JPH06104000B2 - 充電式工具用ブラシレスモータ駆動回路 - Google Patents

充電式工具用ブラシレスモータ駆動回路

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JPH06104000B2
JPH06104000B2 JP1208322A JP20832289A JPH06104000B2 JP H06104000 B2 JPH06104000 B2 JP H06104000B2 JP 1208322 A JP1208322 A JP 1208322A JP 20832289 A JP20832289 A JP 20832289A JP H06104000 B2 JPH06104000 B2 JP H06104000B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/24Arrangements for stopping

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ブラシレスモータを用い長寿命を実現する充
電式工具用ブラシレスモータ駆動回路に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、充電式の工具においては、ブラシ付きの直流電動
機が多く用いられており、その寿命は直流電動機のブラ
シの寿命によるところが大きく、ブラシそのものの交換
が可能な工具も多くみられる。
近年、モータの長寿命化については、一般にブラシレス
モータを採用すれば摩耗部分が軸受けだけとなり、非常
に長寿命が可能でメンテナンスフリーをうたったロボッ
ト、工具等が多く発表されている。
従来技術を第8図、第9図及び第10図に基づいて説明す
る。充電式工具用ブラシレスモータにおいて、ホール素
子Hu,Hv,Hwは、第8図に示すように機械角60°で配置
されており、空隙を介して対向した各永久磁石回転子1
の磁極あるいは位置検知用磁石の磁束密度に応じた信号
を出力する。その信号は第9図(a)〜(c)に示すよ
うに、各々の位相が2π/3ずつずれた正弦波状の電圧波
形となり、この信号から3相バイポーラ駆動回路駆動回
路に必要な信号列を作成する分配回路2を通じ、各コイ
ルLu,Lv,Lwに接続した6個のパワーMOSFETTr16〜Tr21
を駆動するための第9図(d)〜(i)に示すような6
個の信号列を出力する。第9図(d)〜(i)に示す6
個の信号列出力のうち、第9図(e),(g),(i)
に示す出力は、電流制御用PWM信号を合成するゲート回
路31〜33及び、PNP,NPN型のトランジスタからなるトラ
ンジスタブリッジ54〜56により1組のハーフブリッジの
下側のパワーMOSFETTr19〜Tr21のゲートを第9図(k)
(m)(o)に示すように駆動する。
ここで、分配回路2の出力(第9図(e)(g)
(i))がHレベルの時、ゲート回路31〜33の出力はL
レベルで、トランジスタブリッジ54〜56の出力はLレベ
ルとなり、パワーMOSFETTr19〜Tr21はオフとなる。ま
た、分配回路2の出力(第9図(e)(g)(i))が
Lレベルの時、上記とは逆となり、パワーMOSFETTr16
Tr18はオンすることになる。もう一方の信号列の出力
(第9図(d)(f)(h))も同様にトランジスタTr
13〜Tr15と、フローティング電源41〜43、トランジスタ
ブリッジ51〜53によりハーフブリッジの上側のパワーMO
SFETTr16〜Tr18のゲートを第9図(j)(l)(n))
に示すように駆動する。しかし、上側のパワーMOSFETTr
16〜Tr18のソースは、下側のパワーMOSFETTr19〜Tr21
ドレインに接続されているため、グランドからみた電位
は下側のパワーMOSFETTr19〜Tr21のオン,オフの状態で
異なったものとなる。
しかるに、通常のパワーMOSFETは、ゲート・ドレイン間
に所定の電圧を印加しないと動作しないため、上側のパ
ワーMOSFETTr16〜Tr18は、下側のパワーMOSFETTr19〜Tr
21と異なった電源が必要となり、そのため、逆流防止ダ
イオードD1〜D3、電荷蓄積用コンデンサC1〜C3と、充電
用抵抗R12〜R14で構成されたフローティング電源41〜43
を用い、グランドと抵抗R12〜R14で分離されたコンデン
サC1〜C3に蓄積された電荷で、上側のパワーMOSFETTr16
〜Tr18のゲートを駆動する。
[発明が解決しようとする課題] 上述の従来例にあっては、急速停止に必要なコイル短絡
方式のブレーキを実現するには、6個のパワーMOSFETの
うち上側3個(Tr16〜Tr18、あるいは下側3個(Tr19
Tr21)のいずれかの組み合わせを、片方の全パワーMOSF
