JPH0595341U - リクライニング機構付きシートのリクライニング微調整機構 - Google Patents
リクライニング機構付きシートのリクライニング微調整機構Info
- Publication number
- JPH0595341U JPH0595341U JP3745692U JP3745692U JPH0595341U JP H0595341 U JPH0595341 U JP H0595341U JP 3745692 U JP3745692 U JP 3745692U JP 3745692 U JP3745692 U JP 3745692U JP H0595341 U JPH0595341 U JP H0595341U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reclining
- gear
- seat
- fine adjustment
- reclining mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】リクライニング機構付きシートの無段階のリク
ライニング微調整を可能にすること。 【構成】バックフレーム31の下端部の一側に固定され
てバックフレーム31とアッパアーム32間に介在し上
端部にてアッパアーム32に前後方向へ回動可能かつ下
端部にてバックフレーム31のクッションフレ−ムに対
する支持軸34に前後方向へ搖動可能に組付けられた中
間プレート21と、支持軸34上に回転可能に組付けら
たギヤ23と、ギヤ23に偏心して設けられ支持軸34
上に回転可能に組付けられかつ中間プレート21に設け
た嵌合凹所21bに嵌合す駆動板24と、ロアアーム3
3に回動可能に組付けられてギヤ23に噛合するセクタ
ギヤ22と、セクタギヤ22を回動操作する操作レバー
25を備えた微調整機構。
ライニング微調整を可能にすること。 【構成】バックフレーム31の下端部の一側に固定され
てバックフレーム31とアッパアーム32間に介在し上
端部にてアッパアーム32に前後方向へ回動可能かつ下
端部にてバックフレーム31のクッションフレ−ムに対
する支持軸34に前後方向へ搖動可能に組付けられた中
間プレート21と、支持軸34上に回転可能に組付けら
たギヤ23と、ギヤ23に偏心して設けられ支持軸34
上に回転可能に組付けられかつ中間プレート21に設け
た嵌合凹所21bに嵌合す駆動板24と、ロアアーム3
3に回動可能に組付けられてギヤ23に噛合するセクタ
ギヤ22と、セクタギヤ22を回動操作する操作レバー
25を備えた微調整機構。
Description
【0001】
本考案は、リクライニング機構付きシートのリクライニング微調整機構に関す る。
【0002】
リクライニング機構付きシートにおいては、刊行物「自動車工学便覧、第6編 1−26頁(社団法人自動車技術会、昭和58年9月30日発行)」に示されて いるように、リクライニング機構を構成するポールがラチェットに噛合すること によりシ−トバックがシ−トクッションに対してロックされており、シ−トバッ クの前後方向の傾斜角を調整するにはポールのラチェットに対する噛合を解除し てシ−トバックを前後方向に回動可能となし、この状態でシ−トバックを前後方 向に任意に回動した後ポールをラチェットの歯部の任意の位置に再び噛合してシ −トバックをシ−トクッションにロックする手段が採られている。
【0003】
このように、上記したリクライニング機構付きシートにおいては、ポールのラ チェットの歯部に対する噛合位置を変更することによりシ−トバックの傾斜角を 調整するものであり、その最小調整角度が例えば約2度といった大きな角度であ るため、シ−トバックの上方の部位においてはその最小調整ピッチが例えば約1 5mmピッチとなり、それ以上の微小な調整は不可能である。従って、本考案の目 的は、リクライニング機構付きシートにおいて、シ−トバックの傾斜角を微調整 することができる機構、すなわちリクライニング微調整機構を提供することにあ る。
【0004】
本考案は、シ−トクッションを構成するクッションフレ−ムの後端部に設けた ロアアームにシ−トバックを構成するバックフレームの下端部に設けたアッパア ームをリクライニング機構を介して前後方向へ回動可能に組付けてなるリクライ ニング機構付きシートのリクライニング微調整機構であり、当該リクライニング 微調整機構は前記バックフレームの下端部の一側に固定されて同バックフレーム と前記アッパアーム間に介在し上端部にて同アッパアームに前後方向へ回動可能 に組付けられかつ下端部にて前記バックフレームの前記クッションフレ−ムに対 する回動支持軸に前後方向へ搖動可能に組付けられた中間プレートと、前記回動 支持軸上に回転可能に組付けらたギヤと、同ギヤに偏心して設けられ前記回動支 持軸上に回転可能に組付けられるとともに前記中間プレートに設けた嵌合凹所に 嵌合された円板状の偏心駆動板と、前記ロアアームに回動可能に組付けられて前 記ギヤに噛合するセクタギヤと、同セクタギヤを回動操作する操作レバーを備え ていることを特徴とするものである。
【0005】
このように構成したリクライニング微調整機構においては、リクライニング機 構によるシ−トバックのロック時にリクライニング微調整機構を構成する操作レ バーを回動操作すると、セクタギヤが回動して同ギヤと一体の偏心駆動板が回動 する。このため、偏心駆動板が嵌合する中間プレートがその上端部を中心に後端 部を前後方向へ揺動させて、中間プレートと一体のバックフレームを前後方向へ 回動させる。この結果、シ−トバックは操作レバーの操作量に応じて前後方向へ 無段階に回動して、シ−トバックの前後方向の傾斜角を任意に微調整することが できる。
【0006】
