JPH06114678A - Nc装置の工具軌跡表示装置 - Google Patents
Nc装置の工具軌跡表示装置Info
- Publication number
- JPH06114678A JPH06114678A JP26170392A JP26170392A JPH06114678A JP H06114678 A JPH06114678 A JP H06114678A JP 26170392 A JP26170392 A JP 26170392A JP 26170392 A JP26170392 A JP 26170392A JP H06114678 A JPH06114678 A JP H06114678A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- tool
- code
- display device
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工具の軌跡チェックと合わせてNCデータの
表示できるようにして確実にNCデータのデバックを行
えるようにしたNC装置の工具軌跡表示装置を提供する
こと。 【構成】 外部記憶装置40からNCデータが順次読出
されCPUにて実行されるとき、この実行されるNCデ
ータからFコード記憶領域33とSコード記憶領域34
とMコード記憶領域35とマクロコード領域37にそれ
ぞれの特定コードが記憶されるとともに、NCデータに
基づいて工具の動作軌跡を演算してCRT表示装置70
に記憶された各コードとともに表示するようにしてNC
データのでバックを確実に行うことが可能となる。
表示できるようにして確実にNCデータのデバックを行
えるようにしたNC装置の工具軌跡表示装置を提供する
こと。 【構成】 外部記憶装置40からNCデータが順次読出
されCPUにて実行されるとき、この実行されるNCデ
ータからFコード記憶領域33とSコード記憶領域34
とMコード記憶領域35とマクロコード領域37にそれ
ぞれの特定コードが記憶されるとともに、NCデータに
基づいて工具の動作軌跡を演算してCRT表示装置70
に記憶された各コードとともに表示するようにしてNC
データのでバックを確実に行うことが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NCデータによる工具
の軌跡を画面上に表示させることができるNC装置の工
具軌跡表示装置に関する。
の軌跡を画面上に表示させることができるNC装置の工
具軌跡表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、工作物と工具との干渉状態などを加
工前に画面上に表示させシミュレーションすることがで
きるNC装置の工具軌跡表示装置が知られている。上記
工具軌跡表示装置では、先ず、NCデータの読み込まれ
た1ブロック毎の内容が解析され、この解析された内容
に基づいて工具の位置が補間される。そしてこの補間さ
れた工具の位置に応じて工作物に対する工具の画像デー
タが作成され、CRT表示装置の画面上に表示される。
これにより、CRT表示装置の画面上における工作物に
対する工具の移動を確認することができる。
工前に画面上に表示させシミュレーションすることがで
きるNC装置の工具軌跡表示装置が知られている。上記
工具軌跡表示装置では、先ず、NCデータの読み込まれ
た1ブロック毎の内容が解析され、この解析された内容
に基づいて工具の位置が補間される。そしてこの補間さ
れた工具の位置に応じて工作物に対する工具の画像デー
タが作成され、CRT表示装置の画面上に表示される。
これにより、CRT表示装置の画面上における工作物に
対する工具の移動を確認することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】NCデータには工具の
移動位置のデータの他に工具の移動速度を指令するFコ
ード、工具の回転数を指令するSコードおよび工具の送
りの種類を示すGコード等の特殊コードを記載して工作
機械の制御を行っている。ところが上述のような工具軌
跡表示装置では、工作物に対する工具の位置しか表示さ
れない。また、工作物に対する工具の位置とともにNC
データを表示するものもあるが、Sコードおよび工具の
送りの種類を示すGコード等の特殊命令コードは、その
特殊命令コードが記載された1ブロックのみで有効であ
