JPH0611332U - 電磁機器 - Google Patents

電磁機器

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JPH0611332U
JPH0611332U JP4851392U JP4851392U JPH0611332U JP H0611332 U JPH0611332 U JP H0611332U JP 4851392 U JP4851392 U JP 4851392U JP 4851392 U JP4851392 U JP 4851392U JP H0611332 U JPH0611332 U JP H0611332U
Authority
JP
Japan
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coil
temperature
flanges
sensor
bobbin
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Application number
JP4851392U
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Inventor
茂夫 通島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、コイル表面に温度センサを簡
単に接触配置させることができるとともに、このセンサ
による温度検知の信頼性を向上できる電磁機器を得るこ
とにある。 【構成】巻胴部16の両端に夫々フランジ17を有した
コイルボビン15と、このボビン15に装着されたコイ
ル22の表面に接して設けられ、コイル22の表面温度
を検出する温度ヒューズ23とを具備する。そして、コ
イルボビン15のフランジ17の夫々に入口18aが狭
く奥が広いセンサ取付け溝18を形成する。また、温度
ヒューズ23を前記両フランジ17間に渡る長さを有し
た棒状のものとし、この温度ヒューズ23の長手方向両
端部を夫々センサ取付け溝18にその入口18aを通し
て弾性的に嵌合させて取付けたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コイルの表面温度を検出する温度センサが取付けられた放電灯安定 器等の電磁機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は温度センサ付きの放電灯安定器の従来例を示しており、同図中1はE型 鉄心2とI型鉄心3とを組合わせてなる鉄心構体で、そのE型鉄心2の中央脚2 a(図5参照)にはこれに嵌合してコイルボビン4が取付けられている。コイル ボビン4にはコイル素線を巻き付けてなるコイル5が取付けられている。
【0003】 コイル5の端末部はコイルボビン4に取付けられた端子金具6に接続されてい る。コイル5の表面には、この表面に接して温度センサとしての温度ヒューズ7 が取付けられている。このヒューズ7のコイル5の表面への取付けは、図5に示 されるように温度ヒューズ7を覆ってコイル5の表面に接着される接着テープ8 を介してなされている。
【0004】 温度ヒューズ7は、コイル5の表面温度を検出し、何等かの原因に基づく異常 によりコイル表面温度が設定値に達した際に動作して、電源回路を遮断するもの であり、それによって、この放電灯安定器等が保護されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように温度ヒューズ7をコイル5の表面に接着テープ8で固定する従来 においては、温度ヒューズ7の位置決めやテープ張りを手作業で行うため、温度 ヒューズ7の取付け作業性が悪いという問題がある。さらに、作業者のばらつき によりコイル表面の所定位置に温度ヒューズ7を正確に固定することが困難であ るばかりでなく、接着テープ8の粘着力のばらつきや粘着力の経時変化に基づく 接着テープ8の剥がれの発生により、長期間に渡って温度ヒューズ7を所定位置 に保持すること難しい傾向がある。そのため、コイル5が異常な温度上昇をした 際において温度ヒューズ7が適正に動作しない恐れが高いという問題がある。
