JPH06101389B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

Info

Publication number
JPH06101389B2
JPH06101389B2 JP16438985A JP16438985A JPH06101389B2 JP H06101389 B2 JPH06101389 B2 JP H06101389B2 JP 16438985 A JP16438985 A JP 16438985A JP 16438985 A JP16438985 A JP 16438985A JP H06101389 B2 JPH06101389 B2 JP H06101389B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discharge lamp
transistor
current
capacitor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16438985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6226795A (ja
Inventor
春男 永瀬
聖明 内橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP16438985A priority Critical patent/JPH06101389B2/ja
Priority to US06/883,803 priority patent/US4734624A/en
Priority to DE19863623306 priority patent/DE3623306A1/de
Priority to CA000513906A priority patent/CA1250345A/en
Priority to GB8617753A priority patent/GB2178607B/en
Priority to FR8610670A priority patent/FR2585531A1/fr
Publication of JPS6226795A publication Critical patent/JPS6226795A/ja
Publication of JPH06101389B2 publication Critical patent/JPH06101389B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02B20/208

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は高圧放電灯のような放電灯を点灯する放電灯点
灯装置に関するものである。
[背景技術] 従来の一般の放電灯点灯装置は安定器をチョークコイ
ル、トランス、コンデンサ等の単独あるいは組み合わせ
により構成しているため、寸法重量とも大きかった。
この点から放電灯点灯装置の小形、軽量、高効率化が望
まれており、そのために放電灯を高周波点灯させること
が考えられている。例えは蛍光灯の点灯装置ではスイッ
チングトランジスタ、サイリスタ等を用いた高周波点灯
装置が実用化されている。
高圧放電灯の点灯装置においても高周波を利用すると、
蛍光灯と同様な効果が得られるが、高圧放電灯を高周波
点灯すると音響的共鳴現象に起因するアークの不安定が
存在することが従来から知られている。
ところで音響的共鳴現象に起因するアークの不安定を解
消する方法としては点灯電源の周波数を超高周波(例え
ば100kHz)とするもの(特開昭56−11897号公報等)が
あったが、しかし、このものは雑音(特にふく射雑音)
の他に、スイッチングロスが大きく、実用上問題があっ
た。また点灯電源の周波数を例えば30KHz〜50KHzの間で
変調する方法のもの(特開昭56−48095号公報等)があ
ったが抑制しきれず、やはり実用上問題があった。また
直流で点灯するもの(特開昭56−98499号公報)もあっ
たが、しかしながら、ランプ寿命(黒化等)の点でこれ
また問題があった。更に矩形波点灯によるものもある。
この矩形波点灯は文献「キャラクタリスティックス・オ
ブ・アコースティカル・レゾナンス・イン・ディスチャ
ージ・ランプス(Characteristicis of Acoustical Res
onance In Discharge Lamps)」イルミネイティング・
エンジニアリング(ILLUMINATING ENGINEERING)1970年
12月P713〜716に示されている。
しかし、この方法ではアークは安定するものの、矩形波
のフラットの部分を限流素子として抵抗で負担している
ため大形化し、電力損が大きくなり、また高周波の矩形
