JPH05312250A - 自動変速機のライン圧制御装置 - Google Patents

自動変速機のライン圧制御装置

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JPH05312250A
JPH05312250A JP11758692A JP11758692A JPH05312250A JP H05312250 A JPH05312250 A JP H05312250A JP 11758692 A JP11758692 A JP 11758692A JP 11758692 A JP11758692 A JP 11758692A JP H05312250 A JPH05312250 A JP H05312250A
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JP
Japan
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control
pressure
line pressure
cam ring
automatic transmission
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Application number
JP11758692A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kato
芳章 加藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動変速機のライン圧制御装置において、小
型軽量化,高効率化及び制御応答性向上を図りながら、
走行条件や運転条件にかかわらずフィードバック制御を
ベースとするライン圧制御の制御安定性の向上を図るこ
と。 【構成】 可変容量ベーンポンプcへのカムリング偏心
圧の直接電子制御によりライン圧を制御すると共に、実
際または要求される制御ゲインがフィードバック制御応
答での収束領域から外れる時であると走行条件や運転条
件により判断されるとフィードバック制御に代えてオー
プン制御を選択する制御モード切換手段jを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変容量ベーンポンプ
へのカムリング偏心圧の直接電子制御により吐出圧(ラ
イン圧)を制御する自動変速機のライン圧制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機のライン圧制御装置と
しては、例えば、特開昭 −号公報に記載のものが知
られている。
【0003】上記従来出典には、エンジン低回転から高
回転までのポンプ吐出量を必要最小限となるように制御
する可変容量ベーンポンプを有し、ライン圧は、運転条
件に応じたプレッシャモディファイア圧を信号圧として
作動するプレッシャレギュレータバルブによりポンプ吐
出圧を調圧して作り出す装置が示されている。
【0004】尚、可変容量ベーンポンプでのポンプ吐出
量制御は、ポンプ吐出圧が高圧になると、プレッシャレ
ギュレータバルブのスプールが移動してコントロールピ
ストン作動油圧を発生させ、この油圧をフィードバック
アキュムレータ及びブリードオリフィスを有するフィー
ドバック圧油路を介して可変容量ベーンポンプのフィー
ドバック圧室へ導き、このフィードバック圧による力で
カムリングの偏心量を小さくし、ポンプ吐出量を低減す
ることで行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動変速機のライン圧制御装置にあっては、下記に
列挙するような問題がある。
【0006】(1)プレッシャレギュレータバルブやプ
レッシャモディファイアバルブ等を必要とするシステム
であり、部品点数が多くなり、大型化や高重量化を招
く。
【0007】(2)ブリードオリフィスからのリークや
本数の多いバルブからのリークにより多量のオイルがリ
ークする為、効率が低くなる。
【0008】(3)プレッシャレギュレータバルブが遅
れ要素となり、ライン圧の制御応答性が低下する。
【0009】そこで、上記問題を解決するシステムとし
て、本出願人は、特願平3−117777号公報で、プ
レッシャレギュレータバルブやプレッシャモディファイ
アバルブ等を廃止し、可変容量ベーンポンプへのカムリ
ング偏心圧の直接電子制御によりライン圧を制御するシ
ステムを提案した。
【0010】ここで、このライン圧制御システムを用
い、走行条件や運転条件にかかわらず全域で、フィード
バック制御によりカムリング偏心圧を制御する場合を考
