JPH06125902A - 超音波撮像装置 - Google Patents
超音波撮像装置Info
- Publication number
- JPH06125902A JPH06125902A JP28119192A JP28119192A JPH06125902A JP H06125902 A JPH06125902 A JP H06125902A JP 28119192 A JP28119192 A JP 28119192A JP 28119192 A JP28119192 A JP 28119192A JP H06125902 A JPH06125902 A JP H06125902A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ＢＤＦモード、ＰＷＤモード及び
ＳＣＷモード等を指定した際に、関心領域或いは指定方
向等の初期位置を、例えば血液等の流速が最大である位
置とすることにより操作性を改善することのできる超音
波撮像装置を提供することを目的する。 【構成】 本発明の超音波撮像装置は、前記プローブの
視野範囲の内から特定の領域若しくは位置を設定する設
定手段と、この設定手段で設定された特定の領域若しく
は位置に対応する観察画像を表示画面に表示する表示手
段と、予め得られる超音波情報の流速に係る値に応じて
前記設定手段を制御する制御手段とを備えて構成され
る。
ＳＣＷモード等を指定した際に、関心領域或いは指定方
向等の初期位置を、例えば血液等の流速が最大である位
置とすることにより操作性を改善することのできる超音
波撮像装置を提供することを目的する。 【構成】 本発明の超音波撮像装置は、前記プローブの
視野範囲の内から特定の領域若しくは位置を設定する設
定手段と、この設定手段で設定された特定の領域若しく
は位置に対応する観察画像を表示画面に表示する表示手
段と、予め得られる超音波情報の流速に係る値に応じて
前記設定手段を制御する制御手段とを備えて構成され
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は超音波撮像装置に関し、
とくに血液等の流速が最大である位置におけるデータを
得る際の操作性を改善する超音波撮像装置に関するもの
である。
とくに血液等の流速が最大である位置におけるデータを
得る際の操作性を改善する超音波撮像装置に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、非破壊的に物体の内部を観察する
ための超音波撮像装置が種々開発され、実用に供されて
いる。この超音波撮像装置としては、例えば周波数が数
〜数十ＭＨｚの超音波を被検体に入射し、主としてこの
入射された超音波の反射波を利用して画像を形成し表示
する超音波診断装置がある。また、このような超音波撮
像装置における撮像画像の表示方法は、使用目的に応じ
て様々な形態のものが提供されている。
ための超音波撮像装置が種々開発され、実用に供されて
いる。この超音波撮像装置としては、例えば周波数が数
〜数十ＭＨｚの超音波を被検体に入射し、主としてこの
入射された超音波の反射波を利用して画像を形成し表示
する超音波診断装置がある。また、このような超音波撮
像装置における撮像画像の表示方法は、使用目的に応じ
て様々な形態のものが提供されている。
【０００３】例えば、被検体に超音波ビームを入射し、
この入射方向の線を伝搬時間に相等する軸として、この
軸上にエコー強度に応じた表示を行うと共に、この軸を
超音波ビームの走査に対応させて移動して当該被検体断
面を画像表示するモード（以下、単にＢモードという）
に、血管内の血液等の流速を２次元的に表示するカラー
フローマッピング（以下、単にＣＦＭともいう）法を適
用したモード（以下ＢＤＦモードと略記する）がある。
このＢＤＦモードにおいては、カラーフローマッピング
法を適用する部分を関心領域（ＲＯＩ）としてトラック
ボール等により設定するようにしている。
この入射方向の線を伝搬時間に相等する軸として、この
軸上にエコー強度に応じた表示を行うと共に、この軸を
超音波ビームの走査に対応させて移動して当該被検体断
面を画像表示するモード（以下、単にＢモードという）
に、血管内の血液等の流速を２次元的に表示するカラー
フローマッピング（以下、単にＣＦＭともいう）法を適
用したモード（以下ＢＤＦモードと略記する）がある。
このＢＤＦモードにおいては、カラーフローマッピング
法を適用する部分を関心領域（ＲＯＩ）としてトラック
ボール等により設定するようにしている。
【０００４】また、特定の点のドプラ情報からその点の
