JPH06118370A - ライトバルブ装置および該装置を用いた表示装置 - Google Patents

ライトバルブ装置および該装置を用いた表示装置

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JPH06118370A
JPH06118370A JP4271335A JP27133592A JPH06118370A JP H06118370 A JPH06118370 A JP H06118370A JP 4271335 A JP4271335 A JP 4271335A JP 27133592 A JP27133592 A JP 27133592A JP H06118370 A JPH06118370 A JP H06118370A
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Japan
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lens array
light valve
light
array means
lens
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JP4271335A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Fushimi
吉正 伏見
Yoshito Miyatake
義人 宮武
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 明るく高画質の投写画像を表示できる投写型
表示装置を提供する。 【構成】 入射光側から順に、第1のレンズアレイ手段
71、第2のレンズアレイ手段72、ライトバルブ73
を配置し、第1のレンズアレイ手段71の正レンズ素子
の焦点距離は第2のレンズアレイ手段72の各正レンズ
素子の焦点距離より短く、第2のレンズアレイ手段72
の各正レンズ素子は第1のレンズアレイ手段71の各正
レンズ素子の焦点上の仮想物体に対応する実像をライト
バルブ73の各画素に形成する。 【効果】 第1のレンズアレイ手段により光源に対応す
る複数の微小光源が形成され、第2のレンズアレイ手段
の各正レンズ素子は前記複数の微小光源からの出射光が
入射してライトバルブの画素に入射させることができる
のでライトバルブの入射側ガラス基板を薄くすることな
く、ライトバルブの開口部に入射する光を増大するの
で、明るい投写画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライトバルブ装置およ
びそのライトバルブ装置を用いた投写型表示装置および
ビューファインダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大画面映像を得るために、ライトバルブ
に映像信号に応じた光学像を形成し、その光学像に光を
照射し投写レンズによりスクリーン上に拡大投写する方
法が従来よりよく知られている。最近では、ライトバル
ブとして液晶パネルを用いる投写型表示装置が提案され
(例えば、特開昭62−133424号公報、特開平2
−250015号公報など)、セット全体がコンパクト
になるという点で注目されている。
【0003】液晶パネルは、高画質の投写画像を得るた
めに、液晶材料としてツイストネマティック(TN)液
晶を用い、各画素にスイッチング素子としてTFTを設
けたアクティブマトリックス型を用い、赤用、緑用、青
用として3枚の液晶パネルを用いるのが主流となりつつ
ある。
【0004】液晶パネルを用いた投写型表示装置の光学
系の従来の構成例を(図11)に示す。光源11から出
た光は、ダイクロイックミラー12,13と平面ミラー
14で構成される色分解光学系に入射し、赤、緑、青の
3原色の光に分解される。各原色光は、それぞれフィー
ルドレンズ15,16,17を透過した後に、それぞれ
入射側偏光板18,19,20を透過し、液晶パネル2
1,22,23に入射する。映像信号に応じて液晶パネ
ル21,22,23に旋光性の変化として形成された光
学像は、入射側偏光板18,19,20と出射側偏光板
24,25,26の作用により透過率の変化した光学像
となる。液晶パネル21,22,23からの出射光は、
ダイクロイックミラー27,28と平面ミラー29で構
成される色合成光学系により1つの光に合成される。合
成された光は投写レンズ30に入射し、3つの液晶パネ
ル21,22,23上の光学像は、投写レンズ30によ
りスクリーン上に拡大投写される。
【0005】TFT液晶パネルの構成を(図12)に示
す。2枚のガラス基板41,42と周辺部のシール樹脂
により密閉空間を形成し、内部にTN液晶43を封入し
ている。入射側ガラス基板41の液晶層43側には透明
導電性膜による共通電極44が設けられ、出射側ガラス
基板42の液晶層43側には透明導電性膜による画素電
極45がマトリックス状に形成され、各画素電極45の
近傍にはスイッチング素子としてTFT46が形成され
ている。共通電極44と画素電極45の上には、TN液
晶を所定の状態に配向するために配向膜が形成されてい
る。液晶パネルの入射側と出射側には吸収軸を所定の方
向に向けて偏光板47,48が配置される。液晶パネル
には強烈光が入射するが、この強烈光によるTFT46
の誤動作を防ぐために、入射側ガラス基板41の液晶層
43側にTFT46と配線を遮光する金属薄膜によるブ
ラックマトリックス49が形成されている。TFT46
を介して各画素に信号電圧を印加すると、各画素の液晶
層の旋光性が変化し、2枚の偏光板47,48の作用に