波では波形の立ち上がり、立ち下がりが急峻なため、雑
音の問題が生じ、この対策のために大幅なコストアップ
につながるという問題があった。
一方高圧放電灯用点灯装置として、実開昭59−16100号
公報に開示されたものがある。この装置では矩形波のフ
ラット部を高周波成分が重畳された状態にし、且つ限流
素子としてインダクタンスを用いて、装置の小型化を図
っている。しかしこの方法では発振用トランス部と、チ
ョッパ専用の半導体素子とが必要であり、点灯装置は未
だ大型であった。
また米国特許4,170,747号に開示されたものもある。第
4図は米国特許4,170,747号に示されている従来の放電
灯点灯装置である。図においてコンデンサ16を接続した
電源端子1,2にはトランジスタ3〜6をブリッジ形に接
続したスイッチング回路を電流検出用抵抗13を介して接
続し、トランジスタ3〜6には夫々トランジスタ3〜6
の通電方向と逆方向にダイオード7〜10を並列接続し、
トランジスタ3,6の接続点と、トランジスタ4,5の接続点
間にはチョークコイル11と、コンデンサ14を並列に接続
した高圧放電灯12との直列回路を接続してある。制御回
路15は検出電流に応じてトランジスタ3〜6を制御する
ための回路である。
第5図(a)〜(d)はトランジスタ3〜6の動作を示
すタイミング図である。
トランジスタ3,4は制御回路15により50/60Hzまたは400H
zでオンオフし、トランジスタ3がオンのときにはトラ
ンジスタ5が例えば20KHz(1/T2)のデューティ比可変
のオンオフ動作を行い、トランジスタ4がオンのときに
はトランジスタ6がトランジスタ5と同様のオンオフ動
作を行う。また、高圧放電灯12の極性反転時には4個の
トランジスタ3〜6は同時にオフとなり、休止期間TD
有する。制御回路15は電流検出用抵抗13の電圧の大小に
よってオンオフデューティ比が変わる。従って、高圧放
電灯12には高周波リップルを含有した矩形波の交流の電
流が流れることになる。
さて第5図(a)〜(d)により更に第4図回路の動作
を説明すると、第5図中のt1〜t2間では同図(a)に示
すように低周波動作するトランジスタ3はオン動作状態
であり、トランジスタ5は同図(c)に示す高周波で動
作する状態にある。そしてこの間では同図(b)(d)
に示すようにトランジスタ4,6はオフ状態にある。トラ
ンジスタ5がオンすると、電源、電源端子1、トランジ
スタ3、チョークコイル11、高圧放電灯12及びコンデン
サ14の並列回路、トランジスタ5、電流検出用抵抗13、
電源端子2、電源の閉回路が形成され、チョークコイル
11に流れる電流I11は一定の傾きをもって直線的に上昇
し、トランジスタ5がオフするとこの時の電流I11とチ
ョークコイル11のインダクタンスの値で決まる蓄積され
たエネルギが電流を流れ続けさせようとする方向、つま
りトランジスタ5がオンしている時の電流の向きと同様
となり、この時はチョークコイル11、高圧放電灯12及び
コンデンサ14の並列回路、ダイオード8、トランジスタ
3、チョークコイル11の閉回路で蓄積エネルギが放出さ
れ、この動作がt2の時点まで繰り返される。
次のt2〜t3の期間TDでは4つのトランジスタ3〜6が共
にオフ状態であって、この期間電源端子1,2に接続され
た電源からの電力供給は行なわれない。
更にt3〜t4間では上記のt1〜t2間と基本的に同じである
がこの間動作するトランジスタは4及び6のトランジス
タであって、トランジスタ3,5はオフ状態にある。つま
りトランジスタ6がオンすると、電源、電源端子1、ト
ランジスタ4、高圧放電灯12及びコンデンサ14の並列回
路、チョークコイル11、トランジスタ6、電流検出用抵
抗13、電源端子2、電源の閉回路で、またトランジスタ
6がオフするとチョークコイル11、ダイオード7、トラ
ンジスタ4、高圧放電灯12及びコンデンサ14の並列回
路、チョークコイル11の閉回路で電流I11が流れるので
ある。尚ここで第4図に示した電流I11と高圧放電灯12
に流れる電流I12の向きはt1〜t2であり、t3〜t4間では
電流I11、I12の向きは逆となる。このようにして高圧放
電灯12には高周波リップルを含有した矩形波状の交流の
電流が流れることになる。
ダイオード9,10は通常の動作では電流は流れないが過渡
時のサージ電流を流すためのものである。
上記期間TDはトランジスタ3,6,4,5がすべてオフしてい
る期間(t2〜t3、t4〜t5)を示しており、これはトラン
ジスタ3,6または4,5が同時にオンして短絡状態を呈し、
点灯装置の破壊に至るのを防止するためのデッドタイム
である。この同時オンはトランジスタ素子のばらつきや
温度上昇によって、ストレージタイムが長くなった時
や、トランジスタ間のタイミングのづれによって生じ