流速を捕らえる１ポイントドプラのうち、超音波パルス
をトランスジューサから繰り返し発射し、当該特定点の
反射波の位相差から流速を求めるパルスドプラ（以下、
ＰＷＤという）モードがある。このＰＷＤモードにおい
ては、ドップラ信号を取る特定点の位置をサンプリング
ボリューム等で指定するようにしている。
流速を捕らえる１ポイントドプラのうち、超音波パルス
をトランスジューサから繰り返し発射し、当該特定点の
反射波の位相差から流速を求めるパルスドプラ（以下、
ＰＷＤという）モードがある。このＰＷＤモードにおい
ては、ドップラ信号を取る特定点の位置をサンプリング
ボリューム等で指定するようにしている。
【０００５】さらに、上記１ポイントドプラに、被検体
に入射した超音波ビームの軸上における最大流速を測定
する連続波ドプラ（以下、ＣＷＤという）にステアリン
グ機能を適用した（以下、単にＳＣＷともいう）モード
がある。このＳＣＷモードにおいては、所望とする方向
における最大流速を得る際に、当該方向をサンプリング
ボリューム等で指定するようにしている。
に入射した超音波ビームの軸上における最大流速を測定
する連続波ドプラ（以下、ＣＷＤという）にステアリン
グ機能を適用した（以下、単にＳＣＷともいう）モード
がある。このＳＣＷモードにおいては、所望とする方向
における最大流速を得る際に、当該方向をサンプリング
ボリューム等で指定するようにしている。
【０００６】また、これらＢＤＦモード、ＰＷＤモード
及びＳＣＷモード等においては、これらＢＤＦモード、
ＰＷＤモード及びＳＣＷモード等が指定されたときに
は、従来は、その初期設定として関心領域、或いは指定
方向等をとりあえず画面中央に設定するようにしてい
る。
及びＳＣＷモード等においては、これらＢＤＦモード、
ＰＷＤモード及びＳＣＷモード等が指定されたときに
は、従来は、その初期設定として関心領域、或いは指定
方向等をとりあえず画面中央に設定するようにしてい
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被検体
が、例えば人体の場合、任意に撮像して得られた画面中
央に血管が常に位置することは少なく、そのためＢＤＦ
モード、ＰＷＤモード及びＳＣＷモード等を指定した際
には、関心領域、或いは指定方向等を初期位置から対象
とする場所まで、トラックボール或いはサンプルボリュ
ームによって移動させなくてはならず、迅速な測定の開
始が出来ないばかりか、これら操作が煩わしいものとな
っている。
が、例えば人体の場合、任意に撮像して得られた画面中
央に血管が常に位置することは少なく、そのためＢＤＦ
モード、ＰＷＤモード及びＳＣＷモード等を指定した際
には、関心領域、或いは指定方向等を初期位置から対象
とする場所まで、トラックボール或いはサンプルボリュ
ームによって移動させなくてはならず、迅速な測定の開
始が出来ないばかりか、これら操作が煩わしいものとな
っている。
【０００８】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、ＢＤＦモード、ＰＷＤモード及びＳＣＷモード等を
指定した際に、関心領域或いは指定方向等の初期位置
を、例えば血液等の流速が最大である位置とすることに
より迅速に測定を開始することができ、これにより操作
性を改善することのできる超音波撮像装置を提供するこ
とを目的とする。
で、ＢＤＦモード、ＰＷＤモード及びＳＣＷモード等を
指定した際に、関心領域或いは指定方向等の初期位置
を、例えば血液等の流速が最大である位置とすることに
より迅速に測定を開始することができ、これにより操作
性を改善することのできる超音波撮像装置を提供するこ
とを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願発明は、プローブから超音波を被検体に向けて射出
し、この被検体を介して得られる超音波情報をもとに被
検体画像を表示画面に表示する超音波撮像装置におい
て、前記プローブの視野範囲の内から特定の領域若しく
は位置を設定する設定手段と、この設定手段で設定され
た特定の領域若しくは位置に対応する観察画像を表示画
面に表示する表示手段と、予め得られる超音波情報の流
速に係る値に応じて前記設定手段を制御する制御手段と
を有することを要旨とする。
本願発明は、プローブから超音波を被検体に向けて射出
し、この被検体を介して得られる超音波情報をもとに被
検体画像を表示画面に表示する超音波撮像装置におい
て、前記プローブの視野範囲の内から特定の領域若しく
は位置を設定する設定手段と、この設定手段で設定され
