JPH0599163A - 可変容量ベーンポンプの油圧制御装置 - Google Patents

可変容量ベーンポンプの油圧制御装置

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JPH0599163A
JPH0599163A JP25727091A JP25727091A JPH0599163A JP H0599163 A JPH0599163 A JP H0599163A JP 25727091 A JP25727091 A JP 25727091A JP 25727091 A JP25727091 A JP 25727091A JP H0599163 A JPH0599163 A JP H0599163A
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JP
Japan
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control
vane pump
oil pressure
hydraulic pressure
gain
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Application number
JP25727091A
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English (en)
Inventor
Hiromasa Sakai
弘正 酒井
Naoshi Shibayama
尚士 柴山
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高ゲインにおける制御安定性を向上した「電
制」可変容量ベーンポンプの油圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】制御油圧に応じた吐出流量を発生して油圧回路
に供給する可変容量ベーンポンプと、前記吐出油圧を検
出する油圧センサと、目標油圧と吐出油圧の偏差をゼロ
にする制御量を演算する演算手段と、該演算手段の演算
結果にしたがって前記制御油圧を操作する電磁制御弁
と、を備えた可変容量ベーンポンプの油圧制御装置にお
いて、前記油圧回路の回路抵抗を可変とする抵抗可変手
段を設け、前記可変容量ベーンポンプが所定ゲインで動
作するときには、前記電磁制御弁に代えて抵抗可変手段
を制御対象とすることを特徴とし、好ましくは、前記所
定ゲインは、可変容量ベーンポンプの制御量の変化に対
する吐出油圧の変化の割合が所定の割合以上に大きい場
合に相当するゲインであることを特徴とし、さらに好ま
しくは、前記抵抗可変手段は、油圧回路の潤滑油系統の
流路抵抗を可変とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の自動変速機に搭
載される可変容量ベーンポンプの油圧制御装置、特に、
電子的に制御される可変容量ベーンポンプの油圧制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可変容量ベーンポンプの油圧制御
装置としては、例えば実開平3−8687号公報に記載
されているように、ベーンポンプの吐出圧POを油圧セ
ンサで検出し、この検出値と目標値(目標油圧PM)と
の偏差が常にゼロとなるような制御量を演算して、制御
油圧PCを電気的にコントロールするようにした、いわ
ゆる電子制御(以下、略して電制)可変容量ベーンポン
プが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「電
制」可変容量ベーンポンプは図7に示すような特性、す
なわち、高回転になるほど僅かな制御量変化でも吐出油
圧が大きく変化する特性(ゲイン特性)があり、また、
負荷消費流量が小さいほど同様に僅かな制御量変化でも
吐出油圧が大きく変化する特性があり、特に、高ゲイン
における制御安定性の点で解決すべき課題があった。
【0004】したがって、ポンプ回転数を高い状態でポ
ンプ吐出制御を行った場合には、制御量変化に伴って吐
出油圧が大きく変化するため、吐出油圧を目標油圧に合