る。
第6図は第5図のt2〜t3付近を拡大して図示したタイミ
ング図であり、トランジスタ5,6,の動作を(a)及び
(b)に示し、電流I11、I12及び高圧放電灯12の両端電
圧V12の波形を同図(c),(d)及び(e)に示す。t
2時点で同図(a)に示すようにトランジスタ5がオフ
すると、コンデンサ14の電荷が高圧放電灯12へ放出され
るので、電流I12は電流I11と比べて若干の遅れをもって
流れるが、ついには電流I12は零となる。つまりランプ
電流たる電流I12に休止が生じることになる。次にt3
は電流I12の極性が変わり、同図(b)に示すようにト
ランジスタ6が動作する。電流I12はt3時点の直前まで
は零であるので、高圧放電灯12の両端電圧V12はt3の時
点の直後に高くなる。これは放電灯特有の現象であり、
電流I12が零になることによって、発光管のイオンの消
滅が起こり、t3時点では点灯を維持するために放電灯12
の両端には高い電圧が必要となる。この電圧が所謂再点
弧電圧である。電流I12の零の期間が長くなりすぎる
と、t3時点で電圧を与えても点灯維持できず、立ち消え
となる場合もある。又立ち消えに至らずとも再点弧電圧
が高くなり供給する電圧付近にまで達するとちらつきが
生じることもある。蛍光灯の場合は上記現象が少し緩和
されるが、高圧放電灯の場合は少しの休止が生じても再
点弧電圧の上昇が顕著である。
期間TDは同時オンを防止するために設けているが上記の
ように電流I12に休止が生じ再点弧電圧が上昇してちら
つきが生じたり、ひどいときには立ち消えすることがあ
った。また再点弧電圧の上昇は電極の消耗を早め、ラン
プ寿命を短くする恐れがあり、又電源の急変低下によっ
て立ち消えしやすいという問題がある。特に高圧放電灯
の中でも低ワットほど電流I12の休止による再点弧電圧
の上昇度合が大きく、厄介なものである。
これに対しコンデンサ14の容量を大きくすると期間TD
は、電流I12が零にならないようにすることもできる
が、コンデンサ14の容量を数十倍にする必要がありこの
コンデンサ14は交流電圧が印加するため大型化する。
高圧放電灯の中で特にメタルハライドランプは始動直後
にスパイク電圧が発生しやすく始動時に電流I12の休止
が生じると直ぐに立ち消えなどの不都合が生じないよう
に電源端子1,2間の電圧を何等かの方法で高くすること
もできるが、この部分のコストアップが大型化し、しか
も再点弧電圧による電極への消耗は依然として残る。
以上のような問題点を解決する方法として本発明者らは
第7図に示すような放電灯点灯装置を案出している。こ
の回路では所謂フルブリッジ構成となっており、スイッ
チング素子であるトランジスタ17,18,19,20及びダイオ
ード21,22,23,24は第4図回路のトランジスタ5,6,3,4及
びダイオード9,10,7,8と基本的動作は同じである。そし
て第4図回路では高周波によりスイッチングするトラン
ジスタ5,6が電源の−側に、低周波によりスイッチング
すトランジスタ3,4が電源の+側にあるのに対して、第
7図回路では低周波兼高周波用のスイッチング素子であ
るトランジスタ17,18が電源の+側に、低周波でスイッ
チングするトランジスタ20,19が電源の−側に設けてあ
る点で相違するとともに、高圧放電灯12とインダクタン
ス素子25の直列回路に対してコンデンサ14を並列接続し
てある点で相違している。尚制御回路15及び電流検出用
抵抗13は省略している。而して第7図回路ではトランジ
スタ17がオンすると、電源、電源端子1、トランジスタ
17、チョークコイル11、高圧放電灯12とインダクタンス
素子25の直列回路に対してコンデンサ14を並列接続して
ある回路、トランジスタ19、電源端子2、電源の閉回路
が形成され、トランジスタ17がオフすると、チョークコ
イル11、高圧放電灯12とインダクタンス素子25の直列回
路に対してコンデンサ14を並列接続してある回路、トラ
ンジスタ19、ダイオード24、チョークコイル11の閉回路
が構成される。またトランジスタ18がオンすると、電
源、電源端子1、トランジスタ18、高圧放電灯12とイン
ダクタンス素子25の直列回路に対してコンデンサ14を並
列接続してある回路、チョークコイル11、トランジスタ
20、電源端子2、電源の閉回路が形成され、トランジス
タ18がオフすると、チョークコイル11、トランジスタ2
0、ダイオード23、高圧放電灯12とインダクタンス素子2
5の直列回路に対してコンデンサ14を並列接続してある
回路、チョークコイル11の閉回路が構成される。
第5図のt2に対応する時点ではコンデンサ14は第7図に
示す極性となっており、区間TDでは、コンデンサ14、高
圧放電灯12、インダクタンス素子25の閉回路が構成され
て、コンデンサ14の電荷の放出が振動電流となり、高圧
