JP3574942B2 - グロメット - Google Patents

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JP3574942B2
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清和 鈴木
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドアロック装置を有する自動車用ドアの内部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車のドアに組み込まれるドアロック装置の一端は、図4に示すように、ドアのインナパネル1に貫通穴2を設け、この貫通穴2からロッキングリンク3を取り出すようにしており、次いで、このインナパネル1を覆うようにドアトリム(図示せず)を組み付け、このドアトリムに設けた穴からロッキングリンク3の先端を取り出して、タップボルト10を有するロッキングリンク3の先端にロックレバー(図示せず)を装着する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のドアロック装置の構造では、特に車両走行時にドア取り付け部分等の隙間から、アウタパネル9とインナパネル1の間に入り込んだ空気がインナパネル1の貫通穴2を介して、ドアトリムの隙間から車内へ冷風として吹き込むため、乗員に不快感を与えるという問題を有していた。
【0004】
さらに、ドアトリム組付け時には、ロッキングリンク3が貫通穴2の開口内で動くため、ドアトリム及びロックレバーとロッキングリンク3との組付け作業が行い難く、作業性が悪いという問題を有していた。
【0005】
本発明は以上のような点に鑑み、簡易な構造で、貫通穴から車両内部への冷風の進入を防止すると共に、ドアトリム組付け時のドアトリム及びロックレバーとロッキングリンクとの組付けを容易にすることによって作業性を向上させることができるグロメットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のグロメットは、棒状のロッキングリンクを案内する案内孔と案内孔の先端にロッキングリンクの一端を外部に突出させるためのロッキングリンクの直径にほぼ等しい大きさの貫通穴とを有する凸部と、ロッキングリンク用貫通穴の周辺部分をシールする第1シール部及び第2シール部と、第1シール部に設けた引っ張り部と、第1シール部と第2シール部との間に形成した溝と、を備えており、第2シール部をロッキングリンク用貫通穴に押し込み、引っ張り部を外方向に引っ張ることにより、溝の底部にインナパネルの貫通穴の縁を当接させることを特徴とする
【0007】
上記構成により、外部からインナパネルの貫通穴に到達した冷風はグロメットによって封じられる。また、ロッキングリンクはグロメットの案内孔を通してグロメットの貫通穴から一端を外部に突出させて固定される。
したがって、車両内部への冷風の進入を防止すると共に、ドアトリム組付け時にはドアトリム及びロックレバーとロッキングリンクとの組付けを容易に行うことができ、作業性を向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3に基づき、本発明による自動車用ドアの内部構造の好適な実施の形態を説明する。
図1は本発明の自動車用ドアの内部構造を示す斜視図であり、図2は図1に示すグロメットのA−A線断面図である。
図1及び図2において、グロメット4は一端をドアトリム(図示せず)側に突出し、内部に棒状のロッキングリンク3を案内する案内孔6(図2に示す)と、この案内孔6の先端にロッキングリンク3の一端を突出させるためのロッキングリンクの直径にほぼ等しい大きさの貫通穴7を有する凸部5と、インナパネル1の貫通穴2の周辺部分をシールする第1シール部4a及び第2シール部4bと第1シール部4aの左右に設けられた三角形状の引っ張り部11,11とから構成されている。このグロメット4はゴム等の弾性体により一体成形されている。
【0009】
また、第1シール部4aと第2シール部4bは、貫通穴2より大きく成形されており、第2シール部4bは図2に示すように、ドアトリムとは反対側に突出している。
さらに、第1シール部4aと第2シール部4bとの間に形成される溝4cの底部には、インナパネル1に設けられた貫通穴2の縁が当接し、貫通穴2の周辺部分は第1シール部4aと第2シール部4bとの間に挟まれて完全にシールされている。
【0010】
次に、図1及び図2を用いて本発明の自動車用ドアの内部構造の作用について説明する。
インナパネル1に設けられた貫通穴2からはロッキングリンク3の一端が突出している。このロッキングリンク3の一端にグロメット4を被せる。このとき、ロッキングリンク3の一端はグロメット4の内部に設けられた案内孔6を通ってグロメット4の貫通穴7から取り出される。次に、グロメット4の第2シール部4bをこの第2シール部4bの左右側面を指で押さえながら、インナパネル1の抗力に逆らってインナパネル1の貫通穴2内へ押し込み、第1シール部4aと第2シール部4bとの間にできる溝4cの底部にインナパネル1の貫通穴2の縁を当接する。この時、第2シール部4bの左右側面が内側に変形したままの状態となって、グロメット4の溝4cの底部とインナパネル1の貫通穴2の縁とが完全に密着されない場合もあるため、第1シール部4aの左右に設けた三角形状の引っ張り部11,11を指でつまみ、左右外方向に引っ張ることにより、第2シール部4bの左右側面を元の状態にし、グロメット4の溝4cの底部とインナパネル1の貫通穴2の縁とが完全に密着される。
これにより、グロメット4はインナパネル1に固定され、インナパネル1の貫通穴2は第1シール部4aと第2シール部4bとの間に挟まれ、貫通穴2の周辺部分は完全にシールされる。
【0011】
図3は本発明に係るグロメットの他例を示す断面図である。
図3に示すようにグロメット4の凸部5の内部に設ける案内孔6は先端に向かって狭くなるように傾斜8を付け、案内孔6の先端部12は貫通穴7の大きさよりも若干大きくなるように成形されている。
このような構成により、グロメット4をロッキングリンク3の一端に被せてグロメット4の貫通穴7からロッキングリンク3の一端を取り出す際に、ロッキングリンク3は案内孔6の内壁に摺接しながら先端の貫通穴7に至るため、ロッキングリンク3の一端を容易に貫通穴7から取り出すことができる。
【0012】
尚、図においては、ロッキングリンク3が地面に対して垂直方向に伸びているものを示しているが、これに限定されるものではなく、ロッキングリンク3が地面と平行に伸びているものにも十分対応できることは勿論である。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、簡易な構造で、インナパネルの貫通穴を介して外部から車内へ冷風が入り込むのを防止できると共に、ドアトリム組付け時のドアトリム及びロックレバーとロッキングリンクとの組付けが容易となるため、作業性を向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ドアの内部構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示すグロメットのA−A線断面図である。
【図3】本発明に係るグロメットの他例を示す断面図である。
【図4】従来の自動車用ドアの内部構造を示す図である。
【符号の説明】
1 インナパネル
2 インナパネルの貫通穴
3 ロッキングリンク
4 グロメット
4a 第1シール部
4b 第2シール部
4c 溝
5 凸部
6 案内孔
7 貫通穴
8 傾斜
9 アウタパネル
10 タップボルト
11 引っ張り部
12 案内孔の先端部

Claims (1)

  1. 車両用ドアのインナパネルのロッキングリンク用貫通穴を塞ぐ弾性体のグロメットであって、
    棒状のロッキングリンクを案内する案内孔とこの案内孔の先端に前記ロッキングリンクの一端を外部に突出させるためのロッキングリンクの直径にほぼ等しい大きさの貫通穴とを有する凸部と、
    前記ロッキングリンク用貫通穴の周辺部分をシールする第1シール部及び第2シール部と、
    前記第1シール部に設けた引っ張り部と、
    前記第1シール部と前記第2シール部との間に形成した溝と、を備えており、
    前記第2シール部を前記ロッキングリンク用貫通穴に押し込み、前記引っ張り部を外方向に引っ張ることにより、前記溝の底部にインナパネルの貫通穴の縁を当接させることを特徴とするグロメット
JP07813797A 1997-03-28 1997-03-28 グロメット Expired - Lifetime JP3574942B2 (ja)

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