JPH0589128U - 車両のサイドデフロスタ装置 - Google Patents

車両のサイドデフロスタ装置

Info

Publication number
JPH0589128U
JPH0589128U JP3704292U JP3704292U JPH0589128U JP H0589128 U JPH0589128 U JP H0589128U JP 3704292 U JP3704292 U JP 3704292U JP 3704292 U JP3704292 U JP 3704292U JP H0589128 U JPH0589128 U JP H0589128U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion
flange
duct
instrument panel
defroster
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3704292U
Other languages
English (en)
Inventor
盛夫 合馬
祐二 湯浅
行正 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP3704292U priority Critical patent/JPH0589128U/ja
Publication of JPH0589128U publication Critical patent/JPH0589128U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両のサイドデフロスタ装置の信頼性および
耐久性を向上させる。 【構成】 インストルメントパネル1に設けた開口3に
該パネル1の表面側から嵌め込み固定されてデフロスタ
ダクト2の開口端を形成するケース9を設ける。インス
トルメントパネル1に設けた開口3の周縁表面に重合す
るフランジ8をクッション7の基端内周面に設け、該フ
ランジ8をインストルメントパネル1の表面に押圧固定
するフランジ10を前記ケース9に設けることにより、
このフランジ10とインストルメントパネル1とでクッ
ション7のフランジ8を挟み込み固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、送風源から送られた風をドアウィンドウの内面に噴出供給して曇り 止め作用を行なわせるようにした車両のサイドデフロスタ装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来における車両のサイドデフロスタ装置としては、デフロスタダクトの開口 端をインストルメントパネルに設けた開口に臨ませ、ドア側に設けたサイドダク トの開口部表面に当接するクッションを前記デフロスタダクトの開口端に挿着保 持させるとともに、該クッションの基端に設けたフランジをインストルメントパ ネルの開口の周縁内面に重合保持させることにより、デフロスタダクトから送り 出された風(温風)をドアに設けられているサイドダクトに送り込むようにした ものがある(特公昭61−52009号などを参照)。
【0003】 しかしながら、このようにクッションのフランジをインストルメントパネルに 設けた開口の周縁内面に重合保持させるようにしたものでは、ドアとの当接によ る反力が繰り返してクッションに生じると、この反力でフランジがインストルメ ントパネルの内面から引き剥されてサイドダクト側との間のシール性が低下して しまう可能性があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はこのような事態に鑑みてなされたものであり、ドアの開閉にともなっ てシール性が低下することがない信頼性および耐久性に優れた車両のサイドデフ ロスタ装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、送風源からインストルメントパネルの端 部に導かれたデフロスタダクトの開口端にクッションを装着し、前記デフロスタ ダクトの開口端に対峙して開口するサイドダクトをドアに設けることにより、前 記クッションを介してデフロスタダクトをサイドダクトに接離可能に連通させる ようにした車両のサイドデフロスタ装置において、前記インストルメントパネル に設けた開口に該パネルの表面側から嵌め込み固定されて前記デフロスタダクト の開口端を形成するケースを設けている。また、前記インストルメントパネルに 設けた開口の周縁表面に重合するフランジを前記クッションの基端内周面に設け るとともに、該フランジをインストルメントパネルの表面に押圧固定するフラン ジを前記ケースに設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
クッションの基端内周面に設けたフランジをケースのフランジを用いてインス トルメントパネルの表面に押圧固定しているために、クッションのフランジがイ ンストルメントパネルとケースのフランジとの間に挟み込み固定される。従って 、クッションを押し込む方向に作用する力はインストルメントパネルによって支 持され、かつ、クッションを引き剥す方向に作用する力がケースのフランジによ って支持されるために、ドアが繰り返し開閉されてクッションに押し込み力ある いは引き剥し力が加わったとしてもクッションが外れることがなく、デフロスタ ダクトとサイドダクトとの間のシール性の悪化が予防される。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明する。図1は本考案に係る車 両のサイドデフレクタ装置の一実施例を示す断面図、図2は図1に示したクッシ ョンの斜視図、図3は図1に示したケースの正面図、図4は図3の背面図、図5 は図3の平面図、図6は図4のA−A断面図、図7は図4のB−B断面図、図8 は図4のC−C断面図、図9は図4のD−D断面図である。
【0008】 これらの図において、車両のインストルメントパネル1の端部には図示しない ヒータユニットからデフロスタダクト2を導いており、このダクト2の開口端を インストルメントパネル1に設けた開口3に臨ませている。また、ドア4には前 記開口3に対峙して開口するサイドダクト5を設けるとともに、図示しないガラ スの内面に向って開口する吹出口6を前記サイドダクト5に設けることにより、 デフロスタダクト2からクッション7を経てサイドダクト5に供給された温風を 吹出口6からガラスの内面に噴出供給してこのガラスの曇り止めを行なわせるよ うにしている。
