JPH0622220Y2 - 電流電圧変換装置 - Google Patents

電流電圧変換装置

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JPH0622220Y2
JPH0622220Y2 JP1986191674U JP19167486U JPH0622220Y2 JP H0622220 Y2 JPH0622220 Y2 JP H0622220Y2 JP 1986191674 U JP1986191674 U JP 1986191674U JP 19167486 U JP19167486 U JP 19167486U JP H0622220 Y2 JPH0622220 Y2 JP H0622220Y2
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JP
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annular core
core
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annular
current
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JP1986191674U
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JPS6396470U (ja
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喜代年 中島
美信 三城
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Omron Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、電気機器などに流れる電流を監視し、電流変
化に応じた電圧信号を出力する電流電圧変換装置に関す
る。
《従来の技術》 このような電流電圧変換装置は、例えば第7図に示すよ
うに両端部1,2が近接対向するように全体を環状に形
成した環状コア3にコイル4を巻回して磁路5を作ると
ともに、両端部1,2の隙間6内に磁路5を通る磁束に
略直角に交差するようにホール素子7を配置して構成さ
れている。
そして、コイル4を装置本体(不図示)の回路に接続
し、測定対象となる電気機器の接続ケーブルを環状コア
3内に通すと、電気機器に流れる電流に応じて環状コア
3を通る磁束が変化するので、この磁束変化をホール素
子7により検出して、電気機器に流れる電流値を電圧値
に変換し、信号として出力するものである。
《考案が解決しようとする問題点》 このように環状コア3の両端1,2の隙間6にホール素
子7を配置した構造においては、隙間6があるために磁
路5の一部が遮断されてその部分の磁束が弱まり、この
弱まった磁束をホール素子7で検出するので検出感度が
低下する問題点がある。また、隙間6内でホール素子7
を位置決めする手段が設けられていないので、ホール素
子7の位置が製造組立時の誤差、あるいは使用時の衝撃
・振動などで左右上下方向へ微妙にずれ、この結果検出
精度が安定しないという問題点があつた。
本考案は以上の点に鑑みなされたもので、ホール素子の
設置箇所において磁束が弱まることがなく、また環状コ
アに対して的確な位置にホール素子を取り付けて安定し
た検出感度および精度が得られる電流電圧変換装置を提
供することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 以上の目的を達成するために、本考案は、両端部が近接
対向するように全体を環状に形成した環状コアにコイル
を巻回し、前記環状コアの両端部間に前記環状コアを通
る磁束に略直角に交差するようにホール素子を配置した
電流電圧変換装置であって、前記環状コアの両端部間を
前記ホール素子を保持した補助コアで連結し、該補助コ
アは、略断面コ字状に形成され、前記環状コアの両端部
間の近傍における下面を受けた底壁と該底壁から略直角
に立ち上がり前記環状コアの両端部の側面を受けた一対
の側壁とを有すると共に、該一対の側壁の内面には、内
側へ突出した位置決め突部が形成され、該突部で形成さ
れた段部で前記環状コアの両端部の間隙が保持されてお
り、更に前記補助コアの底壁および側壁と前記環状コア
の両端部における端面とで位置決め凹部を形成して、該
位置決め凹部に前記ホール素子を配設したことを特徴と
する。
《実施例》 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例に係る電流電圧変換装置の要
部構成を示した一部破断分解斜視図である。
図において合成樹脂製本体10は、上面が開口した箱状
に形成されており、下面からは筒部11,12と、この
筒11,12の外側を囲む形でこれよりも低い周回壁1
3,14が一体に成形されている。筒部11,12と周
回壁13,14とで形成されて空間部15,16内に
は、両端部17,18が互に近接対向するように全体を
環状に形成した薄板鉄片を複数積層してなる環状コア1
9と、この環状コア19に巻回されたコイル20と、環
状コア19の両端部17,18間を連結する補助コア2
1と、補助コア21に保持されて環状コア19の両端部
17,18間に配設されたホール素子30とからなる環
状のコイルユニツト22がそれぞれ収納されている。
補助コア21は、断面が略コ字状に形成されており、環
状コア19の両端部17,18にまたがつて取り付けら
れ、それぞれ両端部17,18の近傍における下面を受
けた底壁23とこの底壁23から略直角に立上り両端部
17,18の側面を受けた側壁24,25とを有してい
る。また側壁24,25の内面には内側へ突出した位置
決め突部26,27が形成されており、この突部26,
27で形成された段部28で両端部17,18の間隔が
保持されている。そして、この補助コア21の底壁23
と側壁24,25および環状コア19の両端部17,1
8における端面とで位置決め凹部29が形成され、この
凹部29内にホール素子30が配設されている。
ホール素子30は、第5図および第6図で示すように素
子本体31の側面から4本の電極端子32が引き出され
