JPH0590362U - 熱交換器伝熱管の探傷検査装置 - Google Patents

熱交換器伝熱管の探傷検査装置

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JPH0590362U
JPH0590362U JP117392U JP117392U JPH0590362U JP H0590362 U JPH0590362 U JP H0590362U JP 117392 U JP117392 U JP 117392U JP 117392 U JP117392 U JP 117392U JP H0590362 U JPH0590362 U JP H0590362U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器伝熱管の探傷検査装置に係り、検査
装置を有底小口径筒の底部に安定状態に設置して、探傷
検査を高い精度で実施するとともに、装置の設置および
撤去を円滑にする。 【構成】 有底小口径筒の底部にクランプユニットによ
って固定される固定ベースと、該固定ベースの上部で水
平旋回する旋回フレームと、該旋回フレームを固定する
固定手段と、旋回フレームに搭載されスライド機構によ
って昇降させられるスライドベースと、該スライドベー
スに固定され検出器を移動する検出器移動機構とを具備
する構成であり、検出器の接続ケーブルを水平方向に送
り出して、伝熱管内部で検出器を移動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱交換器伝熱管の探傷検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子炉の一種に、ヘリウムを熱媒体として使用する高温ガス炉がある。この高 温ガス炉に使用される熱交換器Yには、図4に示すように、円筒状の容器1内部 に直立状態のガス出口内筒(有底小口径筒)Bが配設される。該ガス出口内筒B の底部付近には、ガス出口内筒Bの外側に複数の伝熱管Pの端部が接続される。 該伝熱管Pは、熱交換器Y上部のガス入口ヘッダ2から流入させた二次側ヘリウ ムを、ガス出口内筒Bの周囲の熱交換流路3において下方に向かって螺旋状に挿 通させることにより、熱交換流路3を上方に向かって流れる一次側ヘリウムとの 間で熱交換をさせた後に、ガス出口内筒Bに導く細管であり、該ガス出口内筒B との接続部においては、水平状態に配される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記伝熱管Pにおいては、内外に高温のヘリウムガスを挿通するた め、その健全性を定期的あるいは必要に応じて検査する必要がある。 しかしながら、熱交換器Yは、長い熱交換流路3を確保するためにその全長を 10数メートル程度とされ、また、その直径は省スペース等のために、小さく抑 えられることが多い。このため、ガス出口内筒Bは、全長10数メートル、直径 30センチメートル程度の小口径の配管とされ、しかも、検査対象である伝熱管 Pに検出器を投入するための伝熱管接続口4は、ガス出口内筒Bの下部に位置す ることから、その健全性の確認は困難であった。
【0004】 本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、 検査装置を正確な位置に安定状態に設置すること、 探傷検査を高い精度で実施すること、 有底小口径円筒内部の底部への装置の設置および撤去を円滑にすること等を目 的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、熱交換器に設けられた直立状態の有底 小口径筒内に配置され、該有底小口径筒の壁面から水平方向に延びる伝熱管の内 部に検出器を挿入して探傷検査を行う装置であって、有底小口径筒内に挿入され その底部に固定される固定ベースと、該固定ベースの下部に配され有底小口径筒 の壁面を圧接して固定ベースを固定するクランプユニットと、固定ベースの上部 に水平旋回可能に支持される旋回フレームと、該旋回フレームに取り付けられ旋 回フレームを検出器挿入位置に固定する固定手段と、旋回フレームに搭載されス ライド機構によって昇降させられるスライドベースと、該スライドベースに固定 され検出器の接続ケーブルを水平方向に送り出して検出器を伝熱管内で移動させ る検出器移動機構とを具備する構成の熱交換器伝熱管の探傷検査装置を提供して いる。
【0006】
【作用】