るわけではなく、同じ特殊命令コードにて指令を与える
場合には、その記載を省略されることが多い、このた
め、どの特殊命令コードが現在有効であるかを知るため
には、表示されているNCデータを作業者がみてどのコ
ードが有効であるかを判定する必要がある。
移動位置のデータの他に工具の移動速度を指令するFコ
ード、工具の回転数を指令するSコードおよび工具の送
りの種類を示すGコード等の特殊コードを記載して工作
機械の制御を行っている。ところが上述のような工具軌
跡表示装置では、工作物に対する工具の位置しか表示さ
れない。また、工作物に対する工具の位置とともにNC
データを表示するものもあるが、Sコードおよび工具の
送りの種類を示すGコード等の特殊命令コードは、その
特殊命令コードが記載された1ブロックのみで有効であ
るわけではなく、同じ特殊命令コードにて指令を与える
場合には、その記載を省略されることが多い、このた
め、どの特殊命令コードが現在有効であるかを知るため
には、表示されているNCデータを作業者がみてどのコ
ードが有効であるかを判定する必要がある。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、現在、実
行されているNCデータの中で有効とされている特殊命
令コードを確認できる工具軌跡表示装置を提供すること
である。
されたものであり、その目的とするところは、現在、実
行されているNCデータの中で有効とされている特殊命
令コードを確認できる工具軌跡表示装置を提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、NCデータに記載された特定指令の内
容を記憶する複数の記憶領域と、NCデータを順次読み
込むデータ読込手段と、このデータ読込手段にて読み込
まれたNCデータの特定指令を検出するデータ検出手段
と、このデータ検出手段にて検出された特定指令を前記
記憶領域に記憶させる特定命令記憶手段と、前記データ
読込手段にて読み込まれたNCデータに基づく移動の始
点と終点との間を補間して前記工具の位置を算出する位
置演算手段と、前記位置演算手段にて算出された前記工
具の画像データを作成する画像作成手段と、前記画像作
成手段にて作成された前記工作物に対する前記工具の画
像データと前記複数の記憶領域に記憶された特定指令を
表示する画像表示手段とを備えたことを特徴とする。
の発明の構成は、NCデータに記載された特定指令の内
容を記憶する複数の記憶領域と、NCデータを順次読み
込むデータ読込手段と、このデータ読込手段にて読み込
まれたNCデータの特定指令を検出するデータ検出手段
と、このデータ検出手段にて検出された特定指令を前記
記憶領域に記憶させる特定命令記憶手段と、前記データ
読込手段にて読み込まれたNCデータに基づく移動の始
点と終点との間を補間して前記工具の位置を算出する位
置演算手段と、前記位置演算手段にて算出された前記工
具の画像データを作成する画像作成手段と、前記画像作
成手段にて作成された前記工作物に対する前記工具の画
像データと前記複数の記憶領域に記憶された特定指令を
表示する画像表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】データ読込手段にてNCデータが順次読み込ま
れると、データ検出手段が特定命令を検出して特定命令
記憶手段にて複数の記憶領域に記憶する。そして、位置
演算手段によりNCデータの読み込まれた1ブロックに
基づく移動の始点と終点との間が補間され上記工具の位
置が算出される。次に、画像作成手段により上記位置演
算手段にて算出された上記工具の位置に基づいて上記工
作物に対する上記工具の画像データが作成される。そし
て、画像表示手段により上記画像作成手段にて作成され
た上記工作物に対する上記工具の画像データと記憶手段
に記憶された特定指令が表示される。
れると、データ検出手段が特定命令を検出して特定命令
記憶手段にて複数の記憶領域に記憶する。そして、位置
演算手段によりNCデータの読み込まれた1ブロックに
基づく移動の始点と終点との間が補間され上記工具の位
置が算出される。次に、画像作成手段により上記位置演
算手段にて算出された上記工具の位置に基づいて上記工
作物に対する上記工具の画像データが作成される。そし
て、画像表示手段により上記画像作成手段にて作成され
