JPH06117083A - 縦目地構造 - Google Patents

縦目地構造

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JPH06117083A
JPH06117083A JP28927092A JP28927092A JPH06117083A JP H06117083 A JPH06117083 A JP H06117083A JP 28927092 A JP28927092 A JP 28927092A JP 28927092 A JP28927092 A JP 28927092A JP H06117083 A JPH06117083 A JP H06117083A
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JP
Japan
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piece
wall material
decorative
vertical
dry wall
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Application number
JP28927092A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
Masahiko Abe
雅彦 阿部
Seiichi Tomita
聖一 富田
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築、構築物に用いる乾式壁材の長手方向に
おける突き合わせ、すなわち縦目地部を綺麗に、かつ、
防水性を確実にして形成することができるようにした縦
目地構造を提供することである。 【構成】 断面略ハット状で長尺状の敷目板Bを縦に釘
打設片1の裏面を壁下地に当接して固定具βにより複数
列固定し、敷目板Bの垂直片3の左右に下端の土台から
上端の軒まで乾式壁材Dを固定具βにより複数段配設固
定すると共に、水平面状の固定片5と壁材Dの断面形状
に合致した形状のカバー化粧面8を有する化粧キャップ
Cの下端の係止片12を乾式壁材Dの雌実部17の係合
溝18に挿入し、固定片4の上端となる挿入片10を上
段の乾式壁材Dの係合溝18に挿入すると共に敷目板B
の水平片4に固定具βにより固定し、下端から上端まで
化粧キャップCを壁材D間に施工した縦目地構造であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物に用いる乾
式壁材(以下、単に壁材という)の長手方向における突
き合わせ、すなわち縦目地の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に金属板を表面材とし、合成樹脂発
泡体を芯材とし、シート状物を裏面材としてサンドイッ
チ構造に形成した壁材、あるいは窯業系の壁材を用いて
横張り状に壁体を形成した際には、壁材の長手方向の突
き合わせによる継目、所謂縦目地が形成され、この目地
をカバーする方法として特開昭64−80661号公
報、実開昭64−14833号公報、実開昭64−
41542号公報、実開平1−154726号公報、
実開昭63−140429号公報、実開平1−10
2325号公報、等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
〜は防水性に問題があり、また、これらの化粧キャッ
プはすべて長尺状であり、壁材の横目地のラインを分断
してしまうために、意匠性に欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、断面略ハット状で長尺状の敷目板を縦
に釘打設片の裏面を壁下地に当接して固定具により複数
列固定し、敷目板の垂直片の左右に下端の土台から上端
の軒まで乾式壁材を固定具により複数段配設固定すると
共に、化粧キャップの係止片を乾式壁材の雌実部の係合
溝に挿入し、上端の挿入片を上段の乾式壁材の係合溝に
挿入すると共に敷目板の水平片に固定具により固定し、
下端から上端まで化粧キャップを施工した縦目地構造を
提供するものである。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る代表的な縦
目地構造について詳細に説明する。図1、図2は上記縦
目地構造を示す横断面図と斜視図であり、Aは縦目地用
ジョイナ(以下、単にジョイナという)、B、Cはジョ
イナAを構成するための敷目板と化粧キャップ、Dは壁
材、Eは防水シート、αは躯体、βは固定具、γは縦目
地部である。
【0006】ジョイナAは図1、図2に示すように、長
尺状の金属板(鋼板、アルミニウム板、塩ビ鋼板、ステ
ンレス板、銅板、チタン板、サンドイッチ鋼板、クラッ
ド鋼板等、あるいはこれらのカラー金属板)、あるいは
合成樹脂材(プラスチック材)をロール成形、プレス成
形、押出成形、射出成形等によって形成した敷目板B、
化粧キャップCの2部材よりなるものである。
【0007】敷目板Bは図3に示すように、水平面状の
釘打設片1と、釘打設片1上に形成した防水突起2と、
釘打設片1の略中央を上方に凸状に突出して形成した垂
直片3と水平片4とからなるものである。
【0008】敷目板Bの素材としては金属板、あるいは
合成樹脂材の押出品(プラスチック材)であり、例えば
ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニール樹脂、ス
チロール樹脂、メタクリル樹脂、ポリウレタン、フェノ
ール樹脂、ユリア樹脂(尿素樹脂)、メラミン樹脂、フ
ッ素樹脂、ケイ素樹脂、繊維強化プラスチック、等の一
種、あるいは釘打設片1部分だけを金属製としたもので
ある。なお、塩化ビニールの押出品が生産性、値段、性
能の面において良好である。
【0009】釘打設片1は敷目板Bを躯体α上に釘等の
固定具βを介して固定する部分である。
【0010】垂直片3は壁材Dを施工する際の当接面と
して機能するものであり、図10に示すような壁材Dの
差込縁15の高さと略同一の高さである。
【0011】水平片4後記する化粧キャップCの固定片
5を固定する下地面となるものである。
【0012】化粧キャップCは、図4、図5(図4の右
側面図)、図6(a)(図4の正面図)、図6(b)
(図4の背面図)、図7(図4のイ−イ線断面図)、図
8(図4のロ−ロ線断面図)、図9(図4のハ−ハ線断
面図)に示すように、例えば長さが壁材Dの化粧面13
の幅に対応した長さで、幅が縦目地部γの幅よりも小さ
い固定片5と、固定片5の両端縁を上方に壁材Dの木口
断面形状に合致した形状で突出した端面壁6と、固定片
5と端面壁6とから形成される目地7と、端面壁6の先
端を外方に突出したカバー化粧面8と、カバー化粧面8
の上端をさらに上方に突出し、段差9を有する挿入片1
0と、カバー化粧面8の下端を内方に屈曲した目地カバ
ー面11と、目地カバー面11の下端を上方に突出した
係止片12とから形成したものである。
【0013】固定片5は敷目板Bの水平片4上に当接さ
れると共に、縦目地部γの目地底面となるものであり、
コーキング材等の目地材の植設溝としても機能するもの
である。
【0014】端面壁6は壁材Dの木口端部を被覆し、外
部に壁材Dの木口端部が露出するのを防止すると共に、
壁材Dの木口断面と同一形状にすることにより、カバー
化粧面8が壁材Dの化粧面13と密着し縦目地部γの防
水性を大幅に向上すると共に、縦目地部γにより壁材D
の横のラインを分断せず美観性を向上するのに有用なも
のである。
【0015】カバー化粧面8は、縦目地部γを被覆する
と共に、外部に壁材Dの木口端部が露出するのを防止す
ると共に、壁材Dの木口断面形状と同一形状とすること
により、カバー化粧面8が壁材Dの化粧面13と密着し
縦目地部γの防水性、美観性を大幅に向上するのに有用
なものである。
【0016】段差9は化粧キャップCを縦目地部γに形
成した際に、固定片5の下端部5aが外部に露出するの
を防止するためのものである。
【0017】挿入片10は後記する壁材Dの係合溝18
に挿入され、固定片5とカバー化粧面8上を流れてきた
雨水等が、固定片5と目地カバー面11と下段の化粧キ
ャップCのカバー化粧面8間から内部に浸入するのを防
止すると共に、化粧キャップCの上端を固定するための
ものである。
【0018】目地カバー面11は、図10に示すような
壁材Dの段差17aに対応した高さのものであり、縦目
地部γにおける横目地部分を分段することなくカバーす
るためのものである。
【0019】係止片12は縦目地部γの左右に位置する
壁材Dの係合溝18に挿入され、化粧キャップCの下端
を壁材Dの下端に固定することにより、化粧キャップC
の下端を躯体αにガタつき、および隙間なく固定するた
めのものである。
【0020】壁材Dは図10に示すように、金属製の表
面材D1 、シート状の裏面材D2 間に芯材D3 を一体に
サンドイッチした複合板、あるいは窯業系の壁材等であ
り、金属製の表面材D1 は水平面状の化粧面13と、化
粧面13の一端を外方に突出した差込縁15と差込縁1
5の下縁を外方に突出した取付面16とからなる雄実部
14と、化粧面13の他端を内方に断面略コ字状に屈曲
した係合溝18とからなる雌実部17とからなるもので
ある。
【0021】差込縁15と係合溝18は、差込縁15に
係合溝18が挿入されることにより、壁材D同士が連結
されるものであり、取付面16は固定具βにより躯体α
に固定することにより、壁材Dを躯体αに固定するため
のものである。
【0022】ここで各部の寸法関係について簡単に説明
すると、図1において縦目地部γの幅をW1 、図3にお
いて垂直片3間の幅をW2 、垂直片3の高さをh1 、図
5において目地カバー面11の高さをh2 、長さを
1 、図6(a)においてカバー化粧面8の幅をW2
図7において端面壁6の幅をW3 、図10において壁材
Dの段差17aの高さをh3 、壁材Dの最小厚さを
4 、壁材Dの幅をl2 とすると、W1 >W3 、W2
1 、W2 >W3 、h1 ≦h4 、h2 >h3 、l1 ≒l
2 の関係である。
【0023】次に、図1〜図11(縦目地部γの断面
図)、図12(壁材Dの施工状態を示す断面図)を用い
て本発明に係る縦目地構造の施工方法について簡単に説
明する。まず間柱、主柱、胴縁よりなる躯体α上に防水
シートEを敷設した壁下地上のジョイナAを用いる部分
に、敷目板Bの釘打設片1を固定具βで打設し、敷目板
Bを縦に複数列固定する。次に敷目板B同士の垂直片3
間の幅に対応した長さの壁材Dを、下段の壁材Dの雄実
部14に上段の壁材Dの雌実部17を挿入し、さらに、
壁材Dの取付面16を釘等の固定具βにより打設し、壁
材Dを土台から軒まで施工する。