より各画素の透過率を制御することができる。こうし
て、液晶パネルに透過率の変化として画像が表示され
る。
【0006】ところで、(図12)に示した構成でTF
T液晶パネルが利用する光は、ブラックマトリックス4
9を透過する光だけであり、投写画像の明るさは液晶パ
ネルの開口率(表示領域の全面積に対するブラックマト
リックス49の開口部50すべての面積の比)に比例す
る。ブラックマトリックス49の非開口部51に入射す
る光も利用できれば、投写画像を明るくすることがで
き、エネルギー利用効率も向上する。そこで、液晶パネ
ルの入射側にレンズアレイ板を近接配置することにより
投写画像を明るくする方法が提案されている(例えば特
開平1−189685号公報、特開平2−262185
号公報など)。
【0007】液晶パネルにレンズアレイ板を組み合わせ
たライトバルブ装置の構成例を(図13)に示す。レン
ズアレイ板61は、透明基板62の液晶パネル63側の
面に複数の正レンズ素子64をマトリックス状に形成し
たものである。レンズアレイ板61は、正レンズ素子6
4と液晶パネル63の画素50が対応するように、近接
して配置される。レンズアレイ板61に入射する光は、
正レンズ素子64により集束光に変換され、画素50に
入射する。ブラックマトリックス49の非開口部51に
入射する光が開口部50に入射するので、液晶パネル6
3の実質開口率が向上し、投写画像が明るくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】(図13)に示した構
成で、高精細の投写画像を得るには、液晶パネルの画素
数を増大させるとよい。液晶パネルの表示画面寸法が同
じであれば、画素ピッチを小さくすることになる。この
場合、次のような問題が発生する。
【0009】レンズアレイを用いる場合、液晶パネル6
3の画素50上に光源の縮小された実像が形成される。
この実像の寸法が画素50の寸法より大きい場合には、
平行光を入射した場合の実質開口率は向上するものの、
投写画像は明るくならない。光源の実像の寸法を小さく
するには、レンズアレイ板61の正レンズ素子64の焦
点距離を短くする必要があり、それには入射側ガラス基
板41を薄くする必要がある。しかし、入射側ガラス基
板41を薄くすると、液晶層43の厚さを均一にするこ
とが困難となる。そのため、入射側ガラス基板41の内
部にレンズ素子を配置する方法が提案されている(特開
平2−302726号公報)。ところが、イオン交換法
により屈折率分布型のレンズアレイを作成する場合、ガ
ラス基板としてアルカリイオンを含むガラスを用いる必
要があるが、アルカリイオンの溶出によりTFTの特性
が劣化するという問題がある。また、レンズアレイを2
枚のガラス基板の間に形成する場合、屈折率材質の異な
る材料を組み合わせる必要があるが、熱膨張率が異なる
ために、広い温度範囲で液晶層の厚さを均一にすること
が困難である。いずれにしても、入射側ガラス基板の内
部に正レンズ素子を形成する方法では、液晶パネルに高
画質の画像を表示することが困難である。結局、高精細
で明るい投写画像を得ることは困難という問題があっ
た。
【0010】次に、ビデオカメラは、可搬性を良好にす
るために全体を小型軽量にする必要があり、全体を小型
にするためにビューファインダに液晶パネルを用いるこ
とが考えられている。ビューファインダを小型軽量に
し、液晶パネルに高画質の画像を表示するには、液晶パ
ネルの表示画面を小さくし、画素数を多くする必要があ
る。つまり、液晶パネルの画素ピッチを小さくする必要
がある。そうすると、液晶パネルの開口率が小さくなる
ので、表示画像は暗い。表示画像を明るくするには、明
るい光源を用いるとよいが、光源の消費電力が大きくな
り、1回の電池充電における連続使用時間が短くなると
いう問題を発生する。
【0011】本発明は、液晶パネルの画素ピッチが小さ
い場合でも、ガラス基板を薄くすることなく、明るい投
写画像を表示する投写型表示装置および低消費電力で表
示画像の明るいビューファインダを提供することを目的
とする。また、このためのライトバルブ装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のライトバルブ装
置は、複数の画素をデルタ配列にマトリックス配列した
ライトバルブと、複数の正レンズ素子を前記ライトバル
ブの画素配列と相似にマトリックス配列した第1のレン
ズアレイ手段と、複数の正レンズ素子を前記ライトバル
ブの画素配列と相似にマトリックス配列した第2のレン
ズアレイ手段とを備え、前記第2のレンズアレイ手段は
前記ライトバルブの入射側に配置され、前記第1のレン
ズアレイ手段は前記第2のレンズアレイ手段の入射側に
配置され、前記第1のレンズアレイ手段の各正レンズ素
子の焦点距離は前記第2のレンズアレイ手段の各正レン
ズ素子の焦点距離と比較して等しいかまたは短く、前記
第2のレンズアレイ手段の各正レンズ素子は前記第1の
レンズアレイ手段の複数の正レンズ素子の焦点上にある
仮想物体の実像をそれぞれ前記ライトバルブの対応する
画素上に形成するようにし、第1のレンズアレイ手段の
各正レンズ素子の光軸が第2のレンズアレイ手段の隣接
する3つの正レンズ素子の中心で構成される三角形の外
心を通るようにしたものである。
【0013】本発明の投写型表示装置は、光源と、前記
光源の出射光が入射し映像信号に応じて光学像が形成さ
れるライトバルブ装置と、その光学像をスクリーン上に
投写する投写レンズとを備え、前記ライトバルブ装置と
して上記のライトバルブ装置を用いたものである。
【0014】本発明のビューファインダ装置は、光源