放電灯12に流れる電流I12は連続性を保ちながらこの間
に極性を反転し、t3時点ではトランジスタ18がオンして
電流I12には休止を生じることなく反転を完了する。ま
た高圧放電灯12の両端電圧V12も電流I12とほぼ同様な波
形となり、再点弧電圧は極小となる。
ここでインダクタンス素子25のインダクタンス値L1を1m
Hとし、コンデンサ14の容量C14を0.1μFとすると、高
圧放電灯12の抵抗を無視しても振動周波数fは となり、約16KHzとなって、周期は約63μsecとなる。こ
こで実際にはこ高圧放電灯12の抵抗成分が入るので振動
周波数fは低くなって、周期が長くなる。而してこのよ
うな動作から高圧放電灯12と直列に少しのインダクタン
ス値を持つインダクタンス素子25を接続することによっ
て上述の問題点を解消することができる。
しかしながらこの第7図回路では第8図に示すように上
記の極性が反転した直後にトランジスタ18がオンした場
合急峻なサージ電流が流れることがある。
第8図の波形は次の部分の波形を示す。つまり同図
(a)はトランジスタ17の動作を、同図(b)はトラン
ジスタ18の動作を示し、又同図(c)は入力電流I1で、
この入力電流I1はトランジスタ17,18のコレクタ電流に
対応する。同図(d)はチョークコイル11に流れる電流
I11を示し、又同図(e)はコンデンサ14に流れる電流I
14を示す。同図(f)はコンデンサ14の両端電圧V14
示し、同図(g)は高圧放電灯12に流れる電流I12を示
す。さてt2〜t3の区間TDではほぼコンデンサ14、高圧放
電灯12、インダクタンス素子25の閉回路の動作となり、
コンデンサ14の電荷がインダクタンス素子25を介して高
圧放電灯12へ放出され、この時振動電流がこれらの回路
定数に応じた周期で流れる。t3の時点では電圧V14は再
び第7図の極性となり、この条件でトランジスタ18がオ
ンすることになる。つまりt3の時点では電圧V14の電圧
の向きが第7図の極性になるのでトランジスタ18がオン
すると、直流電源電圧VDCと電圧V14が加極的になつて、
第8図(c)に示した電流I1の如くt3時点付近では急峻
な電流となり、電源端子1、トランジスタ18、コンデン
サ14、トランジスタ20、電源端子2の回路で流れること
になる。t4〜t5間でも同様なサージ電流が流れることに
なる。
従ってこのようなサージ電流が生じることにより使用ト
ランジスタ素子のストレス(スイッチングロス、パルス
電流に対する耐量等)の増大や、雑音、騒音が大きくな
る等という問題が出てくることになり、結果トランジス
タ素子の耐量を上げ且つ雑音、騒音に対する対策等によ
るコストアップや、装置の大型化になるという欠点があ
った。
[発明の目的] 本発明は上述の問題点に鑑みて為されたものでその目的
とするところは極性の反転時のサージ電流を解消してス
イッチング素子のストレスを低減するとともに、デッド
タイムの時間設定に自由度を持たせ、極性反転時の過渡
現象による急変な動作を緩和して安定な動作が得られる
放電灯点灯装置を提供するにある。
[発明の開示] 本発明は第7図回路におけるコンデンサ14の電圧V14
電圧の向きと、t3時点でのトランジスタ18がオンオフす
るタイミングについて着目し、トランジスタ18がオンす
るt3時点で、コンデンサ14の充電電圧の極性が直流電源
電圧VDCに対して減極性となるようにタイミングを設定
することを特徴とするものである。
以下本発明を実施例により説明する。
実施例1 第1図は本実施例の動作波形を示す。本実施例は基本的
に回路構成は第7図回路と同じであるから、回路構成は
省略し、第7図に沿って説明する。まず従来の第8図の
t3の時点で、直流電源電圧VDC+V14となっているため、
実質的に電源電圧が高められた状態となり、トランジス
タ18がオンしたときの電流は急峻なものとなっている
が、本実施例ではコンデンサ14又はインダクタンス素子
25の値を変えて、高圧放電灯12、インダクタンス素子2
5、コンデンサ14の閉回路での振動周波数を下げてあ
る。而して第1図に示すt3時点では同図(d)に示すコ
ンデンサ14の電圧V14の極性は同図(b)に示すように
トランジスタ18がオンしたとき、直流電源電圧VDCに対
して減極的になっているため、入力電流I1にはサージ電
流は同図(c)に示すように生じないのである。尚コン
デンサ14は期間TD付近以外では振動電流は流れず、高周
波成分の電流を殆ど流し、高圧放電灯12には低周波電流
を流すものである。又、動作上コンデンサ14とチョーク
コイル11とのインピーダンスの関係はチョークコイル11
の方がコンデンサ14に比べてインピーダンスが数倍から
数十倍であるので、チョークコイル11に流れる電流は殆
どチョークコイル11と高圧放電灯12とで支配され、イン