本考案の探傷検査装置にあっては、熱交換器に設けられた直立状態の有底小口 径筒の底部に探傷検査装置を吊り降ろして、クランプユニットの作動によって有 底小口径筒の壁面を圧接することにより装置下部の固定ベースを固定する。 次に旋回フレームを水平旋回させて検出器を伝熱管に挿入する旋回位置を設定 したところで、固定手段の作動によって旋回フレームを該旋回位置に固定する。 そして、スライド機構の作動によりスライドベースを昇降させることによって 該スライドベースに搭載された検出器移動機構の上下方向の位置を設定する。 検出器移動機構を作動して、検出器の接続ケーブルを水平方向に送り出すこと により、検出器が伝熱管内に挿入され、伝熱管内を移動しながら検出器の作動に よる探傷検査が実施される。
【0007】
【実施例】 以下、図1ないし図3に基づいて、本考案に係る熱交換器伝熱管の探傷検査装 置の一実施例を説明する。 これら各図において、符号Xは探傷検査装置、符号Bはガス出口内筒(有底小 口径筒)、符号Pは伝熱管、符号10は固定ベース、符号11はクランプユニッ ト、符号12は旋回フレーム、符号13は固定手段、符号14はストッパ手段、 符号15は振れ止め手段、符号16はスライド機構、符号17はスライドベース 、符号18は検出器移動機構、符号19は検出器、符号20は軸受である。
【0008】 これらの詳細について説明すると、前記固定ベース10は、ガス出口内筒B内 に水平状態に配される円盤状に形成されており、その下面に該固定ベース10を 固定するためのクランプユニット11を配している。
【0009】 前記クランプユニット11は、図1に示すように、前記固定ベース10の下面 から下方に延びる筒状のスリーブ11aと、該スリーブ11aに嵌合されて上下 方向に摺動自在に配される摺動シャフト11bと、スリーブ11a内に配され摺 動シャフト11bを下方に付勢するコイルバネ11cと、摺動シャフト11bお よび固定ベース10に取り付けられガス出口内筒Bの壁面に向かって屈曲するリ ンク方式のクランプアーム11dとを具備する構成となっている。
【0010】 前記摺動シャフト11bの側面には、半径方向外方に突出する取付ピン11e が設けられ、スリーブ11aには、取付ピン11eを貫通させることにより摺動 シャフト11bとスリーブ11aとを脱落不可かつ摺動自在な連結状態に保持す る係合長孔11fが設けられている。
【0011】 前記クランプアーム11dは、固定ベース10の下面に揺動可能に取り付けら れる第1リンク11gと、摺動シャフト11bに揺動可能に取り付けられる第2 リンク11hと、両リンク11g・11hを回転自在に結合した関節部11jに 揺動自在に取り付けられた接触パッド11kとを具備する構成となっており、固 定ベース10の周方向に等間隔を空けて3ヵ所に配置されている。図1において 、符号11m・11nは第1リンク11gおよび第2リンク11hを固定ベース 10および摺動シャフト11bに揺動自在に取り付けるためのブラケットである 。
【0012】 前記旋回フレーム12は、軸受20を介して固定ベース10に回転自在に取り 付けられた円盤状の旋回テーブル12aと、該旋回テーブル12aの上方に平行 状態に配される円盤状の天板12bと、該天板12bと旋回テーブル12aとを 連結する垂直ロッド12cとを具備する構成となっている。垂直ロッド12cは 、旋回テーブル12aの周方向に等間隔に3ヵ所設けられ、天板12bと旋回テ ーブル12aとを平行状態に保持して連結するとともに、後述するスライドテー ブルの上下方向の移動を案内する直線ガイドの機能を有する。また、天板12b には、吊り金具12dが配設されており、これにクレーンの吊り具等を引掛ける ことにより、探傷検査装置Xをガス出口内筒B内部に吊り下げられるようになっ ている。
【0013】 前記固定手段13は、旋回フレーム12と固定ベース10との相対回転を抑制 するストッパ手段14と旋回フレーム12をガス出口内筒Bに対して固定する振 れ止め手段15とを具備して構成されている。
【0014】 前記ストッパ手段14は、旋回テーブル12aに上下方向に貫通するネジ孔1 4aを設け、該ネジ孔14aにストッパボルト14bを螺合状態に配設すること により構成され、ストッパボルト14bを一方向に回転して下降させ該ストッパ ボルト14bの下端面を固定ベース10の上面に接触させることにより、旋回フ レーム12と固定ベース10との相対回転を抑制する。また、これとは逆にスト ッパボルト14bと固定ベース10とを離間することにより、旋回フレーム12 を固定ベース10に対して回転自在とする。このストッパボルト14bは、旋回 フレーム12の天板12bを貫通してその上端を天板12bの上方に突出してお り、この上端を操作されることによって回転させられるようになっている。