と、前記光源の出射光が入射し映像信号に応じて光学像
を形成するライトバルブと、その光学像を拡大する拡大
レンズとを備え、前記ライトバルブ装置として上記のラ
イトバルブ装置を用いたものである。
【0015】
【作用】本発明のライトバルブ装置のモデルを(図1)
に示す。入射側から順に第1のレンズアレイ手段71、
第2のレンズアレイ手段72、ライトバルブ73が配置
されている。ここでは、ライトバルブ73、第1のレン
ズアレイ手段71および第2のレンズアレイ手段72は
いずれも非常に薄く、間は空気とする。ライトバルブ7
3の画素74はデルタ配列とする。第1のレンズアレイ
手段71、第2のレンズアレイ手段72は、それぞれ六
角形の正レンズ素子75,76をデルタ配列したもので
あり、いずれも非レンズ領域はないとする。正レンズ素
子75,76はすべて薄肉レンズとし、無収差の理想的
なレンズと仮定する。第1のレンズアレイ手段71のピ
ッチと第2のレンズアレイ手段72のピッチは、ライト
バルブ73のピッチと全く同一とし、各正レンズ素子7
5の光軸77は対応する正レンズ素子76a,76b,
76cの中心がなす三角形78の外心79を通り、さら
にライトバルブ73の画素74a,74bの中心80
a,80bを結ぶ直線の中点81を通ると仮定する。
【0016】(図1)に対応する光路図を(図2)に示
す。光源からの入射光82が第1のレンズアレイ手段7
1に入射すると、第1のレンズアレイ手段71の各正レ
ンズ素子75は、それぞれの焦点83上に光源に対応す
る微小な実像84を形成する。つまり、第1のレンズア
レイ手段71の出射側に、第1の微小光源群85が形成
される。第2のレンズアレイ手段72の各正レンズ素子
76は、微小光源84の180゜回転した等倍の実像8
6を形成する。つまり、第2のレンズアレイ手段72の
出射側に第2の微小光源群87が形成される。第1の微
小光源群85のピッチと第2の微小光源群87のピッチ
は互いに等しい。ライトバルブ73の画素ピッチが第2
の微小光源群87のピッチと等しければ、ライトバルブ
73の各画素74を第2の微小光源群87の各微小光源
86に重ねることができる。
【0017】焦点83から正レンズ素子76の主点まで
の距離が正レンズ素子75の焦点距離より長ければ、第
1レンズアレイ手段71の1つの正レンズ素子75aか
らの出射光は、第2レンズアレイ手段72の複数の正レ
ンズ素子76a,76bに入射する。その出射光は、い
ずれもライトバルブ73のいずれかの画素に入射する。
こうして、ライトバルブ73の1つの画素には、第2の
レンズアレイ手段72の複数の正レンズ素子76a,7
6bから光が入射する。
【0018】第1のレンズアレイ手段71の各正レンズ
素子75の焦点距離をf1 、第2のレンズアレイ手段7
2の各正レンズ素子76の焦点距離をf2 とする。第2
の微小光源群87の各微小光源86をすべて重ねるため
には、第1のレンズアレイ手段71の焦点83から第2
のレンズアレイ手段72の主点までの距離をb、第2の
レンズアレイ手段72の主点からライトバルブ73の画
素74までの距離をcとして、
【0019】
【数2】
【0020】
【数3】
【0021】とすればよい。また、第1のレンズアレイ
手段71の主点から焦点83までの距離をaとすると、
【0022】
【数4】
【0023】となる。(図1)に示したモデルにおい
て、cはライトバルブ73により制約されるが、a+b
を制約する要因は存在しない。従って、第1のレンズア
レイ手段71の焦点距離f1 は短くすることができ、f
1 が短くなれば第2の微小光源群87の各微小光源86
の寸法が小さくなる。また、上述のように第1のレンズ
アレイ手段71からの出射光は第2のレンズアレイ手段
72の複数の正レンズ素子76を介してすべてライトバ
ルブ73のすべての画素74に到達するので、(図1)
に示したライトバルブ装置の実質開口率が向上する。ラ
イトバルブの各画素から出射する光がすべて投写レンズ
に入射すれば、投写画像は明るくなる。
【0024】(図1)、(図2)に示した構成により実
質開口率を向上させる場合の望ましい条件について説明
する。ライトバルブの1個の画素に第2のレンズアレイ
手段の複数の正レンズ素子から光が入射する一般的な場
合の光路図を(図3)に示す。(図3)に示す状態の場
合、正レンズ素子76a,76bは有効領域の一部しか
利用されていない。この場合、投写レンズは、瞳の中域
部が利用されないので、無駄が多いことになる。この無
駄を最小にするには、第1のレンズアレイ手段71の1
個の正レンズ素子75aの端88から出射する光線が、
第2のレンズアレイ手段72の隣接する複数の正レンズ
素子76a,76bの集合の端89を通るようにすれば
よい。この条件は、第1のレンズアレイ手段71の各正
レンズ素子75の焦点距離をf1 、第2レンズアレイ手
段72の各正レンズ素子76の焦点距離をf2 、正整数
をmとして、
【0025】
【数5】
【0026】となる。(図2)には、第1のレンズアレ
イ手段71の1個の正レンズ素子75からの出射光が第
2のレンズアレイ手段72に入射するとき、3個の正レ
ンズ素子76に入射する場合を示したが、3個に限ら
ず、6個、12個等と多くすることも可能である。いず
れの場合も、(数5)を満足するのが望ましい。
【0027】本発明によれば、ライトバルブの入射側面
からライトバルブ層までの距離を短くすることができな
い場合でも、(図1)に示したモデルのように2つのレ
ンズアレイ手段を用いることにより、実質開口率の高い
ライトバルブ装置を実現することができる。このライト
バルブ装置を投写型表示装置に用いれば、明るい投写画
像を得ることができる。また、このライトバルブ装置を