ており、この電極端子32にはそれぞれリード線33が
接続されている。また、このホール素子30における素
子本体31の幅寸法は補助コア19の突部26間寸法よ
りも若干小さく、厚さ寸法は環状コア19の両端部1
7,18間の寸法よりも若干小さい。また高さ寸法は環
状コア19の厚さに略等しく形成されている。したがつ
て、ホール素子30は凹部29内に丁度納まる形で常に
決まつた位置に保持され、磁束が検出面に直角に入射し
て通過するようになつている。このように凹部29内に
ホール素子30が位置決めされ、かつコイル20が巻回
された環状コア19は、さらに絶縁テープで巻回被覆さ
れ、このテープの間からコイル20に接続されたコイル
リード線35,36とホール素子30の電極端子32に
接続されたリード線33だけが導出されている。そし
て、本体10には、筒部11,12を逃げる開口37,
38を有する回路基板39が被せられて取り付けられ
る。
このように構成されている各コイルユニツト22は、コ
イル20に電流を流すと磁界が発生し磁路34に沿つた
磁束がホール素子30を直角に横切る。この磁束は、従
来においては環状コア19の端部17と端部18との間
に隙間が形成されているので弱まるが、この構造にあつ
ては端部17,18間に補助コア21を設けているので
ほとんど弱まることなくホール素子30内を通る。そし
てこのホール素子30は補助コア21に位置決めされて
保持されているので、検出位置がずれることがない。
また、本体10内の空間部15,16内にそれぞれ配置
されたコイルユニツト22は、第2図に示すようにそれ
ぞれのホール素子30が、両空間部15,16の中心を
結ぶ線Xに対してほぼ45°内側に傾いた形で配置され
ている。これは隣接配置されたコイルユニツト22同志
の磁束が相手側のホール素子30に検出されないように
するためである。すなわち、各コイルユニツト22に磁
界が発生すると、各磁束は同心円状に外方へ広がつて漏
えいするので、隣のコイルユニツト22におけるホール
素子30の検出面が、同心円状に広がつて来る隣の漏え
い磁束と直角に交わると、この漏えい磁束がホール素子
30に検出されて検出精度が低下する。このことを考慮
した場合に、両空間部15,16の中心を結ぶ線Xに対
してほぼ45°近辺の角度を持たせて互いに内側へ傾い
た形で各ホール素子30を配置すると、隣のコイルユニ
ツト22から同心円状に漏えいされて来る磁束はホール
素子30の検出面に対して平行になる。したがつて複数
のコイルユニツト22を同一本体10内に配置しても検
出精度の低下が妨げ、同時に複数コイルユニツト22を
使用する場合のコンパクト化が図れる。このホール素子
30の配置角度は、隣りの漏えい磁束に対してホール素
子30の検出面がほぼ平行であつて、漏えい磁束の影響
をさほど受けない角度であれば任意に設定しても良い。
《考案の効果》 以上説明したとおり、本考案によれば、環状コアの両端
部間を前記ホール素子を保持した補助コアで連結し、該
補助コアは、略断面コ字状に形成され、前記環状コアの
両端部間の近傍における下面を受けた底壁と該底壁から
略直角に立ち上がり前記環状コアの両端部の側面を受け
た一対の側壁とを有すると共に、該一対の側壁の内面に
は、内側へ突出した位置決め突部が形成され、該突部で
形成された段部で前記環状コアの両端部の間隙が保持さ
れており、更に前記補助コアの底壁および側壁と前記環
状コアの両端部における端面とで位置決め凹部を形成し
て、該位置決め凹部に前記ホール素子を配設したもので
あることから、段部により環状コアの両端部の間隙が保
持されることとなり、又従来のような環状コアの両端部
とホール素子との隙間を無くすことができる。この結
果、補助コアが単なる素子ホルダではなく、環状コアと
同様に補助のコアであることと相俟って、磁束をできる
だけ遮断させず、環状コアの両端部間を通過する磁束の
減衰ができる限り小さくなるよう意図されており、この
ため、ホール素子は、常に一定した所期の検出感度を低
下させずに、磁束変化を検知するという効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかる電流電圧変換装置の
要部構成を示した一部破断分解斜視図、第2図は同上装
置の要部を取り出して示した平面図、第3図は同上装置
のコイルユニツトの一部拡大平面図、第4図は第3図の
A−A線に沿う縦断面図、第5図は第1図乃至第4図で
示した同上装置で使用するホール素子の一例を示した正
面図、第6図は第5図で示したホール素子の側面図、第
7図は従来の電流電圧変換装置におけるコイルユニツト
の一例を示した平面図である。 10……ケース本体、19……環状コア、20……コイ
ル、21……補助コア、23……底壁、24,25……
側壁、26,27……位置決め突部、28……段部、2
9……ホール素子位置決め凹部、30……ホール素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部が近接対向するように全体を環状に
    形成した環状コアにコイルを巻回し、前記環状コアの両
    端部間に前記環状コアを通る磁束に略直角に交差するよ
    うにホール素子を配置した電流電圧変換装置であって、
    前記環状コアの両端部間を前記ホール素子を保持した補
    助コアで連結し、該補助コアは、略断面コ字状に形成さ
    れ、前記環状コアの両端部間の近傍における下面を受け
    た底壁と該底壁から略直角に立ち上がり前記環状コアの
    両端部の側面を受けた一対の側壁とを有すると共に、該
    一対の側壁の内面には、内側へ突出した位置決め突部が
    形成され、該突部で形成された段部で前記環状コアの両
    端部の間隙が保持されており、更に前記補助コアの底壁
    および側壁と前記環状コアの両端部における端面とで位
    置決め凹部を形成して、該位置決め凹部に前記ホール素
    子を配設したことを特徴とする電流電圧変換装置。
JP1986191674U 1986-12-15 1986-12-15 電流電圧変換装置 Expired - Lifetime JPH0622220Y2 (ja)

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