えると、フィードバック制御による応答性は、コントロ
ーラやシステムの設定により決まってくる為、例えば、
高回転低負荷時等のようにカムリング偏心量の変動に対
しライン圧が変動し易い高制御ゲインの時にフィードバ
ック制御を行なうと、カムリング偏心圧の変動によりラ
イン圧が振動して制御が発散する。
【0011】また、例えば、作動油粘性が増す低油温時
や変速機伝達トルクが急増するドライブレンジからのリ
バースレンジ(Rレンジ)や1速固定レンジ(Iレン
ジ)や2速固定レンジ(IIレンジ)へのセレクト時にお
いては、高応答でライン圧を上昇させたいという要求が
ある。
【0012】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、自動変速機のライン圧制御装置におい
て、小型軽量化,高効率化及び制御応答性向上を図りな
がら、走行条件や運転条件にかかわらずフィードバック
制御をベースとするライン圧制御の制御安定性の向上を
図ることを第1の課題とする。
【0013】エンジン回転数及びスロットル開度の変化
にかかわらずフィードバック制御をベースとするライン
圧制御の制御安定性の向上を図ることを第2の課題とす
る。
【0014】制御ベースとなるフィードバック制御領域
を拡大しながら第2の課題を達成することを第3の課題
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るため請求項1記載の自動変速機のライン圧制御装置で
は、可変容量ベーンポンプへのカムリング偏心圧の直接
電子制御によりライン圧を制御すると共に、実際または
要求される制御ゲインがフィードバック制御応答での収
束領域から外れる時であると走行条件や運転条件により
判断されるとフィードバック制御に代えてオープン制御
を選択する制御モード切換手段を設けた。
【0016】即ち、図1のクレーム対応図に示すよう
に、油圧の大きさに応じてカムリングaの偏心量を制御
するカムリング偏心圧室bを有する可変容量ベーンポン
プcと、前記カムリング偏心圧室bへの油圧を外部から
の指令により制御する油圧制御アクチュエータdと、前
記可変容量ベーンポンプcから吐出される実ライン圧を
検出するライン圧検出手段eと、所定の走行条件や運転
条件に応じて目標ライン圧を設定する目標ライン圧設定
手段fと、ライン圧検出値と目標ライン圧の偏差に基づ
きカムリング偏心圧を制御する指令を前記油圧制御アク
チュエータdに出力するフィードバック制御手段gと、
ライン圧検出値にかかわらず所定の制御指令を前記油圧
制御アクチュエータdに出力するオープン制御手段h
と、実際の制御ゲインの高さや要求される制御ゲインの
高さを走行条件や運転条件により判断する制御ゲイン判
断手段iと、カムリング偏心圧を制御するにあたって、
通常はフィードバック制御手段gを選択し、実際または
要求される制御ゲインがフィードバック制御応答での収
束領域から外れる時にはフィードバック制御手段gに代
えてオープン制御手段hを選択する制御モード切換手段
jとを備えていることを特徴とする。
【0017】上記第2の課題を解決するため請求項2記
載の発明では、請求項1記載の自動変速機のライン圧制
御装置において、エンジン回転数検出手段kとスロット
ル開度検出手段mを設け、前記制御ゲイン判断手段i
を、制御ゲインが低いフィードバック制御領域と制御ゲ
インが高いオープン制御領域を規定したエンジン回転数
及びスロットル開度のマップnと、エンジン回転数検出
値及びスロットル開度検出値とに基づいて制御領域を判
断する手段とし、前記制御モード切換手段jを領域判断
に応じて制御モードを切り換える手段としたことを特徴
とする。
【0018】上記第3の課題を解決するため請求項3記
載の発明では、請求項2記載の自動変速機のライン圧制
御装置において、前記可変容量ベーンポンプcを偏心さ
せる油圧力に対し反力を与えるスプリングとして、カム
リング偏心量が小さくなるにつれてバネ定数が上昇する
非線形スプリングpを設けたことを特徴とする。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明の作用を説明する。
【0020】ライン圧制御時には、制御ゲイン判断手段
iにおいて、実際の制御ゲインの高さや要求される制御
ゲインの高さがセレクト位置等の走行条件やスロットル
開度等の運転条件により判断され、制御モード切換手段
jにおいて、制御ゲインがフィードバック制御応答での
収束領域である通常はフィードバック制御手段gが選択
され、フィードバック制御手段gでは、ライン圧検出値
と目標ライン圧の偏差に基づきカムリング偏心圧を制御
する指令を油圧制御アクチュエータdに出力することで