ETがオン、一方の全パワーMOSFETをオフとしてやること
で可能となる。例えば、上側パワーMOSFETTr16〜Tr18
全オンなら、下側パワーMOSFETTr19〜Tr21が全オフとす
る。そのためには、第10図に示す分配回路2の中に前述
のような機能を付加するか、あるいはパワーMOSFETのゲ
ート駆動信号に外部よりブレーキ時のモードを作成する
ような回路を付加してやればよい。
しかしながら、部品点数が増えたり、分配回路2にブレ
ーキモードのあるICを採用する必要があり、コスト,サ
イズ、選択の範囲などで問題がある。
また、ロジックによりブレーキモードを作ると必ず制御
回路に対し電源が必要で、バッテリーが消耗するという
問題もある。
また、第10図に示す回路においては、他の問題を有して
いる。すなわち、制御電源(制御電圧)をオフすると、
トランジスタTr13〜Tr15がオフし、フローティング電源
41〜43のコンデンサC1〜C3に蓄積された電荷のため、上
側のパワーMOSFETTr16〜Tr18はすべてオンになり、回生
ブレーキの状態でモータは停止するが、下側のパワーMO
SFETTr19〜Tr21のゲートは前段の電圧がなくなるためオ
ープンになり、フローティング状態になる。しかるに、
上下のパワーMOSFETTr16〜Tr21には常に駆動電圧がかか
っているため、フローティング状態にある下側パワーMO
SFETTr19〜Tr21は、外部ノイズ,サージ等でオンする可
能性がある。仮に、下側パワーMOSFETTr19〜Tr21の少な
くとも1個以上がオンすると、上下のパワーMOSFETは通
電状態となり、バッテリーを短絡することになるため、
バッテリーの炎上あるいは、パワーMOSFETTr16〜Tr21
熱破壊を引き起こす恐れがある。
更に、第10図に示す回路におけるフローティング電源41
〜43においては、以下に示すような問題を有している。
すなわち、コンデンサC1〜C3と抵抗R12〜R14で構成され
たフローティング電源41〜43において、通常、下側のパ
ワーMOSFETTr19〜Tr21がオフの状態であれば、コンデン
サC1〜C3の充電は各々抵抗R12〜R14を介して行われるた
め、充電電流のピークは抵抗R12〜R14で規定される。し
かしながら、モータ回転中には下側パワーMOSFETTr19
Tr21のいずれかはオン状態であり、オンしているパワー
MOSFETは数十mΩの抵抗値しかなく、このとき、フロー
ティング電源41〜43中のコンデンサC1〜C3は、ほとん
ど、直接グランドに接地された状態での充電ということ
になる。従って、その際には、コンデンサC1〜C3の充電
電流は相当大きな値となり、コンデンサC1〜C3を破壊す
る恐れがある。
また、第10図の回路においては、トランジスタブリッジ
51〜53のPNP型のトランジスタTr2,Tr4,Tr6が破壊され
うるという問題を有している。すなわち、例えば、パワ
ーMOSFETTr19がオフ時には、上側のパワーMOSFETTr16
ソースと、トランジスタTr2のコレクタと、コンデンサC
1の一端がつながる仮グランドの電位は、グランドから
みて約+V/2に持ち上げられている。何故なら、コイルL
vとLwの中点より、コイルLuを介して電圧が現れるから
であり、更に、回転子1の回転によるコイルLuの逆起電
圧等も重畳するからである。
この時、第9図のt1に示す上側のパワーMOSFETTr16もオ
フである期間においては、そのゲートをオフさせるた
め、前段のNPNトランジスタTr1はオフ、PNPトランジス
タTr2はオンである。そのために、トランジスタTr13
オンし、トランジスタTr1〜Tr2のベースを接地させてい
る。従って、PNPのトランジスタTr2のベースの電位はグ
ランド、コレクタは上述のようにコイルLuを介して電位
があらわれるため、トランジスタTr2はコレクタの電位
が高く、ベースの電位が低くなる。PNPトランジスタは
コレクタからベースにはダイオード特性になり、電流が
流れるわけであるが、一般にトランジスタはコレクタか
らベース方向の安全については保証されていないため、
PNPトランジスタTr2が破壊される恐れがあり、これを阻
止する必要がある。また、他のパワーMOSFETのペアにつ
いても同様となる。
また、第10図の回路においては、更に以下に示すような
問題を有している。すなわち、パワーMOSFETTr16〜Tr21
のオフ時には、トランジスタブリッジ51〜56のPNPトラ
ンジスタTr2,Tr4,Tr6,Tr8,Tr10,Tr12がパワーMOSF
ETTr16…のゲートをダイレクトに接地することになり、
ゲートに蓄積された電荷の放電電流が、トランジスタTr
2,Tr4,Tr6,Tr8,Tr10,Tr12に流れ、ゲート容量の大