わせずらくなるという未解決の課題がある。そこで、本
発明は、高ゲインにおける制御安定性を向上した「電
制」可変容量ベーンポンプの油圧制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る可変容量ベ
ーンポンプの油圧制御装置はその原理図を図1に示すよ
うに、制御油圧に応じた吐出流量を発生して油圧回路に
供給する可変容量ベーンポンプと、前記吐出油圧を検出
する油圧センサと、目標油圧と吐出油圧の偏差をゼロに
する制御量を演算する演算手段と、該演算手段の演算結
果にしたがって前記制御油圧を操作する電磁制御弁と、
を備えた可変容量ベーンポンプの油圧制御装置におい
て、前記油圧回路の回路抵抗を可変とする抵抗可変手段
を設け、前記可変容量ベーンポンプが所定ゲインで動作
するときには、前記電磁制御弁に代えて抵抗可変手段を
制御対象とすることを特徴とし、好ましくは、前記所定
ゲインは、可変容量ベーンポンプの制御量の変化に対す
る吐出油圧の変化の割合が所定の割合以上に大きい場合
に相当するゲインであることを特徴とし、さらに好まし
くは、前記抵抗可変手段は、油圧回路の潤滑油系統の流
路抵抗を可変とすることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、ベーンポンプが所定ゲイン(好ま
しくは高ゲイン)で動作すると、油圧回路(好ましくは
潤滑油系統)の流路抵抗が可変制御される。例えば、ポ
ンプ回転数を高い状態でポンプ吐出圧制御を行った場合
には、制御量変化に伴って吐出油圧が大きく変化し(高
ゲイン)、吐出油圧を目標油圧制御操作量変化に対して
(この場合には変速操作に必要な適正油圧)合わせずら
くなる。すなわち、制御性が悪化するが、かかる場合に
は「流路抵抗制御」を用いることにより、そのメリット
(応答性)を活かして、速やかに目標油圧近傍に近づけ
ることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図6は本発明に係る「電制」可変容量ベー
ンポンプの油圧制御装置の一実施例を示す図である。図
2において、20は可変容量ベーンポンプであり、可変
容量ベーンポンプ20は、カムリングとロータとの偏心
量をコントロールピストン20aの動きによって調節す
るもので、偏心量、回転数および吐出流量に応じた大き
さの吐出油圧PO(ライン圧に相当する)を発生する。
コントロールピストン20aは制御油圧PCの大きさと
スプリング20bの付勢力が常にバランスするように動
き、制御油圧PCは、吐出油圧POを第1の電磁弁(電磁
制御弁)21で調圧して与えられる。第1の電磁弁21
は所定の制御信号SPに従って例えばそのオン/オフデ
ューティを変化させ(デューティ弁の場合)、あるいは
電流値を比例的に変化させて(圧力制御比例弁の場合、
以下、比例弁)、制御油圧PCを調圧する。
【0008】22は可変容量ポンプ20を回転駆動する
エンジンであり、エンジン22の回転数NP(すなわち
可変容量ベーンポンプ20の回転数)は回転数検出手段
23によって検出される。24は吐出油圧POを検出す
る油圧センサであり、油圧センサ24は吐出油圧PO
大きさを表示する油圧信号PLを出力する。25は第2
の電磁弁であり、第2の電磁弁25は、可変容量ベーン
ポンプ20の吐出ポート20cと図外の潤滑系統(例え
ば自動変速機の各部潤滑用)との間を結ぶ油路26に挿
入される。第2の電磁弁25は、所定の制御信号SF
従ってそのオン/オフデューティ(デューティ弁の場
合)を変化させ、あるいはその電流値を比例的に変化さ
せ(比例弁の場合)、油路26の圧力を変化させて、可
変容量ベーンポンプ20の吐出ポート20cから図外の
潤滑系統へと流れる潤滑油の流量をコントロールする。
すなわち、第2の電磁弁25は、制御信号SFにしたが
って潤滑系統の流路抵抗を可変とする抵抗可変手段とし
て機能する。
【0009】27はオリフィス、28はコントローラで
あり、コントローラ(演算手段)28は、例えば自動変
速機(以下、A/T)に本発明を適用した場合には、走
行状態に応じた最適変速比を決定し、その変速比を達成
するための「変速制御」を実行すると共に、吐出油圧P
