JPH0613316B2 - 船舶用二重反転プロペラ推進装置 - Google Patents
船舶用二重反転プロペラ推進装置Info
- Publication number
- JPH0613316B2 JPH0613316B2 JP60109000A JP10900085A JPH0613316B2 JP H0613316 B2 JPH0613316 B2 JP H0613316B2 JP 60109000 A JP60109000 A JP 60109000A JP 10900085 A JP10900085 A JP 10900085A JP H0613316 B2 JPH0613316 B2 JP H0613316B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- propeller
- propulsion device
- ships
- counter
- rotating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、船舶用二重反転プロペラ推進装置に関する。
第3図及び第4図は従来の二重反転プロペラ付船舶の船
尾部側面図及び前後プロペラの回動により発生する渦の
軌跡図を示す。
尾部側面図及び前後プロペラの回動により発生する渦の
軌跡図を示す。
第3図よりボッシング3はスターンフレーム1に固着さ
れ、その内部を回転可能に外軸6が貫装されている。外
軸6の後端には前方プロペラ8が固着され、内軸7は外
軸6内を回転可能に貫装され、該内軸7の後端には後方
プロペラ9が固着されている。なお外軸6、及び内軸7
の前端は互いに反転する機構(図示しない)を経由して
主機に連結される。
れ、その内部を回転可能に外軸6が貫装されている。外
軸6の後端には前方プロペラ8が固着され、内軸7は外
軸6内を回転可能に貫装され、該内軸7の後端には後方
プロペラ9が固着されている。なお外軸6、及び内軸7
の前端は互いに反転する機構(図示しない)を経由して
主機に連結される。
また、前方プロペラ8及び後方プロペラ9は互いに反対
方向に回転する場合には、同一方向のスラストが発生す
る様に構成されている。
方向に回転する場合には、同一方向のスラストが発生す
る様に構成されている。
以上、従来のものの構成において、図示省略の船内に設
置された主機によって、前方プロペラ8及び後方プロペ
ラ9が夫々、互いに反対方向に回転されて船体が航走す
る場合に、それらの相互作用によって、プロペラ8、9
の後流の回転流が減少して、推進効率が向上される訳で
あるが、従来の二重反転プロペラ推進装置においては、
後方プロペラ9の直径を前方プロペラ8の直径より小さ
く構成されているため、第4図に示しているとおり、前
方プロペラ8の翼先端より発生する渦SF2が、後方プロ
ペラ9の翼先端より発生する渦SF2と干渉して、それが
交叉するPにおいて、渦が増大(キャビテーション発生
を助長)し後方プロペラ9の翼を損傷するなどの欠点を
有している。
置された主機によって、前方プロペラ8及び後方プロペ
ラ9が夫々、互いに反対方向に回転されて船体が航走す
る場合に、それらの相互作用によって、プロペラ8、9
の後流の回転流が減少して、推進効率が向上される訳で
あるが、従来の二重反転プロペラ推進装置においては、
後方プロペラ9の直径を前方プロペラ8の直径より小さ
く構成されているため、第4図に示しているとおり、前
方プロペラ8の翼先端より発生する渦SF2が、後方プロ
ペラ9の翼先端より発生する渦SF2と干渉して、それが
交叉するPにおいて、渦が増大(キャビテーション発生
を助長)し後方プロペラ9の翼を損傷するなどの欠点を
有している。
本装置は従来のものの欠点に鑑みて発明されたものであ
り、推進効率は従来の二重反転プロペラ推進装置並みに
保持しつつ、プロペラ翼先端渦の相互干渉を防止して、
後方プロペラの損傷を防止すると共に起振力増大の防止
を図るものである。
り、推進効率は従来の二重反転プロペラ推進装置並みに
保持しつつ、プロペラ翼先端渦の相互干渉を防止して、
後方プロペラの損傷を防止すると共に起振力増大の防止
を図るものである。
このため、本発明の船舶用二重反転プロペラ推進装置
は、同一軸線上の前後に配設され、互いに反対方向に回
転する装置において、後方プロペラの直径を前方プロペ
ラの直径より大きく設定されていることを特徴としてい
る。
は、同一軸線上の前後に配設され、互いに反対方向に回
転する装置において、後方プロペラの直径を前方プロペ
ラの直径より大きく設定されていることを特徴としてい
る。
本発明の装置によれば、上述の構成により、前方プロペ
ラ翼先端より発生する渦と、後方プロペラ翼先端より発
生する渦との干渉が防止されて、後方プロペラのキャビ
テーション増大及びプロペラ起振力増大が防止される。
ラ翼先端より発生する渦と、後方プロペラ翼先端より発
生する渦との干渉が防止されて、後方プロペラのキャビ
テーション増大及びプロペラ起振力増大が防止される。
以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図及び第2図は、それぞれ、本発明の一実施例とし
ての船尾部側面図及び前後プロペラの回動により発生す
る渦の軌跡図を示す。
ての船尾部側面図及び前後プロペラの回動により発生す
る渦の軌跡図を示す。
第1図により、後方プロペラ5は、前方プロペラ4に比
し、その直径がより大に構成されている。前方プロペラ
の翼端渦の軌跡により通常後方プロペラ5は前方プロペ
ラ4の1〜1.15倍の範囲に決められる。
し、その直径がより大に構成されている。前方プロペラ
の翼端渦の軌跡により通常後方プロペラ5は前方プロペ
ラ4の1〜1.15倍の範囲に決められる。
以上の構成において、船内に設置された主機(図示せ
ず)により、前方プロペラ4及び後方プロペラ5が互い
に反対方向に回転されて船体が航走している場合、それ
らの相互作用により、プロペラ4、5の後流の回転流が
減少して推進効率が向上される。一方、前方プロペラ4
の翼先端より発生する渦SF1は、第2図に示すとおり後
方プロペラ5の翼先端より発生する渦SA2と交叉されな
いため、プロペラ性能に悪影響を及ぼす相互干渉が無
く、そのため後方プロペラ5の翼面上において、キャビ