カムリング偏心圧が制御される。
【0021】一方、制御ゲイン判断手段iで実際または
要求される制御ゲインがフィードバック制御応答での収
束領域から外れると判断された時には、制御モード切換
手段jにおいて、フィードバック制御手段gに代えてオ
ープン制御手段hが選択され、ライン圧検出値にかかわ
らず所定の制御指令を油圧制御アクチュエータdに出力
することでカムリング偏心圧が制御される。
【0022】請求項2記載の発明の作用を説明する。
【0023】制御ゲインの判断時には、制御ゲイン判断
手段iにおいて、制御ゲインが低いフィードバック制御
領域と制御ゲインが高いオープン制御領域を規定したエ
ンジン回転数及びスロットル開度のマップnと、エンジ
ン回転数検出手段kからのエンジン回転数検出値及びス
ロットル開度検出手段mからのスロットル開度検出値と
に基づいて制御領域が判断され、制御モード切換手段j
において、制御ゲイン判断手段iでの領域判断に応じて
フィードバック制御とオープン制御の制御モードが切り
換えられる。
【0024】請求項3記載の発明の作用を説明する。
【0025】ライン圧制御時、可変容量ベーンポンプc
のカムリング偏心量を大きくすることでライン圧が増圧
され、可変容量ベーンポンプcのカムリング偏心量を小
さくすることでライン圧が減圧される。そして、カムリ
ング偏心量はカムリング偏心圧室bへの油圧による油圧
力と油圧力に対し反力を与えるスプリングによるバネ力
により決まるが、スプリングとしてカムリング偏心量が
小さくなるにつれてバネ定数が上昇する非線形スプリン
グpを設けた為、カムリング偏心量が小さい領域では、
カムリング偏心圧室bへの油圧の増減に対するカムリン
グ偏心量の変化、つまり、ライン圧の変化が小さく抑え
られ、ライン圧制御ゲインが低くなる。このようにライ
ン圧制御ゲインが低下することで、制御ゲインが低いフ
ィードバック制御領域と制御ゲインが高いオープン制御
領域を規定したエンジン回転数及びスロットル開度のマ
ップnで、低ライン圧制御ゲインが要求される高制御ゲ
イン側まで制御精度の高いフィードバック制御領域を拡
大することが出来る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0027】まず、構成を説明する。
【0028】図2は請求項1〜請求項3記載の発明に対
応する実施例の自動変速機のライン圧制御装置を示す全
体システム図である。
【0029】実施例の自動変速機のライン圧制御装置
は、図2に示すように、油圧の大きさに応じてカムリン
グ1aの偏心量を制御するカムリング偏心圧室1bを有
する可変容量ベーンポンプ1と、前記カムリング偏心圧
室1bへの油圧を外部からの指令により制御する3方向
デューティソレノイドバルブ2及び減圧弁3(油圧制御
アクチュエータに相当)と、前記3方向デューティソレ
ノイドバルブ2に対しフィードバック制御あるいはオー
プン制御によるデューティ指令を出力するA/Tコント
ローラ4を備えている。
【0030】前記可変容量ベーンポンプ1は、ポンプカ
バー1cに支持されたカムリング1aと、該カムリング
1aの内側に配置されたロータ1d及びベーン1eと、
前記カムリング1aに接すると共にポンプカバー1cに
支持されたコントロールピストン1fとを有して構成さ
れている。
【0031】前記カムリング1aは、その一端がピン1
gによりポンプカバー1cにより揺動可能に支持される
と共に、他端部のポンプカバー1cとの間にはカムリン
グ1aの偏心量を増す方向に付勢する非線形スプリング
1hが介装されている。
【0032】この非線形スプリング1hは、コイル径が
大きくコイル長が長い大コイルスプリングと、コイル径
が小さくコイル長が短い小コイルスプリングの二重コイ
ルスプリング構造とし、カムリング偏心量が大きい領域
では、大コイルスプリングのみを作用させることにより
バネ定数を小さくし、カムリング偏心量が大きい領域で
は、大小コイルスプリングを同時に作用させることによ
りバネ定数を大きくしている。
【0033】前記ロータ1dは、図外のエンジン出力軸
に連結されたポンプ入力軸1iに設けられていて、この
ロータ1dの外周に前記カムリング1aの内周面1jに
慴接しながら出没可能な複数のベーン1eが嵌装されて
いる。尚、カムリング偏心量とは、ロータ1dの中心位
置とカムリング1aの中心位置との偏心量をいう。
【0034】前記コントロールピストン1fは、カムリ
ング1aの外周部にカムリング1aとは部分接触状態で
配置され、その一端部はピン1kによりポンプカバー1
cに揺動可能に支持されている。そして、コントロール
ピストン1fとポンプカバー1cとの間にカムリング偏