た上記工作物に対する上記工具の画像データと記憶手段
に記憶された特定指令が表示される。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係るNC装置の工具軌跡表示装
置の構成を示したブロックダイヤグラムである。CPU
10には制御プログラムを記憶したROM20と各種デ
ータを記憶するRAM30とが接続されている。上記C
PU10にはNCデータを記憶する外部記憶装置40が
接続されている。又、CPU10には作成された後述の
合成画像データを記憶するビットマップメモリ50が接
続されている。そして、画像表示手段を達成するCRT
コントローラ60により上記ビットマップメモリ50に
記憶された合成画像データが読み込まれCRT表示装置
70に工作物Wに対する工具Tの軌跡が表示される。
明する。図1は本発明に係るNC装置の工具軌跡表示装
置の構成を示したブロックダイヤグラムである。CPU
10には制御プログラムを記憶したROM20と各種デ
ータを記憶するRAM30とが接続されている。上記C
PU10にはNCデータを記憶する外部記憶装置40が
接続されている。又、CPU10には作成された後述の
合成画像データを記憶するビットマップメモリ50が接
続されている。そして、画像表示手段を達成するCRT
コントローラ60により上記ビットマップメモリ50に
記憶された合成画像データが読み込まれCRT表示装置
70に工作物Wに対する工具Tの軌跡が表示される。
【0008】上記ROM20内には工具軌跡の表示を制
御するプログラムおよび図3に示す画面レイアウトを記
憶する表示制御プログラム領域21が形成されている。
又、上記RAM30内には工作物Wの形状を記憶する工
作物形状データ領域31、工具Tの形状を記憶する工具
形状データ領域32、後述する画面上における工具の現
在位置の座標を示す基準点座標(X,Y,Z)を記憶する現
在位置データ記憶領域38および工具Tの送り速度を指
令するFコードを記憶するFコード記憶領域33と工具
Tの回転速度を指令するSコードを記憶するSコード記
憶領域34と工具交換等の補助機能の動作を指令するM
コードを記憶するMコード記憶領域35と円弧補間等の
特殊機能を指令するためのGコードを記憶するGコード
記憶領域36と使用者が固有に作成した命令を記憶する
マクロコード領域37が形成されている。
御するプログラムおよび図3に示す画面レイアウトを記
憶する表示制御プログラム領域21が形成されている。
又、上記RAM30内には工作物Wの形状を記憶する工
作物形状データ領域31、工具Tの形状を記憶する工具
形状データ領域32、後述する画面上における工具の現
在位置の座標を示す基準点座標(X,Y,Z)を記憶する現
在位置データ記憶領域38および工具Tの送り速度を指
令するFコードを記憶するFコード記憶領域33と工具
Tの回転速度を指令するSコードを記憶するSコード記
憶領域34と工具交換等の補助機能の動作を指令するM
コードを記憶するMコード記憶領域35と円弧補間等の
特殊機能を指令するためのGコードを記憶するGコード
記憶領域36と使用者が固有に作成した命令を記憶する
マクロコード領域37が形成されている。
【0009】次に、本実施例装置で使用されているCP
U10の処理手順を示した図2のフローチャートに基づ
き、図3のNCプログラムの一例を示した説明図を参照
して説明する。先ず、ステップ100で外部記憶装置4
0に記憶されているNCデータから1ブロックを読出し
てくる。そして、ステップ102にてこの読出されたN
Cデータ中にGコードがあるかが判定される。ここで、
Gコードがない場合にはステップ106に進み、Gコー
ドがある場合にはステップ104に進んで、Gコード記
憶領域36にGコードの内容を記憶した後、ステップ1
06に進む。
U10の処理手順を示した図2のフローチャートに基づ
き、図3のNCプログラムの一例を示した説明図を参照
して説明する。先ず、ステップ100で外部記憶装置4
0に記憶されているNCデータから1ブロックを読出し
てくる。そして、ステップ102にてこの読出されたN
Cデータ中にGコードがあるかが判定される。ここで、
Gコードがない場合にはステップ106に進み、Gコー
ドがある場合にはステップ104に進んで、Gコード記
憶領域36にGコードの内容を記憶した後、ステップ1
06に進む。
【0010】次にステップ106ではMコードがあるか