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明するに、図1には本考案に係るリ クライニング微調整機構(以下微調整機構という)を備えたリクライニング機構 の側面図が示され、また図2には両機構の分解斜視図が示されている。リクライ ニング機構10は公知のもので、ラチエット11、ポール12、カム13、レリ ーズレバー14およびリターンスプリング15を構成部材としている。また、微 調整機構20は中間プレート21、セクタギヤ22、ギヤ23、駆動板24およ び操作レバー25を構成部材としている。
【0007】 リクライニング機構10を構成するラチエット11はシ−トバックのバックフ レーム31の一部を構成するアッパアーム32に固着されており、アッパアーム 32の下端部はシ−トクッションのクッションフレームの一部を構成するロアア ーム33の後端部にヒンジピン34を介して前後方向へ回動可能に組付けられて いる。ラチエット11はアツパアーム32とロアアーム33間にてヒンジピン3 4と同軸的に位置している。ポール12はロアアーム33に揺動可能に組付けら れていて、その歯部がラチエット11の円弧状歯部に対向して噛合および離間可 能に位置している。また、レリーズレバー14はカム13と一体のもので、ロア アーム33に回動可能に組付けられている。
【0008】 リターンスプリング15はレリーズレバー14とロアアーム33間に掛止され ていて、レリーズレバー14を図示反時計方向へ付勢して非操作位置に保持する とともに、カム13をポール12の背部に当接してポール12の歯部をラチエッ ト11の歯部の一部に噛合させている。アッパアーム32はヒンジピン34との 間に介装されたスパイラルスプリング35の作用にて常に前方へ付勢されている が、ポール12のラチエット11への噛合によりアッパアーム32の前後方向へ の回動を規制する。すなわち、リクライニング機構10の作用によりシ−トバッ クはシ−トクッションに対してロックされている。
【0009】 この状態でレリーズレバー14をリターンスプリング15に抗して図示時計方 向へ回動操作すると、カム13がポール12の背部から離間するとともに、レリ ーズレバー14に設けたカム孔とポール12に設けられて同カム孔に係合するカ ムピンとの協働作用によりポール12がラチエット11から離間して、アッパア ーム32のロアアーム33に対するロックが解除されてバックフレーム31およ びこれと一体のシ−トバックが前後方向へ回動可能となり、シ−トバックの前後 方向の傾斜角を調整することができ,その後レリーズレバー14の回動操作を解 除するとカム13およびポール12が復帰してポール12はラチエット11の歯 部の所定の位置に噛合して、シ−トバックがシ−トクッションに対してロックさ れる。
【0010】 しかして、微調整機構20を構成する中間プレート21は上下方向に所定長さ でアツパアーム32に類似する形状のプレートで、その上端部と中間部にてバッ クフレーム31のブラケット31aに固着されて一体となっている。また、中間 プレート21はアッパアーム32に対しては、その上端部にてブッシュ36aお よびボルト36bにより前後方向へ回動可能に組付けられ、かつその下端部にて 円弧状長孔21aに挿通したヒンジピン34により前後方向へ揺動可能に組付け られている。ギヤ23および駆動板24は互いに偏心して一体化されているもの で、ヒンジピン34上に回転可能に組付けられている。駆動板24は中間プレー ト21の嵌合凹所21bに嵌合されている。
【0011】 セクタギヤ22は先端部に円弧状歯部を備えたもので、その基端部にてスプリ ングカップラ装置26を介してロアアーム33に回動可能に組付けられてギヤ2 3に噛合しており、またカップラ装置26の駆動軸には操作レバー25が組付け られている。カップラ装置26はスプリングカップラ装置として公知のもので、 操作レバー25の上下方向の回動操作における駆動力をセクタギヤ22およびギ ヤ23に伝達するとともに、ギヤ23からセクタギヤ22への駆動力の伝達を阻 止すべく機能するものである。
【0012】 このように構成した微調整機構20を備えたリクライニング機構付きシートに おいては、リクライニング機構10のロック作用によりシ−トバックをシ−トク ッションに対してロックすることができるとともに、リクライニング機構10に よるロックを解除することにより従来と同様にシ−トバックの前後方向の傾斜角 を調整することができる。また、リクライニング機構10によるロック時には微 調整機構10の操作によりシ−トバックの前後方向の傾斜角を無段階に微調整す ることができる。
【0013】 すなわち、微調整機構20においては、リクライニング機構10によるシ−ト バックのロック時に操作レバー25を回動操作すると、セクタギヤ22が回動し てギヤ23を回転されるとともに同ギヤ23と一体の駆動板24が回動する。駆 動板24はギヤ23に対して偏心しているため、駆動板24が嵌合する中間プレ ート22がその上端を支持するボルト36bを中心に後端部を前後方向へ揺動す る。この結果、中間プレート22と一体のバックフレーム31が前後方向へ回動 し、シ−トバックは操作レバー25の操作量に応じて前後方向へ無段階に回動し て、シ−トバックの前後方向の傾斜角を任意に微調整することができる。
【図1】本考案の一実施例に係るリクライニング微調整
機構を備えたリクライニング機構の側面図である。
機構を備えたリクライニング機構の側面図である。
【図2】同リクライニング機構および微調整機構の分解
斜視図である。
斜視図である。
10…リクライニング機構、11…ラチエット、12…
ポール、14…レリーズレバー、20…リクライニング
微調整機構、21…中間プレート、21a…円弧状長
孔、21b…嵌合凹所、22…セクタギヤ、23…ギ
ヤ、24…駆動板(偏心駆動板)、25…操作レバー、
31…バックフレーム、32…アッパアーム、33…ロ
アアーム。
ポール、14…レリーズレバー、20…リクライニング