心圧室1bが形成され、このカムリング偏心圧室1bへ
油圧を導くと、油圧に応じた力が前記非線形スプリング
1hによるバネ力に抗してカムリング1aに作用し、カ
ムリング1aを図面した方向に押し下げ、カムリング偏
心量を小さくする。つまり、カムリング偏心圧室1bへ
のカムリング偏心圧PF の制御によりカムリング偏心量
を制御出来る構造となっている。
【0035】また、前記ポンプカバー1cには、図外の
吸入ポートと吐出ポートが設けられていて、吸入ポート
にはオイルパン6からの吸入油路7が連結され、吐出ポ
ートにはライン圧油路8が連結されている。
【0036】前記3方向デューティソレノイドバルブ2
は、パイロットバルブ5からのパイロット圧PP を基圧
とし、減圧弁3へのソレノイドカムリング偏心圧PS を
作り出すノーマルクローズタイプバルブで、そのバルブ
ケース2aには、ソレノイドコイル2bやボール弁2c
等が内蔵され、ボール弁2cが設けられた弁室にソレノ
イドカムリング偏心圧ポート2dとパイロット圧ポート
2eとドレーンポート2fが連通している。そして、こ
のボール弁2cは、ソレノイドコイル2bを通電とする
オン時にソレノイドカムリング偏心圧ポート2dとパイ
ロット圧ポート2eを接続しドレーンポート2fを遮断
し、ソレノイドコイル2bを非通電とするオフ時にソレ
ノイドカムリング偏心圧ポート2dとドレーンポート2
fを接続しパイロット圧ポート2eを遮断するという弁
作動を示す。つまり、ソレノイドコイル2bに所定の周
波数でオン/オフを繰り返すデューティ指令が出力され
ると、デューティ指令が高デューティ比(オン時間比率
が高い)の時にソレノイドカムリング偏心圧PS を高圧
とし、デューティ指令が低デューティ比(オン時間比率
が低い)の時にソレノイドカムリング偏心圧PS を低圧
とするというように、デューティ指令に応じてソレノイ
ドカムリング偏心圧PS が調圧される。
【0037】前記パイロットバルブ5は、可変容量ベー
ンポンプ1からのライン圧PL を基圧とし、3方向デュ
ーティソレノイドバルブ2へのパイロット圧PP を作り
出すバルブで、このパイロットバルブ5では、ライン圧
PL の圧力レベルにかかわらずスプールを付勢するバネ
力の設定により決まる一定圧のパイロット圧PP に調圧
し、フィルタ9を有するパイロット圧油路10を介して
パイロット圧ポート2eにパイロット圧PP の作動油を
供給する。
【0038】前記減圧弁3は、ライン圧PL を基圧と
し、3方向デューティソレノイドバルブ2からのソレノ
イドカムリング偏心圧PS を作動信号圧とし、カムリン
グ偏心圧室1bへのカムリング偏心圧PF を作り出すバ
ルブで、バルブ穴3aにスプール3bが慴動可能に設け
られ、バルブ穴3aには、ソレノイドカムリング偏心圧
油路11に接続されるソレノイドカムリング偏心圧ポー
ト3cと、ドレーンポート3dと、カムリング偏心圧油
路12に接続されるカムリング偏心圧ポート3eと、ラ
イン圧油路8に接続されるライン圧ポート3fと、カム
リング偏心圧油路12にオリフィス13を介して接続さ
れるカムリング偏心圧ポート3gとが設けられている。
そして、この減圧弁3では、ソレノイドカムリング偏心
圧PS の圧力レベルに応じてライン圧PL を減圧し、0
〜最大圧までのカムリング偏心圧PF に調圧し、カムリ
ング偏心圧PF による作動油をカムリング偏心圧油路1
2を介してカムリング偏心圧室1bに供給する。ここ
で、ソレノイドカムリング偏心圧PS が上昇するとカム
リング偏心圧PF が上昇し、非線形スプリング1hのバ
ネ力に抗する油圧力でコントロールピストン1fがカム
リング1aを押し、カムリング偏心量が小さくなってラ
イン圧PL が減圧される。
【0039】また、ソレノイドカムリング偏心圧PS が
低下するとカムリング偏心圧PF が低下し、油圧力に抗
する非線形スプリング1hのバネ力でカムリング1aが
コントロールピストン1fを押し、カムリング偏心量が
大きくなってライン圧PL が増圧される。
【0040】前記A/Tコントローラ4は、マイクロコ
ンピュータを主体とする電子コントローラで、エンジン
回転数センサ4a(エンジン回転数検出手段に相当),
スロットル開度センサ4b(スロットル開度検出手段に
相当),ライン圧センサ4c(ライン圧検出手段に相
当),カムリング偏心量センサ4d,車速センサ4e,
油温センサ4f等からの制御情報を入力し、所定のライ
ン圧制御プログラムによる処理で指令するデューティ比
を決め、3方向デューティソレノイドバルブ2に対し決
められたデューティ比指令を出力する。
【0041】次に、作用を説明する。
【0042】(A) ライン圧制御処理 図3は実施例装置のA/Tコントローラ4で所定の制御