【0015】 前記振れ止め手段15は、前記旋回フレーム12の天板12bの上面に直立し た状態で回転自在に取り付けられるネジ軸15aと、該ネジ軸15aに螺合して ネジ軸15aの回転によって上下方向に移動するナット部材15bと、該ナット 部材15bおよび天板12bに取り付けられて、ナット部材15bの上下方向の 運動を水平方向の運動に変換するリンク機構15cと、該リンク機構15cによ って天板12bの半径方向外方に移動させられてガス出口内筒Bの壁面を押圧す る固定用ロッド15dとを具備する構成となっている。
【0016】 前記リンク機構15cは、3つのリンクを1ヵ所で回転自在に連結したリンク 部材15eの3つの端部のうち2つの端部をナット部材15bおよび天板12b に回転自在に連結し、残りの一端に、天板12bに水平方向に沿って摺動自在に 支持された固定用ロッド15dを回転自在に連結することにより、ナット部材1 5bの上下方向の運動を固定用ロッド15dの水平方向の運動に変換する構成と なっている。
【0017】 そして、該リンク機構15cを前記クランプアーム11dと同様に、周方向に 等間隔に3ヵ所設けることにより、前記振れ止め手段15の作動によってスライ ドフレーム12をガス出口内筒Bの中心位置に配置して固定するようになってい る。
【0018】 前記スライド機構16は、前記旋回フレーム12の旋回テーブル12aと天板 12bとの間に水平状態に配されるスライドベース17を前記垂直ロッド12c に摺動自在に取り付ける直線軸受16aと、スライドベース17を貫通状態に配 され、旋回テーブル12aおよび天板12bに回転自在に取り付けられるボール ネジ16bと、該ボールネジに螺合してスライドベース17に固定されるボール ナット16cとを具備する構成となっている。
【0019】 前記検出器移動機構18は、スライドベース17の上面に搭載され垂直面内で 回転可能に支持される従動プーリ18aと、該従動プーリ18a下方に従動プ− リ18aと同一面内に配置され従動プーリ18aとの間に後述する検出器19の 接続ケーブル19aを圧接状態に挟む駆動プーリ18bと、該駆動プーリ18b にギヤ18cを介して接続するモータ18dと、従動プーリ18aに接続され接 続ケーブル19aの移動量を検出するエンコーダ18eと、ガス出口内筒Bの上 方より垂れ下がる接続ケーブル19aを従動プーリ18aに沿うように案内する 漏斗状のケーブルガイド18fと、従動プーリ18aとの間に接続ケーブル19 aを挟んでケーブルガイド18fから駆動プーリ18bまでの間において接続ケ ーブル19aを従動プーリ18aに密接させるガイドローラ18gと、プーリ1 8a・18bの間から送り出された接続ケーブル19aを水平方向に導く水平ガ イド18hを具備して構成されている。
【0020】 前記検出器19としては、例えば、被検査部材である伝熱管P内において伝熱 管Pの壁面にコイルを近接させて電流を流すことにより発生する渦電流の変化に よって探傷を行う渦電流式の探傷方法を採用することが考えられる。該検出器1 9に接続する接続ケーブル19aは硬質ゴム等によって被覆されており、接続ケ ーブル19aを押し引きして検出器19を伝熱管P内で移動させることができる ようになっている。
【0021】 このように構成された探傷検査装置Xを使用して伝熱管Pの探傷検査を行う場 合には、ストッパ手段14のストッパボルト14bを回転させて該ストッパボル ト14bを固定ベース10の上面に接触させることによって旋回フレーム12の 回転を固定しておき、クレーンの操作等によって旋回フレーム12の吊り金具1 2dを利用して探傷検査装置Xを吊り下げ、ガス出口内筒Bの内部を下降させて 底部に載置する。
【0022】 この探傷検査装置Xの吊り下げ作業においては、クランプユニット11の摺動 シャフト11bがコイルバネ11cによって下方に付勢され摺動範囲の最下端に 配置されるので、クランプアーム11dは、図1に鎖線で示すように、関節を伸 ばした状態とされる。これによって、関節部11jに位置する接触パッド11k は、探傷検査装置Xの内方に引っ込んだ位置に配置され、ガス出口内筒Bに対す る装置の挿入性を向上させる。