【0024】次に、縦目地部γの左右に存在する壁材D
の係合溝18にパッキング材Fをカバー化粧面8の裏面
に連続状で形成した化粧キャップCの係止片12を挿入
し、上段の壁材Dの係合溝18に化粧キャップCの挿入
片10を挿入し、さらに、挿入片10をブラインドリベ
ット等よりなる固定具βにより水平片4に固定すること
により躯体αへ化粧キャップCを固定し、化粧キャップ
Cを下段から上段へと順々に施工するものである。
【0025】以上説明したのは本発明に係る縦目地構造
の一実施例にすぎず、図13(a)〜(c)に示すよう
な敷目板Bを用いて形成したり、図14(a)〜
(f)、図15、図16に示すような化粧キャップCを
用いて形成することができるものであり、特に、図13
(c)は釘打設片1に軟質の合成樹脂材(プラスチッ
ク)よりなる防水片1aを形成した敷目板B、図14
(a)〜(f)は化粧キャップCのカバー化粧面8を各
々変形したものであり、壁材Dの化粧面13に対応した
ものであれば、どんな形状でも良いものである。
【0026】さらに、図15は段差9を大きく形成し、
図13(a)、(b)に示すような敷目板Bに対応する
ようにし、目地7より万一浸入した雨水等を、段差9に
形成した流水孔19により下方に流化させるようにした
化粧キャップCである。
【0027】また、図16は目地7にボンドブレーカ
G、コーキング材Hを形成し、さらに防水性を向上した
縦目地構造である。
【0028】
【発明の効果】上述したように本発明に係る縦目地構造
によれば、化粧キャップのカバー化粧面を乾式壁材の
断面形状と同一としたために、乾式壁材の横目地を化粧
キャップにより分断することがなく、意匠性が大幅に向
上した縦目地構造となる。化粧キャップの下端および
上端は乾式壁材の係合溝に挿入固定されるため、化粧キ
ャップの固定が確実であり、かつ、ガタつきがない。
化粧キャップを固定する固定具が上段の化粧キャップの
固定片の下端により被覆されるため、外部に露出するこ
とがない。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦目地構造の一実施例を示す横断
面図である。
【図2】本発明に係る縦目地構造の一実施例を示す斜視
図である。
【図3】本発明に係る縦目地構造の縦目地用ジョイナの
構成部材である敷目板の一例を示す一部切り欠き斜視図
である。
【図4】本発明に係る縦目地構造の縦目地用ジョイナの
構成部材である化粧キャップの一例を示す説明図であ
る。
【図5】図3の側面図である。
【図6】図3の正面図と背面図である。
【図7】図3のイ−イ線断面図である。
【図8】図3のロ−ロ線断面図である。
【図9】図3のハ−ハ線断面図である。
【図10】乾式壁材の一例を示す斜視図である。
【図11】化粧キャップの装着状態を示す縦断面図であ
る。
【図12】乾式壁材の装着状態を示す縦断面図である。
【図13】敷目板のその他の例を示す断面図である。
【図14】化粧キャップのその他の例を示す説明図であ
る。
【図15】化粧キャップのその他の例を示す説明図であ
る。
【図16】本発明に係る縦目地構造のその他の例を示す
説明図である。
【符号の説明】
A 縦目地用ジョイナ B 敷目板 C 化粧キャップ D 乾式壁材 E 防水シート F パッキング材 G ボンドブレーカ H コーキング材 α 躯体 β 固定具 γ 縦目地部 1 釘打設片 4 水平片 8 カバー化粧面 10 挿入片 11 目地カバー面 12 係止片 13 化粧面 15 差込縁 18 係合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横張り用で、金属製の表面材とシート状
    の裏面材間に芯材を一体に形成し左右端に凸状の差込縁
    を有する雄実部、凹状の係合溝を有する雌実部を形成し
    た雄雌嵌合構造を設けた長尺状で落とし込み式の乾式壁
    材を、長手方向に突き合わせて形成する縦目地の構造に
    おいて、水平面状の釘打設片と、該釘打設片の中央部を
    上方に2本突出して垂直片を形成し、該垂直片間により
    形成される水平片とから断面略ハット状に形成した敷目
    板と、水平面状の固定片と、該固定片の両端を上方に前
    記乾式壁材の木口断面形状と略合致した端面壁と、該端
    面壁の先端を外方に突出した前記乾式壁材の化粧面端部
    を被覆するカバー化粧面を有し、該カバー化粧面の上端
    にはさらに上方に突出して挿入片を形成し、下端には内
    方に屈曲した目地カバー面と、該目地カバー面の下端を
    上方に突出して係止片を形成した化粧キャップとからな
    り、前記敷目板を縦に釘打設片の裏面を壁下地に当接し
    て複数列固定具により固定し、該敷目板の垂直片の左右
    に下端の土台から上端の軒まで乾式壁材を固定具により
    複数段配設固定すると共に、化粧キャップの係止片を乾
    式壁材の雌実部の係合溝に挿入し、上端の挿入片を上段
    の乾式壁材の係合溝に挿入すると共に敷目板の水平片に
    固定具により固定し、下端から上端まで化粧キャップを
    施工したことを特徴とする縦目地構造。
JP28927092A 1992-10-02 1992-10-02 縦目地構造 Pending JPH06117083A (ja)

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