【0009】 前記クッション7の基端内周面にはフランジ8を設けており、前記開口3にイ ンストルメントパネル1の表面から嵌め込み固定されたケース9のフランジ10 を用いて前記クッション7のフランジ8を前記インストルメントパネル1におけ る開口3の周縁表面に押圧固定している。そして、ケース9の内端を前記デフロ スタダクト2の開口端に差込み係合させることにより、ドア4を閉じた状態にお いて図1に示したようにクッション7をサイドダクト5の開口周縁表面に圧接保 持させてデフロスタダクト2をサイドダクト5に気密状態に接続するようにして いる。
【0010】 ここに、前記クッション7のフランジ8には図2に示したように複数個の係合 孔11を設けており、この係合孔11に突入係合する爪12をケース9のフラン ジ10の裏面に設けることにより、ケース9によるクッション7の押圧固定状態 において両フランジ8、10の間に滑りが生じないようにしている。13はイン ストルメントパネル1の開口3周縁の内面に弾圧係合してケース9をインストル メントパネル1に嵌め込み係合保持させる係合爪、14はデフロスタダクト2の 抜止作用をする爪、15はケース9の変形防止作用をするリブであり、前記クッ ション7を例えばラバーで構成するとともに、ケース9を硬質の樹脂材料で一体 に成形している。
【0011】 以上のような構成になる車両のサイドデフロスタ装置において、デフロスタダ クト2によってインストルメントパネル1の端部まで導かれた風は、ケース9お よびクッション7を経てサイドダクト5に導入される。そして、このサイドダク ト5に設けた吹出口5から図示しないウィンドウを覆うガラスの内面に向って噴 出供給されてガラスのデフロスト作用を行なう。
【0012】 また、ドア4が閉じられている状態では図1に示したようにクッション7がイ ンストルメントパネル1側に押されるが、ドア4が開かれると、ドアによる押付 力がなくなり、あるいはドア4との間に生じるねじり力または引張力でクッショ ン7に引張力が加わることがある。しかしながら、クッション7の基端に設けた フランジ8をインストルメントパネル1とケース9のフランジ10との間に挟み 込み固定しているために、ドア4の開閉などにともなってクッション7に外力が 与えられた場合にも、クッション7がインストルメントパネル1に安定良く保持 される。
【0013】 従って、少なくともドア4を閉じている状態においてはデフロスタダクト2に 送り込まれた風が確実にサイドダクト5に送り込まれることになり、良好なデフ ロスト作用が行なわれる。また、接着剤などを用いることなく、ケース9をイン ストルメントパネル1の開口3に嵌め込み係合させればクッション7を確実に取 り付けることができるために、クッション7の取付作業性も高くなる。
【0014】 なお、実施例ではクッション7のフランジ8に係合孔11を設けるとともに、 この係合孔11に突入係合する爪12をケース9のフランジ10に設けてクッシ ョン7のフランジ8の滑りを確実に予防するようにしているが、係合孔11及び 爪12に代えて両フランジ8、10の接触面を粗雑面として両者間の滑り摩擦力 を大きくすることもできる。
【0015】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、インストルメントパネルの開 口に表面側から嵌め込み固定したケースを用いてクッションのフランジをインス トルメントパネルの表面に押圧固定するようにしている。従って、クッションの 取付作業性が改善されるとともに、外力に対するクッションの取付安定性が高く なり、クッションの取付不良あるいは脱落による風の漏れが予防されるために、 サイドデフロスタ装置の耐久性および信頼性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車両のサイドデフレクタ装置の一
実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示したクッションの斜視図である。
【図3】図1に示したケースの正面図である。
【図4】図3の背面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】図4のA−A断面図である。
【図7】図4のB−B断面図である。
【図8】図4のC−C断面図である。
【図9】図4のD−D断面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 デフロスタダクト 3 開口 4 ドア 5 サイドダクト 7 クッション 8 フランジ 9 ケース 10 フランジ 11 係合孔 12 爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風源からインストルメントパネルの端
    部に導かれたデフロスタダクトの開口端にクッションを
    装着し、前記デフロスタダクトの開口端に対峙して開口
    するサイドダクトをドアに設けることにより、前記クッ
    ションを介してデフロスタダクトをサイドダクトに接離
    可能に連通させるようにした車両のサイドデフロスタ装
    置であって、前記インストルメントパネルに設けた開口
    に該パネルの表面側から嵌め込み固定されて前記デフロ
    スタダクトの開口端を形成するケースを設け、前記開口
    の周縁表面に重合するフランジを前記クッションの基端
    内周面に設けるとともに、該フランジをインストルメン
    トパネルの表面に押圧固定するフランジを前記ケースに
    設けたことを特徴とする車両のサイドデフロスタ装置。
JP3704292U 1992-05-06 1992-05-06 車両のサイドデフロスタ装置 Pending JPH0589128U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3704292U JPH0589128U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 車両のサイドデフロスタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3704292U JPH0589128U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 車両のサイドデフロスタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0589128U true JPH0589128U (ja) 1993-12-03