Oと目標油圧PMとの偏差やエンジン回転数NP等に基づ
いて、可変容量ベーンポンプ20の吐出油圧POを制御
するための「偏心量制御」及び「流路抵抗制御」を実行
する。
【0010】ここで、「偏心量制御」と「流路抵抗制
御」は、何れも吐出油圧POと目標油圧PMとの偏差を無
くすための制御であるが、前者は制御油圧PCを操作す
るための制御信号SPを発生するのに対し、後者は油路
26を流れる潤滑油量(例えばA/Tに適用する場合)
を操作するための制御信号SFを発生する点が異なる。
すなわち、偏心量制御では可変容量ベーンポンプ20の
偏心量(正確にはコントロールピストン20aのストロ
ーク量)を制御対象とするが、流路抵抗制御では潤滑油
流量を制御対象とする点が相違する。
【0011】図3はコントローラ28で実行される処理
プログラムの要部フローチャートであり、「偏心量制
御」及び「流路抵抗制御」を含むプログラムである。こ
のプログラムは、判定ブロックB1と制御ブロックB2
らなり、判定ブロックB1は、エンジンの回転数NPや吐
出油圧POと目標油圧PMとの偏差εに基づいて、「偏心
量制御」および「流路抵抗制御」の単独実行、あるいは
同時実行の何れを行うかを判定し、制御ブロックB2
その判定結果に従って3つの制御(制御A、制御B、制
御C)の1つを実行する。
【0012】ここで、実施例の判定条件は、エンジンの
回転数NPが低基準回転数NLOWよりも大きいか否か(第
1の判定条件:ステップ30)、エンジンの回転数NP
が高基準回転数NHiよりも小さいか否か(第2の判定条
件:ステップ31)、偏差εの絶対値(|ε|)が低回
転用の偏差基準値ε1よりも大きいか否か(第3の判定
条件:ステップ32)、偏差εの絶対値(|ε|)が高
回転用の偏差基準値ε 2よりも小さいか否か(第4の判
定条件:ステップ33)の4つである。
【0013】第1の判定条件30がNOで第3の判定
条件32がYESの場合には制御Aを実行し、 第1の判定条件30がYESで第2の判定条件31が
NOかつ第4の判定条件33がYESの場合には制御C
を実行し、 また、第1の判定条件30と第2の判定条件31が共
にYESの場合、または、第1の判定条件30と第3の
判定条件32が共にNOの場合、あるいは、第1の判定
条件30がYESで第2の判定条件31と第4の判定条
件33が共にNOの場合には制御Bを実行する。
【0014】すなわち、は、ベーンポンプの回転数N
PがNLOW以下の所定の低回転域にあるときで、ベーンポ
ンプが“低ゲイン”で動作している場合であり、この場
合、目標油圧PMと吐出油圧POとの偏差(正確には偏差
εの絶対値|ε|)が所定値(ε1)以上の場合には
「偏心量制御」と「流路抵抗制御」とを併用する。
は、ベーンポンプの回転数(NP)がNHi以上の所定の
高回転域にあるときで、ベーンポンプが“高ゲイン”で
動作している場合であり、この場合、目標油圧PMと吐
出油圧POとの偏差(正確には偏差εの絶対値|ε|)
が所定値(ε2)以下の場合には「流路抵抗制御」を単
独実行する(換言すれば「偏心量制御」を停止する)。
は、ベーンポンプの回転数(NP)がNLOW以上で、か
つNHi以下の中回転域にあるときで、ベーンポンプが
“中ゲイン”で動作している場合であり、この場合に
は、「偏心量制御」を単独実行する。また、NLOW以下
でベーンポンプが“低ゲイン”で動作していても偏差の
絶対値|ε|がε1以下の場合や、あるいは、NHi以上
でベーンポンプが“高ゲイン”で動作していても偏差の
絶対値|ε|がε2以上の場合には「偏心量制御」を単
独実行する。
【0015】今、ポンプ回転数を高い状態でポンプ吐出
圧制御を行った場合を考えると、この場合、特に、目標
油圧PMと吐出油圧POとの偏差が小さい場合は、電制ベ
ーンポンプでは、制御量変化に伴って吐出油圧が大きく
変化するため、吐出油圧を目標油圧に合わせずらくな
り、制御精度が悪化する。そこで、本実施例では、ベー
ンポンプのゲインが高い場合には、偏心量制御に代えて
流路抵抗制御を行うことにより、上記不都合を解決して
制御精度を向上する。
【0016】すなわち、低回転域で偏差が大きい場合
()には、低ゲインであるから応答性を重視して「偏