【0006】 本考案の目的は、コイル表面に温度センサを簡単に接触配置させることができ るとともに、このセンサによる温度検知の信頼性を向上できる電磁機器を得るこ とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の電磁機器は、巻胴部の両端に夫々フラン ジを有したコイルボビンに装着されたコイルの表面に接して設けられ、前記コイ ルの表面温度を検出する温度センサを具備し、前記コイルボビンのフランジの夫 々に入口が狭く奥が広いセンサ取付け溝を形成するとともに、前記温度センサを 前記両フランジ間に渡る長さを有した棒状のものとし、この温度センサの長手方 向両端部を夫々前記センサ取付け溝にその入口を通して弾性的に嵌合させて取付 けたものである。
【0008】
【作用】
本考案の構成において、コイルボビンのフランジに形成されたセンサ取付け溝 は、温度センサの端部に弾性的に嵌合し、温度センサを所定の取付け位置に位置 決めする。さらに、前記センサ取付け溝は、その狭まった入口を挟む入口縁部の 弾性力により温度センサが不用意に外れることを防止して、この温度センサをコ イルの表面に接触保持する。しかも、前記入口縁部の弾性変形により温度センサ の端部がセンサ取付け溝に嵌合されることを可能にする。
【0009】
【実施例】
以下、図1〜図3を参照して本考案の一実施例を説明する。 図1および図2は電磁機器としての放電灯安定器11の構成を夫々示している 。これらの図中12は鉄心構体であり、これは、けい素鋼板を積層してなるE型 鉄心13およびI型鉄心14とを組合わせ、互いの合わせ面を溶接止めにより連 結して形成されている。
【0010】 E型鉄心13の中央脚13aには合成樹脂の一体成型品からなるコイルボビン 15が取付けられている。図3に示されるようにコイルボビン15は、前記中央 脚13aの外側に嵌合する四角筒状の巻胴部16の両端に、この巻胴部16に対 して直角に折れ曲がって外方に突出するフランジ17を夫々設けて形成されてい る。
【0011】 両フランジ17には相対向するセンサ取付け溝18が形成されている。これら 取付け溝18を設ける位置は本実施例の場合フランジ17の一つの角部に定めら れている。そして、各センサ取付け溝18は、その入口18aが狭く奥が広い溝 構造をなしているとともに、その入口18aの両側に夫々位置して狭い略V状の 補助スリット19が形成されている。これら補助スリット19と前記入口18a との間には夫々弾性変形が可能な入口縁部20が形成されている。
【0012】 図1に示されるように一方のフランジ17には他方のフランジ17から遠ざか る方向に突出する端子金具21が複数取付けられている。コイルボビン15の巻 胴部16にはエナメル被覆電線などのコイル素線を巻き付けてなるコイル22が 装着されており、コイル22の端末部は端子金具21に接続されている。
【0013】 このコイル22の表面には、この表面に圧接して温度センサとしての温度ヒュ ーズ23が図1に示されるように配置されている。すなわち、温度ヒューズ23 は前記コイルボビン15の両フランジ17間に渡る長さを有した丸棒状をなして いるとともに、このヒューズ23の直径は前記センサ取付け溝18の直径よりも 少し大きく形成されている。そして、温度ヒューズ23は、その両端部を両フラ ンジ17のセンサ取付け溝18に夫々圧入して嵌合させることにより、両フラン ジ17間に渡って取付けられているとともに、その表面がコイル22の表面に押 し当て保持されている。なお、図2中矢印Xはセンサ取付け溝18に対する温度 ヒューズ23の圧入方向を示しているとともに、温度ヒューズ23の両端から引 出された図示しないリード線は前記端子金具21に接続されるようになっている 。
【0014】 前記温度ヒューズ23は、放電灯安定器11の組立てにあたり、コイル22が 取付けられたコイルボビン15をE型鉄心13の中央脚13aに嵌合して取付け る前、または、コイル22が取付けられたコイルボビン15をE型鉄心13の中 央脚13aに嵌合して取付け、次いでE型鉄心13のI型鉄心を組合わせて、こ れらを溶接して鉄心構体12を形成した後に取付けられる。
【0015】 この温度ヒューズ23の取付けは、その両端部をコイルボビン15の両フラン ジ17に形成したセンサ取付け溝18の入口18aに夫々対向させて、この入口 18aからセンサ取付け溝18内に図2中矢印X方向に押し込むことにより行わ れる。そうすると、入口縁部20が補助スリット19を消失させながら容易に弾 性変形されるために、温度ヒューズ23の端部は夫々入口18aを通過してセン サ取付け溝18内に圧入される。それによって、温度ヒューズ23は両フランジ 17間に渡って架設されるとともに、その周面をコイル22の表面に密接させて 取付けられる。