Family

ID=12486550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3704292U Pending JPH0589128U (ja) 1992-05-06 1992-05-06 車両のサイドデフロスタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0589128U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120595A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Kasai Kogyo Co Ltd ダクト接続部におけるシール構造
CN111071208A (zh) * 2018-10-18 2020-04-28 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种侧除霜风管的安装组件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120595A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Kasai Kogyo Co Ltd ダクト接続部におけるシール構造
CN111071208A (zh) * 2018-10-18 2020-04-28 上汽通用五菱汽车股份有限公司 一种侧除霜风管的安装组件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5918421A (en) Door weather strip mounting structure
JP3031254B2 (ja) ウェザストリップ
JPH08216687A (ja) ドアウエザーストリップ
JPH0589128U (ja) 車両のサイドデフロスタ装置
KR100317020B1 (ko) 디프로스터덕트의 설치구조
JP3879420B2 (ja) ウエザーストリップ及びその取付構造
US5488805A (en) Air extracting dynamic seal
JPH0532693Y2 (ja)
JP2017154526A (ja) ルーバー装置
JP2003326966A (ja) サイドバイザー支持装置
JP2591967Y2 (ja) 車両用エアダクトの取付構造
JPH07232559A (ja) ウエザーストリップ
JP4347516B2 (ja) ウエザーストリップ
JP2002089090A (ja) 機構部品の取付構造
KR100328996B1 (ko) 벤트 그릴과 에어 덕트 사이의 기밀을 유지하기 위한 패킹구조물
JP4055350B2 (ja) スピーカ装置
JP4067345B2 (ja) ダクトベント
JPH08338652A (ja) ダクト用換気扇
JPH051451Y2 (ja)
JP2004291704A (ja) 自動車用ドアモール
JPH1058971A (ja) サンバイザホルダ取付構造
JP3477939B2 (ja) 車両用ベントダクト
JPH08175437A (ja) ドレインホース構造
JP3574942B2 (ja) グロメット
JP3695599B2 (ja) 自動車用ドアウエザストリップ