心量制御」と「流路抵抗制御」を併用し、一方、高回転
域で偏差小さい場合()には、高ゲインであるから安
定性を重視して「流路抵抗制御」を単独実行する。但
し、低回転域で低ゲインであっても偏差が小さい場合に
は、応答性はそれほど悪化しないので「偏心量制御」を
単独実行し、また、高回転域で高ゲインであっても偏差
が大きい場合には、「偏心量制御」を実行して偏差をε
2以下に抑えた後、「流路抵抗制御」の単独実行に移行
する。あるいは、中回転域で中ゲインにあるときは、偏
差の大きさに拘らず「偏心量制御」を単独実行する。
【0017】「流路抵抗制御」の原理は、例えば水道の
蛇口に繋ぐホースの太さによって説明できる。すなわ
ち、水道の蛇口はベーンポンプ20の吐出ポートに相当
し、ホースの太さは第2の電磁弁25の開弁程度に相当
する。細いホースを繋ぐと蛇口の水圧(吐出油圧に相
当)が高くなり、太いホースを繋ぐと低くなる。このよ
うな水圧の変化(吐出油圧の変化)は、水道の送水圧
(ベーンポンプ20の内圧、回転数と偏心量に相関す
る)を一定とすれば、ホースの内径変化に依存し、しか
もホースの内径変化と水圧変化との間に時間的な遅れは
みられない。したがって、「流路抵抗制御」と「偏心量
制御」とを併用することにより、低回転域におけるベー
ンポンプの応答性向上を図ることができる。
【0018】また、水道の送水圧がかなり高いとき、す
なわちポンプ回転数が相当に高いときにはわずかな蛇口
の開閉でも水圧が大きく変化する(ポンプゲインが高
い)ので、意図した水圧に正確に一致させるのがきわめ
て困難になる。かかる場合には、蛇口の開きを一定にし
たまま、ホースの太さを変化させるのが効果的である。
したがって、本実施例によれば、かかる水道とホースと
の関係で説明したように、ベーンポンプ20の動きその
ものを操作する偏心量制御(送水圧の操作に相当)と、
ベーンポンプ20の動きに関与せずその吐出流量を操作
する流路抵抗制御(ホースの内径操作に相当)とを、ポ
ンプの回転数NP等から判別されるゲインに応じて適宜
選択するようにしたので、低回転域における応答性の向
上および高回転域における安定性の向上を図ることがで
きるという優れた効果を奏することができる。
【0019】なお、実施例では、低回転域での応答性と
高回転域での安定性を共に向上しているが、これに限る
ものではなく、例えば常用回転域の高いスポーツ専用車
にあっては安定性向上を主眼とした制御態様(偏心量制
御と流路抵抗制御の単独実行)としてもよい。また、実
施例では、ポンプ回転数NPに基づいてゲイン判定を行
っているが、これに限るものではなく、例えば、吐出油
圧Pと吐出流量Qを読み込み、これらのP、Qに基づい
て流路抵抗Rを演算(R=P/Q)し、さらに、第1の
判定条件30と第2の判定条件31をそれぞれ次のよう
にしてもよい。
【0020】第1の判定条件30→ 流路抵抗Rの値が
基準流路抵抗値R1以上であるか否かを判別する。 第2の判定条件31→ 流路抵抗Rの値が基準流路抵抗
値R2以上であるか否かを判別する。 かかる条件設定によると、R≧R1かつR≦R2でない場
合に高ゲインが判定され、また、R≧R1でない場合に
低ゲインが判定され、さらに、R≧R1かつR≦R2の場
合に中ゲインが判定される。
【0021】ここで、偏心量制御では、次式(1)に示
す関数式に従って制御油圧PCの圧力操作量ΔQPを演算
し、その演算結果に応じた大きさの制御信号SPを生成
する。 ΔQP=f(ε) ……(1) また、流路抵抗制御では、次式(2)に示す関数式に従
って作動油の流量操作量ΔQFを演算し、その演算結果
に応じた大きさの制御信号SFを生成する。
【0022】ΔQF=f(ε) ……(2) 何れも、そのときの吐出油圧POを目標油圧PMに指向さ
せ得る操作量ΔQP又はΔQFを求めることができる。図
4はΔQP、ΔQFをマップから求めるようにした例であ
る。すなわち、ステップ40でポンプ回転数NPを読み
込むと共に、吐出油圧POと目標油圧PMとの偏差εを求
め、ステップ41でNPとεによって所定のマップを検
索する。
【0023】図5はマップの一例であり、縦軸がε、横
軸がNPの2次元マップに3つのゾーンA1、A2及び