微調整機構、21…中間プレート、21a…円弧状長
孔、21b…嵌合凹所、22…セクタギヤ、23…ギ
ヤ、24…駆動板(偏心駆動板)、25…操作レバー、
31…バックフレーム、32…アッパアーム、33…ロ
アアーム。
Claims (1)
- 【請求項1】シ−トクッションを構成するクッションフ
レ−ムの後端部に設けたロアアームにシ−トバックを構
成するバックフレームの下端部に設けたアッパアームを
リクライニング機構を介して前後方向へ回動可能に組付
けてなるリクライニング機構付きシートのリクライニン
グ微調整機構であり、当該リクライニング微調整機構は
前記バックフレームの下端部の一側に固定されて同バッ
クフレームと前記アッパアーム間に介在し上端部にて同
アッパアームに前後方向へ回動可能に組付けられかつ下
端部にて前記バックフレームの前記クッションフレ−ム
に対する回動支持軸に前後方向へ搖動可能に組付けられ
た中間プレートと、前記回動支持軸上に回転可能に組付
けらたギヤと、同ギヤに偏心して設けられ前記回動支持
軸上に回転可能に組付けられるとともに前記中間プレー
トに設けた嵌合凹所に嵌合された円板状の偏心駆動板
と、前記ロアアームに回動可能に組付けられて前記ギヤ
に噛合するセクタギヤと、同セクタギヤを回動操作する
操作レバーを備えていることを特徴とするリクライニン
グ機構付きシートのリクライニング微調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3745692U JPH0595341U (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | リクライニング機構付きシートのリクライニング微調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3745692U JPH0595341U (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | リクライニング機構付きシートのリクライニング微調整機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595341U true JPH0595341U (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=12498025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3745692U Pending JPH0595341U (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | リクライニング機構付きシートのリクライニング微調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0595341U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102343840A (zh) * | 2010-08-03 | 2012-02-08 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用座椅 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP3745692U patent/JPH0595341U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102343840A (zh) * | 2010-08-03 | 2012-02-08 | 本田技研工业株式会社 | 车辆用座椅 |
US8708419B2 (en) | 2010-08-03 | 2014-04-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle seat |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0366882B2 (ja) | ||
JPH0595341U (ja) | リクライニング機構付きシートのリクライニング微調整機構 | |
JP2000158986A (ja) | シートのリクライニング装置 | |
JP2691345B2 (ja) | リクライニング装置 | |
JP2581531Y2 (ja) | シート用リクライニング機構 | |
JPH057962Y2 (ja) | ||
JP3410224B2 (ja) | シートリクライニング装置 | |
JPH0439713Y2 (ja) | ||
JPH049865Y2 (ja) | ||
JPH0523947U (ja) | 車両用シート | |
JPH0787805B2 (ja) | 二段折れリクライナー | |
JPS6127475Y2 (ja) | ||
JPH024611Y2 (ja) | ||
JPS6127476Y2 (ja) | ||
JPS5911645Y2 (ja) | 車輌用シ−ト等のリクライニングアジヤスタ | |
JPH0675868U (ja) | 車両用シートのシートスライド装置 | |
JPS6341970Y2 (ja) | ||
JPH0312285Y2 (ja) | ||
JPH0677588U (ja) | リクライニング機構 | |
JPH0711645Y2 (ja) | 車両等の座席 | |
JPH0737550Y2 (ja) | リクライニングシートの傾斜角記憶装置 | |
JPH067968Y2 (ja) | 座席支持装置 | |
JPH1175991A (ja) | 車両用シートの無段階アジャスタ | |
JPS581255Y2 (ja) | シ−トリクライナ− | |
JP2523638Y2 (ja) | 車両用シートの上下調節装置 |