし、1つの
    状態に行き着くすべてのパスから、前記総ゆう度関数
    (L)に基づいて、1つのパスだけが選択され、当該パ
    スの最後(直前の)の状態遷移からn番目の、2進値1
    に相応したすべての可能なパスのうちから、前記総ゆう
    度関数(L)に基づいて1つのパスが選択され、当該パ
    スの最後の状態遷移からn番目の、2進値0に相応した
    すべての可能なパスのうちから、前記総ゆう度関数
    (L)に基づいて1つのパスが選択され、最後の状態遷
    移からn番目に1がある複数パスのうちの選択されたパ
    スから、及び、最後の状態遷移からn番目に0がある前
    記複数パスのうちの選択されたパスから、前記総ゆう度
    関数(L)に基づいて1つのパスが選択され、前記最後
    の状態遷移からn番目の前記最後に選択されたパスに相
    応する1又は0を、2進値(bi-n)に対する2進推定値
    i-n)とし、前記2進推定値は、前記パスに配属す
    ることができ、最後の状態遷移からn番目に1がある前
    記複数パスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度関数
    (L)及び最後の状態遷移からn番目に0がある前記複
    数パスのうちの選択されたパスの前記総ゆう度関数
    (L)から、前記2進推定値(i-n)に対する信頼性
    情報(P(i-n))を形成することを特徴とするデジ
    タル伝送系用の等化器(3)。
JP09520790A 1989-04-12 1990-04-12 デジタル伝送系、レシーバ装置、デジタル伝送系用の等化器 Expired - Lifetime JP3187036B2 (ja)

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