きさによっては、その放電電流がトランジスタTr2,T
r4,Tr6,Tr8,Tr10,Tr12の定格を超え、破壊する恐れ
がある。
本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、ス
イッチ1個という簡単な構成でブレーキ停止を行うよう
にした充電式工具用ブラシレスモータ駆動回路を提供す
ることを目的としたものである。
また、第2の目的としては、制御電源がオフの時でも、
パワーMOSFETのゲートが不安定な状態にならないように
することである。
更に、第3の目的としては、フローティング電源に流れ
る充電電流によりコンデンサが破壊されるのを防止する
ことである。
また、第4の目的としては、トランジスタブリッジのPN
Pトランジスタの破壊を防止することにある。
さらに、第5の目的として、パワーMOSFETのオフ時に流
れるゲート蓄積電荷の放電電流によりトランジスタブリ
ッジのPNPトランジスタが破壊されるのを防止すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、分配回路、トランジスタブリッジ、フローテ
ィング電源等からなる制御回路への電源供給を1つのス
イッチにより電池電源より行うようにしたものである。
また請求項2では、パワーMOSFETのゲート・ソース間に
オープン保護抵抗を接続したものである。
請求項3では、フローティング電源のコンデンサに流れ
る充電電流を制限する制限抵抗を該コンデンサと直列に
設けたものである。
更に、請求項4において、第2のトランジスタブリッジ
はNPN型のトランジスタとPNP型のトランジスタとで構成
され、PNP型のトランジスタのコレクタに逆流防止用の
整流素子を設けたものである。
また、請求項5では、両トランジスタブリッジはNPN型
のトランジスタとPNP型のトランジスタとで構成され、P
NP型のトランジスタのエミッタとパワーMOSFETのゲート
との間に該パワーMOSFETのオフ時に流れる放電電流を制
限する制限抵抗を設けたものである。
[作用] 請求項1においては、1つのスイッチを遮断することに
より、ハーフブリッジの下側のパワーMOSFETをオフと
し、上側のパワーMOSFETはフローティング電源にてオン
として、3つのコイルを短絡してブレーキ停止するよう
にしている。
請求項2では、オープン保護抵抗により制御電源のオフ
時に、パワーMOSFETのゲートは必ずグランドに接地され
るようにして、オープンにならいないようにしている。
請求項3では、制限抵抗によりフローティング電源のコ
ンデンサに流れる充電電流を制限するようにしている。
また、請求項4においては、整流素子によりパワーMOSF
ETのオフ時にPNP型のトランジスタのコレクタに電流が
流れ込まないようにして、PNP型のトランジスタが破壊
されないようにしている。
更に、請求項5では、PNP型のトランジスタのエミッタ
とパワーMOSFETのゲートとの間に設けた制限抵抗によ
り、パワーMOSFETのオフ時に流れるゲート蓄積電荷の放
電電流によりトランジスタブリッジのPNPトランジスタ
が破壊されるのを防止するようにしている。
[実施例1] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。第
1図に全体の回路構成を示し、制御回路全体に電源を供
給するラインにスイッチSW1を設けたものである。その
他の構成は第10図と同じである。尚、トランジスタブリ
ッジ51〜53のPNPトランジスタのコレクタにダイオードD
4〜D6を接続しているが、この点については後述する。
制御回路は、分配回路2、トランジスタブリッジ51
56、フローティング電源41〜43から構成されており、こ
の制御回路に、電池電源としのバッテリーBから1つの
スイッチSW1を介して電源を供給するようにしている。
而して、制御回路全体に供給する電源をスイッチSW1
より遮断することにより、まず、下側のパワーMOSFETTr
19〜Tr21のゲートの端子電圧が無くなるため、下側のパ
ワーMOSFETTr19〜Tr21は全部オフとなり、次に上側パワ
ーMOSFETTr16〜Tr18を駆動するためのフローティング電
源41〜43側と、バッテリーBの本電源につながった分配
回路2との間のレベル変換を行うトランジスタTr13〜Tr
15は、そのベース電流が無くなるため、オフ状態とな
り、上側パワーMOSFETTr16〜Tr18のゲート駆動用トーテ
ムポールトランジスタTr1,Tr2,Tr3,Tr4,Tr5,Tr6
各々のベースは、各々フローティング電源41〜43につな
がった状態となる。
一方、3つのフローティング電源41〜43のコンデンサC1
〜C3は、バッテリーBの制御電源が遮断されてもすぐに