が判定され、Mコードがない場合にはステップ110に
進み、Mコードがある場合にはステップ108に進ん
で、Mコード記憶領域35にMコードの内容を記憶した
後、ステップ110に進む。同様にステップ110では
Sコードがあるかが判定され、Sコードがない場合には
ステップ114に進み、Sコードがある場合にはステッ
プ112進んで、Sコード記憶領域34にSコードの内
容を記憶した後、ステップ114に進む。
が判定され、Mコードがない場合にはステップ110に
進み、Mコードがある場合にはステップ108に進ん
で、Mコード記憶領域35にMコードの内容を記憶した
後、ステップ110に進む。同様にステップ110では
Sコードがあるかが判定され、Sコードがない場合には
ステップ114に進み、Sコードがある場合にはステッ
プ112進んで、Sコード記憶領域34にSコードの内
容を記憶した後、ステップ114に進む。
【0011】そしてステップ114ではFコードがある
かが判定され、Fコードがない場合にはステップ118
に進み、Fコードがある場合にはステップ116進ん
で、Fコード記憶領域33にFコードの内容を記憶した
後、ステップ118に進む。そして最後にステップ11
8に進んで、マクロコードがあるかが判定され、マクロ
コードがない場合にはステップ122に進み、マクロコ
ードがある場合にはステップ120進んで、マクロコー
ド記憶領域37にマクロコードの内容を記憶した後、ス
テップ122のシュミレーション処理に進む。
かが判定され、Fコードがない場合にはステップ118
に進み、Fコードがある場合にはステップ116進ん
で、Fコード記憶領域33にFコードの内容を記憶した
後、ステップ118に進む。そして最後にステップ11
8に進んで、マクロコードがあるかが判定され、マクロ
コードがない場合にはステップ122に進み、マクロコ
ードがある場合にはステップ120進んで、マクロコー
ド記憶領域37にマクロコードの内容を記憶した後、ス
テップ122のシュミレーション処理に進む。
【0012】このシュミレーション処理は図4に示す通
りで、ステップ200でRAM30の工作物形状データ
領域31に予め記憶された工作物Wの形状データを読み
込む。次にステップ202では、ステップ100で読み
込まれたNCデータが解析される。この処理としては、
NCデータの1ブロックに記載された内容から工具軌跡
の始点位置(X0,Y0,Z0 ) 及び終点位置(Xe,Y
e,Ze ) が算出される。
りで、ステップ200でRAM30の工作物形状データ
領域31に予め記憶された工作物Wの形状データを読み
込む。次にステップ202では、ステップ100で読み
込まれたNCデータが解析される。この処理としては、
NCデータの1ブロックに記載された内容から工具軌跡
の始点位置(X0,Y0,Z0 ) 及び終点位置(Xe,Y
e,Ze ) が算出される。
【0013】次にステップ204に移行して、補間点 N
o.I=1とされる。次にステップ206に移行して、次
式により工具Tの基準点座標(X,Y,Z)が出される。 (X,Y,Z)=(X0,Y0,Z0 )+(Vx,Vy,VZ )・(I−
1) ここで、Vx,Vy,VZ は、X,Y,Zそれぞれの方向への
ステップ移動量で、ステップ202で解析されたNCデ
ータのFコードで指令された送り速度によって決定され
る。
o.I=1とされる。次にステップ206に移行して、次
式により工具Tの基準点座標(X,Y,Z)が出される。 (X,Y,Z)=(X0,Y0,Z0 )+(Vx,Vy,VZ )・(I−
1) ここで、Vx,Vy,VZ は、X,Y,Zそれぞれの方向への
ステップ移動量で、ステップ202で解析されたNCデ
ータのFコードで指令された送り速度によって決定され
る。
【0014】次にステップ208に移行して、ステップ
206で算出された工具Tの基準点座標(X,Y,Z) が
上述のステップ202で算出された終点位置(Xe,Ye,
Ze)に到たか否かが判定される。ステップ208で工具
Tの基準点座標(X,Y,Z)が終点位置(Xe,Ye,Ze) に
到達したときは、ステップ210に移行し、工具Tの基
準点座標(X,Y,Z) を(Xe,Ye,Ze) とする。そし
て、未だ、工具Tの基準点座標(X,Y,Z)が終点位置
(Xe,Ye,Ze) に到達していないときは、工具Tの基準
点座標(X,Y,Z) はステップ206で算出された基準
点座標(X,Y,Z) として、ステップ212に移行す