た特定の領域若しくは位置に対応する観察画像を表示画
面に表示する表示手段と、予め得られる超音波情報の流
速に係る値に応じて前記設定手段を制御する制御手段と
を有することを要旨とする。
【００１０】
【作用】本発明の超音波撮像装置は、プローブから超音
波を被検体に向けて射出し、この被検体を介して得られ
る超音波情報をもとに被検体画像を表示画面に表示する
際に、設定手段でプローブの視野範囲の内から設定され
た特定の領域若しくは位置を、予め得られる超音波情報
の流速に係る値に応じて制御し、表示手段でこの特定の
領域若しくは位置に対応する観察画像を表示画面に表示
する。
波を被検体に向けて射出し、この被検体を介して得られ
る超音波情報をもとに被検体画像を表示画面に表示する
際に、設定手段でプローブの視野範囲の内から設定され
た特定の領域若しくは位置を、予め得られる超音波情報
の流速に係る値に応じて制御し、表示手段でこの特定の
領域若しくは位置に対応する観察画像を表示画面に表示
する。
【００１１】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を説明する。まず、図３のブロック図を参照して本発明
が適用される超音波撮像装置の概略の構成を説明する。
を説明する。まず、図３のブロック図を参照して本発明
が適用される超音波撮像装置の概略の構成を説明する。
【００１２】図３において、プローブ１１は、電子セク
タ送受信系１３からの信号に応じて被検体に超音波ビー
ムを入射すると共に、この被検体を介して得られる超音
波情報、とくに被検体の内部で反射した超音波エコーを
受信するものであり、例えば超音波診断装置等で使用さ
れる体表接触面が凸状に湾曲して広視野範囲を有するコ
ンベックスタイプのものである。
タ送受信系１３からの信号に応じて被検体に超音波ビー
ムを入射すると共に、この被検体を介して得られる超音
波情報、とくに被検体の内部で反射した超音波エコーを
受信するものであり、例えば超音波診断装置等で使用さ
れる体表接触面が凸状に湾曲して広視野範囲を有するコ
ンベックスタイプのものである。
【００１３】１ポイントドップラ系１５は、パルスドッ
プラと連続波ドップラの２系統を有しており、またミキ
サ、ローパスフィルタ及びＦＦＴ部１７を含むものであ
る。このＦＦＴ部１７は、２系統のサンプルホールド回
路、帯域フィルタ回路、Ａ／Ｄ変換部及びＦＦＴ（Ｆａ
ｓｔ Ｆｏｕｒｉｅｒ Ｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏ
ｎ；高速フーリエ変換）回路を有して、ローパスフィル
タを介して電子セクタ送受信系から入力されるドプラ信
号をＡ／Ｄ変換し、高速フーリエ変換による周波数分析
による実時間解析を行い、スペクトラム信号をＤＳＣ１
９に出力する。
プラと連続波ドップラの２系統を有しており、またミキ
サ、ローパスフィルタ及びＦＦＴ部１７を含むものであ
る。このＦＦＴ部１７は、２系統のサンプルホールド回
路、帯域フィルタ回路、Ａ／Ｄ変換部及びＦＦＴ（Ｆａ
ｓｔ Ｆｏｕｒｉｅｒ Ｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏ
ｎ；高速フーリエ変換）回路を有して、ローパスフィル
タを介して電子セクタ送受信系から入力されるドプラ信
号をＡ／Ｄ変換し、高速フーリエ変換による周波数分析
による実時間解析を行い、スペクトラム信号をＤＳＣ１
９に出力する。
【００１４】ＤＳＣ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｓｃａｎ Ｃｏ
ｎｖｅｒｔｅｒ）１９は、図示しないログアンプから入
力されるアナログ信号のエコー信号をＡ／Ｄ変換してデ
ィタル信号とし、さらにこのディタルエコー信号をディ
タルメモリにＸＹ座標で書き込み、次にこのディタルメ
モリにＸＹ座標で書き込まれたデータを標準ＴＶ走査し
て読み出すものである。さらにカラー処理部２１及びＤ
／Ａ変換部２３を介してディタルメモリから読み出した
データをＤ／Ａ変換してアナログ信号とした上でカラー
モニタ１に出力し、表示する。また、このカラーモニタ
１には、ＣＲＴの他、適宜の表示デバイスが用いられ
る。また、ＶＴＲ２５に、このＤ／Ａ変換部２３から出
力される画像データを記録する。
ｎｖｅｒｔｅｒ）１９は、図示しないログアンプから入
力されるアナログ信号のエコー信号をＡ／Ｄ変換してデ
ィタル信号とし、さらにこのディタルエコー信号をディ
タルメモリにＸＹ座標で書き込み、次にこのディタルメ
モリにＸＹ座標で書き込まれたデータを標準ＴＶ走査し
て読み出すものである。さらにカラー処理部２１及びＤ