は放電せず、電圧がかかった状態のため、抵抗R16
R22,R28を通して各トーテムポールトランジスタTr1
のベースにバイアスをかけることになり、トーテムポー
ルのトランジスタブリッジ51〜53のNPNトランジスタT
r1,Tr3,Tr5はオン、PNPトランジスタTr2,Tr4,Tr6
オフする。
従って、上側のパワーMOSFETTr16〜Tr18のゲートにはフ
ローティング電源41〜43の電荷が印加されて、上側のパ
ワーMOSFETTr16〜Tr18は全部オンする。結局、下側のパ
ワーMOSFETTr19〜Tr21は全部オフ、上側のパワーMOSFET
Tr16〜Tr18は前部オンすることにより、3つのコイル
Lu,Lv,Lwは短絡されブレーキ停止することになり、同
時に1個のスイッチSW1の電源遮断により、制御電源に
よるバッテリーBの消耗も防止できる。
次に、トランジスタブリッジ51〜53のPNPトランジスタT
r2,Tr4,Tr6のコレクタには夫々整流素子であるダイオ
ードD4〜D6を接続している。而して、上下のパワーMOSF
ETTr16〜Tr21のオフ時に、PNP型のトランジスタTr2,Tr
4,Tr6に流れる電流は、ダイオードD4〜D6によりコレク
タには流れ込まず、そのため、トランジスタTr2,Tr4
Tr6を破壊することはない。
[実施例2] 第2図は実施例2を示し、図示するように、各パワーMO
SFETTr16〜Tr21のゲート・ソース間にゲートオープン保
護抵抗Rx1〜Rx6を夫々接続したものである。他の構成は
第10図と同じである。
この構成により、制御電源のオフ時にパワーMOSFETTr16
〜Tr21のゲートは保護抵抗Rx1〜Rx6によってオープンに
はならず、必ずグランドに接地されているため、バッテ
リーの炎上を引き起こさず、また、パワーMOSFETTr16
Tr21の破壊を起こさないものである。更に、上側のパワ
ーMOSFETTr16〜Tr18のゲートにも保護抵抗Rx1〜Rx3を挿
入することで、フローティング電源41〜43のコンデンサ
C1〜C3が放電しきってトランジスタTr1,Tr3,Tr5がオ
フした場合にも、同様に有効となる。
[実施例3] 第3図に実施例3を示し、フローティング電源41〜43
コンデンサC1〜C3と直列に夫々制限抵抗Rs1〜Rs3を接続
したものであり、この制御抵抗Rs1〜Rs3により、コンデ
ンサC1〜C3への充電電流を制限するようにしている。つ
まり、これら制限抵抗Rs1〜Rs3の値を適宜に設定するこ
とにより、コンデンサC1〜C3への充電電流を定格電流以
下に抑制し、コンデンサC1〜C3を破壊しないようにして
いる。第4図は制限抵抗がない場合の従来例を示し、第
5図は本発明を示している。夫々図中(a)は上側パワ
ーMOSFETTr16〜Tr18のゲート電圧を、図中(b)はフロ
ーティング電源41〜43のコンデンサC1〜C3の充電電流を
示している。第5図(b)において、制限抵抗Rs1〜Rs3
の抵抗値を100Ωと470Ωの場合を示し、充電電流を抑制
しているのが明らかに判る。
[実施例4] 第6図は実施例4を示し、第10図の回路に制限抵抗Ra1
〜Ra6を設けたものである。すなわち、各トランジスタ
ブリッジ51〜56のトランジスタTr2,Tr4,Tr6,Tr8,Tr
10,Tr12のエミッタとパワーMOSFETTr16〜Tr21のゲート
との間に制限抵抗Ra1〜Ra6を夫々挿入接続したものであ
る。従って、パワーMOSFETTr16〜Tr21のオフ時に発生す
る放電電流は、制限抵抗Ra1〜Ra6により、直接接地にな
らず抑制され、PNP型のトランジスタTr2,Tr4,Tr6,Tr
8,Tr10,Tr12は破壊されないものである。
第7図はパワーMOSFETの従来例と本発明のゲート電圧及
びゲート電流を示し、曲線(イ)が従来例を示し、曲線
(ロ)が本発明を示している。第7図から明らかなよう
に、パワーMOSFETのオン時におけるゲート電流は大きく
抑制されている。
[発明の効果] 本発明は上述のように、分配回路、トランジスタブリッ
ジ、フローティング電源等からなる制御回路への電源供
給を1つのスイッチにより電池電源より行うようにした
ものであるから、1つのスイッチを遮断することによ
り、ハーフブリッジの下側のパワーMOSFETをオフとし、
上側のパワーMOSFETはフローティング電源にてオンとし
て、3つのコイルを短絡してブレーキ停止することがで
きるものであり、非常に簡単な構成にも拘らずブレーキ
停止の実現が可能で、分配回路にブレーキ停止機能がな
い分配回路の使用もでき、コスト、部品点数、分配回路
選択の幅が広がる等の効果を奏し、また、ブレーキをロ
ジックで実現するとすれば、必ず制御回路に電圧を印加
しなければならず、電池が消耗することになるが、本発