周期により繰り返し行なわれるライン圧制御処理作動の
流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについ
て説明する。
【0043】ステップ30では、油温Tが設定油温To以
下かどうかが判断される。
【0044】ステップ31では、ギヤ段(セレクト位
置)がRレンジまたはI,IIレンジかどうかが判断され
る。
【0045】ステップ32では、デューティ比D=0%
の指令が出力される。
【0046】ステップ33では、エンジン回転数NE と
スロットル開度TH とライン圧PL と目標ライン圧PL*
が読み込まれる。
【0047】ステップ34では、スロットル開度TH が
一定値THo以下かどうかが判断される。
【0048】ステップ35では、デューティ比D=10
0%の指令が出力される。
【0049】ステップ36では、エンジン回転数NE と
スロットル開度TH をパラメータとする図4のフィード
バック制御禁止マップが読み込まれる。
【0050】ステップ37では、図4のフィードバック
制御禁止マップとの対比により、今回の制御周期で読み
込まれたエンジン回転数NE 及びスロットル開度TH が
フィードバック制御禁止ゾーンに属するかどうかが判断
される。
【0051】ステップ38では、1制御周期前のデュー
ティ比Doと、比例定数Kpと、積分定数Kiと、微分定数Kd
と、偏差e(e=PL*−PL )によりフィードバック制
御の一種であるPID制御手法によりデューティ比Dが
決定されると共に、決定されたデューティ比Dによる指
令が出力される。
【0052】ステップ39では、今回演算により決定さ
れたデューティ比Dがデューティ比Doとして設定され
る。
【0053】尚、ステップ30,ステップ31,ステッ
プ34,ステップ37は制御ゲイン判断手段及び制御モ
ード切換手段に相当し、ステップ32,ステップ35は
オープン制御手段に相当し、ステップ38,ステップ3
9はフィードバック制御手段に相当する。
【0054】(B) 最大ライン圧要求時 自動変速機作動油の油温Tが設定油温To以下の時には、
ステップ30→ステップ32へと進む流れとなり、ステ
ップ32では、デューティ比D=0%の指令が3方向デ
ューティソレノイドバルブ2に対して出力される。この
制御指令によって、カムリング偏心圧PF はPF =0に
調圧され、カムリング1fの最大偏心位置が維持され、
ポンプ駆動入力に応じて高応答でライン圧PL が上昇す
る。
【0055】つまり、冬期や寒冷地での発進時等のよう
に自動変速機作動油が低温であり、作動油粘性が高い
時、フィードバック制御を行なうとライン圧PL の上昇
が遅れ、このライン圧PL で締結されるクラッチやブレ
ーキ等の締結要素の締結力が不足し、ライン圧PL が上
昇するまで発進不能となるようなことがある。つまり、
低油温時には応答良くライン圧PL を立ち上げたいとい
う要求があり、この時にフィードバック制御に代えてオ
ープン制御を行なうことで、高応答でのライン圧上昇要
求に応えることが出来る。
【0056】ギヤ段がRレンジまたはI,IIレンジの時
には、ステップ30→ステップ31→ステップ32へと
進む流れとなり、ステップ32では、デューティ比D=
0%の指令が3方向デューティソレノイドバルブ2に対
して出力される。この制御指令によって、カムリング偏
心圧PF はPF =0に調圧され、カムリング1fの最大
偏心位置が維持され、ポンプ駆動入力に応じて高応答で
ライン圧PL が上昇する。
【0057】つまり、ギヤ段がRレンジまたはI,IIレ
ンジの時には、減速比が大きくなることで自動変速機伝
達トルクが非常に大きなものとなり、この伝達トルクを
受けるクラッチやブレーキ等の締結要素はその締結力と
なるライン圧PL が低いと滑りを生じることで、ライン
圧PL を一気に上昇させて高い締結力を確保したいとい
う要求があり、この時にフィードバック制御に代えてオ
ープン制御を行なうことで、高応答でのライン圧上昇要
求に応えることが出来る。
【0058】(C) 最小ライン圧要求時 アクセル足離しでの停車時等で、スロットル開度TH が
一定値THo以下の時には、ステップ30→ステップ31
→ステップ33→ステップ34→ステップ35へと進む
流れとなり、ステップ35では、デューティ比D=10
0%の指令が3方向デューティソレノイドバルブ2に対
して出力される。この制御指令によって、カムリング偏
心圧PF はPF =最大圧に調圧され、カムリング1fの
最小偏心位置が維持され、最低のライン圧PL とされ
る。
【0059】つまり、アクセル足離しでの停車時等で
は、自動変速機での変速は行なわれず変速に必要なライ