ビューファインダ装置に用いれば、明るい表示画像を得
ることができる。
【0028】
【実施例】以下に、本発明の実施例について添付図面を
参照しながら説明する。
【0029】本発明のライトバルブ装置の第1の実施例
の構成を(図4)に示す。91は入射側偏光板、92は
第1レンズアレイ板、93は第2レンズアレイ板、94
は液晶パネル、95は出射側偏光板である。
【0030】ライトバルブ装置は、入射側から順に、入
射側偏光板91、第1レンズアレイ板92、第2レンズ
アレイ板93、液晶パネル94、出射側偏光板95で構
成されている。
【0031】液晶パネル94は、2枚のガラス基板9
6,97の間にTN液晶98を封入したものである。出
射側ガラス基板97の液晶層98側には、透明導電性膜
による画素電極がマトリックス状に形成され、各画素電
極の近傍にはスイッチング素子としてTFT100が設
けられている。隣接する画素電極の間には信号線と走査
線が形成され、各TFT100は、ソース電極が信号線
に接続され、ゲート電極が走査線に接続され、ドレイン
電極が画素電極に接続されている。入射側ガラス基板9
6の液晶層98側には、透明導電性膜による共通電極が
形成され、その上にTFT100、信号線、走査線を覆
うように金属薄膜によるブラックマトリックス102が
形成されている。ブラックマトリックス102の開口部
が画素103となる。画素電極と共通電極の上には配向
膜が塗布され、液晶分子を所定の状態に配向させるため
にラビングされる。信号供給回路と走査回路により各画
素103の液晶層に電界を加えると、電界に応じて液晶
層の旋光性が変化するので、液晶パネル94に映像信号
に応じた旋光性の変化として光学像を形成できる。この
光学像は、入射側偏光板91と出射側偏光板95の作用
により透過率の変化による光学像となる。
【0032】液晶パネル94の画素数は水平480×垂
直460、表示画面の寸法は水平44.64mm×垂直
33.58mm、画素ピッチは水平94μm×垂直73
μmである。画素103は、(図5)に示すように正方
配列であり、画素の寸法は水平53μm×垂直32μ
m、開口率は25%である。2枚のガラス基板96,9
7は、いずれも厚さが1.1mm、屈折率が1.52で
ある。
【0033】第1レンズアレイ板92は、ガラス基板1
04の出射側面に薄い透明樹脂105を重ね、その表面
に複数の正レンズ素子106をマトリックス状に形成し
たものであり、第2レンズアレイ板93は、ガラス基板
107の出射側面に薄い透明樹脂108を重ね、その表
面に複数の正レンズ素子109をマトリックス状に形成
したものである。正レンズ素子106,109は、それ
ぞれ(図5)に示すように、デルタ配列としている。正
レンズ素子106,109は、いずれも有効領域が六角
形で、配列ピッチは液晶パネル94の画素ピッチと同じ
水平94μm×垂直73μmであり、隣接する正レンズ
素子の間には幅が約5μmの非レンズ部110,111
が設けられている。第1レンズアレイ板92は、ガラス
基板104の厚さが1.1mm、屈折率が1.52、焦
点距離が360μmである。第2レンズアレイ板93
は、ガラス基板107の厚さが1.6mm、屈折率が
1.52、焦点距離が360μmである。2つのレンズ
アレイ板92,93は、ガラス基板104,107の上
に紫外線硬化樹脂を塗布し、その上に所定のレンズアレ
イ板の表面形状を有する型を重ね、ガラス基板104,
107を通して紫外線硬化樹脂に紫外線を照射すること
により作成している。
【0034】第1レンズアレイ板92、第2レンズアレ
イ板93、液晶パネル94は、第1レンズアレイ板92
の各正レンズ素子106の光軸112が第2レンズアレ
イ板93の各正レンズ素子109a,109b,109
cの中心110a,110b,110cで構成される三
角形113の外心114を通り、さらに光軸112が液
晶パネル94の隣接する画素103a,103bの中心
115a,115bを結ぶ直線の中点116を通るよう
に重ね、間に薄い空気層を挟んで周辺部を接着剤で固着
している。入射側偏光板91は第1レンズアレイ板92
から分離されており、出射側偏光板95は液晶パネル9
4の出射側に貼付されている。
【0035】本発明の投写型表示装置の第1の実施例に
ついて説明する。(図6)は、その構成を示したもので
あり、121は光源、125はフィールドレンズ、12
6はライトバルブ装置、127は投写レンズ、128は
スクリーンである。
【0036】ライトバルブ装置126は、(図4)、
(図5)に示したものと同一であり、入射側から順に入
射側偏光板91、第1レンズアレイ板92、第2レンズ
アレイ板93、液晶パネル94、出射側偏光板95で構
成されている。
【0037】光源121は、ランプ122、凹面鏡12
3、フィルタ124で構成されている。ランプ122は
ハロゲンランプであり、ランプ122から放射される光
は凹面鏡123により反射されて平行に近い光となって
出射する。フィルタ124は、ガラス基板上に可視光を
透過し赤外光を反射する多層膜を蒸着したものであり、
凹面鏡123からの出射光から赤外光を除去する。
【0038】光源121からの出射光は、フィールドレ
ンズ125を透過して、ライトバルブ装置126に入射
し、その出射光は投写レンズ127に入射する。こうし
て、液晶パネル94に形成された画像は投写レンズ12
7によりスクリーン128上に拡大投写される。フィー
ルドレンズ125は、光源121から液晶パネル94の
周辺部の画素に入射する主光線を液晶層98と垂直にす
るために用いる。投写レンズ127は、液晶パネル94
の出射側に配置される補助レンズ129と主投写レンズ