テーション発生現象が増大されることがない。さらに、
プロペラ起振力が増大されることがない。
ず)により、前方プロペラ4及び後方プロペラ5が互い
に反対方向に回転されて船体が航走している場合、それ
らの相互作用により、プロペラ4、5の後流の回転流が
減少して推進効率が向上される。一方、前方プロペラ4
の翼先端より発生する渦SF1は、第2図に示すとおり後
方プロペラ5の翼先端より発生する渦SA2と交叉されな
いため、プロペラ性能に悪影響を及ぼす相互干渉が無
く、そのため後方プロペラ5の翼面上において、キャビ
テーション発生現象が増大されることがない。さらに、
プロペラ起振力が増大されることがない。
以上詳述したように本発明の船舶用二重反転プロペラ装
置によれば、後方プロペラのキャビテーション現象によ
る、翼面の損傷およびプロペラ起振力増大を防止できる
と共に、プロペラ後流の回転流は相殺されて、推進効率
を大幅に向上できる。
置によれば、後方プロペラのキャビテーション現象によ
る、翼面の損傷およびプロペラ起振力増大を防止できる
と共に、プロペラ後流の回転流は相殺されて、推進効率
を大幅に向上できる。
第1図は、本発明の一実施例の船尾部側面図を示し、第
2図は前後プロペラの回動により発生する渦の軌跡図を
示す。 第3図は従来のものの船尾部側面図を示し、第4図は前
後プロペラの回動により発生する渦の軌跡図を示す。 1……スターンフレーム、2……舵、3……ボッシン
グ、4・8……前方プロペラ、5・9……後方プロペ
ラ、6……外軸、7……内軸、SF1・SF2……前方プロペ
ラ8・4の翼先端より発生する渦、SA1・SA2……後方プ
ロペラ9・5の翼先端より発生する渦
2図は前後プロペラの回動により発生する渦の軌跡図を
示す。 第3図は従来のものの船尾部側面図を示し、第4図は前
後プロペラの回動により発生する渦の軌跡図を示す。 1……スターンフレーム、2……舵、3……ボッシン
グ、4・8……前方プロペラ、5・9……後方プロペ
ラ、6……外軸、7……内軸、SF1・SF2……前方プロペ
ラ8・4の翼先端より発生する渦、SA1・SA2……後方プ
ロペラ9・5の翼先端より発生する渦
Claims (1)
- 【請求項1】同一軸線上の前後に配設され、互いに反対
方向に回転する船舶用二重反転プロペラ推進装置におい
て、後方プロペラの直径を前方プロペラの直径より大き
くかつ115%より小さく構成したことを特徴とする船
舶用二重反転プロペラ推進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60109000A JPH0613316B2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 船舶用二重反転プロペラ推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60109000A JPH0613316B2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 船舶用二重反転プロペラ推進装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61268593A JPS61268593A (ja) | 1986-11-28 |
JPH0613316B2 true JPH0613316B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=14499028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60109000A Expired - Lifetime JPH0613316B2 (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 船舶用二重反転プロペラ推進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613316B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101313190B1 (ko) * | 2011-11-03 | 2013-09-30 | 삼성중공업 주식회사 | 선박 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6455197U (ja) * | 1987-10-01 | 1989-04-05 | ||
JP3522390B2 (ja) * | 1995-05-22 | 2004-04-26 | ヤマハマリン株式会社 | 二重反転プロペラ装置 |
JP3557453B2 (ja) * | 1995-10-18 | 2004-08-25 | ヤマハマリン株式会社 | 二重反転プロペラ装置 |
JP5675264B2 (ja) * | 2010-10-19 | 2015-02-25 | 三菱重工業株式会社 | 船舶及び推進装置 |
CN106081032A (zh) * | 2016-08-04 | 2016-11-09 | 中国船舶科学研究中心上海分部 | 一种适用于单尾船型的对转螺旋桨 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59230892A (ja) * | 1983-06-10 | 1984-12-25 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶推進機の微速航走装置 |
-
1985
- 1985-05-21 JP JP60109000A patent/JPH0613316B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101313190B1 (ko) * | 2011-11-03 | 2013-09-30 | 삼성중공업 주식회사 | 선박 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61268593A (ja) | 1986-11-28 |
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