JPH06127328A - 助手席エアバッグ装置 - Google Patents

助手席エアバッグ装置

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Publication number
JPH06127328A
JPH06127328A JP4302925A JP30292592A JPH06127328A JP H06127328 A JPH06127328 A JP H06127328A JP 4302925 A JP4302925 A JP 4302925A JP 30292592 A JP30292592 A JP 30292592A JP H06127328 A JPH06127328 A JP H06127328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air bag
mount position
mid
airbag
occupant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4302925A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoshi Sakamoto
和俊 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP4302925A priority Critical patent/JPH06127328A/ja
Publication of JPH06127328A publication Critical patent/JPH06127328A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、助手席においてアウトオブポジ
ションの乗員に対してミッドマウント位置からエアバッ
グが膨張することの弊害を防止できるようにすることを
目的とする。 【構成】 膝当保護体16の前方への移動をリンク19
により回転自在のエアバッグモジュール13の下端部に
伝達してエアバッグモジュール13を回転させるように
し、衝突時に乗員の膝部が膝当保護体16に当たること
によって膝当保護体16が前方へ移動したときだけ、リ
ンク19を介してエアバッグモジュール13をハイマウ
ント位置からミッドマウント位置に切り換えるものであ
る。 【効果】 従って、助手席11において子供がアウトオ
ブポジション状態にあるときには、膝当保護体16に膝
部が当たらず、膝当保護体16が前方へ移動せずにエア
バッグモジュール13はハイマウント位置で膨張し、子
供の顔面に向かってエアバッグが膨張することを防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、助手席前方のインス
トルメントパネルに設けられる助手席エアバッグ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、助手席前方のインストルメントパ
ネルに設けられる助手席エアバッグ装置の搭載方式には
ハイマウント方式とミッドマウント方式とがあり、前者
のハイマウント方式は図3に示すように、エアバッグ1
がウィンドシールド2沿いに膨張するようにエアバッグ
モジュール3のリッドがインストルメントパネル4の上
面部分に配設され、一方後者のミッドマウント方式は図
4に示すように、エアバッグ1が斜め後ろ上方に乗員に
向かって膨張するようにエアバッグモジュール3のリッ
ドがインストルメントパネル4の乗員との対向面に配設
されている。
【0003】ところで、上記したハイマウント方式の場
合、まずウィンドシールド2に沿ってエアバッグ1が膨
張したのち下方に向かって膨張するよう、インフレータ
のガスの吹き出しが制御されるようになっているのに対
し、ミッドマウント方式は一方向にのみガスが吹き出す
ため、図4中に斜線を施したエアバッグ1の部分がハイ
マウント方式の場合よりも小さくて済み、エアバッグの
容量を低減するという点からはミッドマウント方式の方
が有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ミッドマウン
ト方式では、子供が助手席に深く着座せず、アウトオブ
ポジション,即ち座席の前端部に軽く着座してインスト
ルメントパネルに寄りかかっているような場合には、図
5に示すように、丁度子供の顔面に向かって勢いよくエ
アバッグ1が膨張するため、子供が膨張の際の衝撃をま
ともに受けるおそれがある。
【0005】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、助手席においてアウト
オブポジションの乗員に対してミッドマウント位置から
エアバッグが膨張することの弊害を防止できるようにす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る助手席エ
アバッグ装置は、助手席前方のインストルメントパネル
の内側に配設されて回転自在に支持されエアバッグが上
面からウィンドシールド沿いに膨張するハイマウント位
置と上面から斜め後ろ上方に膨張するミッドマウント位
置とに切り換わるエアバッグモジュールと、前記インス
トルメントパネルの下部に前後に移動自在に設けられ衝
突時に乗員の膝部の押圧により前方へ移動する膝当保護
体と、前記膝当保護体の前方への移動を前記エアバッグ
モジュールの下端部に伝達して前記エアバッグモジュー
ルを前記ハイマウント位置からミッドマウント位置に切
り換える切換手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】この発明においては、衝突時に乗員の膝部が膝
当保護体に当たることによって膝当保護体が前方へ移動
したときだけ、切換手段によりエアバッグモジュールが
ハイマウント位置からミッドマウント位置に切り換わる
ため、助手席において子供がアウトオブポジション状態
にあるときには、膝当保護体に膝部が当たらず、膝当保
護体が前方へ移動することはなく、エアバッグモジュー
ルはハイマウント位置で膨張し、子供の顔面に向かって
膨張することがない。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の助手席エアバッグ装置の実
施例の概略図、図2は動作説明図である。
【0009】図1は助手席におけるエアバッグモジュー
ルの配置の概略を示しており、助手席11の前方のイン