【0023】 そして、探傷検査装置Xの載置作業においては、前記摺動シャフト11bの先 端がガス出口内筒Bの底面に当接すると、探傷検査装置Xの自重によってコイル バネ11cが圧縮され、クランプアーム11dの関節が外方に折れ曲がって接触 パッド11kがガス出口内筒Bの壁面に接触する。前記接触パッド11kは、ク ランプアーム11cの関節部11jに揺動自在に取り付けられているので、ガス 出口内筒Bの壁面に倣って揺動することにより壁面に密接して押圧し、固定ベー ス10をガス出口内筒Bの底部に固定する。
【0024】 この場合にあって、クランプアーム11dに取り付けられた接触パッド11k は、ガス出口内筒Bの壁面を3方向に向かって同時に押圧し、該壁面に対してほ ぼ直交する方向に押圧力を及ぼすので、滑りによってずれが生じることがなく、 固定ベース10をガス出口内筒Bの中心位置に確実に固定することができる。
【0025】 また、クランプユニット11は、探傷検査装置Xの自重によって作動するので 、固定ベース10の固定・取り外しをクレーンの吊り下げ、吊り上げ作業のみに よって行うことができる。
【0026】 次いで、固定ベース10の固定後に、ストッパ手段14を解除して旋回フレー ム12を水平旋回可能とし、検出器19を伝熱管Pに挿入する位置に旋回フレー ム12の旋回位置を設定した後に、再度ストッパ手段14によって旋回フレーム 12の旋回を固定するとともに、振れ止め手段15を作動させて旋回フレーム1 2が水平方向に倒れるのを防止する。
【0027】 この固定作業は、振れ止め手段15のネジ軸15aを回転させてナット部材1 5bを下降させ、リンク部材15eを介して固定用ロッド15dを摺動させ、該 固定用ロッド15dをガス出口内筒Bの壁面に向かって3方向に押出して、先端 で壁面を押圧することにより行われる。そして、この固定作業によって天板12 bがガス出口内筒Bの中心位置に固定されるとともに、旋回フレーム12が倒れ ないように保持される。
【0028】 次いで、旋回フレーム12の固定後に、スライド機構16の作動によってスラ イドベース17の上下方向の位置の設定が行われる。
【0029】 この上下方向の位置設定作業は、ボールネジ16bを回転させてこれに螺合す るボールナット16cを上下方向に直線運動させることによってボールナット1 6cに固定されたスライドベース17を所望の位置に設定する。このスライドベ ース17の位置は、スライドベース17に搭載された検出器移動機構18の検出 器19とガス出口内筒Bの壁面の伝熱管接続口4とが一致する位置に設定される 。
【0030】 このように、検出器19が伝熱管接続口4に一致した状態で、検出器移動機構 18を作動させることにより、検出器19を伝熱管P内に挿入するとともに、伝 熱管P内での位置の設定が行われる。
【0031】 検出器19の移動は、検出器移動機構18におけるモータ18dを作動させ、 ギヤ18cを介して駆動プーリ18bを回転させることにより、該駆動プーリ1 8bと従動プーリ18aとの間に圧接状態に挟まれた検出器19の接続ケーブル 19aを押し引きすることにより行われる。この場合にあって、接続ケーブル1 9aは、探傷検査装置Xの上方から垂れ下がり、ケーブルガイド18fによって 従動プーリ18aに導かれ、ガイドローラ18gによって従動プーリ18aに密 接状態に保持されながらその方向を水平方向に換えられて送り出される。そして この場合の接続ケーブル19aの送り出し量は従動プーリ19aの外周に取り付 けられたエンコーダ18eによって計測され、この送り出し量によって検出器1 9の伝熱管P内の位置の正確な設定が行われる。
【0032】 しかして、探傷検査はを実施するには、検出器移動機構18の作動によって検 出器19の伝熱管P内における位置をずらしながら、検出器19を作動させて行 われることになる。
【0033】 なお、探傷検査装置Xを引き上げる場合には、検出器移動機構18の作動によ って、接続ケーブル19aを引き込むことにより検出器19を水平ガイド18h 内に収容してから、旋回フレーム12の振れ止め手段15を解除した後に、クレ ーンの操作等によって探傷検査装置Xを上方に引き上げることにより実施される 。このとき、固定ベース10を固定しているクランプユニット11においては、 探傷検査装置Xが上方に引き上げられることによってクランプアーム11dの関 節部11jが伸びて、接触パッド11kがガス出口内筒Bの壁面から離れ、固定 ベース10の固定が解除されることになる。