ダクタンス素子25は低周波動作での限流要素としての機
能は殆どない。
実施例2 第2図は実施例のコンデンサ14の電圧V14の動作波形を
示す。而して本実施例では第2図に示すコンデンサ14の
両端電圧V14の斜線で示した側(Ta、Tb、Tc区間)のい
ずれでトランジスタ18がオンしても入力電流I1としてサ
ージ電流が発生しなかった。また高圧放電灯12に流れる
電流I12についても休止が生じず、再点弧電圧は低いま
まであるという結果がえられた。尚第1周期目のTa区間
で、トランジスタ18をオンさせるほうが、減極的な効果
が大きいので、このようにするための、振動周波数を選
ぶ方が好ましい。又コンデンサ14、インダクタンス素子
25、高圧放電灯12の等価抵抗R12の振動周波数の関係で
期間TDを同時オン防止の点から選定し、本発明の条件を
満足する定数を設定すればよい。このようにして本実施
例においても同時オン防止のための十分な期間TDを有し
ながら且つサージ電流を防止できるのである。
実施例3 本実施例は第3図に示すように高周波でオンオフさせる
高周波用トランジスタ35とチョークコイル11′の直列回
路を電源端子1に接続したもので、第7図回路における
トランジスタ17,18の動作をトランジスタ35のみで行わ
せるようにしたものである。
トランジスタ26〜29は極性反転用でいずれも低周波で動
作される。つまりトランジスタ26と28、27と29はペアで
動作し、高圧放電灯12に流れる電流I12の正の半サイク
ルはトランジスタ26,28がオン状態で、トランジスタ27,
29がオフとなり、負の半サイクルではトランジスタ27,2
9がオン状態でトランジスタ26,28がオフである。インダ
クタンス素子25、コンデンサ14、高圧放電灯12は第7図
に示すインダクタンス素子25、コンデンサ14、高圧放電
灯12と同様な動作、機能をもつものである。ダイオード
30はトランジスタ35がオフの時動作するもので、第7図
のダイオード23及び24に相当する。ダイオード31〜34は
通常動作しないが、過渡期のサージ電流を流すもので、
第9図回路のダイオード21,22に相当する。
而してトランジスタ35がオンのとき、トランジスタ26,2
8が電流I12の正の半サイクルのオン状態で、電源、電源
端子1、トランジスタ35、チョークコイル11′、トラン
ジスタ26、高圧放電灯12とインダクタンス素子25との直
列回路にコンデンサ14を並列接続した回路、トランジス
タ28、電源端子2、電源の閉回路で電流が流れ、トラン
ジスタ35がオフすると、チョークコイル11′、トランジ
スタ26、高圧放電灯12とインダクタンス素子25との直列
回路にコンデンサ14を並列接続した回路、トランジスタ
28、ダイオード30、チョークコイル11′の閉回路で電流
が流れ、チョークコイル11′の蓄積エネルギが放出され
る。負の半サイクルではトランジスタ27、29に電流が流
れる以外は同じである。このような基本的回路動作に加
えて、本実施例では上記期間TD中に振動電流が流れる、
コンデンサ14、高圧放電灯12、インダクタンス素子25の
閉回路において、極性反転時のコンデンサ14の電圧がV
14が直流電源電圧VDCに対して減極となるように回路定
数を設定し、極性反転時の過渡現象による急変な動作を
緩和するのである。尚上記実施例ではフルブリッジ型の
インバータを使用しているが、上記期間TD中に高圧放電
灯12を含めたLCRの振動回路を実質的に形成するもので
あれば、他の回路、例えばハーフブリッジ型のインバー
タ回路であっても良い。つまりチョークコイル11′を高
周波で動作させ、高圧放電灯12には低周波電流I12を流
すコンデンサ14を具備している回路であればよい。
[発明の効果] 本発明は直流電源に対して少なくとも1対のスイッチン
グ素子の直列回路を接続し、これらのスイッチング素子
を交互に低周波の周期でスイッチングさせるとともに両
スイッチング素子のスイッチングが切り変わる前に共に
オフとなる期間を設定し、直流電源電圧を高周波用のス
イッチング素子でオンオフして限流用インダクタンス要
素を介して得られた高周波出力を上記1対のスイッチン
グ素子のスイッチング期間中に、インダクタンス素子と
高圧放電灯との直列回路にコンデンサを並列に接続して
振動回路を構成する並列回路に印加する放電灯点灯装置
において、上記1対のスイッチング素子のスイッチング
がオフする期間を経て切り変わ時の前記コンデンサの電
圧の方向を上記直流電源の電圧に対して減極となるよう
に上記振動回路の定数を設定したから、極性反転時にサ
ージ電流が流れず、使用スイッチング素子にストレスが
かかるのを防ぐことができ、結果スイッチング素子の耐
量を下げることができ、またサージ電流発生を抑えるこ
とができるから、雑音の発生、騒音の発生が低減でき、