130とで構成され、口径比はF3.5である。補助レ
ンズ129は、液晶パネル94のすべての画素を通過す
る主光線を液晶層98と垂直にするためのものである。
こうして、第1レンズアレイ板92の正レンズ素子10
6の光軸112に沿って進む光線は、第2レンズアレイ
板93の対応する正レンズ素子109を通過し、液晶パ
ネル94の対応する画素103の中心115に入射す
る。
【0039】(図4)、(図5)に示した構成の作用に
ついて説明する。(図4)に示すように、光源121か
らの出射光117は第1レンズアレイ板92に入射す
る。第1レンズアレイ板92の各正レンズ素子106の
焦点118には、凹面鏡123の開口部に対応する微小
な実像が形成される。第2レンズアレイ板93の各正レ
ンズ素子109は、この複数の微小光源を等倍で液晶パ
ネル94の液晶層98上に形成する。第1レンズアレイ
板92の正レンズ素子106の焦点距離f1 と、第2レ
ンズアレイ板93の正レンズ素子109の焦点距離f2
とは、(数5)の条件を満足するようにしている。その
ため、第1レンズアレイ板92の1個の正レンズ素子1
06aから出射する光は、第2レンズアレイ板93の3
個の正レンズ素子109a,109bに入射し、3個の
正レンズ素子109a,109cから出射する光は、そ
れぞれ液晶パネル94の画素103c,103dに入射
する。液晶パネル94の1個の画素103dには、第2
レンズアレイ板93の隣接する3個の正レンズ素子10
9c,109dからの出射光が入射する。液晶パネル9
4からの出射光はすべて投写レンズ127に入射するよ
うにしている。ライトバルブ装置126には映像信号に
応じて透過率の変化として光学像が形成される。この光
学像は投写レンズ127により拡大投写され、スクリー
ン上に拡大された白黒の投写画像が表示される。
【0040】光源121から出て第1レンズアレイ板9
2の1個の正レンズ素子106に入射した光がすべて投
写レンズ127に入射する場合、ライトバルブ装置12
6の実質開口率は、第1レンズアレイ板92の全領域の
面積に対するすべての正レンズ素子のレンズ面の面積の
比となる。投写画像の画面中心における輝度は、液晶パ
ネルの実際の開口率に対する実質開口率の比だけ明るく
なる。
【0041】2つのレンズアレイ板92,93を組み合
わせて実験すると、レンズアレイ板を用いない場合に比
べて、投写画像の画面中心付近の明るさを約1.4倍に
することができ、本発明の有効性を確認することができ
た。なお、液晶パネル94の開口率は25%であり、レ
ンズアレイ板92,93の表面反射を無視した実質開口
率は理論的には75%であることを考えると、明るさ向
上の効果は理論値をかなり下回るが、その原因はレンズ
アレイ板92,93のレンズ面の精度が良くないためと
思われる。
【0042】(図13)に示した従来の構成では、投写
画像を明るくするには液晶パネルの入射側ガラス基板を
薄くする必要があったが、(図4)に示した本発明の構
成では、液晶パネル94の入射側ガラス基板96を薄く
しないでも投写画像を明るくすることができる。入射側
ガラス基板96を薄くする必要がないので、液晶層98
の厚さの均一性を確保することができ、液晶パネル94
に高画質の画像を表示することができる。そのため、
(図4)に示すような構成とすることにより、高画質
で、しかも明るい投写画像を得ることができる。
【0043】本発明の投写型表示装置の第2の実施例の
構成を(図7)に示す。141は光源、147,148
はダイクロイックミラー、149は平面ミラー、15
0,151,152はフィールドレンズ、153,15
4,155はライトバルブ装置、171,172,17
3は補助レンズ、174,175はダイクロイックミラ
ー、176は平面ミラー、177は主投写レンズであ
る。
【0044】光源141は、ランプ142、凹面鏡14
3とフィルタ144で構成されている。ランプ142は
メタルハライドランプであり、3原色の色成分を含む光
を放射する。凹面鏡143はガラス製で、反射面145
の形状は放物面であり、反射面145に赤外光を透過さ
せ可視光を反射する多層膜を蒸着したものである。フィ
ルタ144は、ガラス基板の上に可視光を透過させ赤外
光と紫外光を反射する多層膜を蒸着したものである。凹
面鏡143の光軸146は水平方向に向き、ランプ14
2は管軸を光軸146と一致させて配置される。ランプ
142の放射光は、凹面鏡143で反射して赤外光が除
去された平行に近い光に変換され、フィルタ144を透
過して赤外光と紫外光を除去されて可視光が出射する。
光源141の出射光は、2枚のダイクロイックミラー1
47,148と平面ミラー149とで構成される色分解
光学系により赤、緑、青の原色光に分解される。各原色
光は、いずれもフィールドレンズ150,151,15
2を透過してライトバルブ装置153,154,155
に入射する。
【0045】ライトバルブ装置153,154,155
は、いずれも(図4)に示したものと同一であり、光源
側から順にそれぞれ入射側偏光板156,157,15
8、第1レンズアレイ板159,160,161、第2
レンズアレイ板162,163,164、液晶パネル1
65,166,167、出射側偏光板168,169,
170を組み合わせたものである。ライトバルブ装置1
53,154,155には、それぞれ映像信号に応じて
透過率の変化として光学像が形成される。ライトバルブ
装置153,154,155の出射光は、それぞれ補助
レンズ171,172,173を透過した後、ダイクロ
イックミラー174,175と平面ミラー176を組み
合わせた色合成光学系により1つの光に合成され、合成
された光は主投写レンズ177に入射する。