【0016】 前記のように温度ヒューズ23の取付けに接着テープ等の固定部品を使用する ことがないとともに、ただ単にセンサ取付け溝18に押し込むだけの作業で取付 けを行うことができるので、容易に温度ヒューズ23を取付けることができる。 そして、温度ヒューズ23は前記センサ取付け溝18により位置を決められて取 付けられるので、温度ヒューズ23の取付け位置がばらつくことがなく、所定位 置に温度ヒューズ23を取付けることができる。
【0017】 この取付け後には、前記入口縁部20がその弾性により復帰して温度ヒューズ 23の端部周面に抱持するように係合されることにより、多少の振動等に拘らず 温度ヒューズ23が不用意に外れる恐れがない。したがって、長期間に渡り温度 ヒューズ23はコイル22の表面の所定位置に密接保持されて、コイル22の表 面温度を検出できるから、その動作の信頼性が高い。この温度ヒューズ23が所 定のコイル表面温度を検出した時には、このヒューズ23が電源回路を遮断して 放電灯安定器等を保護するものである。
【0018】 本考案は前記一実施例には制約されない。例えば、フランジ17の一片の一部 (中央部等)を他の部分よりも長く突出させて、その部分にセンサ取付け溝18 を設けることにより、コイル22の平坦部となっている表面に接触させて温度セ ンサ23を取付けるようにしてもよい。また、前記一実施例の温度センサ23は 、それ自体が回路の遮断機能を有しているが、温度の検知機能のみを有し、その 検知信号に基づいて電源回路等を遮断させるようにしてもよい。さらに、入口縁 部20を弾性変形をより容易にするための補助スリットは省略してもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上詳記したように本考案の電磁機器によれば、コイルボビンのフランジに形 成されたセンサ取付け溝の入口縁部での弾性変形により、棒状の温度センサの端 部がセンサ取付け溝に嵌合して取付けられることを可能にするから、温度センサ の端部をセンサ取付け溝に押込むだけの作業で、温度センサを所定位置に位置決 めして簡単に取付けることができ、この取付けにより温度センサがコイルの表面 に接触保持されるから、温度センサによる温度検知の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る放電灯安定器の構成を
示す斜視図。
【図2】同実施例に係る放電灯安定器の構成を図1中矢
印Z−Z線に沿って示す断面図。
【図3】同実施例に係る放電灯安定器のコイルボビンの
構成を示す斜視図。
【図4】従来例に係る放電灯安定器の構成を示す斜視
図。
【図5】同従来例に係る放電灯安定器の構成を図4中矢
印Y−Y線に沿って示す断面図。
【符号の説明】
11…放電灯安定器、13…E型鉄心、14…I型鉄
心、15…コイルボビン、16…巻胴部、17…フラン
ジ、18…センサ取付け溝、18a…センサ取付け溝の
入口、20…入口縁部、22…コイル、23…温度ヒュ
ーズ(温度センサ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻胴部の両端に夫々フランジが設けられ
    たコイルボビンと、このボビンの前記巻胴部に巻き付け
    られたコイル素線からなるコイルと、前記コイルボビン
    が装着された鉄心構体と、前記コイルの表面に接して設
    けられ前記コイルの表面温度を検出する温度センサとを
    具備した電磁機器において、前記コイルボビンのフラン
    ジの夫々に入口が狭く奥が広いセンサ取付け溝を形成す
    るとともに、前記温度センサを前記両フランジ間に渡る
    長さを有した棒状のものとし、この温度センサの長手方
    向両端部を夫々前記センサ取付け溝にその入口を通して
    弾性的に嵌合させて取付けたことを特徴とする電磁機
    器。
JP4851392U 1992-07-10 1992-07-10 電磁機器 Pending JPH0611332U (ja)

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Cited By (5)

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