更に振動回路を用いているから、高圧放電灯に流れる電
流に休止期間を生じず、結果総てのスイッチング素子を
極性反転前にオフする期間を定める回路の設計の自由度
が増して、回路設計が容易となりコストの低減化が図れ
るという効果があり、さらに低周波点灯であるため高圧
放電灯を点灯させても、音響的共鳴現象によるアークの
不安定をなくし、しかもチョークコイルを高周波で動作
させるため小型、軽量化が図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の動作説明用の波形図、第2
図は本発明の実施例2の動作説明用の波形図、第3図は
本発明の実施例3の回路図、第4図は従来例の回路図、
第5図は同上の動作説明用波形図、第6図は同上の詳細
な波形図、第7図は本発明の基本となる従来例の回路
図、第8図は同上の動作説明用の波形図であり、11,1
1′はチョークコイル、12は高圧放電灯、14はコンデン
サ、24はインダクタンス素子、17乃至20はトランジス
タ、35,26乃至34はトランジスタ、VDCは直流電源電圧、
TDは期間である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源に対して少なくとも1対のスイッ
    チング素子の直列回路を接続し、これらのスイッチング
    素子を交互に低周波の周期でスイッチングさせるととも
    に両スイッチング素子のスイッチングが切り変わる前に
    共にオフとなる期間を設定し、直流電源電圧を高周波用
    のスイッチング素子でオンオフして限流用インダクタン
    ス要素を介して得られた高周波出力を上記1対のスイッ
    チング素子のスイッチング期間中に、インダクタンス素
    子と高圧放電灯との直列回路にコンデンサを並列に接続
    して振動回路を構成する並列回路に印加する放電灯点灯
    装置において、上記1対のスイッチング素子のスイッチ
    ングがオフする期間を経て切り変わる時の前記コンデン
    サの電圧の方向を上記直流電源の電圧に対して減極とな
    るように上記振動回路の定数を設定したことを特徴とす
    る放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】高周波用スイッチング素子を上記1対のス
    イッチング素子の内の1つで兼用させたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の放電灯点灯装置。
JP16438985A 1985-07-25 1985-07-25 放電灯点灯装置 Expired - Lifetime JPH06101389B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16438985A JPH06101389B2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25 放電灯点灯装置
US06/883,803 US4734624A (en) 1985-07-25 1986-07-09 Discharge lamp driving circuit
DE19863623306 DE3623306A1 (de) 1985-07-25 1986-07-11 Entladungslampen-treiber
CA000513906A CA1250345A (en) 1985-07-25 1986-07-16 Discharge lamp driving circuit
GB8617753A GB2178607B (en) 1985-07-25 1986-07-21 Discharge lamp driving circuit
FR8610670A FR2585531A1 (fr) 1985-07-25 1986-07-23 Circuit de commande d'une lampe a decharge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16438985A JPH06101389B2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25 放電灯点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6226795A JPS6226795A (ja) 1987-02-04
JPH06101389B2 true JPH06101389B2 (ja) 1994-12-12

Family