る。
206で算出された工具Tの基準点座標(X,Y,Z) が
上述のステップ202で算出された終点位置(Xe,Ye,
Ze)に到たか否かが判定される。ステップ208で工具
Tの基準点座標(X,Y,Z)が終点位置(Xe,Ye,Ze) に
到達したときは、ステップ210に移行し、工具Tの基
準点座標(X,Y,Z) を(Xe,Ye,Ze) とする。そし
て、未だ、工具Tの基準点座標(X,Y,Z)が終点位置
(Xe,Ye,Ze) に到達していないときは、工具Tの基準
点座標(X,Y,Z) はステップ206で算出された基準
点座標(X,Y,Z) として、ステップ212に移行す
る。
【0015】ステップ212では、RAM30の工具形
状データ領域32に予め記憶された工具Tの形状データ
を読み込み、その基準点座標を(X,Y,Z) と移動した
画像データとステップ100で読み込まれた工作物形状
データの画像データとを合成するとともに、ROM20
に記憶されている画面レイアウトに基準点座標(X,Y ,
Z) のデータとFコード記憶領域33とSコード記憶領
域34とMコード記憶領域35とマクロコード領域37
に記憶された内容とをそれぞれ合成して合成画像データ
を作成する。そして、ステップ214に移行し、ステッ
プ212で作成された合成画像データをビットマップメ
モリ50に出力する。
状データ領域32に予め記憶された工具Tの形状データ
を読み込み、その基準点座標を(X,Y,Z) と移動した
画像データとステップ100で読み込まれた工作物形状
データの画像データとを合成するとともに、ROM20
に記憶されている画面レイアウトに基準点座標(X,Y ,
Z) のデータとFコード記憶領域33とSコード記憶領
域34とMコード記憶領域35とマクロコード領域37
に記憶された内容とをそれぞれ合成して合成画像データ
を作成する。そして、ステップ214に移行し、ステッ
プ212で作成された合成画像データをビットマップメ
モリ50に出力する。
【0016】次にステップ216で一定時間、例えば、
0.5秒が経過するのを待って、ステップ218に移行す
る。ステップ218では、ステップ100で読み込まれ
た1ブロックの動作が完了したか否かが判定される。ス
テップ218で工具Tの基準点座標(X,Y,Z) が終点
位置(Xe,Ye,Ze) まで至っておらず1ブロックの動作
がしていない場合には、ステップ220で補間点 No.I
が更新されてステップ206に戻り、上述と同様の処理
が繰り返される。そして、ステップ218で1ブロック
の動作が完了と判定されると、図2のステップ124に
戻り、データエンドであるか判定され、データエンドで
あれば処理を終了し、データエンドでなければ、ステッ
プ100に戻りNCデータの新たな1ブロックが読み込
まれて上述と同様の処理が実行される。
0.5秒が経過するのを待って、ステップ218に移行す
る。ステップ218では、ステップ100で読み込まれ
た1ブロックの動作が完了したか否かが判定される。ス
テップ218で工具Tの基準点座標(X,Y,Z) が終点
位置(Xe,Ye,Ze) まで至っておらず1ブロックの動作
がしていない場合には、ステップ220で補間点 No.I
が更新されてステップ206に戻り、上述と同様の処理
が繰り返される。そして、ステップ218で1ブロック
の動作が完了と判定されると、図2のステップ124に
戻り、データエンドであるか判定され、データエンドで
あれば処理を終了し、データエンドでなければ、ステッ
プ100に戻りNCデータの新たな1ブロックが読み込
まれて上述と同様の処理が実行される。
【0017】なお、位置演算手段は上述のステップ20
2〜206にて、又、画像作成手段はステップ212に
て達成される。このようにして、工作物Wに対する工具
Tの軌跡と、この動作実行時のNCデータにて指令され
ている特定指令コードの状態を図3のCRT表示装置7
0の画面上の表示状態を示すように同時に確認すること
ができ、工作物Wに対する工具Tの軌跡のチェックとと
もにNCデータをデバックすることができ、NCデータ
のチェックを短い時間で確実に行うことができる。
2〜206にて、又、画像作成手段はステップ212に
て達成される。このようにして、工作物Wに対する工具
Tの軌跡と、この動作実行時のNCデータにて指令され
ている特定指令コードの状態を図3のCRT表示装置7