【0046】主投写レンズ177は、補助レンズ17
1,172,173と組み合わせることにより投写レン
ズとして機能する。補助レンズ171,172,173
は、主投写レンズ177の主光線が液晶層を垂直に通過
するように、つまりテレセントリック性を良くするため
に用いる。こうして、3つのライトバルブ装置153,
154,155に形成される光学像は、主投写レンズ1
77により離れた位置にあるスクリーン(図示せず)上
に拡大投写される。
【0047】(図7)に示した投写型表示装置を試作し
実験を行うと、第1の実施例と同様に、レンズアレイ板
を用いない場合に比べて明るい投写画像を得ることがで
きた。画質の均一性も、レンズアレイ板の明かな欠陥部
分を除けば、良好であった。
【0048】本発明のライトバルブ装置の第2の実施例
の構成を(図8)に示す。191は入射側偏光板、19
2はレンズアレイ板、193は液晶パネル、194は出
射側偏光板である。
【0049】ライトバルブ装置は、入射側から順に、入
射側偏光板191、レンズアレイ板192、液晶パネル
193、出射側偏光板194で構成されている。
【0050】液晶パネル193は、(図4)に示したも
のと同様のTN液晶を用いたTFT液晶パネルである。
出射側ガラス基板195の液晶層196側には、画素電
極197とTFT198が設けられている。入射側ガラ
ス基板199の液晶層196側には、TFTを遮光する
ためのブラックマトリックス200が設けられ、その上
にモザイク状のカラーフィルタ201が設けられ、さら
にその上に共通電極が設けられている。画素数は水平4
80×垂直460、表示画面の寸法は水平30.7mm
×垂直23.0mm、画素ピッチは水平64μm×垂直
50μmである。画素の寸法は水平33μm×垂直29
μm、開口率は25%である。入射側ガラス基板の厚さ
は1.1mm、屈折率は1.52である。
【0051】レンズアレイ板192は、ガラス基板20
2の入射側面に第1レンズアレイ203を形成し、出射
側面に第2レンズアレイ204を形成したものである。
第1レンズアレイ203、第2レンズアレイ204は、
いずれもガラス基板202の上に薄い透明樹脂205,
206を重ね、その表面に凸レンズ面207,208を
形成したものである。各正レンズ素子207,208
は、(図9)に示すように、有効領域が六角形であり、
液晶パネル193と同一のピッチでデルタ配列されてい
る。各正レンズ素子207,208は隣接する正レンズ
素子との間に幅5μmの非レンズ部209,210を有
する。各正レンズ素子207の光軸211は、第2レン
ズアレイ204の隣接する3つの正レンズ素子208
a,208b,208cの中心で構成される三角形21
1の中心212を通る。ガラス基板202は、厚さが
1.6mm、屈折率が1.52であり、第1レンズアレ
イ203の焦点距離は360μm、第2レンズアレイ2
04の焦点距離は360μmである。
【0052】レンズアレイ板192と液晶パネル193
の入射側ガラス基板195とは間に薄い空気層を挟んで
周辺部を接着材で固着している。このとき、第1レンズ
アレイ203の各正レンズ素子207の光軸211は、
第2レンズアレイ204の隣接する3つの正レンズ素子
208a,208b,208cの中心で構成される三角
形211の中心212を通り、また、第1レンズアレイ
203の各正レンズ素子207の光軸211が液晶パネ
ル193の対応する隣接する2画素215a,215b
の中心216a,216bを結ぶ直線の中点217を通
るようにしている。(図8)に示した構成は、レンズア
レイ板を2枚使う場合よりも屈折率差を有する境界面が
少ないため、透過率が有利となる。この場合も、第1レ
ンズアレイ203の正レンズ素子207の焦点218上
にある仮想物体の像が第2レンズアレイ204により液
晶パネル193の画素215上に形成される。第1レン
ズアレイ203の1個の正レンズ素子207から出射す
る光は、第2レンズアレイ204の3個の正レンズ素子
に入射し、液晶パネル193の1個の画素215には、
第2レンズアレイ207の7個の正レンズ素子からの出
射光が入射する。前出の実施例と同様に、レンズアレイ
板192により実質開口率を向上させることができる。
(図6)に示した構成の投写型表示装置のライトバルブ
装置を(図8)に示したライトバルブ装置と置き換える
と、フルカラーの投写画像を得ることができる。実験で
は、投写画像の中心付近の明るさが、レンズアレイ板が
ない場合に比べて約1.4倍となった。
【0053】次に、本発明のライトバルブ装置をビュー
ファインダ装置に応用した実施例について説明する。
(図10)はその構成を示したものであり、221はラ
イトバルブ装置、226は光源、229は接眼レンズで
ある。
【0054】ライトバルブ装置221は、各部の寸法は
異なるが、(図8)に示したものと同一の構成であり、
入射側から順に、入射側偏光板222、レンズアレイ板
223、液晶パネル224、出射側偏光板225で構成
されている。液晶パネル224は、(図8)に示した液
晶パネルと同様の構成のTN液晶を用いたTFT液晶パ
ネルで、モザイク状のカラーフィルタを内臓している。
表示寸法は0.7インチであり、フルカラーの画像を表
示する。画素数は水平372×垂直238、画素ピッチ
は水平38μm×垂直44μm、画素の寸法は水平18
μm×垂直24μmで開口率は25%である。液晶パネ
ルのガラス基板の厚さはいずれも1.1mm、屈折率は
1.52である。レンズアレイ基板は、厚さが1.6m
m、屈折率が1.52であり、第1レンズアレイの焦点
距離は360μm、第2レンズアレイの焦点距離は36
0μmである。