ストルメントパネル12の内側にエアバッグモジュール
13が配設され、そのほぼ中央部がピラートゥピラメン
バー14に回転自在に支持され、図1中の実線で示すよ
うに、エアバッグが上面からウィンドシールド15沿い
に膨張するハイマウント位置と、1点鎖線で示すよう
に、エアバッグが上面から斜め後ろ上方に膨張するミッ
ドマウント位置とに切り換わるようになっている。
【0010】さらに、図1に示すように、インストルメ
ントパネル12の下部には膝当保護体16が前後に移動
自在に設けられ、本来衝突の際に助手席に正常に着座し
ている乗員の膝部に加わる衝撃を防止するためのもので
あるが、衝突時に乗員の膝部が膝当保護体16に当接し
て膝当保護体16が押圧されることによって膝当保護体
16が前方(図1中のA矢印方向)へ移動すると、両端
がこの膝当保護体16とエアバッグモジュール13の下
端部とにそれぞれ回転軸17,18により回転自在に枢
支されて切換手段を構成するリンク19を介し、膝当保
護体16の前方への移動がエアバッグモジュール13に
伝達されてエアバッグモジュール13の下端部が前方へ
押され、エアバッグモジュール13の上面が図1中のB
矢印に示すように後方へ回転し、エアバッグモジュール
13がハイマウント位置からミッドマウント位置に切り
換わり、正常に着座している乗員に対してミッドマウン
ト位置からエアバッグが膨張する。
【0011】一方、助手席において子供がアウトオブポ
ジション状態にあるときには、衝突が発生しても上記し
たように膝当保護体16が押されることがないため、エ
アバッグモジュール13はハイマウント位置のままであ
り、このハイマウント位置において図2に示すように、
エアバッグ20がまずウィンドシールド15に沿って膨
張したのち引き続いて下方に向かって膨張し、従来のミ
ッドマウント方式のように子供の顔面に向かって勢いよ
くエアバッグ20が膨張することがない。
【0012】従って、アウトオブポジション状態の子供
に対しエアバッグ20が膨張することによる子供への衝
撃を確実に防止できる一方、エアバッグ20自体はハイ
マウント位置で膨張するため、衝突による衝撃も勿論防
止でき、安全性の向上を図ることが可能となる。
【0013】なお、上記実施例では、切換手段をリンク
19により構成した場合について説明したが、これに限
定されるものではない。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明の助手席エアバ
ッグ装置によれば、助手席において子供等の乗員がアウ
トオブポジション状態にあるときには、膝当保護体に膝
部が当たらず、膝当保護体が前方へ移動することはな
く、エアバッグモジュールはハイマウント位置で膨張す
るため、乗員の顔面に向かって膨張することによる乗員
への衝撃を防止することができ、安全性,信頼性の向上
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る助手席エアバッグ装置の一実施
例の概略図である。
【図2】図1の動作説明図である。
【図3】従来の助手席エアバッグ装置の一例の概略図で
ある。
【図4】従来の助手席エアバッグ装置の他の例の概略図
である。
【図5】図4の動作説明図である。
【符号の説明】
11 助手席 12 インストルメントパネル 13 エアバッグモジュール 15 ウィンドシールド 16 膝当保護体 19 リンク(切換手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 助手席前方のインストルメントパネルの
    内側に配設されて回転自在に支持されエアバッグが上面
    からウィンドシールド沿いに膨張するハイマウント位置
    と上面から斜め後ろ上方に膨張するミッドマウント位置
    とに切り換わるエアバッグモジュールと、前記インスト
    ルメントパネルの下部に前後に移動自在に設けられ衝突
    時に乗員の膝部の押圧により前方へ移動する膝当保護体
    と、前記膝当保護体の前方への移動を前記エアバッグモ
    ジュールの下端部に伝達して前記エアバッグモジュール
    を前記ハイマウント位置からミッドマウント位置に切り
    換える切換手段とを備えたことを特徴とする助手席エア
    バッグ装置。
JP4302925A 1992-10-14 1992-10-14 助手席エアバッグ装置 Pending JPH06127328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4302925A JPH06127328A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 助手席エアバッグ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4302925A JPH06127328A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 助手席エアバッグ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06127328A true JPH06127328A (ja) 1994-05-10

Family

ID=17914781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4302925A Pending JPH06127328A (ja) 1992-10-14 1992-10-14 助手席エアバッグ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06127328A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7540531B2 (en) 2005-06-16 2009-06-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle airbag system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7540531B2 (en) 2005-06-16 2009-06-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle airbag system

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