／Ａ変換部２３を介してディタルメモリから読み出した
データをＤ／Ａ変換してアナログ信号とした上でカラー
モニタ１に出力し、表示する。また、このカラーモニタ
１には、ＣＲＴの他、適宜の表示デバイスが用いられ
る。また、ＶＴＲ２５に、このＤ／Ａ変換部２３から出
力される画像データを記録する。
【００１５】ＣＦＭ（カラーフローマッピング）系３１
は、ローパスフィルタ及びＭＴＩ演算部３３からなる。
このＭＴＩ演算部３３は、Ａ／Ｄ変換部、ＭＴＩフィル
タ、自己相関器、平均速度演算部、分散演算部及びパワ
ー演算部等からなり、レーダ技術の一つであるムービン
グターゲットインディケータ（以下、単にＭＴＩとい
う）技術により、リアルタイムで２次元の流体の拡がり
をマッピングし、流速または反射パワーの強さを色で等
級付けするための演算を行うものである。
は、ローパスフィルタ及びＭＴＩ演算部３３からなる。
このＭＴＩ演算部３３は、Ａ／Ｄ変換部、ＭＴＩフィル
タ、自己相関器、平均速度演算部、分散演算部及びパワ
ー演算部等からなり、レーダ技術の一つであるムービン
グターゲットインディケータ（以下、単にＭＴＩとい
う）技術により、リアルタイムで２次元の流体の拡がり
をマッピングし、流速または反射パワーの強さを色で等
級付けするための演算を行うものである。
【００１６】また、図示しないトラックボールは、装置
上面に突出して設けられるボールを手で回転操作するこ
とにより、画面上のカーソル等を移動して、表示画面上
の位置を指定する際に用いられるサンプリングボリュー
ムと同様なポインティングデバイスである。
上面に突出して設けられるボールを手で回転操作するこ
とにより、画面上のカーソル等を移動して、表示画面上
の位置を指定する際に用いられるサンプリングボリュー
ムと同様なポインティングデバイスである。
【００１７】さらにこのトラックボール及びポインティ
ングデバイスには位置演算部が接続されており、この接
続されるトラックボールから入力される相対座標を基に
画面上のカーソル等を移動する際の位置情報を演算し、
あるいは後述するようにプローブ１１の視野範囲におけ
る観察範囲を設定するために扇状の観察画像をスキャン
マーカを略中心にして回転移動等の際の位置情報が演算
される。
ングデバイスには位置演算部が接続されており、この接
続されるトラックボールから入力される相対座標を基に
画面上のカーソル等を移動する際の位置情報を演算し、
あるいは後述するようにプローブ１１の視野範囲におけ
る観察範囲を設定するために扇状の観察画像をスキャン
マーカを略中心にして回転移動等の際の位置情報が演算
される。
【００１８】まず、Ｂモードにカラーフローマッピング
（ＣＦＭ）法を適用したＢＤＦモードの場合について図
１を参照して説明する。図１（ａ）は、このＢＤＦモー
ドを設定した場合の初期画面を示す。この場合、カラー
モニタ１に撮像領域３が表示され、この撮像領域３内の
任意に位置が設定可能である所定の領域が関心領域５ａ
としてカラー表示される。さらに、本実施例においては
関心領域５ａ内に血管内の血液の流速が最大である領域
としての最大流速領域７が表示されている。
（ＣＦＭ）法を適用したＢＤＦモードの場合について図
１を参照して説明する。図１（ａ）は、このＢＤＦモー
ドを設定した場合の初期画面を示す。この場合、カラー
モニタ１に撮像領域３が表示され、この撮像領域３内の
任意に位置が設定可能である所定の領域が関心領域５ａ
としてカラー表示される。さらに、本実施例においては
関心領域５ａ内に血管内の血液の流速が最大である領域
としての最大流速領域７が表示されている。
【００１９】すなわち、従来装置の初期画面にあって
は、この関心領域５は点線で示されるカラーモニタ１の
中心位置に領域５ｂとして表示されていたことから、操
作者はこの関心領域５を、図示しないトラックボール等
を用いて本実施例の関心領域の表示領域である関心領域
５ａに移動しなければならなかった。そこで本実施例で
は、初期画面の状態から最大流速領域７に関心領域５ａ
を設定するようにして、操作性の向上を計ったものであ
る。
は、この関心領域５は点線で示されるカラーモニタ１の
中心位置に領域５ｂとして表示されていたことから、操
作者はこの関心領域５を、図示しないトラックボール等
を用いて本実施例の関心領域の表示領域である関心領域
５ａに移動しなければならなかった。そこで本実施例で
は、初期画面の状態から最大流速領域７に関心領域５ａ
を設定するようにして、操作性の向上を計ったものであ
る。
【００２０】図１（ｂ）は、このＢＤＦモードで表示さ
れた撮像領域３の内、関心領域５ａを拡大表示した観察