ID=15792191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16438985A Expired - Lifetime JPH06101389B2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06101389B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003217885A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63202892A (ja) * 1987-02-17 1988-08-22 田上 謙二 調光ができ、電源周波数の変動に対応できる高圧放電灯の点灯装置
US4887007A (en) * 1987-02-18 1989-12-12 U.S. Philips Corporation DC-AC converter for supplying a gas and/or vapour discharge lamp
JPH088157B2 (ja) * 1989-11-27 1996-01-29 松下電工株式会社 放電灯点灯装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003217885A (ja) * 2002-01-17 2003-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 放電灯点灯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6226795A (ja) 1987-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3329929B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置
US6380694B1 (en) Variable structure circuit topology for HID lamp electronic ballasts
JP2004522280A (ja) 高輝度放電ランプを駆動する装置及び方法
US4965493A (en) Electric arrangement for igniting and supplying a gas discharge lamp
US4329627A (en) High frequency thyristor circuit for energizing a gaseous discharge lamp
US20050035724A1 (en) Electronic circuit, and method of operating a high-pressure lamp
JP2003217888A (ja) 放電灯点灯装置
JP3994633B2 (ja) 放電灯点灯装置
EP1897418A2 (en) Method for driving an inverter of a gas discharge supply circuit
JPH06101389B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4354803B2 (ja) 放電ランプ駆動用安定器
JPH06101388B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2527421B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH0665175B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3125459B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH088156B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH05266984A (ja) 放電ランプ点灯装置
JPH09131066A (ja) インバータ装置およびこのインバータ装置を使用した照明装置
JPS6334890A (ja) 放電灯点灯装置
JPH0650677B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH04272698A (ja) 放電灯点灯装置
JP3022965U (ja) 蛍光灯調光装置
JPH0665174B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH05205893A (ja) 放電灯点灯装置
JPH08138877A (ja) 高圧放電灯のインバータ点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term