ン圧PL を必要としない。また、このような時に可変容
量ベーンポンプ1でカムリング偏心量を与えてポンプ駆
動をすると、ポンプ駆動のための駆動力をエンジンから
受けることになり、可変容量ベーンポンプ1がエンジン
負荷となって燃費を低下させる。このような要求に対
し、アクセル足離しでの停車時等にフィードバック制御
に代えてオープン制御を行なうことで、高応答で燃費向
上要求に応えることが出来る。
【0060】(D) 通常走行でのライン圧制御時 ステップ30の油温条件やステップ31のギヤ段条件や
ステップ34のスロットル開度条件を満足しない通常走
行時には、ステップ30→ステップ31→ステップ33
→ステップ34→ステップ36→ステップ37へと進む
流れとなり、ステップ37では、図4のフィードバック
制御禁止マップに基づいてフィードバック制御禁止ゾー
ンに属するかどうかが判断される。
【0061】そして、ステップ37で図4のマップでハ
ッチングにより示されるフィードバック制御禁止ゾーン
に属すると判断された時は、ステップ32へ進み、ステ
ップ32では、デューティ比D=0%の指令が3方向デ
ューティソレノイドバルブ2に対して出力される。この
制御指令によって、カムリング偏心圧PF はPF =0に
調圧され、カムリング1fの最大偏心位置が維持され、
ライン圧PL が最大ライン圧に制御される。
【0062】また、ステップ37で図4のマップで白抜
きより示されるフィードバック制御ゾーンに属すると判
断された時は、PID制御手法によりデューティ比Dが
決定され、デューティ比Dの指令が3方向デューティソ
レノイドバルブ2に対して出力される。この制御指令に
よって、カムリング偏心圧PF はデューティ比Dに応じ
た油圧に調圧され、カムリング偏心量を変化させてライ
ン圧PL が目標ライン圧PL*に収束するように制御され
る。
【0063】従って、低回転高負荷時等のようにカムリ
ング偏心量の変動に対しライン圧が変動しにくい低制御
ゲインの時であり、図4のマップで白抜きより示される
フィードバック制御ゾーンに属すると判断された時は、
フィードバック制御を行なうことで高精度のライン圧制
御が確保され、また、高回転低負荷時等のようにカムリ
ング偏心量の変動に対しライン圧が変動し易い高制御ゲ
インの時であり、図4のマップでハッチングにより示さ
れるフィードバック制御禁止ゾーンに属すると判断され
た時は、フィードバック制御に代えてオープン制御を行
なうことで、ライン圧PL の振動が防止される。
【0064】(E) フィードバック制御ゾーンの拡大 従来技術で述べたように、フィードバック制御による応
答性は、A/Tコントローラ4やシステムの設定により
決まってくるのに対し、本実施例では、システム側で可
変容量ベーンポンプ1を偏心させる油圧力に対し反力を
与えるスプリングとして、カムリング偏心量が小さくな
るにつれてバネ定数が上昇する非線形スプリング1hを
設けた。これによって、下記に述べるように、1つのコ
イルスプリングで反力を与える場合に比べ、フィードバ
ック制御ゾーンを拡大することが出来る。
【0065】まず、図5の(ロ)に示す非線形スプリン
グ1hを用いたカムリング偏心量に対するカムリング偏
心圧特性と、図7の(ロ)に示す1つのコイルスプリン
グを用いたカムリング偏心量に対するカムリング偏心圧
特性との比較で明らかなように、非線形スプリング1h
を用いた場合、カムリング偏心圧PF が高い領域でカム
リング偏心量の変化量に対するカムリング偏心圧PF の
変化量が大きい。
【0066】これにより、図5の(イ)に示す非線形ス
プリング1hを用いたカムリング偏心圧特性及びライン
圧特性と、図7の(イ)に示す1つのコイルスプリング
を用いたカムリング偏心圧特性及びライン圧特性との比
較で明らかなように、非線形スプリング1hを用いた場
合、カムリング偏心圧PF が高い領域でライン圧PL の
変化勾配が小さい。これは、非線形スプリング1hを用
いた場合、カムリング偏心圧PF が高い領域でライン圧
制御ゲインが低いことをあらわしている。
【0067】従って、図6に示すように、1つのコイル
スプリングを用いた場合には、全般的にライン圧制御ゲ
インが高くなり、フィードバック制御を行なうとカムリ
ング偏心圧の変動によりライン圧が振動するフィードバ
ック制御禁止ゾーンを広い領域で設定しなければならな
いのに対し、図4に示すように、非線形スプリング1h
を用いた場合には、フィードバック制御禁止ゾーンが必
然的に狭くなり、フィードバック制御ゾーンが拡大され
る。
【0068】この結果、ライン圧制御の制御安定性を確
保しながら、高ポンプ負荷流量領域でのライン圧制御精
度の向上を図ることが出来る。