画像を示すものである。すなわち、本実施例の場合、関
心領域５ａは拡大表示する領域を設定するための設定手
段を構成するものである。
れた撮像領域３の内、関心領域５ａを拡大表示した観察
画像を示すものである。すなわち、本実施例の場合、関
心領域５ａは拡大表示する領域を設定するための設定手
段を構成するものである。
【００２１】次に、パルスドプラ（ＰＷＤ）モードの場
合について、図２を参照して説明する。図２（ａ）は、
このＰＷＤモードを設定した場合の初期画面を示す。こ
の場合、カラーモニタ１に撮像領域３が表示され、この
撮像領域３内の任意に位置及び方向が設定可能である線
分が位置指定ライン９として表示される。さらに、本実
施例においては位置指定ライン９は、血管内の血液の流
速が最大である領域としての最大流速領域７上を横切る
ように表示され、また位置指定ライン９上の位置指定マ
ーク９ａが最大流速領域７上に畳重して表示されてい
る。
合について、図２を参照して説明する。図２（ａ）は、
このＰＷＤモードを設定した場合の初期画面を示す。こ
の場合、カラーモニタ１に撮像領域３が表示され、この
撮像領域３内の任意に位置及び方向が設定可能である線
分が位置指定ライン９として表示される。さらに、本実
施例においては位置指定ライン９は、血管内の血液の流
速が最大である領域としての最大流速領域７上を横切る
ように表示され、また位置指定ライン９上の位置指定マ
ーク９ａが最大流速領域７上に畳重して表示されてい
る。
【００２２】従来、この位置指定ライン９は初期画面に
あっては点線で示されるライン９ｂの位置に表示されて
いたことから、操作者はこの位置指定ライン９を、図示
しないトラックボール或いはサンプリングボリューム等
を用いて最大流速領域７のある位置に移動しなければな
らなかった。そこで本実施例では、初期画面の状態から
最大流速領域７に位置指定ライン９及び位置指定マーク
９ａを設定するようにして、操作性の向上を計ったもの
である。
あっては点線で示されるライン９ｂの位置に表示されて
いたことから、操作者はこの位置指定ライン９を、図示
しないトラックボール或いはサンプリングボリューム等
を用いて最大流速領域７のある位置に移動しなければな
らなかった。そこで本実施例では、初期画面の状態から
最大流速領域７に位置指定ライン９及び位置指定マーク
９ａを設定するようにして、操作性の向上を計ったもの
である。
【００２３】図１（ｂ）は、このＰＷＤモードの初期画
面表示状態にある撮像領域３の内、位置指定ライン９上
の位置指定マーク９ｂにある撮像領域３、すなわち最大
流速領域７のパルスドプラによる観察画像の表示を行な
ったものである。すなわち、本実施例の場合、位置指定
ライン９及び位置指定マーク９ａはパルスドプラによる
表示位置を設定するための設定手段を構成するものであ
る。
面表示状態にある撮像領域３の内、位置指定ライン９上
の位置指定マーク９ｂにある撮像領域３、すなわち最大
流速領域７のパルスドプラによる観察画像の表示を行な
ったものである。すなわち、本実施例の場合、位置指定
ライン９及び位置指定マーク９ａはパルスドプラによる
表示位置を設定するための設定手段を構成するものであ
る。
【００２４】次に、本実施例の作用を説明する。まず本
実施例の超音波診断装置は、ＣＦＭモード或いはパルス
ドップラ（ＰＷＤ）モードあるいはステアラブルＣＷド
ップラの全て若しくは、少なくとも１つが可能であると
する。このような超音波診断装置のＣＦＭモードにおけ
る関心領域５ａの設定、ＰＷＤ、ＳＣＷモードにおける
サンプルポジションによる位置指定ライン９及び位置指
定マーク９ａの初期設定において、前記３つの機能のい
ずれかを設定オンとするときに、状態遷移に先だって、
ＣＦＭモードのスキャン（ＣＦＭスキャン）を少なくと
も１フレーム分行ない、その結果得られた２次元ドップ
ラ情報をもとに、関心領域５ａのカラー表示、あるいは
ＰＷＤ、ＳＣＷモードの位置指定ライン９及び位置指定
マーク９ａの初期設定位置が決定され表示される。その
後必要に応じて当該関心領域５ａ、位置指定ライン９及
び位置指定マーク９ａ位置の補正を行なう。これにより
位置合わせを微調のみで済ますことが可能となる。
実施例の超音波診断装置は、ＣＦＭモード或いはパルス
ドップラ（ＰＷＤ）モードあるいはステアラブルＣＷド
ップラの全て若しくは、少なくとも１つが可能であると
する。このような超音波診断装置のＣＦＭモードにおけ
る関心領域５ａの設定、ＰＷＤ、ＳＣＷモードにおける
サンプルポジションによる位置指定ライン９及び位置指
定マーク９ａの初期設定において、前記３つの機能のい