0の画面上の表示状態を示すように同時に確認すること
ができ、工作物Wに対する工具Tの軌跡のチェックとと
もにNCデータをデバックすることができ、NCデータ
のチェックを短い時間で確実に行うことができる。
【0018】また、上記実施例ではNCデータを外部記
憶装置40から1ブロックづつ読み込んで工具Tの軌跡
表示と特定指令コードの状態のみを表示するようにして
いたが、外部記憶装置40からNCデータの全ブロック
をRAM30に予め読み込んでおいて、この読み込んだ
全ブロックを工作物Wに対する工具Tの軌跡とこの動作
実行時のNCデータにて指令されている特定指令コード
の状態とともにCRT表示装置70の画面上に表示し
て、図5に示すように現在実行されているNCブロック
を矢印にて指示するようにすれば、さらに視認性が良く
なり、NCデータをデバックが行いやすくなる。なお、
このNCデータは図3の画面と同時でも切り換えてCR
T表示装置70に表示してもよい。
憶装置40から1ブロックづつ読み込んで工具Tの軌跡
表示と特定指令コードの状態のみを表示するようにして
いたが、外部記憶装置40からNCデータの全ブロック
をRAM30に予め読み込んでおいて、この読み込んだ
全ブロックを工作物Wに対する工具Tの軌跡とこの動作
実行時のNCデータにて指令されている特定指令コード
の状態とともにCRT表示装置70の画面上に表示し
て、図5に示すように現在実行されているNCブロック
を矢印にて指示するようにすれば、さらに視認性が良く
なり、NCデータをデバックが行いやすくなる。なお、
このNCデータは図3の画面と同時でも切り換えてCR
T表示装置70に表示してもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明のNC装置の工具軌跡表示装置に
おいては、NCデータに記載された特定指令の内容を記
憶する複数の記憶領域と、NCデータを順次読み込むデ
ータ読込手段と、このデータ読込手段にて読み込まれた
NCデータの特定指令を検出するデータ検出手段と、こ
のデータ検出手段にて検出された特定指令を前記記憶領
域に記憶させる特定命令記憶手段と、前記データ読込手
段にて読み込まれたNCデータに基づく移動の始点と終
点との間を補間して前記工具の位置を算出する位置演算
手段と、前記位置演算手段にて算出された前記工具の画
像データを作成する画像作成手段と、前記画像作成手段
にて作成された前記工作物に対する前記工具の画像デー
タと前記複数の記憶領域に記憶された特定指令を表示す
る画像表示手段とを備えており、工作物Wに対する工具
Tの軌跡のチェックとともにNCデータをデバックする
ことができ、工具の工具軌跡のチェックとともにNCデ
ータのデバックを確実に行うことが可能となる利点があ
る。
おいては、NCデータに記載された特定指令の内容を記
憶する複数の記憶領域と、NCデータを順次読み込むデ
ータ読込手段と、このデータ読込手段にて読み込まれた
NCデータの特定指令を検出するデータ検出手段と、こ
のデータ検出手段にて検出された特定指令を前記記憶領
域に記憶させる特定命令記憶手段と、前記データ読込手
段にて読み込まれたNCデータに基づく移動の始点と終
点との間を補間して前記工具の位置を算出する位置演算
手段と、前記位置演算手段にて算出された前記工具の画
像データを作成する画像作成手段と、前記画像作成手段
にて作成された前記工作物に対する前記工具の画像デー
タと前記複数の記憶領域に記憶された特定指令を表示す
る画像表示手段とを備えており、工作物Wに対する工具
Tの軌跡のチェックとともにNCデータをデバックする
ことができ、工具の工具軌跡のチェックとともにNCデ
ータのデバックを確実に行うことが可能となる利点があ
る。
【図1】本発明の具体的な一実施例に係るNC装置の工
具軌跡表示装置の構成を示したブロックダイヤグラムで
ある。
具軌跡表示装置の構成を示したブロックダイヤグラムで
ある。
【図2】同実施例装置で使用されているCPUの処理手
順を示したフローチャートである。
順を示したフローチャートである。
【図3】同実施例に係るCRT表示装置の画面上の表示
状態を示した説明図である。
状態を示した説明図である。
【図4】同実施例装置で使用されているCPUの処理手
順を示したフローチャートである。
順を示したフローチャートである。
【図5】同実施例に係るNCデータの表示状態を示した
説明図である。
説明図である。