【0034】 〈他の実施態様〉 なお、本考案にかかる熱交換機伝熱管の探傷検査装置にあっては、次の技術を 採用することができる。 (1) 探傷検査装置Xのガス出口内筒B内への挿入を案内する挿入用ガイドロ ーラ21を設けること。 (2) クランプアーム11dおよび振れ止め手段15のリンク機構15cの数 を複数の任意の数とすること。 (3) 旋回フレーム12、固定手段14、振れ止め手段15、スライド機構1 6にそれぞれ駆動源を設けること。 (4) 渦電流式検出器19に代えてファイバースコープ等を使用すること。 (5) 伝熱管接続口4を確認するためのカメラ等を搭載すること。
【0035】
【考案の効果】
以上、説明したように、本考案に係る熱交換器伝熱管の探傷検査装置によれば 、有底小口径筒の底部にクランプユニットによって固定される固定ベースと、該 固定ベースの上部で水平旋回する旋回フレームと、該旋回フレームを固定する固 定手段と、旋回フレームに搭載されスライド機構によって昇降させられるスライ ドベースと、該スライドベースに固定され検出器を移動する検出器移動機構とを 具備するものであるから、以下のような効果を奏する。 (1) クランプユニットおよび固定手段によって、固定ベースおよび旋回フレ ームを確実に固定し、検出器移動機構による検出器の位置の設定を正確にし、精 度の高い探傷検査を実施することができる。 (2) クランプユニットおよび固定手段を、引っ込めた状態とすることによっ て寸法を小さくし、小口径筒への挿入および撤去作業を円滑に実施することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る熱交換器伝熱管の探傷検査装置の
一実施例であって、探傷検査装置を有底小口径筒内に配
置した状態を示す一部を断面した正面図である。
【図2】図1の探傷検査装置を示す一部を断面した側面
図である。
【図3】図1の探傷検査装置の振れ止め手段を示す正面
図である。
【図4】ガス炉に使用される熱交換器を示す正断面図で
ある。
【符号の説明】
B ガス出口内筒(有底小口径筒) P 伝熱管 X 探傷検査装置 Y 熱交換器 1 容器 2 ガス入口ヘッダ 3 熱交換流路 4 伝熱管接続口 10 固定ベース 11 クランプユニット 11a スリーブ 11b 摺動シャフト 11c コイルバネ 11d クランプアーム 11e 取付ピン 11f 係合長孔 11g 第1リンク 11h 第2リンク 11j 関節部 11k 接触パッド 11m・11n ブラケット 12 旋回フレーム 12a 旋回テーブル 12b 天板 12c 垂直ロッド 12d 吊り金具 13 固定手段 14 ストッパ手段 14a ネジ孔 14b ストッパボルト 15 振れ止め手段 15a ネジ軸 15b ナット部材 15c リンク機構 15d 固定用ロッド 15e リンク部材 16 スライド機構 16a 直線軸受 16b ボールネジ 16c ボールナット 17 スライドベース 18 検出器移動機構 18a 従動プーリ 18b 駆動プーリ 18c ギヤ 18d モータ 18e エンコーダ 18f ケーブルガイド 18g ガイドローラ 18h 水平ガイド 19 検出器 19a 接続ケーブル 20 軸受

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器に設けられた直立状態の有底小
    口径筒内に配置され、該有底小口径筒の壁面から水平方
    向に延びる伝熱管の内部に検出器を挿入して探傷検査を
    行う装置であって、有底小口径筒内に挿入されその底部
    に固定される固定ベースと、該固定ベースの下部に配さ
    れ有底小口径筒の壁面を圧接して固定ベースを固定する
    クランプユニットと、固定ベースの上部に水平旋回可能
    に支持される旋回フレームと、該旋回フレームに取り付
    けられ旋回フレームを検出器挿入位置に固定する固定手
    段と、旋回フレームに搭載されスライド機構によって昇
    降させられるスライドベースと、該スライドベースに固
    定され検出器の接続ケーブルを水平方向に送り出して検
    出器を伝熱管内で移動させる検出器移動機構とを具備す
    ることを特徴とする熱交換器伝熱管の探傷検査装置。
JP1992001173U 1992-01-16 1992-01-16 熱交換器伝熱管の探傷検査装置 Expired - Lifetime JP2578822Y2 (ja)

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