【0055】光源226は、ランプ227と集光レンズ
228により構成されている。ランプ227は、直径が
7mm、長さが20mmの直流点灯の蛍光管である。ラ
ンプ227から広がって出射する光は、集光レンズ22
8により指向性の狭い光に変換され、ライトバルブ装置
221に入射し、その出射光は接眼レンズ229に入射
する。観察者が接眼レンズ229を覗くと、ライトバル
ブ装置221上の画像の拡大された虚像を観察すること
ができる。
【0056】以上の構成要素は、すべて1つの筐体23
0に収納されている。ランプ227として、LED、ハ
ロゲンランプ、陰極線管など発光体が小さく高輝度の光
源を用いるとよい。
【0057】(図10)に示したビューファインダ装置
は、レンズアレイを用いることによりライトバルブ装置
の実質開口率が高くなるので、光利用効率が高くなる。
そのため、ランプの電力を小さくすることができ、レン
ズアレイを用いない場合に比べて1回の電池充電におけ
る連続使用時間が長くなる。
【0058】以下に、本発明のライトバルブ装置の他の
実施例について説明する。本発明のライトバルブ装置で
重要な役割を果たす第1レンズアレイと第2レンズアレ
イはそれらを支持するものが必要となる。前述の実施例
の他に、液晶パネルの入射側にガラス基板を近接配置
し、そのガラス基板の入射側面に第1レンズアレイを形
成し、液晶パネルの入射側ガラス基板の入射側面もしく
は出射側面のいずれかに第2レンズアレイを形成する構
成も可能である。
【0059】第1レンズアレイの正レンズ素子のピッチ
を液晶パネルの画素ピッチに比べてわずかに大きくして
もよい。光路図の簡単な作図により、第2レンズアレイ
のピッチと配置を最適に選べば、第1レンズアレイの各
正レンズ素子の焦点に形成される微小光源の実像を第2
レンズアレイにより液晶パネルの画素上に形成できるこ
とが分かる。このようにすると、液晶パネルの周辺部の
画素を通過する主光線を内側に向けることができるの
で、(図6)に示した構成に用いられている補助レンズ
129を省略することもできる。
【0060】TN液晶を用いた液晶パネルはコントラス
トの良好な方向が液晶層の法線からわずかに傾斜した方
向となるので、高コントラストの投写画像を得るために
は、液晶パネルに対して斜めに光を入射させるとよい。
この場合、液晶パネルの画素群に対して第1レンズアレ
イの正レンズ素子群と第2レンズアレイの正レンズ素子
群とををわずかに平行移動し、第1レンズアレイの各焦
点に形成される微小光源の実像が液晶パネルの各画素上
に形成されるようにするとよい。
【0061】レンズアレイ板の作成方法として、第1の
実施例で説明した方法の他に、ガラス基板の表面にイオ
ン交換や選択拡散により屈折率分布型レンズを形成する
方法、ガラス基板の上に透明な熱可塑性樹脂を重ね加熱
成形によりレンズを形成する方法などがある。
【0062】以上の実施例ではライトバルブがTN液晶
を用いるTFT液晶パネルの場合について説明したが、
他の方式の液晶パネルや電気光学結晶を用いるものな
ど、光学的特性の変化として光学像を形成するものであ
ればライトバルブとして用いることができる。
【0063】また、ライトバルブ装置の表示寸法、画素
数、画素寸法等や、光源の直径、長さ、あるいは第1レ
ンズアレイ、第2レンズアレイの焦点距離等は、本実施
例のものに限定されず、他の寸法、数を選ぶことによっ
ても本実施例と同様の効果が発揮されることは言うまで
もない。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ライトバ
ルブに制約を加えることなく実質開口率の大きなライト
バルブ装置を実現することができ、また、このライトバ
ルブ装置を用いることにより、投写画像の明るい投写型
表示装置および低消費電力で表示画像の明るいビューフ
ァインダ装置を提供することができるので、非常に大き
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のライトバルブ装置の作用を説明するモ
デルの概略線図
【図2】本発明のライトバルブ装置の作用を説明する概
略線図
【図3】本発明のライトバルブ装置の作用を説明する概
略線図
【図4】本発明のライトバルブ装置の第1の実施例にお
ける要部拡大側断面図
【図5】本発明のライトバルブ装置の第1の実施例にお
ける概略線図
【図6】本発明の投写型表示装置の第1の実施例におけ
る概略構成図
【図7】本発明の投写型表示装置の第2の実施例におけ
る概略構成図
【図8】本発明のライトバルブ装置の第2の実施例にお
ける概略構成図
【図9】本発明のライトバルブ装置の第1の実施例にお
ける概略線図
【図10】本発明のビューファインダ装置の実施例にお
ける概略構成図
【図11】従来の投写型表示装置の概略構成図
【図12】液晶パネルの構成を示す要部拡大側断面図
【図13】従来のライトバルブ装置の構成を示す要部拡
大側断面図
【符号の説明】
71 第1レンズアレイ手段 72 第2レンズアレイ手段 73 ライトバルブ 91 入射側偏光板 92 第1レンズアレイ板 93 第2レンズアレイ板 94 液晶パネル 95 出射側偏光板 121 光源 125 フィールドレンズ 126 ライトバルブ装置 127 投写レンズ 128 スクリーン 141 光源 147,148 ダイクロイックミラー 149 平面ミラー 150,151,152 フィールドレンズ 153,154,155 ライトバルブ装置 156,157,158 入射側偏光板 159,160,161 第1レンズアレイ板 162,163,164 第2レンズアレイ板 165,166,167 液晶パネル 168,169,170 出射側偏光板 171,172,173 補助レンズ 174,175 ダイクロイックミラー 176 平面ミラー 177 主投写レンズ 191 入射側偏光板 192 レンズアレイ板 193 液晶パネル 194 出射側偏光板 203 第1レンズアレイ 204 第2レンズアレイ 221 ライトバルブ装置 222 入射側偏光板 223 レンズアレイ板 224 液晶パネル 225 出射側偏光板 226 光源 229 接眼レンズ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画素をデルタ配列にマトリックス配