【0069】次に、効果を説明する。
【0070】(1)カムリング偏心圧直接電子制御方式
とした為、プレッシャレギュレータバルブやプレッシャ
モディファイアバルブ等が廃止され、システムの小型軽
量化を達成することが出来る。
【0071】(2)電子制御によるカムリング偏心圧可
変ゲイン方式によりブリードオリフィスによりオイルを
リークさせることなくシステム安定化を図ると共に、バ
ルブ本数を低減している為、オイルリーク量の低減で効
率を高めることが出来る。
【0072】(3)遅れ要素となるプレッシャレギュレ
ータバルブを用いないシステムとしている為、ライン圧
の制御応答性が向上する。
【0073】(4)実際または要求される制御ゲインが
フィードバック制御応答での収束領域から外れる時であ
ると走行条件や運転条件により判断されるとフィードバ
ック制御に代えてオープン制御を選択する装置とした
為、走行条件や運転条件にかかわらずフィードバック制
御をベースとするライン圧制御の制御安定性の向上を図
ることが出来る。
【0074】つまり、フィードバック制御禁止ゾーンを
規定したエンジン回転数及びスロットル開度のマップに
基づきフィードバック制御禁止ゾーンの時にはオープン
制御を行なう装置とした為、エンジン回転数NE 及びス
ロットル開度TH により判断されるポンプ負荷流量の大
きい領域(=フィードバック制御禁止ゾーン)でフィー
ドバック制御を行なう場合に生じるライン圧振動が防止
される。
【0075】また、高制御応答が要求される低油温時や
Rレンジ等の時にはオープン制御を行なう装置とした
為、高制御応答に応えながら、フィードバック制御を行
なう場合に比べライン圧変動を抑えることが出来る。
【0076】(5)可変容量ベーンポンプ1を偏心させ
る油圧力に対し反力を与えるスプリングとして、カムリ
ング偏心量が小さくなるにつれてバネ定数が上昇する非
線形スプリング1hを設けた為、制御ベースとなるフィ
ードバック制御領域を拡大することが出来る。
【0077】(6)アクセル足離しでの停車時等にフィ
ードバック制御に代えてライン圧PLを最低圧とするオ
ープン制御を行なう装置とした為、高応答で燃費向上要
求に応えることが出来る。
【0078】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成や制御内容は実施例に限られるもので
はない。
【0079】例えば、実施例では、3方向デューティソ
レノイドバルブと減圧弁とが別体の例を示したが、減圧
弁一体型デューティソレノイドバルブとしても良い。
【0080】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、自動変
速機のライン圧制御装置において、可変容量ベーンポン
プへのカムリング偏心圧の直接電子制御によりライン圧
を制御すると共に、実際または要求される制御ゲインが
フィードバック制御応答での収束領域から外れる時であ
ると走行条件や運転条件により判断されるとフィードバ
ック制御に代えてオープン制御を選択する制御モード切
換手段を設けた為、小型軽量化,高効率化及び制御応答
性向上を図りながら、走行条件や運転条件にかかわらず
フィードバック制御をベースとするライン圧制御の制御
安定性の向上を図ることが出来るという効果が得られ
る。
【0081】請求項2記載の発明にあっては、自動変速
機のライン圧制御装置において、制御ゲインが低いフィ
ードバック制御領域と制御ゲインが高いオープン制御領
域を規定したエンジン回転数及びスロットル開度のマッ
プと、エンジン回転数検出値及びスロットル開度検出値
とに基づいて制御領域を判断し、領域判断に応じて制御
モードを切り換える手段とした為、エンジン回転数及び
スロットル開度の変化にかかわらずフィードバック制御
をベースとするライン圧制御の制御安定性の向上を図る
ことが出来るという効果が得られる。
【0082】請求項3記載の発明にあっては、自動変速
機のライン圧制御装置において、可変容量ベーンポンプ
を偏心させる油圧力に対し反力を与えるスプリングとし
て、カムリング偏心量が小さくなるにつれてバネ定数が
上昇する非線形スプリングを設けた為、制御ベースとな
るフィードバック制御領域を拡大しながら請求項2記載
発明の効果を達成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機のライン圧制御装置を示す
クレーム対応図である。
【図2】実施例の自動変速機のライン圧制御装置を示す
全体システム図である。
【図3】実施例装置のA/Tコントローラで行なわれる
ライン圧制御処理作動の流れを示すフローチャートであ
る。