ずれかを設定オンとするときに、状態遷移に先だって、
ＣＦＭモードのスキャン（ＣＦＭスキャン）を少なくと
も１フレーム分行ない、その結果得られた２次元ドップ
ラ情報をもとに、関心領域５ａのカラー表示、あるいは
ＰＷＤ、ＳＣＷモードの位置指定ライン９及び位置指定
マーク９ａの初期設定位置が決定され表示される。その
後必要に応じて当該関心領域５ａ、位置指定ライン９及
び位置指定マーク９ａ位置の補正を行なう。これにより
位置合わせを微調のみで済ますことが可能となる。
【００２５】また、二次元ドップラ信号のノイズの影響
を除去する為に、事前に行なうＣＦＭスキャンのフレー
ムの数を数フレームとり適切な処理を施すことも考えら
れるし、１フレームであっても、そのフレームにスムー
ジング処理を行い、ノイズの影響を除去することも考え
られる。
を除去する為に、事前に行なうＣＦＭスキャンのフレー
ムの数を数フレームとり適切な処理を施すことも考えら
れるし、１フレームであっても、そのフレームにスムー
ジング処理を行い、ノイズの影響を除去することも考え
られる。
【００２６】上述してきたように本実施例は、ＣＦＭ或
いはＰＷＤモードを設定したときに、１フレーム若しく
は数フレームだけＣＦＭモードによるスキャンを行ない
最大流速のある点を求め、ＣＦＭのＲＯＩの初期設定位
置の中心、ＰＷＤのサンプルボリューム位置を自動的に
その点に持っていくことから、トラックボール及びサン
プルボリューム等の位置設定に関する使い勝手が向上す
る。
いはＰＷＤモードを設定したときに、１フレーム若しく
は数フレームだけＣＦＭモードによるスキャンを行ない
最大流速のある点を求め、ＣＦＭのＲＯＩの初期設定位
置の中心、ＰＷＤのサンプルボリューム位置を自動的に
その点に持っていくことから、トラックボール及びサン
プルボリューム等の位置設定に関する使い勝手が向上す
る。
【００２７】また、さらに上記から２次的に生まれる効
果としては下記のものが上げられる。まず、ＣＦＭモー
ドにおけるＲＯＩ、ＰＷＤモードにおけるサンプルボリ
ューム合わせの手間が減ることから臨床検査の時間が短
くなり、さらにオペレータの負担を軽減することができ
る。
果としては下記のものが上げられる。まず、ＣＦＭモー
ドにおけるＲＯＩ、ＰＷＤモードにおけるサンプルボリ
ューム合わせの手間が減ることから臨床検査の時間が短
くなり、さらにオペレータの負担を軽減することができ
る。
【００２８】
【発明の効果】以上説明したように本発明の超音波撮像
装置は、設定手段でプローブの視野範囲の内から設定さ
れた特定の領域若しくは位置を、予め得られる超音波情
報の流速に係る値に応じて制御し、表示手段でこの特定
の領域若しくは位置に対応する観察画像を表示画面に表
示するようにしたので、例えば、ＢＤＦモード、ＰＷＤ
モード及びＳＣＷモード等を指定した際に、関心領域或
いは指定方向等の初期位置を、例えば血液等の流速が最
大である位置とすることにより迅速に測定を開始するこ
とができ、これにより操作性を改善することができる。
装置は、設定手段でプローブの視野範囲の内から設定さ
れた特定の領域若しくは位置を、予め得られる超音波情
報の流速に係る値に応じて制御し、表示手段でこの特定
の領域若しくは位置に対応する観察画像を表示画面に表
示するようにしたので、例えば、ＢＤＦモード、ＰＷＤ
モード及びＳＣＷモード等を指定した際に、関心領域或
いは指定方向等の初期位置を、例えば血液等の流速が最
大である位置とすることにより迅速に測定を開始するこ
とができ、これにより操作性を改善することができる。
【図１】本発明に係る表示状態を示す図である。
【図２】本発明に係る一実施例の概略の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図３】図２に示す実施例における操作部の形状を示す
図である。本発明に係る表示状態を示す図である。
図である。本発明に係る表示状態を示す図である。
１ カラーモニタ ３ 撮像領域 ５ 関心領域 ７ 最大流速領域 ９ 位置指定ライン １１ プローブ １３ 電子セクタ送受信系 １５ １ポイントドップラ系 １７ ＦＦＴ部 １９ ＤＳＣ ２１ カラー処理部 ２３ Ｄ／Ａ変換部 ２５ ＶＴＲ ３１ ＣＦＭ系 ３３ ＭＴＩ演算部
Claims (1)
- 【請求項１】 プローブから超音波を被検体に向けて射
出し、この被検体を介して得られる超音波情報をもとに
被検体画像を表示画面に表示する超音波撮像装置におい
て、 前記プローブの視野範囲の内から特定の領域若しくは位
置を設定する設定手段と、 この設定手段で設定された特定の領域若しくは位置に対