明のように構成することで、1つのスイッチでブレーキ
機能を満足しながらブラシレスモータつまり工具の停止
時の電池の消耗を防ぐことができる効果を奏するもので
ある。
また、請求項2では、オープン保護抵抗により制御電源
のオフ時に、パワーMOSFETのゲートは必ずグランドに接
地されるようにして、オープンにならないようにするこ
とができ、そのため、制御電源のオフ時に、パワーMOSF
ET及びバッテリーが破壊されないという効果を奏するも
のである。
請求項3においては、制限抵抗によりフローティング電
源のコンデンサに流れる充電電流を制限するようにして
いることで、充電電流によりコンデンサが破壊されない
ものである。
更に、請求項4では、整流素子によりパワーMOSFETのオ
フ時にPNP型のトランジスタのコレクタに電流が流れ込
むのを防止して、PNP型のトランジスタが破壊されない
効果を奏するものである。
また、請求項5では、PNP型のトランジスタのエミッタ
とパワーMOSFETのゲートとの間に設けた制限抵抗によ
り、パワーMOSFETのオフ時に流れるゲート蓄積電荷の放
電電流によりトランジスタブリッジのPNPトランジスタ
が破壊されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の具体回路図、第2図は同上の
実施例2の具体回路図、第3図は同上の実施例3の具体
回路図、第4図は従来例の動作波形図、第5図は本発明
の動作波形図、第6図は同上の実施例4の具体回路図、
第7図は同上の動作波形図、第8図は従来例の概略構成
を示す要部断面図、第9図は同上の動作波形図、第10図
は同上の具体回路図である。 2は分配回路、31〜33はゲート回路、41〜43はフローテ
ィング電源、51〜56はトランジスタブリッジ、Tr16〜Tr
21はパワーMOSFET、SW1はスイッチ、Rx1〜Rx6は保護抵
抗、Rs1〜Rs3は制限抵抗、D4〜D6はダイオード、Ra1〜R
a6は制限抵抗である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシレスモータの位置検出器から発生す
    る電気的に2π/3の位相を持つ3相の位置信号を入力と
    し、3相バイポーラ駆動回路に必要な所定の信号列を作
    る分配回路と、この分配回路出力と電流制御用PWM信号
    を合成するゲート回路と、このゲート回路出力により1
    組のパワーMOSFETハーフブリッジの下側のゲートを駆動
    する第1のトランジスタブリッジと、グランドを抵抗と
    コンデンサとで分離したフローティング電源と、フロー
    ティング電源を電源として分配回路出力にて上記パワー
    MOSFETハーフブリッジの上側のゲートを駆動する第2の
    トランジスタブリッジとを備えた充電式工具用ブラシレ
    スモータ駆動回路において、上記分配回路、トランジス
    タブリッジ、フローティング電源等からなる制御回路へ
    の電源供給を1つのスイッチにより電池電源より行うよ
    うにしたことを特徴とする充電式工具用ブラシレスモー
    タ駆動回路。
  2. 【請求項2】上記パワーMOSFETのゲート・ソース間にオ
    ープン保護抵抗を接続したことを特徴とする請求項1記
    載の充電式工具用ブラシレスモータ駆動回路。
  3. 【請求項3】上記フローティング電源のコンデンサに流
    れる充電電流を制限する制限抵抗を該コンデンサと直列
    に設けたことを特徴とする請求項1記載の充電式工具用
    ブラシレスモータ駆動回路。
  4. 【請求項4】上記第2のトランジスタブリッジはNPN型
    のトランジスタとPNP型のトランジスタとで構成され、P
    NP型のトランジスタのコレクタに逆流防止用の整流素子
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の充電式工具用
    ブラシレスモータ駆動回路。
  5. 【請求項5】上記両トランジスタブリッジはNPN型のト
    ランジスタとPNP型のトランジスタとで構成され、PNP型
    のトランジスタのエミッタとパワーMOSFETのゲートとの
    間に該パワーMOSFETのオフ時に流れる放電電流を制限す
    る制限抵抗を設けたことを特徴とする請求項1記載の充
    電式工具用ブラシレスモータ駆動回路。
JP1208322A 1989-08-12 1989-08-12 充電式工具用ブラシレスモータ駆動回路 Expired - Lifetime JPH06104000B2 (ja)

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