A3を設定している。NPとεがゾーンA1に存在する
場合は、ステップ42でΔQPにεをk倍した値を代入
すると共に、ステップ43でΔQFにεをm倍した値を
代入する。すなわち、この場合は偏心量制御と流路抵抗
制御の双方を実行することになる。また、NPとεがゾ
ーンA2に存在する場合は、ステップ44でΔQPにε
をk倍した値を代入すると共に、ステップ45でΔQF
に0を代入する。すなわち、この場合は偏心量制御だけ
を実行することになる。さらにまた、NPとεがゾーン
A3に存在する場合は、ステップ46でΔQPに0を代
入すると共に、ステップ47でΔQFにεをn倍した値
を代入する。すなわち、この場合は流路抵抗制御だけを
実行することになる。
【0024】マップの形や係数k、m、nの大きさを変
えるだけで制御特性を自在に変更することができる。因
みに、図6は他のマップ例を示す図であり、図6(a)
はN Pでゾーンを分けた例、図6(b)は偏差εでゾー
ンを分けた例である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、油圧回路の流路抵抗を
可変とする抵抗可変手段を設け、可変容量ベーンポンプ
が所定ゲインで動作するときには、この抵抗可変手段を
制御対象としたので、高ゲインにおける制御安定性を向
上した「電制」可変容量ベーンポンプの油圧制御装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】一実施例の構成図である。
【図3】一実施例の制御フロー図である。
【図4】一実施例の圧力操作量ΔQP及び流量操作量Δ
Fをマップから求める演算フロー図である。
【図5】一実施例のマップ図である。
【図6】一実施例の他のマップ図である。
【図7】電制可変容量ベーンポンプの吐出流量−吐出圧
特性図である。
【符号の説明】
C:制御油圧 PO:吐出油圧 20:可変容量ベーンポンプ 28:コントローラ(演算手段) 21:第1の電磁弁(電磁制御弁) 24:油圧センサ 25:第2の電磁弁(抵抗可変手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御油圧に応じた吐出流量を発生して油圧
    回路に供給する可変容量ベーンポンプと、前記吐出油圧
    を検出する油圧センサと、目標油圧と吐出油圧の偏差を
    ゼロにする制御量を演算する演算手段と、該演算手段の
    演算結果にしたがって前記制御油圧を操作する電磁制御
    弁と、を備えた可変容量ベーンポンプの油圧制御装置に
    おいて、前記油圧回路の流路抵抗を可変とする抵抗可変
    手段を設け、前記可変容量ベーンポンプが所定ゲインで
    動作するときには、前記電磁制御弁に代えて抵抗可変手
    段を制御対象とすることを特徴とする可変容量ベーンポ
    ンプの油圧制御装置。
  2. 【請求項2】前記所定ゲインは、可変容量ベーンポンプ
    の制御量の変化に対する吐出油圧の変化の割合が所定の
    割合以上に大きい場合に相当するゲインであることを特
    徴とする請求項1記載の可変容量ベーンポンプの油圧制
    御装置。
  3. 【請求項3】前記抵抗可変手段は、油圧回路の潤滑油系
    統の流路抵抗を可変とすることを特徴とする請求項1記
    載の可変容量ベーンポンプの油圧制御装置。
JP25727091A 1991-10-04 1991-10-04 可変容量ベーンポンプの油圧制御装置 Pending JPH0599163A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133716A (ja) * 2003-10-10 2005-05-26 Borgwarner Inc 可変目標調整器を備えた可変容量形ベーンポンプ
JP2014058892A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Hitachi Automotive Systems Steering Ltd 可変容量型ベーンポンプ

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