    列したライトバルブと、複数の正レンズ素子を前記ライ
    トバルブの画素配列と相似にマトリックス配列した第1
    のレンズアレイ手段と、複数の正レンズ素子を前記ライ
    トバルブの画素配列と相似にマトリックス配列した第2
    のレンズアレイ手段とを備え、前記第2のレンズアレイ
    手段は前記ライトバルブの入射側に配置され、前記第1
    のレンズアレイ手段は前記第2のレンズアレイ手段の入
    射側に配置され、前記第1のレンズアレイ手段の各正レ
    ンズ素子の焦点距離は前記第2のレンズアレイ手段の各
    正レンズ素子の焦点距離と比較して等しいかまたは短
    く、前記第2のレンズアレイ手段の各正レンズ素子は前
    記第1のレンズアレイ手段の複数の正レンズ素子の焦点
    上にある仮想物体の実像をそれぞれ前記ライトバルブの
    対応する画素上に形成するようにし、第1のレンズアレ
    イ手段の各正レンズ素子の光軸は第2のレンズアレイ手
    段の隣接する4つの正レンズ素子の中心で構成される三
    角形の外心を通る請求項1記載のライトバルブ装置。
  2. 【請求項2】第2のレンズアレイ手段はライトバルブの
    入射側に配置された第1の透明基板の出射側面またはそ
    の表面近傍に形成され、第1のレンズアレイ手段は前記
    第1の透明基板の入射側に配置された第2の透明基板の
    出射側面またはその表面近傍に形成されている請求項1
    記載のライトバルブ装置。
  3. 【請求項3】第1のレンズアレイ手段はライトバルブの
    入射側に配置された透明基板の入射側または出射側のい
    ずれかの表面またはその表面近傍に形成され、第2のレ
    ンズアレイ手段は前記ライトバルブの入射側面またはそ
    の表面近傍に形成されている請求項1記載のライトバル
    ブ装置。
  4. 【請求項4】第1のレンズアレイ手段はライトバルブの
    入射側に配置された透明基板の入射側面またはその表面
    近傍に形成され、第2のレンズアレイ手段は前記透明基
    板の出射側面またはその表面近傍に形成されている請求
    項1記載のライトバルブ装置。
  5. 【請求項5】第1のレンズアレイ手段の各正レンズ素子
    の焦点距離をf1 、第2レンズアレイ手段の各正レンズ
    素子の焦点距離をf2 、正の整数をmとして、次の条件
    を満足する請求項1記載のライトバルブ装置。 【数1】
  6. 【請求項6】光源と、前記光源の出射光が入射し映像信
    号に応じて光学像が形成されるライトバルブ装置と、そ
    の光学像をスクリーン上に投写する投写レンズとを備
    え、前記ライトバルブ装置として請求項1から請求項5
    のいずれかに記載のライトバルブ装置を用いた投写型表
    示装置。
  7. 【請求項7】光源と、前記光源の出射光が入射し映像信
    号に応じて光学像を形成するライトバルブと、その光学
    像を拡大する拡大レンズとを備え、前記ライトバルブ装
    置として請求項1から請求項5のいずれかに記載のライ
    トバルブ装置を用いたビューファインダ装置。
  8. 【請求項8】光源は発光手段と、前記発光手段の出射光
    を指向性の狭い光に変換する集光レンズとを備えたもの
    である請求項7記載のビューファインダ装置。
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US08/425,468 US5583669A (en) 1992-07-15 1995-04-20 Light valve apparatus, and projection display system and view-finder system employing said light valve apparatus

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5990992A (en) * 1997-03-18 1999-11-23 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Image display device with plural planar microlens arrays
JP2012226303A (ja) * 2011-12-21 2012-11-15 Pioneer Electronic Corp 光源ユニット及びヘッドアップディスプレイ
JP2012226301A (ja) * 2011-12-21 2012-11-15 Pioneer Electronic Corp 光源ユニット及びヘッドアップディスプレイ
JP2012226300A (ja) * 2011-12-21 2012-11-15 Pioneer Electronic Corp 画像表示装置

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