応する観察画像を表示画面に表示する表示手段と、 予め得られる超音波情報の流速に係る値に応じて前記設
定手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする
超音波撮像装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28119192A JPH06125902A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 超音波撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28119192A JPH06125902A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 超音波撮像装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06125902A true JPH06125902A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17635620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28119192A Pending JPH06125902A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 超音波撮像装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06125902A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08107897A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-04-30 | Siemens Medical Syst Inc | 超音波イメージング装置の作動方法及び超音波イメージング装置 |
| JPH08117237A (ja) * | 1994-10-20 | 1996-05-14 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 超音波診断装置 |
| JP2011024782A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及び血流速度計測用制御プログラム |
| JP2018192117A (ja) * | 2017-05-19 | 2018-12-06 | オリンパス株式会社 | 超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法および超音波観測装置の作動プログラム |
| JP2020096766A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-06-25 | 株式会社日立製作所 | 超音波撮像装置およびその制御方法 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP28119192A patent/JPH06125902A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08107897A (ja) * | 1994-07-29 | 1996-04-30 | Siemens Medical Syst Inc | 超音波イメージング装置の作動方法及び超音波イメージング装置 |
| JPH08117237A (ja) * | 1994-10-20 | 1996-05-14 | Fuji Photo Optical Co Ltd | 超音波診断装置 |
| JP2011024782A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Toshiba Corp | 超音波診断装置及び血流速度計測用制御プログラム |
| JP2018192117A (ja) * | 2017-05-19 | 2018-12-06 | オリンパス株式会社 | 超音波観測装置、超音波観測装置の作動方法および超音波観測装置の作動プログラム |
| JP2020096766A (ja) * | 2018-12-19 | 2020-06-25 | 株式会社日立製作所 | 超音波撮像装置およびその制御方法 |
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