【図4】実施例装置のA/Tコントローラに設定されて
いるフィードバック制御ゾーンとフィードバック制御禁
止ゾーンを規定したエンジン回転数及びスロットル開度
のマップである。
【図5】実施例装置での特性図であり、図5(イ)はカ
ムリング偏心圧とライン圧の対比特性図であり、図5
(ロ)はカムリング偏心量に対するカムリング偏心圧特
性図である。
【図6】反力スプリングとして1つのコイルスプリング
を用いたシステムでA/Tコントローラに設定されるフ
ィードバック制御ゾーンとフィードバック制御禁止ゾー
ンを規定したエンジン回転数及びスロットル開度のマッ
プである。
【図7】反力スプリングとして1つのコイルスプリング
を用いたシステムでの特性図であり、図7(イ)はカム
リング偏心圧とライン圧の対比特性図であり、図7
(ロ)はカムリング偏心量に対するカムリング偏心圧特
性図である。
【符号の説明】 a カムリング b カムリング偏心圧室 c 可変容量ベーンポンプ d 油圧制御アクチュエータ e ライン圧検出手段 f 目標ライン圧設定手段 g フィードバック制御手段 h オープン制御手段 i 制御ゲイン判断手段 j 制御モード切換手段 k エンジン回転数検出手段 m スロットル開度検出手段 n マップ p 非線形スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧の大きさに応じてカムリングの偏心
    量を制御するカムリング偏心圧室を有する可変容量ベー
    ンポンプと、 前記カムリング偏心圧室への油圧を外部からの指令によ
    り制御する油圧制御アクチュエータと、 前記可変容量ベーンポンプから吐出される実ライン圧を
    検出するライン圧検出手段と、 所定の走行条件や運転条件に応じて目標ライン圧を設定
    する目標ライン圧設定手段と、 ライン圧検出値と目標ライン圧の偏差に基づきカムリン
    グ偏心圧を制御する指令を前記油圧制御アクチュエータ
    に出力するフィードバック制御手段と、 ライン圧検出値にかかわらず所定の制御指令を前記油圧
    制御アクチュエータに出力するオープン制御手段と、 実際の制御ゲインの高さや要求される制御ゲインの高さ
    を走行条件や運転条件により判断する制御ゲイン判断手
    段と、 カムリング偏心圧を制御するにあたって、通常はフィー
    ドバック制御手段を選択し、実際または要求される制御
    ゲインがフィードバック制御応答での収束領域から外れ
    る時にはフィードバック制御手段に代えてオープン制御
    手段を選択する制御モード切換手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機のライン圧制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動変速機のライン圧制
    御装置において、 エンジン回転数検出手段とスロットル開度検出手段を設
    け、 前記制御ゲイン判断手段を、制御ゲインが低いフィード
    バック制御領域と制御ゲインが高いオープン制御領域を
    規定したエンジン回転数及びスロットル開度のマップ
    と、エンジン回転数検出値及びスロットル開度検出値と
    に基づいて制御領域を判断する手段とし、前記制御モー
    ド切換手段を領域判断に応じて制御モードを切り換える
    手段としたことを特徴とする自動変速機のライン圧制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動変速機のライン圧制
    御装置において、 前記可変容量ベーンポンプを偏心させる油圧力に対し反
    力を与えるスプリングとして、カムリング偏心量が小さ
    くなるにつれてバネ定数が上昇する非線形スプリングを
    設けたことを特徴とする自動変速機のライン圧制御装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092023A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Hitachi Ltd 可変容量形ポンプ
JP2016102538A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 株式会社デンソー 車両の油圧供給装置
JP2018173092A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 マツダ株式会社 自動変速機の油圧供給装置

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