10−CPU 20−ROM 30−RAM 40−外部記憶装置 50−ビットマップメモリ 60−CRTコントローラ 70−CRT表示装置 W−工作物 T−工具
Claims (1)
- 【請求項1】 NCデータによる工具の軌跡を画面上に
表示させ前記工具と工作物との干渉状態などをシミュレ
ーションすることができるNC装置の工具軌跡表示装置
において、 NCデータに記載された特定指令の内容を記憶する複数
の記憶領域と、NCデータを順次読み込むデータ読込手
段と、このデータ読込手段にて読み込まれたNCデータ
の特定指令を検出するデータ検出手段と、このデータ検
出手段にて検出された特定指令を前記記憶領域に記憶さ
せる特定命令記憶手段と、前記データ読込手段にて読み
込まれたNCデータに基づく移動の始点と終点との間を
補間して前記工具の位置を算出する位置演算手段と、前
記位置演算手段にて算出された前記工具の画像データを
作成する画像作成手段と、前記画像作成手段にて作成さ
れた前記工作物に対する前記工具の画像データと前記複
数の記憶領域に記憶された特定指令を表示する画像表示
手段とを備えたことを特徴とするNC装置の工具軌跡表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170392A JPH06114678A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Nc装置の工具軌跡表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170392A JPH06114678A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Nc装置の工具軌跡表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06114678A true JPH06114678A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17365543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26170392A Pending JPH06114678A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | Nc装置の工具軌跡表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06114678A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030001694A (ko) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | 강명창 | 공구의 절삭속도 일정제어에 의한 기계가공방법 |
JP2013012050A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Jtekt Corp | ブロック実行順表示装置 |
US10410080B2 (en) | 2017-07-03 | 2019-09-10 | Fanuc Corporation | NC-program conversion device |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP26170392A patent/JPH06114678A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030001694A (ko) * | 2001-06-26 | 2003-01-08 | 강명창 | 공구의 절삭속도 일정제어에 의한 기계가공방법 |
JP2013012050A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Jtekt Corp | ブロック実行順表示装置 |
US10410080B2 (en) | 2017-07-03 | 2019-09-10 | Fanuc Corporation | NC-program conversion device |
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